ジェリー・アンダーソン

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ジェリー・アンダーソンGerry Anderson, 1929年4月14日 - )はイギリスの映像作品プロデューサー。主に1960年代1970年代に「特撮」「テレビドラマ」「人形劇」を基本とした映像作品の制作で知られる。以前の日本ではゲーリーと表記されていたが、「スペース1999」の頃からジェリーの表記も登場し、「テラホークス」開始時に正しい発音がジェリーである事がわかったので、以後刊行される日本語メディアは全て「ジェリー」となっている。

目次

[編集] 経歴

1955年に映像製作会社「APフィルムズ」を設立。スーパーマリオネーションと呼ばれる、従来のパペット(操り人形)に人間的な動作や表情を加え、特撮を駆使して実写に近いリアル感を演出した人形劇の新境地を開き、これを使った番組を次々と次々と世に送り出して名を馳せた。特に「リップシンクロイドシステム」と呼ばれる、台詞の音声に反応して人形の唇が稼動する電磁機構を活用したことで有名。ジェリーの妻となったシルヴィア・アンダーソンも会社に加わり、主に人形の造形・制作を担当していた。共に活躍したスタッフとしては、音楽のバリー・グレイ、造形のデレク・メディングス等も有名。

1965年に21世紀フィルムスタジオ出版と合併して「21世紀プロダクション」(the Century 21 Organisation)に改名。番組製作だけでなく版権出版分野にも業務を拡大、『グリーン・ホーネット』や『トッポジージョ』、『プリズナーNo.6』など人気番組の関連商品を扱った。1971年にグループ・3・プロダクション(Group 3 Productions)、1975年にはジェリー・アンダーソン・プロダクション(Gerry Anderson Productions)となっている。

[編集] アンダーソン作品一覧

人形劇を作る事になったきっかけは、The Adventure of Twizzleを参照。

日本国内ではこれらをかつて「ITC作品」と呼んでいたが、ITCは配給会社であって、アンダーソンとは直接関係ない。謎だらけの英国製ドラマとして有名な「プリズナーNo.6」も配給がITCになっているだけで、制作そのものもアンダーソンと無縁である。この辺は日本でもアンダーソン作品をよく知るファンが増えて来た為、ITCという単語は使わず、ジェリーとシルヴィア2人の意味も兼ねて「アンダーソン作品」と称する様になったが、ウルトラマン仮面ライダーなど国内特撮を中心とするファンからはまだ、ITC作品と誤称される事がしばしばある。

[編集] ITC配給以後

ジェリーとシルヴィアは「スペース1999」第1シーズン終了時に離婚し、この時の影響でスタッフ・キャストの一部がジェリーから離れた。また、本作以後配給会社ITCがジェリーとの密接な関係を絶っており、以後の作品はジェリー自身が出資者を募っている。そのため予算や権限が限られており、ITC時代の自由闊達さは見られない。予算が付きパイロット版が制作されても、実際に放映までこぎつけることなく終わる作品が多く、企画自体の質も低かったものと推測される。ITC自体黄金期を過ぎ、ジェリーにとって最大の理解者であったルー・グレイドの社内的地位も下がっていた。後に実質的経営者の変遷を経て、ITCは海外資本に売り渡される。ITC配給以後の作品の出来はお世辞にも最高とは言えず、出資先の倒産等によりシリーズでない単発作品も多い(シリーズ化した作品は下記の内「地球防衛軍テラホークス」「ディックスパナー」「スペースプリシンクト」「ディックスパナー」「ラヴェンダーキャッスル」「新キャプテンスカーレット」のみ)。一方、離婚後のシルヴィアのプロデュース作品は「スターメイデン」など佳作が多く、やはり作品を作る上で、シルヴィアの功績が大きかったと考えられている理由の一つである。

[編集] アンダーソン作品の影響が見られる作品

影響を受けたと見られる作品は広範にわたっている。

[編集] 余談

首都圏では1983年1985年に、UHF局テレビ神奈川テレビ埼玉千葉テレビなどで「サンダーバード」を皮切りに、アンダーソン作品の大半が放映された。「サンダーバード」の映画2作も勿論、白黒の「スーパーカー」まで放映され、放映されなかったのは放映権が切れた「魔法のけん銃」「宇宙船XL-5」の他は「プロテクター電光石火」「謎の円盤UFO」「スペース1999」のみである(なお、「UFO」および「1999」は1987年1988年テレビ東京で深夜時間帯に続けて再放送されている)。これは実際にUHF局同士で交流があるためで、フィルムの入手や隣の放送局への搬送は手渡しで行っていたそうである。現在ファンが個人で所蔵しているビデオには、このときの録画もかなり含まれている。

[編集] 外部リンク