風の谷のナウシカ (映画)

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風の谷のナウシカ
監督 宮崎駿
脚本 宮崎駿
製作 高畑勲
製作総指揮 徳間康快
近藤道生
出演者 島本須美
松田洋治
榊原良子
納谷悟朗
音楽 久石譲
撮影 白神孝治
首藤行朝
清水泰宏
杉浦守
編集 木田伴子
金子尚樹
酒井正次
製作会社 徳間書店
博報堂
配給 東映
公開 日本の旗 1984年3月11日
アメリカ合衆国の旗 1985年6月
オーストラリアの旗 1984年3月11日
韓国の旗 2000年12月30日
ドイツの旗 2005年9月5日
フランスの旗 2006年5月18日
トルコの旗 2007年7月6日
ロシアの旗 2007年7月26日
エストニアの旗 2008年4月11日
フィンランドの旗 2008年9月26日
上映時間 116分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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風の谷のナウシカ』(かぜのたにのナウシカ)は、トップクラフト制作の日本のアニメーション映画1984年3月11日より東映洋画系で公開された。宮崎駿監督の長編アニメーション映画第2作。『アニメージュ』に連載していた宮崎の同名漫画(『風の谷のナウシカ』)を原作とする。原作の単行本全7巻から見ると、序盤に当たる2巻目の途中まで連載された時点での作品であり、映画公開後に連載を再開した漫画とは内容が異なる(後述)。

アニメージュを発行する徳間書店広告代理店博報堂による製作委員会方式[1]映画化され、宮崎自身が監督・脚本を手がけた。高畑勲鈴木敏夫久石譲ら、のちのスタジオジブリ作品を支えるスタッフが顔を揃えている。キャッチコピーは「少女の愛が奇跡を呼んだ」。これは映画宣伝会社メイジャーの宣伝プロデューサー徳山雅也によるもの[2]

あらすじ[編集]

巨大産業文明を崩壊させた「火の七日間」と呼ばれる最終戦争から千年。世界は猛毒の瘴気(しょうき)を放つ「腐海(ふかい)」と呼ばれる菌類の森に覆われ、生き残った人類は、森の毒とそこに住む巨大な虫たちに脅かされていた。辺境の峡谷にある小国「風の谷」は「酸の海」から吹く風により瘴気から守られ、穏やかな農耕生活を送っていた。族長ジルの娘ナウシカは剣術や飛行術を修めた勇者であり、人々が恐れる腐海の虫たちと心を通わせる少女でもあった。

ある夜、風の谷に大国トルメキアの輸送機が墜落する。積荷の中には工房都市ペジテから略奪した巨大生体兵器「巨神兵(きょしんへい)」の胚があった。谷は追っ手のトルメキア軍により占領され、ナウシカは捕虜となる。司令官の皇女クシャナはかつて世界を焼き尽くした巨神兵を復活させ、腐海を焼き払おうと目論んでいた。ナウシカは剣術の師ユパに住民の無事を託し、トルメキア軍とともに谷を発つ。

トルメキアの空挺艦隊は腐海上空を飛行中、ペジテの王子アスベルが乗る戦闘機(ガンシップ)の奇襲攻撃を受け大混乱に陥る。ナウシカは艦隊から脱出すると、撃墜されたアスベルを追って腐海の奥へと向かう。ふたりは腐海下層部の清浄な空間に迷い込み、そこで戦争によって汚された大地の毒が腐海の植物により浄化され、世界を再生する営みが行われていることを知る。

腐海を出たナウシカとアスベルはペジテの残党と合流する。彼らは巨神兵の奪還作戦として、王蟲の幼生を囮(おとり)に捕え、仲間を助ける虫の習性を利用して、腐海の主・王蟲(オーム)の群れに風の谷を襲わせようとしていた。ナウシカは囮りの幼生を助けるが、怒りに我を忘れた王蟲の大群は谷へと押し寄せる。その時、クシャナの命で巨神兵が目覚め、強力なビームで群れの一部を撃退したものの、投入が早すぎたため巨神兵の身体は崩壊する。

ナウシカは幼生とともに王蟲の大群の前に立ち、身を挺して谷を守ろうとするが、跳ね飛ばされる。すると、王蟲の眼から怒りの色が消え、群れは動きを止める。王蟲の触手がナウシカを介抱すると、少女の命が蘇る奇跡が起こる。王蟲の血の色に染まった青い服を着て、王蟲の金色の触手の上で踊るナウシカの姿は、古より伝わる「青き衣の者」の救世主伝説を再現するかのようであった。

原作との違い[編集]

映画の制作準備のため、原作漫画の連載は『アニメージュ』1983年6月号にて一時中断された。この時点では単行本第3巻のはじめの部分(住民が全滅した集落で、ナウシカが蟲に襲われる場面)までが描かれていた。映画版では単行本第2巻途中、王蟲の群れが暴走するエピソードまでを扱い、設定や展開を脚色している。

以下に原作と映画版のおもな相違点を記す。登場人物に関しては「風の谷のナウシカの登場人物」を参照。

勢力図
原作ではトルメキアと土鬼(ドルク)諸侯連合の二大勢力の紛争(トルメキア戦役)に、風の谷やペジテ市などの小国が巻き込まれる構図。映画版に土鬼は登場せず、トルメキアがこれらの小国に侵攻する構図となっている。
トルメキア
原作では風の谷の東方に位置し、風の谷やペジテ市などの辺境諸国と同盟を結んでいる王国だが、映画版では国号もトルメキア帝国で、遥か西方に存在する強大な軍事国家であり、ペジテ市で発掘された巨神兵を奪取しに来た侵略者として描かれる。王族同士の権力争いは描かれず、辺境諸国統合の司令官となったクシャナのみ登場する。また、突撃砲や「大型船」など、原作には無かった技術を有している。トルメキア兵のうちコルベットに乗りこんでいる軽装強襲隊が原作の蟲使いと似た形状のヘルメットを使用している。
風の谷
原作ではトルメキアとの盟約に従い、ナウシカがクシャナの部隊の南下作戦に従軍する。その後は物語にほとんど登場しない。映画版ではトルメキア軍によって占領され、巨神兵の卵の培養地となったため、ペジテ市の残党により王蟲の暴走の標的とされる。
ペジテ市
原作・映画版とも、地下で発掘された巨神兵を狙うトルメキア軍に侵攻され大半の市民が虐殺されている。原作では、避難民を乗せた輸送機が墜落してアスベル以外の住民は全滅する。映画版では、生き残りの避難民達がトルメキア同様に巨神兵を使った腐海の焼却を目的に行動し、まずペジテ市に駐留するトルメキア軍を壊滅させるために人工的に王蟲の暴走を起こし、自らの手でトルメキア軍もろとも街を腐海に飲み込ませ滅ぼした。さらに風の谷にも王蟲を暴走させようとしており、ナウシカの抵抗にあう。
巨神兵
原作では知性を持つ巨大人工生命体として描かれるが、映画版では生体兵器としての面が強調され、単なる兵器、あるいは腐海を焼き払うための道具として使われようとする。詳細は「巨神兵」を参照。
腐海
人類によって汚染された大地を再生するためにこの星が生みだした生態系という仮説は、原作序盤でも語られている。しかし、原作の終盤では、腐海は自然発生したものではなく旧文明の科学力により創出された浄化装置の一種であることが明かされる。
ラストシーン
傷つけた王蟲の幼生を囮にして、王蟲の群れを怒らせて暴走させるという作戦は、原作でも映画版でも登場する。原作では土鬼軍がクシャナの部隊の宿営地に対して仕向ける。その後、ナウシカが暴走を停止した群れの前に降り立ち幼生を帰し、ナウシカは感謝する王蟲たちの触手によって空中へと持ち上げられる。映画版ではペジテ残党が風の谷(巨神兵を擁するトルメキア軍の駐留地)に対して行い、ナウシカが幼生とともに暴走を停めない群れの前に立ちはだかり、身を犠牲にして王蟲の怒りを鎮める。暴走を止めた王蟲の群れの中で倒れていたナウシカに、幼生やその他の王蟲たちが金色の触手を集中させ、ナウシカは蘇る。
ナウシカは原作では土鬼のマニ族の服、映画版ではペジテの服を着ている。王蟲の血で青く染まった姿を「青き衣の者」伝説の具現と呼ぶのは、原作ではマニ族僧正、映画版では風の谷の大ババである。
宮崎の絵コンテでは、ラストシーンは突進してくる王蟲の前にナウシカが降り立つ場面で終わっていた[3]高畑勲鈴木敏夫は娯楽映画としてカタルシスが足りないと考え、一旦死んだ後甦るという案を提案し、ほかに「ナウシカが死んで永遠の伝説になる」という案も検討された[4]、公開間近で焦っていた宮崎はこれを受け入れた[3]。これについて宮崎は、映画を宗教的な画面にしてしまったことへの想いから、宿題が残った映画であると振り返っている[5]。鈴木は「いまだに宮さんはあのシーンで悩んでいますね」[3]と述べている。
押井守は演出で強引にラストへと持っていったことに関して「あそこは納得できません」としている[6]。後年には「宮さん流の『宇宙戦艦ヤマト』なんですよ。色々粉飾をこらしているけど、特攻隊精神が充満している」[7]とも述べている。

制作[編集]

映画化までの経緯[編集]

宮崎はアニメージュ編集部の依頼を受け、同誌1982年2月号から『風の谷のナウシカ』の連載を開始したが、11月にテレコム・アニメーションフィルムを退社してフリーとなり、一時『ナウシカ』の漫画連載が唯一の仕事となる。この状況を知った尾形英夫編集長から、同誌主催のイベント「アニメグランプリ」で上映する10分程の短編としてアニメ化する事を提案され、主人公ナウシカの幼少期を描くプランを提示したが、結局実現しなかった[8]。次にOVAの企画があがり、70分程度ならばと受諾したが、採算が合わないという理由でこの件も消滅した[9]。最後に長編アニメ映画案が上がり、尾形編集長が徳間康快徳間書店社長から共同出資するパートナー企業をつけることを条件に承諾を得た[9][10]

当時、徳間グループ傘下には映画会社の大映があったが、アニメへの理解とノウハウがなかったため製作に関わらず、徳間書店自らが製作を行っている。条件だった共同出資社は、『テレビランド』誌でつきあいのあったバンダイが浮上するも出資は実現せず、広告代理店大手の博報堂の社長と徳間康快がトップ会談で出資が決定[11]。博報堂には宮崎の弟が勤めていたことも幸いし、映画化と全国ロードショー公開が実現することになった。公開前には徳間康快指揮の下、徳間ジャパンなども含めたグループ総動員で宣伝活動がなされた。

宮崎はアニメーションにならない世界を描くつもりで『ナウシカ』を執筆しており、実際に映画化が決まると困惑したという[12]。それでも「アニメーションをやるには『ナウシカ』しかないって言うんだったらやってみよう」[12]という思いで制作作業に取り組んだ。

制作体制[編集]

映画は1983年になって始動し、同年5月、プロデューサーに高畑勲が選ばれる。長年宮崎と仕事を組んで来た仲間であり、宮崎の指名によるものだった。当初、自分はプロデューサー向きではないと渋ったものの、アニメージュの鈴木敏夫副編集長の説得により受諾し[13][14]、8月から作画に取りかかる。

制作拠点となったのは、宮崎や高畑の東映動画時代の同僚である原徹たちが運営し、主に海外合作を手がけていたトップクラフト。ここに宮崎らはフリーで参加するという形を取る。当初、宮崎らはテレコム・アニメーションフィルム日本アニメーションを制作母体とすることを考えていた[15]。テレコムは長編アニメーション制作を目的に設立された会社で『ルパン三世 カリオストロの城』もここで制作された。宮崎や高畑は籍を離れたとはいえ、大塚康生などかつての仲間たちも在籍している。宮崎の考える制作環境としてはうってつけだったが、同社は『NEMO/ニモ』の準備に忙しく、一部スタッフが手伝い程度に参加するに留まった[16]

鈴木によれば、宮崎・高畑コンビが在籍した会社はそのあとダメになるという通説のため、制作拠点探しは難航し、本作の成功後も状況は変わらなかったという[17]。次作『天空の城ラピュタ』ではトップクラフトを改組する形でスタジオジブリを設立し、以降の宮崎と高畑の長編アニメーション映画を制作する拠点となった。

本作には、それまで宮崎と付き合いのなかった新しい顔ぶれのスタッフも多数参加している。宮崎や高畑が要求する高いレベルのスタッフがトップクラフト内だけでは不十分だったこともあり、2人が過去に関係した人材のみならず、尾形英夫ら「アニメージュ」関係者も、取材を通じて知った人材などをスカウトしてスタッフが集められた[18]。本作で原画で参加したトップクラフトのアニメーターは4、5人程度で、原画マンも動画として参加させるほどスタッフを淘汰していたという[19]

作画監督はテレビ時代の東映動画の中心アニメーターであるOH!プロダクション小松原一男。美術監督の中村光毅は、神秘的な腐海の背景制作を担当した。原画にはタツノコプロ系のなかむらたかしや、「金田パース」という独特の作画で人気だった金田伊功、後に『新世紀エヴァンゲリオン』で名を馳せる庵野秀明などが集結している。金田は宮崎アニメを支える有力スタッフとなり、1997年の『もののけ姫』まで連続して参加したが、本作では人物にパースを付けすぎて、宮崎に大幅に手直しされた。庵野は作品ラストの巨神兵のシーンの原画を担当したが、人物作画が出来ず丸や記号だけで済ませて宮崎に任せてしまったり、宮崎の指示に不満があってタイムシートを勝手に書き換えたと述懐している。宮崎が絵コンテを仕上げるスピードが遅かったために、それに応じて作品の規模は縮小している。[要出典]

王蟲の登場シーンでは巨大さと重量感を表現するためにハーモニー処理が用いられ、さらに体節の動きを再現する為に、パーツをゴムで繋いで伸縮させるゴムマルチという方法で撮影している[20][21]。鳴き声は当時BOØWYに在籍していた布袋寅泰によるギターの音が使われた[22]

劇中の防毒マスク装着時の会話シーンの収録は、様々な試行錯誤の末、紙コップにゴムをつけた特製マスクを声優が装着して行われた[23]

音楽[編集]

音楽は、後の宮崎作品にも関わっていく久石譲が初めて参加している。当初、久石は映画に先行して発売されたイメージアルバムのみの担当で、映画の劇伴音楽は安田成美の歌うシンボルテーマソングを作曲した細野晴臣が担当する予定であったが、宮崎と高畑が久石のイメージアルバムを気に入ったため、本編の音楽にも起用され、テーマソングのみが存在することになった[24]。久石のイメージアルバムへの起用は徳間グループ系列のレコード会社で過去にアルバムを出していたことから関係者の推薦で[25][26]、それまで宮崎も高畑も久石の予備知識は何もなかったとされる。映画で使われている「遠い日々」は、当時4歳だった久石の娘、麻衣が歌っている。

細野以外には坂本龍一高橋悠治林光が候補だったという[25][26]

海外版[編集]

アメリカでは『Warriors of the Wind(風の戦士たち)』という英題を付けられ劇場公開された。これはロジャー・コーマンが創立したニューワールド・ピクチャーズ社の配給であり、腐海の浄化作用などの設定やナウシカの過去に関する描写は省かれ、日本で116分だった上映時間は95分に短縮されている。またナウシカが「ザンドラ姫」となっているなど、登場人物の名前も多くが改変されている(参考サイト[1][2][3])。このバージョンを知らなかった宮崎は、朝日新聞1985年9月17日夕刊「いまアニメの時代」の連載3回目を読んで初めて知り、無断で改変されたことに激怒した[27]

『Warriors of the Wind』は同年にVHSビデオで発売されている。その後南アメリカやヨーロッパに二次輸出され、アルゼンチン、イギリス、スペイン、フランス、ドイツなどで改変された内容のままVHSがリリースされた。フランスではVIP Internationalから『Le Vaisseau Fantome(幽霊船)』の題で、Blue Kid's Videoから『La Princesse des Etoiles(星のプリンセス)』の題で発売された[28]

その後ディズニー配下のブエナビスタ・インターナショナルがビデオ配給の権利を得て、改変が施されていないオリジナルバージョンが各国に配給されるようになった。後に2005年にナウシカの完全英語版がDVDで発売された[29]

実現しなかった外伝と続編[編集]

原画として参加した庵野秀明は、後に作中の登場人物クシャナを主人公にした外伝を作りたいと申し出るが、宮崎駿は庵野の企画を戦争ごっこをやりたいだけなのだとし、くだらない最低のものになるのが決まっているからと却下していた[30]。しかし2011年頃になって宮崎がアニメ映画『風立ちぬ』制作中に体調不良で病院で検査することになり、その際に死を覚悟して心変わりを起こす。庵野が『風の谷のナウシカ』をやることを許す気になり、宮崎は自分も亡くなった人の作品を原作にやりたいようにやったのだから、庵野もやるのなら原作通りではなく好きなようにやることを希望した[31]。 漫画作品の連載がクライマックスを迎えた頃には映画会社内で続編の企画が存在したが、宮崎駿の意向により制作は行われず企画は立ち消えとなった[32]。また、宮崎は自身の引退会見で「ナウシカの続編を作る予定は?」という質問に「それはありません」と、自身で製作することについては明確に否定している[33]


扱い[編集]

上述しているように、この作品はスタジオジブリが会社として発足する以前に製作・公開された映画であるため、厳密的にはスタジオジブリ作品ではない。しかし、『金曜ロードショー』にて放送される際にも冒頭でトトロの描かれているブルースクリーンが表示されているほか、スタジオジブリが販売したVHSビデオ「ジブリがいっぱいコレクション」シリーズにも含まれているなど、スタジオジブリ作品の一つとして幅広く認知され、スタジオジブリ側も同社のシリーズ作品の一つとして公式に扱っている。

反響[編集]

1984年度のアニメグランプリ日本アニメ大賞の作品部門をダブル受賞。また、映画雑誌ではベストテンに選出され、新聞のコラムでは「女性原理の主張」や「自然との共生」という視点を賞賛される[34][35]など、アニメの枠を越える評価を受けた。国内外で複数の映画賞を受賞し、アニメーション作家としての宮崎駿の知名度を引き上げる作品となった。

観客動員は約91万5千人、配給収入は約7.4億円。当時のアニメ映画としては大ヒットとはいえず[36]、この作品が多くの人に知られるには翌年のテレビ放映以降まで待たねばならなかったが、その後のソフト販売・レンタルでは一般映画に並ぶ売上げを記録した。オリコンランキングでは、1997年発売のVHS版、2003年発売のDVD版、2010年発売のBlu-ray版が各部門1位を獲得しており、史上初の同一作品による3部門制覇を成し遂げている[37]

サウンドトラック『風の谷のナウシカ〜はるかな地へ〜』はオリコンアルバムチャートで最高8位[38]安田成美が歌うシンボルテーマソング『風の谷のナウシカ』は同シングルチャートで最高10位[39]を記録した。

宮崎は興行的成功については「ものを作るチャンスがまた巡ってくるかもしれないと思って、ほんっとにホッとしたんですよ。運が良かったと思って」[40]と語っている。映画としては原作漫画の途中までしか描かれていない不完全な作品とし、自身ではあまり評価していない[41]。原作完結後の1997年に公開された『もののけ姫』は、テーマが本作の延長線上にあり比較されることもある。

日本テレビでの初回放送は、1985年4月6日(土曜日)。19時30分-21時50分に特別枠を設けて、ノーカットで放送した[42]

日本テレビ系列の『金曜ロードショー』では、ほぼ2年に1度の割合で放送されており、放送回数は当枠最多の15回を数える[43]

虹をつかむ男 南国奮斗篇』では巡回上映として本作の映画を劇中で見るシーンがある。

声の出演[編集]

キャラクター 日本語版 英語版
ナウシカ 島本須美 アリソン・ローマン
アスベル 松田洋治 シャイア・ラブーフ
カム・クラーク(Warriors of the Wind版)
クシャナ 榊原良子 ユマ・サーマン
ユパ 納谷悟朗 パトリック・スチュアート
大ババ 京田尚子 トレス・マクニール
クロトワ 家弓家正 クリス・サランドン
ジル 辻村真人 マーク・シルヴァーマン
ミト 永井一郎 エドワード・ジェームズ・オルモス
ゴル 宮内幸平 フランク・ウェルカー
ギックリ 八奈見乗児 ジェフ・ベネット
ムズ 辻村真人[要出典] ジェームズ・アーノルド・テイラー
ニガ 矢田稔 マーク・シルヴァーマン
ラステル 冨永みーな エミリー・バウアー
ペジテ市長 寺田誠 マーク・ハミル
ラステルの母 坪井章子 ジョディ・ベンソン
トエト 吉田理保子
少年 坂本千夏TARAKO鮎原久子
少女 菅谷政子貴家堂子・吉田理保子 グレイス・ロレク
コマンド 水鳥鉄夫
トルメキア兵 野村信次大塚芳忠
ペジテ市民 中村武己島田敏
ペジテの少女 太田貴子 アシュレイ・ ローズ・オル
ナレーター トニー・ジェイ

スタッフ[編集]

シンボルテーマソング[編集]

「風の谷のナウシカ」
作詞 - 松本隆 / 作曲 - 細野晴臣 / 編曲 - 萩田光雄 / 歌 - 安田成美
映画公開前に「ナウシカガール・コンテスト」と銘打ちイメージガールを募集、7600人あまりの応募者から後に女優となる安田成美がグランプリを獲得。歌手としてもイメージソングを歌い、ファーストシングルとして1984年1月25日に徳間ジャパンコミュニケーションズより発売された。
当初、主題歌となる旨が発表されていたが、宮崎と高畑が本作の内容と楽曲の乖離等を理由に反対し、劇中本編で使用されることはなかった。しかし、予告編などの映画プロモーション用のイメージソングとして使用され、エンディングタイトルにもクレジットが刻まれている[44]
映画に先行して発売された「シンフォニー編 風の伝説」に久石がオーケストレーションを手がけたバージョンが収録されている。
2007年に発売された『細野晴臣トリビュート・アルバム』で坂本龍一嶺川貴子のコンビでカヴァーされている。

受賞・推薦[編集]

日本[編集]

ここまでの出典[9]

海外[編集]

  • 第14回パリ国際SF&ファンタジー・フェスティバル 特別審査委員賞(準グランプリ)
  • ザグレブSF&ファンタジーフィルムフェスティバル 第1位
  • ローマ・ファンタジー&SFフィルムフェスティバル 第1位

ここまでの出典[9]

関連商品[編集]

映像ソフト
  • ビデオ(VHSベータ) - 徳間書店 1984年3月21日発売
  • LD - 徳間書店 1984年4月25日発売
  • VHD - 徳間書店 1984年8月1日発売
  • ビデオ(VHS廉価版) - ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 1997年9月19日発売
  • DVD(通常版) - ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2003年11月19日発売
    • DVD(ナウシカ・フィギュア セット) - ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2003年11月19発売
    • DVD(コレクターズBOX) - ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2003年11月19日発売
    • DVD(宮崎駿監督作品集) - ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 2014年7月2日発売
  • Blu-ray Disc[45] - ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 2010年7月14日発売
    • Blu-ray Disc(宮崎駿監督作品集) - ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 2014年7月2日発売
出版
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 1(1983年8月25日)ISBN 4-19-773581-2
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 2(1983年8月25日)ISBN 4-19-773582-0
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 3(1985年1月20日)ISBN 4-19-775514-7
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 4(1987年5月1日)ISBN 4-19-777551-2
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 5(1991年6月30日)ISBN 4-19-771061-5
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 6(1993年12月20日)ISBN 4-19-773120-5
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 7(1995年1月15日)ISBN 4-19-770025-3
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻セット(2002年8月25日)ISBN 4-19-210002-9
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻セット トルメキア戦役バージョン(2003年10月31日)ISBN 4-19-210010-X
  • 風の谷のナウシカ―絵コンテ(1)(アニメージュ文庫)(1984年3月31日)ISBN 4-19-669522-1
  • 風の谷のナウシカ―絵コンテ(2)(アニメージュ文庫)(1984年3月31日)ISBN 4-19-669523-X
  • 講談社アニメコミックス61 風の谷のナウシカ 1(1984年4月11日)ISBN 4-06-174461-5
  • 講談社アニメコミックス62 風の谷のナウシカ 2(1984年4月25日)ISBN 4-06-174462-3
  • 講談社アニメコミックス63 風の谷のナウシカ 3(1984年5月18日)ISBN 4-06-174463-1
  • 講談社アニメコミックス64 風の谷のナウシカ 4(1984年5月30日)ISBN 4-06-174464-X
  • ジ・アート・オブ 風の谷のナウシカ(1984年6月20日)ISBN 4-19-814560-1
  • アニメージュ文庫 「風の谷のナウシカ」より 巨神兵を倒せ!(1987年7月15日)ISBN 4-19-669563-9
  • 風の谷のナウシカ(上)(徳間アニメ絵本)(1988年3月31日)ISBN 4-19-703624-8
  • 風の谷のナウシカ(下)(徳間アニメ絵本)(1988年3月31日)ISBN 4-19-703625-6
  • 風の谷のナウシカ―フィルムコミック(1)(1990年10月30日)ISBN 4-19-770101-2
  • 風の谷のナウシカ―フィルムコミック(2)(1990年11月20日)ISBN 4-19-770113-6
  • 風の谷のナウシカ―フィルムコミック(3)(1990年11月20日)ISBN 4-19-770114-4
  • 風の谷のナウシカ―フィルムコミック(4)(1990年12月20日)ISBN 4-19-770120-9
  • スタジオジブリ作品関連資料集 型録Ⅰ(1996年6月30日)ISBN 4-19-860525-4
  • 風の谷のナウシカ―宮崎駿水彩画集(ジブリTHE ARTシリーズ)(1996年9月5日)ISBN 4-19-810001-2
  • 風の谷のナウシカ 豪華装幀本(上巻)(1996年11月30日)ISBN 4-19-860561-0
  • 風の谷のナウシカ 豪華装幀本(下巻)(1996年11月30日)ISBN 4-19-860562-9
  • 豪華装幀本「風の谷のナウシカ」セット 2巻セット(1996年11月30日)ISBN 4-19-869901-1
  • 風の谷のナウシカ―ロマンアルバム (2001年5月1日)ISBN 4-19-720155-9
  • 風の谷のナウシカ(スタジオジブリ絵コンテ全集1)(2001年6月30日)ISBN 4-19-861376-1
  • フィルムコミック 風の谷のナウシカ4巻セット「トルメキア戦役バージョン」(2003年10月31日)ISBN 4-19-210011-8
  • 風の谷のナウシカGUIDE BOOK復刻版(ロマンアルバム)(2010年7月15日)ISBN 4-19-720309-8
  • ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ(文春ジブリ文庫)(2013年4月10日)ISBN 978-4-16-812000-8
  • シネマコミック1 風の谷のナウシカ(文春ジブリ文庫)(2013年4月10日)ISBN 978-4-16-812100-5
音楽
  • 風の谷のナウシカ イメージアルバム 鳥の人…(カセット 25AN-13/LP ANL-1013) 徳間ジャパンコミュニケーションズ (1983年11月25日)
  • 風の谷のナウシカ イメージアルバム 鳥の人…(CD TKCA-72716)徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版2004年8月25日)(オリジナル盤CD/1983年11月25日))
  • 風の谷のナウシカ シンフォニー編 ~風の伝説~ (CD TKCA-72718)徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版2004年8月25日)(オリジナル盤CD/1984年2月25日))
  • 風の谷のナウシカ ドラマ編 (CD TKCA-70135)徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版1993年7月21日)(オリジナル盤CD/1984年2月25日))
  • 風の谷のナウシカ サウンドトラック はるかな地へ… (CD TKCA-72717)徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版2004年8月25日)(オリジナル盤CD/1984年3月25日))
  • 風の谷のナウシカ BEST (CD) 徳間ジャパンコミュニケーションズ(1986年11月24日)
  • 風の谷のナウシカ ハイテックシリーズ (CD TKCA-72719)徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版2004年8月25日)(オリジナル盤CD/1993年7月21日))
  • (シンボルテーマソング)風の谷のナウシカ (CD) 安田成美、C/W「風の妖精」徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版CD/2004年10月)(オリジナル盤レコード/1985年6月))
  • ピアノ曲集 風の谷のナウシカ イメージアルバム&サウンドトラック ケイ・エム・ピー 菊倍版(2008年6月)
  • スタジオジブリ 宮崎駿&久石譲 サントラBOX [Box set, Limited Edition] (CD) 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2014年7月16日)
玩具・模型他
  • 1980年代中期当時、TEACなどが発売し、オーディオマニアなどで人気だった、オープンリール似のハブを使ったノーマルポジションのカセットテープを560円にて販売していた。C-46(往復46分/片道23分)のみの販売。
ツクダホビーよりナウシカや王蟲、メーヴェガンシップなどのプラモデルやジャンボフィギュアが発売された。2011年にはバンダイよりハイエンドトイの「FORMANIA ガンシップ」 が発売された[46]

売上記録[編集]

(日本国内)

内容 記録 補足
興行収入 約14.8億円[47] 推測
配給収入 約7.42億円[47]
全国動員 91万4767人[47]
『イメージアルバム〜鳥の人〜』 6万枚出荷(1983年発売のLP)[48]
5万本出荷(1983年発売のCA)[48]
4万枚出荷(1985年発売のCD)[48]
3万枚出荷(1993年発売の再発CD)[48]
0.5万枚出荷(2004年発売の再々発CD)[48]
『サウンドトラック〜はるかな地へ〜』 9万枚出荷(1984年発売のLP)[48]
10万本出荷(1984年発売のCA)[48]
9万枚出荷(1984年発売のCD)[48]
11万枚出荷(1993年発売の再発CD)[48]
1万枚出荷(2004年発売の再々発CD)[48]
『風の谷のナウシカ』 (1984年発売のレーザーディスク)
徳間コミュニケーションズ
CLV 116分 MONO (音声)98LX-1
『ドラマ編〜風の神さま〜』 4万枚出荷(1984年発売のLP)[48]
4万本出荷(1984年発売のCA)[48]
1.2万枚出荷(1989年発売のCD)[48]
1万枚出荷(1993年発売のCD)[48]
『シンフォニー編〜風の伝説〜』 6万枚出荷(1984年発売のLP)[48]
5万本出荷(1984年発売のCA)[48]
4万枚出荷(1984年発売のCD)[48]
3万枚出荷(1993年発売の再発CD)[48]
0.5万枚出荷(2004年発売の再々発CD)[48]
『ハイテックシリーズ』 2万本出荷(1989年発売のCA)[48]
6万枚出荷(1989年発売のCD)[48]
2万枚出荷(1993年発売の再発CD)
0.5万枚出荷(2004年発売の再々発CD)[48]
『BEST COLLECTION』 5万枚出荷(1986年発売のCD)[48]
シンボルテーマソング
『風の谷のナウシカ/風の妖精』
4万枚出荷(1986年発売のシングルCD)[48]
9万枚出荷(1988年発売の再発シングルCD)[48]
0.5万枚出荷(2004年発売の再々発シングルCD)[48]
VHS・ベータ(徳間版) 12万本出荷[49] 1989年7月時点
VHS(ブエナビスタ版) 90万本出荷[49] 2003年6月時点
DVD 75万枚出荷[49] 2005年3月時点
Blu-ray Disc 2.0万枚売上(発売初週) 2010年7月時点

テレビ放送の視聴率[編集]

回数 放送日 視聴率
1 1986年07月25日(金) 16.4%
2 1988年07月22日(金) 17.5%
3 1990年09月28日(金) 18.2%
4 1992年07月17日(金) 21.4%
5 1994年03月25日(金) 16.6%
6 1996年03月08日(金) 19.3%
7 1997年07月04日(金) 19.0%
8 2000年02月11日(金) 23.3%
9 2002年01月11日(金) 19.8%
10 2004年01月16日(金) 19.4%
11 2006年02月03日(金) 15.3%
12 2008年06月06日(金) 15.3%
13 2010年02月19日(金) 17.5%
14 2012年05月11日(金) 14.6%
15 2013年12月27日(金) 12.9%

関連番組・作品[編集]

ラジオ特番[編集]

風の谷のナウシカスペシャル
アニメ映画公開前日の1984年3月10日深夜(日付は3月11日)にニッポン放送オールナイトニッポン」で映画を宣伝する「風の谷のナウシカスペシャル」が生放送された。ゲストは監督の宮崎駿やナウシカガールの安田成美。この特別番組内では、約30分のラジオドラマが流された。
当時の同種のアニメ映画のオールナイトニッポンスペシャルでは生のラジオドラマも多かったが、本作では事前に収録が行なわれていた。宣伝という性格上、ストーリーと声優のキャスティングはアニメ版に準拠し、途中までをドラマ化し、続きを映画館で見せるとの趣向だった。脚色は藤井青銅、演出はドン上野こと上野修[50]

ゲーム[編集]

コンピュータゲーム[編集]

劇場アニメ版とのタイアップとして、1984年に徳間書店からテクノポリスソフトのブランド名で、当時の8ビットパソコン用にナウシカを素材としたコンピュータゲームが発売された。

『風の谷のナウシカ』
PC-8801用。徳間書店、アドベンチャーゲーム、6,800円 。
『ナウシカ危機一髪』
PC-6001mkII用。シューティングゲーム。土鬼の飛行ガメを撃ち落としていく。
『忘れじのナウシカ・ゲーム』
MSX用。シューティングゲーム。ストーリー的には漫画版をベースにしている。風の谷へ侵攻する土鬼を最終的には交渉して引き返させるのが目的。ガンシップ、メーヴェ、パージの連結・切り離し、土鬼の浮砲台、飛行ガメ、王蟲、ストロボ光弾など原作の要素が含まれている。飛行している蟲は撃ち落とすことはできず、接触すると減点となる。

「ナウシカのゲームが、ナウシカが腐海の蟲たちを撃ち殺してスコアを稼いでゆくというもので、このゲームに宮崎や高畑が激怒したため、以降の作品がゲーム化されなくなった」という説があり、宮崎駿がコンピューターゲーム嫌いになったのはこのゲームが原因という記述が井坂十蔵の『宮崎駿のススメ。』にもあるが、実際にはこのような内容のゲームは存在しない。

その他[編集]

徳間書店アニメージュ文庫から『巨神兵を倒せ! 風の谷のナウシカ』というゲームブック[51]が発売された。

ツクダホビーからは、『風の谷のナウシカ』というボードウォー・シミュレーションゲームが発売されている。頭、胴、右腕、左腕、右足、左足、盾、手持ち武器がそれぞれ駒になっており(長剣などは2ヘクスの駒)、1対1の剣格闘で剣を振りかぶって斬りつけるなどの動作を再現している。

特撮短篇作品[編集]

同時上映[編集]

1984年3月11日の日本公開時の同時上映は、『名探偵ホームズ』の「青い紅玉(ルビー)の巻」「海底の財宝の巻」の2作品だった。『名探偵ホームズ』は宮崎がテレコム・アニメーションフィルム在籍時に演出として参加していながらお蔵入りになっていたもので、宮崎の手がけた短編6作品のうちの2作品。後のテレビシリーズとは声優など細部で異なる点がある。

脚注[編集]

  1. ^ 梶山寿子『ジブリマジック――鈴木敏夫の「創網力」――』 講談社、2004年、p.33。
  2. ^ 叶 (2006)、p.63。
  3. ^ a b c 鈴木(2008)、pp.48 - 50。
  4. ^ 鈴木 (2008) 、p.49。
  5. ^ 宮崎駿『出発点 1979~1996』徳間書店、1996年、p.472。
  6. ^ 『映画 風の谷のナウシカ GUIDE BOOK』、p.201。
  7. ^ 叶(2006)、p.71(キネ旬臨時増刊『宮崎駿・高畑勲とスタジオジブリのアニメーションたち』 キネマ旬報社、1995年より引用)。
  8. ^ アニメージュ編集部編 「ナウシカへの道」『ジ・アート・オブ・ナウシカ』 徳間書店、1984年、p.182。
  9. ^ a b c d 叶(2006年)。
  10. ^ 尾形英夫『あの旗を撃て 「アニメージュ」血風録』オークラ出版、2004年、p.177。
  11. ^ 尾形(2004)、p.178。
  12. ^ a b 宮崎(2002)、pp.243 - 244。
  13. ^ 鈴木 (2005)、p.72。鈴木 (2008)、p.42。
  14. ^ 最初に高畑にプロデューサー就任を断られたとき、宮崎は酒席で「高畑に全青春を捧げたのに」と涙を流したという(鈴木(2008)、p.41)。
  15. ^ 叶 (2006)、p.42。
  16. ^ 尾形(2004)、p.183。
  17. ^ 渋谷陽一「鈴木敏夫、ジブリとは何かを語る」『CUT』2009年12月号、ロッキング・オン、p.35。
  18. ^ 鈴木 (2005)、p.76。
  19. ^ 小黒祐一郎『この人に話を聞きたいアニメプロフェッショナルの仕事 1998-2001』 飛鳥新社、2006年、p.415(渡部高志の発言)。
  20. ^ 『ロマンアルバム・エクストラ61 風の谷のナウシカ』徳間書店、1984年、p.83
  21. ^ 「ハーモニー」とはセル画にセルカラーをベタ塗りするのではなく、グラデーションを付けて絵画的に表現する技法。出崎統の演出法として知られる。動画ではなく止め絵に用いるのが一般的。本作でも王蟲の動きの多いカットでは通常の動画処理している。
  22. ^ 『風の谷のナウシカ』王蟲の声は布袋寅泰のギター!本人がツイッターで明かす! シネマトゥデイ 2011年2月10日
  23. ^ 『ロマンアルバム・エクストラ61 風の谷のナウシカ』徳間書店、1984年、p.130
  24. ^ 高畑勲「しあわせな出会い ―― 久石譲と宮崎駿」『映画を作りながら考えたこと』徳間書店、1991年、pp.320-322
  25. ^ a b 岩切徹「現代の肖像 久石譲 作曲家」『AERA』2010年11月1日号、朝日新聞出版、p.72
  26. ^ a b 鈴木敏夫宮崎・久石コンビはこうして生まれた」(「久石譲in武道館」チラシより) セブンネットショッピングスタジオジブリ専門店
  27. ^ 叶 (2006)、p.67。
  28. ^ 叶 (2006)、p.68。
  29. ^ Nausicaa of the Valley of Wind (www.allmovie.com)
  30. ^ 「少し前よりもナウシカの事が少しわかるようになった。 ロング・インタビュー宮崎駿」『コミックボックス』VOL.98 1995年1月号、p.21
  31. ^ 「風立ちぬ 宮崎駿(監督)×庵野秀明(主演)×松任谷由実(主題歌)、90分トーク!」『キネマ旬報』2013年8月上旬号、p.66
  32. ^ 鈴木貴博. “ビジネスを考える目 第143回 映画『風の谷のナウシカ2』は実現するのか”. ITマネジメント. 2008年9月11日閲覧。
  33. ^ 「宮崎駿監督:ナウシカ続編「ありません」 引退会見の主な発言」『毎日新聞
  34. ^ 川本三郎「映像」『毎日新聞』 1984年3月17日夕刊4面。
  35. ^ 天声人語」『朝日新聞』 1985年1月8日朝刊1面。
  36. ^ 1984年公開の長編アニメ映画では、『ドラえもん のび太の魔界大冒険』の配給収入16.5億円がトップ(日本映画製作者連盟)。
  37. ^ オリコンBDランキング、「風の谷のナウシカ」が史上初の金字塔サーチナ 2010年7月21日
  38. ^ 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年-平成1年』 オリジナル・コンフィデンス、1990年、332頁。ISBN 4871310256
  39. ^ 『オリコン年鑑 1985年版』 オリジナルコンフィデンス、1985年、p18。
  40. ^ 宮崎(2002)、p.276。
  41. ^ 叶 (2006)、pp.72-73。
  42. ^ 朝日新聞1985年4月6日
  43. ^ 放送履歴は1986年7月25日、1988年7月22日、1990年9月28日、1992年7月17日、1994年3月25日、1996年3月8日、1997年7月4日、2000年2月11日、2002年1月11日、2004年1月16日、2006年2月3日、2008年6月6日、2010年2月19日、2012年5月11日、2013年12月27日。なお、2013年12月27日放送分では、石丸博也による副音声による解説放送も行われた。
  44. ^ 叶 (2006)、p.61およびp.63。
  45. ^ 「ナウシカ」Blu-ray完成、26年前公開当時の色を再現 -鈴木P「宮崎監督にBDを説明」、「エヴァは巨神兵」 AV Watch 2010年5月27日。
  46. ^ バンダイ、「風の谷のナウシカ」に登場の「ガンシップ」完成品モデル 日経デザイン 2010年10月4日。
  47. ^ a b c 叶 (2006)、p.65。
  48. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 叶 (2006)、p.62。
  49. ^ a b c 叶 (2006)、p.66。
  50. ^ 藤井青銅『ラジオな日々 80's RADIO DAYS』小学館、2007年、p.198。
  51. ^ 下村家恵子著、ふくやまけいこイラスト。ISBN 978-4196695639

参考文献[編集]

  • 井坂十蔵編著『宮崎駿のススメ。-「宮崎アニメ」完全攻略ガイド』21世紀BOX 、2001年7月。ISBN 4-88469-235-7
  • 尾形英夫『あの旗を撃て!-『アニメージュ』血風録』オークラ出版、2004年11月。ISBN 4-7755-0480-0
  • 叶精二『宮崎駿全書』フィルムアート社、2006年。ISBN 4-84590687-2
  • 酒井信『最後の国民作家 宮崎駿』文藝春秋文春新書〉、2008年
  • 鈴木敏夫『映画道楽』ぴあ、2005年4月。ISBN 4-8356-1540-9
  • 鈴木敏夫『仕事道楽 スタジオジブリの現場』岩波書店岩波新書〉、2008年。 ISBN 978-4-00-431143-0
  • スタジオジブリ責任編集『ナウシカの「新聞広告」って見たことありますか。-ジブリの新聞広告18年史』徳間書店スタジオジブリ事業本部、2002年7月。ISBN 4-19-861538-1
  • 高畑勲『映画を作りながら考えたこと-1955〜1991』徳間書店、1991年8月。ISBN 4-19-554639-7
  • 宮崎駿『風の帰る場所-ナウシカから千尋までの軌跡』ロッキング・オン、2002年7月。ISBN 4-86052-007-6

関連項目[編集]

外部リンク[編集]