メタルギアソリッドV

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メタルギアソリッドV
グラウンド・ゼロズ
ジャンル タクティカル・エスピオナージ・オペレーション
対応機種 PlayStation 3
Xbox 360
PlayStation 4
Xbox One
PC
開発元 小島プロダクション
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
シリーズ メタルギアシリーズ
人数 1人
メディア パッケージ版:光学ディスク[注 1]
ダウンロード版:ダウンロード
発売日 アメリカ合衆国の旗 2014年3月18日
欧州連合の旗 2014年3月20日
[PS3/PS4/Xbox 360]
日本の旗2014年3月20日
[Xbox One]
日本の旗2014年9月4日
[PC]
世界の旗2014年12月18日発売予定
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
PEGI: 18
ESRB: Ⅿ
コンテンツ
アイコン
犯罪、暴力
必要環境 必要HDD容量
PS3版:1409MB以上
PS4版:4000MB以上
Xbox 360版:1.7GB以上[注 2]
Xbox One版:4.75GB以上
エンジン Fox Engine[1]
その他 コンパニオンアプリ対応
PS4版:アップグレードプログラム対応[注 3]
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メタルギアソリッドV
ファントムペイン
ジャンル ステルスアクション
サードパーソン・シューティングゲーム
オープンワールド
対応機種 PlayStation 3
Xbox 360
PlayStation 4
Xbox One
PC
開発元 小島プロダクション
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
シリーズ メタルギアシリーズ
メディア 光学ディスク
ダウンロード
発売日 [PS3/PS4/Xbox 360/Xbox One]
2015年発売予定[2]
[PC]
発売日未定
エンジン Fox Engine[1]
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メタルギアソリッドV』(METAL GEAR SOLID V、略称: MGSV)は、コナミデジタルエンタテインメントから発売されるPlayStation 3Xbox 360PlayStation 4Xbox OnePC用ソフト[3]メタルギアソリッドシリーズの5作目にあたる。『メタルギアソリッドV ファントムペイン』は、同シリーズにおいて初めてオープンワールドのシステムを取り入れている[1]

本作はプロローグに位置付けられた『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』(METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES、略称: MGSV GZ、2014年3月20日発売)と、本編となる『メタルギアソリッドV ファントムペイン』(METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN、略称: MGSV TPP、2015年発売予定[2])の2作品で構成される。

概要[編集]

2012年8月に行われた『METAL GEAR 25th ANNIVERSARY PARTY』で『METAL GEAR SOLID GROUND ZEROES』のタイトルでトレーラーが公開された[4]。同年12月に Spike Video Game Awards で「Moby Dick Studios」なるデベロッパーが『The Phantom Pain』トレーラーを公開[5]。この時点では同作品であることは公開されていなかった。

2013年3月28日にアメリカで行われた GDC2013 でトレーラーが公開され、『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』として正式に「GROUND ZEROES」と「THE PHANTOM PAIN」が同作品であることが発表された[6]。また、E3 2013 にて、Xbox 360の次世代機であるXbox One、およびPlayStation 3の次世代機であるPlayStation 4でも発売されることが発表された。2013年9月19日に行われた『東京ゲームショウ 2013』では、日本語版トレーラーと「GROUND ZEROES」の一部を改変したステージでのプレイ映像が公開され、その後公開された「GROUND ZEROES」のオープニング映像では、日本語版の一部キャストが公開された[7]

しかし、諸事情により「GROUND ZEROES」と「THE PHANTOM PAIN」を分けて発売されることが発表され[8]、その後『グラウンド・ゼロズ』の発売日が2014年3月20日であることが発表された[9]。ただし、3月20日時点で日本ではXbox One本体が発売されていなかったため、日本でのXbox One版に限り発売日は未定だったが、日本での本体発売日と同日の2014年9月4日にダウンロード専売で発売されることが明らかになっている[10]

ストーリーの時系列は『メタルギアソリッド ピースウォーカー』(1974年が舞台)の後から『メタルギア』(1995年が舞台)までのビッグ・ボスの歩みが描かれる予定[11]。本作はピースウォーカー事件の1年後である1975年(「GROUND ZEROES」)とその9年後の1984年(「THE PHANTOM PAIN」)が舞台となっている[12]

テーマは『RACE(人種)』[13][14]

尚、タイトルの「ファントムペイン(Phantom pain)」は、日本語では「幻肢痛」と訳され、手足を切断された患者が、ないはずの部位に痛みを感じる症状を指す臨床医学用語である。本作においては、スネークの左手が義手になっており、ミラーも右手と左足を失った状態で登場する。本作は、X.O.F(ひいては米国政府)の謀略により手足を失ったスネークとミラーの壮大な復讐劇となる。

『ピースウォーカー』でのピースウォーカー事件から、MSX版『メタルギア』でのアウターヘブン蜂起に至る間の歴史が明らかにされる。また、のちにビッグ・ボスのクローンであるソリッド・スネークの宿敵として大きな役割を演じるオセロットが、本作においてはビッグ・ボスたちの重要な協力者として登場する予定である。

ストーリー[編集]

GROUND ZEROES[編集]

ピースウォーカー事件から1年後の1975年、通称スネークが率いる「国境なき軍隊」の兵力は、核を保有するほど強大になっていた。この情報を聞きつけたIAEA(国際原子力機関)は、この軍隊に対する査察を申し入れる。しかしスネークは、国籍もなくNPT(核拡散防止条約)にも加盟していない「国境なき軍隊」を査察しようとするIAEAの意図をはかりかねていた。

そんな中、ピースウォーカー事件で死亡していたと思われていたパスが生きており、キューバ南端の米軍基地内で尋問されているという情報がスネークのもとに飛び込んできた。この情報を聞いた少年チコは単身で救出に乗り出したが、捕えられてしまう。チコから助けを求める無線を受けたスネークは、パスとチコを救出するためにキューバへと向かった。

THE PHANTOM PAIN[編集]

病室で目を覚ましたスネークは、自分が昏睡状態のまま9年間も眠り続けていたことを知らされる。 のち、アフガニスタンに囚われているカズヒラ・ミラーを救出する。

ゲームシステム[編集]

主人公スネークを操作し、障害となる敵や仕掛け等を攻略しながら、目標地点に到達させるのが目的である。

既存の機能と変更点[編集]

キャラクター操作
スネークは立ち、しゃがみ、ホフクの三姿勢で行動できる。立ち姿勢では新たにダッシュ[注 4]が可能となり、移動速度が速いが、敵に発見されやすくなる。ホフク移動は見つかりにくいが移動速度は遅い。また、マップの拡張に伴って、高い障害物にも登れるようになったり、今までのシリーズでは行えなかったジャンプアクションが追加されている。ジャンプは特定の場所でしか行えないものの、高いフェンスや建物の上に飛んでよじ登ったり、隣の建物へ飛び移ることが可能になった[7]。今作では今までのシリーズで行えたローリングが行えなくなった代わりに、敵の攻撃などを飛んで避ける緊急回避アクションが追加されている。CQCは今作でも使用できる。新たなCQCアクションとして、張り付いた状態でのCQCアクションや、敵兵士の銃火器を奪ってその場で使用するアクション、CQCで拘束している敵兵士に近くにいる敵兵士を呼ばせるアクションが追加されている[7]。敵の背後から銃を構えるとホールドアップが行える。ホールドアップは立ち姿勢と伏せ姿勢の2種類行うことが出来、CQCで拘束中と同様に尋問で情報を聞き出せたり、近くにいる敵兵士を呼ばせることが出来る。
フルトン回収
前作『ピースウォーカー』と同様、敵兵士や捕虜にフルトン回収装置を装着することで回収し、仲間にすることができる[注 5]。本作では、敵兵士や捕虜だけでなく、羊などの動物や敵が所有する車やコンテナにも装着して回収することが可能となってる。ただし、屋内や天候によってはフルトン回収に失敗する場合があり、また、コンテナの回収の際は素早く離れないと回収の際スネークがコンテナから落下して死んでしまうので注意が必要[15]
マザーベースの運営
前作『ピースウォーカー』と同様、本作でもマザーベースで武器やアイテムを作れる機能を提供している[注 5]。本作ではマザーベース内を移動することが可能となり、敵の襲撃に対する防衛システムの構築などが可能となっている。また、他のプレイヤーのマザーベースに行くことも可能で、他のプレイヤーのマザーベースから兵士や資材を奪いに行ったり、フレンドのマザーベースが危機に瀕している場合、助けに行くことも可能[15]。また、現実のスマートフォンやタブレット端末からマザーベースにアクセスできる機能も存在する[16]
ライフゲージ・気力ゲージの撤廃
今作は今までのシリーズとは異なり、ライフゲージと気力ゲージが表示されず、攻撃を受けると画面に血痕が付着していき、重傷になると画面が赤点滅する。重傷の際は救急スプレーを使用することで回復される。また、ライフは時間経過とともに自動回復する。
マーキング
前作『ピースウォーカー』と同様に敵兵士や捕虜をマーキングすることが出来、敵兵士との距離や気絶や睡眠状態を知ることが出来る他、静止している状態の場合は壁越しの状態でもマークしている敵兵士の気配を知ることが出来る。また、今作では敵兵士だけでなく車両や対空機関砲、監視カメラ等をマーキング出来、後述のiDROIDのマップにも表示される。
敵兵士の変化
今までのシリーズでは敵兵士の巡回ルートがある程度決まっていたが、今作では時間経過とともに敵兵士が車に乗って移動をする、巡回する敵兵士が交代を行うなど敵兵士の配置や巡回ルートが変化する。また、『ファントムペイン』では一度プレイしたマップの場合、拠点の警備が厳重になったり、敵兵士がヘルメットを被っている等、プレイ状況に応じて対策を施すようになっている。
自由ダンボール
今までのシリーズと同様にダンボールを使用して潜入することができる[注 5]。今作では「自由ダンボール」と呼ばれるようにダンボール上部から飛び出して銃を撃ったり、側面から飛び出して脱出するといったアクションが追加されている。また、ダンボールには写真を貼り付けることが可能となっており、兵士の写真で遠くにいる敵兵士をやり過ごしたり、グラビア写真で敵兵士の気を引き付けるといった使い道が可能となっている。

新機能[編集]

オープンワールド
『ファントムペイン』ではオープンワールドを採用しており、広大なマップを探索しながら目標地点に到達する必要がある[注 6]
時間経過・天候変化
今作では昼間から夕方へ、夕方から夜へとリアルタイムに時間が経過し、時間経過とともに雨が降ったり、砂嵐が起こるなど天候が変化する[注 7]。同じマップでも夜に比べると昼間は見通しがいいため発見されやすい、雨が降っていると足音に気付かれにくい、砂嵐が起こっていると近づかないと発見が難しいといった違いがある。
また、今までのシリーズとは異なり、無線通信時やマップ閲覧時、装備変更時も時間経過しており、敵に発見される危険性が高くなっている[7]
ファントムシガー
『ファントムペイン』では葉巻を吸っている間周囲の時間を素早く経過させる「ファントムシガー」と呼ばれる機能があり、使用することで敵兵士の昼夜の動きなどを探ることができるようになっている[15]。ただし、拘束された捕虜の奪還などのミッションでは、時間を進めすぎると捕虜が死亡してしまいゲームオーバーとなってしまうこともある。
乗り物の乗車
今作では敵が乗車していた軍用車や装甲車を奪って運転したり、馬に騎乗して走ることが出来る。また、トラックの荷台に乗車して隠れながら目的の場所まで移動することも出来る。さらに、馬は口笛を吹くことで呼び寄せることができる。
一部の乗り物には捕虜や気絶または眠っている敵兵士を乗せて運転することも可能[注 8]
バディシステム
『ファントムペイン』ではマザーベースの仲間と協力して潜入する「バディシステム」と呼ばれる機能がある。先に潜入させた仲間を介して敵の配置をマーキングしたり、援護攻撃と連携したコンボ技を繰り出すことができる[17]
iDROID
今作でスネークは情報端末「iDROID」を所持しており、ミッションの詳しい情報やマップの閲覧、味方ヘリコプターのランディングゾーンの指定、入手したカセットテープの視聴などが行える。また、スマートフォンやタブレット端末からコンパニオンアプリを使用してiDROIDの操作が可能である(詳細は後述[8]。尚、iDROIDの音声はドナ・バークが行っている。
リフレックスモード
スネークの存在をまだ知られていない状態で敵に見つかると、映像が一定時間だけスローモーションになる、「リフレックスモード」と呼ばれる状態になる。リフレックスモード中に、スネークを発見した敵を無力化(殺害あるいはCQCによる拘束と気絶)できた場合、警戒態勢への移行を回避でき、通常モードの潜入行動を続行できる。リフレックスモード中に武器を構えると、スネークを発見した敵に自動的に照準が合うようになっている。
尚、ゲーム内の設定でリフレックスモードをオフにしてプレイすることも可能で、この場合は見つかった際にスローモーションにならないため、より緊張感のある潜入を体験することが出来る。
トライアルレコード
『グラウンド・ゼロズ』ではミッションのクリアタイムだけでなく、ヘッドショットの最長距離や車両の片輪走行時間などがトライアルレコードとして記録され、全世界のプレイヤーと競い合うことが出来る。

登場人物[編集]

※配役は日本語版/英語版の順。

国境なき軍隊 / ダイアモンド・ドッグズ[編集]

スネーク
- 大塚明夫[18][7] / キーファー・サザーランド[19][20]
本作の主人公。あらゆる武器を使いこなし、CQCを用いた体術にも優れた潜入任務のスペシャリスト。
「GROUND ZEROES」では、国境なき軍隊(MSF)の司令官。キューバにある米軍収容キャンプに捕えられている、パスとチコの救出に向かう。
カズヒラ・ミラー(和平・ミラー)
声 - 杉田智和[7][18] / ロビン・アトキン・ダウニーズ英語版[20]
スネークの相棒。通称カズ。
「GROUND ZEROES」では、国境なき軍隊の副司令官。国連によるマザーベース査察で身動きが取れないため、スネークにパスとチコの救出任務を課す。
今回も無線によるサポートを行う。ピースウォーカーの件があってか、パスに厳しい態度をとる。
オセロット(シャラシャーシカ)
声 - 三上哲[12] / トロイ・ベイカー[21]
「バーチャスミッション」及び「スネークイーター作戦」の関係者で、その頃からスネークをライバル視している。
アフガニスタンで拘束されているミラーの救出任務をスネークに課す。
MSF諜報員
声 - 小島秀夫
『グラウンド・ゼロズ』のサブミッション「諜報員奪還」に登場するMSF諜報員。
キューバ米軍基地キャンプ・オメガに潜入し、重要な情報を入手するが、敵地であるため、スネークに救助要請を行った。
尚、前作『ピースウォーカー』では、HIDEOという名称の兵士として小島本人を仲間することができた。
ダイアモンド・ドッグ
スネークが潜入中に拾った右眼を負傷した子犬で、通称「D.D」[注 9]。オセロットによって育てられ、右眼にアイパッチを付けた成犬に成長すると、バディシステムにおいて、バディとして使うことができる。

X.O.F[編集]

スカルフェイス
声 - 土師孝也[7] / ジェームズ・ホラン[20]
「素顔を消し去った亡者」。「X.O.F」のロゴの入った謎の部隊[注 10]を指揮する男。「GROUND ZEROES」の「チコの記録」テープによると、パスやチコを尋問していたようである。
また、同テープ内容から、サイファーの下に属しながら、サイファーとは違った目論見がある模様。

その他の登場人物[編集]

クワイエット
声 - ステファニー・ヨーステン[13][注 11]
「言葉を持たない狙撃手」。自分の姿を見えないようにする能力や、常人離れしたスピードで移動する身体能力の持ち主。バディシステムにおいて、バディとして使うことができる[22]
エメリッヒ(ヒューイ)
声 - 田中秀幸[7][18] / クリストファー・ランドルフ[要曖昧さ回避][20]
ピースウォーカー事件に関与していた科学者でハル・エメリッヒ(オタコン)の父親。
「GROUND ZEROES」では、声のみ登場。メタルギアZEKE完成後もMSFに残っており、IAEAの査察にスネーク達が難色を示していた中、独断で査察を承諾した。
生まれつき足が不自由のためピースウォーカー事件時は電動車椅子に乗っていたが、「THE PHANTOM PAIN」では自立歩行ユニットを脚に装着し、自立している[23]
イーライ
「運命を呪う少年兵」。着ている服の背中に眼帯をした豚の絵と『NEVER BE GAMEOVER』と『液体人間』という文字が書かれている。
コードトーカー
声 - 阪脩[24]
「故郷を奪われた賢人」。
パス・オルテガ・アンドラーデ(パシフィカ・オーシャン)
声 - 水樹奈々[7][18] / タラ・ストロング[20]
アメリカの非政府諜報機関「CIPHER(サイファー)」のスパイ。ピースウォーカー事件後の一件で消息不明となっていたが、本作にて生存していることが判明した。
二重スパイの嫌疑がかけられており、キューバ南端にある米軍の収容キャンプに捕らえられ、尋問を受けている。
リカルド・バレンシアノ・リブレ(チコ)
声 - 井上喜久子[7][18] / アンソニー・デル・リオ英語版[20]
サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)に参加している少年兵。パスが捕らえられたことを聞き単身救出に向かうが、逆に捕らえられスネークに救助の無線を入れる。
目と指
「GROUND ZEROES」のサブミッション「帰還兵排除」に登場するラオスでの戦闘後に引退した2人のアメリカ海兵隊観測手と狙撃手。
黒人観測手の「目」(声 - 広田みのる)と白人狙撃手の「指」(声 - 高口公介)で構成されている。
米軍撤退とともに引退し、出身地であるキャンプ・オメガに視察と称して出戻っている。
引退したとはいえ、彼らの生存は東側諸国にとっては脅威であるため、スネークに2人の排除を依頼する[注 12]
尚、日本語版では「目」の方が先輩なのか、「指」は「目」に対して敬語を使っている。また、2人を生きたままヘリで回収するとクリア後に意外な真実を知ることができる。
雷電
別の世界から来たサイボーグで、「GROUND ZEROES」の特別ミッション「ジャメヴ・ミッション」の主人公。
米軍兵士を殺してすり替わったスナッチャーを倒すため、キューバ米軍基地に潜入する。今作では刀ではなく、銃火器を使用している。
尚、ミッションを行う報酬として「X.O.F」の部隊章を要求している。また、ホールドアップ時などの音声は雷電役の堀内賢雄ではなく、スネークの音声を合成したものを使用している。

使用された楽曲[編集]

開発[編集]

このゲームはメタルギアシリーズの25周年を記念した私的な催しで発表され、二日後、2012年の Penny Arcade Expo で一般公開された[25]。ディレクターの小島秀夫ビッグ・ボスがこのゲームの主役として帰還し、ストーリーはシリーズのもう一つのプロローグに当たるものだと裏付けた[26]。小島プロダクションが開発した Fox Engine が使われる初のゲームになる[27]

また、同じく2013年2月21日に発売された『メタルギア ライジング リベンジェンス』とは異なり、今作では小島秀夫自身がプロデューサー及びゲームデザインを手がけている[28]

本作ではマルチプラットフォームでの開発に伴い、パソコンベースでの開発となっているため、PS3及びXbox 360では720p(内部でスケーリング)/30fps、PS4では1080p/60fps、Xbox Oneでは720p/60fpsとなる[12][29]

シリーズのディレクターを務めている小島秀夫は、このゲームにはリアルタイムで移り変わっていく「昼夜」のサイクルがあることを明らかにした。「一つのステージをどれだけじっくり見回っていくかに応じて目的地についた時の時刻が変化する。」とのこと。 またこのゲームは次世代ゲーム機用のものだと考えられ、2011年6月3日にKONAMIによって公表された、Fox Engineを採用し、美しく力強いメタルギアソリッドの世界を表現した。[30]

フェイシャルキャプチャー
今作ではシリーズ初のフェイシャルキャプチャーを行っており、ビッグボスの表情は俳優のキーファー・サザーランドが行っている。また、他の登場人物の表情も英語版の声優が担当している[31]。尚、キーファーは英語版のビッグボスの吹き替えも担当している。そのため、今までスネークの声優を務めていたデヴィッド・ヘイター(en) は降板となった[19]
また、今までのMGSシリーズでは、日本語などの音声に合わせて口の動きをつける作業を行っていたが、今作では英語の口の動きに対して日本語吹き替えを行う、いわゆる「洋画の日本語吹き替え版」のような形になっている。

コンパニオンアプリ[編集]

今作と連動して使用するAndroid及びiOS向けのコンパニオンアプリが2014年3月18日に配信された。アプリでは以下の機能が使用でき、ゲーム本体がなくてもアプリ単体で遊べるようになっている。

尚、Xbox 360環境ではiDROID機能を使用するにあたって、コンパニオンアプリの他に、Xbox SmartGlassアプリのインストールも別途必要となる。『グラウンド・ゼロズ』コンパニオンアプリとのデータリンクという手順が余分に必要になるものの、機能的にはPlayStationプラットフォームと同等のものが提供されている。また、Xbox One版では、Xbox SmartGlassアプリは不要となっている。

iDROID
ゲーム本体と連動して使用するモードで、ゲーム本体がないと使用できない。
このモードではゲーム中のミッション情報(但し、ゲーム本体とは異なり音声は流れない)やマップの閲覧、味方ヘリのランディングゾーンの指定をアプリの画面上から行うことが出来る。
また、iDROIDに収録されているカセットテープの操作を行うことが出来、音楽プレイヤーのようにゲームをプレイしながら視聴が行える(但し、字幕や音声がカセットテープ側に優先されてしまうので、ミラーの無線や敵兵士の声が聞こえにくくなる)。
マップの閲覧では他のプレイヤーが敵に見つかった場所や撃たれた場所がサーモグラフィーのように色付けされて表示させることができる。
MOTHER BASE
国境なき軍隊の拠点である洋上プラント「マザーベース」を育成するモードで、アプリ単独でも遊ぶことが出来る。
このモードではプラントを増設したり、兵士のリクルートや兵器の製造、兵士や兵器を派遣してマザーベースを育成することが出来る。
また、ゲーム本体と連動しており、プレイ時間に応じて育成時間をショートカットしたり、兵士や兵器の獲得を行うことが出来る。
CASSETTE TAPE
クリアしたミッションで入手したカセットテープを視聴できるモードで、当然ながらゲーム本体がないと使用できない。
DATA PORTAL
ゲーム本体に関連する情報を閲覧できるモードで、アプリ単独でも使用できる。

企業との提携[編集]

前作『ピースウォーカー』と同じく、今作でも複数の企業とプロダクトプレイスメント契約を結んでいる。

  • セイコー - ファントムシガー使用時の背景には、1980年代に発売されたデジタル腕時計「デジボーグ」が映されている[18]。また、同社のブランド「WIRED」とのコラボレーションモデルが限定販売された。
  • プーマ - 本作とコラボレーションしたトラックジャケットが付属したプレミアムパッケージがコナミスタイルで限定販売された。また、本作とコラボレーションしたトラックジャケットとシューズがプーマ公式店舗及びプーマ公式通販サイトで販売された。
  • スクウェア・エニックス - 本作の主人公スネークのフィギュアが発売された。また、コナミスタイルではスネークの限定フィギュアが付属したプレミアムパッケージが限定販売された。
  • 海洋堂 - Amazon.co.jpでは同社のフィギュアブランド「リボルテックヤマグチ」のスネークの限定フィギュアが付属したプレミアムパッケージが限定販売された。
  • ソニー - 前作「ピースウォーカー」と同様にカセットテープタイプのウォークマン「TPS-L2」が登場する。また、FOXのエンブレムが入ったHDDカバーが付属しているPS4本体同梱パッケージがソニーの公式通販サイトで限定販売された。さらに、ソニー公式通販サイトでは、PS4本体の購入オプションとしてビッグボス、スカルマーク、ダイアモンド・ドッグズマークの計3種類のデザインが刻印されたHDDカバーを選択できる。
  • 千値練 - iDROID型のiPhone 5iPhone 5s用ケースが販売される予定。
  • J.F.Ray - 「GROUND ZEROES」のサブミッション「諜報員奪還」では「JF1142」モデルの眼鏡が登場する。

不具合[編集]

2014年3月20日の0時 - 14時の間、日本国内のXbox Gameストアにて『GROUND ZEROES』の英語版が誤って配信されていた[32][33]。このため、誤って海外版をダウンロードした場合は国内版を再ダウンロードするように呼びかけられている[注 13]

関連項目[編集]

1988年にコナミから発売されたアドベンチャーゲームで、本作と同様に小島秀夫監督作品。『GROUND ZEROES』ではスナッチャーが米軍基地を乗っ取ったというストーリーのミッション「ジャメヴ・ミッション」がXbox 360版及びXbox One版に収録されている[34]。また、後述の「デジャヴ・ミッション」をソリッド・スネークまたはサイボーグ忍者でプレイすると、作中に登場したスノー・スギの花粉が降る演出が追加される[注 14]
1998年にコナミから発売されたPlayStation対応のステルスゲームで、本作と同様に小島秀夫監督作品。また、メタルギアソリッドシリーズにおける最初の作品。『GROUND ZEROES』では米軍基地内でMGSのシーンを再現するミッション「デジャヴ・ミッション」がPS3版及びPS4版に収録されている[35]。また、特定の条件をクリアすることで、MGS当時のローポリゴンで描かれたソリッド・スネークまたはサイボーグ忍者[注 15]でプレイすることができ、その際は敵兵士がゲノム兵に、捕まっている捕虜がMGSの登場人物であるドナルド・アンダーソンとケネス・ベイカーに変更される。
本作のメディックによる手術等の医療シーンを東北大学病院高度救命救急センターの久志本成樹が監修を行っている。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ PS3、Xbox 360、国内版PS4のみ。
  2. ^ USB接続のハードディスクでは動作不可能。
  3. ^ PS3版のディスクが必要。
  4. ^ 「ジャメヴ・ミッション」の主人公雷電と「デジャヴ・ミッション」でサイボーグ忍者を使用時はダッシュが通常のダッシュよりも速いニンジャランになり、ニンジャラン中にぶつかった敵兵は地面に倒れる。
  5. ^ a b c ただし、『グラウンドゼロズ』では未実装。
  6. ^ 『グラウンド・ゼロズ』ではキューバ米軍基地に限定されているため『ファントムペイン』と比較すると広大なマップではないが、今までのシリーズのようにエリアごとに区切られていないため、オープンワールドを十分に体験できるようになっている。
  7. ^ ただし、『グラウンド・ゼロズ』ではミッションごとに天候・時間は固定。
  8. ^ ただし、乗せることが出来るのは座席があるところのみでトラックの荷台には乗せられない。
  9. ^ 尚、名前の名付け親はオセロット。
  10. ^ 「X.O.F」のバッジをよく見ると、スネークがかつて所属していた「F.O.X」のものを鏡に映したように左右逆にしたものである。また、XOFのロゴは、「GROUND ZEROES」発表初期のイメージ(雨の中、暗視ゴーグルを装備したスネークが佇んでいる、左右逆転した画像)でも使われている。
  11. ^ 3Dモデル、モーション、ボイスの全てをステファニー・ヨーステンが担当している。
  12. ^ 尚、依頼したのはミラーがコロンビアにいた頃に知り合ったKGB工作員で、『ピースウォーカー』の登場人物であるラモン・ガルベス・メナ(ヴラジーミル・アレクサンドロヴィチ・ザドルノフ)とは別口である(こちらは既に死亡している。)
  13. ^ なお、海外版のセーブデータと国内版のセーブデータには互換性がないため、海外版のセーブデータは国内版の『GROUND ZEROES』には使用できない。
  14. ^ ミラーの無線より。
  15. ^ ただし、顔はMGS本編でサイボーグ忍者だったグレイ・フォックスではなく、ソリッド・スネークの顔に書き換えたもの。

出典[編集]

  1. ^ a b c Crossley, Rob (2012年8月30日). “Kojima reveals new Metal Gear Solid game running on Fox Engine” (英語). Computer and Video Games UK. http://www.computerandvideogames.com/365411/kojima-reveals-new-metal-gear-solid-game-running-on-fox-engine/ 2012年12月8日閲覧。 
  2. ^ a b “『メタルギア ソリッド V ファントムペイン』の発売時期は2015年。“なぜ英雄が悪の道へ堕ちることになったのか?”を描くシリーズ最新作” (Japanese). (2014年9月18日). http://dengekionline.com/elem/000/000/927/927981/ 2014年10月13日閲覧。 
  3. ^ Reilly, Luke (2012年8月30日). “Open-World Metal Gear Solid: Ground Zeroes Unveiled” (英語). IGN. News Corporation. 2012年12月8日閲覧。
  4. ^ “FOX ENGINEを使った『MGS GROUND Zeroes』初披露 ― 「METAL GEAR 25th ANNIVERSARY PARTY」レポ(後編)”. インサイド. (2012年8月31日). http://www.inside-games.jp/article/2012/08/31/59356.html 2014年3月28日閲覧。 
  5. ^ The Phantom Pain HD - VGA 2012 Debut trailer”. YouTube (2012年12月10日). 2014年3月21日閲覧。
  6. ^ ファミ通.com (2013年3月28日). “『メタルギア ソリッド』シリーズ最新作『METAL GEAR SOLID V』、小島プロダクションの講演で発表!【GDC2013】” (日本語). 2013年3月29日閲覧。
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  35. ^ 2014年5月1日のアップデートにより、Xbox 360版及びXbox One版でもプレイ可能となった。

外部リンク[編集]