パンズ・ラビリンス
| パンズ・ラビリンス | |
|---|---|
| El laberinto del fauno | |
| 監督 | ギレルモ・デル・トロ |
| 脚本 | ギレルモ・デル・トロ |
| 製作 | ベルサ・ナヴァロ アルフォンソ・キュアロン フリーダ・トレスブランコ アルバロ・アウグスティン |
| 出演者 | イヴァナ・バケロ セルジ・ロペス アリアドナ・ヒル マリベル・ヴェルドゥ |
| 音楽 | ハビエル・ナバレテ |
| 撮影 | ギレルモ・ナヴァロ |
| 編集 | ベルナート・ヴィラプラナ |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 119分 |
| 製作国 | |
| 言語 | スペイン語 |
| 製作費 | €13,500,000 |
| 興行収入 | MXN 52,900,000 €7,172,000 $37,620,000[1] $83,258,226[1] |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『パンズ・ラビリンス』(原題: El laberinto del fauno, 英題: Pan's Labyrinth)は、2006年のメキシコ・スペイン・アメリカ合作映画。日本公開は2007年10月6日より。監督・脚本はギレルモ・デル・トロ。PG-12指定。
目次 |
[編集] 概要
内戦後のスペインに生きる薄幸の少女を描くダーク・ファンタジーである。
本作は世界各国で数々の映画賞を受けている[1]。第79回アカデミー賞ではアカデミー撮影賞、アカデミー美術賞、アカデミーメイクアップ賞を受賞した。アカデミー外国語映画賞は、次点であった。
ギレルモ・デル・トロ監督がスペイン内戦下を舞台に描いた作品としては、『デビルズ・バックボーン』(2001年)に続いて2作目となる。
タイトルにある「パン」とは、ギリシア神話に登場する牧羊神である(原題の"fauno"は、ギリシア神話のパンに対応するローマ神話の神ファウヌスのこと)。ただし、当作品に登場するパンの造形には、同じく羊の角を持つ悪魔のイメージも組み込まれている。
[編集] ストーリー
スペイン内戦で父親を亡くした少女オフェリア。彼女は妊娠中の母親と共に、母親の再婚相手であり独裁政権軍で大尉を務めるヴィダルに引き取られ、森の中にある軍の砦に移り住む。レジスタンス掃討を指揮する冷酷なヴィダルは、生まれくる自分の子だけを気にかけ、母親も大尉の意向ばかりをうかがうため、オフェリアは顧みられない。オフェリアの相手をするのは砦の家政婦であるメルセデスだが、彼女の弟はレジスタンス運動に身を投じており、メルセデスは大尉の目を盗んでこれに協力していた。砦での暮らしはオフェリアにとって重苦しいものとなっていき、彼女の心は現実から妖精やおとぎ話の世界へ引き込まれていく。
ある夜のこと、オフェリアの前に妖精が現れ、森の奥にある迷宮へ導く。そこには迷宮の番人パンが待っており、彼女を一目見るなり「あなたこそは地底の王国の姫君だ」と告げる。
- むかしむかし、地底の世界に病気も苦しみもない王国がありました。その国には美しい王女様がおりました。王女様はそよ風と日の光、そして青い空をいつも夢見ていました。ある日、王女様はお城をこっそり抜け出して人間の世界へ行きました。ところが明るい太陽の光を浴びたとたん、彼女は自分が誰なのか、どこから来たのかを忘れてしまったのです。地底の王国の王女様はその時から寒さや痛みや苦しみを感じるようになり、ついには死んでしまいました。姫を亡くした王様は悲しみましたが、いつか王女様の魂が戻ってくる事を知っていました。そしてその日をいつまでも、いつまでも待っているのでした。
パンから「この迷宮が地底の王国の入り口であり、姫君であると確かめるためには3つの試練を果たさねばならない」と伝えられたオフェリアは、過酷な現実と幻想の世界を行き来しながら、3つの試練に挑む。
[編集] スタッフ
- 監督:ギレルモ・デル・トロ
- 製作:ギレルモ・デル・トロ、ベルサ・ナヴァロ、アルフォンソ・キュアロン、フリーダ・トレスブランコ、アルバロ・アウグスティン
- 脚本:ギレルモ・デル・トロ
- 撮影:ギレルモ・ナヴァロ
- 編集:ベルナート・ヴィラプラナ
- 美術:エウヘニオ・カバイェーロ
- セットデザイン:ピラール・レヴェルタ
- 音楽:ハビエル・ナバレテ
- 音響:マーティン・ヘルナンデス、ミゲル・ポロ
- 特殊効果:レイエス・アバデス
- 視覚効果:エヴェレット・バレル
- 衣装デザイン:ララ・ウエテ、ロシオ・レドンド
[編集] キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| オフェリア | イヴァナ・バケロ | 宇山玲加 |
| パン | ダグ・ジョーンズ | 山口りゅう |
| ビダル | セルジ・ロペス | 諸角憲一 |
| カルメン | アリアドナ・ヒル | 瀬尾恵子 |
| メルセデス | マリベル・ヴェルドゥ | 塩田朋子 |
| Dr.フェレイロ | アレックス・アングロ | 伊藤和晃 |
| ガルセス | マノロ・サロ | |
| ペドロ | ロジェール・カサマジョール |
[編集] 受賞歴
- 撮影賞:ギレルモ・ナヴァロ
- 美術賞:エウヘニオ・カバイェーロ、Pilar Revuelta
- メイクアップ賞:David Marti、Montse Ribe
- (脚本賞、外国語映画賞、作曲賞でもノミネート)
- コンペティション部門正式参加作品
- 2006年(第41回)全米映画批評家協会賞
- 作品賞
- 撮影賞:ギレルモ・ナヴァロ
- 美術賞:エウヘニオ・カバイェーロ
- 2006年(第60回)英国アカデミー賞
- 外国語映画賞
- 衣裳デザイン賞:ララ・ウエテ
- メイクアップ&ヘアー賞:José Quetglas、Blanca Sánchez
- 特殊視覚効果賞:Edward Irastorza、エヴェレット・バレル
- 2006年(第21回)ゴヤ賞
- 脚本賞:ギレルモ・デル・トロ
- 新人女優賞:イヴァナ・バケロ
- 撮影賞:ギレルモ・ナヴァロ
- 特殊効果賞:レイエス・アバデス、エヴェレット・バレル
- David Martí、Montse Ribe、Edward Irastorza、Emilio Ruiz
- 編集賞:ベルナート・ヴィラプラナ
- 音響賞:マーティン・ヘルナンデス、ミゲル・ポロ
- メイクアップ&ヘアスタイル賞:José Quetglas、Blanca Sánchez
- 2007年ヒューゴー賞
- 長篇映像部門
- 上記を含めて67の賞を受賞し、58のノミネートを受けた。多数の批評で2006年度の映画トップ10に選出されている。
[編集] 脚注
- ^ a b “Pan's Labyrinth (2006)” (英語). Box Office Mojo. 2010年2月17日閲覧。
[編集] 外部リンク
- メキシコ 公式ウェブサイト(スペイン語)
- スペイン 公式ウェブサイト(スペイン語)
- 公式ウェブサイト(英語)
- 公式ウェブサイト(日本語)
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