ストリート・オブ・ファイヤー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ストリート・オブ・ファイヤー
Streets of Fire
監督 ウォルター・ヒル
脚本 ウォルター・ヒル
ラリー・グロス英語版
製作 ローレンス・ゴードン
ジョエル・シルバー
製作総指揮 ジーン・レヴィ
出演者 マイケル・パレ
ダイアン・レイン
ウィレム・デフォー
エイミー・マディガン
音楽 ライ・クーダー
主題歌 『Deeper And Deeper』
ザ・フィックス英語版
撮影 アンドリュー・ラズロー
編集 フリーマン・デイヴィス
配給 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル映画
日本の旗 CIC
公開 アメリカ合衆国の旗 1984年6月1日
日本の旗 1984年8月11日
上映時間 93分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $14,500,000
興行収入 $8,089,290[1]
テンプレートを表示

ストリート・オブ・ファイヤー』(Streets of Fire)は、1984年製作のアメリカ合衆国の映画西部劇の形式を踏襲したロック映画。人が一人も死なないという珍しいアクション映画である。その年度の『キネマ旬報』で、読者による選出でベストワンに選ばれた。

高架と路地裏の町リッチモンドが舞台(ロケ地は主にシカゴ)となる。

目次

あらすじ [編集]

人気ロック歌手のエレン・エイムが地元で凱旋ライブ中にストリートギャング“ボンバーズ”に拉致される。ダイナーを営む彼女のファンのリーヴァは、かつて地元で鳴らしたワルで、今は流れ者の弟トムに助けを求める。トムは、陸軍あがりの女兵士マッコイを相棒に、ボンバーズのアジトを急襲しエレンを救い出す。

実は二人はかつて恋仲だったが、エレンが歌手を目指すために心ならずも別れていた。しかし今回の救出をきっかけにトムとエレンの間にふたたび愛の炎が燃え上がる。一方、エレンを連れ去られたボンバーズのボス、レイヴェンはボンバーズを率いて街を襲撃しようとしていた。レイヴェンはトムに一騎打ちを申し出、トムも受けて立つ。一対一の壮絶な対決の末、トムが勝利した。ボスの敗北、住民の決起の姿をみてボンバーズは引き上げ、街に平和が訪れた。その後、エレンはトムに復縁を申し出るが、トムは「俺は君の付き人になる男じゃねぇ」と言い、2人は再びそれぞれの道を歩むこととなる。ステージで歌う彼女の姿を見守りつつ、トムはマッコイと共に街を去って行く。

キャスト [編集]

役名 俳優 日本語吹替
トム・コーディー マイケル・パレ 池田秀一
エレン・エイム ダイアン・レイン 山本百合子
レイヴェン ウィレム・デフォー 石丸博也
ビリー・フィッシュ リック・モラニス 納谷六朗
マッコイ エイミー・マディガン 戸田恵子
リーバ・コーディー デボラ・ヴァン・バルケンバーグ英語版 小山茉美
クライド ビル・パクストン

プロダクション・ノート [編集]

  • もともとは"The Adventures of Tom Cody" と命名された3部作構想で、"The Far City"、"Cody's Return"と続く予定であった
  • 劇中のダイアン・レイン演じるエレン・エイム及びマイケル・パレ演じるトム・コーディの衣装はジョルジオ・アルマーニである。[要出典]
  • 劇の約半分は夜の場面であるが、この映画は夜間に撮影されていない。ほぼ全てが、日中に撮影されている。理由はスタッフやキャストのギャラの為。夜間撮影は、日中撮影よりも人件費がかさむのだ。夜のシーンを日中に撮影するため、20メートル間隔に配置した85本の柱でセットを囲み、自動制御の防水カバーで覆うことでセットの上に巨大な暗幕を広げて「人工の夜」を作り出して撮影された。[2]
  • 主役トムの相棒マッコイは、当初メキシコ人男性という設定であったが、エイミー・マディガン自身の強烈な売り込みによって監督が折れて、女兵士という設定となった。
  • ウォルター・ヒルの前作『48時間』の製作中に、この映画の脚本が進行していて、エディ・マーフィーのプロモーターの推薦によって主役がマイケル・パレとなった。

スタッフ [編集]

音楽 [編集]

  • ダイアン・レインは歌が歌えないので、劇中のエレン・エイムの歌はローリー・サージェント(バンド Face to Face のボーカル)と Holly Sherwood とによる吹き替え。
  • 劇中に登場する黒人4人組ドゥーワップバンド The Sorels の歌は、Winston Ford による吹き替え。ただし、サントラ・アルバムには、他の歌手が歌っているバージョンが収録されている。その中で最大のヒット曲 "あなたを夢見て(I Can Dream About You)" は、作曲者である元The Edgar Winter Groupの Dan Hartman 自らによるバージョン。
  • エレンが劇中で唄っていた「今夜は青春(Tonight Is What It Means to Be Young)」は、「今夜はANGEL」のタイトルで椎名恵によってカバーされ、1985年放映のフジテレビ大映テレビドラマ『ヤヌスの鏡』の主題歌として日本でも大ヒットした。
  • 制作当初、劇中で使われる音楽のアレンジは劣悪で、聴くに耐えないような酷いものであった(アメリカ版劇場予告編では、酷いバージョンがそのまま使用されて公開された。日本国内販売されているDVDに収録されている)。
  • 誰が最終的にアレンジ仕切り直したかはハッキリとしないが、ダイアンがステージで歌う2曲に関しては、絶対的に一人の音量ではヴォーカルの厚みが薄くなるので、最終的に4人のヴォーカリストがユニゾンで歌ったものを合成して使用している。[要出典]

パロデイ [編集]

  • カプコンのアクションゲーム『ファイナルファイト』初作は人物名、設定等がこの作品の影響を大きく受けている。なお、同社の対戦格闘ゲーム『Street Fighter』シリーズに『ファイナルファイト』のコーディーが客演した際には、街に残るものの平和になった世界に馴染めず、その暴力性ゆえに囚人となった姿で登場する。

脚注 [編集]

  1. ^ Streets of Fire (1984)” (英語). Box Office Mojo. 2010年2月11日閲覧。
  2. ^ DVD内プロダクション・ノート

外部リンク [編集]