スクライド

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スクライド
ジャンル 格闘アニメ
アニメ
監督 谷口悟朗
脚本 黒田洋介
キャラクターデザイン 平井久司
製作 テレビ東京 / 読売広告社 / SUNRISE
放送局 テレビ東京系、BSジャパン
放送期間 2001年7月4日 - 12月26日(TXN)
話数 全26話
コピーライト表記 ©サンライズ
小説: スクライド / スクライド アフター
著者 兵頭一歩
イラスト 平井久司
出版社 メディアワークス
レーベル 電撃文庫
巻数 全3巻
テンプレート使用方法 ノート

スクライド』(s.CRY.ed)は、2001年7月 - 2001年12月テレビ東京系列BSジャパンで放送されたサンライズ製作のテレビアニメ。全26話。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] ストーリー

21世紀初頭の近未来、神奈川県の一部で突如、横浜を中心に自然現象では有り得ないほどの原因不明エネルギーを放出して大規模な隆起が発生し、首都圏全域の機能が失われ、政治・経済も長期にわたる停滞を続けることになった。半径約20~30km・高さ240メートル以上にも及ぶ『ロストグラウンド』と呼ばれる大地が誕生した。5年後、余力ができ復興した日本政府や国連からの援助によりロストグラウンドは復興するも、復興した市街の住人と崩壊地区の住人「インナー」という特殊な二層社会が形成される。大隆起現象からアニメでは8年(5.1chDVD-BOX付属ブックレットでは18年)後、日本においての完全独立自治領連(むらじ)経済特別区域と認定される。その背景には、ロストグラウンド生まれの新生児の中に「アルター能力」という特殊能力を持つ者達が現れ始めたということがある。彼ら全般は「アルター使い」や「ネイティブアルター」と呼ばれ、その中でも特に暴力や略奪を行う一部は「アルター犯罪者」と呼ばれるようになった。これに対して本土側はロストグラウンドにおける武装警察機関「HOLD」内に、アルター能力者による部隊「HOLY」を設立し、これに対応した。そんな中、ロストグラウンドの崩壊地区で生まれ育ったアルター使いカズマは、HOLYに所属するアルター使い劉鳳と出会う。

[編集] 登場人物

[編集] 主人公

カズマ(声:保志総一朗
本作の主人公。インナー(ロストグラウンドの未開発地区)で自らのアルター能力を使い、専ら非合法の依頼を請け負う便利屋の少年。身勝手で負けず嫌い、自分に嘘は付けず、短気で喧嘩っ早く、他者に媚びない性格だが、かなみを始めとした親しい者に対しては彼なりの優しさで接する。が、他者に甘えることを良しとせず、基本的に自らの掲げたルール・モラルにのみ従い、自分の始末は自分でつけるタイプ。
人質を取られていようと相手の話を聞かず、とにかく攻撃をしかける。
元から強力なアルターを有し負け知らずだったが、ネイティブアルター狩りに出動した劉鳳に敗れる。それ以降彼をライバル視し、時にはその力を認めながら、急激に成長していく。第9話にてアルターの結晶体と触れ、能力が劇的に進化。劉鳳との一戦目の直後には、ホーリーからCマイナスクラスの能力者と認定され、軽んじられたものの、第13話における再戦時にはホーリー部隊隊長のジグマールから、劉鳳と同じSクラスと評された。
最終的には全身融合を果たし、本土側のアルター部隊を圧倒的な実力で全滅し、全てを終えた後かねてからのやり残したこと「劉鳳との喧嘩」に挑んだ。
「カズマ」という名前はあくまでも仮の名前であり、本名、年齢、出身地は不明で本人もまったく覚えていない(但し物語上の設定では16歳)。血縁者も定かでない。過去に共同生活を送っていたストレイト・クーガーを兄貴と呼ぶが、義理の関係である。
知能は低く、1+1=3と答える。雲慶の脚本の中では、ホーリーにおける学力テストでは5~7歳児相当と評価されていた。他人の名を覚えるのが苦手で、接する機会が少ない相手に対しては名を思い出せずに悩む。反面、大切な存在であるかなみや、親友の君島の名前は普通に覚えており、劉鳳に対しては直に名を問うた上で強く脳裏に刻み込み、更に自分の名を劉鳳へ明かし、刻ませている。
拳の破壊力は元から強く、アルターに侵食された腕になってからはコンクリートさえも軽々破壊出来る。
13話の戦いで右目が劉鳳に潰されたとあるが、アフターによると視力自体は無くなっておらず単に瞼が上がらなくなってしまっているだけであり、アルター発動時には開く。
劉 鳳(りゅう ほう)(声:緑川光
A級のホーリー隊員であり、本作のもう一人の主人公。己の信じる正義を貫き、その正義に殉ずる不器用ながらも一途な男。17歳。
幼馴染の水守や同僚のシェリスから想いを寄せられているが、どちらに対しても積極的に心を開く事はない。
連(むらじ)経済特区(通称ロストグラウンド)を実質統治する名家の子息だったが、幼少の頃母親をアルターの結晶体に殺害され、その際にアルター能力を覚醒させた。この事件をネイティブの仕業と勘違いしホーリーに入隊、ネイティブアルター狩りを行う。そんな中でカズマと出会い、当初は実力差から相手にもしていなかったが、カズマの成長を目の当たりにしライバルと認めていく。
カズマと正反対の行動様式を装っていながら、その実、似た者同士という点をカズマから指摘される。カズマに言わせれば、劉鳳は時と場合に応じて聞こえのいい大義を掲げつつも、やっている事自体はカズマと大差無いという。
13話でのカズマとの戦闘中に初めて「向こう側の世界」に入り込み、それを機に記憶を失い、ホーリーを離脱。かなみとの触れ合いを通してインナーの住人に心を開いた後に記憶を取り戻すが、ホーリーへの復帰は拒み続けた。
彼もカズマに先んじ最終進化を果たし、アルター結晶体や本土のアルター部隊に戦いに勝利した後、最大の敵との戦いに挑んだ。
カズマとは前半敵対していたが、後半では敵と見定めた相手が一致し、共闘している。
アフターにおいては、第二次ホーリーの隊長を務める。だが彼は未だに彷徨い続け、昔のようにアルター使いをアルター使いで統制するという行動も行った。この頃から髪が長くなっている。
最終話のラストシーンでは、数年後は長髪になっており本土側と戦い続けていることが確認出来る。

[編集] ヒロイン

由詑 かなみ(ゆた かなみ)(声:田村ゆかり
数年前、カズマと出会い、それ以降生活を共にする少女。人見知りが激しく、カズマ以外の人間には容易に心を開かない。幼いながらも、カズマに対し深い愛情を抱き、彼を思う気持ちがアルター能力へと昇華していたが、自らはカズマがアルター能力者である事については知らなかった。
年齢の割にしっかりしたところがあり、無気力で仕事にも就かない(カズマの便利屋稼業を知らないため)カズマを諌め、ヘコませる事が出来る唯一の存在でもある。その年齢は8歳。
カズマ以外の人間には常に敬語で接し、周りからは「礼儀正しいいい子」というイメージで見られているが、本人にとっては心のどこかで他人と距離を取っていた。劉鳳に心を開いた後は他人と関わる機会も増え、最終的にはほとんどの人間に対し心を開くことが出来るようになった。
彼女の見ていた夢は、無意識下で発動、他者の思考とリンクしてしまうアルターであった為、その利便性から無常矜侍に利用されてしまう。
最終話のラストシーンでは、数年後の成長した姿を披露する。
また、ドラマCDでは意外と嫉妬深い一面を見せた(かなみの「気になる人は?」という質問にカズマが「劉鳳」と答え、さらにかなみがそれを「りゅう子」と勘違いしたため)。
本作のモノローグ担当でもあり、前述のアルター能力によって感じた情景(カズマや劉鳳の体験)を語っている。
キャラクターのモデルは、洋画レオン』に登場するヒロイン、マチルダから[要出典]
脚本の黒田洋介曰く「今だから言いますが、カズマとかなみの間にあるものはです」とのこと(アニメブックより)。
桐生 水守(きりゅう みもり)(声:永島由子
劉鳳の幼馴染で科学者。本土出身であり、アルター能力者ではない。7年の飛び級で大学院を卒業。アルター能力の研究をするという建前でロストグラウンドへやってきたが、劉鳳に好意を寄せており、一番の目的は彼との再会であった。誕生日は10月3日。18歳。
彼女の属する桐生家はロストグラウンドへの本土側出資者であり、劉鳳の劉家共々、かの地では多大な影響力を持っている。その特異な立場から、陰でシェリスに「お姫様」と呼ばれる事もあり、ジグマールや無常からは本土側との取引材料に利用されそうになる。
着任早々、クーガーから猛烈なアタックを掛けられ続けるも、やんわりと受け流し続ける。クーガーが無常矜侍との戦闘で死んだと思い込み、涙を流す。実際にはクーガーは生き延びており、本部から脱出の際に再会した。
カズマとの接触機会は多く、何かと関わりを持つ。劉鳳にはカズマに惚れているのだと勘違いされた事もある。
一時、ジグマールに監禁され、クーガーに救出された後は、元ホーリー隊員の橘あすかと共にブローカー業に携わる。25話以降も引き続きロストグラウンドに残り、教師となって子供達に勉強を教えている。彼女の父は彼女の保護をロストグラウンド側に要請していたが、政府高官の議論によると、最終的には断念した。アルター能力も微かながら後に開花する。
シェリス・アジャーニ(声:倉田雅世
元ネイティブアルターだが、劉鳳に助けられホーリーに入隊する。15歳。能力の及ぶ範囲がきわめて限定されるため、補佐に徹している。
ネイティブアルターだった12歳の頃はチームを率いて街角でよそのチームと戦っていたらしい。荒野で仲間が殺された挙句帰る家まで燃やされたりと、悲惨な目にあってきた。
他チームに監禁された上に玩具にされたまま死にゆくところを劉鳳に助けてもらい道を示してくれたため彼にかなり惚れている。水守へライバル意識を抱いており、要所要所では牽制や苦言を試みている。
アルター結晶体の攻撃によって命を落としかけた劉鳳を助けるため、その身を犠牲に劉鳳の傷を癒し消滅した。

[編集] 同志

君島 邦彦(きみしま くにひこ)(声:山崎たくみ
カズマの親友であり便利屋に仕事を斡旋するフィクサー。カズマとはロストグラウンドで共に仕事をするパートナーでもあった。17歳。カズマを最も信頼する一人であり、逆境の際には弱音を吐きながらも、常にカズマと行動を共にしていた。また、カズマにとっても彼の存在は大きく、寺田あやせが敵として登場した際にも、カズマは君島の幻によって復活し、勝利している。
アルター能力者ではない己に劣等感を抱き、能力者に引けを取らないような命懸けの役回りを己に課す。自らを人質の身分に追いやり、体を張ってカズマをサポートした事もある。カズマやビフを含むネイティブアルターの連合が結成されたのは君島の功績だった。
苦戦するカズマを助けに行く道中、武装警察ホールドの一般隊員に銃撃をうけ、その傷が元でカズマの背で静かに息を引き取る。カズマの、「迷わない、一度決めたらとことん貫く」生き方に憧れていた。
ちなみに彼が銃撃を受けた際に発した言葉「意地があんだろ、男の子には!」という言葉は、彼が死んだ後、無常矜持との決戦時にカズマが同じ言葉を叫んでいる(カズマはこの意地により「向こう側」から強引に力を引き出した)。
美しい女性には過敏な反応を見せ、ドラマCDでは男と思われている箕条が女ではないかとさえも疑っていた。寺田あやせに恋心を抱いており、アニメ版では両者とも別々の場で命を落とし結ばれなかったが、漫画版では夫婦になっており一子を授かっている。
ストレイト・クーガー(声:津久井教生
ホーリー隊員。元ネイティブアルターで、荒野側にいた頃はカズマとは兄弟のような間柄だった。カズマの戦いの師匠でもある。荒野側を離れる際に長年組んでいたカズマと一方的に別れており、彼からは再会時に恨み言を言われた。常に速さを求めており、口調や行動、アルターにその信念が見てとれる。21歳。
ネイティブアルター時代は最強と呼ばれたアルター使いだったが、インナーの人々の生活への介入を控えると言うジグマールとの契約の下、ホーリーに入隊。本土で精製を受けており、その際にほんの少しだが「向こう側」を垣間見ている。
最終話にてカズマと劉鳳の戦いを見届けた。
契約を経て自らの上司となった隊長のジグマールに対し、一定の信用を置いている。ある時は水守の件で命令違反を犯し、ジグマールと対立しつつ、またある時はホーリー内の機密を漁る無常矜侍の部下を捕らえ、ジグマールに差し出す等、己のルールを優先させながらも最後までジグマールの部下であり続けた。ジグマールもまたクーガーを高く評価し、抜け目無いが故に頼もしい男として、いざという時の切り札として扱っている。
文化に並々ならぬ興味を示し、独自の文化論を胸に秘めている。文化の象徴といえる読書を好み、暇さえあれば何かを読んでいる。時々に応じ書の内容に寓意が込められている事もある。
桐生水守に惚れ込み、度々、彼女を手助けする。ホーリー所属の役得で彼女へ重要な情報を提供したりもした。彼女の前ではしばしば早口で自論を捲くし立て、大抵は呆れられ迷惑がられている。水守は劉鳳を好いていたが、本人は片思いだけで満足げでそれを文化の神髄とまで称した。
人の名前をよく間違えると称してるが、実際はカズマや水守と言ったクーガーにとっての大切な人物にのみにしか描写されていない。
速さを極めてるだけに、風力温度湿度を一度に何の計測器も使わず全て確認できる。
橘 あすか(たちばな あすか)(声:岩永哲哉
ホーリー隊員。貧しいインナー出身で、隊員として市街で裕福な生活を続ける事に固執している。16歳。カズマに敗れた為に隊長命令でホーリーを除隊。復帰を懸けて独断で再戦を挑むも再敗北。以後はカズマの影響を受け、新たな生き方を見出しブローカー会社を設立し、水守と組んでロストグラウンド復興に尽力している。元同僚のクーガーは水守目当てで頻繁に事務所を訪れ、その縁で除隊後も彼との交流が続く。彼からは「社長」と呼ばれることがある。
ジグマールに疑心を募っており、それは私怨とシェリスに指摘されるとはぐらかした。
ランクこそB級の能力者だが、その能力の汎用性は非常に高い(攻撃、生命体操作、治癒力促進、発光、人命救助等)。
恋人のキャミィとは小説で結ばれ一児を儲けている。
ドラマCDにおいては、アニメ版と違いかなり酷い冷遇を受けた揚句に雲慶の脚本の主役「とんでナイス」を押し付けられた。声優の岩永哲哉はこういう役も嫌いではないと語っている。
橘あすかの髪型はアニメの無限のリヴァイアスの相葉昂治と蓬仙あおいをミックスさせた平井久司のデザインとのこと。

[編集] ネイティブ

寺田 あやせ(てらだ あやせ)(声:西原久美子
二度に渡ってカズマや君島と共闘。ネイティブアルターの連合による作戦が失敗に終わり、ホーリーに捕らわれ、本土に身柄を移送されてしまう。その後は病気に倒れた弟の明(声:山田ふしぎ)の治療をするため無常に協力し、本土で精製を受けアルターを進化させ、ロストグラウンドへ帰還してカズマと戦闘。その最中、右手につけた明の心拍数の表示装置で明の死を知り、戦意喪失。無理やり強化したアルター能力がたたり、カズマの腕に抱かれ眠りにつく。
カズマに対して好意を抱いていた様で、最期の瞬間などにもその想いを露にしていた。君島と並んでカズマのその後に影響を及ぼした一人である。
ビフ(声:松尾銀三島田敏
ロストグラウンドでは無法者チームのリーダーでもあった実力者。「ビフ君」と呼ばれていて、自称する時も「君」を付けている。ホーリー撃退作戦の最中、あやせと同じく捕らわれて本土送りとなり、精製を受ける。橘あすかを圧倒するほどの力を得た代償に、自我がなくなってしまい、「ハンマー」という叫び声しか発せなくなる。最後はカズマとの戦いの中で己を見出し、ダース達共々アルターごと崩壊する足場から、敢えてその身を落とす。
ドレッド・レッド(声:堀之紀
君島から招集を受けていたネイティブアルターの連合に加わるのを拒んだため本土へ移送されずに済んだ。ロストグラウンド再隆起の混乱に乗じてインナー住人を監禁して強制労働に従事させていたが、記憶を無くした劉鳳によって倒される。知恵の輪が趣味で、自らを知恵のある者と位置付けている。
ムーチョ服部(声:菅原淳一
やや肌の黒いマッチョなネイティブアルター。15話にて賭け興行試合に出場し、戦意を見せないカズマを渋々ながらも一方的に攻めていたが、彼のアルターを絶影と見間違えたカズマがアルターを使用した事により敗北した。
君島に招集されホーリーに捕らえられた能力者たち
須藤 聡(すどう さとし)(声:水内清光
バッチョ・西島(声:松本大
岡本(おかもと)(声:川津泰彦
キム、マス、リン、阿部(あべ)
本土の研究所に送られた後、精製されダース部隊としてロストグラウンドに派遣され、カズマ達に倒される。
佐伯 リューコ(声:渡辺久美子
ドラマCDに登場した。飛びきりの美女と君島は称していて、ロウレスに荒らしをかけていたが、カズマの攻撃をくらったことで彼に一目惚れしてしまい、カズマに付き纏うようになる。アニメでは登場しない。

[編集] ホーリー

ネイティブアルターによる犯罪が増加し、更に復興しかけた市街が謎のアルター犯罪によって破壊されたためによって設立された、武装警察「HOLD」の中に作られた、アルター使いでのみで編成された特殊任務部隊。

ホーリーの主任務は、市外のネイティブアルターを保護し、同じホーリー隊員へと帰属させる事。準公務員である隊員達は、国から身分や生活が保障されるため、アルター使いが唯一人並みの暮らしができる場所でもある。

ホーリーの発足を要請したのはジグマールで、その真意はアルター使いを本土から守るためだが、本土側はホーリーを使えばアルター使いの統制が簡単と考え、部隊設立へと踏み切った。その運営資金は、桐生家をはじめとした経済連の出資より成り立っている。

入隊を拒んだり不適応者と見なされたネイティブアルターは、本土で強制労働をするという事になっているが、実際は本土で様々な実験や精製を受けている。

HOLD、HOLYのロゴはそれぞれ上に”DISCIPLINE & RECLAMATION”秩序と再生)と書かれている。

マーティン・ジグマール(声:高田祐司
ホーリー隊長であり、ロストグラウンドで最初に確認されたアルター使い。本土で精製を受けており、アルターは強力ながらも使用し続けると老化してしまう。年齢は26歳である。
目的のために手段を選ばない様な一面も見せるが、それは息子(正確にはジグマールの細胞を使ったクローン)イーリャンが、アルター使いとして差別されることなく、人として生きる場所を作るための行動であり、ネイティブアルター全体の地位向上を望んでいる。ドラマCDでは、さりげなくギャグを言って自分のギャグに自分で笑い、劉鳳とシェリスを唖然とさせるという意外な一面も見せた。隊長としての職務遂行の結果、隊員の橘を解任した折や、隊員の雲慶が死亡した折は、胸中で密かに謝罪や自罰の念を深めた。それ故、ネイティブアルターの事を何も考えない無常に対しては、身分も能力も上なので逆らえないまでも、言外に反抗心を表していた。
先述のために、有能なアルター使いを求めており、昔からその才能を見込んでいた劉鳳と、類まれな力を持つカズマに目をつける。
ホーリー本部が無常に占拠された際に、劉凰の更なる成長を促すためにあえて敵対し、その成長を見届け、敗れる。最後は、イーリャン、瓜核、劉凰にその思いを託し、アルターの副作用による老化によって、息をひきとった。
瓜核(うりざね)(声:島田敏
ホーリー隊員。大柄で切れ長の鋭い目が特徴だが、基本的には快活で気のいい性格。スイカが大好きで、常にスイカを持ち歩く。そして滅多にスイカを他人に分け与えない。アルター能力はスイカを媒介に発動する。事件後はイーリャンと共にスイカ畑を作っていた。漫画版では悪役で、アニメ版で気の良い性格になったのは、脚本の黒田が「(瓜核の声を充てている)島田を悪役には出来なかった」為(アニメージュ2002年2月号の付録冊子『スクライド完全読本』による)。
本人曰く方向音痴であり、胃袋がとても頑丈なため水分が豊富な西瓜を山ほど食べても腹を下すことがない、とのこと。
イーリャン(声:井上隆之
ホーリー隊員。実はジグマール隊長の息子(クローン)で正式名称は「カテゴリー1のタイプ2」。
普段はジグマール隊長の命令で、常にロストグラウンドを監視している。寡黙な人物だが、ジグマールの死亡以降は精神的な成長も見られ明るい人物となった。無常が起こした事件の後、瓜核とともにスイカ畑を作っている。アニメブックでは子供役のホーリー隊員を登場させたかったという発言から、恐らく登場したホーリー隊員の中で最年少。
また、本土によって作られたイーリャン3、イーリャン4というクローンが存在するが、イーリャン1は既に亡くなっている。
立浪 ジョージ(たつなみ じょーじ)(声:高木渉
ホーリー隊員。やることは残虐粗暴かつ下品で、ホーリー隊員の中でもかなり異質な存在だった。非常に品が無く、アルター名や必殺技名においても卑猥である。カズマとの戦いで敗れ爆死、カズマのホーリーに対する敵意を加速させた。ランクはC級の能力者だが、能力効果の及ぶ範囲は広く、色々な意味で派手である。麻雀が打てるらしい。
雲慶(うんけい)(声:堀内賢雄
ホーリー隊員。バイオレット色のアフロの髪型で、やや肌が黒い。口調は「~である」が多い。自称天才脚本家
カズマを自身のアルターで意のままにしようとするが劉鳳の性格の違和感で失敗。のちに記憶をなくした劉鳳にも同じことをするが、結局破られてしまい、絶望の挙句、自らの身を自らの脚本内に封印した。
サウンドエディションでは、彼が3脚本時間(1脚本時間=12時間、シナリオ時間とも言う)をかけて制作したオリジナル脚本「Love Hell」という劇が公演されたが、それは役者にとっては優しくない内容だった。来夏月に天才と煽てられて、絶対に改訂しない脚本を改訂した。尊敬している人物は、2分の1脚本時間で2本(6時間、1本3時間)の脚本を作るという井上さんと呼ばれる人。
エマージー・マクスフェル(声:千葉一伸
ホーリー隊員。一見、狡猾な振る舞いが多いが、崖っぷちに追い詰められるとアルターが発動する。しかし覚醒したカズマにアルターを破られ、幼児退行してしまう。
自らのアルターを発動させるために常に攻撃されるため、ドラマCDでは真性のマゾヒストと言われた。ダメージを受けなくても、精神的に追い込まれればアルターの発動は可能である。 瓜核曰く、緊張が絶頂に達する前に気絶させる事がエマージーの攻略法らしい。
来夏月 爽(きげつき そう)(声:結城比呂
ホーリー隊員であったが、無常の傘下に入る。自分の思い通りになる女性だけが好きで、常夏三姉妹は彼が生み出したアルター。シェリスのような生身で自分に対し口が悪い女性を毛嫌いしている。そのためシェリスとは犬猿の関係。
自身の命令でカズマ達相手に無理をした三姉妹に、なお「僕のために戦え」と身勝手な命令をした挙句、彼女たちを「役立たず」と否定して消滅させてしまう。その結果アルターを使えなくなり、「自分を否定した者にアルターは使えない」と無常に用済みと判断され、処分(吸収)され殺された。ストレイト・クーガーに「倒す価値すらない」と評される。
常夏三姉妹
三人とも本性は来夏月に似た陰険なサディストで、幼いかなみや同僚のシェリスにまで平気で手を上げた。醜悪な怪物「バーニング・サマー」に融合変化してカズマや劉鳳に立ち向かうが敗れ、来夏月に消された。
晩夏(ばんか)(声:冬馬由美
来夏月のアルター。来夏月にとって理想的な長女。お姉さんキャラ。
仲夏(ちゅうか)(声:まるたまり
来夏月のアルター。来夏月にとって理想的な次女。眼鏡っ子キャラ。
初夏(しょか)(声:大本眞基子
来夏月のアルター。来夏月にとって理想的な三女。妹キャラ。
イカワ・ケンイチ(声:中嶋聡彦
瓜核のように太った体系をしたホーリー隊員。作中では名前や5話での少しの登場だけで、以後は出番が無かった。カズマの奇襲に敗れる。
ダース(声:川津泰彦)
ジグマール直属の特殊工作員。その正体は鹵獲されたネイティブアルターが本土で精製された物であり、全員が同じ仮面をつけていて同じアルター能力を使う。設定上では仮面の鼻から下の部分は外せる。ホーリー隊社を普通に歩くこともある。
白い仮面をつけた無常に従う上級のダースが存在し、本土側には赤い仮面をつけたダースも従属している。

[編集] 仇敵

無常 矜侍(むじょう きょうじ)(声:白鳥哲
本土から送られてきたアルター使い。元々はロストグラウンドの落ちぶれた旧名家出身であり、あらゆる意味で頂点に立ちたいという激しいハングリー精神を持つ。性格は陰険で、口調も丁寧さながら慇懃無礼。名家の出身でかつ精神の強い劉鳳に強い嫉妬心を抱く。劉鳳の父・劉大蓮への脅迫および拘束を試み、自殺に追いやる。その性格や冷酷な瞳から「蛇野郎」とクーガーやカズマに言われる。
力を求め本土へ移り、自ら望んで精製を受けたため「向こう側」を僅かながら覗いている。戻ってきたロストグラウンドでアルター結晶体と遭遇。「向こう側」の力を得て、独断でロストグラウンドの市街を占拠。それを越権行為と非難し離反を試みる役人達を抹殺し、最終的には本土への逆支配を企んでいた。
自らと同じく精製されたアルター使いのあやせやビフや白ダース部隊を付き従えている。
他人の心を読むかなみのアルター能力を吸収し、敵の次の一手を事前に読み取る。カズマ・劉鳳に決戦を挑み、カズマの一撃で「向こう側」へと飛んだ際に、さらなる力を得て再び帰還、醜悪な姿へ変貌しつつ巨大化するも、進化したカズマに倒された。
その独特な口調や性格から、キャスト陣や一部のファンに大人気であり、キャスト陣(主に緑川光)からのモノマネのネタになっていた[1]

[編集] その他

劉 大蓮(りゅう たいれん)(声:中村秀利
ロストグラウンド復興地区の4分の1を支配している大物華僑劉家の総帥。「ロストグラウンドの未来はロストグラウンドの住民自身が決めるべき」という信念を持っている。6年前に妻・桂華を亡くした。また、父親としては劉鳳の良き理解者であり劉鳳がホーリーに入隊した時も何も言わなかった。その後、ロストグラウンドの権力を掌握した無常矜侍に財産没収を宣告され全ての富を失う。無常矜侍の人質となるが、劉鳳の迷惑にならないようにと自害した。
劉 桂華(りゅう けいか)(声:金丸日向子
劉鳳の母親。優しく温厚な性格で桐生水守が劉家を訪れた際も温かく迎えた。6年前に謎のアルター(結晶体)によって殺される。なお、この事件がきっかけとなり劉鳳のアルター“絶影”が発現し、その後劉鳳は母親を殺したアルターを執拗に追い求めるようになる。
桐生 忠範(きりゅう ただのり)(声:長島雄一
桐生水守の父親。連経済特別区域(ロストグラウンド)において限定通貨を発行するなど、大きな影響力を持つ。HOLDの出資者で最高顧問でもある。娘を本土に連れ戻すために無常矜侍に多少の無理も目をつぶると約束した。
キャミィ(声:ゆきじ
橘あすかの恋人。あすかがHOLYを追い出されて未開発地区で働いてたため暫く音信不通だったが、無常のロストグラウンド統制後を機に無事再会した。その時の帰還者の割合は全体の20%にも満たないという。
寺田 明(てらだ あきら)(声:山田ふしぎ
寺田あやせの弟。重い持病を患っていて、体調がいつも優れていない。あやせが本土で精製を受ける条件の1つに彼の本土での治療が入っていて、治療中だったがあやせとカズマの戦闘中に逝去。無常曰く「思ったより早かった」らしい。
プーリー
カズマと橘あすかが落ちた地下洞窟内の廃墟に住む、アルター能力を持った小動物。子供を守るためにカズマやあすかと対立する。後にあすかの仕事場に子供達と一緒に引き取られた。

[編集] アルター能力

名称は「ALTERATION(変化、進化)」から「ALTER(アルター)」という名が付けられた。

正式名称は精神感応性物質変換能力と呼ばれ、自分の意志(精神力)により周辺の生物以外のあらゆる物質を原子レベルで分解し、各々の特殊能力形態に再構成することができる特殊能力である。使用者によって再構成する形はほぼ固定されている。また、一部の強力なアルター使いは相手のアルター物質を分解し自らのアルターへと再構成したり、破壊された部分を再度構築する再々構成を行う事ができる。 基本的にロストグラウンド出身の新生児の2~5%に見られて以降、その数値は年々増え続けている。

アルターの形状や能力はアルター使いにより様々で、能力者自身の体の一部を変化させる融合装着型、能力者から離れて行動できる自立稼動型、アルターを何らかの能力や形と共に具現する具現型、他人の精神や別の空間など特殊な領域に干渉するというアクセス型に大別される。

アルター能力は精製が可能で、能力を強化・変化させる事が出来る。精製には二種類に大別され、本来の能力が更に高まるか、精神までが調整され用途に併せたアルターに変えられるケースに分かれる。精神調整された者は、大半が洗脳されており、「アルター使いは人間ではない」という見方が大きく関係している。初期は精製の技術力が低く、命に影響を及ぼす事があった。精製の代償としてアルターを使うたびに寿命が削れる等の副作用や、アルターの酷使や急に強大なアルター能力を使用したことなどによる気絶、意識があっても精神的ダメージによってアルターが発現しなくなるなどといったオーバーシュートという現象がある。

ロストグラウンドの新生児からしかアルター使いが生まれてこない理由は、大隆起時に別の世界(=「向こう側」の世界)との扉を開いてしまったかららしい。アルター使いはその世界とアクセスすることで、物質を変換し自分のエゴを具現化している。生まれる前から向こう側の世界を認識している者たちは、そのアクセス方法を無意識に理解している。 生体は分解できないとされているが、自分自身を分解するパターンも存在する。また、死体の分解は可能。いかに生体でもアルター粒子が非常に濃い場所に近づくと分解され跡形も無くなる。

シェルブリット(カズマ)
融合装着型。右腕が装甲で覆われ、背中には3本の赤い羽根が生え、髪の毛が逆立つ。羽根を1本ずつ推進剤と化し、敵に突進し強烈な一撃を見舞う衝撃のファーストブリット撃滅のセカンドブリット抹殺のラストブリットという技を持つ。一度の能力発動で使える必殺技はこの3発まで。また地面を殴りつけ、通常よりもはるかに高くジャンプできる。名前と技の由来はクーガーから伝承した物。
第二形態
「向こう側」の結晶体と対峙し、その一部を手にしたカズマが新たに得た能力。右腕がさらに大型化し、羽根は一枚羽根の風車に変化し、顔の右半分もアルター化され突起物が形成される。劉鳳との戦いにより開かなくなった右目も、この状態では開く事ができるようになる。風車を回転させて飛行能力も発動できる。必殺技を使う際には手甲や前腕部で閉じられているアルターの装甲が開き、手甲内部にある物が回転して推進力を爆発的に上げる。装甲が開く時には手関節部分についているネジのような装甲が一回一回外れるようになっている。シェルブリットよりもさらに強力で回数制限も解除されたシェルブリット・バーストを使用可能だが、カズマ本人に与える負担も桁違いで、連続使用すると右腕が使い物にならなくなってしまう。基本的にカズマはこの状態を「シェルブリット」と呼んでいる。
第三形態
無常に力を吸収されている最中に抗おうと「向こう側」の力を強引に利用して発現した能力。右腕だけではなく左腕にも第二形態の装甲が装着され(風車ではなく短い尾のような物が生えている)、両脚までもがアルター化している。ただし登場したのは第二形態と最終形態の繋ぎとしての一瞬だけ。
最終形態
「向こう側」の力を完全に引き出した姿。獅子を模したようなアルターが全身を覆い、両手でシェルブリット・バーストを放つことができる極めて強力な形態。劇中の描写から、通常攻撃の一つ一つ(パンチは勿論、頭突きに至るまで)もシェルブリットかそれ以上の威力を持っていると思われる。飛行能力もそのままで、風車が獣のような長い尻尾状の物に変化し推進力を得るときはそれ地面などに叩き付けるようにして得る。一瞬で成層圏まで到達する速度を誇り、大気圏外でもなんら支障なく行動できる。第二・第三形態の時に手関節部分についていたネジは消えている。漫画版では、能力等はほぼ同じだが、形状が大きく異なっている。なお、両手に輝きを集め、シェルブリット・バーストを放つ際は「自慢の拳」という名称になる。谷口監督曰く、カズマの存在意義の全てと自らの命を一つにした拳の一撃を放つという意味が込められている[2]
絶影(劉鳳)
自立稼動型。腕組みをし、拘束衣を着て顔の左半分を隠した少年のような姿のアルター。これは強すぎる力を劉鳳があえて封印した姿である。首のあたりから生えた伸縮自在の2本の鞭、柔らかなる拳・烈迅を使い、近接戦闘、広範囲攻撃共に優秀。名の由来は母・桂華と共にアルター結晶体に殺され、アルターとして再構築した劉鳳の飼い犬「絶影」の名前から。鞭部分は水守にあげたペンダントと同じ十字が掘られている。アルターとの繋がり具合が深い状態だと、絶影の受けたダメージが劉鳳に還元する事がある。
第二形態(真・絶影)
封印を解いた絶影の真の姿。ナーガのような姿をしており、空中を高速で移動できる。構築される時には液状のように見える。名前の通り、影を絶つほどの超高速攻撃を使うことができる強力なアルターだが、その分劉鳳にかかる負担も大きい。両脇には剛なる右拳・伏龍、剛なる左拳・臥龍という2基のミサイルを持ち、その威力はカズマのシェルブリットとほぼ互角。この形態でも烈迅での攻撃は可能である。作中では真なる絶影、或いは単に絶影と呼ばれている。
最終形態
融合装着型。全てを捨て、ただ勝利のみを求めた劉鳳が絶影と融合した姿。その面影があるのか、第一形態の絶影の耳部分の装甲が装着されている。第一形態の鞭の先端部分同様水守の持つペンダントが模されたようなプラス字の掘られたアーマーと、それとは対称的に反対側の肩にマイナス字が掘られたアーマーが装着されている。空中での残像を残しながらの高速移動を可能とし、両耳・両肩のアーマーは腕に移動させて剣として使用でき、設定上では槍にも変化させることができる。右の剣は射出して自由自在に操れ、左の剣はシールドになる他衝撃波を放てる。大気圏外でも行動できる。
ラディカル・グッドスピード(ストレイト・クーガー)
具現型。車などの乗り物を自分専用の超高速仕様にアルター化させる。が、大抵の乗り物はその負荷に耐えられず廃車になってしまう。作中では車にしか利用していないため、他の乗り物がどうアルター化するのかは不明。外見はかなり悪趣味である。非常に速いが運転手の運転技術と相俟って乗り心地は最悪(本人は大丈夫であり、饒舌で早口になる)であり、運転手がある程度離れると時折自爆する。
尚、運転しなくてもある程度遠隔操作させる事ができ、水守達の場所に車を届け、建物の倒壊に巻き込まれそうになった水守達を助けた。
ラディカル・グッドスピード脚部限定
融合装着型。その名の通り脚部のみに能力を発現させ、流線型の装甲を形成する。速度を利用した蹴り技がメインで、自動車形態を上回るスピードと攻撃力を持つ。踵部分のピストンによってハイジャンプや強烈なスタートダッシュが可能。必殺技はヒール・アンド・トゥー(よく「ヒーローキック」と間違われがちだが、英語版字幕などでははっきり「Heel and Toe」と表記されている)、装甲部が前後に展開してピストンを打ちだし同時に側面部の噴射口から噴き出す勢いでジャンプし蹴りを放つシェルブリットと呼ばれる弾丸の如き蹴り技。その必殺技の初発名はカズマと同じく衝撃のファーストブリット
その圧倒的スピードは速過ぎてイーリャンの絶対知覚でも感知出来ない。
また、壊滅のセカンドブリットという必殺技も持っているらしいが(アニメブックより)、本編では登場せず。
最終形態(フォトンブリッツ)
全身をアルター化させ、流線形の装甲で覆う。背中にはアルター粒子の噴射口があり、速度と運動性は数あるアルターの中でもトップクラス。竜巻のように回転し、スピードと遠心力を利用した回し蹴り、瞬殺のファイナルブリットが必殺技。あまりの速さでイーリャンの絶対知覚でも感知不可能だが、他人の心を読むかなみの能力には弱い。外見はラディカル・グッドスピード時とは打って変わってスーパーヒーローのような格好いいものになる。本土による精製のアルターに関する影響の有無は不明。
エタニティ・エイト(橘 あすか)
具現型。あすか本人の意思によって自在に動く八つの宝玉。生物の頭部に取り付け自在に操ることができるが、精神が操られている人間には通用しない。非常に使い勝手がよく、円状に並べば防御幕、直線状に並べば剣、また脚の近くに配置し自身を浮遊させたり(もちろん遠くにあるものを浮遊して運ぶことも可能)、暗闇の中での光源、更に生物操作の応用で医療にも使える。しかしカズマには力任せに破られたりと、「万能型」と「器用貧乏」を代表するようなアルター。左手に弓を形成し、6つの宝玉を弾として射出するエタニティ・エクストラショットという技を持つ。
本来は8つの宝玉はそれぞれが別々の色だが、当時ではとてもテレビで追い切れないとして緑に統一された。本来の別々の色の状態のエタニティ・エイトはアニメブックや5.1ch-BOXの二巻目の表紙で拝むことができる(確認できるだけで赤・ピンク・黄・水・緑・紫・深緑・オレンジがある)。
ビッグ・マグナム(立浪 ジョージ)
具現型。浮遊する大型のリボルバー式の大砲。ジョージの持つ照準器によって狙いを定め、弾丸を射出する。弾の数は6発までという訳ではなく、撃った後に新たに弾を構築し装填する。また、彼の部下は彼が生成した銃を持っており、銃型ならば意外と生成の幅は広いと思われる。
ノーブル・テンペスト(寺田 あやせ)
具現型。甲殻類生物のような小型のアルターだが、発動時は髪をおろし髪飾りへと偽装して形成される。髪が触れたあらゆる物体を無音のまま水に変えてしまう。しかし目標の選択が出来ず、劇中では誤って君島のバイクまで水に変えてしまった。
ノーブル・テンペスト改
本土によって精製された強化版。髪飾りではなく蟹のような首飾りを形成し、周囲を海と化し自在に操る。海中のナトリウムやマグネシウムに化学反応を起こさせ、小規模だが爆発を起こすこともできる。カズマのシェルブリットを完全に圧倒しており、精製前とは別人の様に強い。背後にも大きな女神のようなアルターを作り出すが、それがどんな役割を担っているかは不明。海そのものをアルターとして再構築してるため、彼女の作った海は不自然な渦を巻いている。作中あやせはこの状態をノーブル・テンペストと呼び、改はつけていない。
P・P(プログレッシブ・プロセッサー)(プーリー)
具現型。大きな牙と、溶解液になっている唾液が大きな特徴。シェルブリットを装着したカズマを圧倒したが、橘とカズマの共同戦線に敗れる。
最悪の脚本(マッド・スプリクト)(雲慶)
アクセス型。あらかじめ脚本を書くことでそれらを実現させることができる。これを応用することで他人の思考を変換し物語の登場人物とする事で洗脳することができる。洗脳対象以外は彼の書いた脚本通りに演技をしなければならない。ただし、ある程度洗脳が進むと洗脳相手は幻を見るようになるので、彼の脚本に最後まで付き合う必要はない。画面上で目をよくパチクリしている。触手のような物は、雲慶の脚本の執筆に役立っている。原稿用紙を用いての攻撃も可能だが、そこまで威力は高くない。
なお、劇中での来夏月の台詞から、雲慶のこの能力は強烈な意思か同じアクセス型の能力者(由詫かなみなど)はこの能力が効かず、脚本の舞台に何ら影響を受けずに介入できてしまうようだ。尚、能力名は意図的に「スクリプト」ではなく「スプリクト」となっていて、ちょっと注意しないと見聞きし過ごしてしまうという事を表しているらしい。なぜこの名前になったのかは彼の執筆能力の限界を表していると思われるが実際は不明。
スーパーピンチ(エマージー・マクスフェル)
自立稼動型。エマージーが崖っぷちのピンチに陥ると、腕時計がブレスレットのようなものに変化。これに命令を叫ぶことで、勇者シリーズに登場するようなロボット「スーパーピンチクラッシャー」(後述)を操ることが出来る。また、エマージー本人の周囲にピンチガードというバリアを発生させることも出来る。
条件を満たさなければ効果を持たないアルター使いはいるが、条件を満たさないと生成すらできないアルター使いは珍しい。これは彼が過去にたまたまスーパーピンチクラッシャーを生成したのを、ロボットが助けに来てくれたという感覚に囚われているからだと思われる。つまり、彼のアルターは自分の力として生成するものではなく、自分がピンチの時に助けてくれるものでしかない。非常に強力なアルターだが、この心の弱さがカズマとの戦いの敗因である。
スーパーピンチクラッシャー
自立稼働型。勇者シリーズに登場するような巨大ロボットをスーパーピンチと同時に生成する。エマージーが幼い頃に拾ったロボットの玩具が由来。巨体な上、パワードライフルなど武器を使いこなす。
グレート・ピンチクラッシャー
前述のSPクラッシャーと新たに召還された鳥型ロボット、ピンチバードが超ピンチ合体することで生まれる超巨大ロボット。ただでさえ大きかったSPクラッシャーが胸部に収まってしまうほどの大きさ。パワーや逞しさもSPクラッシャーを大きく上回る。胸部の横と額に存在する砲口からの一斉射撃「デンジャーハザード」が主力武器。また背中に装備された「ラストチャンスソード」による必殺技「逆転閃光カット」を繰り出せる。
瓜核(瓜核)
スイカを媒介に様々な能力を発現するアルター。瞬間移動(瓜核ワープ)、攻撃(瓜核ダイナマイト)、防御(瓜核シールド)など、汎用性が高い。そのためかどういうタイプかは明確な判断は出来ないが、スイカを腕に合体させて攻撃させる事から融合装着型、スイカを元に何かを形成してる事から具現型、瞬間的に別の場所に移動する事からアクセス型ともとれる。媒介を限定したアルターも珍しいが、なぜスイカなのかは不明。彼が常にスイカを持ち歩いているのはスイカが大好物というだけでなく、この能力を使うためとも考えられる。自分の名をアルター名としていて、漫画版の名前とは違っている。
絶対知覚(イーリャン イーリャン3 イーリャン4)
アクセス型。上半身を多数の触手のついた半透明のドーム(内部にはキーボードのようなものも見える)で覆い、目標の位置特定、盗聴、透視などあらゆる情報収集を行う索敵用の能力。彼が得た情報はホーリーの衛星「ホーリーアイ」にも転送され、ジグマール隊長の下に逐一報告される。ダース部隊のコントロールも可能。
イーリャン3とイーリャン4によって知覚を妨害された事があり、体に酷い悪影響を及ぼした。
また、「向こう側」を覗いた者の生体情報は、絶対知覚をもってしても正確な情報が採取できない。が、最終話でのイーリャンは精神的な成長もあるのか前よりもアルターが強くなっていて、瓜核との協力でロストグラウンド全域の使用の可不可に関わらず全てのテレビにアクセスし、向こう側を覗いたカズマと劉鳳の決戦をロストグラウンド全域に中継した。
能力を使う際に時折触手のような物を周辺に張り巡らす事がある。この描写から見ると、かなみの能力を用いたシステムはイーリャン3とイーリャン4の能力によって無常と繋ぎ止められていると分かる。現に、彼らをオーバーシュートさせるまで能力を酷使させ、かなみのシステムが復活している。
ダース(ダース部隊)
ホーリーや本土によって精製及び洗脳されたアルター能力者達に与えられた量産型アルター能力。
大きな腕の形をした具現型アルタービッグハンド12を初めとした様々なタイプが存在し、中には体を霧状にするアルター能力を持つダースもいる。一体一体の戦闘力は低いが、数に物を言わせての集団攻撃を得意とする。本体が強制的に操作されているため、何度倒されても復活が可能。
イーリャンの絶対知覚と連携をとり、互いの体を霧状にできる黒仮面のダース部隊もいる。
基本形
具現型。単体はパネルと伸縮自在な腕、先端部分が変化可能なシンプルなアルター。他の同タイプのアルターを合体させると大型の本体が現れる(本編未登場)。
ビッグハンド12
ダースの腕型アルターを戦闘用に強化した白いダースのアルター。合体して大型化する事は今まで通り可能。大人数で操っているにも関わらず無理が生じないのは、ダースが同じ精神を共有しているからである。
ダースボマー
爆撃機型の巨大アルター。
ダースインターセプター
翼竜型のアルター。
ダースポセイドン
上陸部隊を乗せられる空母型のアルター。洋上を浮かぶのではなく、海底を歩くほどにまで強大。
ダースキャノン
上陸部隊の尖兵となる四足生物型のアルター。一見アメンボや蜘蛛にも見える生物的な外見のアルターだが、戦闘機や砲台としての機能を持つ。
いずれも具現型にしてダースの合体能力を幅広く活用した物であり、その名残かダースのアルターが大型に合体した時の顔が現れている。
ディレイ・オクトパス(ドレッド・レッド)
具現型。タコのようなアルターで、多数の触手を用い、相手を串刺しにする。墨のような物も吐く。
アターカ・チスキー(ムーチョ服部)
具現型。浮遊する万力のようなアルターで、相手を押しつぶす。またこれを空中で合体させて相手に攻撃する事も可能である。
フレイムシュピール17(ウェッジ・バーンズ)
自立稼動型。ライターとガスコンロを組み合わせたような形状をしたアルター。パラボラ状の部分から広範囲に渡って火炎放射を行い、敵を焼き払う。
絶対無敵破壊光線(イカワ・ケンイチ)
イカワのアルター能力だが、結局使用されなかったため詳細は不明。脚本家の黒田洋介が「原稿を見ながら適当に決めた」とアニメブック内で語っているため、大まかな設定は存在しないと思われる。
常夏3姉妹(来夏月 爽)
自立稼動型。長女・晩夏、次女・仲夏、三女・初夏という3人の(自分の思い通りになる女性にしか興味がない)来夏月にとって理想的な女の子たち。他の隊員たちからは人形と侮称される。アルターのため、宙に浮いたりなど人外な動きが可能。
より本物の女の子に近づけるため常時アルター化され、それぞれが人格と自我を持つ。来夏月にベタベタし、彼の言うとおりに動くが、それ以外の人間に対してはかなり嫌な性格。行動理念は「来夏月のため」だが、最終的には無茶な戦いを強要され、来夏月を拒絶。激怒した来夏月に消されてしまい、以後来夏月はアルターを使えなくなる。
バーニング・サマー
常夏3姉妹が合体した巨大で醜悪な怪物。熱量を操作し、周囲を灼熱地獄と化す。三つの目は三姉妹のそれぞれのパーソナルカラーのため少々は名残がある。地底からマグマを供給するような形態をとっている。
NRハンマー(ビフ)
具現型。右腕がハンマーとなった巨大ロボットを作り出す。ビフ自身はこれの左腕に掴まれる。パワーは高いが、動きは鈍重。
NRハンマー改
本土によって精製された強化版。下半身が独楽のようになり、回転させて地面を高速で移動できる。停止時にはスパイクによって固定される。右腕のハンマーにはブースターが増設され、さらに破壊力が増した。ビフ自身はこれの頭部に乗る。本体が強制的に操られているため、何度破壊されようと再生が可能。ダースのビッグハンドと合体し、パワーアップすることも可能。
アブソープション(無常 矜侍)
敵のアルターを強制的に解除し、自分の口へと吸収してしまう。吸収されている側はその間、全身に耐え難い激痛が走る。相手のアルターへ深く干渉しているためアクセス型と思われる。感知できる場所ならやや遠くても攻撃を仕掛ける事が可能。その吸収量はかなりの物だが、カズマの意地によって引き出された向こう側の力を完全に吸収することは不可能だった。向こう側の世界に突き飛ばされた後はこの能力を使い更に向こう側の力を吸収してしまい人外とも言えるほどの凶悪で巨大なアルター生命体となって舞い戻ってきた(アフターのアントワープもこの力でアルター能力を吸収しすぎたせいか無常同様に化け物のような姿になってしまった事から、アルター粒子は吸収しすぎると人体にかなりの影響を及ぼす事が分かる)。
醜悪な怪物となった姿では破壊力・貫通力の高い黒いビームを複数出す力を持つが、結局カズマには通じなかった。
サングラスがアルターの本体の様に見える描写があるが詳細不明。その他、来夏月については肉体ごと分解吸収したので、通常の物質も吸収できる様に思えたが、これと同じ様な描写はなく、それが出来るのにしないのはなぜか、あるいはなぜこの時だけ使用できたのかなど、疑問の多いアルターである(ただし来夏月は倒れているだけであり、事前に殺されていたとも考えられるため来夏月の「死体」を吸収したとも解釈できる)。
ホワイトトリック&ブラックジョーカー(無常 矜侍)
無常が「向こう側」のアルター結晶体からコピーした能力。融合装着型。彼が元から使える能力であるアブソープションとは別種の効力。左腕がホワイトトリック、右腕がブラックジョーカーである。ただ触れるだけで電撃のようなものを走らせ、敵を攻撃できる。またドリル状に変形させての攻撃、「向こう側」の結晶体を形成し、かなみの能力を加える事により自立稼働型として操る事も可能である。
アルターの要塞(無常 矜侍 イーリャン3 イーリャン4)
無常が「向こう側」の力を手に入れ、市街のあらゆる建造物を分解、セントラルピラーを中心に再構築した要塞。中心にてイーリャン3、イーリャン4の絶対知覚によるシステム統制が行われ、かなみのアルターを利用したシステムもここに置かれている。とてつもなく広く、警備システムとしては様々な形状があるモノアイ型の自立稼働型アルターが散布されている。無常はこの要塞を自由に行き来できる。
しかし、基本的な構造はセントラル・ピラーを中心にしてるために、複雑な構造だが元の動力部を破壊すれば中心部のイーリャン3、イーリャン4にダメージが還元されるなど酷く脆い構造になっている。
エターナル・デボーテ(シェリス・アジャーニ)
アクセス型。相手のアルター能力を瞬間的に増大させる補助的能力。本来戦闘用ではないが、常人でも食べすぎたり飲みすぎたりすれば体調を崩すように、能力を増大させることで敵のキャパシティを超えさせ、内部崩壊に近いものを起こさせる事ができる。しかし能力を使用する際にはシェリスも著しく体力を消耗する。劉鳳への使用の試みや、来夏月に馬鹿にされた際に彼に対して使用しようとしたところから、アルターだけでなく人体への攻撃へも可能と思われる。形のないアルターだと思われていたが、シェリスが瀕死の劉鳳を救う際には大きな天使の様な姿のアルターが登場し、シェリス自身からも天使のような翼が生えた。周囲の物質を変換する様子やシェリスの遺体が無かったこと、前述の様に使用時は本人の消耗が激しかった事も合わせると、その名前(eternal devote=永遠の献身)通り自分の身体を分解して相手に与えるアルターだったと思われる。
イーリャンナイト(イーリャン3 イーリャン4)
具現型の戦闘用アルター。ガーディアンライトがイーリャン3、ガーディアンレフトがイーリャン4。分かりづらいが左右非対称の姿である。アニメ作中では本体が操られているため精神力ダメージがなく何度も再生。が、システムダウンにより消失。
アルター・エイリアス(マーティン・ジグマール)
融合装着型と自立稼動型を併せ持った非常に珍しいアルター。連経済特区で初めて確認されたアルターでもある。生物と機械が混じったようなグロテスクな、右腕のないアルターを形成し、自身は両腕と胸、両足をアルター化する。肘の部分には穴が開いており、圧力を操って空気の壁を生み出し防御に使ったり、空気の塊を弾として撃ち出せる。アルター側には口の部分に同じような穴が開いており、空気を吸い込んで敵の動きを封じ、ジグマールとの連携を行う。精製の副作用か、発動中は凄まじい速度で老化が進む。
夢(ハート・トゥ・ハーツ)(由詫 かなみ)
アクセス型でアルターの形成は確認されていない(最終回での描写から、形成されたアルターとしてはリボンが「それ」である可能性はある)。

かなみが無意識下(夢の中)で使っていた能力。他人の深層心理にアクセスし、記憶、感情、考えと同調でき、また他者に情報を伝達することも可能となっている。他人の心が詠めるため、外見は人間だがアルター故に心がない常夏三姉妹を、初対面でアルターだと見抜くことも可能。この能力を利用した無常はクーガーの攻撃を全て避ける事すら可能としていた。遠くの人間の感情を感知する等の能力が主となっている。無常から解放された後には能力が完全に開花し、意識的にも使用できるようになっている(他人の心を自由自在に読んだり自分の意思を伝えたりできる)。能力の使用中は通常のアルター形成時と同様に虹色の発光を伴っている。

アルター結晶体
「向こう側の世界」にいるアルターの結晶体。黒い右腕と白い左腕を持ち、頭部から炎のような物を滾らせている。恐らく自立稼働型に分類される。真空弾のような物を放ったり、電流を放つ事が出来る。10年前の共鳴現象によって向こう側から呼びだされた時に強いアルター潜在能力者を求め市街に現れて暴走し、桂華を殺したため劉鳳のアルター「絶影」が覚醒した。
更にはアルター能力を持つ動物が多い「アルターの森」の最奥部にて結晶化し、劉鳳の時と同様強大な破壊をもたらした。そこに遭遇したカズマとの戦いで背骨を取られ、カズマのアルター「シェルブリット」も第二形態へと進化させた。その際に、ロストグラウンド全域に変な感触をもたらしている。
カズマと劉鳳の共鳴現象の時にかなみの能力を使い向こう側へと侵入した無常と遭遇し、吸収され多大な能力をもたらすといった、アルター能力というものにおける重要なキーパーソン。
声優は永島由子が担当しているが、かなり機械加工しているため分かり辛い。
共鳴現象
強い力(意志)をもつもの同士がぶつかり合い「向こう側の世界」に触れる事で大地の隆起が起こる。10年前にこれを起こした能力者は死亡。二度目はカズマと劉鳳。のちに一人でも「向こう側の世界」の力には干渉できるようになった。

[編集] 設定の謎

[編集] 貨幣設定

ロストグラウンドにおいての貨幣は4種類が確認されている。青の紙幣が「500」で、緑の紙幣が「1000」、赤の紙幣が「5000」で、黄が「10000」と書かれている。ただし、カズマと君島の会話によるとその値段にはかなり開きがある。

[編集] 年齢設定

作中では年齢設定は言及されていないが、設定資料集などで描かれている。しかし、5.1chDVDBOXのブックレットに明記されている年齢と、アニメブックのキャラクターの幼少時代の年齢との作中の時間差が食い違っている。

また、ジグマールの年齢が26歳で22年前の大隆起時には既に生まれていたにも関わらずなぜアルターが使えるかは不明。2002年のアニメージュ2月号付録冊子のスタッフインタビューでは「後天的な(アルター)能力というのは存在しません」と言われている。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

  • OP
  • ED
    • 1話 - 25話「Drastic my soul」(作詞・作曲・編曲・歌:酒井ミキオ)
    • 26話「旅立ちの鐘が鳴る」(作詞・作曲・編曲・歌:酒井ミキオ)
  • 挿入歌
    • 14・17話「All I need is love」(作詞・作曲・編曲・歌:酒井ミキオ)
    • 19話「Magma」(作詞:酒井ミキオ 作曲:鈴木Daichi秀行 歌:井出秦彰)
    • 25話「Discovery」(作詞・作曲・編曲・歌:酒井ミキオ)

[編集] 放映リスト

話数 サブタイトル 演出 絵コンテ 作画監督
第1話 カズマ 吉本毅 谷口悟朗 キャラクター:平井久司
メカ:まさひろ山根
第2話 劉鳳 山田弘和 寺岡 巌
第3話 ホーリー いとがしんたろー 渡辺純央 植田洋一
第4話 ビッグ・マグナム 久城りおん キャラクター:大貫健一
メカ:伊藤浩二
第5話 桐生水守 高木茂樹 黒木冬 寺岡巌
第6話 絶影 吉本毅 谷口悟朗 キャラクター:糸島雅彦
メカ:まさひろ山根
第7話 橘あすか 山田弘和 北村真咲 植田洋一
第8話 最悪の脚本(マッド・スプリクト) いとがしんたろー 高松信司 キャラクター:小林理
メカ:中田栄治
第9話 シェルブリット 久城りおん やまざきかずお 寺岡巌
第10話 スーパー ピンチ 高木茂樹 黒木冬 キャラクター:大貫健一
メカ:伊藤浩二
第11話 アルターズ 吉本毅 平井久司
第12話 君島邦彦 山田弘和 渡辺純央 上田洋一
第13話 ロストグラウンド 加藤洋人 日高政光 寺岡巌
第14話 無常矜侍 久城りおん 北村真咲
谷口悟朗
キャラクター:小林理
メカ:中田栄治
第15話 はぐれ者 西村大樹 黒木冬 キャラクター:大貫健一
メカ:伊藤浩二
第16話 来夏月 爽 吉本毅 キャラクター:平井久司
メカ:まさひろ山根
第17話 寺田あやせ 吉村章 日高政光 寺岡巌
第18話 ストレイト・クーガー 加藤洋人 谷口悟朗 キャラクター:しんぼたくろう
メカ:橋本誠一
第19話 常夏3姉妹 三好正人 望月智充 植田洋一
第20話 由詑かなみ 喜多幡徹 黒木冬 キャラクター:大貫健一
メカ:伊藤浩二
第21話 ホーリーアイ 吉本毅 寺岡巌
第22話 マーティン・ジグマール 吉村章 北村真咲
吉永尚之
キャラクター:木村貴宏
メカ:中谷誠一
第23話 シェリス・アジャーニ 久城りおん 植田洋一
第24話 加藤洋人 加瀬充子
日高政光
キャラクター:しんぼたくろう
メカ:中田栄治・橋本誠一
第25話 ネイティブ 北多幡徹 黒木冬 寺岡巌
第26話 吉本毅 谷口悟朗 キャラクター:平井久司
メカ:まさひろ山根
テレビ東京 水曜18:00枠
前番組 番組名 次番組
スクライド

[編集] WEBラジオ

ラジオ スクライドin ロストグラウンド
BEAT☆Net Radio!にて2008年4月16日からスタート、全4回。パーソナリティは、津久井教生(ストレイト・クーガー)と倉田雅世(シェリス・アジャーニ)の二人。第1・2回目のゲストは、緑川光(劉鳳)。第3・4回目のゲストは、保志総一朗(カズマ)。

[編集] 漫画

詳細は「スクライド (漫画)」を参照

[編集] 小説

文学
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お知らせ
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著:兵頭一歩 イラスト平井久司 電撃文庫

  • スクライド 新しき盟約(ニューオーダー) ISBN 4840220972(アニメ版のサイドストーリー)
  • スクライド アフター ISBN 4840222150(本編終了後)
  • スクライド アフター2 ISBN 4840223203

※スクライドアフターについては全3巻の3部構成であり、最終巻が発表されていないため未完である。一応、作者は「もう一度向き合う」と発言している。

[編集] 新しき盟約(ニューオーダー)

テレビ版にあたる24話と25話の間のサイドストーリー。ロストグラウンドの悪魔(カズマと劉鳳)の暴れる最中で本土側は天方呉羽が率いる「ロストグラウンド制圧部隊」を送り込む。

[編集] 登場人物

天方 呉羽(あまがた くれは)
ロストグラウンド制圧部隊の陣頭指揮を執る茶髪で白衣の女性。性格は冷酷無情さながらエリート意識も強い。水守とは学生時代の同僚でもある。
実は彼女も初期ロットの1名で、他の三人のようなカプセル生活ではなく、人間らしい生活をしていた。そのため他の三人の初期ロットを激しく嫌う。また初期ロット故に思考に著しい偏りがあり、欲望に忠実。だがその意味を見失うとリュミエールのように混乱し、放心状態になってしまう。最終的にはリュミエールと分かりあったが、自らの手で暴走させたイアンの手によってアルターの結晶となってしまう。
リュミエール
初期ロットと呼ばれるアルター能力者の一人。痩身で長い銀髪を持つ。本土からの脱出を企て制圧部隊の派遣時にロストグラウンドへ逃げる物の、呉羽に楼蘭を人質に取られた揚句初期ロット故に単純なロジックで思考が混乱し、特殊な機械をつけ制御させられカズマの敵となった。が、最終的に制御は解け「仲間を助ける」という自らの意思を見出す程に成長。しかし暴走したイアンのアルターの結晶の1つとなってしまった。
楼蘭(ろうらん)
初期ロットの一人。黒髪の少女で、ダースの仮面をつけている。
イアン
初期ロットの一人。2メートル以上の長身で、この作品のキーパーソンとなる。

[編集] 用語・アルター

初期ロット
ダースの試作品。実験に制限などは設けられておらず、アルター能力としてはカズマや劉鳳と同等の強さを誇る。精製や過剰な薬物投与による副作用で、脳が脆くなる。この副作用は、ダースの人格操作にも応用された。
赤方偏移(せきほうへんい)
リュミエールのアルター。融合装着型。銀色の鱗のような物が目に付着し、全身に融合装着するアルター。重力と、それに伴う光を操る力がある。
フォーチュンテラー
楼蘭のアルター。アクセス型。円盤のような形をした物が現れる。未来に起こることを知覚する能力がある。
ニューオーダー
イアンのアルター。融合装着型。ステンドガラスのような結晶を見にまとう。呉羽に打たれた多くの薬によってさらに成長し、遂には怪獣と言って良いほどに巨大になってしまった。

[編集] スクライド アフター

テレビ版における最終話のカズマと劉鳳との決闘の後の物語。カズマの目の前に突然現れた少年ユウは彼を「カズヤ」と呼び、速度が緩んだとして殺しにかかるが…。

[編集] 登場人物

ユウ
ネイティブアルターの少年。『墓守の町』の住人。速さにこだわる謎の男(クーガー)にアルターの使い方を教わり、急激に成長していく。
雨(あめ)
ユウの幼馴染の少女。墓守の町にあるアルターの泉からのアルター粒子噴出を防ぐために、常時アルターを発動させている。
アントワープ
第二次ホーリーの隊員で、アルター能力を有した美少女。子供時代の頃から受けた歪んだ経験からか、清廉潔白な人間(劉鳳)を崇拝している。
贖山サイロウ(あがやまサイロウ)
WHOの執行理事で、国連がロストグラウンドに派遣した査察団の代表。WHO憲章第一条に乗っ取り、全ての人類がアルター能力を利用できる環境を整えようとしている。
スゥ
サイロウと行動を共にする少女。実はイーリャンの精製と平行に行われた計画の4番目の実験体。感情が乏しく言葉数も少ないが、サイロウの前だけでは心を開く。
クロイツェル
サイロウが率いる査察団の一人。サイロウの右腕で、チームのリーダー的存在。目も鼻も髪も、何もかもが鋭利。
フロイ
サイロウが率いる査察団の一人。査察団の切り込み・特攻役。やや無口。
篝(かがり)
サイロウが率いる査察団の一人。査察団の偵察役で、サイロウに出会う以前はニューヨークに住んでいた日系の浮浪者。格闘能力もそれなりにある。
キッドA(キッド・エー)
サイロウが率いる査察団の一人。査察団の実行役で、サイロウに出会う以前はヨーロッパのとある国で少年娼婦をしていた。
橘 遍(たちばな あまね)
橘あすかとキャミィの間に生まれた娘。

[編集] アルター能力

全身凶器(フルアームズ)
ユウのアルター。融合装着型。赤褐色の色をしていて、体の部分部分に融合装着するアルター。タイプはカズマのシェルブリットの簡易版と言った所である。クーガーの教えによってだんだん上手に発現していくようになった。
嘆きの鍵(キーオブペイン)
雨のアルター。アクセス型。相手のアルターを抑え込む力を持つ。普段は能力を使ってアルターの泉を抑え込んでいる。
メモリア
アントワープのアルター。アクセス型。人間の「記憶」を具現化する力がある。そのため他者のアルターを具現化、使用する事も可能(作中でも常夏三姉妹、絶影、エタニティ・エイト、シェルブリット最終形態、アブソープションと言った他者のアルターを使用)。だがそれは完全な具現化とは言わず、一部が自分のリメイクを施されている。
革命(かくめい)
サイロウのアルター。元は細胞を変化させ錆びつかせる能力だったが、精製によって他者にアルター能力を与える力となった。クロイツェル、フロイ、篝、キッドA、水守のアルターは全てこのアルター能力によって再現した物だが、その力にも寿命があるらしい。
dis-(ディス)
スゥのアルター。アクセス型。アルターに関する感覚をジャミングする力を有する。目標をピンポイントに絞り込めば五感を奪うことさえ可能で、広範囲となってもカズマや劉鳳に見つからないと言った強力な能力。
合唱(シャンテ)
クロイツェルのアルター。アクセス型。人の彫刻をしたようなアルターで、声を聞いた者の思考を同調させる力がある。但し、アルター使いには効かない。
皇帝(カイザー)
フロイのアルター。自立稼働型。肥大化した上半身に、先細りのシルエットのアルター。目から光線を放つ事が出来る。
月光(ルールー)
篝のアルター。アクセス型。影の中に潜り自在に移動する能力。
悲愴(ピエタ)
キッドAのアルター。具現型。気温を下げ、吹雪を生み出す。分解された粒子は虹色ではなく雪のような純白となる。
過大聴覚(ブロードバンド)
ホーリー隊員のアルター。アクセス型。遠い場所の話を聴く能力。
水守のアルター
サイロウの能力によって一時的に開花した水守のアルター。具現型。黄金色の甲殻の形をしていて、中にいる物を守る。

[編集] 用語

墓守の町
ユウや雨の住む町。アルターの泉という物がある。元は治水施設があった場所で、そのため巨大な空間が残されている。数ある廃墟の中でもかなり大きい。
第二次ホーリー
部隊が崩壊し、ジグマール隊長が死に解散するまでが第一次ホーリーと呼ばれている。後にアントワープが掲げ、劉鳳の隊長就任によって出来上がった物が第二次ホーリーと呼ばれている。
錆びついた目(ラスティビュー)
サイロウの人工的で無機質のような目。作中でもサイロウの表情表現に多く用いられている。

[編集] その他

  • 文化庁メディア芸術祭10周年企画アンケート日本のメディア芸術100選」のアニメーション部門において、自由記入欄で投票数の多かった作品の10位に選出された。
  • 2008年1月には1年間限定生産で8枚構成の5.1ch DVD-BOXが発売されている。通常のDVD版との違いは主に劇中に使用される音楽の変更、一部台詞の変更、声にエコーの取り付け、予告の音楽の若干の変更など音に関係する物である。また、このBOXには今までのOP・EDのノンテロップ版も収録されている。
  • 2008年12月に発売した「コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode6」にてジノ役の保志総一朗と星刻の緑川光と、酒井ミキオによる作詞・作曲の曲が発表された。7年近くぶりのスクライドのメンバーが邂逅した事になる。なお、作中でジノと星刻は少し戦闘をした程度の関わりしかない。これは本編中であまり関れなかったという意見をもとに「歌いながらも闘う」という歌に仕上がっている(夜のサンライズアワーより)。歌の最中に保志によるあからさまにスクライドを意識したコーラスが入っている。

[編集] 脚注

  1. ^ ファンディスクGOLD/SILVERより
  2. ^ アニメブックでの監督コメントより

[編集] 外部リンク

[編集] 参考文献