ルパン三世 DEAD OR ALIVE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

ルパン三世 DEAD OR ALIVE』(ルパンさんせい デッド・オア・アライブ)は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場版第6作。1996年4月20日公開。

目次

[編集] 概要

本作品は、原作者であるモンキー・パンチがシリーズ史上初めて監督を担当した作品でもある。また、前作『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』より、二代目ルパン三世の声優としてデビューした栗田貫一が、本作品でもルパンを演じている。他の映画やTVシリーズと比較して、キャラクター全員が最も原作に近い風貌で描かれている。

タイトルの意味は直訳すれば「死んでいるのか? 生きているのか?」だが、転じて「生死を問わず」となり、作中でルパンが「生死を問わず」指名手配されたことにも関連する。しかし、裏の意味は直訳のまま「死んでいるのか? 生きているのか?」であり、作中の首狩り将軍、パニシュの正体につながる暗示でもある。

それまでシリーズの音楽を担当してきた大野雄二は、初代ルパン三世の声優の山田康雄の死去やライブ活動の多忙を理由に、本作および同年の『ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密』を降板した。代わって根岸貴幸がこの2作の音楽を担当している。

本作品は2011年時点でシリーズ最新の劇場版となっており、以後劇場版は製作されていない。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


[編集] あらすじ

ズフ共和国は国王と王子パニシュが殺害されて以来、首狩り将軍によって乗っ取られていた。将軍は国王が漂流島に隠したといわれる財宝を狙っていたが、今まで軍隊をもってしてもその財宝を手に入れることが出来なかった。無数の白骨の転がるこの島にルパン達も足を踏み入れたが、島に備えられた驚異的な防御システムを前に撤退を余儀なくされたのだった。

この島の防御システムの正体は何なのか。ルパン達はその鍵を握るとされる将軍の娘エメラに接近するが、銭形が仕掛けたおとり作戦にはまってしまい、アジトを将軍の軍隊に急襲される。そしてエメラのおとりとなってルパンのアジトに潜入した女性工作員オーリエンダーはルパンたちから奇妙な話を聞かされる。将軍に殺されたはずのパニシュ王子を街で見たというのである。王子に対して特別な感情を抱くオーリエンダーは彼を求めて街へ繰り出す。同時期ルパンには100万ドルの懸賞金が懸けられ、銭形やズフ国家警察長官クライシスだけでなく、賞金稼ぎにも追われる身となる。そして物語は王子の出現とルパンの仕事とが並行して展開していく。

[編集] ゲストキャラクター

オーリエンダー
高山みなみ
ズフ王国国家警察の秘密工作員。通称「オーリ」。エメラ(後述)と入れ替わり、ルパンを欺いた。実は前国王の息子パニシュと恋仲で、首からさげたペンダントにはパニシュの写真をしのばせている。パニシュと再会するまでは首狩り将軍に騙されて、国王がパニシュを殺し首狩り将軍がその仇を討ったと信じていた。パニシュと再会後は、彼が率いるレジスタンスに協力して二重スパイとなった。後に、パニシュの特徴を知っていた事から、パニシュがルパンの変装であったことに気付く。最後は過去の悲しみから吹っ切れたようで、パニシュとの思い出の詰まったペンダントを自ら捨てた。タバコが嫌い。
名前の由来は、花は美しいが猛毒を持つ植物「夾竹桃」の英名。フランスの花言葉では「美と善良」を意味するが、イギリスの花言葉では「危険と注意」を意味する。
パニシュ
声:古谷徹
前ズフ王国国王の息子で、ズフの元王子。軍事クーデターでの失脚後、首狩り将軍の命令を受けたクライシスに殺害されたかに見えたが、殺害されたのは自分の影武者であり、自身は反乱軍を率い首狩り将軍に対抗を宣言する。現在においても、ズフ王国国民の中では高いカリスマを持っており、電波ジャックでの宣言の際には、民衆による歓声があがっていた程である。また、彼自身が漂流島の財宝を手にする鍵となっていた。オーリエンダーの前に現れ、首狩り将軍の独裁政権を倒すためにレジスタンスを組織し、機会をうかがっていることを話す。時々煙草を吸っている。だが、その正体は実はルパンであり、パニシュがクライシスに殺害された事は真実であった。また、オーリエンダーはパニシュが煙草を吸えない事から、パニシュが偽者だと気づいていた。
名前の由来は、英語で「(人が)(人・悪事など)を罰する」という意味の「punish」から。
首狩り将軍
声:銀河万丈
ズフ王国の現統治者。元はズフ国王の側近であったが、漂流島の財宝を目当てに軍事クーデターを起こして前国王を殺害、更にクライシスにパニシュを殺害させて政権を掌握し、独裁政治を布いていた。「首狩り将軍」は通称で本名は不明。冷酷非道なナイフ使いの達人で、役立たずは容赦なく首を跳ねて殺害する。様々なナイフをコレクションしており、それらを用いて戦うも、ルパンに眉間を撃たれて敗北する。実は首狩り将軍自身も国王に作られたナノマシン(いわゆる護衛ロボット)であり、敗北後は執念でルパンのアジトに現れ再度攻撃を図るも、ルパンと次元と不二子の一斉射撃を受け、最後には五ェ門に一刀両断され自らの正体であるナノマシンに戻った。
自身がナノマシンであることは、最後まで知らないままであった。
クライシス
声:野沢那智
将軍の片腕で国家警察の長官でパニシュを殺した張本人でもある。長身で色白の肌をしており、銀色の頭髪。切れ長の眼から冷酷さが窺え、邪魔者は容赦なく消す。かつて自分が殺したパニシュと恋仲だったオーリエンダーを工作員に採用したが後に彼(実はルパンの変装)が生きていたことを知り、動揺する。最期はナノマシンに体を真っ二つにされ無惨な死を遂げた。
名前の由来は、英語で「危機」を意味する「crisis」から。
エメラ
声:横山智佐
将軍の娘と言うのは表向きで、実は「漂流島」の全警備システムを作り上げた科学者ボルトスキーの娘。父親が首狩り将軍に殺される寸前に、「漂流島に入る鍵は娘が生きていること」と嘘を言った為処刑を免れ、将軍の城に軟禁状態になっていた。コンパニオンとして城に潜入した不二子の手引きで脱出し、その後の消息は不明である。
演じた横山は「ルパンに会いたくて…」(自伝の題名)声優を志したが、本作中でルパンとの「共演」はなかった。
スパンキー
声:千葉繁
ズフ国王の元側近。冒頭に「漂流島」の秘密を得る為、ルパンによって収監されていた刑務所を脱獄させられ、ルパン達に「漂流島」がナノマシンに守られていることを伝える。脱獄後は専ら酒を飲んで酔っ払っていた。

[編集] 作中用語

ズフ
当作品の舞台になった架空の国。かつてはナノマシンを研究・実用化するなど科学の進んだ国だったが2年前に首狩り将軍が軍事クーデターを起こして国王と王子を暗殺し元首に就任する。現在でも食料が不足するなど市民生活は困窮しており、王宮の近くにある町には闘いの傷跡が残り戦車等の残骸が散乱している。物語の終盤にレジスタンスによって首狩り将軍の政権が打倒された。
漂流島
ズフの財宝を保管しているドーナッツ状の孤島。湖になっている島の中心部に黄色い丘とナノマシン研究所を乗せた巨大空母がある。
ナノマシン
漂流島の警備システムの中核をなしている機械装置。マグナム弾では傷すらつかない強固な外装と、壊されても瞬時に修復する自己修理機能を備えており動力は太陽光、材料はAuを原子レベルで変化させた物が使われている。漂流島の空母内部に制御装置があり、内部に入ってアクセスすれば誰でもナノマシンを自由に操ることができる。パニッシュ以外の侵入者をセンサーで探知すると空母内のあらゆる場所から先端を鋭利な刃物やハンマーに変えた赤銅色をしたツルのような物を出し、対象を殺傷する。ズフでは平和利用を目的とした研究が進められていたが、国王が軍事利用への転用を目論む首狩り将軍の進言を却下した事が2年前のクーデターのきっかけになっている。

[編集] スタッフ

[編集] その他

本作のスタッフに名を連ねている漫画家「モンキー・パンチ応援団」の主要キャラクターがモブキャラとして本編内に登場している。

[編集] 主題歌

[編集] 声の出演

[編集] 登場する武器

ワルサーP38
H&K HK69
デザートイーグル
ブラック
スタームルガーMkI
クライシス
AK-74
RPG-7
H&K MP5A4
個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語