ドラゴンマガジン (富士見書房)

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ドラゴンマガジン
DRAGON MAGAZINE
ジャンル ライトノベル雑誌
読者対象 若年層
刊行頻度 隔月刊
発売国 国内
言語 日本語
出版社 富士見書房
編集部名 ドラゴンマガジン編集部
雑誌名コード 3485
刊行期間 1988年1月30日 - 刊行
レーベル 富士見ファンタジア文庫
姉妹誌 月刊ドラゴンエイジ
ウェブサイト 富士見書房

ドラゴンマガジン』(DRAGON MAGAZINE)は、富士見書房1988年から刊行しているライトノベル雑誌ドラマガあるいはDMと略される。奇数月20日発売。

2005年11月号で250号を突破した。また、2010年3月号で300号を突破した。

概略[編集]

1988年1月30日(3月号)の創刊以来、20年にわたり唯一の月刊ライトノベル雑誌として出版していたが、創刊20周年の2008年5月号(3月19日発売)より隔月刊[1]し、判型もA4判からB5判に縮小される。比例するかのようにページ数が増えていき、読み切りに力を入れている。一方、ホビー系の扱いは紙面での印象は薄くなった。月刊時は毎月30日に発売されていた。誌名のロゴは合計4回変更されている(内1回は判型変更に伴った読者投票によるもの)。

本誌連載より数々のヒット作を生み出し、アニメ化された作品も多い。また、創刊当初から漫画連載も行っており、単行本として「ドラゴンコミックス」レーベルで発行しているが、2008年5月号からのリニューアルに伴い小説主体へと路線変更したため、それまで連載中だった漫画の多くが急遽打ち切りとなった。2010年9月号より、別冊付録『別冊 ちょこドラ。』にて漫画連載が再び始まり、vol.3号まで続いたが、全て『月刊ドラゴンエイジ』に移籍している。

漫画雑誌として、1992年に『月刊コミックドラゴン』が刊行されたが、2003年に他誌と統合され『月刊ドラゴンエイジ』になり廃刊している。

富士見ファンタジア文庫の母体雑誌であり、本編となる長編エピソードを文庫書き下ろしで発表し、そのサブエピソードやギャグなどの一話完結の短編を本誌で掲載する形式が主である。ソード・ワールドRPGを元にした小説やリプレイドラゴンエイジに連載されている漫画を逆にノベライズしている作品なども連載されている。

過去にはテーブルトークRPG専門誌『RPGドラゴン』が刊行されていた。読者参加型の取り組みとしては2013年1月号よりトミーウォーカーPBWである『サイキックハーツ』とのタイアップ展開を開始した。

雑誌の付録は、掲載作品のポスターにはじまり、洋画『ロード・オブ・ザ・リング』のPVを収録したDVD付録を皮切りにしてDVD・CDといったオーディオ製品も付属するようになった。近年ではフィギュア(カプセルフィギュア、ねんどろいどぷち)や『付録文庫』がつくケースがある。

増刊号として季刊の『ファンタジアバトルロイヤル』があり、そちらも同様の発表形態を取っていたが、2007年に休刊した。

変遷[編集]

アイドル表紙[編集]

  • 刊行時は当時のアイドルコスプレして表紙を飾っていた。創刊号の表紙は浅香唯だった。一緒に写っていた竜の人形はイメージキャラクター「ルー君」といい、2代目まで制作されていた。当時はSF物から刑事物まであらゆるジャンルの小説が掲載されていた。
  • 創刊当初はアイドルがらみの記事の比率も高く、小説とアイドル系の記事の比率は半々であったが、徐々に小説系の比率が高くなると、アイドルの表紙からアニメ風イラストの表紙に切り替わっていった。この頃には完全に小説とアニメ・マンガ系中心の記事になり、アニメ雑誌風の様相を呈していった。

ガメル連邦[編集]

  • 創刊号から「ガメル連邦」という読者参加ページが5年間にわたって掲載され、読者は「国民」と称された。「国民登録」という形で葉書を送ると国民登録ナンバーが打刻された「ガメル連邦国民証」というカードを貰うことが出来た。ガメル連邦の投稿国民は自然発生的に「ガメリアン」と自称したが、(がメリアン同士でギルドを組む制度もあった)ガメリアンの中から後に商業デビューを果たしてプロ作家となった者も多い。
  • さらに読者投稿コーナーや各種企画内で通用する通貨「ガメル」が、創刊号から3 - 4号ほどの間は付録としてシール式のガメル札、それ以降は切り取り式の紙タイプで読者に配布されていた。なお、ガメル札の最高額は50万ガメルで、読者投稿などでこれを貰えた読者は数少ないといわれており、インターネットもなかった創刊当時は実物を見る機会が少なく、幻のガメル札とも呼ばれていた。

創刊10周年[編集]

  • メディア展開の成功により、1990年代後半には20万部が発行された。10周年を迎える頃には、年に1度、富士見レーベルで実際に本を出している作家たちが新作品を競い、読者投票で新連載作品を決める「龍皇杯」が開催され、第7回まで行なわれた。2000年代初頭にはトレーディングカードゲームプロモーションカードが付属し、現在でもタイアップされたカードがたびたび付録となっている。
  • 富士見ミステリー文庫の創刊も同時期であり、『ファンタジアバトルロイヤル』では発刊当初、月刊ドラゴンマガジンと富士見ファンタジア文庫の番外編作品が多くを占め、企画ものの「スレイヤーズ vs オーフェン」やテーマをSFスペースオペラに絞った増刊号も行われたが、富士見ミステリー文庫の連載が半数を占めた。

萌えの影響[編集]

漫画との関係[編集]

  • 自社の発行する漫画雑誌の連載作品のノベライズは、それまでもファンタジア文庫および富士見ミステリー文庫より刊行されていたが、連載されるようになったのは2005年からといえる[4]。これら以外にも、巻末で読み切り漫画の掲載が行われていた時期があり、漫画との親和性が高い小説誌という位置づけがなされる。

混迷期から現在[編集]

  • 作品の中には、主人公が道に迷ったままついに本編にはまともに登場せずに、そのまま終了したものもあった(火浦功『キャロル・ザ・ウェポン』)。また初期の作品においても、話が途中で切れているものや単行本化されていないものもある。

沿革[編集]

  • 1988年 - 月刊誌として創刊。
  • 2008年 - 隔月刊に移行し、判型がA4判からB5判に縮小。


主な小説作品[編集]

連載中[編集]

バトルロイヤル掲載作品[編集]

※注・全て連載終了


※漫画
※イラストストーリー

連載終了した小説[編集]



連載終了したイラストストーリー[編集]

  • 赤い角笛 プラネットブルート神話(都築和彦
  • デンキ 伝説の科学処やなぎや(鶴田謙二

連載終了したリプレイ[編集]

主な誌上での企画[編集]


主な別冊付録[編集]

  • 超解!FUJIMIミステリー
  • にゅうっと!グランプリ


  • 別冊 ちょこドラ。
  • ドラゴンマガジン文庫 など

主な漫画作品[編集]

連載終了[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 本誌以外には2006年9月にホビージャパンが創刊した『Novel JAPAN』も月刊であったが、同誌は2007年に『キャラの!』へ誌名変更し、『ドラゴンマガジン』と同じ2008年に隔月刊化を経て2009年に休刊した。
  2. ^ 増刊誌では2002年より行われており、秋号の「描きかけのラブレター」(ヤマグチノボル)からとみられる。
  3. ^ これより以前から一般向けのゲームライターやアニメ脚本家による連載は行われている。
  4. ^ これより以前にもメディア展開の一環で、原作者のついた漫画作品のノベライズ連載は行われていた。
  5. ^ 後継作である「気象精霊ぷらくてぃかプラス」は編集部の連絡不行き届きにより調整が取れず打ち切りになっている。

関連項目[編集]

レーベル
増刊・派生誌
ラジオ番組

外部リンク[編集]