ジョン・ウー
| 呉宇森 ジョン・ウー |
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カンヌ国際映画祭、2005年
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| プロフィール | |
| 出生: | 1946年5月1日(65歳) |
| 出身地: | 中国広州市 |
| 職業: | 映画監督 |
| 各種表記 | |
| 繁体字: | 吳 宇森 |
| 簡体字: | 吴 宇森 |
| ピン音: | (広東語)ng4 yi5sam1 (北京語)wú yŭsēn |
| 発音転記: | (広東語)ン・イーサム (北京語)ウー・ユィセン |
| 英語名: | John Woo |
ジョン・ウー(呉 宇森、広東語: ン・イーサム、北京語: ウー・ユィセン、英語名:John Woo, 1946年5月1日‐)は、中国広州市生まれで、香港育ちの映画監督、映画プロデューサー。
目次 |
[編集] プロフィール
香港時代に監督したノワール系アクション映画で脚光を浴び、後述する暴力的かつ華麗なる独特の映像美から「バイオレンスの詩人」とも呼ばれている。1986年に『男たちの挽歌』で香港電影金像奨最優秀作品賞と金馬奨最優秀監督賞を、1990年に『狼/男たちの挽歌・最終章』で香港電影金像奨最優秀監督賞を受賞。1992年のハード・ボイルド/新・男たちの挽歌でハリウッドに認められたのをきっかけに翌年1993年にハード・ターゲットで監督をつとめる。それ以来、主にアメリカを活動の拠点としているが、三国志に題材を得た歴史劇『レッドクリフ』二部作では久々にアジア圏で監督した作品となった。
[編集] ジョン・ウー・アクション
彼を有名たらしめた数々のアクション作品で多用されたアクション表現が非常に有名であり、多くの熱狂的なファンを集めている。代表的な例としては下記の通り。
「 ロングコートをはためかせ、両手に銃をもって華麗に立ち回る二丁拳銃アクション 」、「 戦闘中に飛ぶ白い鳩 」、「 同時に拳銃を向け合う2人の人物(メキシカン・スタンドオフ)(『レッドクリフ』では長剣) 」、「立て続けのカット割りからのスローモーション(サム・ペキンパーなどからの影響と言われている)」「教会での残虐シーン」など。
[編集] 暴力表現への想い
上記の様なジョン・ウー独特の映像表現は近年のアクション映画にも多大な影響を与えている。ジョン・ウー本人は、自分は「暴力否定論者」であり、幼い頃の貧困街での生活において、他人から暴力を受ける事が多かったため、映画の中で暴力を描く事によってその残酷さを伝える意図があり、また上述の「鳩」に「平和」の意味を込めていると述べている。その例として、『狼/男たちの挽歌・最終章』の子供を助けるシーンや『フェイス/オフ』の中盤の「OVER THE RAINBOW」の流れる中、子供の視点から描かれる銃撃シーン等が挙げられる。なお、本人によればガンアクションの演出は、カンフーアクションや米国のガンアクションではなく、趣味であるダンスからヒントを得ているという。しかし、近年製作する映画(特にハリウッド映画)では彼の暴力描写はかなり控え目になってきている。ハリウッドで最後に撮った映画である『ペイチェック』では人を一人も殺さないというジョン・ウー映画史上前代未聞のキャラが主人公になっている。これについてジョン・ウーは同映画のオーディオコメンタリーにて『香港映画は市場が狭いこともあり、作品が完成した状態になるまで配給会社に公開しないシステムとなっている。また、映画制作における監督の権限がかなり強いということもあり、思う通りの作品(暴力描写に余念の無い作品)を描けるが、ハリウッド映画は市場が全世界に及ぶことや、暴力表現の規制の激しいヨーロッパの市場で基準に引っかかる可能性もあり、必然的に暴力シーンをカットしなければならない』と発言している。また、『ハード・ターゲット』のコメンタリーでも『ハリウッド映画はアクションはアクション。ドラマはドラマ。コメディーはコメディーという形で映画が作られる。だから、アクション映画を作る時にドラマをストーリーに入れることはできない』とも述べており、香港時代の時のように自由に映画制作が出来ない様子が見受けられている。そのためか、香港時代のジョン・ウー映画を知るファンからは(アメリカのジョン・ウーファンを含む)、彼の持ち味がなくなってきていると指摘するファンもいる。
[編集] 他クリエイターへの影響
クエンティン・タランティーノやマーティン・スコセッシなどがフリークとして有名。タランティーノに至っては『キル・ビル』撮影開始前、ユマ・サーマンへの演技指導の代わりに『狼/男たちの挽歌・最終章』をまず観せたほどである。
[編集] 日本に対する思想・文化から得た影響
深作欣二、石井輝男、黒澤明、北野武に大きな影響を受けたと公言している。特に黒澤の『七人の侍』は撮影前に必ず繰り返して見るという、彼にとって教科書のような映画であると語っている[1]。その一方で、第二次世界大戦における日本軍を批判する『ウインドトーカーズ』や『南京1937』(製作のみ)といった作品も手がけている。
[編集] 他メディアへの影響
ジョン・ウーの映画作品はビデオゲームやコミック、アニメなど様々なメディアに影響を与えている。ビデオゲームでは『マックスペイン』や『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』などが演出方法を引用している。2008年にはウー自ら監督したビデオゲーム・『ストラングルホールド』が、Xbox 360とプレイステーション3のゲーム機やPCゲームとして発売された。
コミックにおいては日本のマンガ『ブラック・ラグーン』や『ワイルダネス』などに影響がみられるが、特に『ブラック・ラグーン』ではユンファによく似た香港マフィアのボス・張が登場し、本家と同じく二丁拳銃で活躍する。
[編集] 監督作品
- カラテ愚連隊 過客 (1973年)
- ジャッキー・チェンの秘龍拳少林門 少林門 (1975年)
- 帝女花 (1976年)
- マネー・クレイジー 發錢寒 (1977年)
- 剣聖たちの挽歌 豪侠 (1978年)
- 滑稽時代/モダン・タイム・キッド 滑稽時代 (1980年)
- アーメン・オーメン・カンフーメン! 摩登天師 (1981年)
- 八彩林亞珍 (1982年)
- ソルジャー・ドッグス 英雄無涙 (1986年)
- 男たちの挽歌 英雄本色 (1986年)
- 男たちの挽歌 II 英雄本色II (1987年)
- ワイルド・ヒーローズ/暗黒街の狼たち 義胆群英 (1989年)
- 狼/男たちの挽歌・最終章 喋地雙雄 (1989年)
- ワイルド・ブリッド 喋血街頭 (1990年)
- 狼たちの絆 縦横四海 (1991年)
- ハードボイルド/新・男たちの挽歌 辣手神探 (1992年)
- ハード・ターゲット Hard Target (1993年)
- ブロークン・アロー Broken Arrow (1996年)
- フェイス/オフ Face/Off (1997年)
- ブラックジャック Black Jack (1998年)
- ミッション:インポッシブル2 Mission: Impossible II (2000年)
- ウインドトーカーズ Windtalkers (2001年)
- ペイチェック 消された記憶 Paycheck (2003年)
- それでも生きる子供たちへ All the Invisible Children (2005年) オムニバス映画の一編。2007年日本公開。
- レッドクリフ part I 赤壁 (2008年)
- レッドクリフ part II -未来への最終決戦-赤壁:決戦天下 (2009年)
- レイン・オブ・アサシン 剣雨 (2010年)
[編集] プロデュース作品
- ゴースト・バスティン 抓鬼特攻隊 (1983年) 製作総指揮
- 大陸英雄伝 和平飯店 (1995年) 製作
- 南京1937 南京1937 (1995年) 製作
- 野獣の瞳 浪漫風暴 (1995年) 製作
- ビッグヒット The Big Hit (1998年) 製作総指揮
- リプレイスメント・キラー The Replacement Killers (1998年) 製作総指揮
- バレット モンク Bulletproof Monk (2003年) 製作総指揮
- ブラッド・ブラザーズ-天堂口- 天堂口 (2007年) 製作
- EX MACHINA(2007年) 製作
- 男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW 무적자 (2010年) 製作総指揮
[編集] 関連項目
- ジャッキー・チェン
- BMW
- SUWA - 『ジョン・ウー』というプロレス技を持つ。食らった相手はコーナーに吹っ飛ばされる。
- 蒼天航路 - 中国の歴史的英雄曹操を主人公としたテレビアニメ。第4話でジョン・ウーが「十常待X」役で声優として出演。
[編集] 外部リンク
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