リドリー・スコット

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リドリー・スコット
Sir Ridley Scott
Sir Ridley Scott
2012年
生年月日 1937年11月30日(76歳)
出生地 イングランドの旗 イングランドタイン・アンド・ウィアサウス・シールズ
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 映画監督映画プロデューサー
活動期間 1965年-
配偶者 Felicity Heywood (1964-1975)
Sandy Watson (1979-1989)
主な作品
エイリアン
ブレードランナー
グラディエーター

サー・リドリー・スコットSir Ridley Scott, 1937年11月30日 - )は、イングランドサウス・シールズ出身の映画監督映画プロデューサー

主にアメリカで活動している。弟トニー・スコット、長女ジョーダン・スコットも映画監督。息子のジェイク・スコットは、ミュージックビデオやCMのディレクター。

経歴[編集]

ウエスト・ハートブール美術大学でグラフィックデザインや絵画、舞台美術を学び、その後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに進学し、グラフィック・デザインを専攻する。卒業後、BBCにセット・デザイナーとして入社。やがてドキュメンタリーやテレビドラマの演出をするようになるが、テレビディレクターに限界を感じ、退社した後、CFの制作会社を設立。数多くのCFを制作し、各国の国際映画祭で数々の賞を受賞。手がけたCFの本数は1900本以上にのぼる。その後、映画界に進出。

デビュー作『デュエリスト/決闘者』(1977)でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞。1979年の監督作『エイリアン』の世界的大ヒット以降は、活動の拠点を米国に移す。

フィリップ・K・ディックSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を映画化した『ブレードランナー』(1982)では、映像化は困難とされていた原作を卓越した手腕で描き、数多くのファンを獲得する。

1億ドルを超える制作費と破格の宣伝費を費やした大作『グラディエーター』(2000)で、第73回アカデミー賞作品賞並びに第58回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞を受賞。興行的にも世界的大ヒットを記録し、名実ともに不動の地位を確立した。2003年にはナイトの称号を授与されている。

2008年、トニー・スコットとともにマイケル・クライトン原作『アンドロメダ病原体』のテレビミニシリーズの製作を担当。

人物[編集]

  • BBC時代から映像製作に関するすべての作業に熟知しており、絵コンテの執筆や撮影などを自らの手で行うことも多い。特に作品のイメージをまとめた絵コンテやイメージボードの画力はハイレベルであり、映画愛好家のコレクターズアイテムともなっている。また、撮影に関しては使用するフィルムからレンズ、照明についても熟知しており、そのため、アメリカで映画撮影を行う際には、オペレートなどの点で仕事の範囲を侵犯するため撮影監督と対立し、トラブルを引き起こしたケースも少なくない。
  • 映画界屈指の映像派として知られ、初期の作品では幻想的な映像美が見られるが、美術から照明など細部にわたり構築していく完璧主義がたたり、製作ペースの遅れやスタジオとの対立から数多くのディレクターズカット版が作られるなど辛酸をなめたケースも少なくない。
  • 自他ともに認める几帳面な性格の持ち主。『マッチスティック・メン』公開時のインタビューによると神経質な主人公のキャラクターには自身の性格が投影されているとのこと。英国の自宅に日本人女性の高尾慶子をハウスキーパーとして雇っていたことがあり、高尾の著書で、スコットの性格やその母親とのエピソードを知ることができる。

評価[編集]

広告業界では既に成功を収めており、『デュエリスト/決闘者』で映画監督デビューする前に、既に数千本のCMを監督していた。代表作は、アップル社MacintoshのCM「1984」。

『テルマ&ルイーズ』(1991)以降は一時期低迷したが、『グラディエーター』(2000)と『ハンニバル』(2001)の世界的ヒットで名声を取り戻した。テレビ業界では、多数のテレビドラマで製作総指揮を担当している。

監督賞には縁が薄く、1977年のカンヌ国際映画祭で新人監督賞(『デュエリスト/決闘者』)を受賞したのみ。これまでにアカデミー監督賞3回、ゴールデングローブ賞監督賞2回、英国アカデミー賞監督賞2回にノミネートされているが、いずれも受賞を逃している。

スタッフ[編集]

音楽家のヴァンゲリスは『ブレードランナー』、『1492 コロンブス』のサウンドトラックを担当している。また、ドイツ人作曲家ハンス・ジマーは、1989年の『ブラックレイン』以降の作品のほとんどに曲を提供している。

編集では『JFK』でオスカーを受賞したシチリア人編集者のピエトロ・スカリアが97年の『G.I.ジェーン』以降、ほぼ全てのスコット作品を編集している。

ロサンゼルスとロンドンに製作会社RSA(リドリー・スコット・アソシエーツ)社を置く。スコットが27歳の時に設立したプロダクションで、CMとミュージックビデオの製作を受注、10名前後の若手監督達が所属している。

監督作品[編集]

プロデュース[編集]

製作及び製作総指揮作品は『ゆかいな天使/トラブるモンキー』『明日にむかって…』を除いて全てトニー・スコットと共同でプロデュースしている。また、ジョーダン・スコットやジェイク・スコット監督作品をプロデュースすることもある。

  • ゆかいな天使/トラブるモンキー Monkey Trouble (1993) - 製作総指揮
  • 明日にむかって… The Browning Version (1994) - 製作
  • ザ・ハンガー The Hunger (1997) - TVドラマ/製作・製作総指揮
  • ハンガー/トリロジー The Hunger (1997) - TVドラマ/製作
  • ムーンライト・ドライブ Clay Pigeons (1998) - 製作
  • ザ・ハンガー プレミアム The Hunger (1999) - TVドラマ/製作総指揮
  • ザ・ディレクター[市民ケーン]の真実 RKO 281 (1999) - 製作総指揮
  • ゲット・ア・チャンス! Where the Money Is (2000) - 製作
  • ラスト・デシジョン The Last Debate (2000) - 製作総指揮
  • チャーチル/大英帝国の嵐 The Gathering Storm (2002) - 製作総指揮
  • NUMBERS 天才数学者の事件ファイル シーズン1~6 Numb3rs (2005 - 2010) - テレビドラマ/製作総指揮
  • イン・ハー・シューズ In Her Shoes (2005) - 製作
  • ドミノ Domino (2005) - トニー・スコット監督作品/製作
  • トリスタンとイゾルデ Tristan & Isolde (2006) - 製作総指揮
  • ジェシー・ジェームズの暗殺 The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford (2007) - 製作
  • CIA ザ・カンパニー THE COMPANY (2007) - テレビ映画/製作総指揮
  • アンドロメダ・ストレイン The Andromeda Strain (2008) - 製作総指揮
  • 汚れなき情事 CRACKS (2009) - ジョーダン・スコット監督作品/製作総指揮
  • グッド・ワイフ The Good Wife (2009) - テレビドラマ/製作総指揮
  • ダークエイジ・ロマン 大聖堂 The Pillars of the Earth (2010) - テレビドラマ/製作総指揮
  • 特攻野郎Aチーム THE MOVIE The A-team (2010) - 製作
  • クリステン・スチュワート ロストガール - ジェイク・スコット監督作品/製作総指揮
  • 僕の大切な人と、そのクソガキ Cyrus (2010) - 製作総指揮
  • LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語 Life in A Day (2011) - 製作総指揮
  • SF界の巨匠たち Prophets of Science Fiction (2011) - テレビドキュメンタリー/製作総指揮・出演

脚注[編集]

外部リンク[編集]