かぐや姫の物語

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かぐや姫の物語
監督 高畑勲
脚本 高畑勲、坂口理子
製作 氏家齊一郎
出演者 朝倉あき
高良健吾
地井武男
宮本信子
音楽 久石譲
主題歌 二階堂和美「いのちの記憶」
編集 小島俊彦
製作会社 スタジオジブリ
配給 東宝
公開 日本の旗 2013年11月23日
韓国の旗 2014年6月4日
台湾の旗 2014年6月13日[1]
フランスの旗 2014年6月25日
香港の旗 2014年7月12日[2]
アメリカ合衆国の旗 2014年10月17日(予定)
ドイツの旗 2014年11月20日(予定)[3]
上映時間 137分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
製作費 51.5億円[4]
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かぐや姫の物語』(かぐやひめのものがたり)は、『竹取物語』を原作とした高畑勲監督・スタジオジブリ制作の日本アニメーション映画2013年11月23日に公開された。キャッチコピーは「姫の犯した罪と罰」。

高畑による監督作品は1999年の『ホーホケキョ となりの山田くん』以来、14年ぶりとなる。

概要[編集]

日本のアニメ映画としては破格ともいえる、企画開始から8年の歳月と50億円を超える製作費が投じられた[5]。技法面では、『ホーホケキョ となりの山田くん』で導入された、アニメーターの描いた線を生かした手書き風のスタイルが本作でも使用された。加えて、背景も動画に近いタッチで描かれ、両者が一体となり「絵が動く」ような画面をもたらしている[6]

あらすじ[編集]

昔、山里に竹を取って暮らす翁と媼がいた。早春のある日、翁によって光り輝くタケノコの中から見つけられた姫は、まもなく赤子の姿へと変わり、翁と媼によって「天からの授かりもの」として育てられる。半年余りで少女へと成長した姫は、少年・捨丸をはじめとする近くに住む木地師の子どもたちから「タケノコ」と呼ばれ、自然の中で彼らと遊びながら天真爛漫に育つ。子どもたちが口ずさむ自然の営みをたたえる童歌を、幼い頃から姫は知っていたうえに、節と歌詞の異なるもう一つの歌も覚えていた。その歌を歌って姫は目に涙を浮かべるが、その理由は自分でもわからなかった。

一方、光る竹から黄金や豪奢な衣を授かる体験を繰り返した翁は「天が姫を立派に育てよと命じている」と考え、「高貴の姫君に育てて貴公子に見初められることが姫の幸せである」と都に屋敷を建てて秋に一家で移り住む。

姫は、翁が宮中から招いた女官の相模から「高貴の姫君」としての躾けを受ける。習い事の間は遊んでばかりの姫だったが、やれば何事もきちんとこなすのだった。やがて姫は「なよたけのかぐや姫」の名を与えられ、成人儀礼(裳着)と披露目の宴が行われる。だが、酔った宴の客から「顔を見せろ」という暴言を耳にした姫は屋敷を飛び出し、装束も脱ぎ捨てて肌着一枚の姿で故郷の山にたどり着く。木地師たちの姿はなく、出会った炭焼きの男から木地師は10年はここには戻らないと聞かされる。冬景色の山は死んだのではないかという姫に、男は木々は我慢しながら春の訪れを待っているのだと答えた。雪の中で行き倒れた姫は、気が付くと元の装束をまとって屋敷に戻っていた。

それ以来、姫はふざけることをやめ、行儀よく振る舞うようになった。春、屋敷の前は姫との交際を求める男であふれ、ついには5人の公達(車持皇子石作皇子阿部右大臣大伴大納言石上中納言)が揃って求婚に訪れる。姫を珍しい宝物に例えてたたえる公達に対し、姫は自分を思う気持ちの証として宝物を持参するよう答えた。公達は唖然として引き上げ、相模も結婚を拒んだ姫に呆れて屋敷を去る。公達が帰ったのを見て門前の男たちも姿を消した。これを喜んだ姫は、媼や侍女の女童を伴って花見に出かけるが、桜の木の下で自分にぶつかった子どもの家族が平伏して立ち去ったことにショックを受けて帰路につく。その途上、物盗りの疑いで追われる捨丸と偶然顔を合わせ、さらに悲しむのだった。

3年後、宝物を持参したと称する公達が現れたが、贋物であったり、姫の関心を引くために巧言を弄したことが暴かれる。宝物を得るために石上中納言が死んだことで、姫は自らを責める形で悲嘆した。だが、次には御門が姫を宮中に招こうとする。命に代えても出仕しないという姫に、御門は忍びで屋敷を訪れ、姫を抱きすくめて連れて行こうとする。その瞬間、姫の姿はかき消え、しばらくして現れた。御門は引き上げたが、それ以来姫は月夜には一人で空を見上げるようになった。翁と媼が理由を問うと、姫は自分が月から地上におろされた者だと明かし、御門の訪問の時に無意識に月に「ここにいたくない」と助けを求めたため、今月の15日には月に帰らざるを得なくなったと述べる。姫の幸せだけを願ってきたのにという翁に、姫は翁の願った「幸せ」が自分には辛かったと吐露するが、御門の来訪で自らの出自と地上に来た理由、童歌の意味を思い出した今、このまま月には帰りたくないと泣き伏した。

姫は媼に、月で以前地上から戻ってきた天人[注釈 1]が、「本当に待っているのならすぐにでも帰ってくる」という意味の歌(もう一つの「童歌」)を口ずさみながら涙するのを見た経験を語り、今ならその天人の気持ちがわかる、自分ももう一度帰りたいと話す。媼は姫を故郷の山に向かわせる。山には成長した捨丸をはじめとする木地師たちが戻ってきたところだった。捨丸と再会した姫は、捨丸となら幸せになれたかもしれないがもう遅すぎる、逃げられないと語る。それでも「おまえと逃げたい」という捨丸に姫は喜び、二人は不思議な力で空中を舞い、抱き合った。だが空に月が現れたとき二人は離ればなれとなり、その逢瀬は捨丸には夢として認識されるのみだった。

8月15日の夜、武士たちが警備する翁の屋敷に、姫を迎える天人たちの一行が雲に乗って訪れる。天人は守りを固めていた者たちを眠らせ、姫の正気を失わせてその体を雲の上に招き寄せる。天人に勧められるまま地上の記憶を失う天の羽衣を着ようとしたとき、女童と子どもたちが歌う童歌を聞いて姫は我に返る。姫は天人に今少しの猶予を請い、翁と媼に泣きながら別れを告げた。月に戻れば心が乱れることもなく地上の穢れも消えると言う天人の女官に、姫は地上は穢れてなどいないと抗弁するがその途中で羽衣を着せかけられる。姫は一行とともに月へと去っていった。その途中、地球を振り向いた姫は、地上の記憶がないにもかかわらず、目に涙を浮かべていた。

登場人物[編集]

※かぐや姫を除き、作中の登場順。読み仮名は公式サイトに基づく[7]

かぐや姫(かぐやひめ)
声 - 朝倉あき/幼少期・内田未来
本作の主人公。光るタケノコの中から現れた[注釈 2]ときには、手に乗るほどの大きさの幼女の姿であったが、まもなく普通の赤子に変じた。翁と媼からは一貫して「姫」と呼ばれる[注釈 3]。約半年あまりで少女[注釈 4]に成長した。その成長ぶりに木地師の子どもたちからは「タケノコ」と呼ばれるようになり、都に行く前には自らも称する場面がある。
裳着の際には成人貴族の化粧(お歯黒引眉)を拒んだが、披露目の宴から脱走した事件の後はそれを受け入れた。しかし、公達を退散させたあとにお歯黒をぬぐい去り、眉も元に戻している[注釈 5]。都暮らしには十分馴染まず、慰みとして屋敷の裏庭で草花を育て故郷を模した箱庭を作ったりしたが、石上中納言の訃報を聞いたときに「偽物(の野山)」だと破壊した。御門からの出仕の命には翁に対して、拒否が御門の命に背くなら自分を殺してほしい、(御門が授けるとした)官位が翁の幸せになるなら、御門のところに行って官位が与えられるのを見届けてから自害すると答えている(ほぼ原作通りの内容)。
翁(おきな)
声 - 地井武男三宅裕司(特別出演)
かぐや姫の育ての父。名前は本作では「讃岐造(さぬきのみやつこ)」とされている[11][注釈 6]。竹から黄金や衣を授かって以来、姫を「高貴の姫君」に育てることが姫の幸せと信じて疑わないキャラクターとして描かれる。都の貴族からは成り上がり者と見られており、かぐや姫の名付けの祝宴に訪れた貴族から「名付けのためにいくら金を出したか」と絡まれたり、石作皇子がかぐや姫を「成金の娘」と表現する場面がある。
媼(おうな)
声 - 宮本信子[注釈 7]
かぐや姫の育ての母。姫が赤子の姿になったあと突然母乳が出るようになり、姫に授乳している。都に移り住んでからも、「落ち着く」という理由で機織りや野菜作り、炊事といった下働きにいそしみ、姫が草花を育てた裏庭も元は媼が野菜を育てていた場所である。姫の理解者として振る舞い、悲しんだり落胆した姫の肩に手をかける描写が複数ある。御門からかぐや姫を出仕させる命を受けて欣喜する翁には、姫の気持ちがまだわからないのかとたしなめた。原作においては出番がほとんどなく、描写の大半は本作のオリジナルである。
捨丸(すてまる)
声 - 高良健吾
本作のオリジナルキャラクター。木地師の子どもたちのリーダー格で、登場時の年齢は絵コンテでは「13歳」と記されている[12]。他の子どもたちや姫からは「捨丸兄ちゃん」と呼ばれる。山を去ったあと、都で何人かの仲間と物盗りのようなことをしていた(後の発言では、食料に困ったときやむを得ずやったといったニュアンスで述べている)。姫が月に帰る直前、山を訪れたときには大人に成長し、妻子もいた(姫は妻子は見ていない)。
女童(めのわらわ)
声 - 田畑智子
かぐや姫の身の回りの世話をする侍女見習いの少女。本作オリジナルのキャラクター。外出できない姫のために桜の枝を折ってきたり、姫と屋敷の庭で羽根突きをしたりする場面がある[注釈 8]。姫が月に帰る夜は、姫がこもる塗籠の前で薙刀を持って守りについていたが、天人たちが来る前に外に出、子どもたちと童歌を歌っていた。この歌が、雲の上に引き上げられた姫を我に返らせている。
相模(さがみ)
声 - 高畑淳子
翁が姫の教育係として宮中から招いた女官で本作のオリジナルキャラクター[注釈 9]。立ち居振る舞いや、手習いなどを教える。ふざける姫に手を焼きながらも、やれば見事なできばえであることは認めざるを得なかった。貴族のしきたりや常識に疑いを持っておらず、5人の公達からの姫への求婚を見たときには、姫はなんと幸せなのかと感想を漏らしている。「会ったこともない人とは添えない」と公達との面会を拒む姫に、翁が落胆するだろうと述べて翻意させた。しかし、姫が難題を出して縁談を断ったことに驚き、「もう何も教えることはない」と屋敷を辞去した。姫が月に帰っていくときには、斎部秋田と月見の宴をしていた。
斎部秋田(いんべのあきた)
声 - 立川志の輔
宮中の祭祀を担当する斎部氏の一人。翁が姫の名付けを頼んだ相手。初老の人物として描かれている。翁の屋敷を訪れた際に地面で猫と戯れる姫を見て「なかなか愛らしい姫君」と評し、その後の対面の場で姫に「なよたけのかぐや姫」と命名した。宮中の花見の宴の際に石作皇子にかぐや姫について問われ、それに答えたことが他の公達にかぐや姫への関心をかき立てるきっかけとなる(その際、かぐや姫が翁の実の娘ではなく、「竹から生まれた」と述べている)。
炭焼きの老人(すみやきのろうじん)
声 - 仲代達矢[14](特別出演)
姫が故郷の山に戻ったときに出会った男。木地師は木の枯渇を防ぐために移動して10年は戻ってこないと教え、芽を出した木の枝を見せて春がまた巡ってくることを姫に告げる。
車持皇子(くらもちのみこ)
声 - 橋爪功
5人の公達の一人。「蓬莱の玉の枝」を求められ、本作では最初に宝物を持参する公達として描かれている[注釈 10]。姫から宝物を手に入れた経緯を問われて、身振りを含めた迫真の語りを演じるが、宝物は職人に作らせた贋物で、その場に職人が代金の支払いを求めて訪れたことで露見した。このエピソードはほぼ原作通りである。
石作皇子(いしつくりのみこ)
声 - 上川隆也
5人の公達の一人。美男子として描かれている。原作とは持参する宝物やエピソード、順番が変えられており、「仏の御石の鉢」を求められたのに対して、レンゲソウの花を持参する[注釈 11]。「姫の求めているものは宝ではなく真心と気づいた」「都を捨てて自然とともに生きることが望み」と述べて姫の心を動かすが、実は気に入った女性を甘言で誘っては捨てている人物であることが、正妻である北の方に暴かれてしまう。最初の登場時には口元にひげを生やしているが、再訪時にはひげのない顔になっていた[注釈 12]。また、再訪時に屋敷の縁側に腰掛けて話す場面がある。これは『源氏物語絵巻』「東屋」での君が取ったポーズをモチーフとしている[15][16]
阿部右大臣(あべのうだいじん)
声 - 伊集院光
5人の公達の一人。肥満体の人物で、常に化粧(白粉口紅)をしている。火にくべても燃えずにより輝く「火鼠の皮衣」を求められる。多くの財をつぎ込んで手に入れたものの、姫からの求めで火にかけ、贋物であることが露見した。宝物とそれにまつわるエピソードはほぼ原作通りである。
大伴大納言(おおとものだいなごん)
声 - 宇崎竜童
5人の公達の一人。武人系の貴族として描かれており、翁の屋敷にも牛車ではなく騎馬で赴いている。「龍の首の珠」を求められ、実際に筑紫の海まで取りに出かけたが、手に入れることはできなかった。原作にある後日談(逃げ帰って顔を病気で腫らし、目がスモモのようになる)は描かれないものの、それ以外の宝物のエピソードはほぼ原作通りである。かぐや姫が月に帰る際には、御門を囲んで月見をする公達の中にいた。
石上中納言(いそのかみのちゅうなごん)
声 - 古城環[注釈 13]
5人の公達の一人。年若い貴族として描かれており、翁の屋敷には騎馬で訪れた。「子安貝」を求められ、実際にツバメの巣に近づいて取ろうとしたが落下、腰を強打したことが原因で亡くなる。この経緯はほぼ原作通り(落下していたとき手にしていたのがツバメの糞から、卵から孵化したばかりの雛に変えられている)だが、事故から亡くなるまでの間にかぐや姫と歌のやりとりがあったというエピソードは本作にはない。
北の方(きたのかた)
声 - 朝丘雪路(友情出演)
石作皇子の正妻で、本作のオリジナルキャラクター。美しいとはいえない器量の持ち主。石作皇子がレンゲソウの花を持って翁の屋敷を訪れた際に後を追い、御簾の裏側で皇子の話を聞いていたかぐや姫と入れ替わった。皇子が御簾を払いのけてかぐや姫に突進したとき、そこには憤怒の表情の彼女が座っていた。北の方は皇子の行状を暴き立て、皇子は平伏するばかりだった。
御門(みかど)
声 - 中村七之助
下顎の尖った容貌をしている。漢詩屏風を飾り、椅子に座るなど「中国かぶれの人物」として描かれている[17]。5人の公達の求婚を拒んだかぐや姫は自分の元に来たがっていると考え、姫の出仕と翁への官位の授与を命じる。姫が出仕を断ったため、自ら忍びで翁の屋敷を訪れ、姫を連れ去ろうとした。原作ではこのあと約3年にわたってかぐや姫と文のやりとりをするがその下りは本作にはなく、月からの迎えが来るときに警護の兵を翁の屋敷に遣わせたり、かぐや姫が形見に残した「不老不死の薬」を燃やさせたりしたエピソードも用いられていない。姫が月に帰るときには4人の公達(死亡した石上中納言以外)と月見をしていた。
月の王
かぐや姫を迎えに訪れる天人の王。「月の王」という名前は絵コンテによる(言葉を発しないのでセリフも存在しない)。阿弥陀如来に酷似した姿をしている[注釈 14]
女官
声 - 朝倉あき[注釈 15]
かぐや姫を迎えに訪れた天人の一人。名前は絵コンテによる。地上の記憶を失う天の羽衣を姫に着せる役目。翁・媼との別離を悲しむ姫に、月に戻れば心乱れず地上の穢れもぬぐい去れると、早くすませることを促す。絵コンテには「こういう愁嘆場は好きではない」と記されている[20]

製作[編集]

企画の原点[編集]

かつて高畑勲が入社した直後(1959年)の東映動画(現・東映アニメーション)において、内田吐夢監督による『竹取物語』のアニメーション映画の企画が持ち上がった。この企画は様々な事情により実現しなかったが、この際、高畑が創案したものの没となったプロットが本作の大元になっている[21][22][注釈 16]

製作過程[編集]

『ホーホケキョ となりの山田くん』に続く高畑勲の監督作品企画として、2000年代前半には『平家物語』が有力な候補であった[23]。しかし、高畑から不可欠なスタッフと指名された田辺修が暴力的なシーンの描写に同意しなかったことなどが理由となり、断念される[23][注釈 17]。2005年頃に鈴木敏夫は、高畑がかつて『竹取物語』はいつか映像化すべきと述べていたことを思い出し、企画として提案する[23]。専任担当者も配置されてスタートしたが、企画を進めるのに必要な絵を田辺が全く描けなかったことで2005年末には企画は中断する[23]。この段階では高畑は監督を引き受けることを明言していなかった[23]

ゲド戦記』公開後の2006年に企画が再開し、西村義明が担当に加わる[23][25]。鈴木敏夫は新たな企画として山本周五郎の『柳橋物語』を提示し、2007年に初めて田辺はキャラクターの絵を描いたが、高畑はこの絵では映画を作れないと拒否、自ら赤坂憲雄の『子守り唄の誕生』をベースとした企画を提案した[23][24]。この企画には1年以上が費やされ、その間に高畑は監督を引き受けることを了承したものの、映画化は困難という結論になる[23][24][25][注釈 18]。2008年春、再度『竹取物語』に企画が戻り、同年5月8日に正式に決定した[23][24][25]。しかし、田辺の絵の作業が進まず最初の担当者が降板、残った西村は脚本を先に作ることにする[23]。西村の知人の脚本家[注釈 19]により2009年2月に初稿が完成するが高畑の意向と合わず、次いで高畑自身が執筆に当たったものの進捗が遅かったため、坂口理子を加えて検討が進められ、10月に準備稿が完成した[23][25]。この準備稿により、スタジオジブリでの制作が正式に決まる[23]。これに前後して、9月29日に「準備室」がジブリ本体が入る第1スタジオの一角に開設され、12月より田辺修による絵コンテ作業が開始された[23][25]

この間、2009年10月の第62回ロカルノ国際映画祭にて高畑の新作映画が『竹取物語』を原作にしたものであることが明かされ[26]、2010年1月には『週刊文春』の記事で高畑自身が『竹取物語』を原作に『鳥獣戯画』のようなタッチで描いた作品であると述べた[27]。『週刊文春』で高畑は「ストーリーは変えずに印象が全く違う作品にしたいと思っています。なかなか進まなくてだいぶ先になっちゃうかもしれませんが」と語っている。

2010年6月に東小金井駅南側に専用スタジオが開設され、同月には美術監督として男鹿和雄の参加が決まる[23]。だがその後も、田辺と高畑による絵コンテやキャラクターの絵作りの進行は依然として遅かった。停滞打破に向けてパイロットフィルム制作が鈴木敏夫から社命として下り、2011年に完成したが、長編映画になりうるかという点での社内の評価は厳しかった[25]。次の手段として、キャラクターのイメージを得ることも目的に、台詞のプレスコを実施することとなる。最初のプレスコは2011年8 - 9月に実施された[25][注釈 20]。また、絵コンテ作業の進捗改善のため、田辺以外の人物によってベースとなるラフコンテの作成がおこなわれた[注釈 21]。2011年秋、スタジオジブリ社内で、本作と宮崎駿監督作品『風立ちぬ 』の同時公開が決定される[25]。西村義明は、この決定は高畑を奮起させてスケジュールの回復を促すために鈴木敏夫と仕組んだ「大博打」だったと記している[30]

2012年2月にはさらに広い「第7スタジオ」に制作拠点を移動[23][25]。2012年12月13日に『風立ちぬ』と同日に劇場公開[31][32][33]と発表されたが、現場ではこの直前の11月に約1ヶ月作業がストップし、制作続行が問われる事態に陥る[25][34]。スタッフ増員の上、続行と決定[25]するが、同時公開に対しては微妙な状況だった[注釈 22]。結局、2013年2月4日、同年秋への公開延期が発表された。その後、8月になって公開日が同年11月23日となることが発表された[35]

本作の製作決定の背景には、高畑監督作品とりわけ『ホーホケキョ となりの山田くん』を気に入った日本テレビ会長(当時)・氏家齊一郎の「高畑監督の新作を見たい」という意向があったという[36]。氏家は作品の完成を見ることなく2011年3月に他界したが、その関わりゆえに宣伝素材や作品クレジットに「製作」として名が記されることになった[36]。なお、絵コンテ集月報掲載の「『かぐや姫の物語』への道」には、氏家からこの発言があったのは『子守り唄の誕生』の企画を進めていた時期と記されている[23]

音楽[編集]

2012年の発表では池辺晋一郎の担当とされたが、2013年に入ってから久石譲に変更された。久石が高畑作品を担当するのは初めてのこと[37]。久石の参加は、制作遅延に伴う公開予定の変更により、『風立ちぬ』とバッティングしなくなったことで可能になったものである[38]

キャスティング[編集]

本作でもジブリアニメ作品の多くにみられるように一般芸能人を多数キャスティングしているが、その中の一人である地井武男にとっては本作が遺作となった[39]。セリフの収録は作画完成前に声を吹き込むプレスコ形式を採用していたため2011年には既に収録が終了しており、体調を崩す前の演技が確認できる[39]。ほとんどのシーンは地井が担当したが、地井の死後、完成間近にセリフの変更や息づかいの調整が行われた計6シーンの再収録にあたり、一部代役を三宅裕司が務め、アフレコが行われた[40]

主人公のかぐや姫役はオーディションとなり、約300人の候補者(最終的に約50人に絞り込まれた)の中から朝倉あきが選ばれた[41]。決め手になったのは、朝倉の悲しみ方に「悔しさがこもっていたこと」であると西村義明は述べている[41]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

いのちの記憶
作詞・作曲・歌 - 二階堂和美[42]ヤマハミュージックコミュニケーションズ

劇中歌[編集]

わらべ唄
天女の歌
作詞 - 高畑勲坂口理子
作曲 - 高畑勲[43]

(サントラ/徳間ジャパンコミュニケーションズ)

封切り[編集]

全国456スクリーンで公開され、2013年11月23日、24日の初日2日間で興収2億8,425万2,550円 動員22万2,822人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった[44]。公開9週目時点でランキング11位となり、累計観客動員184万9,467人、累計興収22億1,756万5,750円[45]

2014年3月、フランスで同年の6月25日に公開されることが発表された[46][47]

2014年3月12日、アメリカのGKids Filmが本作の北米における上映権を取得し、「今年の後半」にリリースすると発表したことが報じられた[48][49][50][51]

2014年4月30日、韓国のテウォンメディアは、韓国での封切り日を6月4日と告知した[52]

2014年7月、英語版の吹き替えキャストが発表され、かぐや姫役はクロエ・モレッツが担当する[53]。北米での公開は10月17日の予定[53]

受賞・ノミネート[編集]

また、監督の高畑勲は2014年の東京アニメアワードで特別賞「アニメドール」を受賞したが、その授賞理由として本作への評価が挙げられている[63]

ノベライズ[編集]

共同脚本を執筆した坂口理子によるノベライズ版が2013年10月に角川文庫から刊行された。ほぼ映画のストーリー通りであるが、冒頭と末尾にオリジナルのシーンが含まれている。このうち冒頭(「序章」)の節は、本作の元になったコンセプト(原作で言う「昔の契り」に当たる、月世界での約束)を表現するシーンであるが、「『かぐや姫の本当の物語』を探り当てさえすれば、プロローグなどなくていい」という理由により映画では割愛されたと高畑勲は記している[21]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 羽衣伝説の天女であることが画面で暗示されている。
  2. ^ プロデューサーの西村義明によると、竹の幹ではなくタケノコから出現する設定なのは、高畑勲が「なぜ竹が光るのか」という点に納得のいく説明を求めた結果である。「タケノコから出る光が竹に当たった」という解釈により、この描写になった[8]
  3. ^ 絵コンテや坂口理子のノベライズ版では、セリフ・地の文(ト書き)を問わず、カタカナで「ヒメ」と記した箇所が多数存在する。
  4. ^ 絵コンテには都に行く直前「12歳くらい」と記載がある[9]
  5. ^ これらの描写について高畑勲は「(眉が元に戻るのは)かぐや姫の晴れ晴れした気持ちを見せたいからでめちゃくちゃです。お歯黒だってあんなに簡単には取れませんよ」とインタビューで述べている[10]
  6. ^ 『竹取物語』における翁の名前はテキストによって「さかきのみやつこ」「さぬきのみやつこ」の2種類存在する。
  7. ^ 他に作中のナレーションも担当。
  8. ^ 羽根突きの描写について、高畑勲は絵コンテで「羽根突きは室町時代に毬杖が変化して生れた、とウィキ他にあるが、毬杖はホッケーのようなスポーツであり、ちがいが大きすぎてにわかには信じがたい」「平安に羽子板があったという文献はないらしいが、なかったという文献もない」と記している[13]
  9. ^ 実在した歌人の相模との関係は明言されていない。
  10. ^ 原作では石作皇子が最初。
  11. ^ 原作では最初に姫に宝物を持参するが、その正体は寺にあったただの鉢であった。
  12. ^ 絵コンテでは一貫してひげがない。
  13. ^ スタジオジブリの制作部長。プレスコ時に人選に苦慮していた高畑監督からの指名でオーディションを受け、配役に決まった(パンフレットによる)。スタッフとしては「音響制作デスク」としてクレジットされている。
  14. ^ 高畑勲は、天人がやってくる場面のモチーフが「阿弥陀来迎図」にあることをインタビューなどで認めている[18][19]
  15. ^ クレジットやパンフレットには記載なし。『ロマンアルバム エクストラ かぐや姫の物語』に言及がある(pp.91、163、169)。その意図について高畑勲は「かぐや姫もまかり間違えばこうもなりうるという、合わせ鏡のような感じにならないかと思って」と述べている(p.163)。
  16. ^ 内田による正式なプロット募集より前に、演出・企画志望の新人に対する課題として与えられたが、その段階で没となり、正式な募集には提出しなかった。
  17. ^ 西村義明は、このほかに「アイヌの民話」や「宮沢賢治の作品」も候補としてあがったことがある(がすべて田辺が絵を描かずに頓挫した)と述べている[24]
  18. ^ ただし、この企画で描かれた子どもや赤ん坊のキャラクターは、本作前半の描写に生かされることになる[23]
  19. ^ 『ロマンアルバムエクストラ かぐや姫の物語』の西村へのインタビューでは櫻井圭記とされている(p.166)。
  20. ^ プレスコは2012年にも実施されている[28][29]
  21. ^ クレジットにおいて「絵コンテ補佐」とされたスタッフがこれに該当する。最終的には田辺によってリライトされている[8]
  22. ^ 2013年公開のドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』には、この時期『風立ちぬ』との同時公開が可能かどうかを巡って議論する西村と鈴木の姿が映されている。

出典[編集]

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  1. ^ 高畑勳動畫電影《輝耀姬物語》6 月在台上映 預售套票線上開賣
  2. ^ 2014 July releases - 電影市場學(facebook)
  3. ^ "Wie der Wind sich hebt": Der letzte Film von Anime-Meister Hayao Miyazaki kommt in die deutschen Kinos - FILMSTARTS(2014年5月28日)
  4. ^ 「いくらあっても使う…」鈴木Pが語る宮崎駿の“金遣い”【ジブリ】”. 女性自身 (2013年12月6日). 2013年12月6日閲覧。
  5. ^ 映画HOT NEWS - 東宝ウェブサイト(2013年11月7日)
  6. ^ 高畑勲監督「かぐや姫の物語」で「日本のアニメにとって一歩進めた」と自信 宮崎監督引退は「変わる可能性も」”. ねとらぼ. ITmedia (2013年11月7日). 2014年3月10日閲覧。
  7. ^ かぐや姫の物語 登場人物、『かぐや姫の物語』公式サイト、2014年3月9日閲覧。
  8. ^ a b 西村義明プロデューサーインタビュー第3回 コンテ作業の長い旅ウェブアニメスタイル「特集 アニメーションとしての『かぐや姫の物語』
  9. ^ 『絵コンテ全集』p.201
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参考文献[編集]

  • 『スタジオジブリ絵コンテ全集20 かぐや姫の物語』徳間書店、2013年
  • 『ロマンアルバム エクストラ かぐや姫の物語』徳間書店、2014年
  • ユリイカ』2013年12月号(特集・高畑勲『かぐや姫の物語』の世界)、青土社
  • 美術手帖』2014年1月号(特集・『かぐや姫の物語』の衝撃)、美術出版社

関連項目[編集]

  • 羽衣伝説 - かぐや姫が罪を犯す遠因となるわらべ歌にからんで、天女側の後日譚が創作されている。

外部リンク[編集]