マージナル (漫画)

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マージナル』は、萩尾望都による日本漫画作品。『プチフラワー』(小学館)にて1985年8月号から1987年10月号まで連載された[1]

「男しかいない世界」という設定で描かれたSF作品。

あらすじ[編集]

西暦2999年、地球は汚染されて不毛の地となっていた。人々は不妊ウイルスにより生殖能力を失い、唯一の女性である聖母「マザ」を中心として、その息子たちで世界は構成されていると信じられていた。 世界の中枢であるセンターはこの世界をミツバチ型社会「マージナル」と呼び、管理している。 年々子供は減少し、不安が募るなか、祭礼の日にマザが暗殺されてしまう。

登場人物[編集]

キラ
砂漠でさまよっているところをグリンジャに拾われ、アシジンに買われる。ゴーなどから「夢の子供」と呼ばれ、高い感応能力をもつ。
グリンジャ
目じりに青いいれずみをいれており、砂漠の医師村で薬師をしていた。夢見のおじいの予言によって村の者と共にマザ殺しを犯す。その後キラを拾い、アシジンに売った。
アシジン
子供の頃がけから落ちて死にかけたがセンターによって一命を取り留められ、その後「死にぞこないのアシジン」と名乗るようになった。額に新月の形をした傷跡がある。月の岩屋に住み、村にかかわろうとしない。
メイヤード
センターの長官(マルグレーヴ)。マージナルの最高責任者で一切のことを任されている。
ゴー博士
生物学者。行方不明になった友人を探すため、地球に密入国しようとした。

目次[編集]

  • プロローグ ホウリ・マザ(『プチフラワー』1985年8月号)
  • 第1話 迷い子(『プチフラワー』1985年9月号)
  • 第2話 アシジンの岩屋(『プチフラワー』1985年10月号)
  • 第3話 二九九九-現在(『プチフラワー』1985年11月号)
  • 第4話 漆黒の森(『プチフラワー』1985年12月号)
  • 第5話 図書の家の夜鳴鳥(『プチフラワー』1986年2月号)
  • 第6話 花石榴の村(『プチフラワー』1986年3月号)
  • 第7話 双頭(『プチフラワー』1986年4月号)
  • 第8話 レクイエム(『プチフラワー』1986年5月号)
  • 第9話 イワンの研究について(『プチフラワー』1986年6月号)
  • 第10話 死霊(『プチフラワー』1986年7月号)
  • 第11話 受胎告知(『プチフラワー』1986年8月号)
  • 第12話 夢の子供 No.151(『プチフラワー』1986年9月号)
  • 第13話 ヘビじじいとヘビ男(『プチフラワー』1986年11月号)
  • 第14話 星と炎(『プチフラワー』1986年12月号)
  • 第15話 狩人(『プチフラワー』1987年1月号)
  • 第16話 えもの(『プチフラワー』1987年2月号)
  • 第17話 アシジンとマルグレーヴ(『プチフラワー』1987年3月号)
  • 第18話 最後の晩餐(『プチフラワー』1987年5月号)
  • 第19話 ハレルヤ(『プチフラワー』1987年6月号)
  • 第20話 暗示(『プチフラワー』1987年7月号)
  • 第21話 洪水(『プチフラワー』1987年8月号)
  • 第22話 境界の果て(『プチフラワー』1987年9月号)
  • エピローグ ホウリ・ナイト(『プチフラワー』1987年10月号)

サウンドドラマ[編集]

NHK-FM、1988年10月31日放送。CD、1989年発売。

舞台[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『毎日グラフ』1986年10月26日号「COMIC界の“超少女”たち〔女性マンガ家インタビュー〕」で、作者は「半年の予定で始めたんだけど、終わらない。そろそろまとめにかかります。あと半年ぐらいかかりそう。」と語っている。