禁じられた遊び

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禁じられた遊び
Jeux interdits
日本版の映画ポスター
監督 ルネ・クレマン
脚本 ジャン・オーランシュ
ピエール・ボスト
ルネ・クレマン
製作 ポール・ジョリ
音楽 ナルシソ・イエペス
撮影 ロベール・ジュイヤール
編集 ロジャー・ドワイア
配給 日本の旗 東和
公開 フランスの旗 1952年5月9日
日本の旗 1953年9月6日
上映時間 87分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
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禁じられた遊び』(きんじられたあそび、原題: Jeux interdits )は、1952年に公開されたフランス映画である。アカデミー賞名誉賞(後の外国語映画賞に当たる)、ヴェネツィア国際映画祭サン・マルコ金獅子賞などを受賞した。

映画の撮影にお金を使いすぎてしまい、劇伴オーケストラで演奏するお金が無くなってしまったため、全編を通してナルシソ・イエペスギター一本で演奏した、というエピソードがある。これが「愛のロマンス」が生まれたゆえんである。

あらすじ[編集]

1940年6月(JUIN 1940の字幕)、フランス郊外。ナチス・ドイツのフランス侵攻によるドイツ軍の爆撃から郊外へ避難するパリ市民の行列。そこにナチス戦闘機の空襲が襲いかかる。5歳の少女ポーレットは、逃げた愛犬のジョッグを追いかけ、それを追った両親は石橋で彼女と愛犬を見つけたが、その場で戦闘機の機銃掃射で命を落とす。同時に死んだ愛犬を抱き、避難の列から外れて彷徨うポーレット。小川のほとりで1頭の牛を見て泣き出してしまったところで、郊外に住むミシェルという11歳の少年と出会う。ポーレットはミシェルの家でしばらく暮らすこととなった。

ミシェルの家、ドレ家は貧しかった。ミシェルには二人の兄と二人の姉がいたが、上の兄のジョルジュは馬に蹴られて重傷を負い、寝たきりになっていた。隣人のグアール一家とはいがみあっており、ことあるごとで罵り合う険悪な関係であった。ドレ家の人々はパリ育ちで都会っ子のポーレットをものめずらしく見るが、温かく受け入れる。とくに末っ子のミシェルはポーレットに親近感を持ち、無垢なポーレットもミシェルを頼るようになる。

ポーレットはというものがまだよく分からず、神への信仰や祈り方も知らなかった。ポーレットはミシェルから「死んだものはお墓を作るんだよ」と教えられ、人の来ない水車小屋に愛犬ジョッグを埋葬し、祈りをささげる。

愛犬がひとりぼっちでかわいそうだと思ったポーレットは、もっとたくさんのお墓を作ってやりたいと言い出す。ミシェルはその願いに応えてやりたくなり、モグラやねずみなど、様々な動物の死体を集めて、次々に墓を作っていった。二人の墓を作る遊びはエスカレートし、十字架を盗んで自分たちの墓に使おうと思い立つ。

しばらくして、兄のジョルジュの容態が急変、亡くなった。ミシェルは父が用意した霊柩車から十字架を盗む。葬儀中、父に問い詰められたミシェルは「隣のグアールのせいだ」と言い逃れをする。一方、ポーレットは教会の美しい十字架に魅せられ、ミシェルにあの十字架がほしいとねだる。後日ミシェルは教会の十字架を盗もうとするが、神父に見つかり追い出される。

ポーレットにもっとたくさん十字架がほしいとねだられたミシェルは、意を決して夜中に家を抜け出す。ポーレットとともに向かった先は、教会の墓地。ミシェルたちは墓地から十字架を15本盗み、爆撃で光る夜空の下、自分たちの墓地へと十字架を運ぶ。

ミシェルの兄の墓参りの日が来た。道中で、ミシェルの父は道に落ちた小さな十字架を見つける。それはジョルジュの墓につけられていたもので、以前ミシェルが盗む途中で落としたものだった。ミシェルの父は、グアールのいやがらせだと思い込む。

墓に着き、荒らされた様子に驚く一家。兄の十字架まで引き抜かれているのを目にした父は激昂し、グアールの仕業だ、復讐してやると言い、近くにあるグアールの妻の十字架を壊し始める。

ちょうど墓参りに現れたグアール一家と鉢合わせとなり、ミシェルの父とグアールは殴り合いのけんかとなる。

そこへ神父が現れ、十字架泥棒はグアールではない、犯人はミシェルだと伝えて場を収める。ミシェルはその場から逃げ出し、家出をしてしまう。十字架を盗んだことを訴えられるのではと恐れる父は、必死にミシェルを探す。ミシェルは水車小屋に隠れ、ポーレットと作った墓場を満足げに見つめていた。その夜ミシェルはこっそりと家に戻り、墓がとてもすてきになったとポーレットに伝える。

ポーレットを墓に連れて行こうとした矢先、警官がドレ家を訪ねてきた。同時にミシェルは父に大声で怒鳴られとっ捕まえられ、「おまえを監獄へブチ込む!! 」と暴行される。が、そうではなかった。戦災孤児として申請していたポーレットの身請けにきたのだ。

ミシェルは父にポーレットを引きとってほしいと懇願する。父は、十字架のありかを教えればポーレットは引き取る、と交換条件を出す。ミシェルは悩み、ついに水車小屋にあることを告白する。しかし、父は約束を破り、ポーレットの身請けの書類にサインをする。ミシェルは怒るが父は聞く耳を持たない。ミシェルは家を飛び出し、腹いせにすべての十字架を引き抜き、川に流して捨ててしまう。すべて捨てたあと、ミシェルは車のエンジン音を耳にする。それはポーレットが連れて行かれる車の音だった。

多くの人があふれる駅。ポーレットは修道女に連れられ、名札をつけて少し待っているように言われる。名札には「ポーレット=ドレ」の文字(しかし、彼女はドレ家の娘ではないことが分かっているはず)。

人ごみの中から「ミシェル!」と呼ぶ声が聞こえる。ポーレットは涙し、ミシェルの名を叫びながら探しに行く。しかし人違いで、ミシェルはいない。ポーレットはミシェルとママの名を泣き叫びながら、雑踏の中へと走っていく。(FIN の字幕)

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

  • ポーレット - ブリジット・フォッセー(日本語吹替:冨永みーな、旧テレビ版:佐藤久里子)
  • ミシェル・ドレ - ジョルジュ・プージュリー(日本語吹替:岡村悦明、旧テレビ版:水野哲
  • ミシェルの父 - リュシアン・ユベール(日本語吹替:増岡弘、旧テレビ版:名古屋章
  • ミシェルの母 - ジュザンヌ・クールタル(日本語吹替:野中マリ子
  • ジョルジュ・ドレ(ミシェルの兄) - ジャック・マラン(日本語吹替:園田裕久
  • ベルテ・ドレ(ミシェルの姉) - ロランス・バディー
  • フランシス(ベルテの恋人) - アメデー
  • ルイ・サンテーブ(日本語吹替 旧テレビ版:太宰久雄
    • 旧テレビ版:日本テレビ『水曜ロードショー』1974年6月5日放送
    • ちなみにポーレットの両親はブリジット・フォッセーの両親が演じている。

外部リンク[編集]