磯光雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

磯 光雄いそ みつお1966年 - )は、日本のアニメーター脚本家演出家愛知県出身。小田川幹雄の別名義もある。

高校卒業後、アニメ業界へ。スタジオ座円洞を経て2007年現在フリー。

目次

[編集] 概要

1990年代以後のアニメ作画シーンに確実に影響を与えたと評されるアニメーター。メカ作画や、自然現象や爆発などのエフェクトアニメーションを得意とする。1990年代後半からは脚本と演出にも進出。

1989年OVA機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の第1話冒頭の北極基地攻略シーンの原画によって業界内で注目を浴びる。当時、磯の原画担当シーンのみを編集したビデオがアニメーター関係者のうちで出まわっていたといわれる。爆発、煙エフェクトの立体的なフォルムや、作動原理を反映した緻密なメカ作画は、後続のアニメーターに多大な影響を与えた。その後、アニメーターうつのみや理に誘われる形で、押井守監督のOVA御先祖様万々歳!』に原画で参加し、一転、今度はキャラクターの芝居や動作にこだわる作画を見せた。単純なデザインであるにもかかわらず、記号的でない繊細で大胆な人物の動作、芝居は、非常に生々しい印象を与える。それまで支配的だった中割りによって動きを整えていく手法に対して、すべての動きを原画で描いていくという手法は、沖浦啓之監督の『人狼』など1990年代の作品にいたる流れを作った。以後、高畑勲監督の『おもひでぽろぽろ』、宮崎駿監督の『紅の豚』、押井守監督の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』などの大作に参加し、重要な場面を任される。マニアの間で近年の代表作と位置づけられるのが、1997年公開の劇場作品新世紀エヴァンゲリオン Air』である。 序盤の弐号機と量産機の格闘シーンの原画の一部を担当した。手ブレを効果的に使用し、量感を感じさせる非常に生々しい格闘を見せた。

また、作画にとどまらず、広く作品作りに参加しており、その方面での活躍も注目されている。『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、『新世紀エヴァンゲリオン』では設定を、『ラーゼフォン』ではシリーズを通してデジタルワークスを担当。脚本デビューになった『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)では、SF濃度の高いサイバーパンクを披露。初演出、絵コンテ作品は2002年の『ラーゼフォン』の15話。自らが原作を担当した初監督TVアニメ作品『電脳コイル』(2007年)で、平成19年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞。

[編集] 参加作品

[編集] テレビアニメ

[編集] OVA

[編集] 劇場版アニメ

[編集] ゲーム

[編集] 外部リンク

他の言語