さらば愛しきルパンよ
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『さらば愛しきルパンよ』は、1977年~1980年に放送されたルパン三世 (TV第2シリーズ)第155話(最終話)のサブタイトルである。宮崎駿が照樹務名義で脚本・演出を担当した。
TVのpart IIシリーズに不満を感じた宮崎が製作したものだが、「死の翼アルバトロス」同様、イメージが違うとして日本テレビのスタッフが没にしようとしたいわくつきの作品。
ロボット兵が登場し、ヒロインの声が島本須美であるなど、ルパンというよりも、後の『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』の原型のような作品。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
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あらすじ
謎のロボットが現れて、宝石店を襲った。そこにはルパンの置手紙が残されていた。自衛隊の戦車が出動し、市街地のど真ん中で発砲するなどの大混乱の中、銭形警部は必死にロボットを追う。しかし、実際にロボット兵「ラムダ」を操縦していたのは、可憐な少女、小山田真希だった……。
レギュラーキャラクター以外の登場人物
ルパン三世 (TV第2シリーズ)の登場人物#第155話『さらば愛しきルパンよ』を参照のこと。
スタッフ
- 原作:モンキー・パンチ
- 監修:鈴木清順
- 企画:吉川斌
- 脚本:照樹務(宮崎駿)
- 音楽:大野雄二
- 作画監督:北原健雄 丹内司
- 美術監督:龍池昇
- 美術設定:山本二三 松浦裕子
- 撮影監督:小林健一 長谷川肇
- 録音監督:加藤敏
- 選曲:鈴木清司
- 編集:鶴渕允寿 高橋和子
- プロデューサー:高橋靖二 高橋美光
- シリーズ構成:大和屋竺
- 文芸担当:飯岡順一
- 制作担当:仙石鎮彦
- 絵コンテ:照樹務
- 原画:友永和秀 山内昇寿郎 道籏義宣 篠原征子 柏田涼子
- 動画:藤村和子 浜畑雅代 大里美和子 小野昌則 道籏真佐美 平間久美子
- 指定:近藤浩子
- 仕上:八尋清美
- 演出:照樹務
- タイトルデザイン:高具秀雄
- 背景:張本源
- 撮影:野村隆 首藤真平 金井弘
- 音響効果:糸川幸良(宮田音響)
- 録音技術:飯塚秀保
- 制作進行:川内慎二
- オープニング曲:『ルパン三世'80』
- 作曲・編曲:大野雄二
- 演奏:ユー&エキスプロージョンバンド
- エンディング曲:『ラヴ・イズ・エヴリシング』
- 連載誌:週刊Weekly漫画アクション パワァ・コミックス(双葉社刊)
- 録音:東北新社
- 現像:東京現像所
- 製作協力:東京ムービー
- 製作:東京ムービー新社
声の出演
豆知識
- シナリオ・タイトルは、「ドロボウは平和を愛す」。本作を支持するアニメファンからはこのタイトルで呼ばれる事が多い。[要出典]
- 「ルパンが薄幸の少女を悪人から救う」というプロットは、前年公開された宮崎駿の映画版『ルパン三世 カリオストロの城』と共通している。ヒロインの声優も同じ島本須美である。
- ロボット兵ラムダは『天空の城ラピュタ』にも登場している。ただし、ラピュタのロボット兵は無人で(「シグマ」のシステムはそれだが)、推進もプロペラではない。
- ラムダは、フライシャー兄弟の『スーパーマン』の1エピソード「メカニカル・モンスターズ」に登場するロボットのデザインに酷似し、冒頭で銀行を襲うシーンのカット割は『スーパーマン』でメカニカルモンスターが登場した回のものとほぼ同じ。また、それを示唆する銭形のセリフもある。
- クライマックスの展開は、新ルパンに登場しているルパンは実は偽者だったのではなかろうか、という問いかけになっている。放映直後の『アニメージュ』誌のインタビューの中で宮崎駿がその意図をこめて演出したことを認めている。
- ラストシーン、ルパンたちの乗る車は、朝陽の中を走り続ける。実はこのシーン、製作時のミスで時間が余ってしまい、仕方なく同じ映像を反復して尺を稼いだところ、逆に印象的なシーンになったのだという。なお、このシーンでルパン達が乗っていた車はベンツSSKではなく、宮崎お気に入りのフィアット 500であった。同車は『カリ城』でも活躍している。
参考文献
- 『ルパン三世 死の翼アルバトロス・さらば愛しきルパン(スタジオジブリ絵コンテ全集第2期)』 ISBN 978-4198616670

