アヌシー国際アニメーション映画祭

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アヌシー国際アニメーション映画祭 (アヌシーこくさいアニメーションえいがさい、Festival International du Film d'Animation d'Annecy)は、毎年6月にフランスアヌシーで開催されるアニメーションを専門に扱う国際映画祭である。1960年カンヌ国際映画祭からアニメーション部門を独立させ、設立された。

概要[編集]

  • ASIFA(International Animated Film Association、国際アニメーション映画協会)公認の国際映画祭であり、アニメーション映画祭としては世界最大規模を誇る。
  • 当初は隔年開催であったが、 1997年以降は毎年実施されている。
  • ノミネート作品は市内の映画館のほか、夜間に野外でも上映される。また、それ以外にも古今の作品が巨大なスクリーンで上映されている。
  • 映画祭の花形は短編映画(短編作品部門)であり、最終日となる土曜日の夕方に各部門の受賞作品が発表される。

カテゴリー[編集]

クレイアニメ、人形アニメ、切り紙アニメなどを含む様々な技法で制作された作品が、下記のカテゴリーごとに審査される(2007年現在)。

  • 短編作品部門
  • 長編作品部門
  • テレビシリーズ部門
  • テレビスペシャル部門
  • 教育・科学・産業用作品部門
  • 広告作品部門
  • ミュージックビデオ部門

それぞれにつき、複数の賞が設定されている。2003年から、最高賞グランプリ(短編作品に贈られる)の名称が「アヌシー・クリスタル賞」、長編作品グランプリの名称が「クリスタル賞」に変更された。また近年、海外からの参加を増やすため、ノミネート枠の拡大や賞の追加が行われた。

マーケット[編集]

同映画祭には世界最大規模のアニメーション見本市、MIFA(Marché international du film d'animation)が併設されている。例年、映画祭開催期間中の3日間行われ、世界約60ヶ国のアニメ・ビジネス関係者が参加する。毎年開催される代表的なアニメーション見本市としては他に、東京国際アニメフェアがある。

日本の受賞者および作品[編集]

1963年
久里洋二監督『人間動物園』短編部門審査員特別賞
1973年
川本喜八郎監督『鬼』短編部門エミール・レイノー賞
1975年
古川タク監督『驚き盤』短編部門審査員特別賞
1977年
川本喜八郎監督『道成寺』短編部門エミール・レイノー賞
1993年
宮崎駿監督『紅の豚』長編部門グランプリ
1995年
高畑勲監督『平成狸合戦ぽんぽこ』長編部門グランプリ
1998年
黒坂圭太監督『パパが飛んだ朝』アニメーテッド・シークエンス部門最優秀賞
2003年
山村浩二監督『頭山』短編部門アヌシー・クリスタル賞(最高賞グランプリ)
2007年
細田守監督『時をかける少女』長編部門特別賞
2008年
加藤久仁生監督『つみきのいえ』短編部門アヌシー・クリスタル賞(最高賞グランプリ)
2010年
川村真司監督『日々の音色』ミュージックビデオ部門最優秀賞
2011年
原恵一監督『カラフル』長編部門特別賞&観客賞
2012年
水江未来監督『MODERN No.2』短編部門SACEM賞(音楽賞)
2014年
高畑勲監督 名誉クリスタル賞
西久保瑞穂監督『ジョバンニの島』長編部門審査員特別賞[1]
新井風愉監督『Tissue Animal』コマーシャル部門グランプリ[1]
水江未来監督『WONDER』短編部門CANAL+CREATIVE AID賞(仏テレビ局賞)[2]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]