ファイブスター物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ファイブスター物語』(ファイブ・スター・ストーリーズ、英字表記:The Five Star Stories、略称:FSS)は、永野護による日本の漫画作品。ジャンルはSF(サイエンス・フィクション)に分類されるが、永野自身は「おとぎ話」であると公言しており、欧米で言うサイエンス・ファンタジーにあたる。角川書店発行のアニメ雑誌月刊ニュータイプ1986年4月号から、休載を何度か挟んで連載されている。また、1989年には第1話を基にした劇場用アニメーション映画が作られている。今までに単行本を累計850万部売り上げている。

『月刊ニュータイプ』2013年5月号より再開された連載において、従来設定の一部破棄を伴う大幅な設定変更が行われているが、まだその全貌が明らかにされた状態ではない。そのため、本記事及びその子記事においては原則として2004年以前の設定(以下旧設定)をベースとしつつ、2013年以降の設定(以下新設定)について可能な限り注記するものとする。

作品概要[編集]

4つの恒星で構成されている「ジョーカー太陽星団」が物語の舞台となっている。科学文明がその頂点を極め緩やかに衰退を始めている世界で、光の神・天照(アマテラス)とその妻である人工生命体ファティマ・ラキシス、そしてファティマと共に最強の戦闘兵器(旧設定ではモーターヘッド (MH)、新設定ではゴティックメード(GTM))を駆る戦闘人間ヘッドライナー(騎士)たちの、数千年に及ぶ光と影の歴史が描かれていく。

本作の特異的な点は、作品の年表が連載開始時以前より公開されていることである。何世代にも亘る人々の歴史が記されたその年表の存在により、読者はどのような出来事が起こるかを予め理解して物語を俯瞰することとなる。本編の展開は第1話から時間の流れに従って進められているが、所々に読者に印象付けるまたは重要な伏線として過去や未来の場面が挿入される。例えば物語は第1部のエンディング部分から始まり、再び第1話の冒頭に戻りエンディングに向かって物語は進んでいく。

しかし年表(作中では「星団史」「星団歴」と呼ばれる)が明らかになっていても、登場人物がどのように生きたかまでは年表には記述されていない。歴史の表舞台や裏舞台が描かれることにより、歴史の詳細が明らかになっていく(ただし、それまでの年表をはじめとした設定の細部が修正されることは時々行われており、新設定では年表自体が大きく修正された)。それらをつまびらかにしながら歴史という物語を動かし、世界の姿を再構築して提示する手法を本作品はとっている。この手法は年表と本編との存在は、『スター・ウォーズ』の先行公開された原作とそれを元に製作される映画と同様の関係であると作者自身が語っている。また、超科学技術と歴史的様式美とが共存する世界観、「フォース」と呼ばれる超能力ジェダイのような存在の「騎士」、ライトセーバーに似た光剣「スパッド」など、作品の設定の多くにも『スター・ウォーズ』の影響が見られる。

また、神道神話的な意味合いでの「」や「悪魔」が作品に登場している。そして作者は「この物語は『おとぎ話』である」と断言している。

作品登場の背景[編集]

本作品の著者である永野護は、テレビアニメ重戦機エルガイム』で主にキャラクターデザインメカニックデザインを担当していた。デザインを練る上で永野は、作品上には出ない背景となる設定などの創作も行っていた。これらが後に角川書店から出版された『重戦機エルガイム』のムックにて、登場人物やメカニックの設定として公開したことからこの作品の企画が始まる。その背景設定「The Five Star Stories」は、歴史年表と数々の設定・多数のイメージボードなどで構成されており、ストーリーテラーとしての永野への期待を高めた。

『エルガイム』の放送は1985年春に終了した。永野と角川書店は「The Five Star Stories」の漫画化を構想したが、永野は漫画家としての技能には精通していなかったことから習作を行うことを決めた。角川書店が創刊したアニメ雑誌『月刊ニュータイプ』の創刊号である1985年4月号から連載された『フール・フォー・ザ・シティ』(『FOOL for THE CITY』、略称『FFC』)である。『FFC』は永野の趣味ロックを題材とし、自分の中で暖めていたキャラクター群を用い、独特の作画・題材・切り口により人気を博した。『FFC』の終了とともに次回作として1986年4月号より『ファイブスター物語』の連載が開始された。なお、『FFC』の登場人物が『ファイブスター物語』の年表に登場しているなど、両作は世界を同じくしている。

もともと永野は、音楽のみならずファッション兵器自動車バイクなどの造形やデザイン面など様々な分野に造詣が深く、『エルガイム』放送当時からそのメカニックデザインはファンの注目を集めていた。そして連載第1話において、本作品の魅力の一つである全高十数メートルの巨大なロボット「モーターヘッド (MH)」が対峙する姿をあおりにより見開きページに収めた。これは『ゴジラ』に連なる怪獣映画をオマージュして描かれている。また『フール・フォー・ザ・シティ』に引き続き、作者の嗜好によりMHや登場人物の名前はバンド名や音楽機材に由来するものが多い(たとえばMH「サイレン」の名はロキシー・ミュージックの5枚目のアルバムに由来する)。

以来本作品は様々な理由で休載を挟むも続行中であり、近年は作者がアニメーション作品『花の詩女 ゴティックメード』(略称GTM)を製作するとして2004年12月号をもって休載していたが、GTMは2012年11月1日に全国劇場公開を果たした。永野は設定資料集『F.S.S.DESIGNS』第1巻(2005年刊行)のあとがきにおいて、単行本にして第20巻に相当する部分までのストーリーとデザインは構想済みであり、『F.S.S.DESIGNS』第4巻の発刊と同時に本編の連載再開を予告していた(現在は既刊3巻)。単行本は2006年時点で第12巻まで刊行されている。

『月刊ニュータイプ』2013年5月号から本編の連載が9年ぶりに再開された。物語の筋は休載前からの引き続きだったが、モーターヘッドがゴティックメードに差し変わるなどのデザイン・名称・設定の大改変がなされている。それらの最新デザインが収録される『F.S.S.DESIGNS』第4巻の発刊は2013年秋と発表された。なお、連載が再開された『ニュータイプ』2013年5月号は3日で完売し、重版に至った[1]

ストーリー[編集]

クラウン大銀河に存在する4つの恒星系(イースター、ウェスタ、サザンド、ノウズ)と長大軌道を持つスタント遊星により構成されるジョーカー太陽星団が、この物語『ファイブスター物語』の主な舞台である。星団には極めて発達しつつも緩やかに衰退を始めている文明が存在している。4つの太陽系の幾つかの惑星に居住している人類は、無数の国家を形成し、国家は互いに勢力拡大を争っていた。

その国家間紛争の切り札が、人型の巨大ロボット(旧設定ではモーターヘッドMH)、新設定ではゴティックメードGTM))であり、過去の超文明の血を受け継ぐことにより超人的な戦闘能力を持ち、MHを操ることができるヘッドライナーたち(人々には「騎士」と呼ばれる)であり、その両者の仲立ちをする人工生命体が「ファティマ[2]」である。

そのジョーカーにおいて、人類を遥かに凌駕する2つの存在が出会い結ばれる。一人は、惑星デルタ・ベルンの統治者であり、星団随一の美貌と頭脳、そして数々の神技を持つ「光の神」アマテラスのミカド(天照帝)。もう一人は、狂気の天才科学者Dr.バランシェが創造した、アマテラスと同等の力を持つ「超生命体(ダブルイプシロン・ヒューマン)」ラキシスである。やがて彼らは星団全てを戦火に巻き込む大侵攻を開始する。人類の生存と誇りを掛けた神との戦いが展開される。

この物語は、数千年の歴史の中でジョーカー太陽星団において繰り広げられる、騎士・ファティマ・戦闘兵器(MH→GTM)を中心とした文明と人々の営みの因果と帰結を描く壮大な叙事詩である。

モナーク・セイクレッドの解析が終わりその実態が判明したあたりでクラウン大銀河の歴史が「何者か」により旧設定から新設定に突如として改変されたことがアトロポスとすえぞうのやりとりや楊貴の様子から示唆される。

作品用語[編集]

騎士[編集]

騎士とは、驚異的な身体能力から、戦闘兵器(MH→GTM)で戦うことを生業としている人々を指す。その力は、ファロスディーカナーン超帝国においてマシン・メサイアを駆った戦士たちの血が発現した結果である。騎士の血が発現すると驚異的な速度で肉体が再構成される。その過程において死に至る者も少なくない。騎士としての才覚は血の発現率によって格付けされる。たとえ年端のいかない少年少女であっても発現率が高い騎士は将来を嘱望され、天位など潜在する能力に相応しい称号が与えられるが、反面として戦場で敵に狙われやすくなり真価を発揮する前に命を落とす者も多い。騎士の遺伝情報は、全星団の人々に行き渡っているが、一般には その発現率は極めて低い。白兵戦闘能力だけならばミミバ族など騎士に匹敵する力を持つ者たちも存在する。

純血の騎士
AD世紀の時代に遺伝子改造されて生まれた戦闘人種。星団歴の騎士とは別物と言っていいほど戦闘能力は高い。制御不能となると敵味方を問わず殺戮を始めるため、AD世紀では皇帝を始めとする者達のハイブレン(→オペラ)能力によって厳重にコントロールされていた。また体液の組成も一般人とは異なるらしく、開発初期の騎士の体液が一般人の体内に入るとT細胞や染色体を破壊したという。彼らが子を成すと必ず騎士かダイバーが生まれるとされる。星団歴の騎士は彼らの血が一般人と混血し血が薄まった結果生まれたものである。
バイア(ツバイ)
後述する「ダイバー(→バイター)」と騎士の能力を併せ持った人間。騎士もダイバーもその発現率は低いため、両方を顕現するとなるとさらに発現率は低く、物語中でもティン、サリオン、カイエンなど数人しか確認されていない。ダイバー(バイター)がその行動の遅さを弱点としているのに比べ、騎士の持つ圧倒的なスピードで力を放てるという利点を持つ。王族など、それらの血が比較的濃い家系に発現率が多いとされ、ティンの様に異常性格を持つ者も少なくない。新設定においては「ツバイ」という名称で呼ばれている。

ダイバー[編集]

ダイバーとは先天的に備わるいわば超能力、ダイバー・フォースを持つ人々を言う。太古の超帝国において支配階層にあったハイブレンが遺した力であるが、騎士よりもさらに稀な存在である。かつてはハイブレンが騎士たちを精神制御し、支配していたが、長い時間を経て騎士たちの血が薄まり制御下を離れた結果、身体能力に優れた騎士たちがダイバーを使役するようになり主従関係が逆転した。ダイバー・フォースには「ダイバーパワー」・「パラ・サイマル」・「ハイブレン」・「ルシェミ」の4種がある。天照家は有史以来代々優秀なダイバーを輩出する一族であり、劇中現在(2988年~)ダイバーたちを統括するギルド(ダイバーズ・パ・ラ・ギルド)の長は先代の長にして母たるアマテラスのミコトからその地位を受け継いだアマテラスのミカド(メル・リンス)が持つ。ボスヤスフォートはその地位を求めてアマテラスのミコト、ミカドに戦いを挑んだが敗れた。

ダイバー・パワー
物理的に作用する能力。
戦闘に参加するダイバーの多くはこれである。ダイバー・フォースで代表的な能力である為、他の3種の能力の持ち主であってもダイバーと称することが多い。
当然ながら身体能力自体は一般人と同じである為、騎士と対峙した場合はその圧倒的な身体能力の差が弱点となる。故に敵に「ダイバー」と悟られぬよう行動する事が重要とされる。
パラ・サイマル
予知や探査など精神的現象を扱う能力。
物理的に何かに影響を与える能力ではないため、直接には戦闘に参加はしない。
ハイブレン
生物を制御する能力。
超帝國の支配者が持っていた代表的な能力で、ハイブレンで騎士を支配・利用することで民衆をより強固に支配していた。
ルシェミ
物質を変性させる能力。
騎士や兵器など技術開発に貢献したが、現在では消失している。しかしファティマやモータヘッドの製作者であるマイトは素質的にこの能力を持っているという。

バイター[編集]

新設定においてダイバーに相当する存在。グリント・ツヴィンゲンと呼ばれる精神パワーを扱う魔道士達で、バイター達が集まったギルドの事をブリッツェン・バイターと呼ぶ。旧設定と同様に「ボルテッツ」・「スコーパー」・「オペラ」・「グレイン」の4種に分類されている。

ボルテッツ
最も代表的なバイターの能力で、プラズマを発生させて対象を攻撃したり、バリアを張って防御などを行う能力。
能力の増幅器として多くの場合杖や腕輪、リングなどを装着している。
スコーパー
女性のみが持つ霊的な力で、別の生き物を通して離れた場所を見通したり、念話による会話などを行う能力。
詩女の能力もこのスコーパーの一部であるとされている。
オペラ
人間の思考中枢を制御して、他人を操る能力。
ルシェミ
物体を組成して物質の構造を変える能力。ガーランドに名残が見えるものの星団歴の時代にこの能力を持つ者は非常に希で、強力なものになると別の生命体を召喚することもできるという。

モーターヘッド[編集]

旧設定における最強の戦闘兵器であり、決戦兵器たる巨大人型ロボット。管制システムとして、生体コンピュータであるファティマの搭載を必要とする。驚異的な戦闘人種である騎士の力を完璧にトレースすることが可能で敵の攻撃からの回避能力が非常に高く、そのパートナーたるファティマたちの演算能力の高さも相まってミサイルなどの誘導兵器や戦車・空中戦車(エア・バレル)といった通常兵器ではかすり傷をつけることさえ困難。このためモーターヘッドを倒せるのは、モーターヘッドだけであるといわれる。同時にMHの質と保有数=その国家の軍事力とみなされている。3大MHと呼ばれ星団中から恐れられているのが、フィルモア帝国のサイレン、ハスハ連合王国のAトール、クバルカン法皇国のバングドールである。これを上回る圧倒的な力を持つのがAKDの保有するLEDミラージュだが、AKDの方針上他国の戦争に介入する機会はほとんどない(コーラス戦に参戦しているが公式ではなく、国籍を偽っての参戦)ため、その実力は周知されていない。表面装甲は自己修復能力を持つが、その一方で非常にデリケートな兵器であるため、性能維持には整備士たるMHマイトたちの手を借りる必要がある。古の超帝国が保有した決戦兵器マシン・メサイアが“退化”したものだが、その事実を知る者はごく少数に限られている。

ゴティックメード[編集]

新設定においてモーターヘッドに代わって登場する巨大人型ロボット。

ファティマ[編集]

ファティマとは、モーターヘッドを操縦する騎士を助ける、生体コンピュータのことである。その演算性能は、多様なパターン処理への対応能力と安定性において、通常のコンピュータの追随を許さない。新設定では正式名称がオートマチック・フラワーズAF)とされ、「ファティマ」は戦闘時以外に使用される通称となった。

その他[編集]

AD世紀
星団法制定を持って紀元とする星団歴の時代より以前を、AD世紀と呼ぶ。「エンシェント・ディメンジョン・センチュリー」の略で、星団歴に先行する10,003年間の時期を指す。AD4000年頃成立したファロスディー・カナーン超帝國の初代皇帝アッセルムラトワ・ディスターブと、第9代皇帝AD9(ナ・イ・ン)の治めていた時期が、ジョーカー人類の文明の最盛期だと言われている。AD世紀の情報の大部分は、星団歴には伝わらず、失われた。一部の技術情報のみが残り、利用されている。
イレーザー・エンジン
MHのエネルギー源。のみならず宇宙艦船から民生用のディグ(浮上式バイク)にまで装備されている普及したエネルギー源である。AD世紀に開発された技術で、「化石燃料」等を消費し装置内部でエネルギーを取り出す『内燃機関』とは異質の、「装置の外」からエネルギーを取り出す『外燃機関』である。(作中では)光を動力源とし、永久にエネルギーを取り出すことが可能であるという。
超高温・光化・高温を外部に漏らさぬようにシールドが施されており、MH用の場合は本体が灰になってもエンジンは大丈夫である[3]。一説には太陽に放り込んでも平気とも。
ハーモイド・エンジン
新設定においてイレーザー・エンジンに置き換わった、GTMを始めとする星団で幅広く普及している動力源。恒星などから放射される電磁波を動力源として高出力のエネルギーを発生し、合わせて使用されるポリスケール・ジェネレーターなどの機器などとまとめたハーモイド・システムとして使用される。
懐園剣(かいえんけん)
アマテラスとラキシスの娘カレンが作り出したとされ、一振りの光剣と大太刀(実剣)とが対となっている。時や空間など次元を超え数々の強力な騎士に受け継がれたといわれる。「ミスト・ブレーカー」と呼ばれることもあり、単に懐園剣と表記した場合は、大太刀の方を指す事が多い。
光剣はジョーカー宇宙でのみ力を発揮し、大太刀はタイカ宇宙でのみ力を発揮するという。
旗騎
国家を象徴するモーターヘッドの事。それぞれその名に見劣りしない高い性能を持つ。
スパッド(光剣)・スパイド(実剣)
騎士が主に使用する武器。超絶な反射神経と運動能力を持つ騎士の闘いにおいては、銃などよりもはるかに有用な武器であり、騎士の身分の証明にもなっている。また彼らの駆るモーターヘッドの主武装でもあり、MHを破壊できるのは基本的にMHの剣のみである。
スパッド(光剣)はレーザー剣。軽量で携帯が容易。スタンモードに切り替える事で峰打ちも可能。
スパイド(実剣)は重くて携帯には不便だが、玉鋼を鍛え上げた その威力はスパッドの比では無い。ちなみにJOTA宇宙騎士団ではスパッドの事を「ダイナミック・オプチカル・スオード」、略して「D.O.S(ドス)」と呼び、スパイドは「ヤパニーズ・プレシジョン・アームス」、略して「JAP.P.A(ヤッパ)」と呼んでいる。
新設定においてはガット・ブロウが同様の位置の武器として置き換わっている。
ガット・ブロウ
新設定において騎士やGTMの使用する武器。正式名称は「エレクトロ・マグニフィケーテッド・カーソル・ガット・ブロウ」(「エレクトリック・マグニフィケート・カーソル・ガット・ブロウ」とも)。刃は無く、任意で電磁波を放って電解エネルギーで対象を叩き切る他、射撃機能も持っている。通常の物の他に軽量化や伸縮機能などにより携帯性を高めた「ヴィーニッヒ」や、より長く重い刀身を持たせた「ラングン」が存在している[4]
星団暦
星団共通の。本作品の主な時代背景でもある。人類生存5惑星の諸国間で条約(「歴史年表」では「協定法案」と呼ばれる)が締結されたAD世紀10,003年をもって星団暦元年としている。
星団法
星団の全ての国にまたがる国際法的法律。度々改正などの会議が行われている。星団暦2310年に発明されたファティマも、星団法での規制対象となっている。
星団法は星団暦2000年代初頭にボォス星の聖宮ラーンで発生した「東宮西宮の乱」をきっかけに、ラーンを始め、フィルモアやクバルカンといった当時の列強国にグリース、コーラスなどの新興国が加わって制定したとされている。デルタベルン星のグリース王国パトラクシェ島(のちのフロートテンプル)には星団法制定を記念したモニュメントが存在する。
ドーリー
MHを運搬する車両。MHの騎体のほか、修理設備と部品・オプション兵器などを搭載する。搭載MHは1騎で騎士が車長を務め、騎士とファティマや部下や客人などが住まう居住施設も備える長期滞在が可能なものが多い。地上走行型をモータードーリー、浮上飛行型をエアドーリーと呼ぶ。
『重戦機エルガイム』の企画段階で『リビングクローラー』という類似する車両がデザインされており、これを転用したものと思われる。こちらにはバリエーションとして宇宙用があり、ラフ・スケッチにはドーリーそっくりの車両が直立したまま宇宙空間を移動しつつ、戦闘機のようなものを発進させているという姿が描かれていた。
ドラゴン・ドロップ(セントリー・ドロップ)
ボォス星に生息する5体のドラゴンの分泌物。宝石として星団最高の価値を誇り、所有者はドラゴンにより願いを叶えられると言われている。色はドラゴンにより異なり、これまでサンダードラゴンがファティマ・静に与えた青色の物と、すえぞう(L.E.D.ドラゴンの幼生)がラキシスに贈った赤色の物とが登場している。新設定ではドラゴンがセントリーに変更されたことに伴い、こちらもセントリー・ドロップと名称を変えている。
命の水
ドラゴンの幼生が人々に与えるとされる、どんな願いでも叶えられるとされる物質。L.E.D.ドラゴンによると幼生の養育には人一人の人生を費やす程の年月と労力が費やされる為、その代償として与えるという。ボスヤスフォートがアマテラスに対抗する為これを探し求めていた。かつてサタンたちもこれを求め人類に戦いを挑んだこともあった。
バスター砲
AD世紀に超帝國が開発したバスター・エネルギーを利用した強大な威力を誇る兵器。その想像を絶する威力により、戦争での使用は星団法で全面使用禁止となっている。しかし反面、国家の主な艦船には装備されており、MHにもオプションとして用意している騎士団も少なくない。そのような状況下でバスター砲が滅多に使用されずにいるのは、バスター砲で土地を破壊してしまうと占領する価値がなくなってしまうため、また前述の星団法による規制により、戦場でバスター砲を使用した国家は他国から孤立してしまうためである。
構造により3種類ある。しかし種類によっての威力の違いはない。
バスター・ロック
砲身とイレーザー・エンジンが一体となっている形式。巨大になるために艦船などに装備されることが多い。ユーバー・バラダ大公やシーブル国軍が使用したが、前者は発射前にK.O.G.のバスター・ランチャーで逆に撃ち落とされ、後者はシュペルターのバスター・ランチャーにて砲弾を対消滅されている。
バスター・ファウスト
砲身とイレーザー・エンジンが個別に存在する形式。MHが装備するサイズも可能だが、対MHには命中しないので意味がない。
バスター・ランチャー
砲身のみでイレイザー・エンジンは他で用意する形式。エンジンにより威力が変わり、エンジン側の出力制御により威力が変えられるという特徴がある。サイズは最小のA型から最大のE型までが存在する。本来使用できない兵器であるが、MHが装備するのはこの形式がほとんど。固定装備としているMHはミラージュ騎士団のみである。砲身を二つ折りにして携行しやすくしているK.O.G.や、E型のうえエネルギーをカートリッジ化して連射を可能としているヤクト・ミラージュまで様々。
フェザー(F、Fesor)
全星で流通、使用される通貨。価値は1フェザー≒500と設定されている。貨幣や紙幣には高度な偽造防止対策が施されているが、一般にはクレジットカードが普及しており、現金が用いられることは取引の際の見せ金や設備が整っていない一部地域を除いてほとんどない。「フェザーゴールド(F-G、1フェザーゴールド=100フェザー)」と呼ばれる高額金貨も存在する。
モナーク・セイクレッド
クラウン大銀河の中心、時の停止する空間に存在する聖典と呼ばれる。「全宇宙の全記録を書き記された書物」、「この世の全てを手中に収めた者が求めるであろう聖典」とも伝えられ、時の支配者や一部の識者がその存在を知るが、それを見た者はいまだかつて存在していなかった。また、その存在に関しての情報が全ての生命体の生体コードの表面に刻まれている。
ファティマ 光のタイ・フォンによる永き解析により、その実態とは過去現代未来にかけてクラウン大銀河に存在する(した)総ての人間の誕生から死までの詳細を記憶した媒体の集合体であることが判明した。

主要な惑星と主要勢力等[編集]

ジョーカー太陽星団は、イースター、ウェスタ、サザンド、ノウスの4つの太陽系と、移動性太陽系スタント遊星によって構成される。56億7000万年後の変わり果てたジョーカー太陽星団にはフォーチュンという星が存在するらしい。

イースター太陽系[編集]

ジョーカー星団の第1太陽系。「東太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にピョトー、アドラー、デルタ・ベルン、バルーン、シュルース、ラワス、コートがあり、さらに外側に恒衛星シミターがある。人間の居住可能な惑星はアドラーとデルタ・ベルン。

惑星デルタ・ベルン
イースター太陽系第2惑星。隣の惑星アドラーとは二重惑星地球と近い星年齢と気候を持つが、平均気温はやや低く、赤道直下においても、地球の沖縄程度である。氷河期から温暖期に移行しつつあり、氷河が溶け出しているため海洋が占める割合が多い。
北半球を占めるエイダス大陸の他に、ソドン大陸、南北に二分されたナルキア大陸で構成されている。総人口は約34億人で、その多くはエイダス大陸の東方10か国周辺に集中しているため、南半球には豊かな自然が残っている。
王政を敷く国家が多い。星団暦2899年、グリース王国により惑星全土が統一され、星全体が政治的にも経済的にもきわめて安定したA.K.D.という連邦国家となっている。
人類の歴史は古く、星団暦以前からカラミティ・ゴーダースとの確執が根強く残っているため、アドラーやボォスを舞台に代理戦争を行う事もしばしばであった。
その他に「ジョーカー人類発祥の星」の座を廻ってカラミティ・ゴーダースと争っており、デルタ・ベルン側は人類の進化の形跡が残っている事を根拠として起源を主張している。
A.K.D. (“Amaterasu Kingdom Demenses”; アマテラス・キングダム・ディメンス)
アマテラスのミカド(天照帝)が治める、惑星デルタ・ベルン全土を占める星団最大の連邦国家である。その中心はアマテラス家が代々治めるグリース王国等10カ国からなる天照王朝(「東方10か国」とも)である。
公式の筆頭騎士団はゴーズ騎士団(命星親王騎士団)だが、アマテラス直属の私設騎士団「ミラージュ騎士団」(東方第一等幻像軍団)が事実上の筆頭騎士団と見なされている。ミラージュ騎士団はアマテラス自身が設計に携わった新型機「レッド・ミラージュ」を初めとする「ミラージュシリーズ」と呼ばれる数十体のMHを保有する。ゴーズ騎士団の主力MHはブラッド・テンプル。筆頭騎士は不明。旗艦はベル・クレール、後にザ・ウィル。
天照王朝(東方10か国)
グリース王国を筆頭とする天照家の支配する集合国家群の総称で、天照家に縁のある王族・貴族が国家を運営している。ただし10か国にある全ての土地の所有権は天照帝個人にあり、各王家は土地を借り受ける契約をしているということになっている。
グリース王国
天照家が直接統治する王国。その起源はAD世紀にまで遡る非常に歴史の古い王国で、王朝10か国の長を務めている。首都グリステリアはA.K.D.の首都でもあり、地上部と島全体を空中に浮遊させた外宮の「フロートテンプル」から成る。グリステリア地上部にある全長9.7kmを誇る巨大な内宮は、宇宙からでも形状が確認できるという。
内部にコーダンテ大公国、クリサリス公国、オービット王国、ライム公家領、ヘンシェル家領、エミーテ家領などの周辺王家の運営する領地が複数存在する。
バビロン王国
グリース王国の北に接する、バビロン王家の治める国家。内部にダグエラン領を含み、グリースに次ぐ地位にあるA.K.D.の中心国家。国王はファルク・U・ログナーで、首都はファルス・バビロニア。
アトワイト公国
アトワイト公エックス家が代々治めている領地。首都はアトワイト。
クロス王国
東方10か国の中で最も北に位置する国家。コーダンテ大公家の領地でもある。首都は魔法都市グリッド・メルツァーク。
ルーマー王国
かつてメルカ公家が治めていたが、3007年に前コーダンテ大公アイシャが女王となった後は、実質コーダンテ大公家の領地となっている。
シウト公国
バビロン王国の西に接し、属国でもある。首都はシート。
スカタ・グリース統治領
グリースの南に位置する島国。クリサリス公家の領地。
パストーク
東方10か国の中では北西の端に位置する国家。首都はトークォ。
パスポート
グリース王国の南西に浮かぶ島国。首都はカラメー。
ムスルチカ王国
グリース南の島の大半を占める王国。王都はムスルチカ。
フェイツ公国
フェイツ公家(=バランス家)が治めるA.K.D.の学問の中心地。人口は約6万人と非常に少ない。
かつての領主リチウム・バランスが星団で初めてファティマを生み出した地でもある。東方10か国の西に位置するエラン連邦の構成国であるが、天照家との親交が深く、星団暦3020年に天照王朝に加わっている。
外伝『プロムナード』の舞台となったメサ・ルミナス学園があるのもこの国である。
惑星アドラー
イースター太陽系の第3惑星。軌道は第2惑星デルタ・ベルンの軌道のすぐ内側であり、二重惑星といわれている。
AD世紀の頃から長年植民星としての地位にあり、デルタ・ベルンとカラミティの対立に翻弄されることが多かったが、星団暦以降の天照家の台頭によって他国の影響力が減少すると共に力を付け始め、最終的に独立した地位を獲得するに至っている。
大ロマン大陸、小ロマン大陸、アダマス大陸、ヨーグン大陸で構成されており、トラン連邦共和国、バキン・ラカン帝国、ダスニカ神聖連合の3国に寄り添うようにして複数の国家が点在している。
旧設定では、乾燥気候が広がり、人間が居住するにはあまり適さないとされていたが、『F.S.S.DESIGNS 2』において、他星からの観光客も多い快適な気候の星とされた。
トラン連邦共和国
アダマス大陸のレント自治連合、シュリーズ共和国、ラ・バカン共和国を中心とした小国や自治区から成る民主制連邦国家。首都はトラン共和国のノーフォート。
星団7位の軍備を持つものの、筆頭騎士団や筆頭騎士、旗騎は特に置いておらず、連邦公安騎士団(SPI)が筆頭騎士団相当、ミッション・ルース大統領の私有騎であるクルマルス・ビブロスが旗騎と見做されることが多い。主力MHはヌーベル・イザッド。
自由な気風の国で芸術や工芸が栄える。ファティマ・マイトも多く在住する。
トラン共和国
連邦首都ノーフォートが含まれる、トランの立法機能を担う国家。単独の共和国としての機能は殆ど持っておらず、行政機能などは連邦議会が持っている。
ラ・バカン共和国
バキン・ラカンとの貿易のアダマン大陸側の中心として栄えている共和国。共和首都はナンシーズ。
シュリーズ共和国
トラン南に位置する共和国。学術都市バルチック・アカデミーがあり、数多くの政治家、学者を輩出している。共和首都はダルメクスタン。
レント自治連合
かつてのレント王国で、トラン連邦の一部でありながら旧王制の一部を引きずり、立憲・司法を独立して行う立場にある。
ファティマが誕生した星団暦2300年代、当時の国王ビギハの在位120年記念行事において、王孫ジェスター王子[5]が、王国騎士団に貸し出され、ジェスターの后アラド(剣聖ナッカンドラ・スバースの次女)に優先使用権が与えられていた[6]ファティマ「ザ・ニーヴ」から「マスター」と呼ばれた出来事により、星団法に「ファティマは完成時、『お披露目』によって自ら相手となる騎士を選ぶ権利を有する」との事項が設けられ、それまで国家や騎士団が有していたファティマの保有権は騎士に移った。この一件がきっかけで、ファティマのお披露目はトラン国内にて行われるしきたりになっている。
第1話の舞台となった自由独立都市バストーニュや、クローム・バランシェの屋敷もこのレント自治連合に含まれている。
バキンラカン帝国
大ロマン大陸北部に位置。フィルモアなどの大国から独立した経緯があり、現在でも国内にフィルモア領(エラルド島)が存在し、フィルモア王家の1つダイ・グ・フィルモア家が領主となっている。政治的に中立であることを国是とする。首都はラッカ。
君主である聖帝は、騎士の力量を瞬時に見抜くという特殊な能力を代々受け継いでいる。これにより、騎士に剣聖以下天位の称号を与える権限を有する。なお、騎士でもあるフィルモア皇帝やその代理騎士に対して、特別に「ハイランダー」の称号を授与している。
星団暦3030年現在の聖帝は前帝ミマス・サオリレナの娘カンパー・ラ=シーラ。筆頭騎士はママドア・ユーゾッタ。旗騎のクルマルス・バイ・オ・ラはトラン・ルース家のクルマルス・ビブロス、フィルモアのアビエン・ヒートサイが有するクルマルス・バイロンと兄弟騎で、超帝國の騎士ナッカンドラ・スバースにゆかり深いMHである。主力MHはフェードラで、筆頭騎士団「ラッカン・フェードラ騎士団」の名はここから採られている。永世筆頭騎士はディモス・ハイアラキ。
ディ・ヨーグン統一連邦
ヨーグン大陸の諸国家(ポー・ヨーグン、マブーブ連合、ライ・ヨーグン青民帝国)が連邦を組み、魔導大戦が終結した3075年に誕生した。初代大統領はダジャー・ビームス。
ナッカンドラ・スバースの妻で、デューク・ビザンチンとディモス・ハイアラキという2人の剣聖の祖母となり、「トラン連邦の始祖」とも言われるダイバー、サローン・バスコの出身地である。そのトランとは建国後より緊張関係にある[6]
星団暦3159年に始まる天照の星団大侵攻は、この国の都市グラスフォートへのミラージュ騎士団の侵攻から幕を開けることになる。
ダスニカ神聖連合
大ロマン大陸中部に位置。トラン、バキンラカンと並ぶアドラーの主要国。魔導大戦終結後、北隣のバキンラカンとの関係が悪化する模様。現在の皇帝はアグラハ。首都はダスニカ。

ウエスタ太陽系[編集]

ジョーカー星団の第2太陽系。「西太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にトゥルス、ボォス、アンスリノ、カーマントー、ステンがある。カーマントーの公転軌道の外側に宇宙都市イズモ・アストロシティが存在する。人間が居住可能な惑星はボォス。その他、鉱業資源の採掘地として重要なカーマントーにも移住コロニーがつくられ、数千万規模で人が住んでいる。

惑星ボォス
ウェスタ太陽系第2惑星。AD世紀に植民された惑星で、星団暦以降にミノグシア連邦、後のハスハ連合共和国が成立するまではアドラーと同じように列強国家の影響を絶え間なく受けていた。星団暦2000年頃からその他の国家が次々と誕生し、現在の国家構成に至っている。なお、ボォスの名称は星団暦562年に改名されたもので、それ以前はカーマインと呼称されていた。
主な大陸構成はミノグシア大陸と、その西にカステポーを有し、南部にコーネラ帝国のあるナン大陸、そして東にメヨーヨのあるグンカ島(メヨーヨ島)を跨いでバッハトマ帝国、ガマッシャーン共和国のあるハツーダン大陸となっている。
気候は比較的乾燥しており、ステップ地帯が広がっている。また海洋部が少なく、ほとんどの大陸が陸続きとなっているが、各地にドラゴンによる攻撃の痕跡が見受けられる。
人口は約120億と、星団の惑星の中でも最も多い。また、一部地方には少数民族ミミバ族が住んでいる。
ナン大陸のカステポー地方は、超帝國時代の人類との契約によりドラゴンの聖域として、いかなる国家の統治・軍事行動が許されない不可侵の土地となっており、ある種の無法地帯となっている。
アトール聖導王朝
アトール聖導王朝は実体を持たない国家である。政治的実権も領土も持たず、象徴としてのみ存在する。しかし、ミノグシア民族の精神的な支柱として絶大な支持を得ている。
王朝はAD世紀からの超帝國の血統を受け継いでいるが、アトール皇帝(「アトールの巫女」とも呼ぶ)は血縁による世襲制ではなく、全ての民衆の中から前皇帝からの託宣により選ばれ任命される。皇帝は、すべて強力なパラ・サイマルである巫女であり、代々の記憶と力を受け継いでいく。
皇帝唯一の法的権限は、皇帝を守る騎士「ネードル・シバレース」の任免である。ネードル・シバレースは通常、旗騎「ジ・エンプレス」に騎乗する。
皇帝の座は、先帝ナトリウム・フンフトがジュノーのメロディ公ピアノとの不倫によって廃除され、ハスハ代表議長ラオ・コレット・クルルの孫娘ムグミカに渡るが、3030年の魔導大戦開戦と同時にムグミカは戦死し、フンフトが暫定的に復帰した。ムグミカは生前に剣聖ダグラス・カイエンの娘マグダル・ビートを後継者に指名していたが、正式なものとはなっていない模様[7][8]。ネードル・シバレースは2997年のごく短期間にヤーボ・ビート(マグダルの母)が就き、ヤーボの死後2998年にカイエンがAP騎士団総団長と兼任で就任した。カイエンの戦死後は空席となっている。
ミノグシア連合
ミノグシア大陸の赤道上に位置し、超帝國の末裔である12か国を束ねた国家連合である。
前身であるハスハ連合共和国の成立は星団暦2800年頃の事で、それ以前には崩壊した超帝国の末裔が興したとされるギーレル王朝ハスハ帝国とハスハント王国による、アトールの巫女とその在所である聖宮ラーンを巡る争いが絶えず行われていた。
皇帝ナカカラ在位時の星団暦2000年代初頭には聖宮は東西に分裂し、フィルモア、コーラス、クバルカンの諸国や天照家のダイバー組織「典星舎」が介入する事態となった。この争いは星団諸国の国家主権を拘束する憲法的条約「星団法」制定のきっかけになった。また2500年代に聖宮とギーレル朝ハスハが組んだ「ミノグシア連邦」とハスハントとの間で起こった戦争は「ミノグシア大動乱」と呼ばれ、ナッカンドラ・スバースの孫に当たる西ハスハントの王子デューク・ビザンチンの活躍は2900年代においても語り継がれている。
その後もミノグシア連邦とハスハントは大陸全土を巻き込んだ戦乱の末統一され、ハスハントの王都ベイジ(ハスハントと呼ばれる場合もある)を首都としてハスハ連合共和国が成立することになる。
3030年、バッハトマ魔法帝国の宣戦布告により「魔導大戦」が始まると、ベイジはバッハトマ軍の急襲を受けて陥落し、代表議長(「民政王」と呼ばれる)ラオ・コレット・クルルは戦死した。連合議会と軍司令部はハスハント西部の都市スバースに移動するが、中核であるハスハントが事実上滅亡したことでハスハ連合共和国はその機能を喪失し、一部の構成国は連合議会からも独立した。筆頭騎士団であった「AP騎士団」はなおその名称こそ残っているものの、司令系統は分断され、国家騎士団としては解体同然の状況下にある。
魔導大戦前のAP騎士団は13の騎士団から構成されていた。旗騎は流動的で、星団暦2997年から魔導大戦勃発まではカイエンの私有騎であるシュペルターを旗騎としていた。筆頭騎士であるAP騎士団総団長は2997年まではマイケル・ジョーイ・ギラ、2998年から3030年まではカイエン。カイエンの戦死後は一時的空席を経て、3045年よりカイエンの子デプレッサー・ビートが就く。主力MHはクルマルスを製作した名工ゼビア・コーターの手になるA-トール。
ハスハント共和国
ミノグシア大陸西部の端に位置するハスハ連合共和国議会・アトール皇帝を有する中心国家。首都ベイジ(ハスハント)は連合全体の首都も兼ねている。
かつてはクルル王朝ハスハント王国としてミノグシア大陸西部をまとめ、東のギーレル王朝ミノグシア連邦とアトールの巫女を巡る争いを繰り返していた。
魔導大戦開戦と同時に首都圏が戦場となり壊滅。コレット民政王は実の孫でもあるアトールの巫女ムグミカ、AP騎士団総団長カイエンと共に戦死した。ベイジ陥落により西部のスバースに遷都したが、国家機能は失われつつある。
開戦時点のハスハの中心地としてAP騎士団スバース隊・スキーン隊・ドーチュー隊・スクリティ隊・ラーン近衛騎士団を配備していた。このうちラーン近衛騎士団は本来の駐屯地である聖宮ラーンに戻ったが、残る4隊は「ミノグシア連合AP騎士団」の名の下に、スバースの連合議会の統制下にある。
ギーレル・ハスハ王国
かつてのギーレル・ハスハ帝国、ハスハ連合に編入された後は共和制を採っているが王国を名乗っている。首都はパーフェーン。
魔導大戦勃発時はAP騎士団パローラ隊と、MH保有数の多いスパチュラ隊が駐屯していたが、スパチュラ隊が分裂してギーレルを離れてしまったため、残ったパローラ隊が「ギーレル・パローラ騎士団」として、侵攻してきたジャスタカーク公国に対応している。
ナカカラ・クルル王国
大陸中部の南北に広がり、ハスハ東西を結ぶ要となっている王国。王都はナカカラで、名前はかつてのアトールの巫女ナカカラに由来する。ハスハント王家のコレット・クルル家はここの王家の支流であった。
魔導大戦時はAP騎士団の中でも屈指のMH配備数を持つディスターブ隊が駐屯していたが、フィルモア帝国が進出してきたために身動きの取れない状況下にある。同隊はシーゾスから移動したマルコンナ隊の一部と共に「中部ミノグシア連合AP騎士団」と称し、ディスターブ隊隊長ダーナー・ラドンウェイ主導でフィルモアとの停戦協定締結に動いている。
第6話序盤の舞台として、フィルモア-メヨーヨ戦、コーラス軍やブーレイ騎士団の進駐、ワスチャ・コーダンテの初陣などの様々な出来事が起こった場所でもある。
カッツェー公国
連合に西端に位置する国家。首都はサスーン。
魔導大戦時にはAP騎士団・エンブリヨ隊が駐留していた。開戦後もエンブリヨ隊は駐留を続け、ギーレルを離れたスパチュラ隊の一部が防衛に回っている。両隊はスバースの連合議会の統制下にある
シーゾス王国
ハスハント共和国の南に接する王国。首都はスクワルト。
魔導大戦時にはAP騎士団・マルコンナ隊が駐留していた。しかし開戦後にマルコンナ隊は分裂し、シーゾスに残った部隊は「シーゾス騎士団」として国家防衛に当たっている。
ベラ国
ハスハント北の国家。首都はインクイン。
魔導大戦時はAP騎士団・ツラック隊が「北部ミノグシア連合AP騎士団ツラック隊」としてバッハトマからの侵攻に対する防衛を担っていたが、国境で出会ったあるマイスターの助力によって通常を遙かに上回るMH稼働数を保ち続けていたという。
バトラント共和国
ハスハ連合東端に位置する共和国。首都はダルタン。国土の一部がカステポーに隣接し、ドラゴンの周回コースにも入っている。
魔導大戦時にはギーレルを離れたAP騎士団・スパチュラ隊の一部が防衛に回っている。
イェンシング共和国
バトラントの隣、連合北端の共和国。首都はシドラ。国内にA-トール生産工場を持つ。AP騎士団・ジャグード隊が駐留しており、魔導大戦開戦後は隣国バトラントに進駐してきたスパチュラ隊の一部とともに「バトラント共和国・イェンシング共和国AP騎士団」を構成している。
ボルサ諸島列島
ハスハント北西の海に点在する列島。名前はかつてのアトールの巫女ボルサに由来する。
ナオス国
ミノグシア大陸南東の半島を占める国。広大な領土の殆どが砂漠地帯となっている。イェンシング同様国内にA-トール生産工場を持つ。首都はエダクダ。魔導大戦開戦後は隣国ナカカラと一体でディスターブ隊とマルコンナ隊(一部)が駐留する。
イースト・ハスハ
ハスハ連合共和国を構成する国の一つだが、カステポーの一部であるため、軍団などの駐留はされておらず、法律などの影響も一部にしか及んでいない。
魔導大戦時にウモス・カラン・ロッサムなど4か国の連合軍がこの地域を通過しようとしたが、ドラゴンの攻撃によって全滅している。
宇宙都市ダンダグラーダ
ウェスタ太陽系アンスリノ付近にある宇宙都市国家。ハスハの工場都市として機能しており、最も新しく連合に加盟した国家である。AP騎士団の宇宙騎行支隊で「最強の宇宙騎士団」と呼ばれるS-P-K(スペース・パイレーツ・キラー)隊が常駐している。
魔導大戦勃発後にS-P-K隊ごと連合議会から離脱し、独立している。
聖宮ラーン
イースト・ハスハにある小都市。アトールの巫女(新設定での詩女)の本来の在所である。神官議会による自治がなされ、騎士団「アイル・フェルノア」と「ラーン近衛騎士団」、高等教育機関「ラーン教導学院」が置かれている。なお、ラーンの名称は星団暦562年に改名されたもので、それ以前はハ・リと呼称されていた。
皇帝フンフトの失脚に伴い、新たな皇帝としてハスハ民政王コレットの孫ムグミカが選ばれたが、コレットは政治的意図からムグミカをベイジに置く事を望んだ。聖宮はこれを拒むことが出来ず、聖宮は巫女不在の状態となった。魔導大戦でムグミカが戦死し、ナ・イ・ンによってフンフトが暫定的に復帰することになったが、長い巫女不在で聖宮は腐敗が進んでいる。
ベイジのラーン近衛騎士団はムグミカ即位に伴って駐屯することになった分隊で、AP騎士団の一部とされるが、厳密には神官議会の統制下に置かれている。ムグミカの戦死によって神官議会は聖宮への帰任を命じたが、分隊長ニナ・エリスのみは命令を拒み、ミノグシア連合AP騎士団に加わった。また分隊員の一人であるヘアード・グローバーは、ベイジ陥落後は聖宮ともスバースの連合議会とも切り離された形で、ムグミカが後継者に指名したマグダル・ビートの護衛に当たっている。
バッハトマ魔法帝国
元々はシーブルというハツーダン大陸北部の小国であった。シーブルを独裁していたディ・バローに憑依していた超帝國の純血の魔道士ボスヤスフォートが、本来の能力を取り戻したことで興った。ボスヤスフォートを元首とし、ダイバー・パラ・ギルドに反発するダイバーを纏めるビューティ・ペールを魔道士団長、黒騎士デコース・ワイズメルを筆頭騎士とする。首都はバッハトマ。
筆頭騎士団はバッハトマ黒騎士団。国家騎士団はバッハトマ重剛騎士団で、この他に六宝騎士団(ただしこれは複数の騎士団の総称らしい)が存在する。旗騎はデコースの私有騎でもあるバッシュ・ザ・ブラックナイト。主力MHはアウェケン。
メヨーヨ四奉開経連合朝(メヨーヨ朝廷)
ハツーダン大陸とナン大陸に挟まったグンガ島にある国家連合。その時代毎の有力者の治める都市が首都となっていたが、現在はクーバードサングに固定されている。
国家の規模はそれほど大きくないが、各地の豪族が大国との対抗で一体化している。しかし政治的には安定しておらず、各構成国が群雄割拠している状態である。その為に軍国主義による集団国家であり、全体での軍備は強大なものとなっている。
筆頭騎士団は108人の騎士から成るメヨーヨ108金剛遊撃騎士団(通称「ランナバウト騎士団」)。旗騎は筆頭騎士でもあるクラーケンベールの姫沁金剛(フランベルジュ・テンプル)。主力MHはアシュラ・テンプル。
コーネラ帝国
ナン大陸南端の半島に位置する、魔導大戦でその名を星団に知らしめることになる新興国家。
重工業と科学産業を重視し、バルター・ヒュードラーの元でMH、K・A・Nを開発、システム・カリギュラと契約した上でマヨール・レーベンハイトを始めとした騎士団をハスハへと派遣する。
惑星カーマントー
ウェスタ太陽系第4惑星。メトロ・テカ・クロムを始めとする希少なレアメタルが豊富に産出される惑星で、各国の鉱山が存在する。しかし、惑星全体が濃密な有毒ガスに覆われている為、人々はドーム都市の中での生活を強いられている。
シージラック王国
「王国」の名を冠しているが、実際はドーム都市の一つを領土としているに過ぎない。もともとはジュノーの一国家であったが、戦争で領土が壊滅した為、将来の再起を賭けてカーマントーに亡命政権として移転してきた。星団会議にも一応名を連ねているが、他国よりも格下に見なされている。
出雲(イズモ)・アストロシティ
カーマントーに程近い宙域にある宇宙都市。現在の市長は泰千錫華。メトロ・テカ・クロム鋼を良質な「玉鋼」に加工する技術を持ち、その能力で自治権を獲得、他の植民地も含めた宇宙居住民のリーダー格としてその地位向上に努めている。近年ではDr.ダイヤモンド・ニュートラル主導で独自のMHを開発し、各国に売り込んでいる。

サザンド太陽系[編集]

ジョーカー星団の第3太陽系。「南太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にアトス、オハマ、ジュノー、ソード、スーロウサ、グラシャン、ペントリ、オテットがある。人間が居住可能な惑星はジュノー。

惑星ジュノー
サザンド太陽系第3惑星。惑星改造をほとんど行われず入植が行われた惑星で、惑星固有の自然が多数残されている。
北半球の大半を占めるロンド大陸と、南半球にボリショイ大陸、カリーニン大陸、ペテルスファ大陸が存在しており、総人口は約70億人で、その多くが岩盤の安定したロンド大陸中央部で生活している。
惑星全体が温暖で、赤道付近は亜熱帯のジャングルが広がっている。惑星そのものも比較的若く、南半球では岩盤が安定していないため、人類は居住していない。
その不安定さと生活圏の少なさから、列強諸国はこの星の植民には消極的で、それが結果的にこの星をAD世紀末期からのデルタ・ベルンとカラミティの争いの影響を受けにくくしたとされる。
A.K.D.が最後に侵攻した惑星となった他、星団暦18097年では星団唯一の人類生存星となっている。
コーラス王朝
ロンド大陸南東部に位置するジュノーの大国。3つの王家コーラス、バランカ、マイスナー家が協力して政治を行っている。国土はそれぞれの3家の領土とコーラス20世の代から分家したメロディ公領で成り立ち、星団暦3089年にハグーダ共和国を併合している。首都はコーラス領のヤース。
王国の歴史は星団暦とほぼ同時に始まったとされ、現在の体制を築いたのはコーラス19世の代から、この時代ではさらに星団法制定へ関わったことでコーラスの地位を星団列強にまで押し上げるに至っている。
2989年、隣国ハグーダ帝国からの侵攻を撃退したが、筆頭騎士でもある国王コーラス23世(実際は10の桁は省略し単に3世と呼ばれている)と3世のパートナーであるファティマ・ウリクル、そして旗騎ジュノーン(エンゲージSR.3)を失う。他国不可侵を国是としているが、星団中で軍事技術が発達するであろう魔導大戦は無視できず、大義を設けて参戦する。
その後のA.K.Dによる大侵攻をしばらくは静観していたが、コーラス25世の代では反天照のリーダーとして星団中の騎士を受け入れ、黒騎士グラード・シドミアンと共に抵抗を試みるも敗れることになる。
コーラス王家の長子は必ず騎士の力を持って生まれること、純血の騎士の家系でないにもかかわらず剣聖ハリコン・ネーデルノイドを出したメロディ家の存在、マイトでない3世が優れたMHジュノーンを開発するなど、コーラス王家には謎が多い。
筆頭騎士団の「トリオ騎士団」は、その名の通りは3国の騎士団の連合体である。その内首都ヤースのコーラス城を守る12名の最精鋭騎士は「トリオ・デ・トリオ」と呼ばれる。3030年現在の筆頭騎士はセイレイ・コーラス王女。旗騎はダイアモンド・ニュートラルがジュノーンを解析して作り上げたジェイド・テンプル(エンゲージSR.3レプリカ)。主力MHはベルリン、後にベルリンSR2。
ハグーダ帝国
コーラス王朝の隣国で、星団暦2980年代末期の王は女帝アルメメイオス。
星団暦2989年、弱小国でありながら、強大なコーラス王朝に侵攻する。その陰にはフィルモア、ハスハ、クバルカンという列強各国の存在があった。主力MHは他国の技術と資金の援助により開発したマグロウ。
コーラスに敗れた後は王朝に編入され、コーラス王国ハグーダ領となっている。

ノウズ太陽系[編集]

ジョーカー星団の第4太陽系。「北太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にハリトン、カラミティ・ゴーダース、クラサ、ピョイト、ペスタコ、ムーパン、カナリがある。人間が居住可能な惑星はカラミティ・ゴーダースとペスタコ。

惑星カラミティ・ゴーダース
ノウズ太陽系第2惑星。イースター太陽系のデルタベルンとともに人類発祥の地とされている。どちらだかはっきりしないのは、星団暦以前のAD世紀の記録がほとんど残っていないからである。古い歴史を持った君主制国家が多い。
かなり年老いた星であるといわれており、造山活動などは ほとんど止まっている。寒冷地の多い気候であり、衛星軌道上に太陽光増幅装置を設置することで人工的に人類が居住できる環境を維持している。
星を南北に二分するように存在するグレート(大)・ショルティ大陸、イースタン・ショルティ大陸とキーヤ大陸に囲まれた「破壊洋<<バスターオーシャン>>」と呼ばれる海は、バスター崩壊によって形成された巨大なクレーターであるという。かつては ここに超帝國の帝都が置かれていた。
フィルモアやクバルカンといった大国の上層階級の間では「近いうちにカラミティ・ゴーダーズ星は崩壊する」と予見されており、崩壊後の難民の受け入れ先を確保するべく魔道大戦に便乗してボォス星に侵攻をかける契機となった。
そしてその予測の通り、カラミティ星はA.K.D.の侵攻とスタント遊星の接近によって3239年に爆発・崩壊し、難民たちはボォスやペスタコに逃れている。
大フィルモア帝国
大ショルティ大陸中部の過半部を占める、星団で最も歴史が古い国の一つ、その起源は超帝国時代のラント・フィルモア帝国にまで遡る。王家は超帝國より続く血筋を誇り、国民はそれを誇りとしている。首都はデュアンス。
AD世紀末期から星団暦初頭にかけて、ラント・フィルモアから東西フィルモアに分裂していた時期を経て、再び2国が統合されたのが現在の大フィルモア帝国で、それまでにバキン・ラカンやクバルカン、ジャスタカークなどの国家が分離・独立している。
星団最大の軍事力を背景に、他国に強い影響力を持ち、他国の内乱や紛争に度々介入しており、星団暦2989年のハグーダによるコーラス侵攻の裏で糸を引いていた国家の一つでもある。
皇帝は世襲ではなく元老院によって代々適した人物が選出され、中枢議会の最終決定によって任命されており、魔導大戦前に「太陽王」を名乗るドル・パーマネント・レーダー8世が退位し、エラニユース・ダイ・グ・フィルモア5世が即位した。
アドラーのバキンラカンやボォスのカステポーにも領土を持っているが、いずれ起こるというカラミティ星の崩壊を危惧してハスハにフィルモアの地盤を築き、将来帝国の全てを移すという目的のため魔導大戦に参入する。
筆頭騎士団は多くの騎士を擁する「ノイエ・シルチス」。これとは別に筆頭騎士である皇帝代理騎士「ハイランダー」、4名の皇帝直属騎士「アルカナナイツ」などが存在する。主力MHは星団三大MHの一つサイレンで、旗騎のプロミネンスとネプチューンはそのエボリューション・モデルである。3031年現在のハイランダーは皇帝エラニユース・ダイ・グ・フィルモア5世とクリスティン・V。旗艦はダランス。
クバルカン法国
大ショルティ大陸西部に位置し、サヤステ家やストラウス家と言った有力な騎士領による連合国家。「法」と「徳」を重んじ、厳格な戒律で自らを律するルーン騎士団によって治められており、国民からの信頼が厚く、他国から移り住む人も多い。フィルモアに次ぐ、星団でも有数の軍事力を保有する。首都はルナモア。
かつてのラント・フィルモアから分裂したフィルモア・イーストから独立するに当たって、システム・カリギュラの協力を得ていたとされ、その頃にバングの開発も行われている。
魔導大戦には難民救済という形で介入を開始するが、その目的はフィルモアと同じくボォス星への移民の足がかりを作るためである。
ルーン騎士団を擁し、旗騎は星団三大MHのバング(S.S.I.クバルカン)。主力騎はスチルコア。
ジャスタカーク公国
大ショルティ大陸南東部の半島に位置する小国。規模は小さいものの星団有数の騎士団を擁する事からその名が知られている。以前はカーグ王国の一部であったが、2000年代初頭に内乱に明け暮れる王国にフィルモアとクバルカンの軍事介入が行われた時に3つに分裂し、その時に功績のあった騎士団長が公爵の位をフィルモアから授けられて建国した。現在は周囲の2国と緩い同盟関係を結び、カーグ連合を形成している。
星団暦2000年代にハスハ・ギーレル南部に領土を得たが、後のハスハ統一戦争で失われている。
魔導大戦にはハスハの旧領土奪還の名目で、バッハトマ側に付いて参戦している。筆頭騎士団はカーグ騎士団。筆頭騎士はアイオ・レーン。旗騎はグルーン・エルダグライン。主力騎はシャクター。
ロッゾ帝国
キーヤ大陸の大半を占める大国。首都はオラウド。超帝國時代には重産業地帯として発達してきた地域で、現在でも多数の産業都市を有する。かつてはスパチュラ国が存在していたが、AD世紀末期にナ・イ・ンがバスター・ランチャーを撃ち込んで消滅させた後、いくつもの産業都市国家が連合を組んで現在のロッゾ帝国を形成した。帝国の名を冠しているが、どちらかと言えば連邦制に近く、皇帝も連邦議会の選挙によって選ばれている。3031年現在の皇帝はレオ・ブーチェル。
ジュノーに広い領土を持っているため、魔導大戦ではフィルモアやクバルカン等とは違い、ハスハにおけるロッゾ帝国の地位向上のため参戦する。
なお、ネイパーや慧茄によって複数の部隊が壊滅させられているが、大国相手にも怯むことなく抗議し、賠償を獲得したようである。
筆頭騎士団はヴーグラ騎士団。筆頭騎士はダックナード・ボア・ジィ。旗騎はヘルマイネ。主力騎はバルンシャ、ツァイト。
ウモス国家社会主義共和国
キーヤ大陸北西の荒涼とした地域に存在する国家。首都はプロコルハルム。デヴォンシャシリーズなど多数のMHを輸出している。カラミティでは比較的新しい国であり、フィルモアや隣国のロッゾから政争に敗れて追放されたりした人々が集まって「青い影」と呼ばれる政治結社を結成したのが始まりである。「青い影」はそのままウモス唯一の政党の名前となり、現在の一党独裁政治の中心となっている。また、この国の建国にはシステム・カリギュラが深く関わっている。3031年現在の元首はフォッケヴォルフ・ムックル総統。筆頭騎士団は青銅騎士団。旗騎は紫苑鋼。主力騎はデヴォンシャシリーズ多数。
アティア王国
キーヤ大陸北東に位置する小国。ミラージュ騎士団のイマラ・ロウト・ジャジャスはこの国の王女である。後に息子のジャコー・クォン・ハッシュが王となる。
惑星ペスタコ
太陽からかなり離れている上に、有毒ガスを含む大気により本来は居住には不適だったものの惑星改造により生存が可能となった。カラミティへの供給を目的とした工業星である。
A.K.D.の星団統一で侵攻されなかった唯一の惑星。崩壊したカラミティの住人が移住し、反アマテラス活動の拠点となっていく。

スタント遊星[編集]

ジョーカー星団5番目の太陽。不規則な軌道で約1,500年周期に星団内に巡ってくる度に星団に大きな影響を与えている。その他の太陽に比べて非常に大きく、紫外線が放射される独特の恒星で、肉眼では黒い太陽にしか見えない。 惑星には太陽に近い軌道順に「緩(カー)」、「令(ヒョウ)」、「無(ナイン)」、「列(フー)」、「枝(シー)」、「膨(ホウ)」、「超(バスター)」があり、ナインとフー、シーとホウの間には小惑星帯が存在する。ナインはそれ自体が小型の太陽であり、さらに衛星として「環(アトール)」「信(ネードル)」を持つ。最外縁に位置するバスターについては、不定出現惑星とされ、星団では伝承のみの存在として実際に確認されていないが、スタント遊星が不定軌道なのはバスターの重力圏の影響と言われ、また衛星の数が113個という以外の一切のデータが消失しており、星団全てを支配する者のみがその正体を知りうるともされている。

フォーチュン[編集]

「緑の星」と呼ばれ、ザ・ウィル星団暦7777年に天照とラキシスが再会、結婚し、2人の娘カレンが誕生するとされている星。詳細不明。

主要登場キャラクター[編集]

物語の主人公はアマテラスのミカドであるが、劇中には多くの騎士ファティマ、人間、人間以上の存在(ドラゴン悪魔など)が登場する。

その他設定[編集]

  • ジョーカーの軍隊は、3つのカテゴリーに分類される。地球における陸・海・空軍を統合した軍が地上軍。騎士のためにMH(GTM)を運搬する役目を負う宇宙軍、そして戦闘人種である騎士によってのみ構成される騎士団である。
  • 星団の全ての恒星と人の住んでいる惑星は、全て同じ公転周期と公転速度を持つ。人類生存惑星の公転周期は365日である。この不自然な設定には明確な理由があることを匂わせる言葉が、「CHARACTERS #10 KNIGHT FLAGS」に炎の女皇帝の台詞として記載されている。ただし、このような裏設定が、物語において明らかにされる可能性は低いとする作者の考えも、同書には記載されている。FSSの物語をSFにしたくないというのが、その理由であるという。
  • ジョーカーの各恒星はそれぞれ数光年離れており、星団の優れた科学力をもってしても、行き来には相応の時間がかかる。民間の宇宙船で1週間以上かかる。
  • ジョーカーの人々の寿命は約300年である(ちなみに平均寿命は280歳ほど)。成長・老化のプロセスが遅い(妊娠期間が1年4~6ヶ月で成人までに約90年かかる)。そのため地球に比べて一人の人間が学業や修養に費やせる時間が長く(主に小学校に16年、中学校に8年、高校に8年、大学に10年の期間が設けられている)、科学技術や文化が高度に発達している一因となっている。
  • ジョーカー太陽系の人類には既に薬物耐性が出来上がっており、天然の麻薬などは無害となっている。ただし、煙草などの嗜好品や向精神薬の類は存在しているほか、裏では太古から作られている強力な合成麻薬や放射性麻薬が出回っている。
  • ジョーカーの世界には宗教と呼べるものは登場しない。これは、『ファイブスター物語』自体がアマテラスという神の物語、つまり神話である為で、神話に異教の神が登場しないことと同じである、と作者は説明している。
  • 星団には人種差別は存在しないが、騎士やファティマなどの異なる人々への嫌がらせは存在する。
  • 天照家を中心に漢字を使用している場面が複数見られるが、現在のジョーカー太陽星団では漢字は一般的に使用されておらず、ほとんど模様として認識されている。ただし漢字文化自体は現存しており、一部のキャラクターの名前には漢字表記が存在し、古文という形で学校の授業科目の一つにもなっている。
  • 第5話に登場する"超帝国"の中国語らしき台詞は、第9巻奥付によれば北京語であるという。初掲載された『ニュータイプ』誌上においては、日本語の翻訳も併記されていた(その掲載はページの順番に編集のミスがあり、翌号の『ニュータイプ』に掲載され直したが、その時点では、日本語訳は消されていた)。その他、英語、フランス語、ドイツ語、渋谷のスラングなどが、日本語訳を伴わずに作中で使われるが、それぞれが、なんちゃって外国語というわけではなく、ちゃんと日本語に翻訳可能な意味がある。3巻で変身ラキシスが語っていたフランス語の台詞は、ムグミカ王女が吟じる"フォーチュン"のことばと同じである。

各話あらすじ[編集]

プロローグ[編集]

リトル・ガール・オブ・スリープ(単行本第1巻)

星団暦3960年、惑星ジュノーのコーラス王朝が滅ぼされ1週間が経ち、各地では残党狩りが行われていた。そんな中、MHブラック・グラード(バッシュ)とL.E.D.ミラージュが対峙し一騎打ちを演じていた。バッシュを駆るはコーラス王家王室軍団長グラード・シドミアンとファティマ・エスト。対するL.E.D.ミラージュは若きミラージュ騎士のカーレル・クリサリスとファティマ・ティータ。65時間に及ぶ長く激しい闘いは、捨て身の一撃によりカーレルが辛勝を得た。この戦いでジョーカー星団は名実ともにアマテラスの下に統一された。

第1話[編集]

運命の3人の女神パート1・ラキシス(単行本第1巻〜第2巻)

星団暦2988年、天才ファティマ・マイトとして名高い、ドクター・クローム・バランシェによる、12年ぶりの新作ファティマの「お披露目」が、惑星アドラーの自由都市バストーニュにて開催されようとしていた。MHの「マイスター」であるレディオス・ソープは、バストーニュ郊外のバランシェ邸を訪れる。そこでソープは、友人であるバランシェから、新作ファティマの「ラキシス」と「クローソー」が領主のユーバー・バラダに連行されたと告げられ、救出を依頼される。第2巻に「エピローグ」を掲載。

第2話[編集]

運命の3人の女神パート2・クローソー(単行本第2巻〜第3巻)

星団暦2989年、ジュノー星の小国ハグーダが、隣接する大国コーラス王朝に侵攻を開始した。ハグーダは小国でありながら思わぬ軍事力を示し、コーラスの仕掛けた持久戦をも凌ぐ。コーラスは徐々にハグーダに圧されていった。ハグーダの背後には、謎の傭兵組織「虹のブーレイ」の暗躍があった。

第3話[編集]

トラフィックス1(単行本第3巻〜第5巻)

星団暦2989年。クバルカン法国ルーンの騎士のミューズ・バン・レイバックは、法王スパンダから情報収集の任務を命じられ、無法地帯カステポーに赴いていた。国家の枠を超え騎士たちが集う「WAX TRAX」という店で、ミューズは、星団最大の賞金首「シルバーナイト」の物語を聞かされる。一方、カステポーの荒野では、メヨーヨ朝廷の騎士イラー・ザ・ビショップの凶行が続いていた。メヨーヨの新型MH「アシュラ・テンプル」の手合いの相手を求め、MHの首狩りを行っていたのである。第3巻に「プレ・トラフィックス」を掲載。

五つの星の物語(単行本第5巻前半)
レディオス・ソープとクローム・バランシェ、クーンとディモス・ハイアラキの出会いを描いた「ADDLER2629」、異宇宙「タイカ」の戦いを描いた「OVER THE 7777 NEW WORLD -時の彼方に-」、ソープとバランシェの別れを描いた「DELTA BELUN 2989」の3編による連作。

第4話[編集]

運命の3人の女神 放浪のアトロポス(単行本第6巻〜第8巻)

星団暦2992年、最強の生命体ドラゴンの長「L.E.D.ドラゴン(レッド・ドラゴン)」が転生した。アマテラスの帝はドラゴンの幼生を保護すべく、ボォス星のカステポーに向かうが、予期せぬ事故により消息不明となる。これにより、主の超常の力を失ったA.K.D.の浮遊城フロート・テンプルは、大混乱に陥る。一方で、A.K.D.は、アマテラスを救出すべくカステポーに地上軍を展開するが、地元ボォス星のシーブル軍と衝突。シーブルを支配する魔導士ディ・バローは、転生するドラゴンだけが生み出すといわれる、「命の水」を探していたのだ。互いの事情を明かせぬ両者は一歩も引けず、事態は泥沼化する。

第5話[編集]

ザ・シバレース(単行本第9巻〜第10巻)

古のファロスディー・カナーン超帝国が開発した戦闘人種「シバレース」の、過去・現在・未来の物語。

エピソード1
ビルトの右脚 ジュノー18097(単行本第9巻)
1万5000年後の星団暦18097年のジョーカー星団。星団の中で人類が生息する星はジュノーだけになっていた。
太陽王国ルールの竜騎士モンド・ホータスは、捕らえられた許婚を救うべく、邪悪な念導士ブラバ・クルガを追いかけていた。モンドは、ボリショイ王国の天馬騎士バナロッテ王女と出会い、行動を共にする。
古城に乗り込んだ2人は、醜い化け物に襲われ苦戦する。そこにプラバが現れ、その醜い化け物たちを「ファティマ」と呼んだ。
エピソード2
デルタ・ベルン2995
星団暦2995年。6年間のコーラス大使の任を終えたA.K.D.の騎士シャーリィ・ランダースは真冬のフローテンプルに帰国する。主君であるアマテラスの前に現れた彼女は、コーラスのトラーオ・バランカ王子との浮名を不忠であったと自責し、自害によって償うことを申し出る。
同刻。城の中庭では、2人の騎士が対峙していた。決闘の行方を窓から見守るミラージュの騎士たち……。
エピソード3
炎の女皇帝
AD世紀8383年。カラミティー星の重産業都市国家スパチュラは、総統ヨー・タイインの圧制下にあった。太陽王国からやってきた青年ネッド・スバースは人造人間バーシャと共に、民衆の為に戦っていたが、公安警察の戦闘兵器に追い詰められてしまう。彼らを窮地から事も無く救ったのは、ナインと名のる不思議な女性だった。
エピソード4
皇帝たちの操り人形
星団暦2997年。ハスハの騎士ワンダン・ハレーがMHで脱走し、アドラー星のトラン連邦領に逃げ込んだ。彼のファティマは国家的機密である新型MH開発に携わっていたことから、ハスハのAP騎士団は国家的な裏切りとして死神と恐れられている公安騎士隊『スクリティ隊』を追討に派遣する。一方で、ハスハの巫女ムグミカは、別の方向から事態を収拾することを決意。AP騎士団のエースでありながら騎士職停止中の不良騎士ヤーボ・ビートを皇帝騎士『ネードル・シバレース』に任じ、ハレーの保護を命じる。
エピソード5
二つの遺作
星団暦2997年。ハスハの皇帝騎士ヤーボ・ビートは、ボォス星カステポーのヴァキシティを訪れていた。騎士たちの溜まり場であるバー"WAX TRAX"で、ヤーボとバーのマスターは、このところの不穏な動きがあることについて話し合っていた。しきりに襲う頭痛に苦しみながら家路を急ぐヤーボ。だがその視界に、天から落ちる人間の影が入ってきた。
エピソード6
孔雀色の宝石(単行本第10巻)
星団暦2998年、フィルモア。騎士の素質を持つ幼女クリスティン・ヴィは、騎士への妬みゆえに、上級生から執拗ないじめを受けていた。たまりかねた彼女は、ついには凶行に走ってしまう。アルカナナイツのビオレート・トライトンに逮捕され、首都デュアンスのプロトン城に連行されたクリスは不意を就いて逃走、城の最地下に逃げ込む。そこでクリスは、パイロットスーツ風の服に身を包んだ不思議な老人たちと出会う。
エピソード7
ファースト・ブロー
星団暦2999年、いかなる国家権力の及ばないボォス星カステポー地方の各国の領事らが集まる街サッシャタウン。とある国の領事が新興国『バッハトマ』に殺害された。居合わせた年端もいかない少年ジャコー・クォン・ハッシュは犯人を追う。バッハトマの忍者である刺客は居合わせた眼鏡の少女を人質に取るが、少年はデタラメながら歳に見合わず天才的な技で応戦する。
エピソード8
トラフィックス2
=黒き死の女神=
星団暦3001年、カステポーのノーキィシティ。主を失ったファティマ・パルスェットは、人権のない『はぐれファティマ』の宿命として一般人から猥褻な関係を迫られる。しかし、偶然通りかかった少年ヨーン・バインツェルが騎士の力を誇示し、解放される。自分の新たなマスターとしてヨーンを求めるパルスェット。しかし、ヨーンは、自分は騎士ではないと言う。
星団暦2995年のカステポーの荒野で少年ヨーンは、はぐれファティマのバーシャを拾う。バーシャは、マスターを得ることができない壊れたファティマだった。ヨーンはいつの日かバーシャを直してマスターになることを決意し、バーシャと生活を共にする。バーシャから様々な剣技を教えてもらう日々が始まったのだが…。
エピソード9
イペル・シュバリエ〜剣聖来訪〜
星団暦3007年、成長したフィルモアの騎士クリスティン・ビィは、バキン・ラカンの聖帝カンパー・ラ・シーラから、伝統の称号「ハイランダー」を与えられた。
無事に称号を受け取ったクリスティンだったが、自分には騎士としての人生しか無いことに悲しみを感じていた。街のオープン・カフェで一人ごちるクリス。そんな彼女に気さくに声をかける女性たちがいた。そしてその様子を見守る青年…。
エピソード10
ブラック3
=AD世紀の亡霊=
星団暦3010年、デルタ・ベルン。フロート・テンプルに突如として3人の侵入者が現れ、全ミラージュ騎士に緊急出動が発令された。3人はバッハトマ魔道帝國の黒騎士デコース・ワイズメル、魔導士ビューティー・ペール、そして、皇帝ボスヤスフォートであった。国際会議でアマテラスが不在の隙を突いてラキシスとサリオン王子を殺害すべく乗り込んできたのである。
エンディング エピローグ
ザ・シバレース エンディング・エピローグ1
=蜃気楼の使者=
星団暦3010年、フロートテンプル。サリオンはバッハトマへの報復をアマテラスに進言するが、退けられた。ソープはラキシスに死んでいった者たちへの想いを語る。
同時刻、ハスハ。AP騎士団スクリティ隊長ロータス・バルンガは、アルル・フォルティシモと名乗る女性傭兵騎士を連れて来た。幼いマグダル皇女は、アルルの天命を見抜く…
ザ・シバレース エンディング・エピローグ2?(単行本第10巻に書き下ろし掲載)
星団暦3015年、カーマントー・シージラック王国の峡楼姫は、Dr.ダイアモンド・ニュートラルのMHを売り込むために、フロートテンプルを訪れた。そこで彼女は売買契約の成立に気を良くするあまり、うっかり、アマテラスが仕掛けた人身売買の契約書にまでサインをしてしまう。姫は慰み者になってしまうのか…?
峡楼姫からの手紙を受け取った、イズモ・アストロシティ市長の泰千錫華とDr.ダイアモンドは、アマテラスの横暴に怒り心頭でフロートテンプルに乗り込んできたのだが、待っていたのは…。

第6話[編集]

マジェスティック・スタンド(単行本第11巻〜)

パート1「44分間の奇蹟〜ハスハ陥落」

神々の領域――ファーンドームの星王は、ジョーカー太陽星団にいた頃の心残りを清算したい旨を、神々に告げていた。それは、神が人間たちの世界に干渉することを意味する。だが星団を作りし天照大神は、44分間の時間制限を設けて、星王の行動を許す。実行時期は――星団歴3075年。

星団歴3030年のある日の未明。ハスハ連合共和国の首都ハスハント(=ベイジ)は緊迫した空気に満ちていた。シーブルを母体に興った新興国家・バッハトマ魔法帝国が宣戦を布告し、夜明けと共にハスハントを制圧すると通告してきたのだ。バッハトマの皇帝ディス・ボスヤスフォートの煽動策もあり、ハスハ上空には、派兵していない国を数えた方が易しいほどの星団中の国々の艦隊が、何らかの思惑を秘めて集結していた。

最高首脳陣のみが残るハスハ王宮。AP騎士団総団長にしてアトールの皇帝騎士ダグラス・カイエンは、彼のパートナーであるファティマ・アウクソーを傍らに呼び、ある重大な"ことば"を告げる。

パート2「SMOKE WALLS」

時の詩女(月刊ニュータイプ2013年5月号以降)

パート3
Act.1「黒騎士 ダッカス・ザ・ブラックナイト」
Act.2「スタックコード~ダーク・ビジター」
Act.3「Bride of Kaiser =ダイ・グの花嫁=」
Act.4「ロスト・マグダル」
Act.5「ツラック隊」

第7話[編集]

壊れる世界[9]

第8話[編集]

モナーク・セイクレッド(単行本第10巻に「プロローグ デルタ・ベルン 3007」を掲載)

星団歴3007年、デルタ・ベルン。AKDを率いる天照家の創興4400年記念行事が星団にテレビ中継された。式典は新型MH-ナイト・オブ・ゴールド、LEDミラージュ、ヤクト・ミラージュ-のお披露目をも兼ねていた。アマテラスはつぶやく。「これらのMHを見ても立ち向かおうとする愚か者がいないことを祈る」。

同時刻。イズモ・アストロシティで式典中継を注視していた人物がいた。その人物-Dr.ダイアモンド・ニュートラルは言い放つ。「アマテラス陛下はモンソロン大帝や炎の女皇帝と同じ道を行かれるか」。

サイドストーリー[編集]

『ファイブスター物語』は、プロローグを除けば、基本的に星団暦2988年から時系列にストーリーが展開されている。しかし、回想や伝説、予知・予言等の形で、過去や未来の様々なストーリーが割り込んでいる。これらに関しては、神の視点から描かれる場合もあり、作品に登場する順序としては必然である事を、作者自身が述べている。第3話・第5話の一部のエピソードがそうであるが、他にも多数存在する。

プロムナード
単行本では11巻巻末に掲載されているストーリーで、実家を離れアルバイトをしながら学校生活を送っている女子高生ちゃあ・てぃを主人公にしたストーリーである。連載時はFSS本編の休載期間の代稿漫画の代稿を休載中の永野自身の漫画で補われたと奇妙な説明がなされていた。作者は「FSSとは無関係」としていたが、読者からは類似性が指摘されていた。
プリマクラッセ・ヒュートラン
単行本では12巻の巻末に掲載されているストーリーで、『プロムナード』の続編とFSS本編とつながる場面が交錯して描かれている。
名家「公爵様」の館でメイドのバイトをしていたちゃあが、同じくメイドをしていた超美少女にして超天才少女のエミリィに異様なくらいに懐かれてしまった。ちゃあの一生懸命さを見ていた執事のウッドの推薦で、公爵様の母が創立した学校への入学を決めるちゃあだが、それを立ち聞きしていたエミリィは…。
一方星団暦3031年のハスハ・ナカカラ。友人のシング・桜子がハラハラしながら見守る中、ワスチャ・コーダンテの初陣が始まろうとしていた。パートナーの「エミリィ」こと、バランシェの最高傑作ファティマ「ヒュートラン」は「一番弱そうで動きの鈍いMH」を狙うようワスチャに指示するが、そのMHこそメヨーヨの主力MHアシュラ・テンプル。しかもヘッドライナーは天位騎士クライマー・パイドルという、弱いどころか桁外れに強い組み合わせだった!
プロムナードその3 プロポーズでひっくり!!の巻き
2013年の連載再開以降のストーリーで、新設定に準拠したFSS本編の一場面として描かれている。

公式関連書籍[編集]

角川書店発行[編集]

月刊ニュータイプ
毎月10日発売の月刊アニメ雑誌、月刊ニュータイプにてファイブスター物語の本編が何度かの休載を挟んで連載されている。アニメーション『花の詩女 ゴティックメード』(略称GTM)の製作による長期休載中も関連の広告は毎月掲載されていた。2013年5月号から9年ぶりに連載再開。
単行本
現在12巻(ニュータイプ100%コミックス)まで刊行されている。なお、雑誌掲載時から削除・加筆されている部分が数多くある。1巻と2巻は、それぞれ「1998 EDITION」、「2005 EDITION」として設定資料の記述が増補改訂されて[10]再刊行されている。8巻も「2011年の数年前」にカラーページを差し替えた「改訂版」となっている[11]。13巻発売時に、13巻も含め既刊全部が連載時サイズに刷新される予定。
I
1987年(昭和62年)5月21日発行。ISBN 4-04-852061-X
「1998 EDITION」1998年(平成10年)9月30日発行(通巻58刷)。ISBN 978-4-04-852996-9
II
1988年(昭和63年)7月1日発行。ISBN 4-04-852107-1
「2005 EDITION」2005年(平成17年)3月1日発行(通巻56刷)。ISBN 978-4-04-853822-0
III
1990年(平成2年)9月1日発行。ISBN 978-4-04-852275-5
IV
1991年(平成3年)10月1日発行。ISBN 978-4-04-852311-0
V
1992年(平成4年)11月20日発行。ISBN 978-4-04-852367-7
VI
1994年(平成6年)3月30日発行。ISBN 978-4-04-852468-1
VII
1995年(平成7年)4月30日発行。ISBN 978-4-04-852559-6
VIII
1997年(平成9年)2月28日発行。ISBN 978-4-04-852774-3
VIIII
1998年(平成10年)9月30日発行。ISBN 978-4-04-852957-0
X
2000年(平成12年)10月1日発行。ISBN 978-4-04-853249-5
XI
2003年(平成15年)4月30日発行。ISBN 978-4-04-853569-4
XII
2006年(平成18年)4月10日発行。ISBN 978-4-04-853950-0
リブート
連載25周年を迎えたのを記念して、既刊12巻分の内容を雑誌掲載時の構成に戻し[12]、各話ごとの収録で刊行。初期デザインなどの未発表画稿も収録。サイズは従来の単行本と同サイズ。2011年2月から2012年3月まで7巻(ニュータイプ100%コミックス)が刊行[13]。リブートと単行本の違いは、音楽で言うならリブート(連載)が「ライブ」、単行本が「アルバム」であり、連載再開後も単行本とリブートの両方を刊行[14]し、リブートは単行本を2巻刊行ごとにまとめるとされている[15]
(1) LACHESIS
2011年(平成23年)2月10日発行。単行本版1巻より2巻P20までに相当。表紙はラキシス。ISBN 978-4-04-854609-6
(2) CLOTHO
2011年(平成23年)4月9日発行。単行本版2巻P23以降、3巻P165までに相当。表紙はクローソー。ISBN 978-4-04-854622-5
(3) TRAFFICS
2011年(平成23年)6月10日発行。単行本版3巻P166以降、4巻・5巻に相当。表紙は静。ISBN 978-4-04-854641-6
(4) ATROPOS 1
平成23年8月10日発行。単行本版6巻より7巻P149までに相当。表紙はラキシス。ISBN 978-4-04-854670-6
(5) ATROPOS 2
2011年(平成23年)10月8日発行。単行本版7巻P150以降、8巻までに相当。表紙はアトロポスとすえぞう。スピード感などの関係で単行本ではかなりの削除が行われてしまった部分も収録されている。特にアイシャの登場シーンの修正にはファンからの苦情が殺到し、永野本人も失敗だと認めた部分も(リブートの趣旨としては当然ながら)連載当時のものに戻されている。ISBN 978-4-04-854698-0
(6) THE CHIVALRIES
2012年(平成24年)1月10日発行。単行本9巻より10巻P249までに相当[16]。表紙はインタシティ(ハルペル)。ISBN 978-4-04-120043-8
(7) THE MAJESTIC STAND 1
2012年(平成24年)3月10日発行。単行本11巻・12巻に相当。表紙はヒュートラン。ISBN 978-4-04-120118-3
F.S.S.DESIGNS
連載開始から20年が経ち、最新の設定資料集として刊行された。当初の構想の後に創作した部分に従来の設定と矛盾する点が多々発生しているが、デザインズの設定が優先される。既刊4巻。
F.S.S. DESIGNS 1 EASTER;A.K.D.
第1巻。2005年(平成17年)9月20日発売。当物語の最大の主人公らの所属するイースター太陽系・惑星デルタ・ベルン=A.K.D.に関連した部分を収録。作中に登場する神々についても触れている。表紙はアマテラス。ISBN 978-4-04-853881-7
F.S.S. DESIGNS 2 ADDLER:JUNO
第2巻。2007年(平成19年)7月10日発売。内容はイースター太陽系・惑星アドラーとサザンド太陽系・惑星ジュノーの2つの惑星に関連した部分。星団内全人類生存星の地理的解説、バランシェ・ファティマの全プロフィール、モーターヘッドの構造解説なども収録されている。当初はF.S.S. DESIGNS 2 ADDLER:JUNO:KALAMITY GODDERS(仮)というタイトルだったが、内容が当初の予定から増えたことで惑星カラミティ・ゴーダーズに関しては第3巻に移された。表紙はファティマ・クローソー。ISBN 978-4-04-854103-9
F.S.S. DESIGNS 3 KALLAMITY GORDERS:BOTH
第3巻。2008年(平成20年)9月25日発売。ノウズ太陽系・惑星カラミティ・ゴーダーズとウエスタ太陽系・惑星ボォスの物語に登場するほぼ全ての国家を収録。表紙はクリスティン・V。ISBN 978-4-04-854254-8
F.S.S. DESIGNS 4 覇者の贈り物 =GOTHIC MADE=
第4巻。2014年(平成26年)3月10日発売。B6判144ページ。内容として、キャラクターの年齢比較表を掲載[17]。過去のデザインの総集編である前3冊と異なり、新規デザイン集である本書は、トイズプレス時代の作品集「CHARACTERS」のナンバリングを引き継いで与えられ「CHARACTERS XIII」でもある。ISBN 978-4-04-110530-6
カレンダー

ゴティックメードの制作による休載中の新たな設定の公開を兼ねたカレンダーが発売された。通販専用商品。

F.S.S. SCHOOL DESIGNS ジョーカー太陽星団学校案内手帳(スクールカレンダー2007-2008付)
本編に登場する女性キャラクターの学校時代の制服のイラストと設定が収録された冊子に2007年度のカレンダーが付録する手帳セット。2006年(平成18年)9月から注文受付開始され、2007年(平成19年)2月に発売された。表紙はパナール・エックス。2014年に発売されたF.S.S. DESIGNS 4のあとがきの中で、新規デザインのみで構成されている本書が、最初から作品集「キャラクターズ12」として作られていたことが明かされた。
がんばれエスト スクールカレンダー 2008-2009
2008年度(平成20年)のカレンダー。イラストはファティマ・エスト。
ファイブスター物語 カレンダー2009
2009年(平成21年)のカレンダー。前年までとは違い2009との単年号表記であるが、表紙となっているクリスティン・Vのイラストの4月から始まる。
トレーサー
公認ファンブック。表紙等のデザインはリブートを踏襲している。
Ex.1
2012年10月10日発売。星団史上初と銘打った第1巻。表紙はアマテラス。ISBN 978-4-04-120478-8
Ex.2
2013年3月25日発売。表紙はAFタイフォン"アシリア・セパレート"。ISBN 978-4-04-120665-2 Newtype2113年5月号(4月10日発売)での連載再開に向けて、永野護、新作書き下ろし解説12ページ(CHARACTERS TRACER Ex.2)が収録され、「『ファイブスター物語』はトレーサー2のこのページを読まれた瞬間から再開です」と1ページにある。
ファイブスター物語 ニュータイプ100%コレクション (14)
1989年公開の劇場用アニメーションのフィルムダイジェスト、シナリオ、設定資料、スタッフインタピューを収録したムック。1989年(平成元年)3月10日発行。ISBN 4-04-705114-4
2003年のDVD発売にあわせて復刻されている。ISBN 978-4-04-853614-1
ファイブスター物語 EPISODE GUIDE 1986-1997
「トラン連邦大統領ミッション・ルースの知るところを余すことなく記録した」がコンセプト。1997年までの既出の資料を掲載したもの。1997年12月25日初版発行。ISBN 4-04-852779-7
The Five Star Stories ISSUE
ファイブスター物語連載15周年を記念して発行された『ニュータイプ』2001年6月号の増刊号。今までの『ニュータイプ』誌に掲載された永野護に関するページを集めたもの。『月刊ニュータイプ』1986年9月号付録『THE OFFICIAL ART OF The Five Star Stories』を復刻した別冊が付録される。
The Five Star Storie OUTLINE
先に発行された『The Five Star Stories ISSUE』の再版の要望があり、発行された。ISSUEに40ページを追加して再編集したムック。ISSUEから一部の内容が除かれているが、「ワイツミラージュ」や永野版ZZなどの没イラスト、富野由悠季との対談などが追加されている。2001年12月25日付初版発行。ISBN 4-04-853463-7

トイズプレス発行[編集]

トイズプレス社は、『ニュータイプ』元編集長の佐藤良悦が北原照久と共同で1986年に設立した企業である。永野護は1987年より同社の副社長を務める。

キャラクターズ
デザイン画と設定解説を収録した設定資料集。漫画の休載期間は単行本やこれらの設定画集の制作に当てられている。「CHARACTERS #12」からは角川書店から刊行された新規作品集がナンバリングを引き継いでいる。
CHARACTERS #1 MIRAGE
第1話の内容を主とした設定資料集。1988年。A4変形。
CHARACTERS #2 COLUS
第2話の内容を主とした設定資料集。1988年。A4変形。
CHARACTERS #3 WATER DRAGON
事典。これを拡充して再編集したものがクロニクル・ファーストエディションである。現在絶版。1988年。A4変形。
CHARACTERS #4 FATIMA
ミラージュとミラージュファティマの設定集。1989年。A4変形。
JOKER 3100
従来の設定資料集とは趣を異にした、星団歴3100年代をコンセプトにした情景画集。(キャラ、メカは永野。背景美術は池田繁美が担当)1989年。B4判。
CHARACTERS #5 3159
永野が作編曲、演奏を手がけたイメージアルバム「MAMORU NAGANO」のメイキングと香港旅行記。1990年。A4変形。
CHARACTERS #6 TWIN TOWER
ヤクト・ミラージュ・グリーン・レフトの詳細な設定を主とした第4話前半の設定集。1993年。B4判。
CHARACTERS #7 DRAGON KLEIN
キャラクターズ・プラス全4冊に掲載された設定を一冊にまとめたもの。1992年。A4変形。
CHARACTERS #8 A.K.D.
ミラージュ騎士団ではなく、陸軍や宇宙軍といったA.K.D.軍解説及び第4話後半の設定集。1994年。A4変形。
CHARACTERS #9 PLASTICS STYLE
新型ファティマファッション、プラスティック・スタイルのデザイン画集、および第5話前半の設定集。1997年。B4判。(プラスティック・スタイルへの変更はデカダン・スタイルが他のアニメや漫画で真似されたことへの反発で行われた)
CHARACTERS #10 KNIGHT FLAGS
第5話後半から第6話への設定資料集。通常の設定集の倍のボリュームを誇る。初回版はソフトカバー仕様。2000年。B4判。
CHARACTERS #11 SMOKE WALLS
第6話ACT2に登場するデザイン画やフィルモア帝国組織図、MHの内部構造図解などをまとめた設定集。2003年。B4判。
テールズ・オブ・ジョーカー
アルファベット表記は「Tales of Joker」。略称はTOJ。
本編の再収録が主たる内容となった中綴じ形式の冊子。ニュータイプ誌と同サイズで、連載から数か月後に掲載されるが、単行本の方が先に刊行されたこともあった。また長期休載時には単行本から再録することもあった[18]。当初は年3回の発行(1997年は2回)で、1999年の第15号から年4回となったが、2004年の第35号より年2回となり、本編の休載もあって第38号をもって休刊となっている。
表紙は、第1号から第10号までシル・ヴィス・レス・ヴィーナス。第11号以降は登場人物もしくはMHの設定カラーイラスト。表紙イラストのイメージカラーで枠取りがされていたが、第20号からは無くなった。第22号は表紙キャラクターの違いで3種類発売された。
  1. ISBN 4-924930-71-7、1994年3月10日発行。
  2. ISBN 4-924930-72-5、1994年7月10日発行。
  3. ISBN 4-924930-73-3、1994年11月10日発行。
  4. ISBN 4-924930-74-1、1995年3月25日発行。
  5. ISBN 4-924930-75-X、1995年7月25日発行。
  6. ISBN 4-924930-76-8、1995年12月20日発行。
  7. ISBN 4-924930-77-6、1996年5月20日発行。
  8. ISBN 4-924930-78-4、1996年9月20日発行。
  9. ISBN 4-924930-79-2、1996年12月31日発行。
  10. ISBN 4-924930-80-6、1997年6月20日発行。
  11. ISBN 4-924930-81-4、1997年11月20日発行。表紙:クリスティン・V(幼少時と成人時)
  12. ISBN 4-924930-82-2、1998年3月20日発行。表紙:イ・ヤーン・バッシュ
  13. ISBN 4-924930-83-0、1998年8月28日発行。表紙:アサラム・スキーンズ
  14. ISBN 4-924930-84-9、1998年11月28日発行。表紙:コンコード(エンプレス搭乗時のファティマスーツ)
  15. ISBN 4-924930-85-7、1999年2月28日発行。表紙:サイレンF型(赤カラーリング)
  16. ISBN 4-924930-86-5、1999年5月28日発行。表紙:ファティマ・バーシャ
  17. ISBN 4-924930-87-3、1999年8月28日発行。表紙:峡楼姫
  18. ISBN 4-924930-88-1、1999年11月28日発行。表紙:ファティマ・チャンダナ(デカダン・スタイル)
  19. ISBN 4-924930-89-X、2000年2月28日発行。表紙:ファティマ・チャンダナ(プラスティック・スタイル)
  20. ISBN 4-88775-120-6、2000年5月28日発行。表紙:エンゲージ・オクターバーSR1
  21. ISBN 4-88775-121-4、2000年8月28日発行。表紙:レッド・ミラージュV3 インフェルノ・ナパーム
  22. ISBN 4-88775-122-2、2000年11月28日発行。表紙:AUGE or フランベルジュ・テンプル or アルカナ・サイレン
  23. ISBN 4-88775-123-2、2001年2月28日発行。表紙:アンカー・クイーン
  24. ISBN 4-88775-124-9、2001年5月28日発行。表紙:クロス・ミラージュ雄型
  25. ISBN 4-88775-129-X、2001年8月28日発行。表紙:ファティマ・ヴィン・ティン(プラスティック・スタイル)
  26. ISBN 4-88775-126-5、2001年11月28日発行。表紙:アルル・フォルティシモ・メロディ4
  27. ISBN 4-88775-127-3、2002年2月28日発行。表紙:ファティマ・コロナ(プラスティック・スタイル)
  28. ISBN 4-88775-128-1、2002年5月28日発行。表紙アイシャ・ルーマー
  29. ISBN 4-88775-129-X、2002年8月28日発行。表紙:ファティマ・霧姫(プラスティック・スタイル)
  30. ISBN 4-88775-130-3、2002年11月28日発行。表紙:ファティマ・ベルクト(プラスティック・スタイル)
  31. ISBN 4-88775-131-1、2003年2月28日発行。表紙:ミューズ・バン・レイバック
  32. ISBN 4-88775-132-X、2003年5月28日発行。表紙:ワスチャ・コーダンテ
  33. ISBN 4-88775-133-8、2003年8月28日発行。表紙:エンゲージ・オクターバーSR3
  34. ISBN 4-88775-134-6、2003年11月28日発行。表紙:マロリー・ハイアラキ
  35. ISBN 4-88775-135-4、2004年2月28日発行。表紙:ノンナ・ストラウス
  36. ISBN 4-88775-136-2、2004年11月20日発行。表紙:ブーレイT-233
  37. ISBN 4-88775-137-0、2005年6月20日発行。表紙:ダイ・グ・フィルモア5
  38. ISBN 4-88775-138-9、2005年11月28日発行。表紙:ファティマ・ヒュートラン(デカダン・スタイルとプラスティック・スタイル)
テールズ・オブ・ジョーカー・エクストラ
アルファベット表記は「Tales of Joker #EXTRA」。TOJの特別版。ワンダーフェスティバルで配布されたエクストラと一般販売されたエクストラ・エクストラとがある。内容は一部違う。現在のところ1種のみ。表紙はアウクソー。エクストラ・エクストラの表紙背景色はTOJシリーズ唯一の赤。
キャラクターズプラス
第3話の設定やデザイン画・漫画のメイキング、永野のインタビュー、井上伸一郎のエッセイ「マモルマニア」の連載などで構成される従来のキャラクターズを分冊、定期刊行化した実験的な書籍。
CHARACTERS PLUS 1
1991年。A4変形。
CHARACTERS PLUS 2
1991年。A4変形。
CHARACTERS PLUS 3
1991年。A4変形。
CHARACTERS PLUS 4
1992年。A4変形。
クロニクル
ファイブスター物語の事典。キャラクターズ第3号に掲載された事典を別シリーズとして独立させたもの。
クロニクル・ファーストエディション1990
キャラクターズ#3の続巻。
クロニクル・ファーストエディション1990・ライト
ファーストエディションを製本仕様の軽装化と一部内容削除により価格を下げたもの。
クロニクル2
電子ブック。
クロニクル・ファーストエディション1993プラス
クロニクル・ライトの未収録集。ライトでファーストエディションから削除した部分を収録。双方でクロニクル2相当になる。
クロニクル3
EPWING形式の電子ブック。パソコン用の検索プログラムが同梱されるようになった。
クロニクル2005
クロニクル2007
最新版。単行本12巻までの内容を反映させた内容だが、やや遅れて刊行されたF.S.S.DESIGNS 2とは若干異同がある。
BEST OF FSS
コミックスの名場面集。
MORE BEST OF FSS
単行本第1巻から第12巻に登場するモーターヘッドを全騎紹介。
FACTORYS
MHやファティマ模型の写真、原型師やメーカー各社の記事で構成されたいわばMH写真集。
FACTORYS
1990年発行。
FACTORYS2004
2004年発行。※2007年に新装版
2001年から2004年までに発売されたキットの紹介。
谷明原型「ナイトオブゴールド」レジンキットの48ページにわたる組立解説書を掲載。
FACTORYS2007
2007年発行。
海洋堂、キャスト、ウェーブ、ボークス、各メーカーの新旧レッドミラージュを収録。
FACTORYS2010
2010年発行。
2007年から2010年までに発売されたキットの紹介。
FACTORYS2012
2012年発行。
『ファイブスター物語』モデルキット誕生25周年。「FACTORYS」としては最終号。

劇場用アニメーション[編集]

ファイブスター物語
監督 やまざきかずお
脚本 遠藤明範
製作 角川春樹
出演者 堀川亮
音楽 朝川朋之
主題歌 長山洋子『瞳の中のファーラウェイ』
製作会社 角川書店
配給 東宝
公開 1989年3月11日
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

1989年3月11日東宝系で公開された。上映時間は66分。併映は『宇宙皇子』。

原作の第1話(単行本第1巻)をアニメ化。キャラクターデザイン作画監督を担当した結城信輝のもと、緻密な作画によってストーリーを再現している一方、原作以上に凄惨な人体損壊描写も散見される。

以下、正式名称ではなくスタッフロール準拠。「リ」が「リ」、「作」が「作」となっているなど、上映当時のまま記載。

声優[編集]

制作・スタッフ[編集]

主題歌[編集]

「瞳の中のファーラウェイ」
作詩:川村真澄 / 作曲:石田正人 / 編曲:西平彰 / 歌:長山洋子
シングルは1989年2月21日ビクター音楽産業より発売。また、ミニアルバム(マキシシングル)も1989年6月7日にビクター音楽産業より発売。

映像ソフト[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 『ファイブスター物語』連載再開で雑誌重版、そして完売!! 売り切れ店続出、話題沸騰中の『月刊ニュータイプ5月号』|株式会社角川グループホールディングスのプレスリリース”. PR TIMES (2013年4月16日). 2013年4月23日閲覧。
  2. ^ 2013年5月号においては、正式名称は「オートマチック・フラワーズ」(略称はAF)とされている。
  3. ^ 実際アーレン・ブラフォードのアパッチに敗れたアトロポスのオージェ・アルスキュルは、機密保持のために自爆して装甲が灰になったがエンジンは回収されナイト・オブ・ゴールドATに再利用されている。
  4. ^ 月刊ニュータイプ 2013年10月号 59頁より
  5. ^ ここまでの記述は単行本第2巻2005エディション付録に基づく。
  6. ^ a b 『F.S.S.DESIGNS 2』より。
  7. ^ ベイジ陥落時のコレットの最後の命令(単行本第11巻)に見られるように、ハスハでは「ムグミカの後継者はマグダル」がコンセンサスとなっていたが、聖宮ラーンや、ムグミカの死後暫定皇帝として復帰したフンフトがこれを承知しているのかは、作中からは単行本第12巻までの時点では明らかではない。
  8. ^ 『F.S.S.DESIGNS 3』によれば、マグダルは即位に必要な儀式である「記憶の継承」を受けていないとの事(ただし父カイエンの出自やその背景にあった超帝國とドラゴンとの確執、懐園剣、「血の償還」については知らされていた)。
  9. ^ 『トレーサーEx.1』7頁より。
  10. ^ 本編の内容・作画の変更はない。
  11. ^ リブート第5巻254頁より。内容の変更・追加がないため、「改訂版」とのアナウンスはされていない。
  12. ^ 削除・加筆された箇所も雑誌掲載時の状態に戻し、連載時の扉絵も当時のままで収録。ただし一部用語やセリフの変更はあり。
  13. ^ 購入者への特典キャンペーンとして、塗装済完成品フィギュアの応募者全員サービス(負担金あり)が実施されている。第1次が「L.E.D.ミラージュ(1〜3巻とニュータイプ2011年4月号又は7月号の全4品購入特典)」、第2次が「the K.O.G.(4〜7巻の全4巻購入特典)」。
  14. ^ リブート4巻132頁より。
  15. ^ リブート7巻486頁より。
  16. ^ 単行本10巻のP252以降は単行本描き下ろしのためにリブートには未掲載。
  17. ^ 「リブート6巻」によると2012年初頭にはほぼ完成しており、連載再開待ちとのこと。年齢比較表の一部が「リブート6巻」で先行公開されている。
  18. ^ 23・24が第5巻前半の「五つの星の物語」、30・31・33が第4巻の再録。
  19. ^ 劇場版アニメ『GOTHICMADE ゴティックメード-花の詩女-』の公開を記念した期間限定生産版。2009年発売版と同じ本編Blu-ray Discに、『GOTHICMADE ゴティックメード-花の詩女-』のスペシャルガイドDVDが同梱されている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]