カンフーハッスル
| カンフーハッスル 功夫 |
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|---|---|
| タイトル表記 | |
| 繁体字 | 功夫 |
| 簡体字 | 功夫 |
| ピン音 | Gōngfū |
| 粤語ピン音 | Gung¹ Fu¹ |
| 英題 | Kung Fu Hustle |
| 各種情報 | |
| 監督 | チャウ・シンチー |
| 脚本 | チャウ・シンチー ツァン・カンチョン ローラ・フオ チャン・マンキョン |
| 製作 | チャウ・シンチー ジェフ・ラウ チェイ・ポーチュウ |
| 出演者 | チャウ・シンチー |
| 音楽 | レイモンド・ウォン |
| 撮影 | プーン・ハンサン |
| 配給 | ソニーピクチャーズ |
| 公開 | 2004年12月23日 2005年1月1日 |
| 上映時間 | 95分 |
| 製作国 | 香港、中華人民共和国 |
| 言語 | 広東語/中国官話 |
| 製作費 | $20,000,000 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| IMDb | |
『カンフーハッスル』(繁体字: 功夫; 簡体字: 功夫; ピン音: Gōngfū; 粤ピン音: Gung¹ Fu¹,英: Kung Fu Hustle)は、2004年に香港で制作、公開されたチャウ・シンチー監督・主演の格闘コメディー映画。
目次 |
[編集] 概要
日本では、同じくチャウ・シンチー監督・主演作の『少林サッカー』の続編的作品として公開された。『少林サッカー』と同じくワイヤーアクションとCGがふんだんに取り入れられている。第24回香港電影金像奨で最優秀作品賞・最優秀助演男優賞(ユン・ワー)を、第42回金馬奨で最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀助演女優賞(ユン・チウ)をそれぞれ受賞した。
2005年度にアメリカで公開された外国映画として最大のヒット作となった。そして、その年のゴールデングローブ賞の外国語映画賞にノミネートされた。
[編集] 物語
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
1930年代の上海。金と女が行きかう派手な街は、ライバルの殺戮でのし上がってきた斧頭会(ふとうかい)という暴力組織が牛耳っていた。一方猪籠城寨(日本語字幕では豚小屋砦)」と呼ばれる貧困地区に「俺たちは斧頭会だ!」と入り込んできた2人の男、シンとその相棒。実はその2人、斧頭会の名を騙る単なるチンピラだった。舐めてかかった相手が悪かったらしく逆に住人達にボコボコにされ、苦し紛れに投げた爆竹で、偶然にも通りかかった「斧頭会」の幹部に怪我をさせる。
住人の一人、半ケツの理髪師が斧の餌食にされそうになった時、思わぬことが起こる。豚小屋砦に隠れ住んでいた中国武術の達人が、斧頭会幹部を蹴り飛ばしたのだ。
殺到する斧頭会、防衛に立ち上がる武侠達、抗争は波乱を呼び、次々に武林の達人たちが戦いに参加し始める。そんな中、幼い頃の屈辱に人生を歪めていたシンは、運命に導かれるようにその真の姿を現わそうとしていた…。
[編集] 配役
- チャウ・シンチー(周星馳 声優:山寺宏一)
- 通称シン。主人公のチンピラ。火雲邪神によって瀕死の重傷を負った後、如来神掌の使い手に目覚める。
- ユン・ワー(元華 声優:樋浦勉)
- 豚小屋砦の大家。恐妻家に見えて愛妻家。その正体は楊過。かつて格闘技大会で息子を殺された。この作品では太極拳の使い手。
- ユン・チウ(元秋 声優:磯辺万沙子)
- いつもタバコを吸っている、豚小屋砦の大家の妻。その正体は小龍女。この作品では獅咆哮の使い手。
- ブルース・リャン(梁小龍 声優:屋良有作)
- 見た目はさえない中年男性だが、その正体は最強の殺し屋、火雲邪神。この作品では崑崙派蛤蟇功の使い手。その凶悪さゆえに、長い間監獄の奥深くに閉じ込められていた。
- ドン・ジーホウ(董志華 声優:坂東尚樹)
- 粥麺屋の主人。五郎八卦棍の使い手。
- ラム・ジーチョン(林子聰 声優:草尾毅)
- シンの相方にして、彼と一緒にチンピラ紛いの事をしていた。デブ。ほとんど話さない。
- チャン・クォックワン(陳国坤 声優:矢尾一樹)
- 斧頭会の組長。通称サム。火雲邪神を怒らせた為、殺される。
- シン・ユー(行宇 声優:楠大典)
- 人足。十二路譚腿の使い手。
- チウ・チーリン(趙志凌 声優:岩崎ひろし)
- 仕立屋の主人。オカマ。洪家鐵線拳の使い手。
- フォン・ハクオン(馮克安 声優:千葉繁)
- 琴奏者。古琴波動拳の使い手。豚小屋砦の達人達を始末する為、斧頭会に賈康熙と共に雇われる。
- ジア・カンシー(賈康熙 声優:辻親八)
- 琴奏者。馮克安の相方で同じく古琴波動拳の使い手。盲目。
- ティン・カイマン(田啓文 声優:茶風林)
- 斧頭会組長の相談役。
- ホー・マンファイ(何文輝 声優:山口勝平)
- 豚小屋砦の住人。半ケツ。
- ラム・シュー(林雪 声優:大川透)
- 斧頭会の副組長。
- フォン・シャオガン(馮小剛)
- 鰐革命の組長。
- ホアン・シェンイー(黄聖依)
- ろう者のアイスキャンデー売り。子供の頃、心無い近所の子供たちにいじめられていた所をシンに助けられた。その後偶然シンと再会する。
- ユエン・チョンヤン(袁祥仁)
- 謎の浮浪者。
[編集] その他日本語版スタッフ
- 声優:雨蘭咲木子、重松朋、後藤哲夫、田畑ゆり、田野恵、宮本侑芽、伊丸岡篤、宮里駿、村上想太、持丸加賀、小野隆世、久野美咲、OH!くん(岡山放送マスコットキャラクター)、軽部真一(フジテレビアナウンサー)
- 日本語版制作:ACクリエイト
- 翻訳:松崎広幸
[編集] 金庸の武侠小説との関係
- チャウ・シンチーは金庸の武侠小説の愛読者として知られ、それまでも自身の映画作品の多くに金庸の小説から引用したネタを取り入れてきた。『鹿鼎記』を映画化した『チャウ・シンチーのロイヤル・トランプ』と『チャウ・シンチーのロイヤル・トランプ2』では主演を務めている。
- チャウ・シンチーは、本作で金庸の小説から6ヶ所のネタを引用したとして、金庸に版権使用料を払った。金庸は2004年12月にタイのプーケット島へ出かけ、スマトラ島沖地震の津波に遭遇したが、このとき被災地への募金にこの版権使用料を使ったとされる。
- 『神雕侠侶』の「楊過」とその恋人「小龍女」が不細工な大家夫婦の名前に使われている。中華圏において、この二人は美男美女の代名詞的存在。
- 「蛤蟇功」は、『射鵰英雄傳』の西毒・欧陽鋒が使う技。
- 「獅吼功」は、金庸の武侠小説『倚天屠龍記』に登場する金毛獅王の技。
- ラストシーンで乞食が子供に見せていた奥義書の「獨孤九剣」(『笑傲江湖』)、「降龍十八掌」「一陽指」(『射鵰英雄伝』)、「九陽神功」(『倚天屠龍記』)は金庸の武侠小説から。「千手神拳」は陳青雲の武侠小説『女血神』から。
[編集] その他のパロディ
- オープニングの曲「功夫」はジャッキー・チェンの『レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳』の日本版(短縮版)や、『秘法睡拳』のオープニングで使われている、周福良が作曲した曲に似ている。チャウ・シンチーが作曲をしたと言う話もあるが、彼のハミングをレイモンド・ウォンがアレンジしたもの。
- 舞台は1930年代や1940年代と言われているが、1935年以降~40年以前ではないかと考えられる[要出典]。
- 冒頭、フォン・シャオガンを足止めするために、ラム・シューが斧を投げるシーンは、『ラスト・アクション・ヒーロー』のシーンと似ている。
- 「豬籠城寨(日本語字幕は豚小屋砦)」と「九龍城寨」とは発音が同じ。建物は「七十二家房客」のような感じだが、チャウ・シンチーが言うには少年時代に住んでいた所を意識した。
- ユン・ワーが陳凱師(ミス豚小屋砦)にキスをさせる手口は、『ドランクモンキー 酔拳』で、ジャッキー・チェンが後に従姉妹と判明する女の子に無理やりキスをさせる手口のパロディ。
- シン・ユーが演じる十二路譚腿の「人足」の名前は、香港版では「苦力強」でその名のとおり「苦力(肉体労働者)」を演じた。
- ドン・ジーホウが演じる五郎八卦棍の粥麺屋は「阿鬼」と呼ばれるが、これは油炸鬼から[要出典]。
- ホアン・シェンイーが演じるアイス売りはブルース・リーの『ドラゴン危機一発』で登場した、ブルース・リー映画のヒロイン・ノラ・ミャオが演じるカキ氷屋を髣髴とさせる。
- フォン・ハクオンとジア・カンシーが獅吼功を喰らい、服が破れるシーンは、『少林サッカー』のラストで、竜巻状のシュートを喰らう魔鬼隊のゴールキーパーのセルフ・パロディ。
- 斧頭幇の車の中でチャン・クォックワンを脅すユン・チウの演技は『ドラゴンへの道』で、ブルース・リーがイタリア人のボスに向かって、ジェスチャーで「手を出すな!」と怒るシーンに似ている。
- 『スパイダーマン』の劇中セリフ「大いなる力には大いなる責任が伴う」が出てくる。
- 病棟の廊下でチャウ・シンチーが見る、扉から血が大量に流れ込む幻覚は、スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』のパロディ。
- ティン・カイマンが「葬式用の釣鐘」と言うシーンは原語では「送鐘」と言っている。この「送鐘」は時計をプレゼントとして人に送る意味で、「送終(人が死ぬ最期を看取る=死に水を取る)」と同じ発音なので、相手に対して「死んでください」との嫌味と同じ。
- 斧頭幇との戦いは『燃えよドラゴン』を中心に、『ドラゴン怒りの鉄拳』の連続で繰り出す蹴りを混ぜたりし、映画でのブルース・リーの動きをかなり忠実に再現。少ない動きで避け、足を踏み、後ろからの攻撃への対処などは「截拳道(ジークンドー)」の戦法。
- 「如來神掌」は香港の漫画などに登場する架空の技で、手からビーム光線のような物が飛び出る。『如來神掌』での火雲邪神こと古漢魂は「如來神掌」を主人公・龍劍飛に教える師匠だが、本作でチャウ・シンチーが信号機を何度も殴るシーンは、古漢魂が「如來神掌 第九式」の技を、龍劍飛に伝授するために、6つの鼎(かなえ)に手型を残すシーンを髣髴とさせる。(また、本作の劇中の音楽も、ほとんどが『如來神掌』に登場する曲のアレンジである)
- 琴奏者達が最後に見せたミイラを召喚するような技で、このミイラのようなものは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのパロディーである。物語最後でシンが雑魚を次々と打っ飛ばしていくシーンは『マトリックス』シリーズのパロディーらしい(めざましテレビより)。
[編集] 外部リンク