機動戦士ガンダムUC

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機動戦士ガンダムUC
ジャンル SFガンダムシリーズ
小説
著者 福井晴敏
イラスト 安彦良和(第1巻 - 第3巻)
虎哉孝征(第4巻 - 第10巻)
美樹本晴彦(角川スニーカー文庫)
出版社 角川グループパブリッシング
掲載誌 ガンダムエース
レーベル 角川コミックス・エース
角川文庫
角川スニーカー文庫
刊行期間 2007年2月号 - 2009年8月号
巻数 全10巻
その他 原案矢立肇富野由悠季
キャラクターデザイン:安彦良和
メカニックデザインカトキハジメ
OVA
原作 矢立肇富野由悠季
監督 古橋一浩
脚本 むとうやすゆき
キャラクターデザイン 高橋久美子
メカニックデザイン カトキハジメ、佐山善則
石垣純哉、玄馬宣彦
明貴美加(協力)、小倉信也(ゲスト)
アニメーション制作 サンライズ
製作 サンライズ
発表期間 2010年3月12日 - 2014年6月6日
話数 全7話
漫画:機動戦士ガンダムUC バンデシネ
原作・原案など 矢立肇、富野由悠季、福井晴敏
作画 大森倖三
出版社 角川グループパブリッシング
掲載誌 ガンダムエース
レーベル 角川コミックス・エース
発表号 2010年3月号 -
巻数 既刊11巻
テンプレート - ノート
ポータル 文学アニメ漫画

機動戦士ガンダムUC』(きどうせんしガンダムユニコーン、MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN)は、福井晴敏による日本小説角川書店ガンダムエース』誌上にて2007年2月号から2009年8月号まで連載された。また、これをストーリー原案とした同名のアニメ作品が製作されている。

概要[編集]

アニメ映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から3年後の宇宙世紀0096年が主な舞台となっている。物語は宇宙世紀元年から始まり、その年に起こった宇宙世紀誕生や、一年戦争の発端にも関わるラプラス事件が物語の中核となっている。なお、時系列的に『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に近い年代にあたるため、登場人物やメカニックの設定にもその内容が多く反映されている他、『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』から発展させた設定も多い。アニメ版では、物語の核心を握る人物サイアム・ビストの声優に『機動戦士ガンダム』のナレーションを務めた永井一郎を起用することで、同作のナレーションは、サイアムによるモノローグであるという意味を持たせる[1]など、『機動戦士ガンダム』から続く地球連邦とジオンとの一連の抗争に一応の決着を付ける総括的作品でありながらも、本作より後年の宇宙世紀を舞台にした『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』や『機動戦士ガンダムF91』などに繋がる設定もいくつか見られる。

キャラクターデザインと表紙絵は安彦良和が担当。1~3巻までは挿絵も描いていたが、4巻以降の挿絵は虎哉孝征が務めた。メカニックデザインカトキハジメ。福井はプロデューサー的立場も兼任した。

単行本は1巻あたり3回分の連載を収録し(福井がインターネットラジオで1話あたり原稿用紙100枚程度の長さだと語っている)、挿絵は小説の連載1回につきカラーが2 - 3点、残りはモノクロページで、計10カット前後が掲載。カトキハジメによるメカニック解説、設定考証担当の小倉信也による解説なども同時に掲載された。『ガンダムエース』元編集長の古林英明によると、この企画が開始されたのは2002年とのこと。雑誌『活字倶楽部』2005年夏号の福井晴敏インタビューでは、2006年頃を目処に新しいガンダムの準備をしていると語られた。2007年夏には、書店公開用のプロモーションフィルムが作成されている。

プラモデルマスターグレードで、2007年12月には「ユニコーンガンダム」が、2008年12月には「シナンジュ」が発売、単行本4巻と8巻の各特装版には、プラモデルに装着可能なオプション装備のキットを同梱するなど、小説作品として類を見ない試みも実施された。本作は小説作品ながらコミックス流通で単行本が刊行されており、作者の福井は、「本好きの方たちだけではなく、その外側に広がる“世間”へ仕掛けてゆく」ための実験といった趣旨の発言をしている[2]

本作のタイトルを決定した時点で福井は、アムロ・レイのトレードマークとしてたびたびユニコーンのモチーフが使用されていることを知らなかったため、構想段階では本作との特別な関連性は考慮していない。ファン層としては、30代以降のファーストガンダム世代に特に人気だという[3]

2010年1月から文庫版のリリースも開始されたが、角川文庫角川スニーカー文庫の両方で同時期に刊行という異例の体制となっている[注 1]。前者はガンダム関連作品であることを極力控えており[注 2]、各種の広告でもあくまで福井小説として前面に押し出している。カバーイラストは加藤直之、カバーデザインは樋口真嗣が担当。口絵や挿絵はない。後者はこれまでに同レーベルで発売されたガンダムのノベライズ作品と同様の装丁と解説が収録。表紙イラストは美樹本晴彦、口絵および挿絵は大森倖三が担当。キャラクター紹介のイラストとメカニック紹介の設定画は、安彦と虎哉とカトキが連載時に描いたものを使用している。

単行本8巻発売時にアニメ化を公表し、2009年4月25日に公式プレサイトを開設する[4]

『月刊ガンダムエース』2010年3月号(No.091)より、漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』を連載。著者は大森倖三。OVA版をベースに、OVAではカットされた原作エピソードや両方の設定を折衷したようなオリジナルエピソードが盛り込まれている。また、カトキハジメが新規デザインしたオリジナルMSや、既存MSの新バリエーションが登場している。

2010年10月26日に『ガンダムエース』増刊号として『ガンダムユニコーンエース Vol.1』が発売され、OVAの劇場公開にあわせてVol.6まで刊行されている[5]

2012年3月8日に、PlayStation 3(PS3)用ゲームソフト『機動戦士ガンダムUC』が発売。

2013年8月3日からは「ガンダムフロント東京」内のドーム型映像施設「DOME-G」にて映像作品『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』が公開。

小説版とOVA版を除いた、コミカライズやゲーム、また外伝作品を初出としたMSは『UC-MSV』として区分されている[6]

あらすじ[編集]

第二次ネオ・ジオン抗争の終結から3年後の、宇宙世紀0096年。工業コロニー「インダストリアル7」において、とある謀議が交わされようとしていた。地球連邦政府からある重要機密を盾に便宜を引き出してきた財団法人ビスト財団」の当主カーディアス・ビストが、ネオ・ジオン残党軍「袖付き」へ、それが開かれる時には連邦政府が滅びるとまで恐れられている、その実態は一切不明の「ラプラスの箱」と呼ばれる重要機密を譲渡するという。

一方、インダストリアル7内にあるアナハイム工専へ通う少年バナージ・リンクスは、謎めいた少女オードリー・バーンと出会う。新たな戦争の火種となり得る「ラプラスの箱」の取引を阻止するべく単独で行動を起こしたオードリーを手助けするうち、日常への違和感を抱いていたバナージは、次第に彼女へ惹かれていく。オードリーの正体はザビ家の生き残りであるジオンの姫、ミネバ・ラオ・ザビであり、大きな戦争の火種となる可能性のある「ラプラスの箱」の引き渡しを独断で阻止しようとしていた。

だが、取引を察知した連邦政府とアナハイム・エレクトロニクス社地球連邦軍を軍事介入させたため、インダストリアル7は火の海と化してしまう。バナージは友人達と必死の思いで避難しながらもオードリーの姿を捜し求める中、カーディアス・ビストと再び邂逅し、瀕死の彼から出生の秘密を知らされると同時に、神獣「ユニコーン」のごとく頭部に1本の角を持つ白亜のモビルスーツ(MS)を託される。それは、「ラプラスの箱」の“鍵”となる存在でもあった。バナージは必死の思いでそのMSを起動させるが、「袖付き」と連邦軍の戦闘に巻き込まれ、目の前に出現した「袖付き」のMSに死の恐怖を感じる。その時、白亜のMSの一本角が2つに分かれ、かつて一年戦争でジオン軍から「白い悪魔」と恐れられたMS「ガンダム」と同様の顔が現れる。その白亜のMS「ユニコーンガンダム」は圧倒的な戦闘力で「袖付き」のMSを退ける。これを発端としてバナージは、「箱」の秘匿を望む連邦政府やそれと手を組むビスト財団のカーディアスの反対勢力、「箱」の奪取を目論む「シャアの再来」と渾名される首魁フル・フロンタル率いる「袖付き」らとの、「ラプラスの箱」を巡る闘争とそれを探す旅へと巻き込まれていくことになる。

ユニコーンガンダムはその出自から、ニュータイプを殲滅するという目的遂行のためならば、システム側が操縦者の意思すら乗っ取って暴走してしまうサイコミュ兵器としての危険な側面を持つと同時に、「ラプラスの箱」へと辿り着くための位置情報を少しずつ開示しながら、“鍵”の担い手たる操縦者に宇宙世紀の人の争いの歴史を辿らせ、その“鍵”の担い手が「箱」を手にする資格のある者(ニュータイプ)であるかどうかを判断する装置でもあるという、相反する側面を併せ持ったMSであった。開かれた際の脅威だけが長年伝えられるも実態は一切不明な「ラプラスの箱」を巡る権力者たちの思惑や、そうした思惑に翻弄されつつも、ユニコーンガンダムと共に世界各地を渡り歩き様々な勢力を転々としながら、多くの人物と巡り会う旅の中でバナージは成長していき、また彼に関わる人々の葛藤やぶつかり合いを描いていく。また、当初はバナージを振り回す災厄であったユニコーンガンダムも、全身に用いられたサイコフレームと呼ばれる素材によって「アクシズ・ショック」と呼ばれた現象の再現を起こすなど、設計段階で想定されていなかった奇跡を起こす存在となっていく。旅の中でバナージは様々な立場の人々から影響を受けつつ、また彼に出会う大人たちも、どんな絶望を目の当たりにしても「それでも」と可能性を信じようとするバナージの直向きさに影響を受け、やがて戦いは連邦とジオンという垣根を越えて、人の可能性を信じる者達と、それを否定する者達との戦いに様相を変えていく。

その旅の終着点たるユニコーンが示す最終座標の地にて、「ラプラスの箱」の正体は、宇宙世紀元年に起こった暗殺事件で失われたはずの、オリジナルの「宇宙世紀憲章」碑文の末尾に付け加えられた条文であったと明かされる。未来の新人類に与えられる権利を約束したその内容は、テロに見せかけて暗殺を主導した連邦政府にとっての醜聞であると同時に、後のジオン・ズム・ダイクンによるニュータイプ思想の内容とも偶然に一致し、使い方によっては、ジオン公国の独立運動に強力な正当性を与える内容でもあった。そして、その内容を秘匿し続けたという経緯自体が、地球連邦の存在を危うくさせる汚点であった。地球連邦とその関係者は「ラプラスの箱」の存在をもみ消し今ある権益と秩序維持のために、一方フル・フロンタルは、「アクシズ・ショック」ほどの奇跡を目の当たりにしても、変わることより現状を維持することを望む人類には、「箱」の中身を秘匿したまま連邦との交渉の道具として利用していく方が、現実的かつ最も有効な「箱」の利用法だと語り、連邦を間引きした「サイド共栄圏」を推し進めるため、それぞれ手段を問わない実力行使に出る。

「箱」の正体を知ったバナージとミネバは、これまでの人の争いの歴史を辿る旅を通じて得た結論として、本来この条文は、決してニュータイプ論を正当化させるものでも、ニュータイプを忌避するものでもなく、100年前の人々が、新たな可能性を信じて地球の重力を振り払い新天地へと旅立つ同胞たちへ向けて、祈りを込めて贈った善意の言葉であったはずと解釈する。たとえこれが慰めで足された一文であったとしても、宇宙移民計画は人口増加解決のただの棄民政策ではなく、人類の新たな可能性を信じて、希望をもって送り出されたのだという事だけは、未来を生きる自分たち人類は周知しておくべきだと「箱」の開示を決断する。連邦政府と「袖付き」からの妨害をバナージたちは命を賭して退け、人の中の可能性を信じるミネバの演説によって「ラプラスの箱」が全世界に公表される。

コロニーレーザーをも相殺するほどの命懸けのサイコ・フィールドを発生させ「箱」を護り抜いたバナージだったが、その代償にニュータイプとサイコフレームの未知の領域にまで足を踏み入れてしまい、ユニコーンに取り込まれ完全に一体化した、人の思惟を受け止め叶える“器”として、もはや万能と言えるほどの力を持った人を遥かに超えた存在になりかけるが、必ず帰ると約束した大切な存在が待っている事を思い出し、その力を放棄して再び“人間”としてオードリーの下へと帰って行きながら、物語は幕を閉じる。

登場人物[編集]

民間人[編集]

以下の人物の詳細は当該項目を参照。


バナージ・リンクス
- 内山昂輝
本作の主人公。工業コロニー・インダストリアル7にあるアナハイム・エレクトロニクス社系列のアナハイム工業専門学校に通う学生。16歳[7]
父はカーディアス・ビスト、母はアンナ・リンクス(宇宙世紀0086年頃、死亡)。私生児として育つが、母が死に、名前も知らない父親に声をかけられインダストリアル7に越してくる。以後、学業の傍ら、ブッホ・ジャンク社で、小型のMS(プチ・モビ)を使いスペースデブリ回収のアルバイトをするというごく平凡な学生生活を送っている。日常に特に不満があるわけではなかったが、心の底でそうした毎日に何かしら「ずれ」たような違和を感じていた。
ある日謎の少女オードリー・バーンを偶然救出、戦争を止める為という彼女をビスト邸があるコロニービルダー「メガラニカ」まで道案内をする事になる。オードリーとの出会いで「ずれ」の消失を感じたバナージはメガラニカについた後も協力を申し出るが、オードリーに拒絶され日常に戻る事となる。しかし、その直後インダストリアル7内で連邦宇宙軍独立部隊「ロンド・ベル」とネオ・ジオン残党「袖付き」の戦闘が勃発、ミコットの友人たちの死を目の当たりにしたバナージはオードリーの身の危険を感じ再度ビスト邸を訪れる。そこで、負傷したカーディアス・ビストに出会い「ユニコーンガンダム」を託され、死に際に父である事を明かされる。オードリー達を助けるため、父との最後の会話を胸にバナージはユニコーンで出撃し「袖付き」のMSクシャトリヤと交戦、突如ガンダムの姿に「変身」した「ユニコーンガンダム」でこれを圧倒、撃退に成功する。
MSの無断使用のため「ロンド・ベル」所属艦ネェル・アーガマに回収されたバナージは避難民として保護されていたオードリー達と合流する。ユニコーンはビスト財団が隠し持ち続けていた「ラプラスの箱」の在処を指し示す「ラプラスプログラム」が搭載された特別な機体であり、現在それを動かせるのはバナージだけとなっていた為バナージは事情聴取を受ける。しかしその後「袖付き」の首魁フル・フロンタルの駆るシナンジュによる襲撃を受けこれを退けるために再度ユニコーンガンダムで出撃。リディのリゼルと協力しシナンジュを追い詰めたかに見えたが、乱入してきたクシャトリヤにより拘束・捕獲されてしまう。
資源衛星「パラオ」へ連行されたバナージはそこで「袖付き」兵マリーダ・クルス、ギルボア・サントとその家族と数日間寝食を共にする。共に過ごしていく中彼らに対し「敵」という意識が薄れていくバナージに、ネェル・アーガマよりパラオへの攻撃が知らされる。戦闘を止めるためユニコーンで脱出したバナージは、そこでリディと共にデルタプラスに搭乗したオードリーと再会、地球に降りるという彼女をリディに頼み、それをサポートする。その後再びクシャトリヤと交戦。パイロットがマリーダと知ったバナージは説得を試みるが決裂し、「NT-D(ニュータイプ・デストロイヤー)」を発動させたユニコーンガンダムに呑まれクシャトリヤを圧倒する。撃墜寸前にマリーダとの精神感応を起こし戦意を喪失、彼女と機体をネェル・アーガマへと収容した。
最初にラプラスプログラムが示した座標「首相官邸ラプラス跡」に於けるシナンジュとの戦闘で、大人として自分を諭してくれたダグザ・マックールを目の前で殺されたバナージは怒りのままにユニコーンガンダムでシナンジュと交戦。大気圏突入も構わず攻撃するバナージは、戦闘を止めるために割って入ったギルボアのギラ・ズールを誤って墜としてしまう。そのショックで茫然自失となったバナージはそのまま地球へと降下、結果的に袖付きの偽装船ガランシェールと共に砂漠に不時着する。
砂漠からの脱出のため、バナージはガランシェールのキャプテン、スベロア・ジンネマンと砂漠を渡る事となる。一時は無気力となっていたバナージはその道中でジンネマンに諭され、生きる意志を取り戻し彼に強い信頼を置くようになる。果たして砂漠を渡りきったバナージ達は袖付きの協力者ガーベイ一族と接触、ラプラスプログラムの2つ目の座標「ダカール」へと共に向かうこととなる。しかしそこでガーベイ一族がとった陽動は巨大MAシャンブロによる大量破壊という「怨念返し」だった。とてもそれを看過できないバナージはユニコーンでその場に乱入、既に交戦していたリディのデルタプラスと協力しシャンブロを撃破した。しかしその直後、突如乱入してきた黒いユニコーンガンダム「バンシィ」に襲撃され、バナージは気絶。ユニコーンと共にラー・カイラムに収容されてしまう。
ガルダで宇宙に行くためにトリントン基地に寄港したラー・カイラムでビスト財団による拷問を受けるバナージは、バンシィのパイロットがマリーダである事、オードリーもまたビスト財団に囚われトリントン基地に居る事を知る。ガランシェール隊とジオン軍残党によるトリントン基地襲撃に乗じて脱走したバナージは、そこでリディのデルタプラスと遭遇し交戦、『箱』に対して相反する行動を取ろうとしている2人は完全に決別してしまう。マリーダとオードリーを救出するためガランシェール隊と協力し、ユニコーンでガルダに乗り込んだバナージはマリーダのバンシィと交戦。サイコフレームの共振でサイコフィールドを発生させガルダを半壊させてしまうものの、必死にNT-Dの発動を抑えながらマリーダの説得を試みるバナージは、その最中ガルダから飛び降りたオードリーの気配を察知し無事にユニコーンガンダムで受け止めることに成功する。その後、ガルダ内でバンシィと再び交戦し、自機の影から自分=敵と認識し気絶したマリーダを無事保護し脱出する。バナージ達を回収したガランシェールはブライト・ノアの計らいで大気圏ギリギリで待機していたネェル・アーガマと接触、ユニコーンガンダムが発生させたサイコフィールドにより、無事揃って大気圏を離脱した。
バナージ達はラプラスプログラムの次なる座標「L1ジャンクション」にて最後の座標を手に入れるが、直後にジオン共和国軍の国粋主義一派「風の会」の襲撃を受ける。それと同時にガランシェール隊によりネェル・アーガマが占拠されてしまい、バナージをはじめネェル・アーガマクルーは拘束、後に合流した「袖付き」の監視下に置かれてしまう。しかし、袖付き側の人間としてある程度自由に動けたオードリーの協力によりネェル・アーガマクルーが蜂起、最終的に艦の奪還に成功する。この際、あくまでジオンの人間として振舞っていたオードリーをバナージは最後まで信じ続けていた。
最後の座標、インダストリアル7の「メガラニカ」へ向かうため、最終決戦では、タクヤの強化案である「フルアーマーユニコーンガンダム」に搭乗し出撃。NT-Dを完璧に制御し、データ以上の制圧力を発揮しネェル・アーガマをインダストリアル7へと導いていく。NT-Dの限界時間を迎え窮地に陥ってしまうも、トライスターのジェスタの援護で持ち直し戦闘を継続。そのままアンジェロのローゼン・ズールと交戦しサイコ・ジャマーに囚われてしまうが、ワッツの死を切っ掛けにNT-Dが発動、アンジェロと精神感応を起こし結果的にローゼン・ズールを自滅へと追い込んだ。その後、フロンタルのシナンジュと交戦。精神感応でフロンタルの虚無に呑まれそうになるがマリーダの呼びかけで正気を取り戻し、その場を離脱、直後にリディのバンシィの襲撃を受ける。バナージは必死に説得をしながら戦うが、半狂乱となったリディはそれに応じる事は無く最終的にネェル・アーガマのブリッジにビーム・マグナムを発砲、盾となったクシャトリヤを撃墜してしまう。怒りのままにリディを撃墜しようとするバナージだったが、マリーダの呼びかけに応じリディを赦し、インダストリアル7へと向かった。
遂にインダストリアル7に到着したバナージは、オードリーと共にメガラニカのビスト邸へと向かい、そこで曾祖父サイアム・ビストから「ラプラスの箱」の真実を知らされる。世界に「箱」を公開しようとする二人の前にフロンタルが現れ、バナージとフロンタルは生身で銃撃戦を行いながらメガラニカを脱出する。ガエルの命と引き換えに無事ユニコーンで脱出したバナージは、リディのバンシィと共にフロンタルに最後の戦いを挑み、これに勝利する。しかし、インダストリアル7宙域にはビスト財団によるコロニーレーザー攻撃が行われようとしており、逃げ切れないと知ったバナージは、サイコフィールドでこれを防ぐ事を試みる。リディ、アルベルトの協力もあり、命がけのサイコ・フィールドによって奇跡的にコロニーレーザーを相殺することに成功するが、強大なサイコフィールドの影響でバナージはユニコーンに取り込まれ完全に一体化し、人の精神を取り込んで誕生した新たな生命体《ユニコーンガンダム》そのものとなってしまう。
ゼネラル・レビルのMSの大部隊を前にしても、手をかざすだけで眼前のMS郡の核融合エンジンを停止させてしまう[8]など、万能といえる存在にまで到達した《ユニコーンガンダム》だったが、バナージだった頃にオードリーと出会う前に感じていたような「ずれ」を再び感じたことを切っ掛けに、リディやオードリー、仲間たちの声を聴き、自身もまたその人々の中でしか培われぬものの結果であると理解し、自身の存在を放棄する。それによって意識を取り戻し、再び一人の「人間」へ戻ったバナージは、必ず帰ると約束したオードリーの下へ帰るべく、ユニコーンをメガラニカへと向かわせた。
OVAでは小説版であった《ユニコーンガンダム》から再び「人間」へ戻る過程の心理描写がない代わりに、人を超えて“虹の彼方”へ旅立とうとした所を、父・カーディアスの幻影に抱き止められ、彼が指し示す方向に、必ず帰ると約束した大切な存在が待っている事を思い出したことで意識を取り戻し、万能と言えるほどの力を放棄し再び「人間」として、原作と同じく、オードリーの下へと帰って行った。
原作者の福井は、物語のラストの《ユニコーンガンダム》ならば、地球上からすべての軍隊をなくすことすら可能であったと述べており[9]、人を遥か超越した存在にまで到達できたにもかかわらず、バナージは万能の存在になることよりも“人間”としてオードリーの下へ帰ることを選んだ事について、「これまでの(宇宙世紀の)ガンダムは、いつか辿り着く完成されたニュータイプの地平を目指して諦めず生き続けよう、という話で、バナージは遂に完成されたニュータイプになれたのかも知れない。なのに「よかったね、おめでとう」という気分にはならない。それはなぜかを皆さんに考えてもらいたいんです。「なんで行っちゃうんだよ!」って誰もが思う。すごい矛盾しているんです。でも、その矛盾こそが人間の人間たる所、愛すべき所だと思うんです[10]」と語っている。
福井はバナージが到った境地について、劇中でリディが「完成されたニュータイプ」と表現しているが、「ニュータイプ」とは人の“可能性”であって、あれがニュータイプの完成形と規定するつもりはなく、あくまで“可能性”の一つの形であって、完成形は他に何通りもあるものだと思っている、と述べている。また、現状では、肉体を持ってニュータイプの境地に辿り着くには、バナージだけでは無理で、サイコフレームというメカニズムの力を借りることが必要だったのだろうとも語っている[8]
オードリー・バーン
声 - 藤村歩
本作のヒロイン。バナージと同年齢の、エメラルド色の瞳に理性と高貴さを秘めた神秘的な美少女。「オードリー・バーン」という名前は偽名で、その正体はザビ家の遺児ミネバ・ラオ・ザビ(詳細は該当項目を参照)。ザビ家の末裔であるというその素性は、地球連邦軍に人質に取られた際に明かされる。
オードリーという偽名の由来は女優オードリー・ヘプバーン。ヘプバーンが映画『ローマの休日』で演じた王女に、部下の目を盗んで単独行動する自身の境遇をなぞらえていた彼女が、バナージに名前を聞かれた時にとっさに答えてしまったことによる。なお、アニメ版ではインダストリアル7で『ローマの休日』のリバイバル上映(ただし、作中では『Runaway Princess』というロゴになっている)が行われており、彼女の偽名の由来を連想させる演出がなされている。
タクヤ・イレイ
声 - 下野紘
バナージのルームメイトで同じアナハイム工専に通う少年。16歳。MSマニアで、将来はアナハイム・エレクトロニクス社のテストパイロットかメカニックになることを志望している。インダストリアル7襲撃の際にリディの乗るリゼルに救出されネェル・アーガマへ乗ることとなる。以後、ミコットやハロと共にネェル・アーガマで過ごすこととなり、その間は整備の仕事も手伝っていた。
フルアーマーユニコーンは彼の発案。最終決戦に向けて調整された。
ミコット・バーチ
声 - 戸松遥
アナハイム工専に隣接する私立のハイスクールに通う少女。16歳。インダストリアル7の工場長を父親に持つ。学校は違うもののバナージやタクヤと親しく、バナージにほのかな想いを寄せている。タクヤと同じくインダストリアル7襲撃の際にネェル・アーガマへ乗ることとなる。ミネバに対しては猜疑と嫉妬の感情を抱いており、リディがミネバを連れだそうとする場面を目撃して彼女に銃口を向ける。だが、ネェル・アーガマがネオジオン兵に占拠された際は、ミネバが必ず行動を起こすと信じていた。
なお、アニメ版および漫画版ではバナージ、タクヤらと同じアナハイム工専の生徒となっているなど設定が異なっている。
アーロン・テルジェフ
声 - 横堀悦夫
アナハイム・エレクトロニクスの社員でユニコーンガンダムの開発者の1人。32歳。装甲材質部門の担当としてユニコーンガンダム開発計画に参加していたがインダストリアル7襲撃時、エコーズに重要参考人として拘束、ネェル・アーガマに収監される。サイコフレームなどサイコミュ関連の技術に詳しく、ユニコーンガンダムや回収したクシャトリヤの検分を手伝うことになる。
エスタ
声 - 広橋涼
ミコットと同じ学校に通う友人。インダストリアル7遭遇戦時、シルビアらとともに死亡。アニメ版ではバナージらと同じアナハイム工専のクラスメイト。インダストリアル7遭遇戦時、デニスらと行動し死亡。
シルビア、マリオ、ラエラ
ミコットの友人。インダストリアル7襲撃時、流れ弾のビームの直撃を受け死亡。アニメ版には登場しない。
バンクロフト
声 - 楠見尚己
アナハイム工専の教員であり歴史の授業を担当している。アニメ版ではインダストリアル7襲撃の際、民間人の避難誘導を行っていたがマリーダが撃墜したリゼルの熱核反応炉の爆発[注 3]に巻き込まれ、死亡。
デニス、トム、マルコ
声 - 朝倉栄介日野聡宮下栄治
アニメ版のオリジナルキャラクター達でバナージらと同じアナハイム工専のクラスメイト。インダストリアル7遭遇戦時、バナージら他の生徒十数人と避難中に資材搬出路のハッチで立ち往生していた際、流れ弾のビームの直撃を受け、他の生徒もろとも全員死亡した。
ティクバ、ティクバの母
声 - 田村睦心林りんこ
ギルボアの家族で、ティクバの下に弟と妹が1人づついる5人家族。バナージやマリーダも世話になっていた。
ダイナーの老主人
声 - 森功至
オードリーがマーセナス邸から脱走した際に、食事に寄ったダイナーの店主。オードリーに地球連邦や宇宙移民について、それらが最初は人の善意から始まったことであると語る。

地球連邦軍[編集]

独立部隊「ロンド・ベル」[編集]

以下の人物の詳細は当該項目を参照。


リディ・マーセナス
声 - 浪川大輔
本作品における、もうひとりの主人公[13]地球連邦軍ロンド・ベル隊のMSパイロット。23歳。階級は少尉。連邦政府の有力議員ローナン・マーセナスの嫡男で、連邦政府初代首相でラプラス事件で非業の死を遂げたリカルド・マーセナスを先祖に持つ名門政治家一族の家系に生まれる。高祖父にジョルジュ・マーセナス、姉にシンシア・マーセナス、その夫のパトリック・マーセナスは義兄に当たる。理想や家族を捨てて政治家になった父ローナンとマーセナス家そのものに反発し、連邦軍に入った。家の七光りではなく、自分の腕だけで名をあげようとパイロットになるも、どこへ行っても付いてまわる家の影響に辟易している。内心はMSよりも航空機に憧れを抱いており、常に旧世紀の伝説的なエースパイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンが搭乗していた複葉機のプラモデルを持ち歩いている。搭乗機はリゼルデルタプラスバンシィ。それに伴い母艦もネェル・アーガマラー・カイラムゼネラル・レビルと乗り換えた。
インダストリアル7内の戦闘、続く暗礁宙域でのシナンジュ迎撃戦においてネェル・アーガマ艦載MS部隊最後の1人(予備パイロットであるプール中尉やマコ少尉は除く)となるも、リディを腫れ物扱いする上層部の政治的意向で艦を降りることになる。しかしオードリー(ミネバ)との出会いを経て心を動かされたことで独断で艦に戻り、闇に葬られるであろうこの事件を世に明らかにする決意を固める。連邦議会の有力議員である父ローナンの協力を仰ぎたいというオードリーの意向を受け、パラオ攻略戦でひそかにオードリーを可変MSデルタプラスに同乗させ、戦闘終盤に単身戦線を離脱。パラオのマスドライバーで地球へと向かう。
しかし地球到着後、期待していた父ローナンの助力は得られず、ローナンからラプラスの箱の謎とマーセナス家の宿業を明かされたことで重い宿命に絶望し、オードリーを救うために事実上の求婚をするが、このことがオードリーの失望を買う原因となってしまう。その後、ローナンの意を受けて「箱」の解放を防ぐためラー・カイラムに乗艦、ダカールの戦闘では先陣としてシャンブロと交戦し、友軍や避難民を助けて善戦する。ユニコーンに搭乗したバナージと共闘しシャンブロを撃破した後、新たに下されたユニコーン捕獲の命に反してバナージを見逃そうとするが、突如乱入してきたマリーダの駆るユニコーンガンダムの2番機・バンシィに敗北したユニコーンは拿捕されてしまう。
囚われのバナージの身を案じていたが、アルベルトの口からバナージもまたビスト一族の1人と知り衝撃を受ける。ミネバが評議会と財団との政争の道具にされた挙げ句にその身柄が財団に引き渡されたことに凄まじい憤りを覚え、トリントン襲撃後、持ち場を離れてデルタプラスで単身ガルダに乗り込み、マーサを脅迫してオードリーを救出しようとするが、オードリー自身に拒絶されてしまう。その後、墜落するガルダからマリーダへの思いが砕かれたアルベルトを救出してデルタプラスで脱出。ともに失恋の傷心とバナージへ憎悪を抱くアルベルトと共鳴、ユニコーンを倒すべく新たにバンシィを搭乗機とし、ゼネラル・レビルに乗艦する。先行部隊としてネオ・ジオン艦隊と戦うネェル・アーガマ部隊を強襲。NT-Dシステムを起動してバナージと激しい戦闘を繰り広げる。ビスト家の末裔であるバナージと相討ちになることで箱にかけられた呪いから世界を守ろうとしていた。しかし、バナージからリディ自身もニュータイプであると指摘され暴走、頭に響く声の源を消し去ろうとネェル・アーガマのブリッジに放ったビーム・マグナムは艦を庇ったクシャトリヤに直撃、マリーダを殺してしまう。直後、マリーダの導きによって正気を取り戻し罪悪感と後悔に陥るが、再起しバナージと協力してフロンタルに最終決戦を挑み、これに勝利した。
その後、グリプスIIによるメガラニカへの砲撃を、バナージ達と共にサイコ・フィールドを発生させ防ぎきる。その結果バナージは新たな生命体《ユニコーンガンダム》と化し虹の彼方へ旅立とうとするが、それを連れ戻すために、虹色の光を帯びて飛んでいく彼をバンシィで追いかけ必死に呼び止めた。
OVA版ではストーリーの短縮などに伴い、設定や劇中での活躍が若干異なる。
シャンブロ戦ではトドメの一撃を撃てないバナージに苛立ち、ビーム・マグナムを奪い代わりにシャンブロを撃破、ロニを止められず項垂れるバナージを命令通り拿捕しようとする。
トリントンに於いてのユニコーンガンダムとの交戦は無く、代わりにガルダ内でバンシィと交戦するが、アームド・アーマーVNでデルタプラスは大破。負傷し、コクピットから投げ出されたリディは朦朧とした状態で「ガンダム…」と口にしながらバンシィに拳銃を放ちつつ気絶する。この行動により、自身=ガンダム=敵と認識したマリーダは意識を失いバンシィのコクピットから強制排出されることになる。
インダストリアル7での決戦ではゼネラル・レビルには乗艦せず、シャトルで直接戦場へ向かう。交戦タイミングはユニコーンの出撃直後となっており、リディとネェル・アーガマ前面に展開中の敵部隊排除に向かったバナージの交戦を回避させるために出撃してきたマリーダのクシャトリヤ・リペアードと交戦し、圧倒され拘束された。拘束状態でミネバによる説得を受ける最中に暴走しマリーダを殺害。彼女の遺志により自らの非を悔いてネェル・アーガマに投降した。原作と異なり、ネェル・アーガマ隊のMSとの戦闘も描かれる。
ちなみに、常に持ち歩いているプラモデルの代わりに、小さな複葉機の入った透明なケースをお守りとして手首に括りつけている。
ミヒロ・オイワッケン
声 - 豊口めぐみ
地球連邦軍ロンド・ベル隊ネェル・アーガマのオペレーター。少尉。22歳。利発で快活な性格の女性。東洋系の血が流れており、ダークブラウンの髪と瞳を持つ。士官学校時代、低い身長へのコンプレックスをバネにするかのような奮闘ぶりから「チビ戦車(スモールタンク)」というあだ名を付けられた。ネェル・アーガマにマリーダが収容された時は強化人間である彼女に対し拘束衣を付けるべきだと医師に進言した。リディに好意を抱いているのか、冗談半分のデートの誘いに「無事に帰ってきたら」と応じたり、パラオ攻略時に戦没認定を受けた際特にショックを受けたりしている。
オットー・ミタス
声 - 内田直哉
地球連邦軍ロンド・ベル隊の強襲揚陸艦ネェル・アーガマの艦長。大佐。45歳。練度不十分な艦の状況や、無策無謀な連邦軍上層部に振り回され、上層部に対する不満を募らせる現場クルーとの板挟みに頭を悩ませる典型的な中間管理職。最初のうちは、しばしば艦の主導権をレイアム副長に奪われている自他共に認める頼りない指揮官だったが、「箱」を巡る争乱の中で次第に艦長としての貫禄や決断力を身に付ける。趣味は紅茶で、しばしば乗組員たちに淹れて振る舞っている。
レイアム・ボーリンネア
声 - 渡辺美佐
ネェル・アーガマの女性副長。中佐。40歳。確かな状況判断能力と決断力を持ち、大柄で寡黙な職業軍人という存在感を漂わせていることもあって、クルーからは「レイアム艦長、オットー副長」と呼ばれるまでになっている。当初は他のクルー同様オットー艦長を頼りなく思っていたが、「箱」をめぐる争乱の中、不安に駆られるクルーたちの前で艦長たろうとし続けたオットーに、自分の身の上話をしたり「惚れました」と言ったりと、次第に強い信頼を置くようになる。一年戦争のソロモン攻略戦で夫を亡くし、地球に長男を残している。
シドー・オモキ
声 - 多田野曜平
ネェル・アーガマの機関長。首に巻いたスカーフが特徴。
サーセル・ミツケール
声 - 丸山壮史
ネェル・アーガマのセンサー長。
ヘルム・コンバース
声 - 志村知幸
ネェル・アーガマの航海長。
ウタルデ・ハッシャー
声 - 杉村憲司
ネェル・アーガマの砲術長。
ボラード
声 - 井上剛
ネェル・アーガマの通信長。
ジョナ・ギブニー
声 - 斎藤志郎
ネェル・アーガマの機付長(整備責任者)で最古参。相手が士官でも平然と怒鳴りつける先任兵曹。髭面。ネオ・ジオンによるネェル・アーガマ占拠時には、艦を取り戻すために一計を案じるも、失敗。見せしめとしてフル・フロンタルに額を撃ち抜かれ死亡した。
OVA版ではネェル・アーガマ占拠はされなかったため、射殺されていない。
ノーム・バシリコック
声 - 宮内敦士
地球連邦軍ロンド・ベル隊のMSパイロットでネェル・アーガマ艦載MS部隊の隊長。階級は少佐で搭乗機はリゼル隊長機仕様。コールサインはロメオ1。
インダストリアル7内の戦闘において指揮を執ったのち、続く暗礁宙域でのシナンジュ迎撃戦においてリディら残存艦載機と共にフロンタルの駆るシナンジュと交戦。最終的にリディをかばう形でビームサーベルによる近接戦を敢行し、乗機を撃破され戦死した。
イアン
地球連邦軍ロンド・ベル隊のMSパイロットでネェル・アーガマ艦載MS部隊に属する。階級は大尉で搭乗機はリゼル。コールサインはロメオ2で同部隊の中隊長を務めている。インダストリアル7内の戦闘においてクシャトリヤとの交戦時に撃墜され、戦死。
ホマレ
声 - 勝沼紀義
地球連邦軍ロンド・ベル隊のMSパイロットでネェル・アーガマ艦載MS部隊に属する。階級は中尉で搭乗機はリゼル。コールサインはロメオ4。インダストリアル7内の戦闘に参加後、暗礁宙域でのシナンジュ迎撃戦においてカタパルトからの発艦中にシナンジュのビームライフルによる狙撃を受け撃墜、戦死した。
プール
地球連邦軍ロンド・ベル隊のMSパイロットでネェル・アーガマ艦載MS部隊に属する。階級は中尉で搭乗機はリゼル。コールサインはロメオ10。ラプラス・プログラムが示す最終座標に向かうまでマリーダのクシャトリヤの直掩をマコ少尉と共に務める。リディ以外でネェル・アーガマ艦載MS部隊で唯一生き残ったパイロット。
ガロム・ゴルガ
声 - 興津和幸
地球連邦軍ロンド・ベル隊のMSパイロットでネェル・アーガマ艦載MS部隊に属する。階級は中尉で搭乗機はスターク・ジェガン。コールサインはジュリエット2。インダストリアル7内の戦闘に参加後、暗礁宙域でのシナンジュ迎撃戦においてノーム、リディらと共に出撃するがフロンタルの駆るシナンジュに翻弄され、ビームライフルの一撃で機体を撃ち抜かれ、戦死。
原作では名前は登場せず、ジュリエット2というコールサインのみで呼称され、乗機はジェガンである。
マコ
地球連邦軍ロンド・ベル隊のMSパイロットでネェル・アーガマ艦載MS部隊に属する。階級は少尉で搭乗機はスターク・ジェガン。 コールサインはジュリエット6。ラプラス・プログラムの最終座標までプール中尉とマリーダのクシャトリヤの直掩を務める。予備パイロットであったが、解体されていたスターク・ジェガンを急遽組み直し戦いに臨んだ。しかしテニスン艦隊との戦闘中補給に戻ったところを攻撃に遭い戦死する。
デボラ、ナーザル、シエロ
地球連邦軍ロンド・ベル隊のMSパイロットでネェル・アーガマ艦載MS部隊に属する。各階級は不明。インダストリアル7の戦闘で戦没。
メラン
声 - 石塚運昇
ラー・カイラム副長。40歳。隊司令を兼ねるブライトを補佐し、艦を切り盛りする。階級は中佐。映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にも登場していた人物。
ソートン
ラー・カイラムMS隊隊長。階級は中佐。ジェスタ(コードネームは「ユニフォーム1」)に搭乗。ソートン中隊にはナイジェル等トライスターを入れて6機のジェスタが配備されている。
ドット
ラー・カイラムMS中隊長。階級は少佐。
トライスター[編集]

ロンド・ベルのエースパイロット3人で構成される小隊、通称「ロンド・ベルの三連星」。独特な連携攻撃で訓練記録を塗り替え、その名を広めた。本来ならUC計画のテストパイロットになる予定だったが、計画が中断して支援用量産機ジェスタに搭乗することになった。 ラー・カイラムMS部隊に所属しており、ダカール襲撃以後「箱」を巡る争乱に巻き込まれる。

OVA版では3人ともマーサを逮捕するべくラー・カイラムで地球へ降下したため、インダストリアル7での決戦を始め、宇宙での戦闘は無かった。代わりに、そのシャイアン基地にてグスタフ・カールやZプラスなどの連邦地上軍伏兵部隊との交戦が描かれ、これを苦もなく無力化している。

ナイジェル・ギャレット
声 - 中村悠一
ラー・カイラムMS部隊構成員。大尉。27歳。長めの前髪、落ち着いた眼光、クールな優男で、自身のスキルに絶大な自信を持つ傲慢さも見受けられる。トライスターの隊長。搭乗するジェスタのコードネームは「ユニフォーム7(セブン)」。パーソナルマークは3つの星形を矢で射抜いた(OVA版ではグレーの連邦マークの上に白い十字星が3つ並んだ)もの。
紆余曲折を経てリディやバナージとも共闘して最後の戦場にも赴き、ダリルと共に最後まで生き残った。ダリルやワッツとの完璧な連携は、アンジェロに、大佐(フロンタル)がビーム・ナギナタを使うほどの相手、と驚く程の卓越したものである。
ダリル・マッギネス
声 - 勝杏里
中尉。27歳。ポリネシアン系の浅黒い肌、縮れた髪、飄々とした雰囲気で、ワッツとはまた違った油断のならない剣呑さを持つ。搭乗するジェスタのコードネームは「ユニフォーム8(エイト)」。
紆余曲折を経てリディやバナージとも共闘して最後の戦場にも赴き、ナイジェルと共に最後まで生き残った。
ワッツ・ステップニー
声 - 安元洋貴
中尉。26歳。丸顔に寸胴といった風貌。自分を飾らず、ナイジェルとは対照的。単細胞で血の気も三連星一らしく、いきなりリディに挑みかかった張本人。搭乗するジェスタのコードネームは「ユニフォーム9(ナイナー)」。ジオンの三連星のガイア同様、リディのデルタプラス(OVA版ではバナージのユニコーン)に踏み台にされる。
終盤では追加装甲を施したジェスタ・キャノンに搭乗。味方ごと攻撃してきたアンジェロのローゼン・ズールに激怒し肉薄するが返り討ちに遭い、トライスター唯一の戦死者となる。しかし、ワッツの死と思惟は、バナージがサイコ・ジャマーから抜け出すきっかけとなった。
OVA版では戦死していない。

その他[編集]

マウリ
政治進出に野心を持ち、ローナンに恩を売るために、飛来したリディの受け入れに奔走する。階級は中将。
エイブルス
声 - 谷昌樹
シャイアン防空司令基地に秘匿されたコロニーレーザーの管制室「カフカスの森」の司令。階級は中将。
マシアス
ニュータイプ研究所を視察に訪れる。階級は大佐。
マセキ・ダンバエフ
地球連邦宇宙軍地球軌道艦隊の旗艦ゼネラル・レビルの艦長。階級は大佐。
ディクスン・メイヤー
地球連邦軍シャイアン防空司令部の当直士官。階級は中佐。
原作ではローナンにリディの飛来を伝える。
フェドー
地球連邦海軍ダカール潜水隊に所属する。階級は大尉で、搭乗機はアクア・ジム。ゼー・ズールとの戦闘で戦没。
アディ
ジュノー級潜水艦ボーン・フィッシュの新兵ソナー員。独自の嗅覚で「海の亡霊」(シャンブロ)を探知する。
ゲノン
ジュノー級潜水艦ボーン・フィッシュのソナー員。アディの同僚。階級は伍長。
ホズミ
トリントン基地防衛隊のガンキャノン・ディテクターのパイロット。

エコーズ[編集]

ダグザ・マックール
声 - 東地宏樹
「マンハンター(人狩り)」と呼ばれる地球連邦軍特殊部隊「エコーズ」の920隊司令。中佐。38歳。「箱」のネオ・ジオンへの譲渡阻止および奪取の指令を受け、ネェル・アーガマに乗艦する。非人道的任務や戦いに巻き込まれる少年達の姿に良心の呵責を感じることもあるが、そうした感情はおくびにも見せないプロの軍人。バナージに人の心の大切さを説く。首相官邸ラプラスの残骸における調査では、ユニコーンにバナージと同乗して出動、それに続く戦闘ではユニコーンを降りてバナージを助けるが、シナンジュのビームアックスに焼かれ戦死する。
コンロイ・ハーゲンセン
声 - 三宅健太
エコーズ920隊の副司令でダグザの片腕的存在。階級は少佐。35歳。ダグザの死後はエコーズ920隊の指揮を執る。「ネェルアーガマ奪還作戦」では隊を率いて活躍する。物語の終局、ミネバの放送を守るため部下と共に尽力する。OVA版においては最終戦時にエコーズ仕様のジェガンを駆りMS戦を行っており、無事戦いを生き抜いている。
ナシリ・ラザー
ダグザとは腐れ縁のエコーズ729隊司令。中佐。43歳。
シナンジュ襲撃後に援軍としてネェル・アーガマに派遣されダグザら920隊と合流、パラオ攻略戦にて長距離支援装備を施したロトに搭乗し、作戦に参加。
スタークジェガンのピンポイントでのミサイル攻撃を行うため、レーザー誘導を担当したが作戦中にフロンタルの駆るシナンジュの襲撃を受け、乗機と運命を共にした。
ギャリティ
エコーズに所属するダグザの部下。階級は大尉。チーム・アルファのリーダー。

地球連邦政府[編集]

リカルド・マーセナス
声 - 有本欽隆
地球連邦政府の初代首相。62歳。アメリカ生まれだが、ドイツ、フランス、アジアなど様々な国を転々として育ち、30以上の国の血が交じり合っているというその普遍的な出自から連邦の初代首相に選ばれた。政治思想はリベラルで、常々連邦議会右派から好意を持たれていなかった。このことから極右派の憎しみを買い、西暦から宇宙世紀への節目の式典で、テロと見せかけた暗殺(ラプラス事件)により命を落とした。暗殺事件の首謀者の1人であるジョルジュ・マーセナスは子、ローナン・マーセナスは玄孫、シンシア・マーセナス、リディ・マーセナスは来孫に当たる。
ジョルジュ・マーセナス
地球連邦政府の第3代首相で、リカルド・マーセナスの子。ラプラス事件の首謀者の1人とされている。名前のみ登場。ローナン・マーセナスは曾孫、シンシア・マーセナス、リディ・マーセナスは玄孫に当たる。
ジョルジュが裏で糸を引き、父リカルドを暗殺したという事実は子孫であるローナンとリディの心を苦しませることとなった。
ローナン・マーセナス
声 - 小川真司
シンシア・マーセナス、リディ・マーセナスの父親。52歳。ジョルジュ・マーセナスは曽祖父、リカルド・マーセナスは高祖父に当たる。また、シンシアの夫パトリック・マーセナスの義父でもある。地球連邦政府中央議会の大物議員。「影の内閣」と揶揄されることもある移民問題評議会の議長を務める。今では保守系の大物と目されているが、若かりし頃は中央官僚や政治家たちに地球環境の悪化を思い知らせるために敢えて砂漠化の進むダカールへの遷都を推進した理想家だった。家を飛び出し軍人の道を歩む息子リディを静かに見守っていたが、運命の皮肉はリディを箱を巡る陰謀に巻き込み、あまつさえジオンの姫であるミネバを伴って現れたことでひた隠しにしてきた箱とマーセナス家の秘密を息子に打ち明けることとなる。箱を巡る事件収拾のためブライトを抱き込むが、ダカールの惨劇の黒幕に仕立てるというマーサの恫喝に屈し、ミネバの引き渡しに応ずる。箱を巡る事件がビスト財団の隠蔽により闇に葬られることを恐れ、マスコミではなくカイ・シデンに情報のリークを要請するが交渉は物別れとなった。
パトリック・マーセナス
ローナンの娘シンシアの夫で、婿養子。リディの義兄。ローナンの秘書を務める一方で地元後援会との結びつきを強め、政界進出に備えている。スポーツマン然とした好人物だが、マーセナス家においては外様の悲哀を体現する。ホワイトベース戦記を愛読し、「軟弱者のカイ」の大ファンという。
ダグラス・ドワイヨン
声 - 西川幾雄
マーセナス家に仕える執事。ローナンの身の周りの世話をする。
ジョン・バウアー
ロンド・ベル創設の音頭を取った国防族議員のひとり。国防委員会の重鎮であり、アナハイム・エレトロニクスとの関係も深い。移民問題評議会にも名を連ねている。映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にも名前のみ登場していた人物。
ムーア
宇宙世紀0096年時の地球連邦法相[注 4]
テッド・チェレンコフ
参謀本部付の幕僚。ローナンの意を得て、リディを前線から呼び戻そうとする。階級は中将。
ベントナ
小説版にのみ登場。オーガスタ研究所の所長。外見は、猫背に禿頭 痩せぎすで中世の牢屋番のようだと称されている。マリーダの再調整を指揮した。ガルダ内での戦闘に巻き込まれ、バンシィに踏みつぶされて死亡した。

ビスト一族 / ビスト財団[編集]

サイアム・ビスト
声 - 永井一郎
政財界に絶大な影響力を持ち、宇宙世紀の世界を水面下で左右する「ビスト財団」の創始者。物語の発端となるラプラス事件の当事者であり目撃者であり、物語を締めくくるキーパーソンでもある。冷凍睡眠を繰り返し、宇宙世紀0096年においても100歳以上の長命を保って西暦の時代から生き続けている。停滞する世界の変革のため、長らく封印されてきた「箱」の解放を目論む。父はサイアムの少年時代、ゲリラ活動に加わって投獄され、獄中死した。その父は寡黙で実直な男だったとされる。母は病気がちだったとされ、妹にシャーラ(名前の登場と「継ぎのある服を着ていた」との記述がある)がいるが、家族の保身[注 5]の為、サイアムが少年時代に決別した[注 6]したため、詳細は不明。
西暦の末期に中近東に位置する小国で羊飼いの家柄[14]に生まれたサイアムは、地球連邦政府の宇宙移民政策による社会の歪みと貧困から報酬目当てでテロリストとなり、宇宙世紀元年のラプラス事件のテロに関わった。ラプラスを爆破後、作業艇に仕掛けられていた時限爆弾で口封じのために仲間達と共に爆殺されそうになるものの、たまたま船外作業で作業艇から出ていたことから一命を取り留め、その際に粉みじんになったラプラスの残骸の中で億分の一以下[15]の偶然で「ラプラスの箱」を入手する。
連邦政府の支配体制を揺るがしかねない「箱」の力は絶大であり、サイアムは地球へ帰還した後、その「箱」の力を利用してのしあがり、裏社会で頭角を現してゆく。やがてアナハイム・エレクトロニクス社と関係を持ち、役員待遇でアナハイム社内に迎えられたサイアムは、専務の娘と結婚して名門貴族ビスト家の婿養子となる。ビスト家の名を冠して創設された「ビスト財団」は、当初は宇宙への美術品輸送を始めとした社会貢献を隠れ蓑にしたマネーロンダリング機関でしかなかったが、サイアムの隠匿する「箱」の力を背景にして、宇宙世紀世界の隅々にまで影響を及ぼす強大な組織に育ってゆくことになる。その一方、ラプラス事件で暗殺されたリカルド・マーセナスの演説に対して「自分たちのような者にこそ大事なことを伝えようとしていた」という感慨を抱き[16]、その後「箱」の内容を公開しなかったために一年戦争を止められなかったという後悔を抱えており、「箱」の条文に予言された新人類に近しいニュータイプにこそ「箱」を返却すべきだという思いを抱くようになる。
バナージから見た場合サイアムは曽祖父に当たり、若い頃の容姿も似ている[注 7]。サイアムはバナージをユニコーンの相応しい乗り手と称している。
「ビスト財団」を守るために、宇宙世紀0051年頃、自身の次男[注 8]を交通事故に偽装して謀殺した過去を持つ。
物語終盤、「箱」が隠匿され、サイアム自身が眠る氷室へと辿り着いた曾孫バナージとジオンの姫御子ミネバ(オードリー)に「箱」の真実と地球に生まれた瞬間から進化をつづけてきた生物の可能性、自分が見た幻覚とその意味、100年近くの間、胸にしていた思いを伝えきり生命維持装置を停止させ、自らその命を絶った。そして、「箱」の真実はミネバによって、地球の人々に伝えられた。
アニメ版において、サイアム・ビストの声優に永井一郎を起用することにより、『機動戦士ガンダム』のナレーションがサイアム・ビストによるモノローグであるという意味を持たせている[1]。なお、永井はepisode 7公開前の2014年1月27日に死去したため、本作は遺作の一つとなった。
カーディアス・ビスト
声 - 菅生隆之
サイアムの孫にして「ビスト財団」の二代目当主。60歳。家の呪縛に囚われる事を嫌い、父の死後家を飛び出し素性を隠し地球連邦宇宙軍に入隊して、一時期は戦闘機のパイロットになったこともある。その一族の中において異色な経歴と鋭敏な頭脳をサイアムに見込まれ、二代目当主になった。主人公バナージの実父である。息子バナージが高いニュータイプの素質を秘めていると知るや、それを開花させゆくゆくは自分の後継者として育てるつもりだったが、愛人(恋人)であるバナージの母、アンナ・リンクスは息子が財団の呪縛に囚われるの恐れ、バナージを連れ彼の元を去った。その後、所在は常に把握していたものの、二人を政争に巻き込ませまいとする配慮と彼女に対する最大限の誠意として、自ら会うことを禁じていた。父のことを尋ねて母を悲しませまいと考えた子供時代のバナージは、父との記憶を無意識の底に封じ込め、まだ幼かったこともあってカーディアスの顔も名前も完全に忘れ去ってしまった。
父を謀殺したのが、祖父である事に気づき当初は憎みもしたが、父が当主の器ではないことに気づいていた事と、父の死後急速に枯れた祖父の姿を見た為、後継者として完全に任せてもらえなかった父と違い祖父に認めてもらう事に目標に邁進し続けた結果、祖父の意向に従う二代目当主としてその辣腕をふるった。そして、宇宙世紀0096年、祖父の意思を汲み、「箱」を袖付きに引き渡そうとするが、財団の優位性を失う事を恐れた妹マーサの介入により失敗、その後の混乱の中で、彼女の命を受けた実子アルベルトに銃撃される。死に際、偶然再会したバナージに希望を見出し、破壊しようとしていたユニコーンガンダムを彼に託す。自らが父親であることを告白した後、爆炎に呑まれてその生涯を閉じた。
アルベルト・ビスト
声 - 高木渉
カーディアスと正妻エレンの間に生まれた息子で、バナージの異母兄。33歳。アナハイム・エレクトロニクス社の重役を務めている。
「ラプラスの箱」を「袖付き」に譲渡しようとする兄カーディアスの独断専行の阻止を企むマーサの命を受け、エコーズと共にネェル・アーガマに乗り込んできた。「箱」の道標、いわば「箱」を開放するための「鍵」ともいうべきユニコーンガンダムに並々ならぬ執着を見せる。
マーサからは表と裏の両方の仕事の現場を任されている事からそれなりに優秀ではあるが、性格は母親似であり、父カーディアスの様な強い人間にはなれない自分に強いコンプレックスを抱いており、カーディアスへの銃撃も自身を認めてもらえないことから涌いた子供じみた怒りが行わせたものだった。ネェル・アーガマで出会ったバナージが異母弟であることを知り、ユニコーンガンダムを父から託されたバナージに激しい嫉妬心を抱き、殺意に近い憎悪を向けるようになる。
物語序盤は叔母であるマーサと肉体関係を結び、彼女の忠実な犬として他者に対しては財団の威光を笠に着る小心者だったが、それ故父殺しの罪悪感に苛まれ次第に生来の精神的な脆さを周囲に見せ始める。その救いを、ガエルの襲撃から、偶然命を助けられたマリーダに求めるようになる。彼女に自分をマスターとする「再調整」を施し、バンシィのパイロットとしてバナージごとユニコーンガンダムを葬り去ろうとするが失敗。彼女が自分の元を去ると、独断でリディをバンシィの2人目のパイロット(マーサには別人の資料を渡している)に仕立て上げ、自らもマリーダと再会する為、バンシィの援護を名目に周囲の反対を押し切り率先して戦場に向かう。この頃には数度の戦闘を体験し、胆力と図太さが鍛えられたのか、前述の通り、本来なら相容れない存在のリディともマリーダとの再会とバナージ抹殺の為に共闘する柔軟な対応を見せた他、表面上はマーサに従いながらも、凋落の陰りを見せ始めた彼女を観察するなど以前によりも冷静な対処が出来るようになった。そして「箱」の重要性は理解していながらも、以前ほどの熱意は無く、むしろマリーダ優先で行動するようになる。
物語終盤マーサが採った「最後の手段」を知り、マリーダ保護に奔走するが、時既に遅くマリーダはリディの手で殺されてしまう。その直後、光になったマリーダからは「自分を愛してくれた人」として、彼女の導きでマーサと決別しバナージに「自分にしかできないやり方で」協力するようになる。
OVA版では展開上宇宙に戻らなかったが、良心の呵責に苦しむ、マリーダに好意を寄せて気遣う、マーサにも内密にリディをバンシィのパイロットに推す、私的に軍を動かしたマーサを逮捕しようとするブライトに協力するといった姿勢は原作と同じ。
マーサ・ビスト・カーバイン
声 - 塩田朋子
サイアムのもう1人の孫であり、カーディアスの妹。アルベルトとバナージの叔母にあたる。55歳。アナハイム・エレクトロニクスの創業者一族であるカーバイン家に嫁いだ。小説中では社長夫人とも呼ばれている。妖艶な美貌を持ち、政治家的な気質と才覚を多分に擁した人物であり、こと政治的手腕においては、兄・カーディアスをも凌ぐ女傑。アナハイムの拠点である月に腰を据えていることから、「月の女帝」と呼ばれるほどの権勢を奮っている。「ラプラスの箱」については、財団とアナハイムと連邦の関係の現状維持を望んでおり、「箱」の開放阻止に奔走する。インダストリアル7の襲撃も彼女の差し金であり、アルベルトをネェル・アーガマへ送り込んだ黒幕。物語終盤、ネェル・アーガマ部隊への妨害やユニコーンの2号機『バンシィ』による実力行使を行い「箱」の奪取を目論むがバナージやその仲間たちの奮戦により失敗。最終手段として氷室の存在している施設、航宙戦艦メガラニカをコロニーレーザー「グリプス2」で消滅させて「箱」の流出を妨害しようとするも、その場に居合わせたロンド・ベル司令ブライト・ノアにより身柄を拘束される。
嘗てサイアムに父親(サイアムにとっては次男)が謀殺されたことに衝撃を受け、以後「男社会」に対して強い憎悪を抱くようになる。だがその行動はやや破滅的であり、マリーダがジオン残党を殺していく様を嬉々としてミネバに語ったり、甥であるアルベルトと近親相姦的関係を持つなど少々破滅的な行動を取ることもある。自分たち女が主導する世界に社会を変革しようと、自分と同じ強く気品ある女性であるミネバに共闘を持ちかけたこともある。だがそのミネバからは、彼女の気質は男そのものと静かに、そして激しく拒絶される。
OVA版では利用できる物はとことん利用する「現実主義者」として性格面や野心が整理されている。
ガエル・チャン
声 - 青山穣
カーディアスの腹心の部下。元連邦軍人で、ボディガードも務める屈強な男。カーディアスの死後はその仇であるマーサやアルベルトを狙うためにガランシェール隊と共闘するが失敗、負傷してネェル・アーガマに収容された。その後、カーディアスの息子のバナージを見出したことからネェル・アーガマに協力することになる。
物語の終盤、ビスト邸からユニコーンガンダムに移動するバナージを襲撃してきたフル・フロンタルのシナンジュからバナージを護る為に奮戦するが、シナンジュのビームライフルから発射されたビームの直撃を受けて死亡した。
OVA版ではガランシェール隊との共闘をせず、サイアムを保護しながらメガラニカで事態を静観しており、バナージらが再度メガラニカに表れた際にサイアムと共に箱の担い手として迎える。メガラニカに襲撃してきたフル・フロンタルのネオ・ジオングから生身のバナージを守るためにシルヴァ・バレトを駆って奮戦するもネオ・ジオングの圧倒的な力には全く歯が立たず、撃墜されようとした時、バナージの呼び出したユニコーンガンダムの援護により命を救われ、そのバナージの後ろ姿に自身のかつての主の姿と重ねる。
エレン
アルベルトの母[注 9]
ジュスト
コロニー公社副総裁。マーサ・ビスト・カーバインの叔父[注 10]

袖付き(ネオ・ジオン残党軍)[編集]

以下の人物の詳細は当該項目を参照。


フル・フロンタル
声 - 池田秀一[注 11]
宇宙世紀0096時点におけるネオ・ジオン軍の首魁。階級は大佐。「赤い彗星の再来」と呼ばれる仮面をつけた謎の男。「丸裸」を意味するその名とは裏腹に、真意を窺い知れぬ謎めいた言動でバナージ達を翻弄する。その素顔や声・口調はシャア・アズナブルに酷似しており、シャアの記録映像を見たことのある者にも「シャアの声だ」と言わしめる程。額にはシャアが一年戦争終盤、アムロ・レイとの決闘の際つけられた傷と同様の傷痕がある。本人曰く、仮面で素顔を隠しているのは「ファッションの様なもので、プロパガンダと取ってもらってもいい」とのことで、バナージと直接対面した際、彼に仮面を取ってもらうよう言われて、あっさり外して見せている。また、シャア同様、宇宙でのMS戦でも基本的にはノーマルスーツを着用せず、軍服のまま戦闘に赴いている(終盤では、ノーマルスーツを着なければならない状況の直後だったため、普段と異なり専用のスーツを着用してMSを操縦した)。赤いMS・シナンジュを駆り、赤い彗星の名に恥じぬ高いMS操縦技量とカリスマ性を持ってネオ・ジオン残党を糾合し、地球連邦軍とラプラスの箱を巡り争奪戦を繰り広げる。
その正体は、ジオン残党により意図的にシャアに似せて作り出された人工ニュータイプ(強化人間)であり、シャアというカリスマを失ったネオ・ジオンが、衰退して烏合の衆に成り下がり始めた事を危惧し、残党の陰の支援者であるジオン共和国国防大臣モナハン・バハロが用意した存在である。フロンタル本人は自らを「ジオンの理想を受け継ぐ者たちの意志を受け入れる器」と定義しており、周囲が望むなら“シャア・アズナブル”であり続けよう、と発言している。また、「アクシズ・ショック」によってサイコフレームに吸収され、宇宙を漂っていたシャアの意思が、あれほどの奇跡を目の当たりにしても何も変わらなかった人類に絶望して歪んだ「残留思念」となって、似姿である自身に宿っているとも語っている[注 12]。それ故なのか、ジオン・ズム・ダイクンを指して“父”と呼んだり、シャア本人しか知るはずのない独白や経験を知っている節がある。一方、バナージからは、世界に対する憎悪という本音を抱えた空虚な個人が、他人(シャア)の経験と言葉で自分を飾り立てているに過ぎないと看破されており、また本物のシャアを知るミネバからは、「私のバイオリンを褒めてくれたシャアは、お前のような空っぽの人間ではなかった」と断じられている。
ラプラスの箱を奪取して連邦との取引材料に用い、ジオン共和国の自治権放棄を延期する間に外交を駆使して「サイド共栄圏」(=「コロニー共栄圏」)構想を推し進めようと目論む。しかし、その計画はバナージやリディ、ロンド・ベルの活躍によって阻止される事となり、自身もまたシナンジュでバナージが駆るユニコーンとの壮絶な激戦の末、バナージに「亡霊は暗黒に帰れ」と断じられながら、最大出力を超える巨大な光刃を展開したビームトンファーで機体を突き刺され敗れる。後にその遺体は、かろうじて生き延びていたアンジェロによって発見されている。
OVA版では最終決戦の内容とその結末が変更になっており、シナンジュをコアユニットとしたネオ・ジオングで出陣、ユニコーンとバンシィを2機同時に相手取り圧倒的な火力で追い詰める。その最終決戦の最中ユニコーンとネオ・ジオングのサイコフレームが共鳴し、かつてのアムロ・レイララァ・スンのように、ニュータイプとしての認識能力を拡大させバナージと共に“”を形象として垣間見る(実際にタイムトラベルした訳ではなく、“宇宙の記憶”を精神的イメージとしてフラッシュして垣間見たとの事)[19][20][21]。共に“刻”の終わりに訪れる虚無の世界を見た上で、やがては消えていくだけの存在に過ぎない人類が、過分な可能性を追うことの虚しさと無意味さをフロンタルは説くが、その虚無を目の当たりにしてもバナージは「それでも」と人の可能性を信じる熱意で抗い、ユニコーンの掌[22]から、ネオ・ジオングとフロンタルに“暖かな光”を注ぎ込む。フロンタルはその光を一度は否定するが、その時、聞こえてきた声達に安息を促されると、バナージの“熱”を受け入れたフロンタルの中の「残留思念」は浄化され、それと連動してネオ・ジオングも浄化されるように分解され灰燼となった[23][24][25][26][21]。バナージに未来を託す最期の言葉を残して、その意識は“器”の中から宇宙へと消えた。
原作者の福井晴敏はフロンタルについて、「大人っていうことをものすごく自覚的に武器にして使ってくる男」とし、「大人をやっているつもりだけど、どこか青臭さを残していた」シャアと比べて遥かにしたたかな人物であると語っている[27]。フロンタルに宿っていた「残留思念」については、シャアの「納得できずにそのまま滞留した“怨念”のような一部分」で、シャアそのものではなく、OVAのフロンタルの最期にシャアの魂が現れたのは「“落とし物”を回収しに来た」と述べている[8]。OVA版でフロンタルの結末が変わったのは、古橋一浩監督の「フロンタルも最終的には、バナージを送り出す側の一人として、キチンと決着を着けたい[10]」という案と、飲みの席で演じる池田秀一から「原作の結末ではフロンタルは成仏できない」旨の発言を福井が聞き、考えを改めてのとのこと。その事について池田は、勢いで大変失礼な事を言ってしまったと反省していたが、OVA版の“三人”が迎えに来てくれる結末に、とても満足しており「心からありがとうと言いたい」とも語っている[28]。古橋一浩監督はOVA版の最終話の見どころを問われた際に、フロンタルとネオ・ジオングが浄化される、いわゆる“決め技”となったユニコーンの「ソフトチェストタッチ」を挙げており、「それでも」とあがき続けるバナージの“熱”によって、フロンタルの中の迷える魂が成仏されたことで、バナージも「ニュータイプ」たる主人公としての役割をキッチリ果たせたのではないかと述べている[22]
アンジェロ・ザウパー
声 - 柿原徹也
ネオ・ジオンのMSパイロット。大尉。19歳。フロンタル親衛隊隊長で彼に心酔しており、ミネバからも「危険な男」と称される存在。シナンジュとの連携を前提にカスタムされた専用ギラ・ズールを駆る。物語中盤からはズール系のフレームにシナンジュの予備パーツを使用して開発された試作MS、ローゼン・ズールに搭乗する。
幼少の頃はジンネマン一家と同じくサイド3の都市グローブに住んでおり、暴徒と化した連邦兵により父を惨殺され、母を犯された過去を持つ。母と共に辛うじて生き残るが、母は精神を打ち砕かれてしまう。その後母の再婚相手に共に引き取られるが、その相手はアンジェロ目当てであり、毎晩のように性的虐待を加えられる。アンジェロは母の療養のために耐えたが、母も後に自殺。虚無感に陥り養家を出奔、自暴自棄から男娼として客を取っていた。フロンタルに助けられ、以後は彼を盲信する。
ラプラスの箱争奪戦でバナージと対峙する度にユニコーンの攻撃で仲間を失い、バナージに執着を見せるフロンタルの態度から、彼個人に対し嫉妬も入り混じった憎悪を抱くようになる。
ローゼン・ズールへの搭乗後は(元々NTとしての素質があったのか、サイコフレームの影響で覚醒したのか、はたまた強化が施されたのか詳細は不明だが)、戦場にいる者の思惟を感じ取るようになる。これによる脳への不快感、生まれてしまったフロンタルへの疑念、その疑念すら振り払おうとする盲信は、アンジェロ自身を追い詰めていくようになり、その狂気は、トライスターとの戦闘において、味方の親衛隊ごと敵機を撃つ事態にまで至った。
バナージのユニコーンガンダムとの決戦では、両者の機体のサイコフレームが共振したことでバナージと精神感応を起こし、自分自身の忌まわしい過去とその内面を覗かれたと激昂。それを阻止しようと、衝動のまま自身の乗るローゼン・ズールのコックピットをクローアームで突き刺してしまった。
OVAでは、ユニコーンガンダムとの決戦の展開が若干異なり、ユニコーンとローゼン・ズールのサイコフレームが共振、ユニコーンに手をかざされると精神感応を起こし、自身の心の奥底にあった、アンジェロを真の意味では必要としていない“真実”のフロンタルを突き付けられる。それを認めたくないアンジェロは必死に掻き消そうと、今度はアンジェロを必要としてやまない“理想”のフロンタルの幻影を見てしまう。錯乱状態の中、その幻影が差し出す手と、射出していたローゼン・ズールのクローアームを誤認し、自らクローアームにその身を差し出してしまう。結果、現実を認められず自害するような形で戦闘不能となった。
自身でコックピットを突き刺すも一命は取り止める。戦闘終結後、シナンジュのコックピットブロックを発見しそこへ向かうも、息絶えていたフロンタルの変わり果てた姿を見て、涙を流した。OVAではフロンタルの結末が異なるため、戦闘後フロンタルの遺体を発見するのは同じだが、フロンタルの浄化されたような表情を見て、アンジェロは悲しみながらも満足そうな表情で、フロンタルの意識が旅立った宇宙を見上げた。
セルジ
声 - 早志勇紀
ネオ・ジオンのMSパイロット。少尉。フロンタル親衛隊に所属するアンジェロの部下。ギラ・ズールに搭乗。
ネェル・アーガマへの初攻撃時にアンジェロ、キュアロンらと共にフロンタルの部隊に参加。アンジェロらと共に後方警戒の任についていたがユニコーンガンダムのビーム・マグナムの流れ弾に巻き込まれる形で撃墜され、戦死した。
漫画『『袖付き』の機付長は詩詠う』では、第1話の主人公として登場する。
キュアロン
ネオ・ジオンのMSパイロット。中尉。フロンタル親衛隊に所属するアンジェロの部下。ギラ・ズールに搭乗。
首相官邸ラプラスの残骸における低軌道上での戦いにおいてアンジェロと共にバナージが駆るユニコーンガンダムと交戦。連携攻撃で追い詰めるも背後から接近戦を挑んだ際、ビームトンファーの不意打ちを受けて被撃墜、戦死した。
レイル
ネオ・ジオンMSパイロット。階級は少尉。セルジに代わるフロンタル親衛隊隊員。
ラッカー
ネオ・ジオンMSパイオット。階級は中尉。キュアロンに代わるフロンタル親衛隊隊員。
ヒル・ドーソン
声 - 梅津秀行
ネオ・ジオン旗艦レウルーラ艦長。大佐。43歳。物語終盤、マーサの命によって放たれたコロニーレーザー「グリプス」の放射に巻き込まれ、戦死。
スベロア・ジンネマン
声 - 手塚秀彰
「袖付き」と呼ばれる反連邦組織に属する偽装貨物船ガランシェールの船長。大尉。52歳。一年戦争以前からジオン軍に所属する歴戦の勇士。侠気を漂わせた無頼漢で、部下からは「キャプテン」と呼ばれ慕われている。
一年戦争においてはアフリカ戦線で終戦を迎え、捕虜生活を余儀なくされる。その頃、妻子の暮らすサイド3の都市グローブは連邦占領軍の「ガス抜き(ストレス解消を目的とした大量殺戮)」により壊滅、家族を殺された憎しみから復讐心の虜となり収容所時代の部下たちと共に軍人として戦い続け、殺戮の記録であるグローブのビデオを取引する闇ルートを虱つぶしに壊滅させていたが、その過程である少女と出会う。傷ついた彼女の養父となり、亡くなった実娘の名マリィを与えるが、愛する者を再び奪われることへの恐怖と悔恨から、「マリーダ・クルス」という忠実な部下として扱ってきた。グリプス戦役以後はジオンの姫御子であるミネバを守る役割をシャアから与えられ[注 13]、時には彼女の意向を無視してでもその身を守り続けた。
「ラプラスの箱」の受取人としてインダストリアル7に赴くが、取引きは失敗。その後は箱を巡る争いに関わることになる。パラオ攻略戦で捕虜となったマリーダを、ガランシェールにやってきたガエル・チャンと共に奪回しようとするが失敗、母艦への帰還が不可能となったユニコーンガンダムとバナージを回収し、共に地球へ降下することとなる。対立や葛藤を乗り越えて父子にも似た感情を共有するようになった2人は命懸けでマリーダを救出し、ガランシェールで地球を離れる。
生き残ったクルーとともにかつての敵艦ネェル・アーガマに身を寄せ、バナージとオードリーに協力するようになったかに見えたが、根深い対立を乗り越えるには至らず、隙をついてネェル・アーガマを占拠し、ジオン共和国軍とフロンタルを受け入れる(OVA版ではネェル・アーガマを襲撃してきたゼネラル・レビルがフロンタルとアンジェロによって撃退され、更にガランシェールがトライスター隊への陽動で失われたためにミネバやフラスト達と共に『共同戦線』という形で乗り込んでいる)。しかし、明らかになったフロンタルの真意に落胆させられ、ミネバの導きによりネェル・アーガマクルーによる艦の奪回を黙認。死を決意し、旧知のガエルに引導を頼むが断られる。その後は自失していたが、マリーダが放ったメッセージを受けて再起。マリーダの死後も、バナージやネェル・アーガマクルーと共闘し、ミネバの放送を守る際には航宙戦艦メガラニカの艦長を請け負った。
サボア
声 - 西凜太朗
偽装貨物船ガランシェールのギラ・ズールのパイロット。ガランシェールのMSパイロットの中ではルーキー扱いをされている。
インダストリアル7襲撃の際、単機で宙域の監視活動を行っていた。そこでロンドベルのMS部隊と接触し、出会いがしらにリゼルを1機撃墜するも、数と機動性の差に翻弄され、ビームサーベルで乗機をズタズタにされた挙句に撃墜され死亡。なお、リゼル隊がこのような攻撃を行ったのは熱核反応炉の誘爆によってコロニーや周辺を航行中の船舶への損傷を避けるためであり、最終的に特攻を仕掛けてきたサボア機にビームライフルを放ったリゼルを隊長機が制止しようとしている。
ギルボア・サント
声 - チョー
ガランシェールの操舵手とギラ・ズールのパイロットを務める、ジンネマンの腹心的存在。30歳。妻と3人の子供を持っている。パラオではジンネマンの頼みでマリーダを居候させており、捕らえられたバナージの面倒も見ることになった。一年戦争の際に連邦軍の捕虜となるも、ジンネマンによって収容所から救出された過去を持つ。ダグザの死により暴走したバナージがガランシェールを撃とうとした際、バナージを止めるためギラ・ズールで体を張って阻止しようと試みるが果たせず、ビーム・マグナムに貫かれ死亡する。
OVA版では、フル・フロンタルのシナンジュを庇いビーム・マグナムに貫かれ死亡する。
フラスト・スコール
声 - 小山力也
ガランシェールの乗組員で航行士を務める。27歳。ジンネマンとは捕虜生活からの古い仲である。一年戦争時はグローブに両親がいたが、連邦の蹂躙で町もろとも死亡している。
バナージに対しては険を露わにした態度を取り続けていたが、それでもかつての過去を話したりジンネマンとの殴り合いを止めずにいた事からそれなりに悪くは思っていない様子。
アレク
声 - 乃村健次
ガランシェールの乗組員で予備の操舵手。ギルボア死亡後にはガランシェールの操舵手を務めた。
ベッソン
声 - 坂詰貴之
ガランシェールの乗組員。トリントン基地への潜入作戦時にドダイ改に搭乗していたが撃墜され、戦死した。
クワニ、アイバン
ガランシェールのギラ・ズールのパイロット。それぞれG(ゴルフ)1,2のコール・サインだがどちらかは不明。ラプラス・プログラムの最終座標まではネェル・アーガマの直援を務める。2人は共に、最後まで生き残る。
チュニック
ガランシェールの通信兵。
トムラ
声 - 小松史法
ガランシェールのMS整備士。24歳。メカの話が出来れば誰でもいいというタイプで、ガランシェールではよそ者扱いのバナージとも屈託がなかった。ユニコーンガンダムが回収されて以来、同じく整備も行い、クシャトリヤのオプションパーツであったビーム・ガトリングガン2挺を左腕マウントラッチに特注の連結フレームで取り付けるという芸当を見せた。
ペペ・メンゲナン
パラオの総督。浅黒い顔、脂肪を蓄えた巨体、トーガ風の衣装、成金趣味。ジオン信奉者。
先祖はアステロイド・ベルトの開拓に生涯を費やした。宇宙放射線病で早くに父を亡くし、母や兄弟達と貧困に窮したが、労働組合の代表に就任。劣悪な労働環境の改善に努める一方、デモやストライキを煽動し政財界に自分の存在をアピールすることに成功。
戦時中には艦艇修理で財をなしたベルガミノ一族と関係が深く、サイド6政府との腐れ縁もある。
ヨンム・カークス
声 - 石塚運昇
元ジオン公国軍のMSパイロット。少佐。50歳。旧式機であるザクI・スナイパータイプに搭乗。
一年戦争時のジオン公国軍の残党で、ニューギニア・シンブ基地に部下らと身を潜め雇われテロリストをしていたが、ユニコーンガンダム奪取のためにジンネマンらから協力を申し出され、部下らと共に旧式のMS部隊を率いてユニコーンガンダムが収容されたトリントン基地襲撃を行う。
基地守備隊のMSをビームスナイパーライフルによって次々に仕留めるも、マリーダが駆るバンシィよりビーム・マグナムの直撃を受け、乗機共々蒸発した。
OVA版では39歳。小説通り少佐だが、着ている制服は尉官の物である。ガランシェール不時着時の陽動のダカール襲撃(アニメ版でユニコーンが指示した座標である)、トリントン基地攻撃の指揮をとるが、トライスターに襲撃を受け、スナイパーライフルを自機に突き刺し自爆を図るがナイジェルのジェスタがそれを阻止。ロニに対して自分たちのようにならないことを願い、叫びながらコロニーの破片から転がり落ち死亡する。彼の願いとは裏腹に、彼の死がロニを狂気に走らせてしまうが、ロニを正気に戻したのもまた彼の思念であった。
『バンデシネ』ではマハディ・ガーベイの腹心として登場。シャンブロによるダカール襲撃にはジュアッグに搭乗して同行。ジェスタにより撃破されるが、ガーベイ家が支援していたシンブ根拠地隊に助けられる。破傷風菌に冒されてた身体でザクI・スナイパータイプに搭乗し、トリントン基地襲撃に参加。シンブ根拠地隊の生存を優先目的として行動。キャンドルに止めを刺そうとしたバンシィの行動を阻害し戦死する。
キャンドル
元ジオン公国軍のMSパイロットでカークスの部下。中尉。30代後半。旧式機であるザクキャノンに搭乗。
カークスらと共にトリントン基地を襲撃。基地守備隊のMS相手に善戦するも、後に出撃したマリーダが駆るバンシィにビームサーベルで機体を両断され、戦死。もうすぐ3人目の子供が生まれる予定だった。
OVA版では名前のみの登場。
『バンデシネ』ではシンブ根拠地隊隊長として登場。妻子らしきモーラとオクタを村に置いて、トリントン基地襲撃に参加。バンシィのアームド・アーマーVNで機体を両断されるが生き延び、シンブ隊に全機撤退の放送を行なう。
ホルムス
トリントン基地襲撃に参加したドワッジのパイロット。
ヤス・トクミツ[注 14]
トリントン基地襲撃に参加したドム・トローペンのパイロット。
ハビエール
『バンデシネ』に登場。トリントン基地襲撃に参加したマラサイのパイロット。バンシィに撃破され、戦死。
テニスン・バゲット
テニスン艦隊司令。ルウム戦役にも参加。階級は大佐。
ガジュマル
テニスン艦隊所属のムサカ級グスコーを指揮。階級は中佐。

ガーベイ一族[編集]

マハディ・ガーベイ
「ドバイの末裔」たるガーベイ一族の長。ロニ、アッバス、ワリードの父。58歳。精悍な顔とギロリとした冷たい瞳、印象的な口髭が特徴。イスラム教徒。太陽光発電を基幹産業とする巨大企業「ガーベイ・エンタープライズ」の会長というのが表の顔である。イスラムの慣習に従って複数の妻を娶っており、ロニ、アッバス、ワリード以外にも子供がいると思われる。
その裏では反連邦の志を掲げ、ジオンやネオ・ジオンのシンパとして活動を援助してきた。その見返りとしてネオ・ジオンが開発を断念したモビルアーマーシャンブロの設計図を入手し、巨費を投じて完成させる。白人と白人社会を憎悪し、彼らの信ずる神を殺した連邦政府に復讐心をたぎらせ機会を狙っていた。
ダカールにおけるラプラス・プログラムの発動に協力するためフロンタルに接触する。しかしこれはただの口実に過ぎず、白人社会の象徴たる連邦政府の首都ダカールの壊滅そのものが真の目的であった。3人の子と共にシャンブロに乗り込んで私怨による破壊と殺戮を繰り広げ、破壊する必要もない無関係なホテルの破壊をも実行させた。しかし、娘ロニが銃を手に止めようとしたためこれを射殺。直接操縦に切り替えたリフレクター・ビットを再展開するもユニコーンのサイコミュジャックで無力化され、防御力を失ったシャンブロはユニコーンとデルタプラスの一点突破攻撃により敢えなく撃沈、残りの子達と共に蒸発した。
OVA版には未登場。残党をまとめ上げた元ジオン軍人にして資産家という設定に変更されており、「地球連邦軍のジオンの残党狩りによって投降を許されずに死んでいった」とロニの口から語られている。
『バンデシネ』には小説版とほぼ同一の設定で登場。容姿が精悍で若々しいものから傷のある荘厳なものに変更され、車椅子が必要な体となっている。
ロニ・ガーベイ
声 - 伊瀬茉莉也
マハディの娘。アッバスとワリードの妹。18歳。褐色の肌にウェーブのかかった黒髪と、オードリーのようなエメラルドの瞳を持つ美少女。ダカールを訪れたバナージとジンネマンの案内役となった。聡明でシニカル、体制に極めて批判的で父の思想に共鳴するところが大きいものの、子供好きで心根の優しい面も持つ(子供は10人欲しい、産みたい事と子供を産む事が女の武器であるという事をバナージに対して発言している。これを聞いていたジンネマンはバナージにロニを口説くようにけしかけ、「今はそれどころじゃないでしょ」とバナージに一蹴されたが、それでも面白がっていた)。ユニコーンの乗り手であるバナージの真っ直ぐな感性に共鳴し、互いに好意を寄せあう。
しかし、その能力故、彼女はモビルアーマーシャンブロの守りの要であるリフレクター・ビットを、そのニュータイプとしての高い素養を生かしてサイコミュ制御するパイロットの1人でもあった。ラプラス・プログラム発動のため、父や兄たちと共にダカールの街を火の海に変える。しかし、阿鼻叫喚の地獄絵図をサイコミュで受信し続けたことで、父への服従に耐えきれなくなり、殺戮に酔いしれる父を止めようとして逆に射殺されてしまう。しかし彼女の遺志がバナージを導き、コックピットと共にビーム・マグナムに撃たれシャンブロを止めさせた。この時、バナージはロニがシャンブロに搭乗していることには気づいておらず、後にインダストリアル7におけるラプラスの箱防衛の際に、拡張した意思によってその事実を知った。
OVA版ではヨンム・カークスの部下の少尉として登場。両親を地球連邦軍に殺された復讐のために、父の残したシャンブロを完成させ搭乗している。そのためシャンブロのコックピットが単独操縦機に設定が変更されている。トリントン基地襲撃の最中にマハディの怨念でサイコミュが暴走、民間人も見境無く攻撃してしまうが、バナージの必死の説得により一時は停止する。しかしその直後に唯一の家族とも言えるカークスの乗るザクI・スナイパータイプがトライスターによって撃墜され、カークスの死を察知したロニは再び暴走。デストロイモードとなったユニコーンと対峙し、共にサイコ・フィールドを発生させ激突する。デルタプラスに乗ったユニコーンが迫り来るが、最後はバナージの呼びかけとカークスの思念によって正気を取り戻し、発射したメガ粒子砲をリフレクター・ビットで拡散させユニコーンへの直撃を避ける。しかしロニの悲しみを受け止めて撃つことができなかったバナージを見かねたリディが、ビーム・マグナムを奪いシャンブロのコックピットを撃ち、蒸発した。
『バンデシネ』には小説版とほぼ同一の設定で登場。原作と異なりバナージにシャンブロのパイロットである事を明かしている。
アッバス・ガーベイ、ワリード・ガーベイ
マハディの息子達でロニの兄達。アッバスが兄、ワリードが弟。アッバスがシャンブロの操縦担当で、ワリードが索敵担当。父マハディが妹ロニを射殺した後、言い争いを起こしている隙にマハディと共にユニコーンとデルタプラスの一点突破攻撃により蒸発した。
OVA版ではロニの単独操縦のため、共に未登場。
『バンデシネ』では、数人の兄がいたが、すでに死亡している。

ジオン共和国[編集]

アニメ版では登場せず。

ギリガン・ユースタス
ジオン共和国軍のMSパイロット。大尉。搭乗機はハイザック・カスタム。ジオン共和国の右翼政治団体「風の会」のメンバーの1人。
「風の会」の右翼思想を盲信しており、「風の会」からの情報を元に自分の属している訓練航海中の艦隊の一部を艦長らの判断を無視してネェル・アーガマ追跡に向かわせ、功績を得ようとするなど横暴な行為を働く。
L1ジャンクション近郊において「風の会」に属する仲間のパイロットらと共にネェル・アーガマとユニコーンガンダムを襲撃するが、パイロットとしての腕は経験不足からか、軍人ですらないバナージから素人呼ばわりされるほどである。
ネェル・アーガマに同乗していたジンネマンらの行動によってユニコーンを無力化し、一時的にネェル・アーガマを制圧するも奪回され、再度MSによる攻撃を行うが、艦砲射撃を躊躇うホーギーを恫喝して攻撃を促そうとグルトップに接近、そこをネェル・アーガマのハイパー・メガ粒子砲の砲撃に巻き込まれて乗機ごと蒸発した。
ホーギー
ジオン共和国軍、ムサイ改級軽巡洋艦グルトップの艦長。
モナハン・バハロ
ジオン共和国の政治家。国防大臣を務める。44歳。一年戦争当時のジオン公国、戦後のジオン共和国で長期政権を実現していたダルシア・バハロ元首相の長男。
表向きは父であるダルシア元首相時代から続く現共和国政府の親連邦路線を踏襲しているかのように振舞っているが、実際には共和国解体の阻止と地球孤立を狙ってネオ・ジオンへ非公式に接触。ジオン共和国の右翼政治団体「風の会」に影で出資しており、カーディアスとネオ・ジオンを引き合わせる仲介役に立ったのも彼である。但し、彼の行動はジオン共和国政府自体の方針ではなく、政府閣僚である事を利用して個人的に企てている違法行為に過ぎない。共和国政府が彼の行動に感づいているかどうかは不明である。
ネオ・ジオンに対し、共和国軍内の「風の会」を支持する一部将校を援軍として送る等の行為もしている。
「シャア・アズナブルを模した強化人間」であるフル・フロンタルを烏合の衆と化しつつあったネオ・ジオン残党に送り込む事で、再度組織を纏め上げるよう仕向けたのも、モナハンの目論見であった。

外伝作品の登場人物[編集]

以下は『ガンダムユニコーンエース』掲載の外伝漫画の登場人物である。

『袖付き』の機付長は詩詠う[編集]

マヌエラ
第1話、第4話、第9話に登場。レウルーラに乗艦するネオ・ジオンの年配女性整備兵。フロンタル親衛隊であるセルジ少尉のギラ・ズールの機付長を担当する。セルジ少尉が戦死した後に彼の遺品の整理を行っていた。
ジオン国防大学出身で一年戦争開戦前からMS、ザクの開発にかかわっていた技術者である。ミゼンという研究者を夫に持っていたが一年戦争時にペキンの地方大学に在住していた際にジオン軍の襲撃を受けて死亡。皮肉なことに、夫を殺害したのはマヌエラ自身が整備を行ったザク部隊だった。
ネオ・ジオングの整備にもかかわっており、パラオにて同機の調整後に年齢から整備兵を引退。レウルーラには戻らなかった。
ジェトロ
第2話、第9話に登場。小惑星パラオに駐屯するネオ・ジオンMS整備兵。ザミュ、テルス両名のドライセンの機付長を担当する。テルスの夫。
元々は整備兵ではなく、ネオ・ジオンの強化人間関連の技術者であり、8年前にテルスの強化に失敗。彼女の記憶の改ざんを行わざる得なくなった贖罪から彼女の夫になり、機付き長として付き添うこととなった。元々畑違いだったためか、整備がまともにできるのはテルスの強化実験の際に使用していたドライセンだけである。
ネェル・アーガマ隊のパラオ襲撃に巻き込まれるが、生還。その後もパラオにて新米パイロットの訓練を補佐した。
ザミュ
第2話に登場。小惑星パラオに駐屯するネオ・ジオンMSベテランパイロットで階級は大尉。乗機はドライセン。ドライセンに対してかなりの愛着を持っており、本来大気圏内用の装備であるトライ・ブレードをオプションとして装備。宇宙空間における戦闘で使いこなし、模擬戦でテルスを倒している。
ジェトロ、テルスとは8年近く前からの知り合いであり、ジェトロのテルス強化失敗の件にその場に居合わせている。
模擬戦の直後、ガランシェールに配備されるはずのビーム・ガトリングガンが反対側の14番ゲートに運ばれた事を不審に思い、ネェル・アーガマ隊のパラオ襲撃の際、あえてテルスと分かれて別方向から発進。ユニコーンガンダムに出会わないよう祈りつつ愛機で迎撃に出る。OVA版においてパラオより脱出するバナージのユニコーンガンダムと真っ先に交戦し、撃破され戦死。会いたくないと思っていたユニコーンガンダムに、探していたビーム・ガトリングガンで撃墜されるという皮肉な最期を遂げた。第4話においてジェトロ、テルスの住まいに破損した彼のヘルメットが置かれているのが確認できる。
テルス
第2話、第9話に登場。小惑星パラオに駐屯するネオ・ジオンMS女性パイロットで階級は大尉。乗機はドライセン。ジェトロの妻。
ギルボア・サント一家と家族ぐるみで付き合いがあり、料理を習いにいっているが味はよくないらしく、食したジェトロがまずさに悶絶するレベルである。
8年前にジェトロが関わっている強化人間の計画に参加し、失敗。自我を安定させる為に別のMSパイロットの人格としての刷り込みが行われている。その後、ジェトロに対してよくなついたため、今の関係にある。ザミュによるとそれは元々テルスがジェトロのために強化の申請をしている点からきていると示唆している。
ネェル・アーガマ隊のパラオ襲撃に巻き込まれ、愛機で迎撃に出る。生還を果たすが精神の問題からパイロットを続けるのが難しくなり、以後劇中パイロットとして出撃することはなくパラオの自宅で療養している。
アヴリル・ゼック
第3話より登場。ネオ・ジオンのMSパイロットで階級は中尉。搭乗機はゼー・ズール。地上のジオン残党軍であるヨンム・カークスの部隊に増援として派遣される。
カークス隊の下士官らには高圧的な態度をとるも水中戦の経験はなく、パラオにてシミュレーションの訓練のみであったためか、初戦であるダカール襲撃時において迎撃に現れた水中型ガンダムアクア・ジムの部隊との戦闘では経験差から苦戦を強いられるが、僚機のテッセラからのアドバイスと協力によって撃破に成功。カークス隊の隊員とも打ち解ける。
その後、他のジオン残党軍部隊と共にトリントン基地襲撃に参加。OVA版によると基地内への攻撃中に迎撃に出撃してきたバイアラン・カスタム1号機と交戦。砲撃で中破した友軍機からヒートサーベルを借用し接近戦を挑むが、逆に乗機の両腕をビームサーベルで両断されて戦闘不能に追い込まれた。
トリントンよりクイントの手伝いで離脱後、カークス隊の秘密基地に駐在していたが同基地が海賊の襲撃を受け、修復されたゼー・ズールで迎撃戦を行うが、その際、自分をトリントンで撃墜したドナ・スターのバイアラン・カスタムと共闘をすることとなる。クイントの案で基地もろとも海賊を爆破する作戦を実行し、同じく脱出していた仲間との合流する。
テッセラ・マッセラ
第3話より登場。ジオン残党軍、カークス隊に所属するMSパイロットで階級は中尉。搭乗機は隻腕のズゴックEに搭乗していたがアヴリルらが補給物資として届けたゼー・ズールに乗り換える。
アヴリルとコンビを組んで戦闘に参加。ゼー・ズールに乗り換えての初の戦闘になるダカール襲撃では初めての水中においての戦闘に苦戦するアヴリルに的確なアドバイスを与えつつ、連携プレーで連邦軍の水中MS部隊を次々に撃破し、作戦を成功させる。
その後、他のジオン残党軍部隊と共にトリントン基地襲撃に参加。OVA版によると基地内への攻撃中に迎撃に出撃してきたバイアラン・カスタム1号機と交戦。アヴリル機が大破した直後にビーム・マシンガンによる砲撃を行うが、自由に飛翔できるバイアランには全く命中せず、アイアン・ネイルによる近接戦を敢行するも逆に高速での体当たりを受けて基地施設に乗機を叩きつけられ戦闘不能になる。腕を負傷しながらも生還し、クイントの手伝いで離脱。カークス隊の秘密基地へと帰還したが後に同基地が海賊の襲撃を受け、以前に乗っていた隻腕のズゴックEでアヴリルらと共に迎撃戦を行う。基地爆破後に無事に脱出している。
ペンプティ・ラス
第3話より登場。ネオ・ジオンのMS整備兵。アヴリルらと共に地上のジオン残党軍であるヨンム・カークスの部隊に増援として派遣され、補給として届けられた新型機である2機のゼー・ズールの機付長を担当する。
カークス隊の旧ジオン軍水中MS群を見てはしゃぐなど明るい性格をしている。隻腕のズゴックEに搭乗していた為、片腕を酷使する癖を持っていたテッセラに合わせて即調整を合わせるなど、非凡な才能を持つ。
カークス隊の秘密基地に駐在していたが海賊の襲撃を受け、クイントの案で基地もろとも海賊を爆破する作戦を実行するために爆薬のセットなどを行う。基地爆破後に無事に脱出している。
ミゼン
第4話に登場。ジオン出身の研究員でマヌエラの夫。1年戦争開戦時に北京の研究所に在籍していた際、ジオン軍の第三次降下作戦による攻撃に巻き込まれ、死亡。
皮肉にも攻撃に参加したザクはマヌエラが整備に関わった機体であった
シンコ
第5話より登場。袖付きのガランシェール隊に属する整備士でトムラの部下。過積載でクレーンを倒しかけるなど、雑な面があるが整備士としての腕は決して悪くなく、トムラから信頼されているようである。ガランシェールに配備されているギラ・ズールの機付長であり、OVA版においてガルダへの奇襲の際、スキウレ砲などの重装備をギラ・ズールに施したのは彼である。
クイント
第5話より登場。ジオン残党軍、カークス隊に所属する女性士官で階級は中尉。ガランシェール隊への物資輸送を担当した。ザク・デザートタイプを操縦しているが、8年前の第一次ネオ・ジオン抗争時に戦傷を負い、もはや簡単な操縦程度しかできずMSパイロット生命はほとんど断たれていると語っている(ただし、作中、トリントン基地襲撃に参加し、乗機が破壊されていることが示唆されている)。トリントン基地襲撃後にアヴリルら残存部隊を回収し、カークス隊の秘密基地に身を寄せるが、同基地が海賊に襲撃され、迎撃の指揮をとることとなる。トリントン駐在の連邦軍の利用や海賊に間者を仕込んでおくなどした上、海賊を基地を爆破して一掃する作戦を立案し、実行。友軍を無事に脱出させ、自身も生還する。
ゼクスト
第6話より登場。パラオに駐在するネオ・ジオン、フル・フロンタル親衛隊に所属するMSパイロットで階級は少尉。アンジェロの部下であり、アンジェロよりローゼン・ズールの最終調整を任され、スポッターと共にその任務をこなす。そのさなかでメシカの起こしたクラーケズール強奪未遂の対応するため、ローゼン・ズールで訓練と称して出撃、強盗団を撃滅した。
ネェルアーガマとの最終決戦にも出撃しており、OVA版においてヤクト・ドーガを操縦していたのは彼であり、戦闘を無事生き延びていることが描写されている。
スポッター
第6話より登場。パラオに駐在するネオ・ジオン、フル・フロンタル親衛隊に所属するMS整備兵。アンジェロよりローゼン・ズールの最終調整をゼクストと共に任され、機付長を担当する。軟派な性格でテンガロンハットやネックレスなどのアクセサリーをつけるなど整備仕事でも容姿に気を使う。過去にMSの操縦経験もあり、MSの強奪をたくらむ整備士見習いのメシカの恫喝によってやむなくクラーケ・ズールの操縦を行うことになる。第一次ネオ・ジオン抗争より整備士をしており、マシュマー・セロのハンマ・ハンマの整備を担当していたことが示唆されている。
その後、マヌエラ、ジューリらと共にネオ・ジオングの整備に尽力する。
メシカ
第6話に登場。ネオ・ジオンの女性整備士見習い。パラオの住民で家族を養うためにMS整備員の仕事に就いたとされるが、実は家族を養う金銭に困っていたところを強盗団にそそのかされ、MSの強奪を手伝うために潜り込んでいた。スポッターを拳銃で恫喝し、駐機していたクラーケ・ズールをスポッターに操縦させて強奪するも、MSで武装していた強盗団が機体の譲渡後に自分たちを抹殺する気でいることをスポッターに諭され、狼狽。後に駆け付けたゼクストとスポッターの活躍によって強盗団は始末され、強奪騒ぎも訓練であったことに隠蔽された後、彼女は整備兵として引き続き登用された。
ビランチャ
最終話に登場。パラオに駐在するネオ・ジオンのベテランMSパイロットで階級は中尉。愛機はシュツルム・ガルス。パラオでは新兵訓練を主に担当しており、その豪快な性格と操縦から新人らを驚かせている。ジェトロ、テルス、ザミュらも戦闘訓練において世話になっていることが語られている。
ネェル・アーガマとの最終決戦にも出撃。OVA版において愛機で出撃して僚機と共にネェル・アーガマに取りつき、ジェガン1機とネェル・アーガマ側についていたギラ・ズールを格闘戦にて行動不能に追い込むとカタパルトハッチを破壊して内部に侵入し、破壊工作を行おうとするが、直後にコンロイの駆るジェガンと戦闘になり、そのさなかにバナージがユニコーンガンダムより射出したブースターの直撃を受けて吹き飛ばされてしまう。
ブースターによる一撃で失神し、気が付いた時には戦場を離れてしまっており、内臓式の長距離推進装置が皆無であるシュツルム・ガルスでは帰還することもできなくなってしまう。ちょうど漂流していたネェル・アーガマ艦載機を見つけ、自らのことも顧みず、近くにあった自機を吹き飛ばしたブースターのパーツを利用して救助する。その後、自身は漂流を続けていたが、我慢できずに救助に駆け付けたジューリ、随伴したレッダーによって救助され、生還を果たした。
ジューリ
最終話に登場。パラオに駐在するネオ・ジオンの女性MS整備兵。ビランチャのシュツルム・ガルスの機付長を担当し、ネオ・ジオングの整備も担当した。常に完璧な整備を行うことからビランチャから絶大な信頼を得ており、自身もビランチャを慕っている。ネェル・アーガマとの決戦前に推進器を外装に頼るシュツルム・ガルスの特性からビランチャが戻ってこなくなることを恐れ、機体が不調であると嘘をつき出撃を取りやめさせようとする。結局、意図を見破られ、必ず帰還するとのビランチャの言葉を聞いて渋々送り出す。その後、ビランチャの機体が戦場から弾き飛ばされて帰還不能になると我慢できずにズサのブースターに搭乗して出撃。漂流するビランチャ機を発見し救助する。
レッダー
最終話に登場。ネオ・ジオンの新米MSパイロットで階級は少尉。パイロットを降りたテルスのドライセンに搭乗する。パラオにてビランチャよりMS操縦の訓練を受けるが、その過激な方法に翻弄される。

星月の欠片[編集]

リーチェル・チャパドー
全編に登場する本作の語り部。テレビ番組「E.F.F. 星月の欠片」[注 15]のMC(25歳)。番組で語られたパイロット達の真実の姿を誰ともなく語る。番組内では非常に明るいがオフレコのインタビューの際には非常に厭世的で皮肉屋な面がある。
ドゥーエ・イスナーン
第1話に登場。要人警護・補給部隊護衛を行う「オアシス隊」所属のMS隊隊長(大尉・40歳)。搭乗機はジムIII。一年戦争からの軍歴を持つベテランパイロットだが、実際は僚機が撃破された瞬間に離脱する事で生き延びてきた。自身の臆病を自覚しながらも仲間を守り、助ける事が出来る補給部隊任務に誇りをもっている。戦闘はともかく、機動制御などパイロットとしての腕前は一流。
宇宙世紀0095年、パトロール中にジオン残党によるシャトル拿捕に遭遇。パージしたミサイルポッドを即席照明弾として利用し、味方が到着するまでの時間稼ぎをした。
宇宙世紀0096年、オアシス隊はコロンブス改級輸送艦・アラスカの護衛としてネエル・アーガマへの補給任務に就いていた。
ダニー・セケンド
第1話に登場。「オアシス隊」所属のMS隊新任パイロット(少尉・22歳)。搭乗機はジムIII。エースに憧れる若者でドゥーエを尊敬している。95年の事件では先走って敵に囲まれてしまう。
宇宙世紀0096年、オアシス隊はコロンブス改級輸送艦・アラスカの護衛としてネエル・アーガマへの補給任務に就いていた。
アルバ・メルクルディ
第2話に登場。宇宙世紀0094年、連邦軍からアナハイム・エレクトロニクスに出向したテストパイロット(中尉・28歳)。プロト・スタークジェガンの運用テストを兼ねた任務で、南米に降りていた。そこで静かに暮らす元ジオン兵の村とそれらの村を荒らす無法集団「バーブレス」に遭遇する。
宇宙世紀0096年にはプロト・スタークジェガンのパイロットとしてパラオ攻略作戦に参加。
ドリット・ドライ
第2話に登場。ジオン残党の開いた僻地の村に住む若者(およそ20歳前後)。一年戦争で親を亡くした戦災孤児だが元ジオン軍人の義父に育てられた。義父と共に村を開いた軍人の訓練を受けてザクの操縦をするなどパイロット技術は高い。アルバの推薦を受けて連邦軍に入隊。宇宙世紀0096年にはプロト・スタークジェガンのパイロット(少尉)としてパラオ攻略作戦に参加。
メルツ・マーレス
第2話に登場。イカツイ大男だが、アナハイム・エレクトロニクスに所属するエンジニア(25歳)。プロト・スタークジェガンに関しては各種システムと戦闘時のダメージに対するフェイルセーフにも精通している。ジオン残党にたいしてはある種の偏見を持っていたが、ドリットの話を聞いてからは宇宙へ上がった彼の代わりに村の面倒を看ている。
ディエス・ロビン/ドナ・スター
第3話に登場。地球連邦軍トリントン湾岸基地のMS整備兵(33歳)。同基地において旧式機のMS技術試験計画を立案、実行していた。
ディエス・ロビンという名前は仮名であり、正体は元ティターンズのMSパイロット(中尉)。バイアランを駆るエースパイロットであったが、命令違反を犯して連邦軍高官らを救った過去があり、その件で上官のゼフテラの計らいで死亡扱いにされて名前を変え、連邦軍整備兵として身をひそめていた。ティターンズ当時から堅物で通っていたが、「空を飛ぶこと」には執着をもち、SFSや可変機構に頼らずに飛行可能なバイアランは本当に気に入っていた。
ネオ・ジオン残党軍のトリントン基地襲撃に対して技術試験計画に使用していたバイアラン・カスタムの1号機を駆り、迎撃に参加する。OVAではワンカットのみ(下方からのアングルなので顔は映らず)登場し、多数の残党軍MSを撃破した後、ヨンム・カークスの駆るザクI・スナイパータイプに狙撃されて中破しながらも戦闘を続けた。
その後の動向は「『袖付き』の機付長は詩詠う」にて描かれている。トリントン基地にてバイアラン・カスタムのパイロットを続けており、海賊に襲撃されるジオン残党部隊の信号を受けてビアと共に現場に駆け付け、攻撃を仕掛けてきた海賊側のMSやガウ攻撃空母を撃墜した。その際、皮肉にも自身が撃墜したアヴリルと共闘することになる。
ビア・キャトリエム
第3話に登場。地球連邦軍トリントン湾岸基地のMSパイロットで階級は中尉(28歳)。同基地におけるMS技術試験計画のテストパイロットとして計画に参加。愛機はジムIIでサブフライトシステムの飛行時間は同基地のパイロット内で最長。
ネオ・ジオン残党軍のトリントン湾岸基地襲撃に対して愛機であるジムIIが出撃前に撃破されてしまった為、技術試験計画に使用していたバイアラン・カスタムを使用しようと格納庫に駆けつけるが、先にディエスが出撃の準備を整えており、前日に上官のゼフテラからディエスの正体を聞かされていた為、稼働可能な1号機はディエスに譲り、自身は未完成の2号機に搭乗。格納庫前のザク・マリナーの1機に向けて砲撃し、撃破に成功しながらも機体はエラーを起こして機能を停止。そのまま、格納庫で出撃するディエスの1号機を見送った。
その後の動向は「『袖付き』の機付長は詩詠う」にて描かれている。トリントン基地にて戦闘可能になったバイアラン・カスタム2号機のパイロットを担当、海賊に襲撃されるジオン残党部隊の信号を受けてドナと共に現場に駆け付け、攻撃を仕掛けてきた海賊側のMSやガウ攻撃空母を撃墜した。
ゼフテラ・ベルク/セラテラ・ベルク
第3話に登場。地球連邦軍トリントン湾岸基地に属する軍人で階級は中佐(55歳)。ディエスの立案したMS技術試験計画の計画責任者。元ティターンズの将兵でグリプス戦役後にトリントン湾岸基地に左遷された過去がある。
実はディエス(ドナ)のティターンズ時代の上官でもあり、彼が命令違反を起こした際に死亡扱いにして匿っていた。
酒に弱いらしく、前述のディエスの過去を酔いに任せてビアに喋ってしまっている。この際に基地司令のプライべートに関する事柄も漏らしており、基地襲撃時にオープンチャンネルの通信で基地全体にビアがバラしてしまった。
マイオス・ホーデン
第4話に登場。高高度超巨大輸送機「ガルダ」所属のMS小隊隊長。階級は大尉(39歳)。搭乗機はアンクシャ。元は戦闘機乗りで飛行型可変機、アッシマーの搭乗経験も持つ。
職務の傍ら、かつて部下を見捨てて逃亡した元・上官で現・武器商人「ジョムア・ビエル」を探し続けていた[注 16]
ビーナ・スンレン
第4話に登場。高高度超巨大輸送機「ガルダ」所属のMS小隊隊員。階級は中尉(28歳)。搭乗機はアンクシャ。元は戦闘機乗りで飛行型可変機、ギャプランの搭乗経験も持つ。
マイオスと共にかつての上官であったジョムアを追い詰めるべく行動を共にした。
カーム・フライターク
第4話に登場。高高度超巨大輸送機「ガルダ」所属のMS小隊隊員(20歳)。搭乗機はアンクシャ。宇宙育ちでガルダ配属で初めて地球に降りてきた。重力下での飛行は未熟ではあったが、マイオスに課せられた特別訓練を地道にこなし、隊長であるマイオスを純粋に慕う心で彼を救った。
ロウ・ホイアン
第5話に登場。ロンド・ベル隊に所属する整備兵(36歳)。0087年。ジャブローにて整備中の機体コックピット内で発見した拾得物を切っ掛けにMSパイロット「ジュン・ビオレッタ」と文通をはじめる。ジュンからお礼として贈られた万年筆を愛用している。
ジュン・ビオレッタ
第5話に登場。地球連邦軍に所属するMSパイロット。階級は中尉(33歳)。一年戦争当時、ジオンの攻撃で夫と娘を失ったことを切っ掛けに連邦軍に入隊。ただ只管に戦い続けた。
0087年。軍に戻した機体内に忘れた形見のペンダントを郵送してもらったことから、整備員「ロウ・ホイアン」との文通をはじめる。ジオン残党を追って地上・宇宙を転戦し、ドゥーエやアルバとも隊を組んだ事がある。自身を顧みない戦い方は周囲からも危ぶまれていたが、ロウとの交流を経て家族の分まで生きていく事を決意する。
エンデ・アベニール
第6話に登場。地球連邦軍ラプターブルー隊に所属するMSパイロットで階級は中尉(28歳)。搭乗機は胴をブルーに塗装したジムII。一年戦争当時11歳の時、「ガンダム」にジオンの攻撃から救われた事を切っ掛けに「ガンダムに乗ること」を目標に軍人を志したが、その願いは叶うことなく無聊をかこっていた。
0095年。工業コロニー・インダストリアル7のアナハイム工専実習場の警備任務に就いていた際、実習生の教材として乗機のメンテナンスを行うが、頭部センサーの分解整備中にジオン共和国の右翼団体「風の会」の襲撃を受ける。最後の手段としてコックピットを開放した状態での有視界戦闘を敢行しようとしたが、実習生たちが持ち込んだ実習用のレプリカ・ガンダムヘッドを接続して戦った。
その後、ラプターブルー隊の解散後ロンド・ベルに移籍。リゼルのパイロットとしてラプラス紛争に参加した。

その他の人物[編集]

アムロ・レイシャア・アズナブルララァ・スン
声 - 古谷徹(アムロ)[29]、池田秀一(シャア)、潘恵子(ララァ)
OVA版のepisode7にのみ登場[注 17]。ユニコーンの掌から注ぎ込まれた“暖かな光”を否定するフロンタルの前に思念として現れ、彼に安息を促した。ユニコーンの放つ“暖かな光”によって、ネオ・ジオングと共にフロンタルの中に宿ったシャアの「残留思念」が浄化されると、バナージに未来を託す最期の言葉を残し、“落とし物”を回収[8]して宇宙へと消えていった。
アムロや「残留思念」としての歪んだ一部分ではなくシャアそのものの意識が現れた事について、原作者の福井は「死んだから出てきた、とは限らない。生き霊かもしれない」と語っており、視聴者へ解釈の幅を残したとの事[10]

登場兵器[編集]

モビルスーツモビルアーマーなど機動兵器に分類されるものは

それ以外のものについては

その他、ガラシェールとメガラニカについては下記に記載する。

ネオ・ジオン
ガランシェール
航宙貨物船。全長約120m(アニメ版では全長146m)。最大貨物積載量500t超。搭載可能MS数4機。0096年代では旧式にあたる。クルーは33人。三角錐状の船体をしている。宇宙だけでなく大気圏内の飛行能力も持ち、宇宙と地球を往復することも可能である。表向きは「リバコーナ貨物」という民間の貨物船を装っているが、実際は「袖付き」の船でクシャトリヤやギラ・ズールなどのMSを搭載している。通常は非武装だが、ガルダとの戦いではスキウレ砲や搭載MSが装備する武装を使って戦闘を行っている。
劇中では「ラプラスの箱」の引き渡しに関わったことをきっかけにユニコーンガンダムと深く関わることになり、中立の立場で様々な陣営を転々とするバナージと敵対したり協力したりと立場を変えながらも行動を共にする。最終的には無人で操縦され、(原作では連邦と「袖付き」双方に対して、OVA版では連邦に対しての)囮となって自沈する。
ビスト財団
メガラニカ
アナハイム・エレクトロニクス社が所有する工業コロニー「インダストリアル7」の建造を行っているコロニービルダー。首を伸ばした巻き貝のような形状から「カタツムリ」という通称でも呼ばれている。
だがその正体は「ラプラスの箱」が開示されるその時に備えて、サイアム・ビストが直属組織に極秘裏に改造した、ビスト財団が実質私有する「超巨大航宙戦艦」であった。
ビスト財団の私有地でもありアナハイム社の設備も持つという地理を利用する形で、秘密裏にRX-0 ユニコーンの開発が行われた。同時に「ラプラスの箱」の秘匿場所でもあり、物語の出発点と終着点となる。「ラプラスの箱」解放に備え、巨大宇宙戦艦と呼べるだけの絶対的な防衛戦力を誇り、外周部に吸着された資源用の岩塊内に多数の武装を隠し持ち、それらすべての武装を暴露したメガラニカの火力は地球圏最強[30]を誇る。また「ラプラスの箱」解放のために地球圏の主要なメディアに介入することが可能な放送設備と、惑星間航行を可能とする強力な核パルスエンジンを備えている。

組織[編集]

ロンド・ベル
連邦宇宙軍の独立機動艦隊。特定の管轄地域を持たない有事即応の部隊で、命令系統も通常の部隊とは異にしている。その最大の目的はジオン残党(ネオ・ジオン)の排除。
表沙汰に出来ない事件に関わった者たちの受け入れ先と言った場所でもあった。
現在の司令はかつての名艦長ブライト・ノア。
エコーズ (ECOAS)
連邦宇宙軍特殊作戦群(Earth, COlony, ASteroidの略称。その心は"活動場所を選ばず")。ネオ・ジオン軍残党の摘発および掃討を任務とする連邦軍の新設部隊。通称・マンハンター(人狩り)部隊。
袖付き(そでつき)
本作におけるネオ・ジオンの通称。使用するMSの腕部に装飾がほどこされているため、「袖付き」と呼称されている。
第二次ネオ・ジオン抗争の後、廃墟同然の資源小惑星で朽ち果てようとしていたネオ・ジオン軍の残党をフル・フロンタルがまとめ上げた。
軍事組織と呼べる程度の規模はあるが懐事情は厳しく、戦力は最新型の機体と旧式の機体が混在している。
ジオン残党軍
「袖付き」に加わらず、地球で独自に活動を続ける残党軍。
困窮の度合いは「袖付き」以上で、まともな軍事行動を行うことは難しく、一年戦争時の機体すら現役で運用されている。また、拠点についても同様で、地上戦の際に廃棄されて久しい連邦軍の艦や施設の残骸すら運用されている。
所属者には現地で家族を得るなど、半ば地球に帰化している者も存在する。
シンブ基地隊
ニューギニアを拠点とするジオン残党軍。司令はヨンム・カークス少佐。
南太平洋最大のジオン残党軍と評されていたが実態は有名無実で、MSを数年も動かしていないなど活動はほとんど行っていなかった。
シャンブロによるダカール襲撃で連邦軍の警戒が強化された結果、破棄した旧式MSを生贄として遁走せざるを得ない状況へと陥っていたが、ガランシェール隊の要請に応じて決起し、トリントン基地襲撃に参加する。基地の守備隊に壊滅的な打撃を与え、ユニコーンガンダムの奪取という作戦目標も達成したが、それと引き換えにカークス以下参加メンバーの多数が戦死し、ほぼ全滅した。
ビスト財団
サイアム・ビストが興した巨大財閥。表向きは、地球の芸術品などの文化資産を環境の安定しているコロニーへ移送することを目的とした財団であるが、「ラプラスの箱」を秘匿することで得た多大な影響力によって連邦上層部との深い繋がりを持ち、アナハイム社を実質的に支配するなど、非常に強大な力を持つ。
アナハイム・エレクトロニクス社
地球圏最大規模のコングロマリットグリプス戦役ではエゥーゴの出資母体として資金・技術・戦艦・MSを供与した。本作ではビスト財団から影響を受けつつも、箱の扱いに関してはマーサの意向などもあり、財団と対立する。連邦軍とネオジオン軍双方にMSを供与しており、文字通り「死の商人」となっている。
風の会
ジオン共和国内部の右翼団体。国防大臣モナハン・バハロからの出資を受け、旧ジオン体制の復興を目論む。
会員数は1千人から1万人とも言われており、決起の時に備えて遠洋航海の護衛任務に優先的に配備されている。OVA版には登場しない。
ルオ商会
グリプス戦役の際、エゥーゴやその支援組織カラバの活動に協力したニューホンコンの企業。
戦役から10年近くを経て実体・活動としてのエゥーゴが解散した宇宙世紀0096年現在でも、元エゥーゴ所属者やそのシンパの要請に応えて協力することがある。ビスト財団とは敵対関係。

ラプラス戦争[編集]

本作にて描かれた、宇宙世紀0096年に発生した「ラプラスの箱」にまつわる一連の紛争を指す。劇中においては、暴走したガーベイのダカール襲撃によって甚大な被害が生じたことで、「袖付き」は単なるテロリスト集団ではなく名実共に新生ネオ・ジオンの後継勢力であるとの認識が持たれるようになり、地球連邦高官ジョン・バウアーの呼びかけで、「第三次ネオ・ジオン戦争」として認定する動きが出ている。

アニメ[編集]

アニメ版は、基本的にテレビ放送を行わなず、全国映画館でのイベント上映、BD/DVDのパッケージ販売、インターネットでの有料配信といった複数の公開形態を短期間で同時進行させる形で展開された。こうした公開形態はパッケージ商品が売れにくい時代にあって、従来の劇場版作品のように映画公開から何か月も経ってからパッケージを販売する方法では、顧客に忘れ去られてしまうという判断に基づきその打開策として試みられた[31]。その試みは成功し、パッケージ販売を中心としたアニメ作品としては大きなヒット作となった[31]。episode 1~7までの全作品が、週間Blu-rayランキングで総合首位を達成した。

ストーリーは基本的に原作となる小説版に沿ったものだが、長期間連載であった小説版の長大な内容を、アニメシリーズという限られた時間の中に落とし込むため、一部登場人物の立ち位置や物語の展開が再構成されている。また、小説版ではマリーダ、ジンネマン、アンジェロの過去として、凄惨で過激な戦争の暗部を描いた過去が語られるが、アニメ化に伴い、より広い年齢層を視聴対象にできるよう、断片的かつ暗喩的な表現に留まった。

小説版では登場しなかったMSの追加や新装備への変更なども行われており、バイアラン・カスタムシュツルム・ガルスなどの新規機体も登場。本作より後年の宇宙世紀を舞台にした未映像化作品『閃光のハサウェイ』からグスタフ・カールが先行配備された試作型MSとして登場した。また、作品のいわゆる“ラスボス”に当たる機体も、原作小説では亡霊のようなオーラでその身を包んだシナンジュであったが、映像化に際し、その亡霊のようなオーラを巨大な機体として具現化したいとの案[32]から、シナンジュをコア・ユニットとする巨大MAネオ・ジオング」が、アニメ版最終章を象徴するオリジナルのサプライズ機体として登場した。

以上のようなアニメ化を鑑みた様々な変更により、より広い年齢層、原作小説の未読者も既読者も共に楽しめるよう再構成されている。アニメ版ではストーリー監修を担当した原作者の福井晴敏によると「『ファーストガンダム』で例えると、原作小説が「TVシリーズ」、アニメ版が「劇場版」。そういう関係性だと思ってもらえれば」と述べている[33]

なお、当初はシリーズ全6章での完結の予定であったが、2012年5月13日に行われた『GUNDAM LIVE ENTERTAINMENT 機動戦士ガンダムUC FILM&LIVE 2012 Reader's Theater "hand in hand"』において、原作者の福井と監督の古橋一浩から、1章延長して全7章になり、2014年以降に最終章が公開されることが発表された。

アニメ化決定までの経緯
2007年8月18日の「キャラホビ2007 C3×HOBBY」で、MGプラモデル発売告知とともにプロモーション映像が公開、9月26日には書店や量販店などでも公開された。2009年4月、本作の単行本8巻および『ガンダムエース』2009年6月号にてアニメ化されることが正式発表され、同時に公式プレサイトが開設。当初アニメ化は2009年冬の予定とされていたが、後に2010年春へと変更。アニメ化発表当初は公式サイトなどでメインキャラクターのヴィジュアルとアニメ版主要スタッフの紹介がなされ、媒体・キャストについては未発表であったが、2009年8月21日に1章50分、全6章のOVAシリーズとして半年に1章のペースで発売し、その他にも様々な形態で全世界に商品展開する予定である事を公表[34]した。さらに翌日22日にはイベント「GUNDAM BIG EXPO」にて、主要キャストが発表された。
episode 1 劇場公開
2010年2月20日より全国5都市8会場で2週間劇場公開開始[35]。劇場では先着1万名限定でのBlu-ray Discの先行販売も行われた。また同日よりPS3およびPSPで利用可能なネットワークサービス「PlayStation Store」で3日間視聴のレンタル方式で有料配信された。それに先行して2月2日、300名限定でepisode 1のプレミア完成試写会を開催[36]2月6日には香港でもプレミア試写会が行われた[37]
episode 1 BD/DVD発売
DVD・BDは2010年3月12日より全国一般発売開始。この時点では、年間2本ペースでの発売を予定していた。2010年3月22日付けオリコン週間BDランキングで第1巻が約5万6000枚を売り上げ第1位となり、前週付けランキングで最高記録となった『サマーウォーズ』の5万4000枚を抜き、当時のアニメ作品最高記録を更新した。BD総合の発売初週売上記録も『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』(26.1万枚)に次いで、当時の歴代2位を記録[注 18]。さらにDVD総合ランキングでも約3万枚で第1位となり、DVDとBD両メディアダブル首位となった[注 19][38]。初回出荷はBDが7万5000枚、DVDが3万5000枚の計11万枚[39]。2次出荷分も品薄が続き、2010年4月19日付のオリコン週間BDランキングでも0.9万枚を売り上げ再び総合第1位となった[40]。レンタル版は2010年7月23日よりレンタル開始[41]
episode 2 劇場公開
2010年2010年10月30日より全国8館で2週間限定劇場公開が開始。劇場限定版BDも5,000セット先行販売、および「HGUC 1/144 ユニコーンガンダム(デストロイモード)劇場限定NT-DパールクリアVer」も劇場限定発売された。また同日よりPlaystation Storeでも有料配信された[42]
episode 2 BD/DVD発売
2010年11月12日全国一般販売開始。2010年11月22日付けオリコン週間BDランキングで第2巻が前巻を超える8.1万枚を売り上げ第1位を獲得、ガンダム作品のBDでは史上最高の初動売り上げとなった[43]。またDVDの売り上げを含めると初動枚数は12万枚を突破した。
東京国際アニメフェア2011・第10回東京アニメアワードでは OVA部門作品賞を受賞した[44]
episode 1・episode 2“Zune”配信
これまで家庭用ゲーム機向けとしては「Playstation Store」でのみ配信されてきたが、これに加え2011年3月5日よりXbox 360の映像配信サービス「Zune」でも配信されることが決定された。マイクロソフトではこれに合わせXbox.com上にスペシャルサイトを開設した[45]
episode 3 劇場公開
2011年3月5日より全国10劇場で2週間限定の劇場公開開始。来場者先着順で『機動戦士ガンダムUCバンデシネ』漫画冊子をプレゼント。また「HGUCシナンジュ 劇場限定レッドコメットスパークルVer.」および劇場限定版Blu-rayを限定販売。また「Playstation Store」およびソニープレミアム映像配信サービス「Video On Demand powered by Qriocity」でも有料配信。
episode 3 BD/DVD発売
当初、2011年3月18日発売予定だったが、東日本大震災の影響で生産ラインの確保が困難であることを理由に、4月7日に発売予定日が延期された[46]。Blu-ray初週売り上げは8.7万枚。
episode 4 劇場公開
2011年11月12日より全国12劇場で2週間限定の劇場公開開始。来場者先着順で『機動戦士ガンダムUCバンデシネ』漫画冊子をプレゼント。また「HGUCデルタプラス 劇場限定インナースペースクリアver.」および劇場限定版BDも12,000セット先行販売。「Playstation Store」およびソニープレミアム映像配信サービス「Video On Demand powered by Qriocity」で有料配信。
episode 4 BD/DVD発売
2011年12月2日発売。DVDは初週4.2万枚、Blu-rayも初週8.97万枚を売り上げ、オリコン週間ランキングでDVDおよびBlu-rayの2度目の2冠総合首位を獲得した。さらにBlu-ray第3巻を上回りシリーズ最高売り上げを記録している[47]
東京国際アニメフェア2012・第11回東京アニメアワードでは OVA部門優秀作品賞を受賞。2年連続の受賞となった[48]
episode 5 劇場公開
2012年5月19日に全国12劇場で2週間限定の劇場公開開始。来場者先着順で『機動戦士ガンダムUCバンデシネ』漫画冊子・ガンダムトライエイジ ユニコーンガンダムオリジナルカード・episode 6&7特製ポストカードをプレゼント。また「HGUCユニコーンガンダム2号機バンシィ(デストロイモード)劇場限定NT-DクリアVer.」および劇場限定版BDも12,000セット先行販売。「PlayStation Store」「J:COMオンデマンド」「auひかりTVサービス」「MOVIE SPLASH VOD」での先行有料配信も行った。
episode 5 BD/DVD発売
2012年6月8日発売。発売初週にDVDが4.6万枚、Blu-rayが9.9万枚売り上げ、2012年6月18日付オリコン週間ランキングでDVDとBlu-ray共に総合首位を獲得した。これでDVDは通算3作の首位となり、Blu-rayは5作連続首位となる、またBlu-ray初週売上枚数では『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンブルーレイ+DVDセット』を上回り、この時点での今年最高売上となり、ガンダム関連の最高初週売上げ枚数も更新している[49]
episode 6 劇場公開
2013年3月2日に全国16劇場で2週間限定の劇場公開開始。「HGUCローゼン・ズール劇場限定エリートローズガードクリアVer.」およびepisode6シナリオ&特製生フィルム付き劇場限定版BDを18,000セット先行販売。
episode 6 BD/DVD発売
2013年3月22日発売。
episode 7 劇場公開
2014年5月17日より全国35劇場にて、最終章ということでこれまでより期間を延ばし、4週間限定の劇場公開開始。episode7本編と併せて、episode7のプロローグでもある宇宙世紀ダイジェスト『機動戦士ガンダムUC episode EX 「百年の孤独」』を同時上映。episode7シナリオ&特製生フィルム付き劇場限定版BDを20,000セット先行販売。また上映期間に合わせて、テレビ東京MBSメ〜テレの3局にて、episode 1〜episode 6を3週に渡り、地上波にて初放送した[50]
episode 7 BD/DVD発売
2014年6月6日発売。

あらすじ(アニメ版)[編集]

宇宙世紀0096年。宇宙世紀開始から100年の節目を4年後に控えていた。

地球連邦政府に絶大な影響力を持ち、アナハイム・エレクトロニクス社のスポンサーとして戦火の背後で莫大な財を成したビスト財団。だが一族繁栄の源であった重要機密「ラプラスの箱」を巡り、いまや一族は分裂の危機を迎えていた。ビスト一族の祖サイアム・ビストの意を汲む、現当主カーディアス・ビストは我が子アルベルト・ビストの裏切りにより、密かに進めていたUC計画の詳細が漏れた事を知る。カーディアスは連邦軍の新たな旗機として極秘に開発が進められている“呪われた機体”RX-0に箱の秘密を解く鍵を隠そうとしていた。

アルベルトを籠絡し、今後も箱の秘密を利用し続けようと目論むカーディアスの妹マーサ・ビスト・カーバインは連邦軍参謀本部と結託。箱の鍵であるRX-0の奪取を連邦軍特殊部隊「エコーズ」に命じる。またロンド・ベル隊司令官ブライト・ノア大佐にも極秘で、宇宙軍の再編計画からあぶれ単艦運用の旧式艦となっていたネェル・アーガマを回収作戦の任に就かせる。アルベルトは「調査」という名目でネェル・アーガマに乗船する。

そうした連邦側の動きに対し、カーディアスはシャア・アズナブル亡き後、連邦政府の“お目こぼし”により辛うじて存続を許されていたネオ・ジオン残党軍「袖付き」にRX-0を引き渡すことを決意。「ラプラスの箱」受領のためスベロア・ジンネマン率いるガランシェール隊がビスト財団の本拠地インダストリアル7に派遣される。

インダストリアル7にはカーディアスの「もう一人の息子」が父の側だとは知らずに暮らしていた。

ネェル・アーガマには政治家一族の子であることに反発し、MSパイロットの道を選んだ一人の青年がいた。

そして、ガランシェールには事態を憂慮する一人の少女が密航していた。

episode 1 ユニコーンの日[編集]

インダストリアル7で暮らすアナハイム高専の学生バナージ・リンクスは母と死別後、どこか違和感を感じながら生きてきた。ある日、バナージは突如不思議な感覚におそわれ、謎の少女オードリー・バーンの命を救う。オードリーから戦争を止めようとしていることを聞かされたバナージは直感的に彼女の言葉を信じ協力を申し出る。だが、目的地であるビスト邸に到着した途端にオードリーの態度は豹変し、帰るよう促される。

オードリーの正体はネオ・ジオンの王女・ミネバ・ザビだった。ミネバは箱が「赤い彗星の再来」と称される首魁フル・フロンタルに利用され、新たな戦争の引き金となることを危惧し、取引の中止を申し入れたのだ。だが、カーディアスは時既に遅いと告げる。箱の所在を察知した連邦軍が既に動き出していた。

ジンネマンと引き渡し交渉の席についたカーディアス。だが、アルベルトの手引きでインダストリアル7に接近するネェル・アーガマが交渉護衛のためMSを展開していたガランシェール隊と交戦を開始する。同時にエコーズがインダストリアル7内に突入したことで交渉は決裂。混乱の中、アルベルトの凶弾で重傷を負ったカーディアスは戦火をかいくぐりオードリーを探しにきたバナージと再会する。カーディアスに毒づくバナージだったが、話すうちに過去に刷り込まれた記憶が蘇ってゆく。我が子を呪われた一族の宿命に巻き込むまいとする愛情から他人を装ってきたカーディアスだがバナージの並々ならぬ覚悟を知り、自らが父親であることを告白。ラプラスの箱の鍵を握るRX-0ユニコーンガンダムをバナージに託す。父との突然の再会と別れに戸惑うバナージだったが、ユニコーンに乗った途端に過去に受けた訓練の記憶が蘇る。「袖付き」の強化人間マリーダ・クルスが駆るクシャトリヤと対峙したユニコーンはNT-Dシステムを発動。サイコフレームの放つ赤き光と共に変形したUCガンダムはクシャトリヤを圧倒し、退ける。

episode 2 赤い彗星[編集]

初陣を遂げたバナージは気を失いユニコーンと共にネェル・アーガマに回収される。インダストリアル7の戦いを辛くも生き延びたオードリーはバナージの友人タクヤ、ミコットと共に連邦のMSパイロットリディ・マーセナスに救出されていた。一方、UCガンダムの戦いぶりを訝しむエコーズの隊長ダグザ・マックールは強化人間さえも退けたバナージの素性を訝しみその回復を待って尋問する。

その頃、「袖付き」の旗艦・レウルーラではフロンタルがインダストリアル7での戦闘報告を受けていた。マリーダを退けたユニコーンに興味を抱くフロンタルはレウルーラにネェル・アーガマ攻撃を命じ、自らもMSシナンジュで出撃する。バナージはネェル・アーガマ艦内で再会したオードリーからユニコーンが抱える「ラプラスの箱」が連邦政府を揺るがす秘密を持ち、彼女が戦争を避けるためユニコーンもろとも箱の秘密を葬ろうとしていることを知る。ダグザは「袖付き」の狙いがユニコーンだけでなく他にもあると推理。オードリーの正体に気づいたダグザは彼女を人質にフロンタルに交渉を申し入れる。オードリーの正体がザビ家の遺児ミネバと知ったバナージだが、彼女を人質とすることに猛反対。だがバナージの意志と無関係に、ミネバの存在を意に介さないフロンタルとの交渉は失敗に終わる。ネェル・アーガマ隊は再開したフロンタル隊の猛攻により壊滅的打撃を受け、リディも窮地に立たされる。バナージはオードリーやタクヤたちを守るためユニコーンで出撃。ビームマグナムの圧倒的火力でフロンタル隊に打撃を与えるが、技量に優れるフロンタルの攻撃にバナージは翻弄される。やがてフロンタルに反応してNT-Dが発動し、リディの加勢もあって形勢は一時互角となる。だが、後詰めとして出撃したマリーダの攻撃でバナージは失神し、ユニコーンは拿捕される。

バナージは袖付きの拠点・小惑星パラオに連行される。フロンタルと面会したバナージは彼に素顔を見せるよう要求、逆にフロンタルからビスト一族の一員ではないかと詮索されるがはぐらかす。スペースノイドの辿った凄惨な歴史について語り合う二人。だが、度重なる非礼と青臭い物言いに激高したアンジェロ・ザウパーはバナージを殴り、「お前も仲間を殺した」と詰め寄る。別れ際、バナージは「貴方はシャア・アズナブルなんですか?」とフロンタルに問うが、フロンタルは自身を「私はジオンの宿願を持つものたちの願いを受け止める“器”」と嘯き「人々がそう望むなら“シャア・アズナブル”であり続けよう」と語った。ガランシェール隊のギルボア宅に身を寄せたバナージは連邦を憎む彼の息子から詰られムキになって反論。見かねたマリーダは礼拝堂へと案内し、自らも「人殺し」になってしまったことに苦悩するバナージを無骨な言葉で慰めるのだった。

同じ頃、ネェル・アーガマ内ではリディがミネバに詰め寄っていた。自分もバナージも騙され、誑かされたと詰るリディ。だが、ミネバは動じることなくネオ・ジオンがスペースノイドの不満の受け皿として連邦政府の思惑で“生かされてきた”という事実を語り、「ラプラスの箱」の一件をもって両者の依存関係を清算しようとする動きが双方にあると語る。「連邦政府の重鎮たるマーセナス家の嫡男」という宿命から逃れるため連邦軍に入り、MSパイロットとなることで「不都合な真実」から目を背けてきたことを思い知らされたリディは自らを恥じる。月で補給を受けたネェル・アーガマはバナージとユニコーン奪還のための作戦準備を進めていた。リディは密かにミネバを地球に逃がし、連邦政府議長で実の父親でもあるローナン・マーセナスを頼ることを画策する。

episode 3 ラプラスの亡霊[編集]

ユニコーン奪還を目的とした「パラオ攻略作戦」はエコーズとネェル・アーガマのみで進められていた。ネオ・ジオン艦隊が駐留する本拠地に事実上単艦で殴り込むという無謀きわまりない作戦にオットー・ミタス艦長以下クルーは不満を隠さない。だが、ネェル・アーガマにはハイパー・メガ粒子砲という“切り札”があった。砲撃とエコーズの攪乱によりパラオは大混乱に陥り、その隙をつきバナージはユニコーンと共に脱出。民間人も居住するパラオを戦場にしたくないバナージは苦悩しつつもネオ・ジオン側のMSと交戦する。そんな中、リディはミネバを乗せデルタプラスで出撃。戦場でユニコーンと接触する。事情を説明するオードリーの言葉を聞き、バナージはリディに「男と見込んで彼女をお願いします」と言って二人を送り出す。デルタプラスはパラオのマスドライバーを利用して地球へと降下する。一方、クシャトリヤのパイロットがマリーダだと確信したバナージは彼女の説得を試みる。だが、戦場では平時のように柔軟に考えられないマリーダに失望。「この分からず屋ぁ」という叫びと共にNT-Dを発動させてしまう。

バナージとマリーダの戦いをフロンタルはレウルーラで見物していた。ユニコーンにサイコモニターという発信器を取り付け、パラオへの奇襲作戦を敢えて見逃し、スパイの手引きでバナージが逃走する「お膳立て」までしたフロンタルにとり、意図的に孤立させられたマリーダはユニコーンに次なる座標を吐かせるための「噛ませ犬」でしかなかった。「あのガンダムはまだ本当の姿を見せていない」とフロンタルは嘯き、マリーダを案ずるジンネマンは不快感を催す。

ユニコーンはクシャトリヤとの戦いでNT-Dの本性を露わにする。それは敵のサイコミュ兵器を奪って利用し、パイロットの抱く敵意をサイコフレームで増幅して、超常的な動きで敵ニュータイプを無慈悲に駆逐する“ハンティングマシーン”という本性だった。NT-Dが発動したユニコーンにもはやバナージ自身の意志など入り込む余地はなく、マシーンの一部として取り込まれてしまう。それこそは一年戦争ニュータイプの出現に恐れをなした連邦政府軍が、彼らに対抗するため作り出したサイコガンダム強化人間の進化の果てにあるものだった。マリーダが第一次ネオ・ジオン抗争で投入された強化クローン兵「プルシリーズ」の生き残り「プルトゥエルブ」ならば、バナージもまたユニコーンの担い手としてカーディアスが用意した強化人間だとフロンタルは嘲う。フロンタルはニュータイプの存在を全く信じていなかった。

だが、ユニコーンの中でバナージは戦争の道具として産み出され、運命に弄ばれ、過酷な生の苦しみに一筋の光を見出した少女の姿を垣間見る。それこそがマリーダの真の姿だった。バナージの心がマリーダの心と触れ合ったそのときNT-Dは解除される。クシャトリヤはネェル・アーガマに拿捕され、マリーダは重傷を負ったものの奇跡的に救助される。意識を取り戻したマリーダはバナージにユニコーンに隠されたNT-Dとは異なるもう一つのシステム(ラプラスプログラム)の存在を示唆する。システム発動の鍵は“ただの強化人間”ではないバナージだけが持ちうる感覚と可能性だった。一方、マリーダが捕虜となった事を知ったマーサは彼女に利用価値を見出し、地球に連行するようアルベルトに命ずる。ネェル・アーガマを離れることになったアルベルトはオットーらに礼を言って別れるが、レイアムは急にしおらしくなった彼の態度や民間船を捕虜移送に利用するといった「異常さ」を警戒する。

ユニコーンが指し示した次の座標は衛星軌道ステーション・ラプラスの廃墟だった。箱の名ともなるそこは宇宙世紀元年に初代連邦政府議長リカルド・マーセナステロリストたちによって軌道ステーションもろとも爆破され暗殺された血塗られた地であった。今や史跡として当時のままの荒廃した姿で漂う首相官邸。

ユニコーンの本性を知ったことでバナージは殺戮に怯え、搭乗を拒否する。だが、ダグザはバナージに「お前に出来ることは逃げずにやり遂げることだけだ」と冷たく突き放す。ダグザが去った後、オットーはパラオ攻略作戦に腐るクルーたちを前にダグザが「これは人質救出作戦だ。我々は彼(バナージ)に借りがある」と叱咤したことを語って聞かせる。補助席にダグザを乗せ、指定座標に到達するユニコーン。すると機体から何者かの演説が流れ出す。バナージはネェル・アーガマが待ち伏せするネオ・ジオン部隊に狙われていると察知する。ユニコーンと交戦するフリをして接触したギラ・ズールに乗るギルボアはガランシェール隊の真の目的が「マリーダ奪還」であるとバナージに告げる。敵も味方も顔見知りという状況に困惑するバナージ。だが、ダグザはバナージとユニコーンが示した微妙な変化に気づいていた。ラプラスプログラムには乗り手であるバナージの心になにかを訴えかけようとする何者かの意志が働いているとダグザは語り「迷ったときはここに聞け」とバナージの胸を叩き、ユニコーンを降りる。バナージとダグザは連携してシナンジュを攻撃するが、シナンジュの反撃でダグザは戦死。父カーディアス、そして父親の気持ちで励ましたダグザに託されたものが“希望”と確信したバナージは自らの意志でNT-Dを発動する。アンジェロらレウルーラ隊を手玉にとるユニコーンは次第にシナンジュを追い詰めていく。だが、フロンタルへの憎悪を募らせるバナージはシナンジュを盾となって庇ったギルボアを殺めてしまう。バナージはユニコーンと共に大気圏に飲みこまれていくのだった。

アルベルトとマリーダを乗せたシャトルに流れ弾が被弾する。宇宙空間に投げ出されそうになったアルベルトを助けたのはマリーダだった。極限状態で示されたマリーダの“善意”にアルベルトは好意を抱くのだった。

episode 4 重力の井戸の底で[編集]

人知れぬ場所で眠りから醒めたサイアム・ビストは「ラプラスの箱」を巡る戦いが始まったことを知る。サイアムは箱の運命を託されたひ孫のバナージに思いをはせる。その頃、ジオン残党軍が連邦の首都・ダカールを襲撃していた。

地球に降下したリディとオードリーはリディの実家であるマーセナス家の屋敷に身を寄せていた。その事実を察知したマーサはリディの父・ローナン・マーセナス連邦政府議長にミネバの引き渡しを要求。ローナンは運命の悪戯により「ラプラスの箱」に関わってしまった息子に箱とマーセナス家の因縁を語って聞かせる。絶望に打ちひしがれるリディは心の支えとなって欲しいとオードリーに求婚、彼女もまた事態を何一つ変えることが出来ない己の無力に打ちひしがれていた。一方、ローナンはロンド・ベルの司令ブライト・ノアを自宅に呼びつける。ローナンはブライトの預かり知らぬ所で、マーサらビスト財団と結託した参謀本部が「ラプラスの箱」を巡ってネオ・ジオンと争い、箱が現在はネオ・ジオンの偽装貨物船ガランシェールにあると告げる。

マーサはアルベルトが宇宙から連れ帰ったマリーダをオーガスタ研究所に移送する。そこはかつてティターンズにより強化人間たちが産み出された場所だった。マーサはマリーダに量産型キュベレイの残骸を見せつけることで彼女の心を支配しようと目論む。

砂漠に墜落したガランシェールは立ち往生していた。大気圏突入の最中、ユニコーンはガランシェールに回収されたがその結果当初のコースを大きく外れることになってしまった。ギルボアを殺めた自責に打ちひしがれるバナージだが、ガランシェール隊はバナージにその責任を問おうとはしなかった。バナージはジンネマンと共に砂漠を旅する。黙して多くを語らないジンネマンだったが、連邦のガス抜きにより家族を街ごと惨殺された悲しく辛い過去を抱えていた。怨嗟を抱えて戦い続ける道を選ぶことしか出来なかった彼らのためバナージは泣き崩れる。

マーセナス家を抜け出したミネバは偶然見つけたダイナーで食事をとる。アースノイドの老主人は連邦政府も元々は人類を救いたいという“善意”から移民政策を始め、それを「棄民」と受け取った者たちが一年戦争を始め、その戦争で家族を失い、やがて他人を愛せなかったシャアは隕石落としという手段で人々を呼び覚まそうとしたが、誰もその真意を理解することが出来ず、結果的に事態を何一つ変えることが出来なかったと語る。「自分に出来ることはこの一杯のコーヒーを淹れることだけ…」結果を恐れるより人の善意を信じるべきだという真理を感じ取ったミネバは勇気を貰う。彼女の捜索に当たっていたローナン家の者たちにミネバは毅然とした態度で応じる。老主人は自分が話していた少女がジオンの王女と知って狼狽するのだった。

マリーダを再調整し、ミネバをバナージへの切り札として確保するマーサ。事態の収拾に向け、粛々と準備を進める叔母を尻目にアルベルトは良心の呵責を感じていた。つい先日まで事態の渦中に居た彼には「ラプラスの箱」に翻弄される人々が他人事だとは思えず、命の恩人で好意を抱いてしまったマリーダを「駒」として扱うことは耐えがたい苦痛だった。だが、マーサはマリーダをバンシィに乗せようとしていた。

ユニコーンが指し示した次なる座標は、“コロニーが落ちた地”・トリントンだった。警戒厳重な連邦の拠点攻略に向け、地上で雌伏を余儀なくさせられていたジオン残党がフロンタルの呼びかけに応じ集結する。その中にはダカールを火の海にしたMAシャンブロの女パイロット・ロニの姿もあった。

一方、リディはロンド・ベルの旗艦ラー・カイラムへの転属を命じられる。ブライトはニューギニア沖で消息を絶った潜水艦が撃沈されと判断し、現場へ急行しようとしていた。だが、その動きよりも早くトリントン基地が急襲される。リディはエース部隊トライスターと共に急行する。

作戦の最中、シャンブロのサイコミュシステムが暴走。無差別攻撃により民間人に多大な犠牲が生じる。その光景に耐えられず、バナージはジンネマンに詰め寄るが「これが戦争だ」と一蹴される。銃口をつきつけるジンネマンを殴り倒してバナージはユニコーンで出撃し、リディもそれに加勢する。バナージは必死で説得するが、ロニは恩人の死に我を失う。UCガンダムが作られた意味を理解したバナージは“サイコフィールド”を発生させてシャンブロの攻撃を防ぐ壁となる。ようやくロニと分かり合えたバナージだが、リディの放った一撃により彼女は戦死する。泣き崩れるバナージにリディは銃口を向ける。二人の頭上に黒いMSが迫っていた。

episode 5 黒いユニコーン[編集]

バナージは「プルトゥエルブ」として再調整されたマリーダの駆る“黒いユニコーン”バンシィに捕縛され、ラー・カイラムへと連行される。帰投したリディは格納庫でアルベルトと再会を果たし、彼の口からバナージがカーディアスの私生児だと知らされる。同じ頃、ビスト財団所有の大型輸送機ガルダに軟禁されるオードリーはマーサの口から同じ事実を告げられていた。ローナン議長がなにか重大なことを隠していると察知したブライトはバナージと面会し、バナージにガンダムに乗る決意をさせた女の子、そして財団の切り札がミネバであることを知る。ブライトはルオ商会のベルトーチカを通じ、カイ・シデンをガランシェールとの交渉役に指名する。そして、ネェル・アーガマにネオ・ジオンとの共闘作戦を命じる。ミネバは財団とネオ・ジオンの共存というマーサの提案を蹴る。

トライスターとリディはユニコーン移送の任を与えられ、バンシィも随伴する。バナージは別人のようになったマリーダに呼びかける。マリーダはバナージの言葉、そしてミネバ救出のためにガルダに潜入しようとするジンネマンの姿に混乱する。バンシィはNT-Dを発動するが、バナージは必死でシステム発動を抑え込む。2機のユニコーンはガルダ翼上で戦いを繰り広げ、展開したサイコフィールドはガルダを押しつぶそうとする。リディはその戦いがブライトの仕掛けた茶番劇と理解し、孤立感を深めてゆく。ユニコーン同士の戦いをよそにガルダ内に突入したリディはマーサの手からミネバを取り戻そうとする。その際、そもそもの発端がビスト財団の祖・サイアム・ビストのテロにより、リディの曾祖父で初代連邦政府議長リカルド・マーセナスが暗殺され、その後、連邦政府は宇宙移民政策を「棄民」と位置づけることになり、それが一年戦争を招いたのだと語る。そして、ニュータイプの実在をハンティングマシーンという形で証明するユニコーンこそは双方にとって「呪い」としか言い様のない存在であると告げた。

ミネバはジンネマンに救出され、リディの手を振り切って大空へと舞い降りる。「受け止めなさい、バナージ」その言葉にユニコーンはNT-Dを発動させ、ミネバをガランシェールに移乗させる。バナージはマリーダとジンネマン救出のため再びガルダへと舞い戻る。ユニコーン同士の死闘が再開され、リディは2機を撃墜しようとするがバンシィの攻撃でリディのデルタプラスは大破。ジンネマンは生身でバンシィに近付きマリーダを説得。自らが憎むべき、倒すべきガンダムに乗っていることに混乱したマリーダはバンシィから投げ出される。二人を救助したバナージはガランシェールに向かう。大気圏外ではネェル・アーガマがガランシェールの大気圏離脱をサポートしていた。バナージは高度不足のガランシェールを引っ張り上げるため、サイコフィールドを発動させる。ユニコーンの放つ虹色の光をブライトは満足げに見ていた。

バナージの活躍でガランシェールは再び宇宙に戻ることが出来た。だが、連邦宇宙軍最新鋭艦ドゴス・ギア級「ゼネラルレビル」は箱の秘密を知った者を抹殺するため財団の意向で送り込まれていた。友軍からの攻撃に戸惑うネェル・アーガマ。バナージは事態を打開しようとするが、ユニコーンはエネルギーを使い果たしていた。そんな絶体絶命の窮地を救ったのはフロンタル率いるネオ・ジオン軍だった。

episode 6 宇宙(そら)と地球(ほし)と[編集]

ネオ・ジオンの攻撃で大打撃を受けたゼネラル・レビルは撤退した。ガランシェール拿捕を当初の目的とするラー・カイラム隊は宇宙空間に漂うガランシェールを捕捉するが、それは陽動だった。先行するトライスターの眼前で無人のガランシェールは爆散する。その頃、リディはアルベルトからバンシィを譲り受け、宇宙へ上がろうとしていた。

船を失いネェル・アーガマに移乗したジンネマンたちは複雑な心境だった。「呉越同舟」の言葉通りに友軍から追われ、艦内に宿敵ネオ・ジオンを受け入れることになったネェル・アーガマのクルーたちもまた複雑な心境を抱えていた。戦死したダグザからエコーズ隊を預かるコンロイは両者を仲裁する。

オットーとフロンタルは今後の作戦方針について話し合う。箱の確保こそがネェル・アーガマを延命させ、ネオ・ジオンにとっても好都合だと語るフロンタルにオットーは「ラプラスの箱」の使い道を問いただす。フロンタルは持論を展開。4年後に返還される「ジオン共和国」の自治権を中心に人口・経済・生産・エネルギーの大半を担う各サイドで「サイド共栄圏」を築き、地球の存在を無視。主従の立場を逆転させ、やがて地球を枯渇死させるというものだった。それは現実的かつ有効な構想ではあったが、ジオン・ダイクンやその継承者であったシャア・アズナブルの抱いた「人の革新」という理想からはほど遠いものであり、生産性を確保するために地球は再開発に走って環境を悪化させ、やがては立場を逆転して地球が再び「一年戦争」を引き起こす。人の可能性、そして地球に育っても宇宙に育っても必ず分かり合えると信じるバナージ、ミネバはフロンタルの意見に反対の意を唱える。だが、ミネバは箱の最終座標を明かし、もはやバナージは必要ないと突き放す。フロンタルは最後の作戦準備のためジンネマンを伴いレウルーラに戻る。

ミネバに裏切られたと感じ、傷心を抱えるバナージにマリーダは「チャンスは必ず来る。そのときは迷わずガンダムに乗れ」と励ます。一方、ミコットは女の勘でミネバが必ず行動を起こすと確信し、不満を抱くクルーたちと共に武装蜂起の準備を整えるがアンジェロに不穏分子として拘束されてしまう。

そんな時、艦内から発信された救難信号により、一隻の連邦軍哨戒艦がネェル・アーガマに接近する。アンジェロは撃沈をオットー艦長に命ずる。だが、オットーは拒否。それを合図にエコーズ隊による「ネェル・アーガマ奪還作戦」が開始される。拘束されていたミコットたちが解放され、ネオ・ジオン兵に制圧されていた艦内が奪還される。ガランシェール隊はMSの確保に動き、バナージはユニコーンに走るが、待ち受けていたフロンタルに拘束される。その窮地を救ったのはクシャトリヤに乗ったマリーダとミネバだった。ミネバの説得で両者は膠着する。それでも遺恨が捨てられないジンネマンはマリーダに投降を命じる。だが、マリーダの“娘”としての説得を受け入れ、心に従えと命ずる。バナージは一瞬の隙を逃さずガンダムに乗り込み、不利を悟ったフロンタルはアンジェロと共に脱出する。

「ラプラスの箱」を発端とした争乱は、軍の垣根を越えて、人の可能性を信じる者たちとそれを否定する者たちに分かれ、最終局面を迎える。 最終目的地であるインダストリアル7に向けネェル・アーガマは針路を取り、バナージは最終決戦装備のユニコーンでフロンタルを追う。そこへバンシィ・ノルンを駆ってリディが強襲、かつての母艦を襲撃するのだった。

episode 7 虹の彼方に[編集]

本来、「箱」の護り手のはずの二機のガンダムが激突する。荒ぶるリディを必死に説得するバナージ。そこへマリーダのクシャトリヤ・リペアードが駆けつける。ミネバ、マリーダ、ネェル・アーガマクルーらがリディの心に呼びかけ説得するが、我執に心を囚われたリディには、自身を否定する中傷にしか聞こえない。説得してきたクシャトリヤを撃墜、マリーダは絶命してしまう。 バナージのユニコーンはアンジェロのローゼン・ズールに苦戦していたが、マリーダの死を吠えて呻いた。それによりバナージは覚醒、ユニコーンがローゼン・ズールに手をかざすと二機のサイコフレームが共鳴を起こす。それによりアンジェロは自身の心の奥にあった“現実”を見てしまい、それを認められず自滅する。 今際の際、マリーダは最期にネェル・アーガマのクルーたちの意識に「何かが、この宙域を、狙っている」と告げて果てた。 その後、リディは自身の犯した行為に激しく後悔しバナージに自分を殺すように願うが、無言で拒否される。やがてマリーダとの共感を経て考えを改め再起、人の可能性を信じようとすることに。

マーサとローナンは「ラプラスの箱」とそれにまつわる者たちをすべて一掃しようと計画を推進する。この計画を阻止するべくロンドベル隊がマーサらの基地シャイアンを襲撃。 バナージとミネバはついに、人の争いの歴史を辿る旅の最終目的地であるメガラニカにあるビスト財団の屋敷に乗り込む。 すると室内にサイアム・ビストの声が轟き、床から通路が出現した。二人が通路を進むと、眼前に大きなモニュメントが現れる。それはラプラス爆破テロで失われたとされていた「宇宙世紀憲章」であった。 それを見たミネバは、ダカールにあったレプリカの憲章にない初代首相リカルド・マーセナスらが書き加えた一節「宇宙に適応した新人類が誕生した場合、彼等を優先的に政府活動に参画させる事」という条文がある事に気付く。 やがてリディはネェル・アーガマとの通信でマーセナス家が、「宇宙世紀憲章」の条文が削除された事実を秘匿する事で、絶大な権力を握り続けてきた事を明かす。

サイアムはバナージとミネバに、かつての爆破テロの際に偶然「宇宙世紀憲章」を手に入れ、それを切り札にして財団を創設した事を語る。 ジオンがこれを手に入れれば地球連邦政府を倒す武器とされてしまう。条文を削除したこと自体がジオンに利用されてしまう。 サイアムは、かつてジオン・ダイクンが提唱した「ニュータイプ」の定義が、憲章にある「宇宙に適応した人類」の定義と同じであるかは分からないと語る。 サイアムは、 4年後のU.C.0100年の「ジオン共和国自治権返還」をもってジオンは消え去り「憲章」の切り札としての効力が無効となる事を告げる。 そうなる前にサイアムは、「憲章」を真の「ニュータイプ」に託す事を決意し、カーディアスは行動を起こしたのであった。 「箱」の開放の是非を問われた二人は、これまでの旅を振り返り、本来この条文は、決してニュータイプ論を正当化させるものでも、ニュータイプを忌避するものでもなく、100年前の人々が、新たな可能性を信じて地球の重力を振り払い新天地へと旅立つ同胞たちへ向けて、祈りを込めて贈った善意の言葉であったはずだと解釈する。宇宙移民計画は人口増加解決のただの棄民政策ではなく、人類の新たな可能性を信じて、希望をもって送り出されたのだという事は周知されるべきであり、そして何より、自身たちも「人を、人の持つ可能性を信じたい」と「ラプラスの箱」の開放を決断する。

そこへフロンタルが現れ、箱の引き渡しを求めるが、サイアムに拒否され、実力行使によって「箱」を奪取しようとする。 バナージのユニコーンはリディのバンシィ・ノルンと協力してネオ・ジオングに最終決戦を挑む。ネオ・ジオングの圧倒的な力を前に苦戦する中、バナージとフロンタルは“刻”を形象として垣間見る。人の争いの歴史と“刻”の終わりに迎える虚無の世界を見た上で、可能性を追う無意味さをフロンタルは語るが、その虚無を目の当たりにしてもバナージは「それでも」と人の可能性を信じる熱意で抗い、ユニコーンの掌からネオ・ジオングとフロンタルに“暖かな光”を流し込む。一度はこれを否定するフロンタルだったが、聞こえてきた声たちに安息を促されると、フロンタルの中の「残留思念」が浄化され、連動してネオ・ジオングも浄化されるように崩壊した。「君に託す…為すべきと思ったことを…」との言葉をバナージに残し、宇宙に三色の光が交じり合いながら消えていった。

すべてを一掃しての事態解決を図ろうとするローナンらによって、コロニーレーザーが発射される。 アルベルトは、バンシィのパイロットがローナンの息子リディであることを告げると、ローナンの顔に後悔が現れる。 バナージはユニコーンが持つ未知の力を信じて、メガラニカ周辺にサイコ・フィールドを張ってコロニーレーザーを相殺することを試みる。リディもこれに加勢する。ついに放たれるコロニーレーザーであったが、バナージたちの命を賭けたサイコ・フィールドによって「ラプラスの箱」は護られた。 ミネバは人の中に眠る可能性を信じて、全地球圏に向けて放送を始め「ラプラスの箱」の真意を公表する。

命を賭してコロニーレーザーを相殺するほどのサイコ・フィールドを発生させるまでに到ったバナージは、その代償にニュータイプとサイコフレームの未知の領域に足を踏み入れてしまい、ユニコーンに取り込まれ完全に一体化した、人の思惟を受け止め叶える“器”として、もはや万能と言えるほどの力を持った人を遥かに超えた存在になりかけるが、父・カーディアスの幻影に抱き止められ、彼が指し示す方向に、必ず帰ると約束した大切な存在が待っている事を思い出し、その力を放棄し再び“人間”としてオードリーの下へと帰って行った。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

エンディングテーマ
流星のナミダ」(episode 1)
作詞 - 田中秀典・中山豪次郎 / 作曲 - 中山豪次郎 / 編曲 - 釣俊輔・野村陽一郎 / 歌 - CHiAKi KURiYAMA(レーベル:デフスターレコーズ
栗山千明の歌手デビュー曲。オリコン初登場チャートは第11位であった[51]。2010年4月7日より本編を再編集したアニメ・ミュージッククリップも有料配信された。
Everlasting」(episode 2)
作詞 - 渡邊亜希子・Kylee / 作曲 - Carlos K.・龍 / 編曲 - Naohisa Taniguchi / 歌 - Kylee(レーベル:デフスターレコーズ)
Kyleeのサードシングル。USENでは発売前から問い合わせが多く、10月27日集計のUSENリクエストチャートで第2位を記録。またオリコン初登場チャートでも第10位を記録し、Kylee自身初のトップ10入りとなった[52]
merry-go-round」(episode 3)
作詞 - 堂珍嘉邦川畑要 / 作曲・編曲 - UTA / 歌 - CHEMISTRY(レーベル:デフスターレコーズ)
2011年3月2日発売。
B-Bird」(episode 4)
作詞 - FLAT5th Rico / 作曲・編曲 - 齋藤真也 / 歌 - earthmind(レーベル:ソニー・ミュージックレコーズ
2011年11月30日発売。
タレント、およびグラビアアイドルの松井絵里奈Erina名義でボーカルとして参加している音楽ユニットの1stシングル。
BROKEN MIRROR」(episode 5)
作詞・作曲・編曲・歌 - BOOM BOOM SATELLITES(レーベル:gr8!records)
2012年6月6日発売。
英語詞曲であるため、エンドロールに英語と日本語訳の歌詞が表示される。
RE:I AM」(episode 6)
作詞・作曲・編曲 - Hiroyuki Sawano / 歌 - Aimer(レーベル:デフスターレコーズ)
2013年3月20日発売。
StarRingChild」(episode 7)
作詞・作曲・編曲 - Hiroyuki Sawano / 歌 - Aimer(レーベル:デフスターレコーズ)
2014年5月21日発売。
挿入歌
「A LETTER」(episode 1)
作詞 - mpi / 作曲・編集 - 澤野弘之 / 歌 - Cyua
「LICHT MEER」(episode 2)
作詞 - Rie / 作曲・編集 - 澤野弘之 / 歌 - 井上優弥子
「Ego」(episode 3)
作詞 - mpi / 作曲・編曲 - 澤野弘之 / 歌 - 小林未郁

各話リスト[編集]

巻数 サブタイトル コンテ 演出 作画監督 メカ作画監督 公開日[注 21] 発売日[注 22]
episode 1 ユニコーンの日 古橋一浩 古橋一浩
佐藤照雄
高橋久美子、玄馬宣彦 - 2010年
2月20日
2010年
3月12日
episode 2 赤い彗星 村田和也
古橋一浩
村田和也 千羽由利子、中田栄治 10月30日 11月12日
episode 3 ラプラスの亡霊 古橋一浩
村田和也
玄馬宣彦
佐藤照雄
遠藤広隆
菱沼義仁、茂木信二郎
小林理、藤沢俊幸
堀内博之
2011年
3月5日
2011年
4月7日
episode 4 重力の井戸の底で 古橋一浩
玄馬宣彦
菱田正和
綿田慎也
京極尚彦
茂木信二郎、堀内博之
濱田邦彦、藤澤俊幸
中谷誠一、仲盛文
城前龍治、津野田勝敏
11月12日 12月2日
episode 5 黒いユニコーン 村瀬修功
古橋一浩
佐藤照雄 赤堀重雄、堀内博之
辻繁人柴田淳
飯島弘也、富岡隆司
藤澤俊幸、杉本幸子
2012年
5月19日
2012年
6月8日
episode 6 宇宙(そら)と地球(ほし)と 松尾衡
古橋一浩
初見浩一 高橋久美子、寺岡巌
柴田淳、茂木信二郎
濱田邦彦
玄馬宣彦、中谷誠一
仲盛文、城前龍治
2013年
3月2日
2013年
3月22日
episode 7 虹の彼方に 古橋一浩
村瀬修功
玄馬宣彦
佐藤照雄
初見浩一
恩田尚之、寺岡巌
菱沼義仁、茂木信二郎
柴田淳
中谷誠一、仲盛文
高谷浩利、津野田勝敏
城前龍治
2014年
5月17日
2014年
6月6日
イベント上映
備考欄の数字は、その数字のepisodeのみ上映。空欄は全episode上映。
都道府県 上映館  備考
東京都 丸の内ピカデリー 7
新宿ピカデリー
TOHOシネマズ六本木ヒルズ
シネマサンシャイン池袋 6・7
MOVIX昭島 7
神奈川県 横浜ブルク13 2 - 7
川崎チネチッタ 6・7
TOHOシネマズ海老名 7
MOVIX橋本
千葉県 シネプレックス幕張
京成ローザ10 6・7
MOVIX柏の葉 7
埼玉県 MOVIXさいたま
MOVIX川口 7
茨城県 MOVIXつくば
栃木県 MOVIX宇都宮 4 - 7
群馬県 MOVIX伊勢崎 7
新潟県 イオンシネマ新潟南
静岡県 MOVIX清水
宮城県 MOVIX仙台
北海道 札幌シネマフロンティア 1・3 - 7
愛知県 ミッドランドスクエア シネマ
MOVIX三好 7
富山県 TOHOシネマズファボーレ富山
大阪府 大阪ステーションシティシネマ 4 - 7
なんばパークスシネマ
MOVIX八尾 7
京都府 MOVIX京都 2 - 7
兵庫県 神戸国際松竹 6・7
岡山県 MOVIX倉敷 7
広島県 広島バルト11
愛媛県 シネマサンシャインエミフルMASAKI
福岡県 福岡中洲大洋 1・3 - 7
シネプレックス小倉 7
熊本県 TOHOシネマズ光の森

テレビ放送[編集]

episode 1は、2010年11月にWOWOW、2011年2月27日にアニマックスにてテレビ放送された。episode 2以降のテレビ放送はアニマックスで最初に行われ(WOWOWでもその後に放送)、BS11でもepisode 1・2が無料放送されている。

地上波では、最終章となるepisode 7公開直前の2014年5月に、テレビ東京毎日放送メ〜テレの3局で『地上波初!機動戦士ガンダムUC 完結記念 3週連続スペシャル[注 23]』と題してepisode 1~6を集中放送。この3局はいずれもガンダムシリーズ作品の製作を経験している。

放送地域 放送局 放送日 放送日時 放送系列 放送話
関東広域圏 テレビ東京 2014年5月11日 日曜 26:41 - 28:46 テレビ東京系列 episode 1・episode 2
2014年5月18日 日曜 26:41 - 28:48 episode 3・episode 4
2014年5月25日 日曜 26:41 - 28:42 episode 5・episode 6
中京広域圏 メ〜テレ 2014年5月19日 月曜 25:59 - 28:21 テレビ朝日系列 episode 1・episode 2
2014年5月23日 金曜 25:44 - 28:01 episode 3・episode 4
2014年6月6日 金曜 25:44 - 27:55 episode 5・episode 6
近畿広域圏 毎日放送 2014年6月1日 日曜 25:20 - 27:36 TBS系列 episode 1・episode 2
2014年6月8日 日曜 25:20 - 27:39 episode 3・episode 4
2014年6月15日 日曜 25:40 - 27:49 episode 5・episode 6

DVD・BD[編集]

  • episode 1 2010年3月12日発売
    • BD - B002TZRF5M / DVD - B002TZRF6G
    • ガンダムシリーズのBDソフトとしては初めて「ドルビーTrueHD」5.1チャンネルサラウンドのフォーマットを採用した作品である[注 24]。またキュー・テック初のBD-Live対応作品であり、特別コンテンツ視聴が可能となっている[53]
  • episode 2 2010年11月12日発売
    • BD - B003WJDWCO / DVD - B003WJDWD8
  • episode 3 2011年4月7日発売
    • BD - B003YUBDPE / DVD - B0049P2M58
  • episode 4 2011年12月2日発売
    • BD - B005DJEBI0 / DVD - B005DJEK7W
  • episode 5 2012年6月8日発売
    • BD - B006ZTJOVQ / DVD - B006ZTJOW0
  • episode 6 2013年3月22日発売
    • BD - B009SF7GMI / DVD - B009SF7GN2
  • episode 7 2014年6月6日発売

映像特典[編集]

BD-Live機能により各巻で配信される映像特典。視聴にはインターネットに繋ぐことが出来るBDプレイヤーが必要。ダウンロード済みのコンテンツは配信終了となった後でもデータ削除しない限りは視聴可能。

タイアップ[編集]

南海50000系ラピートネオ・ジオン・バージョン 同作品をイメージしたデザインに変更された5号車スーパーシート車内
南海50000系ラピート
ネオ・ジオン・バージョン
同作品をイメージしたデザインに変更された5号車スーパーシート車内

2014年南海電気鉄道が運行する関西国際空港連絡特急ラピート」の運行開始20周年と、episode 7「虹の彼方に」公開を記念してのタイアップとして「赤い彗星の再来 特急ラピート ネオ・ジオンバージョン」が登場。4月26日より運行を開始、6月30日まで運行[54][55]

同特急に使用されている住ノ江検車区所属50000系電車の第2編成6両のボディカラーを、通常色のラピートブルーからネオ・ジオンのイメージカラーであるワインレッドに変更(側面はラッピング、先頭部と屋根上クーラーキセは塗装)し、更に本作をイメージしてネオ・ジオンの紋章等を貼付した他、5号車スーパーシートでは、関西空港寄り2列目の座席をキャラクターをイメージした「専用席」としてシートモケットを緑(ミネバ・ラオ・ザビ専用席・画像右席)と赤(アンジェロ・ザウパー大尉専用席(窓側)とフル・フロンタル大佐専用席(通路側))に交換されている[56]。この「専用席」はスーパーシートの乗客向けの写真撮影用の為、この列を含む関空寄り3列のチケットは販売されない。

初日下り1番列車となるなんば関西空港行き「ラピートβ41号」では、フル・フロンタル大佐役の池田秀一を招いての出発式も執り行われている[57]

運行ダイヤを南海電鉄の専用サイトにて公表の上、通常色のラピートブルー編成と同様になんば~関西空港間で運転されたが、運行末期には南海主催の特別ツアーが組まれ、団体専用列車として和歌山市駅にも乗り入れた。予定通り6月30日の「ラピートβ48号」をもって運行を終了し、元のラピートブルーに戻される。

テレビゲーム[編集]

機動戦士ガンダムUC
原作と同名のPlayStation 3(PS3)用ゲームソフト『機動戦士ガンダムUC』が、バンダイナムコゲームスより2012年3月8日に発売。『UC』全エピソード中、アニメ版のepisode 3までをゲーム化しており、主人公バナージ視点の物語の他に、敵陣営視点のストーリーも描かれている。通常版と特装版の2種類のパッケージで発売。
特装版には、シナンジュ強奪事件を描いた福井晴敏の書き下ろし小説『機動戦士ガンダムUC 戦後の戦争』、アニメ版のダイジェストを収録したBlu-rayビデオ「機動戦士ガンダムUC collector's Disc」が付属する。

刊行一覧[編集]

小説[編集]

単行本は角川コミックス・エースより、文庫版は角川文庫および角川スニーカー文庫の2形態で刊行。
2014年4月26日にはエース版全10巻が電子書籍化され、KODOKAWA系電子書籍ストア・BOOK☆WALKERほかで配信。

  1. ユニコーンの日(上) ISBN 978-4047139695 (2007年9月26日発行)
  2. ユニコーンの日(下) ISBN 978-4047139701 (2007年9月26日発行)
  3. 赤い彗星 ISBN 978-4047150034 (2007年12月26日発行)
  4. パラオ攻略戦 ISBN 978-4047150607 (2008年4月26日発行)
  5. ラプラスの亡霊 ISBN 978-4047150843 (2008年7月26日発行)
  6. 重力の井戸の底で ISBN 978-4047151123 (2008年10月25日発行)
  7. 黒いユニコーン ISBN 978-4047151437 (2008年12月24日発行)
  8. 宇宙と惑星と ISBN 978-4047152298 (2009年4月25日発行)
  9. 虹の彼方に(上) ISBN 978-4047152861 (2009年8月26日発行)
  10. 虹の彼方に(下) ISBN 978-4047152878 (2009年8月26日発行)

漫画[編集]

機動戦士ガンダムUC バンデシネ
作画は大森倖三による。
アニメ版をベースとしているが、地上編のエピソードが小説版「重力の井戸の底で」「黒いユニコーン」に近い形になっている。
  1. ISBN 978-4047154919 (2010年7月26日発行)
  2. ISBN 978-4047155671 (2010年11月26日発行)
  3. ISBN 978-4047156654 (2011年3月26日発行)
  4. ISBN 978-4041200209 (2011年11月26日発行)
  5. ISBN 978-4041202128 (2012年3月10日発行)
  6. ISBN 978-4041202876 (2012年6月23日発行)
  7. ISBN 978-4041205327 (2012年11月21日発行)
  8. 通常版 ISBN 978-4041206423 (2013年3月26日発行)
  9. ISBN 978-4041208441 (2013年9月26日発行)
  10. ISBN 978-4041210369 (2014年1月25日発行)
  11. ISBN 978-4041211205 (2014年6月10日発行)
機動戦士ガンダムUC テスタメント
虎哉孝征によるストーリー性を持ったMS紹介漫画[58]
機動戦士ガンダムUC 星月の欠片
森田崇による外伝漫画。本編に登場した地球連邦軍サイドの機体・パイロットについてのサイドストーリーをテレビ番組の舞台裏という形で解説する。
  1. ISBN 978-4-04-120131-2(2012年5月26日発行)
  2. ISBN 978-4-04-101681-7(2014年6月10日発行)
機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う
白石琴似による外伝漫画。本編に登場した袖付きやジオン残党軍サイドの機体・パイロットについて機付長(機体専任整備士)の視点から追ったサイドストーリー。
  1. ISBN 978-4-04-120130-5(2012年5月26日発行)
  2. ISBN 978-4-04-121119-9(2014年5月26日発行)
機動戦士ガンダムUC MSV 楔
本橋雄一による外伝漫画。UC-MSVに分類されるMSを主役機とした物語。
機動戦士ガンダムU.C.0094 アクロス・ザ・スカイ
葛木ヒヨンによる外伝漫画。逆襲のシャアとUCの間の物語。
  1. ISBN 978-4-04-120840-3(2013年8月26日発行)
  2. ISBN 978-4-04-121015-4(2014年1月25日発行)
  3. ISBN 978-4-04-121118-2(2014年5月26日発行)
機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男 Bright Noah Story
葛木ヒヨンによる外伝漫画。ブライト・ノアの視点から1st〜逆襲のシャアのストーリーを追う作品。
機動戦士ガンダムUC4コマ
谷和也によるUCアニメ版をパロディ化した4コマ漫画。ガンダムエース連載機動戦士ガンダム ハイブリッド4コマ大戦線の派生版でUC向けに再構成した作品。
  1. ももいろNT-D発動編 ISBN 978-4-04-121094-9(2014年4月24日発行)
  2. 黒いライオン大暴走編 ISBN 978-4-04-121095-6(2014年4月24日発行)
  3. 赤いアイツとドッキング編 ISBN 978-4-04-121121-2(2014年5月22日発行)
中国版
広州天聞角川動漫が中国で発行している『天漫』に連載

その他の刊行物[編集]

  • 機動戦士ガンダムUC パーフェクトガイド ISBN 978-4048543880 (2009年8月20日発行)
  • 機動戦士ガンダムUC アーカイブ 3D&設定資料集 ISBN 978-4048686778 (2010年6月発行)
  • 機動戦士ガンダムUC ビジュアルガイド episode1 ユニコーンの日 ISBN 978-4048545242 (2010年7月26日発行)
  • 機動戦士ガンダムUC ビジュアルガイド episode2 赤い彗星 ISBN 978-4048545679 (2010年11月26日発行)
  • 機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス ISBN 978-4047153608 (2010年8月26日発行)

イベント上映作品[編集]

機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two
「ガンダムフロント東京」内のドーム型映像施設「DOME-G」にて2013年8月3日より公開された映像作品。
『機動戦士ガンダムUC』から約1年前の宇宙世紀0095年12月3日、「UC計画」にビスト財団が関わることを良しとしない、とある地球連邦軍高官の指示で連邦軍が独自に組み上げたユニコーンガンダム3号機「フェネクス」と、アナハイム社のユニコーンガンダム2号機「バンシィ」の合同評価試験の際に起きた、「袖付き」の新型ニュータイプ専用機「リバウ」との交戦を描く。本作を象徴するMSであるユニコーンガンダム3号機の通称となる「フェネクス」とは、『レメゲトン』の第1部『ゴエティア』に登場する「ソロモン72柱の悪魔」の一角を担う邪悪な不死鳥の名称で、本作のサブタイトル「One of Seventy Two」の由来にもなっている。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 角川文庫版の方が設定されている発売日の関係上、1週間前後早く書店店頭に並んでいる。
  2. ^ カバー背表紙面および表紙、扉の書名の下には、小さい文字で「機動戦士ガンダムUC○」と明記されている(○には巻数が入る)。またカバー表紙面でもデザイン処理によって目立たない形ではあるが「MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN」の文字が入り、「機動戦士ガンダムUC-○○」(○○は巻数表記)の文字も帯に隠れる形で配されている。
  3. ^ 原作小説ではバンクロフトの生死は言及がないものの、該当場面の爆発は核爆発と表現されており[11]、OVA版でも明言はされないものの作画上では核爆発として描き分けられている。『機動戦士Vガンダム』で整理された設定には本作の劇中時期のMSは核爆発を起こしにくい設計になっているというものがあり[12]、原作小説でもマリーダが「よりにもよって」と不運を嘆く描写や、それでも炉心保護のためのIフィールドによって放射線が漏れることだけは防がれたという描写がされている[11]
  4. ^ 9巻冒頭での移民問題評議会議員の会話中に、名前のみ登場。
  5. ^ 自分の生存がラプラス事件を引き起こした黒幕に露呈し、家族に害が及ぶとサイアムは考えた。
  6. ^ ラプラス事件後、サイアムは二度と母と妹に会うことはなかった。
  7. ^ 原作小説では、物語序盤でビスト財団の館に飾られた「まっすぐな瞳」を向ける羊飼いを描いた油絵を見たオードリー(ミネバ)が、バナージと少し面影が似ているという印章を受ける描写があり[17]、油絵に描かれた羊飼いがサイアム自身であるとは明言されないものの、サイアムは過去に羊飼いであったと言及されている[14]。また物語の終盤、サイアムから見せられた映像に登場するラプラス事件当時の彼に対し、バナージがその横顔を「自分とよく似た」と形容する場面がある[18]。OVA版でもサイアムの過去(ラプラス事件前後)の姿はバナージと似た容姿で描かれている。
  8. ^ 名前は不明。カーディアスとマーサの実父であり、アルベルトとバナージの祖父。サイアムの跡目候補筆頭であり、生真面目な男であったとされる。連邦政府の議員や官僚に焚き付けられ、クーデターまがいの財団乗っ取りを計画していた。
  9. ^ 名前については、小説版4巻でのマーサとアルベルトとの会話中にのみ登場。
  10. ^ 小説版9巻において、マーサの思考の中に肩書きと名前のみ登場。父方か母方かは語られない。
  11. ^ フル・フロンタルの声がシャア・アズナブルと酷似しているという設定から、シャアの担当声優である池田秀一がフロンタル役に起用された。
  12. ^ その経緯は、原作者・福井晴敏書き下ろしの脚本を、池田秀一が演じた朗読劇「赤の肖像 〜シャア、そしてフロンタルへ〜」でも語られている。
  13. ^ シャアがジンネマンを選んだ理由と、当時ジンネマンがシャアの周辺にいた理由は描写されていない。
  14. ^ 『機動戦士ガンダムUC パーフェクトガイド』97頁より。小説版では「ヤス」とのみ記載。名前の元ネタは漫画家の徳光康之から。
  15. ^ 『ガンダムユニコーンエース』Vol.3までは「E.F.S.F. 星月の欠片」表記。
  16. ^ 0087年。ジャブロー防空隊司令でありながら、ティターンズが仕掛けた核の情報を知った際に部下を放置して逃げだした。それによって司令部含め、マイオスの直属の「ゾーイ・モロゾフ(少尉・18歳)」や基地内に待機していた隊員が逃げ遅れて死亡した。
  17. ^ スタッフロールでは、役名は表記されずノンクレジット扱い。だが、各所インタビューでは演者三人や製作者らが、上記三人のキャラクター名を挙げている。
  18. ^ 同年6月7日付の週間ランキングで、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』が35.7万枚で、アニメ・BD総合の最高記録を更新。
  19. ^ 同一アニメ作品のダブル1位獲得は『コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01』(2008/9/1付)、『サマーウォーズ』(2010/3/15付)に続く3作目
  20. ^ スタッフロールには記載されていないが、間接的であるが、アニプレックスもスタッフも加わっている。同社はソニー・ミュージックのグループ企業である。
  21. ^ 配信、劇場での公開日。
  22. ^ Blu-ray / DVDの発売日。
  23. ^ メ〜テレは連続放送ではないので『地上波初!機動戦士ガンダムUC 完結記念 スペシャル』と題して放送。
  24. ^ DVDではドルビーデジタルの5.1チャンネルサラウンドである。
  25. ^ プラモデル「MGユニコーンガンダム専用ビーム・ガトリングガン2丁セット」が付属する。
  26. ^ プラモデル「MGシナンジュ専用バズーカ」が付属する。
  27. ^ プラモデル「MGユニコーンガンダム専用シールド増加ユニット『アームド・アーマーDE』」が付属する。

出典[編集]

  1. ^ a b 月刊ニュータイプ」2009年10月号182頁。
  2. ^ 「福井晴敏 スペシャルインタビュー」『IN★POCKET』2008年8月号。
  3. ^ 「【3】ユニークなガンプラの製造拠点「ホビーセンター」」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年6月19日付配信
  4. ^ 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)公式サイト、NEWA & RELEASE (2009年4月25日). “「機動戦士ガンダムUC」アニメ化決定 !!”. 2009年4月25日閲覧。
  5. ^ Vol.3からVol.5は『月刊ニュータイプ』増刊号。
  6. ^ UC-MSV|機動戦士ガンダムUC[ユニコーン] - 公式サイトより。
  7. ^ 公式サイト・CIVILIAN
  8. ^ a b c d 『月刊ガンダムエース』 2014年7月号 特別付録 機動戦士ガンダムUC メモリアルBOOK II 「機動戦士ガンダムUC」完結 福井晴敏インタビュー
  9. ^ 『大人の機動戦士ガンダム大図鑑』 福井晴敏スペシャルインタビュー 105ページ。
  10. ^ a b c 『「機動戦士ガンダムUC」福井晴敏インタビュー 5年の歳月を経て完結 後編』
  11. ^ a b スニーカー文庫版第2巻119頁。
  12. ^ 『MS SAGA VOL4』より。
  13. ^ 『Febri』 Vol.23 36ページ
  14. ^ a b スニーカー文庫版第1巻27頁。
  15. ^ スニーカー文庫版第1巻50頁。
  16. ^ 小説第1巻プロローグ。
  17. ^ スニーカー文庫版第2巻39頁。
  18. ^ スニーカー文庫版第10巻107頁。
  19. ^ 『機動戦士ガンダムUC メカニック&ワールドep7』 古橋一浩監督かく語りき
  20. ^ 『グレートメカニック』DX.29 2014 SUMMER 27ページ。
  21. ^ a b 『週刊ガンダムパーフェクト・ファイル』 No.157
  22. ^ a b 『「機動戦士ガンダムUC」の始まりから終わりまで 古橋一浩監督、サンライズ小形尚弘プロデューサーインタビュー 後編』
  23. ^ 『機動戦士ガンダムUC メカニック&ワールドep7』 玄馬宣彦 episode 7 メカシーン解説
  24. ^ 『機動戦士ガンダムUC メカニック&ワールドep7』 50頁
  25. ^ 『グレートメカニック』DX.29 2014 SUMMER 25頁。
  26. ^ 『週刊ガンダムパーフェクト・ファイル』 No.156
  27. ^ 機動戦士ガンダムUC.episode1:OVA―福井晴敏が語るeposode2―
  28. ^ 『Febri』 Vol.23 18ページ
  29. ^ 古谷徹「ガンダムUC」完結に万感のコメント!池田秀一「作品に巡り合えた事は誇り」 - 2014年5月19日 芸能ニュースラウンジ
  30. ^ 『機動戦士ガンダムUC パーフェクトガイド』98頁。
  31. ^ a b 谷口隆一 (2011年2月21日). “「機動戦士ガンダムUC」「テレビ放映なし」でも大ヒット”. SANKEI EXPRESS (産業経済新聞社). http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110221/ent11022111240012-n1.htm 2011年10月5日閲覧。 
  32. ^ 『ガンダムユニコーンエース』 Vol.6 UCファイナル福井晴敏インタビューより。
  33. ^ ENTAME 2014年6月号 福井晴敏インタビュー
  34. ^ 福井晴敏原作「機動戦士ガンダムUC」、'10年春からBD化 - OVA。BD/DVDに加え、上映イベントや配信を全世界で - AV Watch 2009年8月21日
  35. ^ ガンダムUC:第1話をPS3、PSPで配信 2月20日から - 2009年12月16日 毎日jp
  36. ^ 「機動戦士ガンダムUC」プレミア完成試写会の開催が決定! - 2009年12月25日 公式ガンダム情報ポータルサイト「GUNDAM.INFO」
  37. ^ 機動戦士ガンダム UC 香港にてプレミア試写会決定! - 2010年1月27日 公式サイトより
  38. ^ ガンダムUC:アニメ史上最高のBD販売 サマーウォーズを1週で更新 オリコン毎日jp 2010年3月17日
  39. ^ オリコン BD・DVD ウィークリーランキングで売上数第1位 ガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』セルBlu-ray Discの初回出荷数7.5万枚の大ヒット! バンダイビジュアルプレスリリース(PDF) 2010年3月17日
  40. ^ 「ガンダムUC」ブルーレイ第1巻、オリコン総合1位に返り咲き! 累積は7.8万枚にアキバ総研 2010年4月14日
  41. ^ 『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』レンタル開始日決定!OCNアニメニュース 2010年4月28日
  42. ^ 「機動戦士ガンダムUC」第2話、10月30日から劇場上映決定映画.com 2010年7月21日
  43. ^ 「ガンダムUC」2巻がオリコンBDランキング首位獲得”. AV Watch (2010年11月17日). 2011年1月10日閲覧。
  44. ^ 第10回東京アニメアワード受賞者決定!「けいおん!」「機動戦士ガンダムUC」などが受賞!日刊テラフォー 2011年3月2日
  45. ^ 機動戦士ガンダムUC - Xbox.com日本マイクロソフト株式会社 2010年3月4日
  46. ^ バンダイビジュアル、「機動戦士ガンダムUC episode 3 ラプラスの亡霊」BD/DVDの発売を延期 Phile-web 2011年1月7日
  47. ^ 機動戦士ガンダムUC : DVD&ブルーレイランキングで2度目の2冠達成 オリコン毎日新聞 2011年12月7日
  48. ^ 機動戦士ガンダムUC、「第11回 東京アニメアワード2012」OVA部門にて優秀作品賞を受賞!
  49. ^ 『機動戦士ガンダムUC 5』がDVD&ブルーレイ同時首位の2冠、今年最高の初週売上にマイナビニュース 2012年6月13日
  50. ^ 機動戦士ガンダムUC episode 1〜6の地上波放送が決定!!機動戦士ガンダムUC[ユニコーン] 2014年4月25日
  51. ^ 2010年03月第2週の邦楽シングルランキング情報 ORICON STYLE
  52. ^ Kylee、自身初のオリコンTOP10入り!CDJournal.com ニュース 2010年11月1日
  53. ^ 『ガンダムUC』の舞台裏 - BD-Liveの"キホンのキ”をキュー・テックで探る!ファイル・ウェブ 2010年4月6日
  54. ^ 「機動戦士ガンダムUC×特急ラピート 赤い彗星の再来 特急ラピート ネオ・ジオンバージョン」4/26(土)発進! 記念特急券引換券・記念入場券・記念グッズを発売します - 南海電鉄プレスリリース 2014年4月10日
  55. ^ 「見せてもらおうか、期間限定ラピートの性能とやらを・・・。」機動戦士ガンダムUC×特急ラピート 発進! 南海電鉄特別サイト
  56. ^ 通常より3倍速い? 南海ラピートが「赤い彗星」に…「ガンダムUC」とタイアップ - 2014年4月10日 Response
  57. ^ シャアの声優・池田秀一さん 赤い彗星ラピートセレモニー!機動戦士ガンダムUC | Mobile Suit Gundam Unicorn Full Frontal Char's Voice Actor - You tube 大阪観光チャンネル 2014年4月26日公開
  58. ^ 同書190頁のあとがきより。

関連項目[編集]

  • 貴婦人と一角獣 - 作中に『我が唯一つの望みに(À mon seul désir)』が登場している。
  • ライナー・マリア・リルケ - 作品冒頭および末尾にて、晩年の作品である『オルフォイスへのソネット』から一部が引用されている。

外部リンク[編集]