魔境伝説アクロバンチ

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魔境伝説アクロバンチ
ジャンル ロボットアニメ
アニメ
総監督 夏木よしのり(第1話 - 第12話、第14話)
監督 やすむらまさかず(第1話 - 第12話、第14話)
久岡敬史(第13話、第15話 - 第24話)
脚本 山本優、合戸陽
山崎晴哉首藤剛志、八田朗
キャラクターデザイン いのまたむつみ
影山楙倫
メカニックデザイン 樋口雄一(サブマリン)
音楽 丸山雅仁
製作 日本テレビ
国際映画社
放送局 日本テレビ
放送期間 1982年5月5日 - 1982年12月24日
話数 全24話
テンプレート - ノート

魔境伝説アクロバンチ』(まきょうでんせつアクロバンチ)は、1982年(昭和57年)5月5日から同年12月24日まで日本テレビ系で放送された国際映画社制作のテレビアニメ。全24話。放送時間は第12話までは毎週水曜日19:00 - 19:30で、第13話以降は、毎週金曜日17:00 - 17:30に放送時間が変更された。

いのまたむつみキャラクターデザインデビュー作品、および主演の中原茂のテレビアニメデビュー作品である。また、オープニングアニメーションの演出・作画は金田伊功が手がけた。ナレーターは窪田等

ストーリー[編集]

人類の歴史数千年よりの更なる過去、遥か数万年の昔・超古代文明の時代より伝わるという謎の大秘宝「クワスチカ」を求めて世界中の遺跡を巡ることが、海商王・蘭堂タツヤの長き夢だった。そんな折、あること件から不本意ながら夢が叶い、タツヤ達一家は万能探索メカ・アクロバンチで世界各地の遺跡を巡ることになる。「クワスチカ」の存在の証の石版の導きにより旅を続けるが、かつて地底に封じられた地底人・ゴブリン一族が「クワスチカ」の力による地上への回帰を目論み、ファミリー一行の前に立ちはだかる。

アクロバンチ[編集]

アマチュア考古学者である蘭堂タツヤが謎の大秘宝クワスチカ探索のために設計・製作した万能探索ロボット。蘭堂ファミリーの家でもある。尚、第二話レクチャー内で、頭部の主センサコントローラ(M.S.C)の説明文にJISマークがあり、日本製の特注パーツで構成されている事が判る。

ファルコン・バンチャーを中心にバンチャー・ホーネットバンチャー・アローが合体して、身長15.2m、体重50.0tの人型ロボットとなる。分離時のマシンは「バンチャーマシン」と総称される。

ファルコン・バンチャー
蘭堂タツヤとジュンが操縦する飛行メカ。アクロバンチの頭部・胴体・太もも・翼を形成する。全長11.29m、重量18.0t。機首にイオンビーム銃と海底煙幕ミサイル、翼部前部付根にマイクロミサイルポッドを装備する。
バンチャー・ホーネット
蘭堂ヒロと蘭堂リョウがそれぞれ操縦する2台のスーパーカー型メカ。アクロバンチの脚となる。リョウの乗る左脚(レクチャー時の説明文では"B.L.L")はΣ型、ヒロの乗る右脚(レクチャー時の説明文では"A.R.L")はΛ型という。全長7.41m、重量11.0t。フロントノーズ及びエンジン上部にイオンビーム銃を装備する。2台が底面部で合わさってダブルアタックと云う重加攻撃を成せる。
バンチャー・アロー
蘭堂ミキと蘭堂レイカがそれぞれ操縦する2台のスーパーバイク型メカ。アクロバンチの腕となる。レイカの乗る右腕(レクチャー時の説明文では"Y.R.A")はタキオン型、ミキの乗る左腕(レクチャー時の説明文では"X.L.A")はハーレー型という。全長8.3m、重量5.0t。機首カウリング前部ライトにイオンビーム銃を装備する。コクピットは海底等では更にフードキャノピーに覆われる。本来このアローの前部推進装置は着脱自在となっており、本編で出るホバーウイング型の他に、当初のデザインで主体となっていた前輪型のアタッチメントが存在した。初期の変形シークエンス設定にも前輪型アタッチメント時の変形が設定されている。この本編の単発ホバー型はプラモデルキット化時は合体ロボットシリーズのみに採用され、他のキットでは設定されているアタッチメントの一つの三発ホバーが採用されている[1]
  • 尚アローとホーネットに共通する機能としてタイヤは10年使用可能な特殊なタイヤとなっている。又、各種の探査用装置をアタッチメントとして着脱可能となっている[2]

また、コクピットを包む「原子磁力」が人工の重力を作り、如何なる回転や振動に対しても、コクピットの向きを一定に保たせ、宇宙空間や海底でも地上と同じように活動できることが、第2話でのヒロのレクチャーで明かされている。

武器は炎の聖剣エクスキサーチ、バンチャードリル、ウイングカッター、ウイングサーベル、アトミックアンカー(ワイヤー付き)、アタックアンカー(ワイヤー無。影武者の装備。設定画では"バンチャーカッター"と呼ばれていたもの)、フィンガービーム、ランチャーカノン(スケルトンストック付きサブマシンガン型)、バンチャーカノン(ハンドガン型)その他。額のハートに酷似した形状の部分からはゴブリン金属を貫通できるイオンビーム砲・セラービームが発射される。これはゴブリンUFOとのドッグファイト等で特に効力を発揮しているが、全ての武装の目的は元来は遺跡調査時に考えられるあらゆる障害を除去するためのものである。

当初は翼の色は白で、総集編以降の物語後半は合金アイテムと同じ紅い翼塗装色が変更されている。

本編内でのアクロバンチ合体シーンはオンエアに作画・彩色・撮影が間に合わず、当初は未完成だった。苦肉の策として原動画をネガ反転し、濃紺のバックに白のワイヤーフレーム風の演出(キャラの虹彩部とアクロバンチ胸部相当部並びに脚部膝下部のV型の部分と肘間接部フード部のみ赤)とした。原画のBL指定(彩色に黒で塗る注意書き)さえそのままだった。加えてシーン途中、バンチャー・アロー変形とそれに伴うミキとレイカのコクピット移動シーンは動画が間に合っておらず、原画のみを白のフラッシングでつなぐように処理し、合体完了時からフルカラーにオーバーラップする様にした。因みに初合体の第2話ではミキのみ合体に失敗して墜落している。合体成功版は第6話で登場し[3]、第15話では全員のパートが登場している成功版が流れた。又、完成後に登場するフィルムはアクロバンチの前にモノクロ半調でファミリーがオーバーラップして上に流れ、全員が消えてからアクロバンチが前に飛んで来る形でシークエンス終了となる。

その後も黒バックにオレンジのワイヤーフレーム風にしたり、作業完成までの場繋ぎとしてのバリエーションがある。

モノクロポジ加工が成されるのは総集編以降である。なお、初期の合体時は接合の瞬間にフルカラーのフラッシングがあり、このタイミングの数回のポジネガの入れ替わりで合体の瞬間の発光を演出していた。この演出は後期合体時にも生かされている。

この合体シーンは完成すれば越智一裕のセンス溢れるかなり長尺のシーンとなるはずだった[要出典]が、上記の状況と多忙な制作との理由で、どんどんカットが削られ、ついに完全な形で流れること無く終わってしまった。

なお、合体時の掛け声は「アタック・ブロー・バンチ」[4]。各バンチャーマシンへの分離時の掛け声は「アタック・バンチ・アウト」である。

終盤では地球連邦軍所属のヘンリー中尉らが開発した量産型アクロバンチが6体登場したが、タツヤのプロトタイプ機を見よう見まねで開発したため、分離・合体等は排除されている。

なお、プラモ化に際して様々な考証の変更がされ、そのスケールは当初1/980が検討されていた。また、マスクのデザインや翼のカラーリング及びディテール等も現行とは異なる物がいくつか存在していた[5]

登場人物[編集]

蘭堂ファミリー[編集]

蘭堂 タツヤ
声 - 柴田秀勝
蘭堂ファミリーの当主。48歳。若き頃に海運業で財を成し、数多の海洋牧場を経営している。また、シュリーマンに憧れるアマチュア考古学者でもある。アメリカ大陸西部沖合に「ランドー牧場」を構えていたが、ゴブリンのUFOに襲撃を受けた際、牧場を失い、アクロバンチで世界各国の遺跡を巡るという過去の夢が期せずして叶ってしまう。自分のことを「パパでない、父さんと呼べ」と常日頃子供達に諭しているが、ジュン・ミキには「パパ」、ヒロ・リョウ・レイカには「親父」呼ばわりされることもしばしばある。ファルコン・バンチャー及びアクロバンチのメインパイロットであり、一連のバンチャーメカやR・C、D・Bの設計者でもある。ジュンの射撃の師匠でもある。
蘭堂 ヒロ
声 - 若本規夫
蘭堂タツヤの長男。25歳。放浪癖がある、とされているが、劇中ではそういう場面は一度も無い。ナイフ投げの腕で右に出る者は居ない。愛用のサングラスは乱視用の度が入っている。常にクールで、タツヤのことを「親父」と呼ぶこともたびたび。バンチャーホーネット・Λ型のパイロットである。第14話ではタツヤとジュンの代わりにファルコン・バンチャーのメインパイロットを受け持っている。
蘭堂 リョウ
声 - 野島昭生(第1話 - 第9話、第13話、第16話 - 第24話)、田中秀幸(第10話 - 第12話、第14話 - 第15話〈野島の怪我による代役[要出典]〉)
蘭堂ファミリーの御台所を司る、蘭堂タツヤの次男。21歳。彼の料理は誰もが呻る美味だが、コーヒーの淹れ方だけはミキに負けているという。料理だけではなく、投げ縄の腕前はファミリーで右に出る者は居ない。ただし、ファミリーの中では一番機械に弱いらしいだけでなく、第4話では爬虫類が苦手なことがバレた。バンチャーホーネット・Σ型のパイロットである。ヒロの影響か、タツヤのことを「親父」と呼ぶ癖がある。なお、初期設定のデザインでは肥満体型だった上、決定稿とはイメージが異なるおじさん的キャラだった。1982年に発表されたテレビマガジン誌の”新番組特報”記事中にはこのデザインが存在する。なお、第1話サブタイトルバックでは何故か登場していない。
蘭堂 ミキ
声 - 三輪勝恵
蘭堂タツヤの長女。18歳。レイカとは二卵性双生児の姉で、非常にお淑やか。リョウに教わった料理の腕は今では甲乙付け難く、コーヒーの淹れ方は既に達人の域。バンチャーアロー・ハーレー型のパイロットである。
蘭堂 レイカ
声 - 杉山佳寿子
蘭堂タツヤの次女。18歳。ミキとは二卵性双生児の妹で、男勝りな性格の持ち主。リョウとは逆にメカに滅法強く、特に二輪車を手足のように乗り回す。バンチャーアロー・タキオン型のパイロットである。なお、第1話サブタイトルバックではリョウ同様、何故か登場していない。
蘭堂 ジュン
声 - 中原茂
15歳。蘭堂タツヤの三男。ずば抜けた運動神経を持ち、父譲りの射撃の腕と兄・ヒロ譲りのナイフ投げの腕前を持つ。生まれた時に母・ローラを失う。ファルコン・バンチャー及びアクロバンチのメイン(というよりは半ばサブ)パイロットである。タツヤのことを「パパ」と呼ぶ癖があり、それでタツヤにたしなめられることも多い。ごくたまにバンチャー・ホーネットやバンチャー・アローのパイロットも受け持っている。
精神的に子供で好奇心が強すぎるゆえに家族からの言いつけを無視したり、無用のトラブルで事態を悪化させるなど、第一話で既にタツヤに"厄介者"扱いされていたりとトラブルメーカーとしての才能は天性のものを持つ。まともに主役を張った話は第3話のみのわずか1回であり、逆に蘭堂ファミリーを危機に陥れる役回りの方が多かった。
R・C
声 - 窪田等
男性的性格を持つ海洋牧場の管理ロボット。アクロバンチでの見張りや雑務などもこなす。タツヤやジュンがいない時のアクロバンチやファルコン・バンチャー等のメインコントロールも受け持つ。正しくは「スリムスR・C」という名称だが、本編ではこの名で一度も呼ばれない。
D・B
声 - 倉川きよみ
女性的性格を持つ海洋牧場の管理ロボット。アクロバンチでの見張りや雑務などもこなす。バンチャーメカのメインコントロールはできないが、サブコントロールやオートコントロールを担当。アクロバンチのあらゆるデータが収められ、石版の情報やエネルギー・ポールのデータ管理も行う。正しい名称は「ファットD・B」だが、R・C同様本編ではこの名で一度も呼ばれない。

ゴブリン一族[編集]

太古に地底に追いやられた人類の末裔。緑色の肌を持ち、頭に角を持つのが特徴。デーロスの統率の下、クワスチカ奪取のために蘭堂ファミリーと激しい争奪戦を繰り広げた。

ゴブリン王・デーロス
声 - 加藤精三
太古に地底に追いやられたゴブリン一族の長の末裔で一族の王。超常的な能力の持ち主で、二度に渡りアクロバンチと[6]渡り合った。
黒軍鬼・グロイジ
声 - 大木民夫
三足歩行型のディラノスを駆るゴブリン四天王にして、四天王のリーダー格。黒鬼族。貴族出身であることにプライドを持つ貴族主義者で、アガイルとは特に仲が悪い。シーラにも想いを寄せているらしい。
青軍鬼・ブルゾム
声 - 大林隆介
無足飛行型のフォリングスを駆るゴブリン四天王。青鬼族。シーラに想いを寄せている。それ故にヒロと熾烈な戦いを展開する。ある事情で殺されたという妹はエンメ・ヤのエリーナ皇女に良く似ているという。
赤軍鬼・アガイル
声 - 寺田誠
二足歩行型のアンドロデムスを駆る、ゴブリン四天王の一人。赤鬼族。北方ゴブリン族出身で四天王中唯一の平民出身者。物語終盤で地球連邦軍空軍の攻撃を受け命を落とす。
赤軍鬼・アガラス
声 - 戸谷公次[7]徳丸完[8]
戦死したアガイルの後を受けて赤軍鬼に就任した。赤鬼族。アガイルの血族であり、アガイルと同じく平民出身らしい。赤軍鬼であるが全身緑色を基調色とし赤系色が一切見当たらない。
白軍鬼・シーラ
声 - 弥永和子
人間体形二足歩行型のケラドウスを駆る、ゴブリン四天王。白鬼族の名家の貴族ギリンゼボの娘。実はデーロスの実の娘で、ある理由で養女に出されていた。このことはゲペウとデーロス以外は誰も何も知らなかった。ヒロとの死闘の最中に己の過去生に触れ、それからヒロに異常な執念を燃やして敵対する。
大神官・ゲペウ
声 - 玄田哲章
太古の予言などを知り尽くす、ゴブリン一族の参謀兼神官長。ゴブリン神話や各国の伝承を全て暗誦している。
ガルモ
声 - 戸谷公次
シーラの副官でシラミック部隊長。又クレタ島発掘部隊長でもある。物語後半になると出番がない。

ゲスト・その他[編集]

アタワ
声 - 高木早苗
アンデスの長老・パチャクティの甥っ子。ジュンに危ないところを助けられる。
コト
声 - 間嶋里美
村に伝わる伝承を代々守ってきたエスキモーの娘。リョウとは幼馴染。
ヘンリー中尉
声 - 森功至
地球連邦軍軍人。クワスチカを巡る戦いの最中ファミリーに助けられ、特にタツヤを崇拝。後に彼を見習い、タツヤのプロトタイプから合体機能を削除し隊長機との無線連動などを付加した以外は寸分違わないアクロバンチ量産機を6機製造し、「アクロバンチ隊」として隊員達を率いて戦った。
アルタ
声 - 富山敬
クワスチカの存在を知る者に罠をかける一族の長で、ダレイオス1世の末裔。
サバの王女・シルビア
声 - 吉田理保子
ゴブリンに国を滅ぼされたサバ国の王女。国の崩壊時に顔の左半分に酷い火傷を負い、それ故に右目以外の顔を隠しながらゲリラ活動をしていた。
エリーナ皇女
声 - 潘恵子
侵略者アナビスによって母星(シリウス第三惑星エンメ・ヤ)を失い、地球に避難してきてそのまま冷凍睡眠していた。彼女の持つ『ソウル・ボール』は邪悪な心を持つ者には死を与えるが、正しい心の持ち主はクワスチカに迄導くといわれている。ただし地上には『願いが叶う』と誤って伝えられていて、それが故この球を巡り幾多の争いが起きているという。ブルゾムの妹に面影が似ているという。
大秘宝クワスチカ
声 - 池田勝
蘭堂ローラ
タツヤの妻で五人兄妹の母。ジュンを産んで直ぐに死去している。

スタッフ[編集]

役職 第1話 - 第12話、第14話 第13話、第15話 - 第24話
原案・シリーズ構成 山本優
製作 壺田重三
企画 吉川斌(日本テレビ)、壺田重夫
総監督 夏木よしのり
チーフ・ディレクター やすむらまさかず 久岡敬史
キャラクター・デザイナー 影山楙倫いのまたむつみ
カナメプロダクション
メカニック・デザイナー 樋口雄一(サブマリン)
美術監督 さとうまこと
チーフ・デザイナー 山口俊和
音響監督 松浦典良
音楽 丸山雅仁
製作担当 たやま一良 今江修司
製作プロデューサー 西條克麿
プロデューサー 中村良男(日本テレビ)、つぼたしげお つぼたしげお、藤家和正
制作 日本テレビ、国際映画社
オープニング・エンディング・バンク
  • オープニング・エンディング原画・絵コンテ・OP/ED作画監督:金田伊功(クレジット表記無し)
  • オープニング原画手伝い:鍋島修越智一裕(クレジット表記無し)
  • エンディング原画手伝い:長崎重信(クレジット表記無し)
  • 合体バンク原画:越智一裕(クレジット表記無し)

「夏木よしのり」は当時国際映画社で活動していた「四辻たかお」と同一人物である[9]

序盤の1クール目では、1981年10月に開設した国際映画社の自社スタジオで『おちゃめ神物語コロコロポロン』と同時進行で制作されていたが、2クール目以降はJ9シリーズなどと同様に東映動画が制作に関わるようになり、スタッフが大幅に入れ替わっている。

日本テレビでは1971年放送の『アニメンタリー 決断』以来、日本テレビ制作の30分アニメは「日本テレビ」を制作名にクレジットされていなかったが、本作では局ロゴでクレジットされていた。この時期は前々番組『鉄腕アトム』(第2作)や同時期放送の『ゲームセンターあらし』のように「日本テレビ」をクレジットする30分アニメが放送されていたが、いずれも制作側のロゴでクレジットされていたため、局ロゴでクレジットされるのは極めて珍しい[10]。なお国際映画社作品自体もそれまでは局名をクレジットしてなかったが、本作からテレビ東京作品(「J9シリーズ」)を除きクレジットするようになった。

アクロバンチ合体シークエンスに使われた曲は複数あるが、そのうちBGMのアルバム内タイトルの『翼広げて』は一時期ミス・ユニバース日本代表選考会での募集用TVCMで使われていた。

ソフト化[編集]

2002年6月25日、パイオニアLDCからDVD-BOXが発売された。

海外[11]では『L'EMPIRE des 5』(又は『Askadis – La Légende de l'empire perdu』の題で放送された地域もある)と云う作品名で放送され、MANGA-Distribution(IDP)社からフランス語吹替の欧州版/日本語原版の二ヶ国語版を収めた5枚組DVDが発売された。又、フランス版には独自の主題歌「ASKADIS[12]」が作成されたが、この曲しか用いられていない。

主題歌[編集]

オープニングテーマ - 「夢の狩人」
作詞 - 山本優 / 作曲・編曲 - 山本正之 / 歌 - 山形ユキオ
エンディングテーマ - 「渚にひとり」
作詞 - 山本優 / 作曲・編曲 - 山本正之 / 歌 - たいらいさお
本作のOP、EDは映像が未完成のまま放送が開始され、回を追うごとに完成度が上がっていった。
第1話放送当初のOPでは、EDの曲名テロップが「にひとり」とされていた[13]。DVDでは完成したOP映像に差し替えられており、未完成映像も「猪にひとり」のテロップも見ることができない。しかし、EDはスタッフクレジットの都合上差し替えられていないため、未完成映像を見ることができる[14]
海外で放送された際にはOPとEDは同一の曲「ASKADIS」が使用された[15]

各話リスト[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 美術 原画 (動画チェック)
動画
1 1982年
5月5日
大秘宝を求めて 山本優 やすむらまさかず 多賀かずひろ - 多賀かずひろ
加藤まさし
曽我部孝
中村きよし
玉沢武
(金井ひろし)
新海美佐江
倉島由美
2 5月12日 氷雪山の怪光 横井昭 志村典 野崎恒仲 斉藤隆
藤井一郎
柴田豊
(金井ひろし)
堀籠知世美
野崎秀三
圷武士
3 6月2日 呪いの地下宝殿 織田魔莉 菊池城二
十数美
菊池城二 北多冬太郎
大里夏子
山田信次
(金井ひろし)
渡正造
九重真利
斉藤一美
4 6月9日 謎の海底神像 やすむらまさかず 川端蓮司 篠田章 時広洋二
山中勇
佐藤信介
(金井ひろし)
金子まゆみ
藤木玲次
渡高男
5 6月30日 大密林コンゴの秘宝 曽我部孝 岸たつや いのまたむつみ 影山楙倫
いのまたむつみ(カナメプロダクション)
(金井ひろし)
小原髪夫
橋本利彦
南全子
6 7月7日 滅亡のアトランティス やすむらまさかず 多賀かずひろ 谷口守泰
佐久間信計
多賀かずひろ
吉川守
工藤功介
滝田純造
7 7月14日 巨石神殿の怪人 合戸陽 松任谷憐 高村礼 山根みち男 時広洋二
山中勇
佐藤信介
金子まゆみ
藤木玲次
渡高男
8 7月28日 エンメ・ヤの乙女 高垣幸蔵 篠田章 北多冬太郎
大里夏子
山田信次
渡正造
九重真利
斉藤一美
9 8月4日 吼えよグリフォン 山崎晴哉 純かつみ 岸たつや 村田四郎 田村英樹
森山ゆうじ
藤井一郎
斉藤隆
(柴田豊)
堀籠知世美
田口敏夫
北久保弘之(ノンクレジット)
スタジオぴぐもん8
10 8月18日 妖精達の祭り 首藤剛志 高垣幸蔵 篠田章 北多冬太郎
大里夏子
山田信次
(秋山朗子)
渡正造
九重真利
斉藤一美
11 9月8日 悲恋のサバ王宮 合戸陽 越智一裕 おちかずひろ 南波一[16] そかべたかし
松原京子
吉村牧子
谷口守泰
スタジオジャイアンツ
12 9月22日 はるかなるエーゲ 山本優 康村正一 岸たつや 荒川和夫 新坂恵一
高橋朝雄(ノンクレジット)
スタジオOZ(山下将仁、上妻晋作)
(柴田豊)
堀籠知世美
田口敏夫
渡辺裕子
13 10月8日 前半・特別総集編 謎の大秘宝クワスチカ[17] 久岡敬史 新井豊 山口俊和 篠田章
小宮茂
三島美千代
青木早苗
山口幸俊
伊勢川直孝
14 10月15日 幻しのバビロン 影山楙倫 岸たつや いのまたむつみ - 影山楙倫
いのまたむつみ(カナメプロダクション)
(影山楙倫)
小原髪夫
橋本利彦
南全子
15 10月22日 北極海の伝説 山崎晴哉 松任屋燐 高垣幸蔵 菊池城二 山口俊和 桑原俊次
鈴木二郎
柳徹也
成沢正一
岡田憲男
佐藤洋子
16 10月29日 華麗なる復讐 合戸陽 又野弘道 篠田章 桑原俊次
鈴木二郎
柳徹也
成沢正一
岡田憲男
佐藤洋子
17 11月5日 謎のアンコール・ワット 八田朗 塩沢中世 田沢英夫 桑原俊次
鈴木二郎
柳徹也
成沢正一
岡田憲男
佐藤洋子
18 11月12日 シャーリ山の雄叫び 合戸陽 高山秀樹 並里啓次 篠田章 金子英俊 桑原俊次
鈴木二郎
柳徹也
成沢正一
岡田憲男
佐藤洋子
19 11月19日 ゴビ砂漠の激戦 山崎晴哉 池田裕之 宮崎一哉 上村栄司 下川忠海 高橋朝雄
今井正彦
内田順久
野須真
荒川和夫
合田浩章
20 11月26日 死闘! 愛のまぼろし 山本優 久岡敬史 並里啓次 塩沢中世 田沢英夫 桑原俊次
鈴木二郎
柳徹也
成沢正一
岡田憲男
佐藤洋子
21 12月3日 聖シャンバラの決戦 又野弘道 新井豊 金子英俊 桑原俊次
鈴木二郎
柳徹也
成沢正一
岡田憲男
佐藤洋子
22 12月10日 挑戦! 夢の狩人(前編) 高山秀樹 並里啓次 塩沢中世 山口俊和 桑原俊次
鈴木二郎
柳徹也
成沢正一
岡田憲男
佐藤洋子
23 12月17日 クワスチカ出現の謎(中編) 又野弘道 松本健治 桑原俊次
鈴木二郎
柳徹也
成沢正一
岡田憲男
佐藤洋子
24 12月24日 夢よはるかに(最終回) 久岡敬史 金子英俊 桑原俊次
鈴木二郎
柳徹也
成沢正一
岡田憲男
佐藤洋子

商品展開[編集]

ポプラから「DX驚異合体5・アクロバンチ」が発売された。この製品は、バンチャー・アローの前輪は機体床部を通じてエグゾーストパイプに繋がり、これを外して肩に合体するなど一部のギミックに違いがある。またカラーリングは当初はアニメ本編との差異の一つになっていたが、中途からこのアイテムのカラーリングが本編のカラーリングとなっている。他にも低価格版の「驚異合体5・アクロバンチ」、非合体の「アクロバンチ」も発売された。

また青島文化教材社が『アニメスケール』シリーズのラインナップとしてプラモデル化を行っている。アクロバンチのスケールモデルは、3種(計5機)集めることで合体できる1/72のバンチャーマシン各機(全て揃ったセット売りあり)、プロポーションを重視した分離合体しない1/100のリアルスケールモデル、低価格で1/144の小サイズのものが発売された。ノンスケールでは、合体ロボット3種と独自ギミック付きの2サイズのモデルのセット『おやこマシン』シリーズ、ミニ合体ロボット4種が存在する。ミニ合体ロボットは他のシリーズと同様、頭・胴体・腕・脚の各メカで、それぞれ1号ファット・バンチャー、2号ファルコン・バンチャー、3号バンチャーアロー、4号バンチャーホーネットである。ファット・バンチャーはD・Bの中にアクロバンチの頭部が納まる形態で、他の3種はアニメの設定にある程度準拠している。

ゴブリン一族のメカもプラモデル化されており、ディラノスが1/100と1/144とミニ合体ロボット、アンドロデムスフォリングスケラドウス、赤鬼族一般兵用メカのアミンガが1/144で発売された。ディラノスのミニ合体ロボット各機は、単独では他のゴブリンメカを模した形状をしている。なお、赤鬼族以外の一般兵士用メカは、黒鬼族がゴブンガ、青鬼族がバルード、白鬼族がシラミックといい、又終盤になって海底防衛用蟹状メカと親衛隊のメカが登場するが、これらはいずれもプラモデル化されていない。

ただし、プラモ化に伴う設定変更もあり、全てのスケールモデルは実際はノンスケールも同然である。

コスモスからはカプセル式自動販売機の景品として消しゴムや金属製人形、プラモデル、パズル等が発売されていた。文具関連はショウワノートから発売。

2003年発売のゲーム『スーパーロボット大戦COMPACT3』に機体とキャラクターが登場。ファミリーはアメリカ国籍[18]であり、キャラクター名が「タツヤ・ランドウ」[19]のように国籍に則った人名表記に準じたカタカナ表記になっている。

2010年にシーエムズコーポレーションからBRAVE合金ブランドで完全合体可能なアクロバンチの発売が予告されたが、発売元の倒産によって発売中止となった。

関連項目[編集]

  • ヤンマー
  • すみれいこ - 心のヒーローがヒロ・蘭堂である。
  • 斜里岳 - 第18話の舞台となった、日本でのエネルギー・ポールの争奪戦場であるシャーリ山のモデルとなった山。本作中では民族問題等に絡み、項目のように名称変更された。当時の印刷媒体で日本が舞台になることが公開された際、実在の地名・民族名が変更されて変名になる旨の説明が新聞等で公開されている。
  • アイヌ - #18に登場した、クワスチカを護る一族・カームイ一族の元となった北海道の先住民族。シャーリ山同様、民族問題等に絡み名称変更された。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 販売店に配られた宣伝広告(フライヤー)に明記されている。
  2. ^ 青島文化教材社アニメスケール1/72キット箱側面説明文より。
  3. ^ ミキのパートは当初3話から14話迄は使われず。
  4. ^ 但し第2話は「アタック・セット・ブロー・バンチ」、第3話は「アタック・セット・ブロー・バンチ(タツヤ)」「バンチ・トリップ(ジュン)」、第5話は「アタック・バンチ・ブロー」、第6話ではなし。
  5. ^ アオシマプラモファンVol.1~3に記載されている。又Vol.2 4ページ目には準備稿の設定画が記載されている。別デザイン(ファイヤーカラーリング)もアニメスケールアクロバンチ1/72(セット版)の取説(塗装指示書)に掲載されている。
  6. ^ 第12話では瞑想状態の思念体で、最終回は巨大化して生身で。
  7. ^ 23話。
  8. ^ 最終話。
  9. ^ 1993年発売・サウンドトラック「銀河烈風バクシンガー」(2枚組CD)KICA 2163/4の四辻たかおのコメント
  10. ^ 他には1986年放送の『青春アニメ全集』のみ。以後は「企画制作」としてクレジットされる。
  11. ^ フランス、ベルギー、ルクセンブルク、スイスの4ヶ国。
  12. ^ 大秘宝クワスチカのフランス名。
  13. ^ この誤植状態は完成フィルムができあがるまでの数話間分継続している。
  14. ^ 尚、海外版では日本語対応時第23話のEDのみが使用されている為にこれを見る事が出来ない。
  15. ^ フランス語版より
  16. ^ 越智一裕の別名義。
  17. ^ 海外版では16話として放送された。尚それに伴い14話・15話・16話が一話づつ前倒しになっている。
  18. ^ 本来蘭堂ファミリーが海洋農場を設けていたのはカナダ沖であり、彼等は日本国籍ではない。
  19. ^ 尚原典本編内では日本風の「蘭堂~」と欧州風の「~・ランドー」が場合に拠って使い分けられている。
日本テレビ 水曜19時台前半枠
(1982年5月 - 9月)
前番組 番組名 次番組
魔境伝説アクロバンチ
日本テレビ 金曜17時台前半(1982年10月 - 12月)
お笑いマンガ道場
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