大統領の陰謀
| 大統領の陰謀 | |
|---|---|
| All the President's Men | |
| 監督 | アラン・J・パクラ |
| 脚本 | ウィリアム・ゴールドマン |
| 原作 | カール・バーンスタイン ボブ・ウッドワード 『大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日』 |
| 製作 | ウォルター・コブレンツ |
| 出演者 | ダスティン・ホフマン ロバート・レッドフォード |
| 音楽 | デヴィッド・シャイア |
| 撮影 | ゴードン・ウィリス |
| 編集 | ロバート・L・ウォルフェ |
| 配給 | ワーナーブラザーズ |
| 公開 | |
| 上映時間 | 138分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $8,500,000 |
| 興行収入 | $70,600,000[1] |
『大統領の陰謀』(All the President's Men)は、1976年制作のアメリカ合衆国の映画。ウォーターゲート事件を調査したワシントン・ポストの二人のジャーナリストの手記を元にしたドラマ。同年のアカデミー賞にて、助演男優賞(ジェイソン・ロバーズ)、脚色賞、美術賞、録音賞の4部門を受賞している。
目次 |
キャスト [編集]
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| カール・バーンスタイン | ダスティン・ホフマン | 野沢那智 |
| ボブ・ウッドワード | ロバート・レッドフォード | 広川太一郎 |
| ハリー・M・ローゼンフェルド | ジャック・ウォーデン | 雨森雅司 |
| ハワード・シモンズ | マーティン・バルサム | 緑川稔 |
| ベン・ブラッドリー | ジェイソン・ロバーズ | 小林清志 |
| ディープ・スロート | ハル・ホルブルック | 寺島幹夫 |
| ジュディ・ホバック | ジェーン・アレクサンダー | |
| ダーディス | ネッド・ビーティ | |
| ヒュー・スローン | スティーヴン・コリンズ | 小川真司 |
| ケイ・エディ | リンゼイ・クローズ | |
| ポール・リーパー | F・マーリー・エイブラハム |
ストーリー [編集]
1972年6月の週末、アメリカの首都ワシントンDCのウォーターゲートビルにある民主党本部に5人組の男が侵入。秋の大統領選挙で共和党を有利に導くための工作活動であったが、異変に気づいた警備員が警察に通報、5人は不法侵入で逮捕された。
入社してまだ日が浅いワシントン・ポスト紙の社会部記者ボブ・ウッドワード(演:ロバート・レッドフォード)は、社会部長のハワード・ローゼンフェルド(演:ジャック・ウォーデン)から、民主党本部における不法侵入事件の法廷取材を命じられる。窃盗目的で押し入ったと思われていた容疑者たちの所持金が多額であった事と、所持品の中に無線機や35ミリカメラ等不可思議な物が含まれていた為である。予審が行われている裁判所に赴いたウッドワードは、共和党系の弁護士が傍聴に来ていることに不自然さを覚える。さらに容疑者のうちの1人、ジェームズ・W・マッコード・ジュニアが、CIAの警備官だったと言う事実を告白したとき、ウッドワードはこの事件が単なる物盗りの侵入事件ではないということを直感的に感じ、踏み込んだ取材を開始する。
一方、先輩記者カール・バーンスタイン(演:ダスティン・ホフマン)もこの不法侵入事件に興味を抱いていた。彼はウッドワードの書いた原稿を焦点が甘いと指摘し、推敲してみせる。ウッドワードは反発しつつもバーンスタインの手腕を認めざるをえなかった。2人の熱意を感じたローゼンフェルドは、ベテランの政治部記者に任せるべきだと主張する編集局長のハワード・シモンズ(演:マーティン・バルサム)を説得し、2人を担当記者にする。
当初は政府機関の厚い壁に阻まれ五里霧中の状態であったが、ローゼンフェルド、サイモンズ、編集主幹のベン・ブラッドリー(演:ジェイソン・ロバーズ)等、社の幹部の叱咤を受けながら取材を進めていく内に、僅かながら現れ始めた情報提供者や以前からのウッドワードのニュースソースである謎の人物ディープ・スロート(演:ハル・ホルブルック)からの助言・示唆により、現大統領リチャード・M・ニクソン再選委員会の選挙資金の流れの不自然さに行き着く。それによって侵入事件の全貌が次第に明らかになってきた。
事実関係の調査を済ませた記者たちは事件を記事にする。情報提供者たちの証言の裏が取れない内は断固として掲載を認めなかったブラッドリーもついに掲載を許可。記事が掲載されると、主幹のブラッドリーとワシントン・ポスト紙はニクソン政権から名指しで非難と冷笑を浴びる。さらには情報提供者にも証言を翻され、2人の記者は窮地に立たされてしまう。世間・一般市民の事件へ反応も薄い。そんな中ブラッドリーは編集会議で、あくまでも2人の記者を後押しするよう、幹部たちに厳命する。
ウッドワードはディープ・スロートからCIA、FBIなど諜報・捜査機関がニクソン政権に牛耳られようとしており、2人の記者のみならずワシントン・ポストの幹部も視察下にあると警告を受ける。深夜、自宅に来て状況を伝える2人に対しブラッドリー主幹は、合衆国憲法修正第一条で保証されている“報道の自由”を、そして“この国の未来”を守る為あくまで戦う事を告げ、そして二度とヘマをするなとハッパをかける。
再選を果たし、就任式で宣誓するニクソン大統領のテレビ中継が流れる中、ウッドワードとバーンスタイン両記者の打つタイプライターの音がワシントン・ポストの編集局に響く。2人が火を付けたこの事件の報道が緒端となって世論を動かし、やがて大統領の側近や政府高官を含める事件関係者たちは次々と起訴され有罪となる。ニクソンは1974年8月9日に大統領を辞任。ジェラルド・フォードが第38代合衆国大統領に就任した。
原作訳書 [編集]
参考文献 [編集]
- ^ “All the President's Men”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年1月1日閲覧。