バック・トゥ・ザ・フューチャー

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バック・トゥ・ザ・フューチャー
Back to the Future
監督 ロバート・ゼメキス
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
キャスリーン・ケネディ
フランク・マーシャル
製作 ボブ・ゲイル
ニール・カントン
脚本 ロバート・ゼメキス
ボブ・ゲイル
出演者 マイケル・J・フォックス
クリストファー・ロイド
音楽 アラン・シルヴェストリ
撮影 ディーン・カンディ
編集 ハリー・ケラミダス
アーサー・シュミット
配給 ユニバーサルスタジオ(北米)
UIP(北米以外)
公開 1985年7月3日アメリカ合衆国の旗
1985年12月7日日本の旗
上映時間 116分
製作国 アメリカ
言語 英語
制作費 $19,000,000
興行収入 $200,785,744アメリカ合衆国の旗
66.4億円(興行収入日本の旗
次作 バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
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バック・トゥ・ザ・フューチャー』 (Back to the Future) は、1985年アメリカ映画SF映画。略して『BTTF』『BTF』とも呼ばれる。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの一作目。

目次

[編集] あらすじ


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


1985年カリフォルニア州ヒルバレーに住む、ロックペプシが大好きな高校生マーティ・マクフライは、科学者である親友のエメット・ブラウン博士(通称ドク)を手伝って、深夜にショッピングモールの駐車場にてデロリアンを改造してドクが開発したタイムマシンの実験を撮影する。

実験は成功したが、ドクがタイムマシンの燃料であるプルトニウムを調達するためペテンにかけたリビア過激派に発見されてしまい、報復を受けて機関銃で撃たれてしまう。同じく命を狙われたマーティはタイムマシンに乗って逃走するが、その必死のカーチェイスの最中図らずも次元転移装置が作動してしまい、30年前の1955年タイムスリップしてしまった。

[編集] 概要

公開当時全米で『フューチャー現象』と呼ばれるブームが生まれるほど大ヒットした。同年のアカデミー賞では音響効果賞を受賞。続編に『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990年)がある。第一作は日本での評価が目立って高く、どの映画レビューサイトでも必ずと言っても良いほど1位にランクインされている(日本初公開時興行収入66.4億円)。

また、本作は後の実写タイムトラベルSF作品に一定の方向性を示し、現在においてもタイムマシン映画の代名詞としてパロディオマージュ作品が数多く製作されている。

[編集] 続編

元々は第1作のみで完結するものとして製作されたが、ビデオソフト化の際、ラストシーンに「TO BE CONTINUED...(つづく)」という劇場公開時にはなかったテロップをジョークで入れたところ、これを見た人達(マイケル・J・フォックスもその1人)による続編製作希望の問い合わせが殺到したため、急遽シリーズ化された。監督であったロバート・ゼメキスは当初続編の製作に否定的であったが「君(ロバート)が監督じゃなくても作る」と言い渡されたため、続編の製作の指揮を執ることを決意した。なお、Part2の最後のテロップはPart1と似ているが「TO BE CONCLUDED...(次回完結)」となっている。なお、DVD版のパート1では、「映画公開時そのままの状態で」という監督の意向から「TO BE CONTINUED...(つづく)」が挿入されてない。これが挿入されたエンドは「思い出の復刻版」のテレビ吹き替え版ディスクにて観ることが可能である。

続編の製作が決まった当初、続編は1作だけ製作する予定だった。しかし、いろいろと良いアイデアが出てきたため、それを約2時間の枠に収めると内容が半減してしまうことから、続編を2作にすることに変更された。Part3はPart2と同時進行で撮影された。

[編集] 資金

  • 当初のクライマックスは、核実験場に行き、そこでタイムスリップをする予定であったが、予算の都合から変更された。結果的にはその方が良かったと関係者は語っている。
  • 資金集めのため、企業とのタイアップが行われた。ガソリンスタンドの「テキサコ」と「カリフォルニアレーズン」である。ところが、劇中にレーズンの出てくるシーンはなく、マーティが1985年に戻った際、ホームレスのレッドが寝ていたベンチの背にカリフォルニアレーズンの名が書かれていただけだった。このため訴訟沙汰になりかけ、全額返金することで事態を収拾した。

[編集] 出演者

[編集] 出演者交代

マーティ役は元々マイケル・J・フォックスが候補に挙げられていたが、当時マイケルはテレビドラマファミリータイズ』のレギュラーを持っていたためスケジュールが合わず、彼へのオファーは断念され代わりにエリック・ストルツが起用される。しかしドクとの掛け合いでの違和感などの理由から、撮影開始から6週間で降板させられ、もう一度マイケル側に打診したところ「ドラマの撮影が優先なら」との条件で了解が得られ、最終的にはマイケルに落ち着いた。当時のマイケルは朝6時に起きてドラマの撮影、夜は映画の撮影で自宅に戻れたのは深夜2時を回っているのがザラだったという。なお、エリックの映像部分は5週間で全体の3分の1程を撮り終え、今でも残っているそうだが「もう過去のことだし、エリックにも自分達にも格好良いものではないから、DVDにも入れなかった」と脚本のボブ・ゲイルは語っている(映画雑誌『プレミア日本版』2003年1月号掲載のインタビューにて)。

[編集] カメオ出演

主題歌『The Power of Love』を歌うヒューイ・ルイスが、序盤のオーディションのシーンで拡声器を持って「もういい、音が大きすぎる」と言う審査員役でカメオ出演している(ただしノンクレジット)。ヒューイ曰く、「こんな姿がMTVに晒されたら僕はおしまいだ。映画に出て以来、落ちぶれたって言われるよ」とジョークを飛ばした。

[編集] ニックネーム

シリーズ通してエメット博士は「Doc」と呼ばれ、多くの日本語翻訳でも「ドク」としているが、英語において“Doc”は“Doctor”を省略した呼び名で、病院医師や科学者などに対する敬称である。日本語でいえば、「博士」や「先生」に当たる。しかしニックネーム的に用いられているので「ドク」という翻訳のほうが自然であるといえる。

[編集] レーガン大統領

1955年のドクに出会ったマーティが、1985年のアメリカ大統領が「ロナルド・レーガン」だと言ったのを、ドクが「俳優の? じゃあ副大統領はジェリー・ルイスで、ファーストレディはジェーン・ワイマン女優。レーガンの最初の妻で1955年当時には既に離婚している)か?」などと馬鹿にして信じない場面がある。これは映画の公開当初、アメリカ国内の共和党支持者の一部から「現職の大統領に対して失礼ではないか」と批判されたが、当のレーガンはこの場面をとても気に入り、ホワイトハウス内の上映室で何度かこの映画を鑑賞し、この場面を巻き戻させたというエピソードもある。

また、1986年年頭の一般教書演説ではパート1のドクのラストのセリフを引用して次のように述べている。
さて、今夜、私はアメリカのより若い世代の皆さんに率直に申し上げたい、なぜなら、あなたがたこそ我々の合衆国の将来を担っているからです。(中略)映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で述べられているように、我々がこれから行こうとする場所には、道など必要ないのです ("Where we're going, we don't need roads.")。

また、ロナルド・レーガンは大統領の任期を終えた後、パート3に1885年のヒルバレー市長として出演するオファーを受け検討したものの、結局辞退している。

[編集] デロリアン(タイムマシン)

詳細は「デロリアン (タイムマシン)」を参照

デロリアン

車型タイムマシンはDMC社のDMC-12・通称「デロリアン」を改造したものである。最初タイムマシンは冷蔵庫にする予定だったが、子供が真似をする(中に入って出られなくなる。当時の冷蔵庫はレバーを引かないと開かない構造になっていたものが多い)可能性があるという懸念から中止になった。その後、監督がデロリアンのガルウイングドアを見て車型タイムマシンを思いついたという。

マーティを演じたマイケル・J・フォックスは公開前特番でマーティに扮し、この車型タイムマシンと映画『タイムマシン』に登場したタイムマシンを並べて「いまどきのタイムマシン」と紹介した。

一見して改造点が少なそうではあるが、テスト用にラジコン機能の追加(プロポ(ラジコン用無線操縦装置)は、日本の双葉電子工業製)、スピードメーター(市販車のデロリアンはメーターが85マイルしかない。そのため、特注で95マイルまでのメーターを作ったと言われている)、ドア開閉時の動作音など、タイムマシン関連の機能以外にも市販のデロリアンと違っている点がいくつかある。

ドクはデロリアンをタイムマシンのベースに選んだ理由として、ステンレスボディーがタイムマシンにとって都合がいいことと見た目がかっこいいことを挙げている。

走行動力は劇中もガソリンエンジンで、原子炉はタイムマシン機能のための発電に用いられている(3作目でガソリンタンクに穴が空いて走行不能になったのはこのため)。

タイムマシンとしての欠陥で、「シフトレバーの周囲にタイムサーキットのスイッチ類があるため、シフトチェンジ時にスイッチ類に触れてしまう」という問題がある。事実1955年へのタイムトラベルは、マーティが2速へのシフトチェンジの際に偶然スイッチが入ってしまったために起こっており、当の発明者であるドクも同じ事をして1885年へ飛ばされている。

[編集] トリビア

[編集] ストーリー関連

(ストーリー順に列挙)

  • 本作のオープニングの時計コレクションが並ぶシーンの中にドクをイメージしたと思われる、人形が針にぶら下がっている時計があり、後のシーンを暗示している。(ハロルド・ロイドの『要人無用』のオマージュか)
  • マーティの部屋に貼ってあるポスターは、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース1983年に発表したアルバム『スポーツ』である。
  • 序盤の1985年のシーンで、トヨタの「ハイラックスサーフ」が、マーティーの「憧れの車」として登場し、巻末ではマーティーの愛車として登場する。他にも、当時の最新型の「スープラ」や「ターセル」も1985年のシーンのいたる所に登場する。
  • 家に戻ったマーティーが,ジョージがビフに文句を言われているのを眺めるシーンに於いて,ビフがマーティーの側にあるお菓子を食べるが,この量がその前に映ったコマより不自然に減っている(前のコマでのお菓子は瓶一杯だったが,ビフが食べる時には既に7割ほどになっている)。
  • 1985年にドクとマーティがデロリアンの実験をしたのは「TWIN PINES MALL(ツイン・パインズ・モール/二本松商店街)」の駐車場だったが、1955年にタイムスリップしたマーティが、当時その場所に家と農場「TWIN PINES RANCH(ツイン・パインズ・ランチ)」を構えていたピーボディ氏の栽培する(二本松)のうちの一本を轢き倒してしまったため、1985年に戻ってきた時には「LONE PINE MALL(ローン・パイン・モール/一本松商店街)」に看板が変わっている。代表的なタイムパラドックスの例をさりげなく表現している。
  • タイムマシンのテストの際、マーティが撮影に使ったドクのビデオカメラは日本ビクター製で「JVC」の文字が確認できる。また、時間計測に使われたデジタル・ウォッチは、ドクの持っていたのがセイコー製、愛犬アインシュタインが首から提げていたのはシチズン製。それぞれ「SEIKO」「CITIZEN」のロゴが確認できる。
  • ドクは愛犬アインシュタインを乗せたデロリアンを1分先の未来に送るが、実際には1分20秒経過している。
  • マーティがリビア人に発砲を受け、デロリアンに飛び乗るシーンはエリック・ストルツの映像を使用している。
  • マーティが1955年の建造中のリヨン団地を発見した後に老夫婦が乗った車が通り掛かり、助けを求めても拒否されるシーンがあるが、これはスピルバーグ監督の『激突!』のオマージュである。
  • タイムスリップに必要な電力は1.21ジゴワットと言っているが、これは共同脚本家のボブ・ゲイルのミス。本来"gigawatt"(ギガワット)と書くべきこの単語の綴りを、ボブは"jigowatt"だと信じ込んでおり脚本にもそう書いてしまった、とDVDのコメンタリで認めている。なお、1.21ギガワットは121万キロワットであり、これは本作品が公開された1980年代以降に建設された国内の原子力発電所の発電用原子炉1機分の電力とほぼ同じである。ちなみに落雷一回の電力量は10kWh~500kWh程度であると言われている。落雷は長くても1秒程度の間に終了するので、この間の電力(即ち仕事率)は36MW~1.8GWと考えられる。[1][要出典]
  • 1955年のカフェでマーティが注文する「タブ(tab)」は、アメリカでは1962年に発売(日本では未発売)。マスターが勘定(tab)と勘違いしたのは未発売のため。また、ジョン・F・ケネディが大統領になる5年前の為、「ジョン・F・ケネディ通りか」との台詞に対し「ケネディって?」との台詞がある。
  • マーティが1955年のジョージの家に忍び込み、宇宙人に成り済ましてジョージを脅迫するシーンでは、『スター・ウォーズ』でお馴染みのダース・ベイダーや、『スタートレック』でのバルカン星の名が登場する(右手でヴァルカン・サリュートをしている)。またこの時、マーティは自らを「宇宙人」という意味で「extraterrestrial(『E.T.』)」と自称している。
  • その脅迫にマーティが使用した“拷問器具”のカセットボーイとヴァン・ヘイレンカセットテープは、1984年にロレイン役のリー・トンプソンも出演していた映画『ワイルド・ライフ』(日本未公開)のためにエディーに書き起こされた曲からの抜粋。現在までにアルバム等に収録されておらず日本で聞くことは不可能といっていい。ちなみにヴァン・ヘイレンは続編のパート2でサントラを提供している。
  • マーティが1955年のステージで演奏するギターギブソン社のES-345である。このギターは1959年に発売されたもので当然1955年には存在しない。また、ハムバッカーも開発されておらず、当時のギターに載っていたのはシングルコイルのピックアップであった。マーティが使用するのはビグスビーのビブラート・ユニットを後から装着したものであり、ストップ・テール・ピースのポストが残っている。ちなみにこのギターはジョニー・B・グッドの実際の奏者チャック・ベリーが使っているモデルであり、そこに由来する。
  • マーティがラストのダンスパーティで演奏するジョニー・B・グッドはチャック・ベリーの曲である。この曲は近代ロックンロールの原点とされており、1958年に発表された曲だった。しかし、1980年代のアレンジを加えたため「君らにはまだ早かった。でも君らの子供は分かる。」というセリフにつながる。演奏中にバンドのボーカルのマービン・ベリーが曲を紹介するために電話をかけた相手が従兄弟のチャックということになっており、チャック・ベリーはこの電話で曲を聞いてジョニー・B・グッドを作ったというネタになっている。
  • 1955年で両親と別れる際、母親のロレインが「マーティって良い名前ね」と言い、長男にマーティという名を付けるらしい様子を見せるが、マーティは次男で末っ子であり、長男はデヴィッドと名付けられている。これは、1981年にできた当時の脚本では子供はマーティ一1人だったため。その後、マーティと親の年齢が離れすぎたために三兄弟の末っ子という設定が新たに付け加えられた。ロレインのこのセリフはその名残。
  • 1955年から1985年に戻るシーンで、マーティが「タイムマシンで10分前に戻せば知らせられる」という台詞があるが、実際には11分戻している。しかも、キーパッドは全く別の場所を押している。

[編集] ストーリー以外

  • 元々1作品で完結するものとして作られたものだが、3部作を通して見れば「タイムマシンの使用による希望」が描かれている。また、予め結末を知った上で都合のいいように歴史を変えることは結局はさらなる不幸を呼ぶと言うことも暗喩するようになっている(最終的にマーティは自分の力だけで未来を変えている)。
  • 時間旅行に関する考察が多く、「歴史改変をしたのであれば何故改変前の事実の記憶を主人公たちが持っているのか?」や「1885年の歴史を改変したのでは1955年から1885年に行くきっかけが消滅してしまうのではないか?」といった議論は未だに繰り広げられている。ただし、2作目の作中でのタイムパラドックスの説明からすれば、基本的にはパラレルワールド説を取っていると思われる。この場合、映画の視点は常にマーティのそれであると仮定し、タイムトラベルするたびに、マーティが別の歴史の時間軸(≒パラレルワールド)に乗り換えているだけである。
  • マイケル・J・フォックスが出演していたテレビドラマ『スピン・シティ』の第3シーズン第18話(1999年2月23日放送)の題が「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART4?」 (Back to the Future IV - Judgment Day) であったが、これは単にゲストとしてクリストファー・ロイドが出演しただけである。
  • 各地のユニバーサル・スタジオには、映画をもとにした『バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド』というアトラクションがある。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで使用されている映像は日本のイマジカが制作。これは当時全天周映画オプチカル合成できる設備が同社にしかなかったため。ただし、本国アメリカのユニバーサル・スタジオでは2007年3月限りで営業を終了している。
  • アメリカでは2006年に『Looking Back At The Future』という関連作品が公開された。これは関係者のインタビューを集めたもの。
  • VFXの登場前に作られた作品であるためCGは全く使われておらず、特殊撮影には光学合成や模型などが使われている。

[編集] 小説版との相違

  • シリーズ3作ともノベライゼーションがでている(日本語版は新潮社からでていた)が、パート1のものだけ50ページ程長く、映画版に無いシーンも多く、映画版にあっても大幅に違うシーンがある。これは映画化される一つ前の段階の脚本を下敷きにしていることや、映画は撮影中にも次々と変わり、「最新の脚本なんて無い(ジャック・ニコルソン談)」からだと考えられる。

[編集] 映画版になかったエピソード

  1. ジョージはデール・カーネギーの『人を動かす』を読んで一念発起して明るく振る舞おうとしたが、その結果はビフからサブマリン・サンドウィッチを顔にぶつけられただけだったし、女の子達からは余計に気持ち悪がられた。

[編集] 映画版との差異

  1. 冒頭、ドクの研究所に行き、そこで夜の実験の電話をもらうが、小説版ではマーティの学校にドクから電話が来る。
  2. マーティが遅刻するシーンはなく、上述のドクからの電話の時、ストリックランド教頭先生が電話の内容を盗み聞きしていて私用の電話だったことからマーティを問いつめていると、持ってきてはいけないウォークマンが見つかり、居残りを命じられる。居残りの部屋ではウォークマンがストリックランド先生によって万力で締め付けられ壊される。その際、映写機のレンズ、マッチ、ガムを利用して煙を起こし、スプリンクラーを作動させ、誰かのスケボーを奪いオーディション会場に行く。
  3. 映画では、マーティは1955年のドクに、「トイレで滑って転び、便器で頭を打った時に次元転移装置を思いついた」という1985年のドクから聞いた話をして信じてもらうが、小説版では信じてもらえず追い出されてしまう。その後真夜中まで待ち、直接研究所にデロリアンを持って行き実物を見せてやっと信じてもらう。そのため、1955年のドクと「リヨン団地建設現場」(マーティがデロリアンを隠した場所)に行くシーンはない。映画では、この後いきなりマーティが録画したタイムマシンの実験のビデオを見るシーンとなるが、小説版ではマーティがビデオカメラとテレビを接続している間、ドクが1985年の自分の持ち物(ヘアドライヤー、木綿の下着、雑誌の「プレイボーイ」)をチェックするシーンがある(このシーンは実際に撮影されたが公開時にはカットされており、DVDの特典で未公開シーンとして見ることができる)。また、マーティは夜まで映画館で時間をつぶしていたため、ドクがタイムパラドックスの説明をする際、「もし本来この時代にいないはずのマーティが映画館に行ったために、その映画館の売り上げに変化が生じ、存続するか否かで本来は存続しなかったのに、マーティ分の売り上げで存続になったとしたら、さらにもしその映画館が火災にでもなって、逃げ遅れた人の中に将来の合衆国大統領になるべく運命づけられている若者がいて、もしその火事で死んだとしたら、思い切り歴史を改変することになる。」と言っている。
  4. 魅惑の深海パーティーのジョージがビフを殴り倒すシーン。映画では、飲み物を飲んでいたジョージが時計を見て慌ててマーティの所に行っているが、小説版では、トイレに行ったらディクソン(後にダンスパーティでジョージからロレインを横取りする人物)らが煙草を吸っており、入ってきたジョージをストリクランドと勘違いし、慌てて吸っていた煙草を捨てる。そのため、トイレの個室にしばらく閉じこめられる羽目になり、20分後にストリクランドがやってきて解放される。その後、慌ててマーティの所に向かうと、ビフがロレインに乱暴しているシーンとつながる。映画でもディクソンに電話ブースに閉じ込められるシーンが撮影されたが、カットされた。
  5. 1985年に戻ったシーンで映画では、「ローンパインショッピングモール」の看板が写るのみだが、小説版では、マーティが最初にいた1985年では、「トゥウィンパインズショッピングモール」だったのだが、1955年に松を一本倒したため、名前が変わったとドクに説明していた。また、過激派の襲撃の後、マーティとドクが動かなくなった(エンジンがかからなくなった)デロリアンの元に行くシーンがあり、ドクがダッシュボードの下にある隠しスイッチをパチンと入れると、デロリアンは何事もなかったかのように息を吹き返している。

[編集] スタッフ

[編集] キャスト

詳細は「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズの登場人物」を参照

役名 俳優 日本語吹き替え
ソフト版 テレビ朝日版 フジテレビ版
マーティ・マクフライ (Marty McFly) マイケル・J・フォックス 山寺宏一 三ツ矢雄二 織田裕二
エメット・ブラウン博士(ドク)(Dr. Emmett "Doc" L. Brown) クリストファー・ロイド 青野武 穂積隆信 三宅裕司
ビフ・タネン (Biff Tannen) トーマス・F・ウィルソン 谷口節 玄田哲章 島香裕
ロレイン・ベインズ・マクフライ (Lorraine Baines McFly) リー・トンプソン 佐々木優子 高島雅羅 佐々木優子
ジョージ・マクフライ (George McFly) クリスピン・グローヴァー 富山敬 古川登志夫 富山敬
ジェニファー・パーカー (Jennifer Parker) クローディア・ウェルズ 勝生真沙子 佐々木優子 坂本千夏

※ソフト版はビデオ・VHD・LDおよびDVDに収録

  • テレビ朝日版(地上波初放送は1989年2月5日テレビ朝日開局30周年記念番組として放送)は現在でもこの組み合わせがベストとの声が多いためにソフト化を希望する声は多く、2008年12月19日にユニバーサルの「思い出の復刻版DVD」シリーズの第一弾としてこの吹き替え版が収録されたDVDが発売された。
  • フジテレビ版は「思い出の復刻版DVD」には唯一未収録となった吹き替え版である。ちなみに当時の番宣で主演の二人は(裕二と裕司で)WユウジとPRされていた。
  • 日本テレビテレビ東京ではテレビ朝日版を再放送。
  • 多くのマイケル・J・フォックス出演作を吹き替えている宮川一朗太は本作で吹き替え担当になったことがない。宮川は自身のブログで「一度マーティの吹き替えをやらせてほしい」と告白している。

[編集] DVD-BOX

  • バック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジー・ボックスセット
    • 2002年9月27日に初発売された、全3作を収録したデジパック仕様の3枚組DVD-BOX。パッケージ素材に虹色の光沢がついている。初回限定生産。3部作の単品の同時発売も当初発表されていたが後に中止(しかし3部作の単品の発売自体は結局、後年になって実現する)。2003年にパッケージの光沢をなくして再発売される。
    • PART2、PART3の映像は、画角がオリジナルとは異なったものが収録されている。ただし希望者にはオリジナルの画角で収録されたディスクへの交換が発売元により行われている。
  • バック・トゥ・ザ・フューチャー 20th アニバーサリーBOX
    • 2005年発売。それまでの3作品のDVD(※)に加え新たな特典ディスク1枚の4枚組デジパック仕様BOX。さらに特典として、「OUTATIME」のナンバープレートの復刻版、ドクからの手紙のレプリカ、デロリアンのペーパークラフト、スペシャル・バージョンのキューブリック3体、ポストカード6枚等が同梱されている。
    • ※各ディスク音声、特典映像に差異はないが、PART1に収録されていた字幕特典「秘密の扉」のアニメーテッド字幕を省略。またPART2、PART3の画角がオリジナルバージョンで収録されている。
  • バック・トゥ・ザ・フューチャー DVDコレクターズBOX
    • 2008年発売。単品発売されている3作とアニバーサリーBOXの特典ディスクを収録した、トールケース3本・4枚組(特典ディスクはPART3のケース内)仕様のBOX。

[編集] 仕様

[編集] タイアップ

パチンコ
  • CRバック・トゥ・ザ・フューチャー(2003年、奥村遊機
  • CRバックトゥザフューチャー(2008年、サミー
パチスロ
  • バックトゥザフューチャーα(2007年、タイヨー
  • バックトゥザフューチャーデラックス(2008年、ロデオ

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

  1. ^ 電力中央研究所「雷のふしぎ」http://criepi.denken.or.jp/jp/pub/pamphlet/light.pdf#search='
星雲賞メディア部門
第16回 1985年度
風の谷のナウシカ
宮崎駿監督
第17回 1986年度
バック・トゥ・ザ・フューチャー
ロバート・ゼメキス監督
第18回 1987年度
未来世紀ブラジル
テリー・ギリアム監督