ベルサイユのばら
| ベルサイユのばら | |
|---|---|
| ジャンル | 少女、ロマンス、フランス革命 |
| 漫画:ベルサイユのばら | |
| 作者 | 池田理代子 |
| 出版社 | 集英社 |
| 掲載誌 | マーガレット |
| レーベル | マーガレット・コミックス |
| 発売日 | 1981年11月 |
| 発表期間 | 1972年 - 1973年 |
| 巻数 | 旧版単行本全10巻 外伝 — 上・下巻 集英社漫画文庫全10巻 コンビニ版全6巻 愛蔵版全2巻+外伝全1巻 文庫版全5巻+外伝全1巻 完全版全9巻+外伝全2巻 完全復刻版全10巻 Kids1 - 7巻 |
| その他 | 不定期掲載 |
| アニメ:ベルサイユのばら | |
| 原作 | 池田理代子 |
| 監督 | 長浜忠夫(第1話~第12話) 出崎統(第19話~第41話) |
| 脚本 | 篠崎好、山田正弘、杉江慧子 |
| キャラクターデザイン | 荒木伸吾、姫野美智 |
| アニメーション制作 | 東京ムービー新社 |
| 放送局 | 日本テレビ |
| 放送期間 | 1979年10月10日 - 1980年9月3日 |
| 話数 | 全40話+総集編1話 |
| テンプレート - ノート | |
| ウィキプロジェクト | 漫画、アニメ |
| ポータル | 漫画、アニメ |
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『ベルサイユのばら』は、池田理代子による日本の漫画作品。通称「ベルばら」。フランス革命前から革命前期を舞台に、男装の麗人オスカルとフランス王妃マリー・アントワネットらの人生を描く、史実を基にしたフィクション作品。ベルサイユとはヴェルサイユ宮殿のこと。
目次 |
概要 [編集]
1972年21号から1973年まで『週刊マーガレット』(集英社)にて連載。フランス・ブルボン朝後期、ルイ15世末期からフランス革命でのアントワネット処刑までを描いている。前半はオスカルとアントワネットの2人を中心に描き、中盤以降はオスカルを主人公として、フランス革命に至る悲劇を描いた。
宝塚歌劇団による舞台化の大成功が作品のヒットに拍車をかけ、テレビアニメ、劇場版アニメなどが制作されて社会現象化した。2010年現在も新作劇場版アニメの制作が進行しており、パイロットフィルムが公開されている。
オーストリアの作家・シュテファン・ツヴァイクの小説『マリー・アントワネット』に感銘を受けた池田が、同小説を(史実部分の多くは訳文から)参考にして描いた作品。作中で描かれたオスカルのフランス衛兵隊ベルサイユ常駐部隊長時代の軍服は、フランス革命期のものではなく、より豪華絢爛なナポレオン帝政期のものを基にしたとされている[1]。
新書版・文庫版・愛蔵版など多くの単行本が発売され、現在は2005年から2006年にかけて刊行された完全版コミックスが発売中。
あらすじ [編集]
フランス王国の貴族であるレニエ・ド・ジャルジェ将軍には家督を相続すべき息子がなく、6番目の子供の誕生を心待ちにしていた。しかし、1755年12月25日に生まれたのはまたもや女児。失望した将軍は「元気な泣き声」という理由から姉妹の中で最も美しく生まれた六女に「オスカル・フランソワ」という男性名を付け、息子として育てて後継者にすることにした。オスカルは以後、軍人として厳しく育てられることとなる。
同年11月2日、後にフランス国王ルイ16世の王妃となるオーストリア皇女マリー・アントワネット・ジョセファ・ジャンヌ・ド・ロレーヌ・オートリッシュ[2]がオーストリア女帝マリア・テレジアとその夫神聖ローマ皇帝フランツ1世の11女としてウィーンに生まれる。アントワネットはウィーン・シェーンブルン宮殿において兄姉と共にのびのびとした子供時代を過ごした。
当時のオーストリア・ハプスブルク家は、フランスとの同盟関係を深めようとしており、その一環として母マリア・テレジアは、アントワネットとフランス国王ルイ15世の孫、王太子ルイ・オーギュストとの政略結婚を画策。1770年5月16日、アントワネットはフランス王太子妃となり、近衛連隊長付大尉となっていたオスカルと出会い、美貌と誠実さを好ましく思う。
1774年5月10日、ルイ15世が天然痘で死去。王太子ルイが即位してルイ16世となり、フランス王妃となったアントワネットの推挙によりオスカルも若くして近衛連隊長に、階級も大尉から一気に大佐となる。
オスカルはそれをかさに着ることなく、アントワネットに良い王妃となるよう度々進言するが、アントワネットは異国の宮廷に溶け込めないなどの寂しさなどから国民の納めた税金で浪費する様になる。
アントワネットが王太子妃時代に知り合い、ひそかに想い合っていたスウェーデン貴族フェルゼンがアメリカ独立戦争より帰還。彼は以後、アントワネットの傍らに寄り添うようになる。オスカルも人知れずフェルゼンの事を愛していたが、実らぬ恋と知って身をひく。そして、自分を幼い時からずっと見守ってきてくれた幼馴染で従卒のアンドレ・グランディエに心惹かれていく。
一方、ロベスピエールなど進歩的政治家らに接し、さらに民衆の窮乏を自分の目で確かめたオスカルは、次第に社会に疑問を持つようになる。そのころパリでは、苦しい生活に耐えかねた民衆がアントワネットを憎悪し、様々な流言が飛び交う。それを彼女が知った時には、すでに時代は革命へと向かっていた。
登場人物 [編集]
本編 [編集]
実在の人物は、各リンク先も併せて参照のこと。
メインキャラクター [編集]
- オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ
詳細は「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」を参照
- 主人公。男性として育られ、フランス軍人として生きる麗人。
- アンドレ・グランディエ
詳細は「アンドレ・グランディエ」を参照
- オスカルの従卒。
- マリー・アントワネット
- フランス国王ルイ16世の王妃。オーストリア皇女として生まれ、14歳でフランスへ嫁ぐ。美しく誇り高く、人を惹き付ける天性の魅力を持つ。オスカルを親友のように思い何でも打ち明け頼りにしている。王妃の公務や世継ぎ誕生への重圧から逃れるため、自由で贅沢な生活を送るが、王女誕生後は落ち着き、ようやく本来の気高さに目覚めるもすでに遅く、断頭台で処刑された。
- オーストリア皇女時代のドイツ語名は「マリア・アントニア」だが、ここでは最初から「マリー・アントワネット」である[3]。
- ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン
- スウェーデン貴族。容姿端麗で思慮深く知性的。オスカルとは親友。アントワネットとの秘めた恋を貫き、終始彼女に忠誠を尽くす。
- ロザリー・ラ・モリエール
詳細は「ロザリー・ラ・モリエール」を参照
- オスカルが下町で出会った娘。オスカルに恋心を抱く。
ジャルジェ家 [編集]
- レニエ・ド・ジャルジェ将軍(fr)
- オスカルの父。ジャルジェ伯爵家当主で、フランス王家に忠誠を捧げる将軍。オスカルを跡継ぎの男子として厳しく育てる。
- ジャルジェ夫人
- オスカルの母。物静かで心優しい貴婦人。アントワネットの首席侍女。
- マロン・グラッセ・モンブラン
- 通称ばあや。アンドレの母方の祖母で、オスカルの乳母。口やかましく心配性だが、心からオスカルを愛している。主人であるジャルジェ将軍が、オスカルを男として育てる方針に真っ先に反対した。
王家の人たち [編集]
- ルイ16世
- フランス国王。アントワネットの夫。ルイ15世の崩御により即位。趣味は読書と鍛冶と狩猟。小太りでおとなしく優柔不断だが、真面目で家庭的な優しい性格で、国民からも慕われていた。しかし、ヴァレンヌ事件をきっかけに国民の信頼を失い処刑される。
- ルイ15世
- ルイ16世の祖父。国民のことは省みず、宮殿で贅沢な毎日を送っている。愛らしいアントワネットが孫嫁となり満足するが、彼女と愛妾デュ・バリー夫人の対立に頭を痛める。天然痘で崩御する。
- デュ・バリー夫人
- ルイ15世の愛妾。下町で娼婦をしていたが、美貌と肉体を武器に国王の寵姫の座を手に入れた。アントワネットと対立し、一時はアントワネットを屈服させるほどの権勢を誇っていたが、ルイ15世の崩御に伴い、宮廷から追放される。
- アデライード内親王・ヴィクトワール内親王・ソフィー内親王
- ルイ15世の娘で、ルイ16世には叔母にあたる3姉妹。父の愛妾であるデュ・バリー夫人を毛嫌いし、アントワネットにデュ・バリー夫人を無視するよう吹き込む。
- オルレアン公
- フランスの王族。居城のパレ・ロワイヤルを平民の文化人たちに解放している。テレビアニメ版ではアントワネットのフランス入り阻止を企むなど、王位を狙って様々な策謀を巡らす。
- エリザベス内親王
- ルイ16世の妹。王弟でありながら亡命後、各国へフランスへの攻撃を唆した次兄プロヴァンズ伯と三兄アルトワ伯を憎悪し、革命勃発後も兄国王一家と行動を共にする。処刑直前のアントワネットが手紙を送ろうとした人物。原作のみの登場。史実上の名はエリザベート。
- マリー・テレーズ
- フランス王女。ルイ16世とアントワネットの長女。
- ルイ・ジョゼフ
- 王太子。アントワネットの長男。病弱だが聡明な少年で、オスカルに憧れている。三部会会期中に脊椎カリエスで死亡する。
- ルイ・シャルル
- アントワネットの次男。ノルマンディー公。兄の死後、王太子となる。父王の処刑後、アントワネットと引き離される。
- マリア・テレジア
- アントワネットの母親。オーストリアの女帝。フランスとの戦争終結のため、末娘のアントワネットを王太子妃として送り出す。臨終までアントワネットの未来を心配していた。
貴族たち [編集]
- ポリニャック伯夫人
- アントワネットから寵愛されている貴婦人。言葉巧みに親族の昇進をねだったり、賭博をすすめて大金を巻き上げたりと、優しげに見えてかなりの野心家。邪魔者であるオスカルの殺害も何度か計っている。娘・ロザリーと再会し、自分が馬車で轢き殺した女性こそ、15歳の時に生んだロザリーを引き取り育てた恩人であった事を知る。
- シャルロット
- ポリニャック伯夫人の娘。母の権力を背景に、舞踏会では高飛車な態度で振舞う。オスカルに思いを寄せており、母の決めた結婚を嫌悪し自殺する。ロザリーの異父妹。
- ド・ギーシュ公爵(ローラン・ド・ギーシュ)
- 会計検査庁長官で、ボナージュ地方のほぼ全域を領有している大貴族。若い娘が好みで、ポリニャック伯夫人から提示されたシャルロットとの結婚に乗り気でいた。シャルロットの自殺後は彼女の姉、ロザリーとの結婚を心待ちにしていたが逃げられる。本人が登場するのはテレビアニメ版のみ(原作では名前のみの登場)。
- ド・ゲネメ公爵(アンリ・サルバドール・ド・ゲネメ)
- フランスの大貴族。オルレアン公の派閥。尊大で高慢、身分の低い者を虫けら呼ばわりし、笑いながら騙し討ちをする残忍な卑劣漢。『二都物語』のエブレモンド侯爵がモデル。
- ノアイユ伯夫人(en)
- フランス王室に嫁いだアントワネットの教育係。渾名は「エチケット夫人」。アントワネットを心から心配している。ほぼ全ての貴婦人達を網羅しているため、オスカルやアンドレからも頼られる時がある。
- メルシー伯(en)
- アントワネットを心配したマリア・テレジアが派遣したオーストリア大使。アントワネットの教育係でもある。耳の痛い小言ばかり言うが、アントワネットを心配しての事であり、真の忠誠心をもって仕えている。
- カウニッツ
- オーストリアの総理大臣。ヨーロッパの平和のためにアントワネットのフランスへの輿入れを提案した。女帝の意を挺し、フランス宮廷の公式寵姫であるデュバリー夫人への態度を改めるようアントワネットに訓令を出した。渾名は「カウニッツのがりがりじじぃ」。
- リアンクール公(en)
- ルイ16世の側近。バスティーユ襲撃を報告する時、暴動かと訝る国王に「いいえ陛下、革命にございます!」と言上した。原作のみ登場。
- ソフィア(en)
- フェルゼンの妹。オスカルに魅了されるが、兄に「あの方は長生きできないタイプだ」と印象を漏らす。
軍関係者 [編集]
- アラン・ド・ソワソン
詳細は「アラン・ド・ソワソン」を参照
- フランス衛兵隊員。
- ジェローデル少佐(ヴィクトール・クレマン・ド・ジェローデル)
- 貴族の次男で、近衛隊でのオスカルの部下。オスカルがフランス衛兵隊へ去ったのち、近衛隊長に任命。同時にオスカルの前に求婚者として現れるが、アンドレへの想いをオスカルから聞かされ、静かに身を引く。自分の容姿や家柄に自信を持ち、うぬぼれが強く気障だが、オスカルの女性としての密かな葛藤をも見抜いている。
- ブイエ将軍
- 王党派軍人。陸軍参謀総長→陸軍総司令官。フランス衛兵隊異動後のオスカルの上司。ジャルジェ将軍とは仲が悪い(テレビアニメ版では古い友人)。オスカルに平民議員や市民への発砲を命じる。ヴァレンヌ事件で国王一家救出に失敗した。
- ラサール
- フランス衛兵隊員。軍から支給された剣を売ったことが発覚し、オスカルは平民兵士や民衆がいかに困窮しているかを知る。
- ナポレオン・ボナパルト
- 『栄光のナポレオン-エロイカ』の主人公。本作品登場時は大尉だった。
革命派 [編集]
- ベルナール・シャトレ
- 新聞記者。生い立ちから貴族を憎み、義賊「黒い騎士」として貴族から盗みを働く。オスカルに捕えられるが、平民の実態を知ったオスカルは窃盗を止める事を条件にロザリーを託し、街へと帰される。原作とテレビアニメ版ではロザリーとの馴れ初めが異なる。アランと同じく、『栄光のナポレオン-エロイカ』にも登場し、そこではロザリーとの夫婦円満ぶりが描かれている。カミーユ・デムーランがモデル。
- マクシミリアン・ド・ロベスピエール
- オスカルが領地のアラスで出会った弁護士。後にアルトワ州選出議員となり三部会で再会する。原作では貧しい平民の味方で、情熱的な革命家という風に描写されているが、テレビアニメ版では革命の気運が高まるに連れて過激化し、手段を選ばなくなるなど、後の恐怖政治を暗示させる描写も見られる。
- フロレル・ド・サン・ジュスト
- ベルナールの遠縁に当たる青年。その美貌にオスカルも目を止める。エロ小説(本人曰く芸術)『オルガン』を出版したことがきっかけで、警察に追われる身だったが、ピカルディー州選出議員を経てロベスピエールの側近となる。テレビアニメ版では過激で行動的なテロリストとして描かれている。
- エベール
- パリの市議会議員。アントワネット裁判の際、虚偽の事件を仕立て上げてアントワネットを陥れようとしたが、聴衆の女性達から反感をくらい、サン・ジュストにその後の運命を暗示するような発言をされている。原作のみ登場。
- ジャン=バティスト・ドルーエ(en)
- 1763年生まれ。ジャコバンクラブに加入する革命家。宿駅長を務めるサン・ムヌー(en)で国王一家の正体を見破り、先回りをしたヴァレンヌで捕らえ、パリへ帰還させる。原作のみ登場。
首飾り事件関係者 [編集]
- ジャンヌ・バロア
- ロザリーの異母姉。旧王家のバロア家の落胤。自分の美貌と血筋にふさわしい生活を手に入れるためには手段を選ばない。貴族の養女となり、ローアン大司教を利用して様々な犯罪行為に手を染めた末に首飾り事件を起こす。高等法院で有罪となり、終身禁錮刑の判決を受け、サルペトリエール監獄(en)に投獄されたが、何者かの幇助で脱獄し、サベルヌ修道院に身を隠しながら“ジャンヌ・バロア回想録”なる、でっち上げの暴露本を出版し、王室を強烈に批判する。
- ニコラス・ド・ラモット大尉(en)
- ブーレンビリエ家に出入りする平民の軍人で、ジャンヌに惚れ結婚。ジャンヌが悪事を計画する度に彼女の大胆さに驚くが、半ば楽しんで加担する。
- ローアン大司教
- 教会の高位職にある僧侶。王妃アントワネットの高貴な美しさに恋心を抱いているが、浪費癖と女遊びの激しさから嫌われている。王妃の親友を名乗るジャンヌに付け込まれ、虚言に惑わされて彼女に財産を搾取される。
- ブーレンビリエ侯爵夫人
- 「バロア王朝の末裔の孤児」という言葉を鵜呑みにし、ジャンヌを屋敷に引き取り貴婦人としての教育を受けさせる。宮廷への出入りは認められてなかった様子。実在の人物だが、ジャルジェ夫人の友人、ジャンヌの野望と証拠隠滅のために殺害されたという部分はフィクション。
- レトー・ド・ヴィレット(en)
- 他人の筆跡を真似るのが得意な詐欺師。ジャンヌと共謀し、ブーレンビリエ侯爵夫人の遺言書や王妃のローアン充てラブレターを作成した。
- ニコル・ド・オリバ
- パリの下町の娼婦。アントワネットにうり二つの容姿をジャンヌに利用され、首飾り事件に関与させられる。
その他 [編集]
- ニコール・ラ・モリエール
- ジャンヌとロザリーの母。バロア家の女中をしていた時、最後の当主との間にジャンヌを儲ける。過労とジャンヌの出奔による心労から床に伏す。貴族の馬車に轢かれ、ロザリーに自分の実の娘ではないこと、貴族である彼女の実母の名を言い残して死亡する。
- ピエール
- パリの下町に住む子供でロザリーとは近所同士。貧しさの余りド・ゲネメ公爵の馬車から金を盗んだことから、公爵に銃殺される。
- ディアンヌ・ド・ソワソン
- アランの妹。兄に似ず愛らしく清楚な娘で衛兵隊のアイドル。名ばかりの貴族という事と貧しさを理由に婚約者に捨てられ、首を吊る。
- ルブラン夫人
- アントワネットのお抱え画家。妊娠中もアントワネットの肖像画を描き続け、アントワネットに心配された。
- ローズ・ベルタン嬢(en)
- アントワネットの御用達ドレスメーカー。流行の最先端をつくりだしていた。実在の人物。首飾り事件後、経費削減の為に解雇されたという部分はフィクション。
- ガマン先生(fr)
- ルイ16世の趣味である錠前作りの師匠。名前は原作のみ登場。
- 画家の先生
- 肖像画画家。白馬にまたがるオスカルを描く。マロン・グラッセに恋をしていた。
外伝 黒衣の伯爵夫人 [編集]
「黒い騎士」騒動の頃のエピソードとして、実際の事件をモチーフに描かれている。文庫版の5巻と完全版の8巻に収録。
姉のオルタンスの住む城へ休養に出かけたオスカル・アンドレ・ロザリー。城に着いた彼らを待っていたのは、オルタンスとその娘のル・ルー、そして人々を脅かしている「吸血鬼」の噂だった…。
「黒衣の伯爵夫人」登場キャラクター [編集]
- オルタンス・ド・ラ・ローランシー
- オスカルの姉で、ル・ルーの母親。裁縫が下手らしい。
- ル・ルー・ド・ラ・ローランシー
- オルタンスの一人娘で、妙に大人を食ったところがある。オルタンスが作ったル・ルー人形を常に持っている。ロザリーと仲良くなる。
- 爆発したような天然パーマをツインテールにしており、愛嬌がある。
- 後述の『Kids』では誕生日が3月24日。モデルも存在している事も判明している[4]。
- エリザベート・ド・モンテクレール
- モンテクレール城に住む美貌の伯爵夫人。時計技師に無理やり人殺し人形を作らせ、その人形で大勢の少女を殺害。その血で沐浴することで、自らの若さと美を保てると信じていた。エリザベート・バートリがモデル。
- リオネル
- モンテクレール城に住む美しい青年。モンテクレール伯爵夫人の甥という触れ込みだが、その正体は精巧なぜんまい仕掛けの人形で、鉄の身体の上に人間そっくりの皮膚が被せてある。胸飾りの宝石を押すと動き出し、ゆっくりと両手を広げまっすぐに犠牲者に近づき、恐ろしい力で拘束し、胸部から突き出す刃で殺害する。背中の真ん中を押すと停止する。
- カロリーヌ・ド・ルフェビュール
- 貴族の娘。オスカルに付き添うロザリーに嫉妬し、彼女に意地悪を仕掛けるが、モンテクレール伯爵夫人により殺害される。
- アンリ・ジョベール
- フランス一の腕を持つといわれた時計技師。モンテクレール伯爵夫人により脅迫され、リオネルを無理やり作らされた後、オスカルらに救出されるまで目を潰され地下牢に幽閉されていた。
ベルサイユのばら 外伝 [編集]
雑誌『月刊Jam』(中央公論社刊)にて1984年6月号 - 1985年4月号まで連載された。全4話。「黒衣の伯爵夫人」同様、「黒い騎士」騒動の起こった頃のエピソードとして書かれている。「黒衣の伯爵夫人」にも登場したオスカルの姪・ル・ルーを主人公に据えた、コメディ色の強いシリーズである。中央公論社より、愛蔵版・文庫版(全1巻)が刊行されているほか、完全版の9巻にも収録されている。
外伝登場キャラクター [編集]
本編・「黒衣の伯爵夫人」に登場したキャラクターは、追加点のみを述べる。
- ル・ルー・ド・ラ・ローランシー
- 外伝の主人公。オスカルの姉・オルタンスの一人娘。おしゃべりで好奇心が強く、どこにでも行ってしまうために周囲(主にオスカル)の頭痛の種となっている。非常に勘がよく、機転がきくためオスカルや周囲の人間のピンチを何度も救う。STORY3で初恋を経験するが、相手が男装した女性(オスカルではない)であった事を知り、失恋に終わる。
- オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ
- ル・ルーから見れば叔母に当たる。作者の絵柄の変化により、より男性的な体つきになっている。STORY2では、突然現れた弟を前に、自身の存在意義について揺れる事になる。
- アンドレ・グランディエ
- 外伝では、ほぼル・ルーの遊び相手兼おもちゃと化している。だが完全ないじられ役ということもなく、オスカルやル・ルーを守る場面も多い。また、馬の世話をするなど、本編ではあまり描かれなかった使用人としての姿が見られることもある。
- ロザリー
- 本編より一層、おっとりした部分・天然ボケな部分が強調されている。周囲の人間が皆渋る中、唯一ル・ルーの来訪を喜んだ人。
- マロン・グラッセ
- 腰痛のおかげで事件に巻き込まれかける。アンドレへのヤキは健在。
- レニエ・ド・ジャルジェ
- 平民の旦那の様だと嘲られるほど妻一筋の堅物。の、筈が。思わぬ隠し子登場にたじたじとなる。
- ジャルジェ伯夫人
- 友人達から不謹慎と言われる程の貞淑な良妻賢母。
- モーリス
- オスカルの父・レニエの子どもであると名乗り出てきた少年。彼の出現により、レニエは家庭内で微妙な立場に立たされる。途中で、ある事実に気づく。
- オルタンス・ド・ラ・ローランシー
- 行儀見習いの為に娘のル・ルーを母に預ける。巻頭の序章に拠ると、オスカルの一番上の姉。
宝塚歌劇 [編集]
詳細は「ベルサイユのばら (宝塚歌劇)」を参照
テレビアニメ [編集]
1979年10月10日から1980年9月3日まで、日本テレビ系列およびクロスネット局の青森放送、山形放送、山口放送(いずれもテレビ朝日系列、山形放送は1980年4月以降)、テレビ大分、鹿児島テレビ放送(いずれもフジテレビ系列)で放送されたテレビアニメ。全40話。
1980年から、日本テレビはプロ野球中継を19:00 - 20:54と30分拡大したため、ナイターシーズン中はプロ野球中継のため度々中断、特に5月と6月はわずか2回ずつしか放送されなかった。
なお、フランス・イタリアでは『Lady Oscar』のタイトルで放映された。
原作との相違点 [編集]
原作に散見されたギャグタッチを排し、全編にわたり重厚なシリアスドラマとして構成されている。一方、ルイ15世臨終時の天然痘に冒された醜い姿や、アランの妹ディアンヌの無残な屍等、原作にあったグロテスクな表現等はソフトな表現に緩和されている。第35話内に宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統とおぼしき人物が青い肌色のまま登場するなど、スタッフによる悪ふざけも垣間見られる。原作ではジャルジェ将軍と犬猿の仲とされたブイエ将軍を親友同士にする等、人物設定を原作から変更されている人物も多く、ロベスピエールに至っては容姿も性格付けも別人になっている。オルレアン公は元々原作から容姿が変更されている上、市川治が演じた時と仁内建之が演じた時では容姿が更に変更されている。 第20話からセーヌ河畔で手風琴を弾く半盲の吟遊詩人が登場するが、(終盤の主人公格ともいえる)庶民の代弁者という位置づけだった。
キャスト [編集]
- オスカル - 田島令子
- アンドレ - 志垣太郎
- マリー・アントワネット - 上田みゆき
- フェルゼン - 野沢那智、堀勝之祐(野沢の体調不良により初期数話を堀が代役)
- ロザリー - 吉田理保子
- ベルナール - 野島昭生
- アラン - 山田俊司
- ジャルジェ将軍 - 内海賢二
- ジャルジェ夫人 - 佳川紘子
- ばあや(マロン・グラッセ) - 京田尚子
- ジェローデル - 三景啓司
- ラソンヌ先生 - 飯塚昭三
- アルマン画家 - 宮内幸平
- ブイエ将軍 - 増岡弘、飯塚昭三(1話)
- ルイ16世 - 安原義人
- ルイ15世 - 勝田久
- オルレアン公 - 市川治(2~24話)、仁内建之(27話)
- デュ・バリー夫人 - 来宮良子
- ド・ゲメネ公爵 - 寺島幹夫
- メルシー伯 - 村越伊知郎
- マリア・テレジア - 北村昌子
- ノワイユ伯夫人 - 宗形智子
- ジャンヌ - 松金よね子
- ニコラス - 池水通洋
- ローアン大司教 - 鎗田順吉
- 宝石商べメール - 北村弘一
- ポリニャック伯夫人 - 武藤礼子
- シャルロット - 小宮和枝
- ド・ギーシュ公爵 - 石田太郎
- ディアンヌ - 岡本茉莉
- ルイ・ジョゼフ - 松尾佳子
- ルイ・シャルル - 三田ゆう子
- ダグー大佐 - 塚田正昭
- ラサール - 井口成人
- ネッケル大臣 - 大木民夫
- ラ・ボーム大佐 - 仲木隆司
- ド・ローネー侯 - 徳丸完
- ロベスピエール - 森功至
- サン・ジュスト - 古川登志夫
- 吟遊詩人の息子 - 野沢雅子
- 吟遊詩人 - 小川真司
- 語り手 - 本山可久子
- その他 - 緒方賢一、戸田恵子、飯塚昭三、市川治など
スタッフ [編集]
- 原作:池田理代子
- 企画:梅谷茂(日本テレビ)、山本又一朗(キティ・フィルム)
- 音楽:馬飼野康二
- キャラクターデザイン・作画監督:荒木伸吾、姫野美智
- 美術監督:窪田忠雄、川井憲( - 18話)、水谷利春(19話 - )
- 撮影監督:高橋宏固、宮内征雄
- 録音監督:山田悦司(13話 - )
- 選曲:鈴木清司
- 文芸担当:本間一行
- 制作担当:青野史郎
- 総監督:長浜忠夫( - 12話)
- チーフディレクター:出崎統(19話 - )
- プロデューサー:銀谷精一(日本テレビ)、加藤俊三(東京ムービー新社)
- 作画:荒木プロダクション、スタジオジュニオ、スタジオZ、スタジオコクピット、もぐらプロ、マジックバス
- 仕上:グループジョイ、スタジオジュニオ、信映、イージーワールド
- 美術補:松宮正純、高野正道
- 背景:アトリエローク、ムクオスタジオ
- 撮影:高橋プロダクション
- 録音演出:河村常平( - 15話)、長浜忠夫(2 - 10話)
- 録音技術:飯塚秀保
- 音響効果:東洋音響
- 編集:鶴渕允寿、高橋和子
- タイトル:高具秀雄
- 動画チェック:堀越新太郎
- 色指定:山名公枝、伊藤純子
- 制作進行:横溝隆久、尾崎穏通、土岐友二、水島定昭、水沼健二
- 録音:東北新社
- 現像:東洋現像所
- 制作:東京ムービー新社
主題歌 [編集]
- オープニングテーマ - 「薔薇は美しく散る」
- 作詞 - 山上路夫 / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 鈴木宏子
- エンディングテーマ - 「愛の光と影」
- 作詞 - 山上路夫 / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 鈴木宏子 / ナレーション - 志垣太郎( - 21話)
これら2曲とBGMが、CDアルバム『ベルサイユのばら 薔薇は美しく散る オリジナル・サウンドトラック&名場面音楽集』に収められている。
各話リスト [編集]
| 話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1979年10月10日 | オスカル! バラの運命 | 篠崎好 | 小田響堂 | 山吉康夫 |
| 2 | 1979年10月17日 | 舞え! オーストリアの蝶 | 今沢哲男 | ||
| 3 | 1979年10月24日 | ベルサイユに火花散る | 山田正弘 | 岡崎稔 | |
| 4 | 1979年10月31日 | バラと酒とたくらみと | 永丘昭典 | ||
| 5 | 1979年11月7日 | 高貴さを涙にこめて | 山吉康夫 | ||
| 6 | 1979年11月14日 | 絹のドレスとボロ服 | 杉江慧子 | 高屋敷英夫 | 出崎哲 |
| 7 | 1979年11月21日 | 愛の手紙は誰の手で | 永丘昭典 | ||
| 8 | 1979年11月28日 | 我が心のオスカル | 篠崎好 | 出崎哲 | |
| 9 | 1979年12月5日 | 陽は沈み陽は昇る | 永丘昭典 | ||
| 10 | 1979年12月12日 | 美しい悪魔ジャンヌ | 山田正弘 | 山吉康夫 | |
| 11 | 1979年12月19日 | フェルゼン北国へ去る | 高屋敷英夫 | ||
| 12 | 1979年12月26日 | 決闘の朝オスカルは…? | 杉江慧子 | ||
| 13 | 1980年1月9日 | アラスの風よ応えて… | 永丘昭典 | ||
| 14 | 1980年1月16日 | 天使の秘密 | 篠崎好 | 関根芳久 | 山吉康夫 |
| 15 | 1980年1月23日 | カジノの伯爵夫人 | 今沢哲男 | ||
| 16 | 1980年1月30日 | 母、その人の名は…? | 山田正弘 | 山吉康夫 | |
| 17 | 1980年2月6日 | 今めぐり逢いの時 | 永丘昭典 | ||
| 18 | 1980年2月13日 | 突然イカルスのように | 杉江慧子 | 高屋敷英夫 | 山吉康夫 |
| 19 | 1980年2月20日 | さよなら、妹よ! | さきまくら | 竹内啓雄 | |
| 20 | 1980年2月27日 | フェルゼン名残りの輪舞 | 篠崎好 | ||
| 21 | 1980年3月5日 | 黒ばらは夜ひらく | |||
| 22 | 1980年3月12日 | 首飾りは不吉な輝き | 山田正弘 | ||
| 23 | 1980年3月19日 | ずる賢くてたくましく! | |||
| 24 | 1980年3月26日 | アデュウわたしの青春 | 杉江慧子 | ||
| 25 | 1980年4月2日 | かた恋のメヌエット | 竹内啓雄 西久保瑞穂 |
||
| 26 | 1980年4月9日[5] | 黒い騎士に会いたい! | 篠崎好 | ||
| 27 | 1980年4月16日 | たとえ光を失うとも... | |||
| 28 | 1980年4月30日 | アンドレ青いレモン | 山田正弘 | ||
| 29 | 1980年5月14日 | 歩き始めた人形 | |||
| 30 | 1980年5月21日 | お前は光俺は影 | 杉江慧子 | 竹内啓雄 西久保瑞穂 大賀俊二 |
|
| 31 | 1980年6月4日 | 兵営に咲くリラの花[6] | |||
| 32 | 1980年6月18日 | 嵐のプレリュード | 篠崎好 | ||
| 33 | 1980年7月2日 | たそがれに弔鐘は鳴る | |||
| 34 | 1980年7月9日 | 今“テニス・コートの誓い” | 山田正弘 | ||
| 35 | 1980年7月23日 | オスカル、今、巣離れの時 | |||
| 36 | 1980年7月30日 | 合言葉は“サヨナラ” | 杉江慧子 | ||
| 37 | 1980年8月6日 | 熱き誓いの夜に | |||
| 38 | 1980年8月20日 | 運命の扉の前で | 篠崎好 | ||
| 39 | 1980年8月27日 | あの微笑はもう還らない! | |||
| 40 (最終話) |
1980年9月3日 | さようならわが愛しのオスカル | 山田正弘 | ||
| 41 (総集編) |
1980年9月10日 | ベルサイユのばらと女たち |
逸話 [編集]
テレビアニメ『巨人の星』の監督であり、『ベルサイユのばら』テレビアニメの12話まで総監督を担当した長浜忠夫は、『巨人の星』でも用いられた独特の「長浜調」の演出を行なった。長浜の後任となった出崎統は対照的に、「詩的で繊細な「出崎調」の演出を心がけたため、『ベルばら』はアニメファンのあいだで熱烈な支持を得るようになった」と山本はコメントしている[7]。また、視聴率が振るわなかった地方局の打ち切り用の最終回で、第24話として総集編「燃えつきたバラの肖像」という回がある。
| 日本テレビ系 水曜19時台前半枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
ベルサイユのばら
|
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| テレビ東京系 月曜18:30枠 | ||
|
ベルサイユのばら
(再放送) |
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劇場版アニメ [編集]
| ベルサイユのばら 生命あるかぎり愛して |
|
|---|---|
| 監督 | こだま兼嗣 竹内啓雄 |
| 脚本 | 山田正弘 篠崎好 杉江慧子 |
| 製作 | 藤岡豊 |
| 出演者 | 戸田恵子 水島裕 富山敬 上田みゆき |
| 音楽 | 馬飼野康二 |
| 主題歌 | 鈴木宏子 |
| 撮影 | 高橋宏固 |
| 編集 | 鶴渕允寿 |
| 配給 | 共同映画 |
| 公開 | 1990年5月19日 |
| 上映時間 | 90分 |
| 製作国 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
テレビアニメ版の再編集作品で、当初はビデオ作品として1987年5月21日に発売された。声優を変更して新たに収録し直された(ただし、マリー・アントワネット役の上田など共通する声優も見られる)。1990年公開。
キャスト [編集]
- オスカル - 戸田恵子
- アンドレ - 水島裕
- マリー・アントワネット - 上田みゆき
- フェルゼン - 富山敬
- ジャンヌ - 吉田理保子
- ジャルジェ将軍 - 内海賢二
- アラン - キートン山田
- 語り手 - 武藤礼子
スタッフ [編集]
- 監督:こだま兼嗣/竹内啓雄
- 製作:藤岡豊
- プロデューサー:加藤俊三
- 原作:池田理代子
- 脚本:山田正弘/篠崎好/杉江慧子
- 企画:梅谷茂/山本又一朗
- キャラクターデザイン:姫野美智
- 作画監督:荒木伸吾
- 撮影:高橋宏固
- 音楽:馬飼野康二
- 美術:水谷利春/窪田忠雄/川井憲
- 録音:山田悦司
- 構成:竹内啓雄
劇場版アニメ(21世紀版) [編集]
東京国際アニメフェア2007にて、パイロット版が上映された。キャスト・公開時期は2013年3月現在、一切不明(行われない可能性もある)。
スタッフ [編集]
実写版映画 [編集]
| ベルサイユのばら | |
|---|---|
| LADY OSCAR | |
| 監督 | ジャック・ドゥミ |
| 脚本 | パトリシア・ルイジアナ・ナップ |
| 製作 | 山本又一朗 |
| 出演者 | カトリオーナ・マッコール パッツィ・ケンジット |
| 音楽 | ミシェル・ルグラン |
| 撮影 | ジャン・パンゼル |
| 編集 | ポール・デイヴィス |
| 配給 | 東宝 |
| 公開 | 1979年3月3日 |
| 製作国 | 日本 |
| 言語 | 英語[8] |
1979年3月公開の実写映画で、タイアップは資生堂。ラストシーンでオスカルが群集にまぎれて戦いも死にもしない等、ストーリー展開は原作と大幅に異なる。監督・音楽にジャック・ドゥミ、ミシェル・ルグラン フランス政府の協力によりヴェルサイユ宮殿での撮影が特別に許可された。総制作費を10億円かけた割りに配給収入は9億3000万と振るわなかった。佐藤忠男は「キネマ旬報」別冊で、日本映画としては大予算でも海外では使い出がないことを指摘、群衆場面のみすぼらしさやドゥミの精気のない演出を批判している。
キャスト [編集]
- オスカル - カトリオーナ・マッコール / パッツィ・ケンジット(幼少時代)
- アンドレ - バリー・ストークス
- マリー・アントワネット - クリスティーナ・ボーム
- フェルゼン - ジョナス・ベルクシュトローム
スタッフ [編集]
関連項目 [編集]
ドラマCD [編集]
詳細は「ベルサイユのばら ドラマCD」を参照
- ベルサイユのばら ドラマCD vol.1 -忘れ得ぬ人・オスカル- (2003年7月21日発売) GPCV-1001
- ベルサイユのばら サウンドシアター・ドラマCD (2010年4月22日発売) BJCA-151
- ベルサイユのばらII サウンドシアター・ドラマCD (2010年8月26日発売) MOMO-8002
- ベルサイユのばらFIN サウンドシアター・ドラマCD (2010年12月23日発売) MOMO-8006
梅田コマ劇場ミュージカル版 [編集]
昭和50年(1975)4月に、宝塚初演の成功を受け、俳優女優の出演によって制作されたミュージカル。 梅田コマ劇場(現・梅田芸術劇場)にて上演された。 大人の恋愛劇の趣きが強く、フェルゼンとアンドレをにしきのあきら(現・錦野旦)が一人二役で演じるなど独特の演出がなされたが、公演期間は2週間に満たなかった。
キャスト [編集]
ベルばらKids [編集]
2005年10月より朝日新聞土曜日別冊朝刊『be on Saturday・エンターテインメント』に掲載されている、池田作画の4コマ漫画とコラムから成るミニコーナー。
4コマ漫画はギャグテイストになっており、オスカル達が現代日本の視点で話すなど、ベルばら本編のパロディ的側面も持った独自の内容。ルイ16世が相撲好きであるなど、独自の設定も存在する。
アンドレの母など、本編には登場しなかったキャラクターも登場。キャラクターは全員が3頭身だが、例外的にオスカルとアンドレとフェルゼンが通常頭身で登場したことがある。
連載開始から2009年4月までは毎回2作の漫画が掲載されていたが、現在は1作。2012年4月7日以降からは、赤beから青beに移動し、同時に初期からコラムに使用していた原作のイラストが削除となった。
単行本化され、現在7巻までが発売されている。2巻では懸賞プレゼント。4巻から6巻まで初回特典が追加された。
2013年3月30日をもって連載終了。ベルばらKids7巻の最終漫画は2012年11月24日までしか掲載していない。
英訳版 [編集]
1981年に三友社出版が全7作の英訳版の刊行を企画し、同7月に The Rose of Versailles Vol.1、11月に The Rose of Versailles Vol.2 が発行されたが、以後、企画が頓挫しており、復刊ドットコムなどでファンから完結が待ち望まれている。訳者は、『ニッポンマンガ論 ― 日本マンガにはまったアメリカ人の熱血マンガ論』(マール社、1998年)などの著者フレデリック・L. ショット。
その他 [編集]
- TVアニメ版が放映開始される直前の1979年9月17日に放送された『ルパン三世』第101話「ベルサイユは愛に燃えた」にオスカル(声優:二木てるみ)が登場する。この話はルパン三世100回記念のシナリオ公募作品であった。
- 2000年にLAREINE(ラレーヌ)が、アニメ版の主題歌「薔薇は美しく散る」をカバー。原作者の池田理代子もコーラスで参加。初回限定盤のジャケットイラストには池田の描き下ろしLAREINEのイラストが描かれている。
- 2004年2月4日放送の『トリビアの泉』(フジテレビ)にて原作の絵の一部が用いられ、オスカルとアンドレの声をテレビアニメ版の田島令子と志垣太郎があてていた。
- ヴァレンヌ逃亡によりマリー・アントワネットが恐怖のあまり一夜で白髪になるという描写がある[9]が、マリーが一晩で白髪になったと記した文献や伝承は見られない。また一度空想科学読本シリーズで検証されたが人間が一夜で白髪になることは生物学上あり得ないという結論に達している。むしろ本作によって日本では『マリー・アントワネットは白髪になった』という誤解が根付いたのではないか[10]というテレビ番組すら放映されたことがある。
- 連載当時にはオスカルのファンクラブも結成されていた。『ばらベルサイユ』という機関紙が発行されており、現在ではその一部を2002年発行の『ベルサイユのばら大事典』で見ることができる。ちなみに機関紙を中心となって編集していたのは作中、舞踏会のシーンにプラカードを持って登場したこともあるエミリという女性。
- 本作ではオスカルの死後、バスティーユ陥落からアントワネットの処刑までが10回の連載となっているのは、一番人気のオスカルが退場することによって人気が落ちることを懸念した編集部の意向によるものであったことを作者自身が明らかにしている[11]。
- 原作者の池田理代子はテレビアニメ版のビデオを購入はしたものの、「眼が疲れる」という理由で一度も通して見たことがない。また、人づてに聞いたアランのその後が気に入らず、後に自身の作品「エロイカ」に登場させるきっかけとなった[11]。
関連商品 [編集]
- 2006年の春にタキイ種苗から「ベルサイユのばら」と名付けられたペチュニアの新品種が発売されている。また発売記念グッズにベルばらのイラストが使われた。
- 2007年から「CRベルサイユのばら」シリーズが発売され店舗に置かれている。
- 2008年、バンダイの化粧品ブランド「Creer Beaute(クレアボーテ)」において「ベルサイユのばらシリーズ」を展開[1]。アイライナーやマスカラに続いてパックや入浴剤、2012年にはコラーゲンドリンクも発売されている。
- 2009年、バンダイより万歩計「遊歩計 ベルサイユのバラ ~歩いて自分革命 生まれてきてよかった!!~」発売。
- 2010年、大和葡萄酒から「ベルサイユのばら」オスカル・スパークリングワインが発売された。
- 2010年11月、集英社より「ベルサイユのばらカルタ」発売。
- 2011年10月4日よりビジュアライズからGREEにて「ベルサイユのばらif ~幻想の日々~」という恋愛シミュレーションゲームが提供された。同年12月20日よりmixiゲームからもサービスが提供され、こちらは翌年3月にはスマホのも対応している。オスカルの屋敷に住みこむことになる少女がプレイヤーの分身となってシナリオが進むノベルゲームで池田理代子プロダクションの監修のもと新たに書き起こした「if」の物語となっている。
- 2011年11月、湖池屋「すっぱムーチョ」(バラ香るビネガー味・さっぱり梅味・さっぱりビネガー味)のパッケージにバラを銜えたオスカルのイラストが採用された。
- 2011年6月10日、日本郵政が発行した記念切手「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」の 第16集に「ベルサイユのばら」が採用された。1,500万枚限定[12]。姫野美智が描き下ろしている。
- 2012年3月16日、京成バラ園芸からフランスの育種業者メイアン社が開発した「ベルサイユのばら」と名付けられたバラの新品種が発表された。同日より、同社ECサイトにて先行予約を開始ししたが、わずか1日で完売となった。5月12日に第14回国際バラとガーデニングショウ(西武ドーム)にて、一般公開される[13]。
- 2012年5月、エース電研の人気パチンコ『CRベルサイユのばら 薔薇の運命』が発表となった[14]。
- 2012年8月、婦人下着メーカーピーチジョンがアントワネットを2012年秋のイメージキャラクターに起用。ロココ時代の女性美にオマージュを捧げた「エアボムトリニティブラ」を発売。
- 富山産コシヒカリのパッケージに採用されている。
脚注 [編集]
- ^ 『愛蔵版ベルサイユのばら上巻』(中央公論社1987年)著者前書きより。
- ^ 結婚前のドイツ語名は「マリア・アントーニア・ヨーゼファ・ヨアンナ・フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン」。
- ^ 単行本9巻170頁「ベルサイユのばら 連載を終えて…」参考。
- ^ 2009年5月9日朝日新聞『be』「ベルばらKids」より。解説者・石塚知子が池田に問い合わせによる、解答から。
- ^ この回の1986年11月27日の再放送時には17.0%の最高視聴率を記録した。
- ^ 予告ナレーションでは「兵営に咲いたリラの花」。
- ^ 『テレビアニメ魂』(p.178-180)
- ^ IMDb: Lady Oscar より
- ^ 単行本9巻65頁。
- ^ 19世紀に書かれた世界的に有名な児童小説である小公女において、白髪になったとの記述がすでにある。
- ^ a b 『ベルサイユのばら大辞典』作者インタビューより
- ^ 日本郵便切手SHOP より
- ^ 「ベルサイユのばら」誕生 漫画に感動、仏の業者が開発
- ^ CRベルサイユのばら 薔薇の運命
外部リンク [編集]
- 池田理代子オフィシャルサイト
- ベルサイユのばら 完全版
- 劇場版アニメ
- 実写版映画
- ベルサイユのばら - allcinema
- ベルサイユのばら - KINENOTE
- LADY OSCAR - AllMovie(英語)
- LADY OSCAR - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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