峰不二子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ルパン三世 > 峰不二子
峰不二子
ルパン三世のキャラクター
登場(最初) 『死んでゆくブルース』
作者 モンキー・パンチ
声優 増山江威子
二階堂有希子
小山茉美
沢城みゆき
演じた俳優 江崎英子
沙羅さおり
黒木メイサ
プロフィール
性別 女性

峰 不二子(みね ふじこ)は、モンキー・パンチ漫画作品及びそれを原作とするアニメルパン三世』シリーズに登場する架空の人物。

人物[編集]

原作[編集]

ルパン三世一味の紅一点。ある時はルパンの敵であり、味方であり、時には恋人である(敵として登場することが多い)。原作では一貫した人物設定はなく、話により異なった謎の人物として登場する。例えば第11話では古い知人、第19話では部下の1人、第20話では婦人秘密捜査官、第30話では探偵社の社長、第64話ではルパンの入学した東西京北大学の先輩(銭形警部も同大学に在籍)、第66話では同じ大学の同じ学部の同級生、第69話では敵対組織ネズミ一族の1人、第75話では不私刑(フリンチ)の部下、という具合で、知り合い・仲間ということもあれば初対面の赤の他人ということもある。ちなみに第11話では医者の父親を、第24話では科学者の兄をルパンによって殺されている。初回登場は原作第3話「死んでゆくブルース」であり、ルパンと共謀して罪を犯す。『ルパン三世・新冒険』よりルパンの仲間として人物が固定される。

固定後の不二子は、むしろルパンに冷遇されることが多い。男爵との勝負では次元大介石川五ェ門の救出を優先して不二子を男爵に譲ったり、不二子をクビにして別の従順な女性をメンバーにしようとしたこともあった(この時は、次元も五ェ門も不二子の擁護に回った)。「ボディ・スチール」では、アニメでは最終的に老人の脳と交換されるのは銭形だったが、原作では不二子である。ルパンの「お前と組むのはベッドの中だけと決めてるんだ」というセリフが全てを物語っているといえよう。逆に次元や五ェ門らから疎まれることはほとんどなく、「キャ!!デラックス」で五ェ門に小悪魔と評された以外は悪く言われたことはまったくない。

髪の色はシリーズ通じて一定ではなく、金髪の時もあれば黒髪の時もある。

名前の由来は、作者モンキー・パンチは名前を考えていた時、目の前にあった富士山のポスターと、自分の吸っていたたばこ」を合わせたと、『トゥナイト2』のインタビューで語っている(『トリビアの泉』では「富士山の峰」が由来と紹介)。

オートバイにツナギで疾走するイメージから、モデルは映画『あの胸にもういちど』のマリアンヌ・フェイスフルとも言われるが、同映画は峰不二子登場の翌年(1968年)の作品であり、原作者からも完全否定されている。一方、アニメ製作会社サイドは「もしかすると(アニメ作画の時点で)映画のイメージを参考にしたことはあったかもしれない」と不完全に否定している。

実際に不二子のイメージ・モデルとなった人物は、『007』のボンドガールや小説『三銃士』に出てくる女スパイのミレディーである。しかしこれは原作者自身も、後から気づいたそうである。とあるDVDの特典映像のインタビューではいろんな雑誌のモデルの女性を描いているうちに不二子が思い浮かんだと答えていたが、2011年8月4日放送のNHK『あさイチ』では、故郷浜中町に今も在住する女性の、持っていた雰囲気をイメージしたと答えた。

アニメ版[編集]

誰もが見とれるグラマーな美女だが、性格は外見に反して金や宝石に目がない悪女で、目的のためならためらいなく他人を裏切る。経歴などにおいて不可解な部分が多い。ルパン一味では五ェ門と同じように単独行動または別行動することが多く、劇場版もしくはテレビスペシャルでは途中でルパンと合流しているケースが多い。また、ときどき政府機関や各国政財界の大物から特別な依頼を受けることがある。

変装についてはカツラや眼鏡など簡単なもので済ませており、(国際指名手配犯でありながら)上述の依頼時も素顔・本名で接する描写も多数見られる。ただし『TV第1シリーズ』第9話『殺し屋はブルースを歌う』ではルパン三世に、『新ルパン三世』第1話「ルパン一家勢ぞろい」では次元に完璧に変装している。

愛用の拳銃はFN ブローニングM1910。これは、初期シリーズ作画監督の大塚康生麻薬取締官当時に携帯を許されていた拳銃であるらしい。拳銃以外ではサブマシンガンを好んで使用する。TVスペシャル『ワルサーP38』ではシグ P230を使用していた。愛用のたばこはモア・メンソール。ただし、ヘビースモーカーのルパンや次元と違い、不二子がたばこを吸う光景は、全作を通してほとんど存在しない。愛用の香水は「シャネルの5番」である。

メカについては自ら「男の次に得意」と語る[ep 1]ほどの技能を備えており、身の丈以上の大きさをした銃火器類は勿論のこと、フォーミュラカー戦闘機まで軽々と扱い、戦術知識についてはルパンファミリー他の3人に勝るとも劣らない。

格闘能力についても非常に高く、『カリオストロの城』以降の作品では兵士やSPを投げ飛ばすという描写が数多く見られる。映画『DEAD OR ALIVE』では、不二子が武術の達人という設定となり、自分よりはるかに大柄で筋肉質の女性を投げ飛ばす描写や、徒手空拳で敵集団と大立ち回りを演じるシーンもある。

アニメの不二子は、話によっては男性ゲストキャラと結婚直前もしくは結婚式を挙げることがある。その場合、相手は必ず大金持ちであるか、貴族階級の二枚目である。全ての結婚・婚約は、結局履行にまで至っていない。アニメではルパン三世との最初の出会い場所はギリシャパルテノン神殿という設定にされている作品[ep 2]もある。

不二子の先祖や子孫が登場する作品もある。TVスペシャル『霧のエリューシヴ』では、500年前の先祖として盗賊の「お不三」が登場している。気の強さや、お宝への執着心などが不二子と共通しており、これらの気質は子孫に色濃く受け継がれているようである。担当声優は関根麻里。また、2883年(2007年から876年後)の子孫はショートヘアで、裏切り癖の血筋が引き継がれているようであった。声優は日本テレビアナウンサー(当時)の西尾由佳理

ルパンファミリーの中では一番作画に変化が見られるキャラクターで、各作品ごとに毛髪の色・長さ・目つきが異なる。ルパン三世公式の携帯サイトでは、オリジナルの待ち受け画面として街中で『TV第1シリーズ』と『TV第2シリーズ』の不二子がすれ違うシーンが登場したことがある。

長年不二子を演じてきた増山江威子のインタビューによると、不二子のファンは女性が圧倒的に多いとのこと。増山自身も「不二子は(自身も含めた)理想の女性像である」と語っている。[ep 3]

その他[編集]

雑誌『ルパン三世officialマガジン』にて連載されていた鈴木イゾ作画の漫画『M.F.C.』にて、主人公山田幸子が勤務する事になる泥棒会社「M.F.C.」を経営し、社長を務めている。ただし、社員たちへの盗みの命令は、どれも不二子の個人的私怨に関わっている内容ばかりであり、さらには守銭奴の不二子が社長のために、少ない経費で仕事のやりくりをせねばならなくなっている。それ故に、課長とは毎回壮絶な喧嘩をしているようで、社員たちの苦労が耐えない。

スピンオフ作品『ルパン小僧』ではルパン三世との間に子供(ルパン小僧)を儲けている。ただし、原作にゲスト出演したルパン小僧本人は、本編中の不二子に対して、「あんたは偽者で、俺の母親が本物の峰不二子だ」と言っている。

プロフィール[編集]

  • 身長:167cm[1]
  • 体重:50kg[1]
  • バスト:99.9cm[1]
  • ウェスト:55.5cm[1]
  • ヒップ:88.8cm[1]
スリーサイズがゾロ目なのは、原作者のモンキー・パンチ曰く「覚えやすいから」。ただし原作・アニメでは身長・体重の設定はされていないが、映画『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』にて初登場。

配役[編集]

メイン[編集]

初代
二代目
三代目

その他[編集]

英語吹替版[編集]

  • コリンヌ・オル
  • エディ・マーマン
    • ストリームライン・ピクチャーズ版 - 『ルパンVS複製人間』、『ルパン三世 カリオストロの城』、『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』
  • ミシェル・ラフ
  • ドロシー・ファーン
    • マンガ・エンターテイメント版 - 『ルパン三世 カリオストロの城』
  • トニ・バリー
    • マンガ・エンターテイメントUK版 - 『ルパン三世 ルパンVS複製人間』、『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』
  • ミシェル・シードマン
    • アニメイゴ版 - 『ルパン三世 風魔一族の陰謀』
  • メレディス・マッコイ
    • ファニメーション版 - 『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』、『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』、『ルパン三世 ルパン暗殺指令』 - 『ルパン三世 1$マネーウォーズ』

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 登場人物紹介 ルパン三世 公式ウェブサイト

映像作品から引用[編集]

  1. ^ ルパン三世 アルカトラズコネクション』より
  2. ^ ルパン三世 (TV第2シリーズ)』第119話「ルパンを殺したルパン」
  3. ^ ルパン三世 Master File』THE PERFORMERS -その声の魅力- より
  4. ^ ルパン三世 (TV第2シリーズ)』第29話「電撃ハトポッポ作戦」より。本人曰く「猿顔は嫌い」と述べているが、ルパンとの恋愛はいとまがないため、公式設定としてはほぼ定着していない。代表的な例としては『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』第04話「脱獄のチャンスは一度」、『ルパン三世 ルパンVS複製人間』、『ルパン三世 PartIII』第04話「テレパシーは愛のシグナル」をルパン三世を愛している描写があるため、完璧にルパンを嫌っている事はない。

関連項目[編集]

  • ハニートラップ
  • CR不二子におまかせ(本項目が主人公のパチンコ機)
  • 不二子2(本項目が主人公のパチスロ機)
  • 行列のできる芸能人通販王決定戦 - 日本テレビ通版限定でのカーナビ「マップラス」に不二子のボイスを起用。
  • バンダイ - 同社の化粧品ブランド「CreerBeaute(クレアボーテ)」では、漫画やアニメのキャラクターをイメージした化粧品を発売しており、不二子のセクシーさをコンセプトにしたリップグロス、アイライナー、マスカラなどが発売されている[1]
  • トレイン社 - 同社の女性用インナー&レッグウエアブランド「女の欲望」シリーズとコラボレート。不二子のボディラインに近づくべく、バストアップタンクトップや引き締め効果を謳うシェイプパンツやストッキングなどを発売している[2]
  • 緋弾のアリア - 直接の関係はないが、リュパン(ルパン)4世たる峰理子という人物が登場する。