ヤン・シュヴァンクマイエル
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| ヤン・シュヴァンクマイエル |
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| 本名 | Jan Švankmajer | ||||
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| 生年月日 | 1934年9月4日(74歳) | ||||
| 出生地 | チェコスロバキア、プラハ | ||||
| 国籍 | |||||
| 職業 | 芸術家、映像作家、映画監督 | ||||
| 配偶者 | エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー 芸術家(1940-2005) | ||||
| 家族 | ヴァーツラフ・シュヴァンクマイエル 息子、芸術家 | ||||
| 主な作品 | |||||
| 『対話の可能性』(短編)、『アリス』(長編)、『ファウスト』(長編)、『悦楽共犯者』(長編) | |||||
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| ヤン・シュヴァンクマイエル | |
|---|---|
| 生誕 | 1934年9月4日 チェコスロバキア プラハ |
| 職業 | 芸術家 アニメーション作家 映像作家 映画監督 |
| 配偶 | エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー |
ヤン・シュヴァンクマイエル(Jan Švankmajer、男性、 1934年9月4日 - )は、チェコスロバキア・プラハ生まれのシュルレアリストの芸術家、アニメーション作家・映像作家、映画監督。
アニメーション作家・映画監督としての業績で著名だが、シュルレアリストとしてドローイングやテラコッタ、オブジェなどの分野でも精力的に活動している。また、妻のエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーも、アニメーションをはじめとした各種の表現活動で共同作業を行っていた。
目次 |
[編集] 来歴
ヤン・シュヴァンクマイエルは、1934年にプラハで、陳列窓の装飾家である父と裁縫婦の母に生まれた。1954年にプラハの工芸高等学校を卒業し(高校在学中にシュルレアリスムに触れた)、チェコ国立芸術アカデミー演劇学部人形劇科に入学した。ここでいくつかの演劇作品に関わった。1958年から1960年まで兵役についたあと、シュルレアリストとして知られるエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーと結婚。その後仮面劇や人形劇の仕事を続け、またこのころからオブジェの制作を始めた。
その後はラテルナ・マギカに移り、1964年にクラートキー・フィルム・プラハで最初の映画作品『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』を発表。以後、多くの短篇映画作品や『アリス』『ファウスト』などの長編作品を製作している。
[編集] 作風
実写でもアニメーションでも、「食べる」という行為を頻繁に扱うことが多く、作中に登場する食べ物は不味そうに見えたり、執拗なまでに不快感を催すような描写がされる(例えば、人物がものを食べるときの表現で、やたらと口を画面いっぱいに広がるぐらいにズームしたりする)。この理由のひとつに、本人が子供の頃から食べるということが好きではなかったからだと発言している(「シュヴァンクマイエルのキメラ的世界 幻想と悪夢のアッサンブラージュ」より)。
「食」に関わるもの以外では、性的(エロティック)なメタファーが多く用いられるほか、両開きのタンス・引き出し付きの木の机・動く肉片や衣装など、複数の映像作品に繰り返し登場するモチーフが目立つ。人間の運命や行動が何ものかに「不正操作」されている、という自身のイメージを投射した作品も数多い。
[編集] フィルモグラフィー
[編集] 長編
- アリス(1988年) - ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を原作に、大胆に脚色した作品
- Něco z Alenky (アリスの何か)
- Alice
- ファウスト (1994年) - ファウスト伝説を、現代のある男に起こる悪夢のような経験として再構成した作品
- Lekce Faust (ファウストの教え)
- Faust
- 悦楽共犯者 (1996年)
- Spiklenci slasti
- Conspirators of Pleasure
- オテサーネク 妄想の子供 (2000年) - チェコの民話、食人木「オテサーネク」を取り上げた作品
- Otesánek
- Little Otik
- Lunacy ルナシー (2005年) - エドガー・アラン・ポーの「早すぎた埋葬」、およびマルキ・ド・サドの人物像・作品世界をモチーフとしている。本作の完成後の2005年10月20日に、妻・エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーは永眠し、彼女が制作に参加した最後の作品となった
- Šílení
- Lunacy
[編集] 短編
- シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック (1964年)
- Poslední trik pana Schwarcewalldea a pana Edgara
- The Last Trick
- J.S.バッハ-G線上の幻想 ( 1965年)
- Johann Sebastian Bach: Fantasia G-moll
- J.S. Bach – Fantasy in G Minor
- 石のゲーム (1965年)
- Spiel mit Steinen / Hra s kameny
- A Game With Stones
- ナンバー (1965年) - 日本では唯一の未公開作。90年の「ヤン・シュワンクマイエル映画祭'90」の劇場パンフレットで写真1点と、わずかなデータのみ記載。未公開の理由や内容などは不詳。
- Cislice
- 棺の家 (1966年)
- Rakvičkárna
- Punch and Judy
- エトセトラ (1966年)
- Et Cetera
- 自然の歴史(組曲) (1967年) - 原題は本来「博物誌」と訳されるべきだが、この邦題で定着している
- Historia Naturae, Suita
- 庭園 (1968年) - イヴァン・クラウスの短編小説「生け垣」が原案
- Zahrada
- The Garden
- 部屋 (1968年)
- Byt
- The Flat
- ヴァイスマンとのピクニック (1969年)
- Picknick mit Weissmann
- Picnic With Weissmann
- 家での静かな一週間 (1969年)
- Tichý týden v domě
- A Quiet Week In The House
- ドン・ファン (1970年) - ドン・ファン伝説をモチーフとした作品
- Don Šajn
- Don Juan
- コストニツェ (1970年)
- Kostnice
- The Ossuary
- ジャバウォッキー (1971年) - 原案及び冒頭で朗読される詩はルイス・キャロル『鏡の国のアリス』中の「ジャバウォッキー」より
- Žvahlav aneb šatičky slaměného Huberta
- Jabberwocky
- レオナルドの日記 (1972年) - レオナルド・ダ・ヴィンチの素描などを自由な発想で切り紙アニメーション風に動かした作品。この作品により、前衛的作品を嫌う当時の社会主義政権下当局から映画の製作を以降7年間禁止される
- Leonardův deník
- Leonardo's Diary
- オトラントの城 (1973年-1979年) - タイトル及び劇中の切り紙アニメーション部分はホレス・ウォルポールの『オトラント城奇譚』を元にしている
- Otrantský zámek
- The Castle of Otranto
- アッシャー家の崩壊 (1980年) - エドガー・アラン・ポーの「アッシャー家の崩壊」の朗読に映像を付けた作品。朗読者は後の「ファウスト」の主演俳優、ペトル・ツェペック
- Zánik domu Usherů
- The Fall of the House of Usher
- 対話の可能性 (1982年)
- Možnosti dialogu
- Dimensions of Dialogue
- 地下室の怪 (1982年)
- Do pivnice (地下室へ)
- Down to the Cellar
- 陥し穴と振り子 (1983年) - エドガー・アラン・ポー「陥穽と振り子」、およびヴィリエ・ド・リラダン『希望』を原作とする。
- Kyvadlo, jáma a naděje (振り子、陥し穴、そして希望)
- The Pendulum, The Pit and Hope
- 男のゲーム (1988年)
- Mužné hry
- Virile Games
- アナザー・カインド・オブ・ラヴ (1988年) - ヒュー・コーンウェルのミュージック・ビデオ
- Another Kind of Love
- 肉片の恋 (1989年)
- Zamilované maso
- Meat Love
- 闇・光・闇 (1989年)
- Tma, světlo, tma
- Darkness, Light, Darkness
- フローラ (1989年)
- Flora
- スターリン主義の死 (1990年)
- Konec stalinismu v Čechách (ボヘミアにおけるスターリン主義の終焉)
- The Death of Stalinism in Bohemia
- フード (1992年)
- Jídlo
- Food
[編集] 関連人物
- オルドジフ・リプスキー - 映画監督。ヤンは「カルパテ城の謎」(81年)等で造形、アニメーション部分を担当した。
- ブラザーズ・クエイ
[編集] 参考文献
- ヤン・シュヴァンクマイエル『シュヴァンクマイエルの世界』 赤塚若樹編訳、国書刊行会、1999年。
- 『オールアバウトシュヴァンクマイエル』 エスクァイアマガジンジャパン、2006年。

