月刊ニュータイプ
| 月刊ニュータイプ | |
|---|---|
| Newtype | |
| 愛称・略称 | NT |
| ジャンル | アニメ雑誌 |
| 刊行頻度 | 月刊(10日発売) |
| 発売国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 出版社 | 角川グループパブリッシング |
| 刊行期間 | 1985年3月8日(1985年4月号) - |
| 発行部数 | 16.1万[1]部(2008年10月1日 - 2009年9月30日 日本雑誌協会調べ) |
| レーベル | ニュータイプ100%コミックス |
| 姉妹誌 | 本文を参照 |
| ウェブサイト | WebNewtype |
『月刊ニュータイプ』(Newtype)は、角川書店の発行するアニメ雑誌。1985年3月8日(4月号)創刊。
現存するアニメ雑誌では3番目に古い老舗的存在で、いわゆるアニメ雑誌三強(御三家)、10日売りアニメ雑誌の1誌である。表紙ロゴは英語の「Newtype」である。毎月10日発売。本誌連載作の単行本はニュータイプ100%コミックス。
目次 |
[編集] 概要
アニメ雑誌『アニメック』の副編集長だった井上伸一郎が角川書店に移籍。テレビ雑誌『ザテレビジョン』のアニメコーナーを担当し、1984年には『ザテレビジョン』別冊でアニメ『重戦機エルガイム』のムックを出版するなど実績を積んだ上で創刊された。初代編集長は佐藤良悦[2]。
大判でビジュアルを全面に出した誌面が本誌の最大の特徴であり[3]、アニメ以外にも音楽や実写映画の情報を取り入れた新しいビジュアル誌というコンセプトで[4]総合カルチャー誌的な構成となっている点で異彩を放った[5]。また、本誌あるいは別冊の『コミックGENKi』で漫画連載も行い、これらはメディアミックスの一環となった。角川書店が1994年初めに一回だけ刊行した『少年キッズ』も、名義上は『ニュータイプ』の増刊である。
社会現象を産んだ『機動戦士ガンダム』の続編として鳴り物入りで制作された『機動戦士Ζガンダム』のスタートと並行して創刊すると共に、強力なタイアップをおこない[5][3]、創刊号は表紙から巻頭特集その他、『Zガンダム』一色で盛り上げられ、またその価格は400円と、小学生から高校生女子向けに設定された『アニメディア』(学習研究社→学研パブリッシング)と同等の、破格の安さだった。従来、紙媒体で『機動戦士ガンダム』シリーズの情報を発信するメディアは講談社だったが、以後、その市場に角川書店が積極的に介入するようになり、初の劇場オリジナル作品『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、ついに製作者の1つに名を連ねることになる。
創刊号発売の前の月には関係者向けに「0号」が配布された。創刊号ではコンビニ流通もおこなわれた。プレ創刊号の0号の表紙は『聖戦士ダンバイン』に登場するチャム・ファウ、創刊号の表紙は『機動戦士Ζガンダム』に登場するガンダムMk-IIと、いずれもサンライズのアニメであり[6]、創刊当初は『アニメック』『ザテレビジョン』の流れからサンライズ作品に強かった。メディアミックスの一環として同誌掲載作品が角川グループでアニメ化されたり、同グループ内のアニメを大きく取り扱うことも多い[7]。
創刊されるとそれまでトップだった徳間書店の『アニメージュ』に代わって部数がトップとなる。特に『新世紀エヴァンゲリオン』がブームになった1990年代半ばにはアニメ雑誌としては前代未聞の40万部を記録した[3][8][9][10][11]、大判のビジュアルというコンセプトはその後に創刊されたアニメ雑誌にも影響を与え、老舗の『アニメージュ』までが1998年に『ニュータイプ』に倣ったリニューアルを行なっている。さらにもうひとつの競合誌に当たる『アニメディア』も2010年4月号から『ニュータイプ』と同様の判型(A4ワイド)に変更している。
2002年11月より、主に日本語から英語に翻訳された記事からなる北米版ニュータイプ(ニュータイプUSA)が発売されたが、部数が伸び悩み(5万から7万部と見られる)、2008年2月号をもって北米版は廃刊となった[12]。他の海外版である韓国版は引き続き発売されている。
[編集] 現在連載中の漫画
[編集] その他の漫画(読みきりなど)
- R20 歯車のある街(貞本義行)
- 機動戦士ガンダム00 wanderer(高河ゆん)
- 孤島の鬼(たかはまこ、貞本義行)
- 新世紀エヴァンゲリオン(貞本義行) ※別冊・再掲
- ぷちえう゛ぁ(濱元隆輔) ※別冊
- 魔法遣いに大切なこと(よしづきくみち)
[編集] 連載された漫画
- 精霊使い(岡崎武士)
- エンジェルコップ(北崎拓)
- エンジェルダスト(七瀬葵)
- ガンダムSEED club4コマ エターナル(A's まりあ)
- ガンヘッド(麻宮騎亜)
- 木島日記(森美夏)
- 鴻鵠館1301(加倉井ミサイル)
- こばと。(CLAMP)
- 上海丐人賊(草薙琢仁)
- 贖いの聖者(白倉由美)
- はじまりのグラシュマ(スエカネクミコ)
- パワードール(松原あきら)
- B型同盟(高河ゆん)
- フール・フォー・ザ・シティ(永野護)
- 北神伝綺(森美夏)
- 魔女レーナマジョり〜な(石田敦子)
- マリオネットジェネレーション(美樹本晴彦)
- ロードス島戦記 ファリスの聖女(山田章博)
- 妖怪妖恋譚(青樹総)
- 妖刀伝(大貫健一)
- 聖獣伝承ダークエンジェル(麻宮騎亜)
- 不思議の国の美幸ちゃん(CLAMP)
- FOR THE BARREL "1984"(コヤマシゲト)
- マハラジャ Maharaja(橋本正枝)
[編集] 連載された小説
- ガイア・ギア(富野由悠季)
- ファウ・ファウ物語(リストリー)(富野由悠季)
- equal ガネシス(高橋良輔)
- 作者消失(赤川次郎、イラスト 村田蓮爾)
- フォー・ザ・バレル(ストーリー 大塚ギチ、原作 富野由悠季)
- シャングリ・ラ(池上永一、イラスト 吉田健一)
- 6億kmの燐光(宇童ケン、イラスト&設定 カトキハジメ)
[編集] 別冊・増刊漫画誌
[編集] コミックGENKi
ニュータイプ本誌の別冊として付録された漫画誌。1987年に発行された第一号目は『コミックニュータイプ』と題された。1990年代に入ると、『GENKiの素』『GENKi-R』などの名称で付録された。少年漫画と少女漫画が折衷したようなラインナップだった。本誌と同じく、メディアミックス企画による漫画が多い。
[編集] コミックニュータイプ
上記の『コミックGENKi』を、1995年にリニューアルして創刊した。ニュータイプ本誌や、コミックGENKiで連載されていた漫画を中心とした季刊雑誌。「Comic Newtype」とも表記される。のちに『エースダッシュ』と統合する形で『エースネクスト』へと移行した(現在は『エースアサルト』と『月刊コンプエース』)。今後「コミックニュータイプ」の名義で、別冊や増刊が刊行されるかは未定である。
[編集] 連載作品
- あちこちまんゆうき(いのまたむつみ)
- イクサー伝説(平野俊弘)
- 宇宙X兵衛(吉崎観音)
- 学園特警デュカリオン(CLAMP)
- くららシェイク(加藤雅基)
- 原子巨神禅王(うしだゆうじ)
- スーパー西遊記(永井豪)
- ジャイアントロボ(水田麻里)
- セイバーキャッツ(山本貴嗣)
- 超新化エナス(高河ゆん、原作:平野俊弘)
- 罪と罰(士貴智志)
- 20面相におねがい!!(CLAMP)
- 八犬伝(碧也ぴんく)
- FROM THE VILES(うしだゆうじ)
- ホットジャンクション(加藤雅基)
- ムーンプリンセス(垣野内成美)
- メデューサ・ブレード(長谷川裕一)
- RIOT(士貴智志)
- リリカルかれんちゃん(岡崎武士)
- 妖刀伝(大貫健一)
- わがまMAGIC(ふうま漣)
- SPARKS!(いづなよしつね)
- ルウ・ガル(姫川明)
- GUNDAM FIX(カトキハジメ)
[編集] 姉妹誌
- VOiCEニュータイプ(ボイス - )
- 徳間書店で『VOICE ANIMEGE(ボイスアニメージュ)』の編集長を務めていた古林英明が角川書店へ移籍した時に同誌をそのまま角川に持ち込む形で創刊。季刊を経て2006年より隔月刊化。雑誌コード上は『ガンダムエース』誌の増刊である。
- 詳細はVOiCEニュータイプを参照。
- NEWTYPE THE LIVE 特撮ニュータイプ
- 近年の特撮ヒーロー作品にイケメン男性俳優の登場頻度が高まり、それと共に女性ファンが急増した事に合わせて創刊された。
- NewWORDS
- 2005年11月に『月刊ニュータイプ』の増刊として創刊。創刊号には付録として『BLOOD+』第1話を収録した携帯ゲーム機PSP用のUMDが付属していた。
- Newtype Romance ニュータイプ・ロマンス
- 2006年7月創刊。女性向け指向の季刊誌。「ニュータイプ・ロマンス 2010 SPRING」を最後に休刊した。[13]
- CLAMP Newtype クランプニュータイプ
- Newtype mk.II ニュータイプ・マークツー
- Newtype.com ニュータイプ・ドットコム
[編集] 各種記録とトリビア
- 本誌の売上げは、日本アニメ誌では、ライバル誌の『アニメージュ』を超える500万部の記録持つ[要出典]
- テレビアニメ『ご愁傷さま二ノ宮くん』の直属のサイトを、本誌のサイト内に持っている。
[編集] 出典・脚注
- ^ 日本雑誌協会 2009年度雑誌発行部数
- ^ 大久保一光&バッドテイスト編『重戦機エルガイム大全』双葉社、2003年、p.170。川村万梨阿インタビューより。
- ^ a b c 氷川竜介「サンライズとその時代3 1985~1989」『サンライズ全作品集成1 サンライズクロニクル 1977~1994』サンライズ、2007年、p.228。
- ^ 矢吹武「角川書店アニメ・コミック事業部の絶え間なき挑戦」『ダ・ヴィンチ』2004年11月号、メディアファクトリー。創刊スタッフの井上伸一郎の発言。
- ^ a b 刹瀬久秀「年代記・コミケとマンガ雑誌の変遷」『別冊宝島358 私をコミケにつれてって! 巨大コミック同人誌マーケットのすべて』宝島社、1998年、p.67。
- ^ 小黒祐一郎「第2次アニメブームとクリエーター」『ニュータイプ マークII』角川書店、1997年、p.33。
- ^ 佐野眞一『日本映画は、いま スクリーンの裏側からの証言』TBSブリタニカ、1996年、p.148.当時の編集長だった井上伸一郎の証言による。
- ^ 小黒祐一郎「第2次アニメブームとクリエーター」『ニュータイプ マークII』角川書店、1997年、p.32。
- ^ 氷川竜介「アニメ新世紀へのカウントダウン 1997~1998年」『世紀末アニメ熱論』キネマ旬報社、2000年、p.122。
- ^ 「アニメ今昔物語」『流行批評SPECIAL EDITION オタクになれないアニメ好きの本』キルタイムコミュニケーション、1997年、p.25。
- ^ 橋本直樹『コミックマニュアル』ミオシン出版、1999年、pp.189-190.
- ^ Newtype USA to Cease Publication ANIME NEWS NETWORK 2008年1月9日。
- ^ 雑誌「ニュータイプ・ロマンス」最新情報ブログ|2010年7月26日2010年11月19日閲覧。尚、元ニュータイプロマンス編集部員によるブログ(リンク先)が、2010年10月現在継続して運営されている。
[編集] 関連項目
[編集] 日本国外版
- Newtype USA(北米版ニュータイプ)
- Newtype Korea(ko)(韓国版ニュータイプ)
[編集] 外部リンク
- WebNewtype
- バックナンバー
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