ベン・ハー (1959年の映画)
| ベン・ハー | |
|---|---|
| Ben-Hur | |
| 監督 | ウィリアム・ワイラー |
| 脚本 | カール・タンバーグ マクスウェル・アンダーソン(表記なし) クリストファー・フライ ゴア・ヴィダル(表記なし) |
| 原作 | ルー・ウォーレス |
| 製作 | サム・ジンバリスト ウィリアム・ワイラー(表記なし) |
| 出演者 | チャールトン・ヘストン |
| 音楽 | ミクロス・ローザ |
| 撮影 | ロバート・L・サーティーズ |
| 編集 | ジョン・D・ダニング ラルフ・E・ウィンタース |
| 製作会社 | MGM |
| 配給 | MGM |
| 公開 | |
| 上映時間 | 212分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $15,000,000[1](概算) |
| 興行収入 | $74,000,000[1] |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『ベン・ハー』(Ben-Hur)とは1959年制作のアメリカ映画である。ルー・ウォーレスによる小説『ベン・ハー』の3度目の映画化作品である。ウィリアム・ワイラーがメガホンを取った。
目次 |
[編集] 概要
主人公ベン・ハーを演じたチャールトン・ヘストン、メッサーラを演じたスティーヴン・ボイドたちの名声を一気に高めた作品ともなった。もともとベン・ハー役はポール・ニューマン、バート・ランカスター、ロック・ハドソンなどにオファーされたが諸事情からヘストンに役が回ってきた。ニューマンは「スクリーンに堪えうる下半身じゃない」という理由で出演を断った。
1959年11月18日にプレミア公開され212分の大作ながら全米公開後、瞬く間にヒットとなった。同様に全世界でも公開されてヒットした。54億円もの制作費が投入されたが、この映画1本で倒産寸前だったMGMを一気に立て直すことができた。
撮影に使われたのは『愛情の花咲く樹』と同じ70mm映画用カメラ“MGMカメラ65”。これに左右幅を4/5に圧縮するパナビジョン社製アナモフィックレンズを取り付けアスペクト比 1:2.76を得ている。同方式は数年後パナビジョン社があらためて「ウルトラ・パナビジョン70」として採用した。なお撮影の多くはイタリアのローマにある大規模映画スタジオである「チネチッタ」で行われた。撮影では戦車がカメラに突っ込み大破する事故もあった。またカエサルに対してのローマ式敬礼が描かれた。
序章でミケランジェロのフレスコ画『アダムの創造』が効果的に使用されている。
同年アカデミー賞にて11部門を獲得。この記録は『タイタニック』(1997年)、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)がタイ記録を樹立するも破られていない。異なるのは『ベン・ハー』では演技部門でも2つ受賞しているのに対し、後者2作は視覚効果や音響など技術部門で多数受賞しつつも演技部門受賞ではいずれも受賞を逃している点である。
日本での一般公開は1960年4月1日だが、これに先立ち同年3月30日にはテアトル東京でチャリティ上映が行われた。このとき昭和天皇・香淳皇后が招かれ、日本映画史上初の天覧上映となった。ヘストン夫妻もこの場に立ち会っている[2]。
[編集] スタッフ
- 監督:ウィリアム・ワイラー
- 製作:サム・ジンバリスト
- 原作:ルー・ウォーレス
- 脚本:カール・タンバーグ
- 撮影:ロバート・L・サーティース
- 音楽:ミクロス・ローザ
- 助監督:セルジオ・レオーネ
[編集] キャスト
- チャールトン・ヘストン - ジュダ=ベン・ハー
- ジャック・ホーキンス - クインタス・アリウス
- ヒュー・グリフィス - 族長イルデリム
- スティーヴン・ボイド - メッサーラ
- ハイヤ・ハラリート - エスター
- マーサ・スコット - ミリアム
- キャシー・オドネル - ティルザ
- サム・ジャッフェ - サイモニデス
- フィンレイ・カリー - バルサザー
- フランク・スリング - ポンティウス・ピラトゥス
- テレンス・ロングドン - ドルーサス
- アンドレ・モレル - セクスタス
- マリナ・ベルティ - フレビア
- ジュリアーノ・ジェンマ - ローマ人
[編集] 受賞
- 第32回アカデミー賞
[編集] あらすじ
詳細は「ベン・ハー#ストーリー」を参照
[編集] 日本語版吹き替えキャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語版1 | 日本語版2 | 日本語版3 | 日本語版4 | 日本語版5 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ベン・ハー | チャールトン・ヘストン | 納谷悟朗 | 石田太郎 | 玄田哲章 | 磯部勉 | |
| メッサーラ | スティーヴン・ボイド | 羽佐間道夫 | ささきいさお | 大塚芳忠 | 山路和弘 | |
| アリウス | ジャック・ホーキンス | 島宇志夫 | 鈴木瑞穂 | 渡部猛 | 稲垣隆史 | |
| エスター | ハイヤ・ハラリート | 鈴木弘子 | 武藤礼子 | 松岡洋子 | 日野由利加 | |
| イルデリム | ヒュー・グリフィス | 相模太郎 | 内海賢二 | |||
| ミリアム | マーサ・スコット | 寺島信子 | 中西妙子 | 谷育子 | 吉野佳子 | |
| ティルザ | キャシー・オドネル | 小山茉美 | 勝生真沙子 | 幸田夏穂 | ||
| ピラト | フランク・スリング | 小林修 | 佐古正人 | |||
| サイモニデス | サム・ジャッフェ | 松村彦次郎 | 宮内幸平 | 大木民夫 | ||
| ナレーション | - | 矢島正明 | 小林修 | |||
- 日本語版1:フジテレビ前後編 1974年4月
- 日本語版2:テレビ朝日前後編 1981年
- 日本語版3:日本テレビ旧版 1979年4月25日・5月2日『水曜ロードショー』
- 日本語版4:日本テレビ新版 1990年6月15日・22日『金曜ロードショー』
- 日本語版5:テレビ東京版(DVD収録) 2000年3月30日・4月6日『木曜洋画劇場』
- また長年チャールトン・ヘストンの吹き替えを担当してきた納谷悟朗は生涯の中で、ベン・ハーの吹き替えが最も思い入れが深い仕事だったと語っている。
[編集] 脚注
- ^ a b “Ben-Hur (1959)” (英語). Box Office Mojo. 2011年6月2日閲覧。
- ^ ヘラルドポニー版レーザーディスク(1989年発売)の解説文より。この解説文を書いた日野康一は当時MGM東京支社の宣伝担当だった。
[編集] 関連項目
- ベン・ハー (1925年の映画)
- キリストを描いた映画
- 内藤國雄 - 将棋棋士。この映画をモチーフとした111手詰めの詰将棋を作成している。構想は2週間ですんだものの完成までに40年を要しており、その手順の過程において玉が勇壮に駆け回る戦車のごとく盤上を走りまわす様子が描かれている。
- セルロイド・クローゼット
- We Didn't Start The Fire - 歌詞中にこの映画のタイトルが使われている。
[編集] 外部リンク
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