史上最大の作戦

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史上最大の作戦
The Longest Day
監督 ケン・アナキン(イギリス関連部分)
ベルンハルト・ヴィッキ(ドイツ関連部分)
アンドリュー・マートン(アメリカ関連部分)
脚本 コーネリアス・ライアン
製作 ダリル・F・ザナック
出演者 ジョン・ウェイン、ロバート・ミッチャム、ヘンリー・フォンダ、エディ・アルバート、リチャード・バートン、クルト・ユルゲンス
音楽 モーリス・ジャール
撮影 ジャン・ブールゴワン
ワルター・ウォティッツ
編集 サミュエル・E・ビートリー
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1962年10月4日
日本の旗 1962年12月8日
上映時間 178分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
ドイツ語
フランス語
製作費 $10,000,000
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史上最大の作戦』(The Longest Day)は、1962年アメリカ映画モノクロ

概要[編集]

コーネリアス・ライアンによるノンフィクション「The Longest Day」(邦題:「史上最大の作戦」)を元に映画化された。第二次世界大戦における連合国軍のノルマンディー上陸作戦(作戦名は「オーバーロード」)を取り扱った戦争映画。アメリカからジョン・ウェインヘンリー・フォンダらが参加した他、英仏独からも豪華キャストを迎え、40億円以上の巨費を投じた、当時としては「史上最大の」映画。連合国側だけでなくドイツ側の視点でも描いているドキュメンタリー風の映画で、臨場感に溢れている事で評価が高い。地味で日本人にはなじみの無い原題『一番長い一日』を、当時FOXの広報を務めていた水野晴郎が「史上最大の作戦」と意訳した。スタンダードナンバーとなった主題歌は出演者でもあるエンターテイナー、ポール・アンカ(Paul Anka)が担当した。 登場人物が母語で台詞を喋り臨場感を高めているが、DVD特別版に収録された予告編にはドイツ軍人が英語で喋るシーンが含まれている。

公開当時にアメリカ軍トップである統合参謀本部議長の要職を務めていたマクスウェル・テイラー将軍は、第101空挺師団長としてオーバーロード作戦で活躍し、原作「The Longest Day」のための取材にも多大な協力をしていたものの、この映画に彼の役は登場しない。

アカデミー賞では5部門でノミネートされ、そのうち撮影賞、特殊効果賞を受賞した。

後年、本作のフィルムにコンピュータで着色した「カラー版」も製作されているが、軍服や徴章、勲章などの色に誤りがある。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹き替え
テレビ東京 日本テレビ NETテレビ
アメリカ
ベンジャミン・バンダーボルト英語版中佐
(アメリカ陸軍第82空挺師団第505空挺歩兵連隊第2大隊長)
ジョン・ウェイン 小林修 小林昭二 佐野浅夫
ノーマン・コータ英語版准将
(アメリカ陸軍第29歩兵師団副師団長)
ロバート・ミッチャム 谷口節 宮川洋一 浦野光
セオドア・ルーズベルト英語版准将
(アメリカ陸軍第4歩兵師団副師団長、
第26代大統領セオドア・ルーズベルトの子息)
ヘンリー・フォンダ 野沢那智 内田稔 小山田宗徳
ジェームズ・M・ギャビン准将
(アメリカ陸軍第82空挺師団副師団長)
ロバート・ライアン 佐古正人 北原義郎 納谷悟朗
ビーア中佐(アメリカ軍駆逐艦艦長) ロッド・スタイガー 加藤正之 小林修
フラー軍曹(アメリカ陸軍第29歩兵師団所属) ジェフリー・ハンター 青野武
レンジャー隊隊員(アメリカ陸軍第2特別遊撃大隊所属) ロバート・ワグナー 松岡文雄 中田浩二
レンジャー隊隊員 ポール・アンカ 斎藤正明
レンジャー隊隊員 フェビアン 宮下勝
レンジャー隊隊員 トミー・サンズ 塩沢兼人
レンジャー隊隊員 ジョージ・シーガル 田中秀幸
シーン中尉(アメリカ陸軍第82空挺師団) スチュアート・ホイットマン 兼本新吾 田中信夫
ハーディング大尉(アメリカ陸軍第82空挺師団) スティーブ・フォレスト 小林勝彦
ウィルソン中尉(アメリカ陸軍第82空挺師団) トム・トライオン 堀勝之祐
フランス大尉
(アメリカ陸軍第29歩兵師団コータ准将付副官)
レイ・ダントン 仲木隆司
アーサー「ダッチ」シュルツ一等兵
(アメリカ陸軍第82空挺師団)
リチャード・ベイマー 宮本充 東冨士郎  内海賢二
マティーニ一等兵(アメリカ陸軍第82空挺師団) サル・ミネオ 藤井敏夫 納谷六朗
ジョン・スチール英語版一等兵(アメリカ陸軍第82空挺師団) レッド・バトンズ あずさ欣平
レイモンド・バートン英語版少将
(アメリカ陸軍第4歩兵師団師団長)
エドモンド・オブライエン 島香裕 塩見竜介 塩見竜介
モリス一等兵 ロディ・マクドウォール 富川徹夫
トム・ニュートン大佐(アメリカ陸軍第29歩兵師団) エディ・アルバート 伊沢一郎
ジョー・ウィリアムズ ロン・ランデル 国坂伸
ウォルター・ベデル・スミス少将 アレクサンダー・ノックス 吉沢久喜
ロバート・ヘインズ少将 メル・ファーラー 佐古正人 仁内達之 山田康雄
ドワイト・D・アイゼンハワー大将 ヘンリー・グレイス 大木民夫 羽佐間道夫 島宇志夫
オマール・ブラッドレー中将 (アメリカ陸軍第1軍司令官) ニコラス・スチュアート
イギリス
ロバット卿英語版イギリス軍コマンド部隊長) ピーター・ローフォード 大塚芳忠 川合伸旺 羽佐間道夫
ジョン・ハワード英語版少佐(イギリス軍第6空挺師団指揮官) リチャード・トッド 山野史人 石田太郎 渡部猛
デビッド・キャンベル(イギリス空軍パイロット) リチャード・バートン 原康義 木村幌 田口計
コリン・モード英語版大佐(イギリス海軍上陸主任) ケネス・モア 宝亀克寿 雨森雅司 大宮悌二
フラナガン一等兵 ショーン・コネリー 宮本充 日高晤郎 内海賢二
エドウィン・P・パーカー准将 レオ・ゲン 嶋俊介
牧師 ジョン・グレッグソン 江角英明
J・N・スタッグ英語版大佐(イギリス空軍気象部) パトリック・バー 村越伊知郎
ドイツ
ギュンター・ブルーメントリット歩兵]大将
(ドイツ西部軍参謀総長 *正しい肩書きは参謀長)
クルト・ユルゲンス 瑳川哲朗 久松保夫
エルヴィン・ロンメル元帥(ドイツ陸軍B軍団長) ヴェルナー・ヒンツ 中村正 大木民夫
ゲルト・フォン・ルントシュテット元帥
(ドイツ西部軍最高司令官)
パウル・ハルトマン 杉田俊也
オッカー中佐 ペーター・ファン・アイク 中田浩二
軍曹(通称“Kaffeekanne”=コーヒーポット) ゲルト・フレーベ
マックス=ヨーゼフ・ペムゼル少将
(ドイツ第7軍参謀総長 *正しい肩書きは参謀長)
ヴォルフガング・プライス 加藤精三
エーリヒ・マルクス英語版砲兵大将(ドイツ第84軍団長) リヒャルト・ミュンヒ 西村知道
ヴェルナー・プルスカット英語版少佐
(ドイツ第352師団沿岸砲兵隊指揮官)
ハンス・クリスチャン・ブレヒ 山野史人 大塚周夫
ウォルフガング・ヘイガー大将(ドイツ西部空軍司令官) カール・ヨーン
ヨーゼフ・"ピップス"・プリラー大佐
(ドイツ第26戦闘航空団司令)
ハインツ・ラインケ 渡部猛
フランス
ジャニーヌ・ボアタール(レジスタンス闘士) イリナ・デミック 田中敦子 高橋ひろ子
バロー夫人 アルレッティ
アルフォンス・レノー(コルヒル市長) ブールヴィル 宮内幸平
ルイ・ルーラン神父 ジャン・ルイ・バロー 加藤精三
アレクサンドル・ルノー(サント・メール市長) ジョルジュ・ウィルソン
ルイ フェルナン・ルドゥー 相模太郎
ギ・ド・モントーロール英語版軍曹(フランス海軍コマンド部隊所属) ジョルジュ・リビエール
フィリップ・キーファ英語版中佐(フランス海軍コマンド部隊長) クリスチャン・マルカン 堀勝之祐
ジョジャール海軍少将(自由フランス軍提督) ジャン・セルヴェ 佐古正人
尼僧 マドレーヌ・ルノー
  • 1997年12月29日(月)テレビ東京、DVD版
    • 演出:小林守夫 翻訳:宇津木道子 製作・配給:ムービーテレビジョン
  • 日本テレビ版:初回放送1978年5月10日.17日 「水曜ロードショー
    • この版ではドイツ軍側をすべて原語で字幕にしており、連合軍側は吹き替えにしている。最初の映画の題名が入る直前のロンメルの言葉「一番長い日(Der längste Tag)になる」もドイツ語である。
  • NETテレビ版:初回放送1972年7月9日.16日 「日曜洋画劇場

主な受賞歴[編集]

アカデミー賞[編集]

受賞
アカデミー撮影賞 (白黒部門):ワルター・ウォティッツジャン・ブールゴワン
アカデミー特殊効果賞:ロバート・マクドナルドジャック・モーモン
ノミネート
アカデミー作品賞:ダリル・F・ザナック
アカデミー美術賞:テッド・ハワースレオン・バルザックヴィンセント・コルダガブリエル・バシャ
アカデミー編集賞:サミュエル・E・ビートリー

ゴールデングローブ賞[編集]

受賞
撮影賞:ヘンリー・パージン、ワルター・ウォティッツ、ジャン・ブールゴワン
ノミネート
作品賞 (ドラマ部門)

脚注[編集]

外部リンク[編集]