メタルギアソリッド2
| ジャンル | タクティカル・エスピオナージ・アクション |
|---|---|
| 対応機種 | プレイステーション2 Xbox(サブスタンスのみ) Microsoft Windows (サブスタンスのみ) プレイステーション3(HDエディション) Xbox 360 (HDエディション) |
| 開発元 | コナミコンピュータエンタテインメントジャパン |
| 発売元 | コナミ |
| シリーズ | メタルギアシリーズ |
| 人数 | 1人 |
| メディア | DVD-ROM |
| 発売日 | サンズ オブ リバティー: サブスタンス: Xbox: Microsoft Windows: HDエディション: |
| 対象年齢 | CERO:C(15才以上対象) CERO:D(17才以上対象)(HDエディション) ESRB: Mature BBFC: 15 |
| 売上本数 | |
| その他 | サンズ オブ リバティー:限定版あり HDエディションはメタルギアソリッド3と共に収録(ディスク版のみ。ダウンロード版は個別で購入可能) |
『メタルギアソリッド2 サンズ オブ リバティー』(METAL GEAR SOLID 2: SONS OF LIBERTY) は、コナミコンピュータエンタテインメントジャパンが開発したステルスゲームである。
目次 |
[編集] 概要
メタルギアシリーズ第4作目、メタルギアソリッドシリーズ第2作目にあたり、MEME(文化的遺伝子)をテーマに、前作『メタルギアソリッド』(シャドー・モセス事件)の後の世界を描いている。
今作からプラットフォームがプレイステーション2に移行され、メディアとしてDVD-ROMを採用した。これによりグラフィックやシステム面での性能が向上し、要所にポリゴンデモムービーを挿入することで映画のような演出も可能になった[1]。
なお、欧米ではXbox版『MGS2 Substance』も発売されており、この作品はシリーズ唯一のXbox作品でもある。(2011年にリメークされたHDエディションはXbox版も発売された)
メタルギアシリーズで初めてドルビーデジタル 5.1chを採用した作品でもある。PS2版はオプニングデモムービーとエンディングデモムービーのみ対応し、海外のみで発売されたXbox版サブスタンスはゲームプレイ中も含む全編5.1chサラウンド対応である。
[編集] ゲームシステム
基本的に前作を踏襲するが、主観視点で武器を扱える、倒れた相手を抱きかかえて引きずる、敵をホールドアップさせるといった新要素が盛り込まれた。
武器及び装備品の選択画面も変更され、前作のL字型メニューから種類を縦に配置し、それぞれが横に展開する階層型を採用した。
麻酔銃が導入され、これを活用することで敵をボスも含め一人も殺さずにゲームを進めることができる。敵の殺害数はゲームクリア後の評価の一つとして表示されるため、いかに少ない殺害数でクリアできるかに挑むこともできる。
[編集] ストーリー
サンズオブリバティーは2部構成になっており、それぞれ「タンカー編」「プラント編」と呼ばれる。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] タンカー編
シャドー・モセス事件から2年後の、2007年が舞台。シャドー・モセス事件を生き延びたリボルバー・オセロットがメタルギアの技術情報を闇市場へ流し、世界中でメタルギアの亜種が誕生していた。反メタルギア財団「フィランソロピー」のエージェントとしてメタルギアの破壊活動を続けていたソリッド・スネークは、アメリカ海兵隊が開発した新型メタルギア、RAYが演習のために極秘裏に輸送されるという情報を入手し、その調査のため、アシスタントのオタコンと通信をしつつ、輸送用の偽装タンカーに単身潜入を開始する。
[編集] プラント編
タンカー編から2年後の2009年4月29日。マンハッタン沖に建設された巨大海上除染施設ビッグ・シェルが、「サンズ・オブ・リバティ」を名乗るテロリスト集団に占拠された。施設の視察に訪れていたアメリカ大統領等を人質に取り、彼らが要求したのは現金300億ドル。要求を呑まない場合、ビッグ・シェルを爆破すると通告してきた。人質の救出とテロリストの武装解除のため、FOXHOUNDの新人隊員である雷電がビッグ・シェルに単身潜入を開始する。
[編集] ゲーム難易度
メタルギアソリッド・インテグラルに続き、今作でも難易度が設定できる。難易度によって装備品や弾薬の最大所持数、敵兵やボスの耐久力、巡回ルート、血の量、達成しなければならない目標が変化する。
本作では初めてゲームをプレイする際に、アクションゲームが得意かや前作を知っているかといった質問が行われ、選択した内容によっては高難度が選べない場合がある。 サブスタンスの場合、全ての難易度共通で、日本版と比べ監視カメラの台数が多くなっている。 難易度ごとの強弱、大小の比較は、NORMAL(日本版HARD)を基準として表記。
- VERY EASY(日本版はEASY)最低難易度
-
- 画面上の表示は変わらないが、プレイヤーのライフが比較的多い。
- 敵兵の視界はEASYと比べて狭くなっている。画面上の表示に変化は無い。
- 表示上の変化はないが、ボスのライフが比較的低い。
- ボスの攻撃間隔が少なく、スキが大きく、攻撃力も低い。
- 1度ノードにアクセスすると、再アクセスしなくても、全てのエリアでレーダーが使用可能になる。
- 敵兵に見つかっている時は、一旦そのエリアを出るとアラートフェイズ、警戒が解除され、侵入フェイズになる。
- 敵兵の体のどの部分を攻撃しても、麻酔系なら1発で睡眠、実弾系なら即死となる。
- 敵兵の装備が弱くなっている。
- アイテムボックスからの取得量が多い。
- 新たに武器を入手するとすぐ近くでサプレッサーが入手できる。
- EASY(日本版はNORMAL) 低難易度
-
- プレイヤーのライフが比較的多い。
- この難易度から、エリアを変えるだけでは警戒が解除されないようになる。警戒下のエリアで一定時間、敵兵や監視カメラをやりすごさなければ警戒は解かれない。発見され攻撃を受けている危険モード(ALERT)時は、移動すると回避モード(EVASION)に移行する。
- NORMAL普通難易度
-
- 日本版のHARDに相当する。
- HARD(日本版はVERY HARD)高難易度
-
- 表示上の変化は無いが、プレイヤーのライフは少なめになっている。
- 敵兵の視界はNORMALと比べて広く、机の下などを覗いて確認してくる事もある。
- ボスのライフや行動パターンが増えている。
- 監視カメラの台数が増えている。
- EXTREME 最高難易度
- 本編を一度クリアすると選べるようになる最高難易度。
- 表示は変わらないが、プレイヤーのライフがEASYの半分になっている。
- 表示上の変化はないが、敵兵の視界が広い。
- ボスのライフと行動パターンが増え、プレイヤーのライフが全快状態でも一撃で死亡する可能性がある。
- 回復手段のレーションがマップに落ちておらず、ホールドアップ等で敵兵から奪うしかない。
- 監視カメラの数がHARDより多い。
- EUROPEAN EXTREME 海外版最高難易度
- サブスタンスで追加されたEXTREMEを超える高難度。
- プレイヤーのライフがEXTREMEよりも少ない。
- 敵兵の視界はEXTREMEの2倍で、能力も上昇している。
- ボスの攻撃力が高く、一撃で死亡させられる場合がある。
- 回復手段のレーションは少数しか手に入らず、敵をホールドアップしても弾薬を落とさない。
[編集] メタルギアソリッド2 サブスタンス
2002年12月19日に発売された拡張版で、日本語音声から日本語字幕付きの英語音声に変わり、新たな難易度とモードが追加されている。このほか、赤外線ゴーグルの画像が温度変化に合わせたサーモグラフ状になる、出血表現が増えるなどの変更点がある。
[編集] MISSIONS
ステージクリア型のモード。仮想訓練を模したVR MISSIONS(全350種類)と、本編のステージを利用したALTERNATIVE MISSIONS(全150種類)がある。
開始時にプレイヤーはいずれかのキャラクターを選択し、キャラクターによってVR訓練の内容が変化する。条件を達成すると使用できるキャラクターが増える。
- 雷電
- スニーキングスーツを着た雷電。スネークと同じく最初から出現している。
- 忍者雷電
- MGS1に出てくる「忍者」の姿をした雷電。一定条件を満たすと選択できる。ブレードを標準装備している。
- X雷電
- 一定条件を満たすと選択できる、全裸の雷電。ステージ数は一つのみ。ミッション名がスニーキングからストリーキングと変化し、敵に発見されるとパトカーのサイレンが鳴り響いて失敗となる。
- スネーク
- スニーキングスーツを着たスネーク。雷電と同じく最初から出現している。
- プリスキン
- イロコィ・プリスキンの姿と装備をしたスネーク。一定条件を満たすと選択できる。
- タキシードスネーク
- タキシードを着ているスネーク。一定条件を満たすと選択できる。
- スネーク (MGS1)
- MGS1のスニーキングスーツを着ているスネーク。一定条件を満たすと選択できる。
- SNEAKING MODE
- 潜入モード。敵に見つかるとミス。
- WEAPON MODE
- 武器の練習モード。指定された武器でターゲットを破壊する。
- FIRST PERSON VIEW MODE
- 一人称視点でプレーするモード。
- VARIETY MODE
- 様々な特殊な訓練をするモード。前作に続き怪獣ゲノラが登場する他、メカゲノラとゴルルゴンが登場する。
- BOMB DISPOSAL MODE
- 爆弾解体モード。
- ELIMINATION MODE
- 敵兵排除モード。敵をすべて倒すとクリア。
- HOLD UP MODE
- 敵をすべてホールドアップさせるモード。
- PHOTOGRAPH MODE
- 写真撮影モード。指定された写真を撮影する。
[編集] SNAKE TALES
スネークが主人公の外伝で、ステージはタンカーやプラントなど本編のものだが、パラレルワールドの設定になっていて物語につながりは無い。キャラクターの言動がコミカルなものに変更されるなど、登場人物の性格設定も一部変更されている。エピソードは5種類あり、それぞれの頭文字を並べると、A,B,C,D,Eのアルファベット順になる。プレイヤーの行動によってシナリオが分岐するポイントがある。
- A WRONGDOING(犯罪)
- ビッグ・シェルがファットマン率いるテログループに占拠された。要求は30億ドルと20の要求。スネークはビッグ・シェルに乗り込み、囚われの身のエイムズとジェニファーに接触し、テロリストの武装解除を目指す。
- BIG SHELL EVIL(ビッグシェルの怪物)
- ビッグ・シェルで謎の怪死事件が相次ぎ、オタコンからビッグ・シェルに勤める妹のエマを連れて来てくれと頼まれる。
- CONFIDENTIAL LEGACY(秘密の遺産)
- ロイ・キャンベル大佐からの依頼でメリルに接触するため、ゴルルコビッチの私兵隊に占拠されたタンカーに降り立つ。
- DEAD MAN WHISPERS(死者は囁く)
- スコット・ドルフ率いる軍のビッグ・シェルでの演習中にヴァンプが暴走し、仲間たちを殺害し始める。同じくビッグ・シェルに居たスネークはヴァンプの制圧を図る。
- EXTERNAL GAZER(外部からの監視者)
- ある日、「ビッグ・シェルに怪獣ゴルルゴンが現れる」という新聞記事を見たメイ・リンとオタコンは、一攫千金のため無理矢理スネークを調査に向かわせる。分岐点の無い一本道のシナリオである。コメディ要素を含みつつ、平行世界を軸に展開するSF的な内容となっている。
[編集] SKATEBOARDING
ミニゲーム。ビッグ・シェルを舞台にスケートボードに乗って得点を競い、指定されたミッションをクリアしていく。
[編集] メタルギア ソリッド HD エディション
詳細は「メタルギア ソリッド HD エディション 」を参照
2011年6月3日に小島プロダクションのE3 2011 ポータルサイトで発表、2011年11月23日発売されたプレイステーション3版およびXbox 360版、2012年発売予定のプレイステーション・ヴィータ版。メタルギアソリッド2およびメタルギアソリッド3のHD移植版を収録。PS3版にはゲームアーカイブス版メタルギアソリッドの無料ダウンロードコードを同梱[2]。HDリマスターはBluepoint Gamesが担当。解像度は720p(60fps)。トロフィー・実績機能に対応。MGS2サブスタンスを元にしており、日本語音声に対応している。サブスタンスに収録されていたVR MISSIONS、ALTERNATIVE MISSIONS、SNAKE TALESも収録されている。PS3版はPS Vita版とのセーブデータ共有が可能となる予定[3]。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] 登場人物
[編集] 主人公
- ソリッド・スネーク(声:大塚明夫)
- タンカー編の主人公。元FOXHOUND隊員。世界中にメタルギアの亜種が拡散した現状に対して、反メタルギア財団フィランソロピーを組織し、世界中のメタルギアを破壊しまわっている。ビッグ・ボスの体細胞を用いたクローンであるため、生まれた時点での肉体年齢がすでにビッグ・ボスと同じであり、その影響で老化が異常に進んでいることが明らかとなった。「刃物は趣味ではない」と語り、今作中でナイフなどを武器にすることはない。
-
- イロコィ・プリスキン
- ビッグ・シェルを占拠したテロリストの鎮圧のために投入されたアメリカ海軍特殊部隊SEAL・チーム10 (SEAL10) の隊員。階級は中尉。テロリストの迎撃をくぐり抜けたSEAL唯一の生き残りを自称していたが、正体はソリッド・スネーク。階級や装備、任務の食い違いを指摘されたり、SEAL隊員では知りえない情報を口にする場面もあった。名前と階級の由来は小島お気に入りのSF映画『ニューヨーク1997』に登場する主人公、スネーク・プリスキンで、外見はゲーム作品『メタルギア』のパッケージに描かれていたスネークと同じ。
- 雷電(本名:ジャック)(声:堀内賢雄)
- プラント編の主人公であり本作の真の主人公。FOXHOUNDの新入隊員。ビッグ・シェル占拠事件が初の実戦任務とされていたが、これは記憶操作によるもの。実際には、少年時代にソリダスの手で無理やり戦争に参加させられ「白い悪魔」と呼ばれるほどの戦果を上げていた。スネークとともにビッグ・シェル占拠事件を戦い抜き、フェデラルホールの決闘でソリダスを倒している。コードネームの由来は、第二次世界大戦中の日本海軍の局地戦闘機「雷電」で、同機に連合国軍の付けたコードネームが「ジャック」だった。本名さえコードネームのように扱われている点は、「愛国者達」にとって彼が唯の兵器に過ぎないという意図が込められていた。スネークとの主人公交代には批判があり、「SNAKE TALES」ではローズと共に迷惑なカップルとして登場し、以降のシリーズでは自虐的なパロディなどを演じることもある。
[編集] 主人公の関係者
- ハル・エメリッヒ(オタコン)(声:田中秀幸)
- スネークの最高のパートナーにして友人。シャドー・モセス事件後、スネークとともに反メタルギア財団「フィランソロピー」を設立し、世界中に拡散したメタルギアの亜種を根絶すべく活動している。プラント編にて義妹エマの最期を見届けた後、輸送ヘリka-60カサッカでビッグシェルの人質を救出した。「オタコン」の由来は「オタク・コンベンション」から。
- ローズマリー(ローズ)(声:井上喜久子)
- 陸軍の内勤データアナリストで、雷電の恋人。作戦中はセーブを担当する他、雷電を精神的に支える。献身的な女性だが自意識過剰で、自己中心的なところがあるほか、料理の腕前は、雷電に「俺はローズの手料理より、ずっとレーション(不味いと言われる軍用食)で過ごしたい」と言われるほどひどい。プラント編をプレイ中、「女子トイレに忍び込む」「人質のスカートの中を覗く」などの行為に及ぶと冷たい態度をとるようになり、セーブを拒否されることがある。
- もともとは「愛国者達」の命を受けて雷電に接近していた下級工作員であり、任務の枠を逸脱して雷電に好意を抱いていた事を告白した。その直後、通信を遮断されて身柄を拘束されたが、ソリッド・スネークの手で救出され、ニューヨーク市街地で雷電と再会している。劇中では、雷電を混乱させるためにアーセナルギアのAIが作り出した偽のローズの人格も登場する。
- 愛国者達の命令の元、雷電の理想の女性になるため、カツラやカラーコンタクトを付けている。
- オルガの子同様、彼女の体にもナノマシンが入っており、雷電が死亡すると彼女も死亡するようになっている(GAMEOVER画面では叫び声が終わると同時に、小さな呻き声を上げるのが聞き取れる)。
- 大佐(声:青野武)
- 雷電の上官。ビッグ・シェル占拠事件の作戦指揮を執る。冷静沈着な判断を下すが、ローズにセクハラ紛いの言動をする事もある。外見はシャドー・モセス事件後に軍と縁を切ったはずの元FOXHOUND司令官ロイ・キャンベルに酷似しており、雷電もキャンベル本人だと認識していた。その正体は偽のローズ同様、アーセナルギアのAI、G.Wが、雷電の脳内のナノマシンを操って生み出した架空の人格。コンピュータウィルスによってG.Wが崩壊した後は、G.Wとは別のAI、JFKが大佐の幻を見せ、「愛国者達」の代弁者として今回の事件の全貌と目的を説明した。
- 容姿をキャンベルに似せたのは、S3計画実行のため、雷電をスネークと同じ環境に置くためだとされている。
- オルガ・ゴルルコビッチ(声:寺瀬今日子)
- ロシア私兵部隊の一員。ゴルルコビッチ大佐の一人娘だが、部隊の面々も家族同然と思っている。幼い頃より戦場を転々としており、年齢の割に兵士としての経験値は高い。タンカー編では身重でありながら父の指揮下で行動し、スネークとも戦っている。爆破され沈むタンカーからスネークに助け出され、その後は部隊共々ロシアン・マフィアの元に身を寄せた。彼等の運営する病院で出産するが、マフィアは「愛国者達」の傘下組織だったため、子供(MGS4に登場するサニーのこと)は「愛国者達」に人質にされてしまう。
- ビッグ・シェル占拠事件では父に代わって部隊を統率していたが、その裏では子供を人質にされ、忍者役として今回の大規模演習の調整を強要される。父を殺した首謀者はスネークだと思い込み、復讐の機会を窺っていたが、エマがオイルフェンスを渡っていた頃にスネークと再戦し、彼の無実を知る。
- 演習の成功が子供を助けることに繋がるため、事あるごとに雷電を助ける。無数のメタルギアRAYとの戦闘で疲弊した雷電の元へも加勢に現れたが、ソリダスには手も足も出ず、P90で頭を撃たれ落命している。
- ソリダスに挑む際、実子の命を守るとはいえ家族同然の部隊の仲間を犠牲にする陰謀に関わった罪悪感から「私は地獄に落ちる」と発言している。スネークからは「デートに誘うには覚悟がいる」と評されていた。
- サイボーグ忍者(ミスターX)(声:寺瀬今日子(機械で声を変えている。前作の流用部分のみ塩沢兼人))
- シャドー・モセス事件で死亡したはずのサイボーグ忍者に酷似した容姿を持つ謎の人物。無線通信では「ミスターX」と名乗る。敵の情報を教えたり、敵兵への変装グッズを提供するなど、雷電の作戦行動を支援するかのような動きを見せる。正体はオルガ。
- スコット・ドルフ(声:郷里大輔)
- タンカー編に登場する海兵隊司令官。メタルギアRAYに海兵隊の存在価値をかけている。演説中に休憩を入れて首の運動をさせたり、同じことを繰り返してしまうなど、独特な演説をする。乱入してきたセルゲイ・ゴルルコビッチに拘束された後、セルゲイ共々、オセロットに射殺される。
- 名前は開発スタッフのスコット・ドルフに由来する。
- セルゲイ・ゴルルコビッチ(声:阪脩)
- GRUの元大佐で、オセロットの上官だった。現在は傭兵部隊ゴルルコビッチ隊のリーダー。ロシアの核閉鎖都市であったスネジンスク、旧称チェリャビンスク70の出身で、冷戦終結後にスネジンスクがアメリカの企業に買収されたことにより、反米主義的な思考を持つ。前作では名前のみ登場し、リキッドの蜂起に賛同して彼らの部隊に合流しようとしていた。祖国ロシアの軍事的再興を夢見ており、アメリカ海兵隊の新型メタルギア「RAY」を奪取すべく偽装タンカーを襲撃する。船倉にてドルフ司令官を拘束するも、オセロットの裏切りにあい、ドルフ司令官共々射殺される。
- ピーター・スティルマン(声:飯塚昭三)
- 米海軍爆発物処理学校の元教官にして、ニューヨーク市警察爆弾処理班顧問。世界最高の爆弾処理技術者と誉れ高い人物で、ファットマンの師でもある。ビッグ・シェル占拠事件では最もファットマンを知る人物としてSEAL・チーム10に同行し、ビッグ・シェルに仕掛けられたC4爆弾解体の任に就く。爆弾解体中の事故で片足を失ったという逸話から、「義足のピーター」の通り名を持っているが、これは爆弾解体に失敗し、人質を見捨てて逃げ出した後、周囲からの批判をかわす為に片足を失ったと嘘をついたのが真相。実際には走ることもできた。当初こそファットマンの教官らしく的確に爆弾を見つけるが、新型の距離反応型時限爆弾に近づいてしまいその爆発で命を落とす。
- シェル2中央棟B1でエマを助けに行く際、水没した通路に彼の遺体が残されていた。ファットマンは、スティルマンに勝利した証として、彼のドッグタグを奪っている。
- ジェームズ・ジョンソン(声:藤本譲)
- 第44代目アメリカ合衆国大統領(ただし実際の第44代アメリカ大統領はバラク・オバマ)。ビッグ・シェルへの視察訪問中にテロリストの蜂起に巻き込まれ人質となる。彼の大統領への就任は愛国者達の思惑によるものであり、大統領任期中の政策の数々は愛国者達からの指示によるもの。その権力の強大さを目の当たりにしたことで、畏怖を抱くと同時にその支配構造へ加わる事を切望するようになった。その為の取引を計画してサンズ・オブ・リバティの反乱に加わるが、ソリダス達は支配構造の破壊を望んでいた為に決裂。雷電の登場で、自分が演習の駒であると気づき、雷電に「愛国者達」やシャドー・モセス事件の事等を話した後、自殺しようとしたため雷電ともみ合っている最中、オセロットに撃たれ致命傷を負ってしまう。死に際に、大統領としての最後の命令として、雷電にエマを探しアーセナルを止めるように命令した後、間も無く事切れた。雷電を最初見たとき、彼の股間に触れて男か女か確かめようとした。
- リチャード・エイムズ(声:佐藤正治)
- シークレットサービスとしてジョンソンのビッグ・シェル視察に同行していた人物。ジョンソンらと同様にテロリストの人質となる。DIA(国防総省国防情報局)所属で階級は大佐。「愛国者達」の存在を認識し、その意図に沿って動かざるを得ないと考えており、彼等に逆らうことを選んだジョンソンに対しては「愚かな」と語っている。オセロットによってナノマシンでペースメーカーを操作されたことによる心不全で絶命。前作に登場したナスターシャ・ロマネンコの元夫で、事を知りすぎた彼女を殺せとの「愛国者達」からの命令に逆らって彼女を助けた当事者。その事を「シャドー・モセスの真実」にて記載されたため、ソリッド・スネークは彼が「愛国者達」に属している可能性を否定していたが、実際には所属を続けていた。
- エマ・エメリッヒ・ダンジガー(E.E.)(声:山本麻里安)
- オタコンの血のつながっていない妹。ハードウェアに強い兄のオタコンに対し、妹のエマはソフトウェアに強く、ハッキング・クラッキングの力は兄を凌駕する。超多量情報分析の分野を得意とし、幼いながらもビッグ・シェルのコンピュータ技術者に抜擢されていた。暗殺ウイルス「FOXDIE」を模したコンピュータウィルスを所持しており、アーセナルギアの起動を止められるのは彼女だけ。コンピューターウィルスを持って電算室へ向かう途中、オイルフェンスにてヴァンプに襲撃され、その際にナイフで刺される。辛くもスネークに救出されウィルスをAIに送り込む下準備としてセキュリティを解除したが、その傷が元で死亡している。
- 家庭崩壊の責任を押し付ける言動を繰り返す等、義理の兄・オタコンを憎んでいるかのような振る舞いを見せていたが、最期に、彼に男性として思慕を抱いていた事を吐露した。雷電の髪の毛がカツラではないかと疑った事がある。電算室のオウムは彼女のペットだが、何故かフォーチュンの電磁波兵器を装備している。
- ジョニー佐々木(声:今村直樹)
- MGS1に登場した次世代特殊部隊の元隊員で、シャドー・モセス事件の数少ない生き残りの1人。ジョニー一族の3代目。どういう経緯かは不明だがゴルルコビッチ大佐の私兵部隊に参加している。持病の下痢はシャドー・モセス事件のときより悪化している。本作ではプラント編の、シェル1中央棟集会場のトイレ、電算室へ向かう経路上のオイルフェンス・ステージに登場し、どちらも声のみの出演。
- メイ・リン(声:桑島法子)
- シャドー・モセス事件後に大学を卒業し、現在はSSCEN(陸軍兵士システムセンター)に勤務している。スネークらフィランソロピーの活動に賛同し、彼らの支援のため自身が開発した装備品を密かに横流ししている。本作では声のみでの出演。タンカー編での無線回数が一定以上に達するとオタコンとの会話が聞ける。
- ジェニファー
- ビッグシェルで捕われていた人質の一人。彼女の付近の机にはなぜか「85 58 88」と書かれている。彼女を麻酔銃で眠らせると「やってはいけないこと」が実行可能となる。「SNAKE TALES」ではメインキャラクターとして登場しており、女性シークレットサービスという設定である。初代メタルギアに登場する同名のキャラとの関係は不明。
- ゲイリー・マクゴールデン
- 名前だけ登場。ゲームメニューのSPECIALから閲覧できる「シャドー・モセスで明かされた驚愕の陰謀」の著者。子供時代に嫌いな食べ物だったピーナッツバターを克服しようとあらゆる食べ物に塗って食べ続けた結果、酒や好きな女の唇までをも含むあらゆる物に塗らなくてはいられなくなったピーナッツバター中毒者。著書によると従兄弟の漁師ジョンディーの協力を得て、カジキマグロをかぶってシャドー・モセスに潜入していたらしいが、現在の行方は不明。
[編集] 敵側登場人物
- ソリダス・スネーク(声:大塚明夫)
- ビッグボスの遺伝子からソリッドとリキッドを生んだ「恐るべき子供達計画」以降に作られたクローン。遺伝子の優劣を抽出する操作を受けた他の二人に比べ、均整の取れた体の持ち主と評され、ビッグボスの純粋なクローンであるとされる。ビッグ・シェル占拠の首謀者と目される男であり、シャドー・モセス事件の際にはアメリカ合衆国大統領ジョージ・シアーズとして事件を操っていた。紛争地帯で雷電の両親を殺害し、彼を戦士として育て上げた。愛国者達と敵対している。外装式強化服を装備しており、武器は強化服の胸部に備わっているスネークアームと呼ばれるマニピュレーターと、そこから発射される小型ミサイル、弾丸をも跳ね除ける二振りの日本刀(“民主刀”と“共和刀”)及び、PDW(Personal Defence Weapon:個人防衛兵器)のP90。マンハッタン突入後、フェデラル・ホールの屋根の上で雷電と決闘し、刀で背骨を斬られフェデラルホールから転落、ジョージ・ワシントン像の前で落命した。劇中で片目を負傷し眼帯を装着した姿は、オセロットから「ビックボスに瓜二つ」と評された。ビッグボスの純粋なクローンである。
- リボルバー・オセロット(声:戸谷公次)
- 元FOXHOUND隊員。シャドー・モセス事件後、世界中にメタルギアの亜種を拡散させた張本人。ゴルルコビッチ大佐率いるロシア私兵部隊と共に偽装タンカーを襲撃、その2年後にはビッグ・シェルの占拠に乗り出す。失われた右腕の代わりに、死亡したリキッド・スネークの腕を移植しているが、そのことが原因でたびたび腕がうずき、最悪の場合、リキッドに意識を乗っ取られてしまう。症状が軽い場合は注射で鎮静可能。利き腕がこのような状態であるため、早撃ちは左手でこなすが腕が落ちた様子は無い。陰でフォーチュンに電磁波兵器を仕込み、彼女の“幸運”を演出、自己陶酔を助長した。リキッドが起こしたとされるシャドー・モセス事件は実際は彼を初めとした「愛国者達」の手引きによって必然的に起こされたものである。今回の事件も例外では無く、シャドー・モセス、ビッグシェルの双方の事件の全ての行動とその結果はすべて計画済みであり、オセロット等「愛国者達」だけが知っていた。ソリダスに協力するかのように見せかけていたが、最後になって正体を現す。
- リキッド・スネーク(声:銀河万丈)
- 元FOXHOUND実戦部隊リーダーにして、シャドー・モセス事件の首謀者。シャドー・モセス事件においてソリッド・スネークに敗れ、死亡したはずであったが、遺体から切り取られた右腕がオセロットに移植された時、彼の精神がオセロットに憑依した。スネークが接近すると、リキッドの精神が完全にオセロットの肉体を支配するようになる。アーセナルギアにて覚醒後、メタルギアRAYを奪って逃亡。
- フォーチュン(声:冬馬由美)
- 演習仮想敵部隊「デッドセル」の元リーダー。通称「幸運の女神」。撃ち込まれた銃弾は全て逸れ、グレネードも不発になるという驚異的な幸運の持ち主とされていたが、これは「愛国者達」が開発した電磁波兵器によるものである。本人は、私生活での不幸の上に成り立っている幸運と語っている。大型の個人携行用レールガンを使い、その威力はビッグシェル内の資材やフォークリフト、連絡橋すら壊すほど強力。本名はヘレナ・ドルフ・ジャクソンで、海兵隊司令官スコット・ドルフの娘。タンカー事件での父ドルフの死亡と夫ジャクソン大佐の刑務所送りが原因で母が自殺し、自身もそのショックで体調不良となり、流産した。家族を失った彼女は復讐のために軍に入り、夫ジャクソンが率いていたデッドセルのリーダーに就く。これまでの不幸は全てタンカー事件の首謀者であるスネークのせいと思い込んでいる。アーセナルギア上にて敵と化したオセロットに銃を向けたが、この時に電磁波兵器の効果はなく左胸を撃ち抜かれる。しかし、心臓が右にあるという幸運から即死せず、メタルギアRAYの放つミサイルを全弾逸らすという真の奇跡を起こして雷電、ソリッド・スネーク、ソリダス・スネークを攻撃から守ったが直後に死亡。首謀者として終始冷静だったオセロットもこれには驚愕し、スネークも「奇跡だ」と驚きを隠せなかった。「SNAKE TALES」では、ただ運が良い明るい女性として登場している。
- ヴァンプ(声:置鮎龍太郎)
- デッドセルの元隊員。ルーマニア出身のナイフ使い。「銃撃を避ける」「水面を走る」「垂直の壁を駆け上がる」などの超人的な身体能力を持ち、更には「頭を撃たれても死なない」という不死性まで持つ。デッドセルの初代リーダーであるジャクソン大佐と、その妻であり二代目リーダーのフォーチュンに対して並々ならぬ忠誠心を抱いており、彼がビッグ・シェル占拠に臨んだのも彼等への畏敬の念と、アメリカに対する純粋な復讐心から。海兵隊司令官スコット・ドルフの愛人だったという噂がある。
- 幼い頃に教会で爆弾テロに遭遇、家族を全て失い、自身は教会の十字架が胸に突き刺さったまま瓦礫の下で丸二日間を過ごす。このとき、救出されるまでの間、家族と自分の胸から流れ出た血を舐めて生きながらえ、それ以降、血を啜る癖を持ったことと、バイセクシャルであることから、「Vampire」の略称に加えて「誘惑する」、「妖婦」といった意味を持つ「ヴァンプ(Vamp)」がコードネームとなった。オイルフェンスにてエマに致命傷を負わせたが自身も雷電の狙撃で海へ転落、その後の消息は不明であるが、エンディングでは人混みの中を歩いている。
- 『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY THE MAKING』では、ローズマリーの背後にヴァンプの姿が見える事や、設定当初は女性となるはずだったことが明らかとなる。当初、声の担当は塚本晋也で決定し台本まで作ってあったのだが、都合によりそれが出来なくなり急遽置鮎龍太郎に変更された。『MGS4』では塚本晋也が担当している。
- ファットマン(声:塩屋浩三)
- デッドセルの元隊員。爆発物のスペシャリスト。通称「爆弾王」。また、自称「史上最高で最低の男」。時計職人の息子として生まれ、少年時代は親の仕事場で遊ぶことが多かったために、時計のような機械類に過剰な思い入れを持つ。10歳の時、インターネットで手に入れたあるマニュアルから原爆を組み立て、爆弾界では知らぬ者のいない有名人となる。それをきっかけに爆弾制作に没頭し、インディアンヘッド(海軍爆発物処理学校)、核緊急支援隊NESTを経てデッドセルへと入隊する。武器はグロック18マシンピストル及びC4プラスチック爆弾だが、『メタルギアソリッド2バンドデシネ』では、大量の手榴弾をばら撒く攻撃と鞭のようなもので攻撃する姿も見せている。自身を「アーティスト」と称し、自ら設置した爆弾に愛用の香水をふりかける。ビッグ・シェル占拠事件では同施設に大量のC4爆弾を設置、雷電と対峙した際には防爆スーツに身を包み、ローラーブレードを履いてその巨体に似合わぬ敏捷な動きを披露しつつ、ヘリポートにC4爆弾を仕掛けて回った。指が女性のように細く綺麗で、更にそれを常に動かしていないと気が済まない性分の持ち主。拳銃の組み立てと分解、指の手入れを趣味としている。座右の銘は「笑う門には福来たる(Laugh and grow fat)」。ちなみにコードネームの「ファットマン」は1945年8月9日、長崎に投下された原爆のコードネームであり、その名を名乗ったのは先述の通り、彼が10歳の時に原爆を組み立てたためである。目的はスティルマンとの対決であり、新型爆弾の機能を見抜けずスティルマンが死亡することで彼の勝利となった。その後、雷電に倒され置き土産と称して特大のC4爆弾を設置するが、雷電に処分された。劇中で「爆発しない爆弾になんの価値がある?」や「爆弾は爆発するために存在する」といった、映画『スピード』に登場する爆弾魔と共通する台詞を述べている。スタミナキルした場合は戦闘後、気絶しているが、展開は変わらずソリダスとオセロットの会話では死亡したことになっている。
[編集] その他
- 海軍大佐
- B脚変電室でヴァンプに切り裂かれ殺されたアメリカ海軍所属の大佐。左手にブラックケースを手錠で繋いでいたが、ヴァンプに奪われる。「SNAKE TALES」で名前がオブライエンだということが判明するが、本編には名前が登場しない。SNAKE TALESでは海軍特殊部隊SEALsの対テロ演習計画の責任者であり、SEALsを指揮していた。有能で高潔な軍人であったらしく、マスコミにも取り上げられたこともあり、兵たちからの人望も厚かったが、反乱を起こしたヴァンプに本編同様に殺害される。「SNAKE TALES」で一定時間内に彼のもとにたどり着けば、彼が死ぬ前に少しだけ会話ができる。
[編集] 主人公の変更
本作においてもスネークが主人公であると思われており、予告ムービー等でもスネークが主人公であるような描写がなされていたが、発売一週間前に雷電の存在が発表された。シリーズの主人公であるソリッド・スネークを操作できるのは、序章に当たる「タンカー編」のみで、本作のメインとなっている「プラント編」での操作キャラクターは雷電のみであるため、彼が実質的な主人公となった。
小島が雷電を主人公に据えた理由として「若い女性を新たにファン層に取り込みたかった」「女性モニターに『おじさんばかりが出てくるゲーム』と言われたから」と語ったインタビューの映像が入った特典DVDが出されたのち、「MGSはそんな軟派なゲームじゃない」とする意見も出たが、小島本人はインタビュー向けの冗談であり、真意は「プレイヤーキャラクターは、プレイヤーが操作するという性質上、キャラクター像が具体的になり難い為、新兵の目線で、客観的に老兵であるスネークを見せたかった。」「歴戦の勇士(=スネーク)が毎回1からやり直すシチュエーションになるのはおかしいと思ったから、新しい主役を立てようという発想が出てきた」との趣旨を語っている。他にも「サービスだから」「お客さんにびっくりしてもらおうと」などの理由も挙げている。
これに絡めて、『METALGEAR SOLID2 SUBSTANCE』では「SNAKE TALES」というスネークが主人公のサブストーリーが用意されその中で雷電に対して自虐的な内容がある。また、続編の『METALGEAR SOLID3 SNAKE EATER』では、容姿が雷電そっくりの「ライコフ少佐」というキャラクターや彼に変装するためのマスクを登場させ、スネークがライコフ少佐に変装した後に通信を行うと、雷電への批判に関したやりとりが行われたりする。また2005年の東京ゲームショウにて『MGS4』の前座として、4の主役になるために、雷電が過去へビックボスを倒しに行くが災難に見舞われるというストーリーの特別映像METAL GEAR RAIDEN -SNAKE ERASER-(『METALGEAR SOLID3 SUBSISTENCE』にて閲覧可能)が上映され、映像中の音声として、雷電へのブーイングが起きる仕掛けになっている。
しかし、新川洋司は『MGS4』の特典映像において「(主役を雷電にしたことに対する批判は)分からなくもないが、MGS4を観れば分かるように、雷電を登場させたことを失敗だったとは全く思っていない」という旨の発言をしている。
[編集] 備考
- 本作の開発中に、『メタルギアソリッド』『スナッチャー』『ポリスノーツ』といった小島秀夫監督作品に出演していた声優塩沢兼人が他界している。これを悼んだ小島は追悼の意味を込めてシナリオの一部を変更し、『メタルギアソリッド』に出演した際の塩沢の声をデジタル編集し、再登場させた。
- 本作の終盤には、予定されていたシーンをカットした箇所がある。アーセナルギアが起動してから画面が暗転し、ニューヨークで雷電が目を覚ますシーンの間に「暴走したアーセナルギアがニューヨークに突っ込むシーン」があったが、航空機が高層ビルに突っ込んだアメリカ同時多発テロ事件(9・11事件)を連想させるためカットされた。事件発生時、ゲームはほぼ完成し発売を待つのみの段階であったが、この事件の影響を考慮し発売中止も考えられたという。メイキングソフトである『ザ・ドキュメント・オブ メタルギアソリッド2』では、世界貿易センタービルが存在している開発画面が公開されている。事件が大きくなったため、「SUBSTANCE」にもこのシーンは追加されていない。
- 本作のプロモーションで発した、スネークを演じる大塚明夫の「待たせたな!」という台詞は、大塚本人の決め台詞のように扱われることもあり、メタルギアとはまったく関係ない別のアニメのプロモーションで、「待たせたな!」と言っているシーンがある。これはDVD版特典映像として収録され、市販されている。また、その後のメタルギアシリーズでもセルフ・パロディ、決め台詞的に使われている。
- 当初は『MGS3』と題して発売される予定で、経緯が『ザ・ドキュメント・オブ メタルギアソリッド2』に収録されている。
- プラント編が実質上本編の中心であったために、「プラント編のスネーク」の存在が期待されたが、結局実現はしなかった。そのため、タンカー編以降からプラント編に入る間とプラント編スネークの物語を描く同人誌も存在した。小島は事前にラジオ等で公言していた通り、『メタルギアソリッド2 バンドデシネ』で、プラント編でのスネークの活躍を中心に据えたストーリーを公開している。
- 2008年6月、「PlayStation2で最も売れたステルスゲーム」としてギネス世界記録「GAMER'S EDITION 2008」に認定された[4]。
- プレイステーション2版メタルギアソリッド2限定版付属冊子内イラストは『サンダーバード』やバンダイ模型のプラモデルの箱絵を手がけるイラストレーター小松崎茂がデザインした物だが、小松崎茂にとっての商業イラストはこれが遺作となった。
- 同作は雷電への主人公交代が話題を呼んだが、続編『MGS3』の主人公はネイキッド・スネークでありソリッド・スネークではない。MGSシリーズは1と4を除き、メインの主人公が異なる。
- プラント編は、メタルギアシリーズの原案となった映画『ニューヨーク1997』を模したシナリオとなっている。
- MGS2では、シリーズでは唯一獲得称号やリザルトがゲーム中では表示されず、代わりにパスワードが表示されるので、当時のKCEJの専用サイトへアクセスしパスワード入力してやっと確認できる仕様であった。(現在ではサイトは統合により消滅している。)
- 本作のボス戦BGM『Yell Dead Cell』はスネークがゲスト出演したWii用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズX』で原曲で使用されている。
[編集] 小説版
- メタルギアソリッド2 サンズオブリバティ
- 2011年2月に角川文庫より発行。著:レイモンド・ベンソン 訳:富永和子 ISBN 978-4-04-276704-6
- 3年前に発行された前作・小説版「メタルギアソリッド」の続編。前作同様、ゲーム本編の内容に忠実なノベライズ作品。
[編集] コラボレーション
- ガーコ
- 人形が登場。
- Gackt
- CMに登場。ゲーム内では「Gackt」名義のドッグタグを下げている兵士がいる。プラント編序盤の名前入力場面で「Gackt」と入力すると、誕生日がGacktと同じになる。
- BEMANIシリーズ
- 『beatmania 6thMIX+CORE REMIX』(PS用ソフト)にボス戦の曲が「MGS2 mission R」として収録されている。この曲は後に、『Dance Dance Revolution FESTIVAL』(PS2用ソフト)へも収録。
- EVOLUTION SKATEBOARDING エボリューション スケートボーディング(PS2・GC用ソフト)
- スネーク・雷電・敵兵(2パターン)がゲスト出演、ビッグ・シェルの一部をステージとして収録、本作メインテーマをアレンジしたBGMを収録。SUBSTANCEに収録される「SKATEBOARDING」同様、キャラクターのボードさばきを見ることができる。
- ドリームミックスTV ワールドファイターズ(PS2・GC用ソフト)
- 隠しキャラクターとして、スネークが本作と同様の衣装(MGS2、プリスキン、タキシード、MGS1)で参戦。また、隠しステージとしてビッグ・シェルの連絡橋で戦う「シェル連絡橋」も登場する。
- しいなまお
- 本作品のポスターの女性。
[編集] 使用された歌曲
- 『Can't Say Goodbye To Yesterday』 / Caria White
[編集] 脚注
- ^ デモムービーには、実写映画のような手ブレを意図的に演出として取り入れている。
- ^ “METAL GEAR SOLID HD EDITION”. KONAMI (2011年6月3日). 2011年6月3日閲覧。
- ^ METAL GEAR SOLID HD EDITION PRODCUTS
- ^ [1] 「METAL GEAR」、「METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY」が、ギネス世界記録に認定
[編集] 参考文献
- 『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY THE MAKING』 コナミ ISBN 4789718433
- 『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY SCENARIO BOOK』 新紀元社 ISBN 4-7753-0390-2
[編集] 関連項目
- 核兵器
- ミーム
- フェデラル・ホール - 最終決戦の舞台。
- 自由の息子達 - アメリカ独立戦争以前の史実。愛国者(Patriot)が自由の息子達(Sons of Liberty)と名乗った。
- ジョン・カーペンター - 映画監督。本作の限定版パンフレットにコメントを寄せた。作品ニューヨーク1997は小島秀夫自身がMGSシリーズの参考にしたと述べている。(他に強い影響を受けた映画作品に『大脱走』、『ナバロンの要塞』、『北北西に進路を取れ』、『ゾンビ』、『猿の惑星』『ジェームズ・ボンド』シリーズを挙げている。)MGS2の舞台をニューヨークにしたのは、スネークを再びニューヨークに帰す、オマージュの意味もあると語っている(『僕の体の70%は映画でできている』ソニー・マガジンズ)。
[編集] 外部リンク
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