レミーのおいしいレストラン

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レミーのおいしいレストラン
Ratatouille
監督 ブラッド・バード
ヤン・ピンカヴァ
製作総指揮 ジョン・ラセター
アンドリュー・スタントン
製作 ブラッド・ルイス
脚本 ブラッド・バード
出演者 パットン・オズワルト
ルー・ロマーノ
ジャニーン・ガラファロー
イアン・ホルム
ブライアン・デネヒー
ピーター・オトゥール
音楽 マイケル・ジアッチーノ
撮影 ロバート・アンダーソン
シャロン・カラハン
編集 ダレン・T・ホームズ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ
公開 日本の旗2007年7月28日
アメリカ合衆国の旗2007年6月29日
上映時間 112分
製作国 アメリカ
言語 英語
制作費 9200万ドル
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キネマ旬報
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レミーのおいしいレストラン』(Ratatouille)は、ピクサー・アニメーション・スタジオによる長編アニメーション映画。日本では2007年7月28日より公開された。2007年11月14日にはDVDが、12月5日にはブルーレイディスクが発売された。

原題(Ratatouille)はフランス南部の野菜煮込み料理「ラタトゥイユ」の意で、主人公のレミーがネズミRat)であることにかけている。

本編上映前には、ピクサーの短編作品である『リフテッド』が同時上映される。

目次

[編集] 作品概要

監督は『アイアン・ジャイアント』や『Mr.インクレディブル』を手がけたブラッド・バードである。

スタッフは作品作りのためフランスへ飛び、レストランの料理を食べまくり、さらには厨房を見学し、フランス料理の講習も受けた。

事実上、ピクサー初の『動物の主人公』である。

[編集] あらすじ

抜群の舌と鼻を持つネズミのレミーは、今は亡き天才のシェフ・グストーに憧れ、自分もシェフになろうと夢を抱くようになる。

しかしある日、嵐で流され独りぼっちになったレミーは、パリにあるグストーのレストランにたどり着く。

[編集] 登場人物

レミー(Rémy)(パットン・オズワルト 日本語吹替:岸尾だいすけ
もともとパリから離れた郊外の小さな家に、父親や仲間と一緒に居候していたネズミ。ずば抜けた味覚と嗅覚の持ち主で、料理をする才能については素晴らしいものがある。料理をする(前足)を汚したくないため、二足歩行を行う。また、料理前はちゃんと手を洗う。人間の会話を理解できるし、グストーの本を読破するほど人間の言葉も理解できるが、人間の言葉を話すことは出来ない。
ネズミたちの中ではその嗅覚を買われて、毎日仲間が食べようとする食材の毒見役をさせられていた。なお、その食材は殆ど残飯で、レミーは食べるのを嫌がる。
そんな生活に嫌気がさしていた彼だったが、ある大雨の日にネズミ一族の居候が家主にバレてしまい脱出。しかし、その家にあった料理の本を持って行こうとしたため、脱出するタイミングが遅れ、一人ぼっちでパリに流れ着いてしまう。そして《グストー》で、リングイニと出会う。
リングイニ(Linguini)(声:ルー・ロマーノen:Lou Romano)日本語吹替:佐藤隆太
パリにある“五つ星”レストラン、《グストー》で雑用係として働くことになった若者。フルネームは、アルフレード・リングイニ。母親のレナータから渡された紹介状でようやく仕事にありつくが、彼自身には料理の才能はまったくない。しかしレミーとの出会いで、彼は「ボクと君でパリ一番のシェフを目指そう」とレミーに提案。いまだかつてない二人三脚が始まる。特技はローラースケート
ネズミの言葉どころか名前もわからない彼はレミーを「リトル・シェフ」と呼ぶ。
グストーの息子であり、レナータからスキナーに渡された紹介状にはこの事が詳しく書かれている。また、スキナーが弁護士に行わせたDNA鑑定でもグストーの息子であることが証明される。なお、グストー本人が息子の存在を知っていたかどうかは不明(ただし、遺言状では血縁者の存在を想定している)。劇中に登場するグストーは「レミーの空想の産物」であるため、レミーが知らなかったこの事実についても知らなかった。
スキナー(Skinner)(声:イアン・ホルム 日本語吹替:浦山迅
《グストー》の料理長。金儲け第一主義のシェフ。グストーの死後、やたらと威張り散らし、グストーの名を借りた冷凍食品を売りさばこうと考えている。
《グストー》を名実共に自分の物にしたいと考えているが、前オーナーのグストーの遺言で、ある一定の期間が経過しないと店の全てを相続出来ないという事情のため、内心ビクビクしている。
とても身長が低く、ほとんどの作業にはしごなどを使っている。
挙動不審。自分の欲望で頭がいっぱいで、周りが見えていない。
コレット(Colette)(声:ジャニーン・ガラファロー 日本語吹替:甲斐田裕子
《グストー》の肉料理担当のシェフ。《グストー》のシェフで唯一の女性。グストーのレシピを全て会得し、忠実に守り続けている。
スキナーからリングイニの教育を押し付けられ、厳しく彼を鍛えていく。後にリングイニと恋に落ちる。
グストー(Gusteau)(声:ブラッド・ギャレット 日本語吹替:有川博
劇中では故人として登場する。かつては最年少で五つ星を獲得したシェフであったが、評論家のイーゴから四つ星降格の酷評を受けた直後に他界、さらに料理界のしきたりで店はもう1つ星を失い三つ星となってしまった。
大雨によって仲間と逸れ、途方に暮れたレミーの前に幽霊として現れ、様々なアドバイスをした。しかし彼自身は自分のことを「レミーの空想の産物だ」と言っている。
アントン・イーゴ(Anton Ego)(声:ピーター・オトゥール 日本語吹替:家弓家正
パリ市内に住む料理批評家。料理界で最高の権威を誇り、彼の評価でつぶれたレストランや失業したシェフは数え切れないほど。彼のポリシーは「愛せる料理のみ口にする。愛せない料理は喉を通さない。」である。作中でリングイニに「あなたは料理が好きなわりに痩せていますね」と言われている。
エミール(Émile)(声:ピーター・ソーンen:Peter Sohn)日本語吹替:茶風林
赤褐色の太ったネズミで、レミーの兄。料理をする才能も特別な感覚もない、そこらのネズミと同じである。ただ、弟の料理の才能を一応認めてはいる。
食いしん坊だが、「幸せの鍵はえり好みしないこと」などの台詞から、レミーとは違って残飯などを食べることに嫌悪感がないようである。
ジャンゴ(Django)(声:ブライアン・デネヒー 日本語吹替:麦人(予告編は青野武))
ネズミたちの長で、レミーとエミールの父。夢見るレミーに人間世界の恐ろしさや人間の残酷さを説き続け、わざわざレミーを仲間たちの死体が罠や殺鼠剤とともに陳列された店の前に連れて行くほどである。しかしそれも一族を守らねばならない立場ゆえなのだろう。
レナータ(Renata)
リングイニの母親。すでに故人であるため、名前のみしか出てこない。しかし彼女が息子・リングイニに持たせた紹介状が急展開を呼び起こす。
アンブリスター(Ambrister)(声:ブラッド・バード 日本語吹替:小宮山清
イーゴの秘書。イーゴに怯えている。作中には殆ど出てこず、イーゴが変わったあとどうなったのかは不明。
英語版では、監督であるブラッド・バードが声を担当する。

[編集] 用語

《グストー》(Gusteau's)
グストーがオーナーシェフを勤めていたパリの“五つ星”レストラン。
イーゴが四つ星に評価を下げ、そのショックでオーナーシェフのグストーが亡くなったため、料理界の慣例により更に星一つを減らし、現在は三つ星レストランである。
誰でも名シェフ(Anyone Can Cook
グストーが遺した本。情熱を貫く勇気さえあれば、誰でもシェフになれると説く。
アメリカ公開版では上記の英語の書名が表示されるが、日本などでの公開版ではフランス語の書名『Tout le monde peut faire de la Cuisine』が表示されている。

[編集] 主題歌

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  • ごちそう(カミーユ)
  • レミーのおいしいレストラン ~メイン・テーマ (マイケル・ジアッチーノ)
  • レミーのおいしいレストラン ~エンディング (マイケル・ジアッチーノ)

[編集] 評価

[編集] 受賞&ノミネート

太字は受賞した部門

第80回アカデミー賞
第50回グラミー賞
  • Best Score Soundtrack Album
第65回ゴールデングローブ賞
  • アニメーション映画賞
第35回アニー賞 en:35th Annie Awards
  • 作品賞
  • Best Animated Short Subject ※DVD特典映像のスピンオフ作品『Your Friend the Rat』に対して
  • Best Animated Video Game ※TVゲームに対して
  • 以下は個人部門での受賞、ノミネート。
東京国際アニメフェア2008・第7回東京アニメアワード
  • 海外劇場部門優秀賞

[編集] 日本での評価

日本映画製作者連盟の発表によると、2007年の日本国内映画興行収入ランキングでは39億円で第7位となっている。

[編集] ブルーレイ版

  • ピクサー作品で最初のブルーレイ方式対応となった。2007年12月5日発売。当初はカーズが先行発売する予定だったが、都合により同日発売となった。特典映像などはDVD版と比べてかなり充実しており、製作現場の話や監督のコメンタリー、カットされた映像などが盛り込まれている。

[編集] TVゲーム

[編集] 関連項目

  • 日本での関係人物
    • 平野レミ - 料理と名前の語呂つながりで「料理親善大使」を務める。
    • しずちゃん - 予告CMに出演。また、試写会ご招待のCMにも出演。
    • 永吉たける - 週刊少年マガジンの企画として、ピクサースタジオの取材を行う。また、ネズミたちの1匹として吹き替えにも出演。
    • 石鍋裕 - 字幕・吹替版の料理翻訳監修を行った。衛生局の衛生検査官ルサール役の声優としても参加。
    • 南條有香 - ネズミたちの1匹として吹き替えに出演。

[編集] トリビア

  • アルフレード・リングイニの名前はクリームソースの一種アルフレードとロングパスタの一種リングイネからつけられた(リングイニはリングイネの複数形である)。
  • ピクサーの作品は、製作途中にスタッフがセリフを仮に収録していき、それから声の出演を決めるのだが、リングイニ役のルー・ロマーノはスタッフの一人でありながら仮の収録からそのまま正式採用されてしまったそうだ。
  • DVDのメイン・メニューで、左のガス台の鍋から時々顔を出す、ねずみのあたりをクリックすると、数秒間の「ねずみ殺しの薬」のコマーシャルが流れる。さらに、右のガス台からのねずみをクリックすると、更なる未公開映像が。
  • DVDのチャプター・メニューの1~5の画面で戻る(丸の中に×印)ボタンから右を押すと、クリックできる部分が出てくる。それを、クリックするとキャラクターや声優が「YES!!」と連発するシーンが流れる。
  • ブルーレイディスクの場合は、トータルメニュー(右上でレミーがチーズに乗ったりプチトマトサッカーボール代わりにしている動画が出てくる画面)で、左上の食器からネズミが顔を出した時に、リモコンの左ボタンを押すと、「ネズミ退治のコマーシャル」「ガッツ・ポーズのショット集」「Ratatouilleの正しい発音」「料理の研究」「トロンボーン」の5つの動画メニューを見ることができる。
  • リングイニとコレットのデートシーンで「Mr.インクレディブル」のボム・ボヤージュがカメオ出演している。
  • レミーとスキナーの追いかけっこで後方の橋の上に「トイ・ストーリー」のピザ・プラネットの車が走っている。
  • リングイニの履いているトランクスの柄がMr.インクレディブルのマークになっている。
  • リングイニの部屋の冷蔵庫には、「バグズ・ライフ」に出てきた山珍飲茶の入れ物がある。

その他に隠れミッキーなどもある。

[編集] 外部リンク

先代:
2006年
ハッピー フィート
第80回
アカデミー長編アニメ映画賞
(2007年度)
次代:
2008年
WALL・E/ウォーリー