塩沢兼人

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しおざわ かねと
塩沢 兼人
プロフィール
本名 塩澤 敏一
しおざわ としかず
配偶者 塩沢はるみ
(旧姓:馬場)
出生地 日本東京都
血液型 A型
生年月日 1954年1月28日
没年月日 2000年5月10日
没年齢 46歳
所属 青二プロダクション(最終所属)
活動
活動時期 1975年 - 2000年
デビュー作 タイムボカン』(王子)
声優テンプレート|カテゴリ

塩沢 兼人(しおざわ かねと、1954年1月28日 - 2000年5月10日)は、日本の男性声優東京都出身。青二プロダクションに所属していた。身長171cm、体重53kg、血液型はA型。

本名は塩澤 敏一(しおざわ としかず)。芸名は映画監督新藤兼人にちなみ、塩沢自身が命名したものである。妻は元声優の馬場はるみ

代表作は『機動戦士ガンダム』(マ・クベ役)、『銀河旋風ブライガー』(ブラスター・キッド役)等のJ9シリーズ、『キン肉マン』(ジェロニモ役)、『北斗の拳』(レイ役)、『ハイスクール!奇面組』(物星大役)、『聖闘士星矢』(牡羊座のムウ役)等のジャンプアニメ、OVA『銀河英雄伝説』(パウル・フォン・オーベルシュタイン役)、『クレヨンしんちゃん』(ぶりぶりざえもん役)、『アンジェリーク』シリーズ(闇の守護聖クラヴィス(2代目)役)、『メタルギアソリッド』(グレイ・フォックス役)他多数。

目次

[編集] 人物像

[編集] 経歴

少年時代から役者に憧れ、中学生時代には自ら演劇部を結成、部長も務めた。日本大学第二高等学校を経て、日本大学芸術学部演劇科で本格的に芝居を学ぶ。高校の選択も、日本大学芸術学部演劇科への進学も踏まえてのものであった。なお、大学在学中に『タイムボカン』の端役でデビュー。後に、『ドカベン』において声優デビューを果たしている、『一発貫太くん』の戸馳二郎は最初のレギュラー役出演。その後に『機動戦士ガンダム』のマ・クベを演じ、人気を獲得。TBS系列所属の俳優だったが、次第に声を主体とした芝居のオファーが増える。アニメ作品のみならず、『スター・ウォーズ』『シザーハンズ』他、外国映画の吹替えでも活躍した。

2000年5月9日午後4時頃、自宅の階段から転落。その際目立った外傷はほとんど無く、本人も「大丈夫だ」と言っていたが、午後10時頃になって容体が急変。意識不明になり東京・西新宿東京医科大学病院へ搬送される。翌日午前0時54分、脳挫傷のために急逝。46歳没。葬儀は中野区宝仙寺で執り行われた。戒名は碧海院法優日敏信士。

[編集] 生前の主なエピソード

[編集] 特色

  • 独特の中音域の声質で青年役を多く演じた。クールや熱血漢の二枚目、シリアス、悪役からギャグキャラ(例:『クレヨンしんちゃん』のぶりぶりざえもん役)までこなしたが、癖のある(時として病的な)キャラクターの表現での評価が高く、特に美形悪役などで見られる独特な抑揚と間合いは、しばしば「マイクを舐めまわすが如き喋り」と形容された。悪役のキャラに含まれる一種の美しいまでの狂気性を表現する事の上手さも、また彼の魅力であったと言える。
  • その流れでオカマキャラ(例:『ハイスクール!奇面組』の物星大(ものほし だい)役)も多く演じたが、自身は「そういう役ばかり来た時期もあって、一時はやや困惑していたこともある」と回想している。塩沢の悪役が定型を大きく逸脱しており、嗜虐的な哄笑にすら悲嘆や自嘲といった表現が多く含まれていることに注目する者もいる。また、黎明期のBL系作品でも大きな足跡を残した(OVA『間の楔』他)。
  • 独特の悪役演技の形成について、本人は『機動戦士ガンダム』のマ・クベ役が大きなきっかけになったと述べている。同時に「実はマ・クベを演じるまでは悪役を演じること自体に抵抗があった」とも述べている。その反面、「幼稚園児の時に幼稚園の窓ガラスを割ったりする乱暴な一面もあった」とも述べている。

[編集] 人物

  • 90年代の声優ブームの頃、夏をテーマにしたソング集を当時の人気声優達が歌うCDアルバムが発売され、塩沢も参加している。その時夏に関する思い出を訊かれ「最悪です」と答えている。理由は過去に海に遊びに行ったところ、誰か遊泳していると思ったら水死体で、言葉に出来ぬ程恐怖した記憶があるからだという。「もう、海は見るのも嫌だなぁ」とコメントした塩沢だが、スキューバダイビングを趣味にしていたりもする。
  • 酒が大好きで、鈴置洋孝はよい飲み友達であった。「独特の声は酒好きに所以するのでは?」との意見が、自他の両方から出ていた。また、共演作の多い(『北斗の拳』や『名探偵コナン』など)神谷明とも親交が深かった。
  • 声優になってからの芝居(舞台)の出演もあった。その話題がラジオで出た際に「何を血迷ったかやることになってしまった」と本人は発言している。
  • 生前ラジオ「プリンセス倶楽部」にゲストとして出演した際、死亡時と同様に酔って階段から転落したと発言していた。その際は恥骨を骨折しただけで済み、「階段に手摺を付けた」と話していたが、パーソナリティーの鈴木真仁に「でも酔っていたら意味無いですよね?」と危惧されていたが、その通りになってしまった。
  • 早くに両親を失くし祖母に育てられているが、「祖母が確か『誕生日が違ったはず』と言っていた」と本人が語っている。

[編集] 没後

  • 葬儀に参列したベテラン声優の柴田秀勝は、後輩の若すぎる死に、弔辞の中で「バカヤロー」と怒りを交えて嘆いた(ちなみに柴田と塩沢は亡くなる二年前に『星獣戦隊ギンガマン』でそれぞれゼイバブ船長と闇商人ビズネラで共演している)。
  • 持ち役の一部は井上和彦山崎たくみらをはじめとした様々な声優に引き継がれた。特に山崎は声質が似ている事もあり、比較的多くの役を引き継いでいる。しかし、アニメ『クレヨンしんちゃん』、ドラマCD『ドクター×ボクサー』シリーズ等、原作者・制作スタッフ等の意向により、塩沢が演じたキャラクターを再登場させない、もしくは登場しても喋らせない作品もある。
  • 人気のゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』において『機動戦士ガンダム』のマ・クベ、『伝説巨神イデオン』のイラ・ジョリバ、『戦国魔神ゴーショーグン』のレオナルド・メディチ・ブンドル、『超獣機神ダンクーガ』の司馬亮、『蒼き流星SPTレイズナー』のル・カインなどの声は、現在に至るまで生前の塩沢が録音したもののみが使われている。特に司馬亮の台詞の使い回しは亮のボイスに他の登場人物のボイスを合わせるなどかなり徹底している。
  • 当時開発途中だったゲーム『メタルギアソリッド2』にて、監督・小島秀夫は、自身の作品である『スナッチャー』や『ポリスノーツ』などに出演した塩沢の死を深く悼み、追悼の意味を込めて本来ならば作品に入れる予定の無かった前作『メタルギアソリッド』に出演した際の声を、デジタル編集して再登場させたというエピソードがある。台詞自体は多くはないが最後の出演であった。後に『メタルギアソリッド4』の回想シーンでも登場させている。没後の作品でも、小島はエンドクレジットに塩沢兼人の名前を、他の出演者と同じく並べている。
  • テイルズオブエターニア』に出てくる高位大晶霊ゼクンドゥスが『テイルズオブファンタジア』のダオスと瓜二つなのは、SFC版とPS版『テイルズオブファンタジア』のダオスを演じた塩沢の死に対する哀悼の意であると思われる。なおゼクンドゥスの声はPS版『テイルズオブファンタジア』のダオスの声を使用している。その為、一部の技(主にテイルズオブエターニアで追加された技)に声が付いていないと言う現象が起きている。OVA、PSP版のダオスは森川智之に引き継がれた。
  • 格闘ゲーム『GUILTY GEARシリーズ』では、塩沢は視力を自ら封じて戦う暗殺者ザトー=ONEを演じたが、第二作『ギルティギア・ゼクス』の制作中に亡くなったため、キャストテロップに「(LATE)」(日本語で言う「故-」のことである)の表記が追加され、またエンディングも、ザトーが自らその身に取り込んだ禁獣・エディによって衰弱死するものに急遽差し替えられた。
  • 塩沢の出演していたアニメ『ゲートキーパーズ』の第8話の放送日直前に死去したため、当回放送開始前には故人を偲ぶメッセージが流された。
  • ドゥサーニュ役でレギュラー出演していたアニメ『星界の戦旗』の収録途中に死去したたため、第9話以降はCDドラマ版の音声流用による出演となった。なお、翌2001年に放映された続編『星界の戦旗II』でも同じ措置がとられており、これが新作テレビアニメーションでの最後の出演作になったと思われる。
  • 大乱闘スマッシュブラザーズX』にはゲスト出演した『メタルギアソリッド』のソリッドスネークと共に、アシストフィギュアのサイボーグ忍者で収録していた声が使われている。

[編集] 後任

塩沢の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

[編集] 主な出演作品

  • 太字は主役・メインキャラクター
  • 作品 - 役名の順に記述する。

[編集] テレビアニメ

1970年代

1980年代

1990年代

2000年代

[編集] OVA

[編集] 劇場版アニメ

1980年代

1990年代

2000年代

[編集] ドラマCD

[編集] ゲーム

[編集] 吹き替え

[編集] 特撮

[編集] ラジオ

[編集] CM

[編集] その他

[編集] 著書

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク