討鬼伝

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討鬼伝
ジャンル ハンティングアクション
対応機種 PlayStation Vita
PlayStation Portable
開発元 コーエーテクモゲームスオメガフォース
発売元 コーエーテクモゲームス
プロデューサー 小笠原賢一
ディレクター 森中隆
美術 (キャラクターデザイン)
人数 1 - 4人
メディア [PS Vita]
PS Vitaカード版
ダウンロード版
[PSP]
UMD
ダウンロード版
発売日 2013年6月27日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
売上本数 [PS Vita、PSP]累計55万本[1]
その他 マルチプレイ対応
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討鬼伝』(とうきでん)は、コーエーテクモゲームスより2013年6月27日PlayStation Vita(PS Vita)及びPlayStation Portable(PSP)の2機種で発売されたゲームソフト

概要[編集]

2012年9月19日に行われた「SCEJ Press Conference」にて開発が公表された。無双シリーズを手掛けてきたコーエーテクモゲームスの開発チーム「オメガフォース」の完全新作となる作品である。キャッチコピーは「モノノフたちよ、“鬼”を討て!」。

巨大な異形の存在“鬼”を討伐する事を目的としたハンティングアクションに分類されるゲームとなっている。“鬼”の体の一部を断ち切る・貫く・打ち砕くといった「部位破壊」を行う事が“鬼”討伐の鍵となっている。ハンティングアクション系のゲームで重視される通信による多人数協力プレイが本作でも可能となっており、PSP版とPS Vita版の混在したアドホック通信プレイに対応。また、PS Vita版はオンライン経由のインフラストラクチャモードにも対応している。

ゼネラル・プロデューサーの鯉沼久史は、2013年3月に行われた体験会において「ハンティングアクションゲームの最高峰である『モンスターハンターシリーズ』の販売本数を目指したい」、「新作ゲームなので難しい部分もあるかもしれませんが、最終目標としてミリオン(100万本)を目指したい」と語っている[2]

討鬼伝 極[編集]

討鬼伝 極
ジャンル ハンティングアクション
対応機種 PlayStation Vita
PlayStation Portable
開発元 コーエーテクモゲームス(オメガフォース)
発売元 コーエーテクモゲームス
プロデューサー 森中隆
ディレクター 関口和敏
美術 左(キャラクターデザイン)
人数 1 - 4人
メディア [PS Vita]
PS Vitaカード版
ダウンロード版
[PSP]
UMD版
ダウンロード版
発売日 2014年8月28日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
その他 マルチプレイ対応
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討鬼伝 極』(とうきでん きわみ)は、コーエーテクモゲームスより2014年8月28日にPS Vita及びPSPの2機種で発売されたゲームソフト。

前作『討鬼伝』の内容に様々な要素が追加された改良版。キャッチコピーは「いざ、極限の“鬼”討ちへ─」。

追加要素[編集]

  • 新たにストーリーが追加され、内容は本編クリア後の3ヶ月後の話となり、新キャラクターも登場する。
  • 新たな武器として「金砕棒」「薙刀」「銃」を追加。これに伴い既存武器も調整され、また武器や防具の数も大幅に増加している。
  • ミタマに「献」「壊」の2つの新スタイルが追加され、ミタマの数も新たに100人以上追加された。またミタマのレベル上限も10から12に引き上げられ、最大になると「レベル極」となり、特殊なスキルを1つ習得し、更に特殊スキル以外でこれまで習得したスキルを自由に付け替えることができるようになる。
  • 仲間と協力して複数部位を破壊する「鬼千切・極」が追加された。これに伴い使用するために必要な共闘ゲージが追加された。
  • 味方NPCに指示を出すことが可能になった。また味方NPCのAIもより人間らしい動きにブラッシュアップされている。
  • 新たな鬼が追加され、また既存する鬼の動きもより強化された。その他、特殊な形で戦う任務が追加された。
  • 天狐システムがパワーアップし、色や声、装束などのカスタマイズができるようになった。またミタマを装備させることが可能で、冒険に行かせることでそのミタマを成長させることができ、更に冒険に行かせた領域がプレイヤーの任務と同じ戦場の場合、戦場で出会うことがあり、装備させたミタマのタマフリを使って支援してくれる。
  • 『討鬼伝』のセーブデータは、武器・防具・ミタマ・進行度などはすべて引き継げ、PSP版→PS Vita版への引き継ぎも可能となっている。


ストーリー[編集]

千年もの長きに渡り、歴史の裏側では異形の存在“鬼”を討つ者達「モノノフ」が活躍し、人の世を守り続けていた。

だが、太平が続くと思われたある日、各地に異界が出現し、それに伴い大量の“鬼”が出没した。

モノノフは生き残った人々を里に匿い、“鬼”との七日七晩の死闘を経て、かろうじて人間の勢力圏を守り通したのであった。

後に「オオマガドキ」と呼ばれる災厄を経て、「モノノフ」は歴史の裏側から人の世を守る表舞台に立つことになる。

それから八年後、未だ終わらぬ“鬼”との戦いの最中、モノノフに新たな戦士が派遣された。

システム[編集]

プレイヤーは武器、各種防具及び後述するミタマを装備して鬼を討伐する任務に挑む。鬼を討伐すると、鬼に囚われたミタマ及び鬼の素材を入手することができ、それを基に装備や能力を強化しゲームを進めてくいくことになる。武器と防具、ミタマによる戦闘スタイル及び装着スキルは主人公のみ変更が可能。防具は頭・胸・腕・脚の4部分に分かれている。

武器にはクリティカルに該当する会心値、天・風・火・水・地の属性値が設定されている。防具は属性に対する耐性値と鬼との押し合いの強さに影響する重さの数値が設定されている。防具とミタマにはそれぞれ「組み合わせスキル」があり、一定の組み合わせによって恩恵が与えられる。

モノノフの能力[編集]

モノノフは装備した武器ごとの固有アクションのほか、鬼を討ち祓うための特別な能力を持っている。この能力はどの武器を装備していても使用することができる。

鬼千切
「モノノフ」が鬼との長き戦いの歴史の中で練り上げた闘法。武器ゲージが最大まで溜まった時のみ、△+○ボタンを押すことで使用できる。極限まで高めた己の魂の力を込めた一撃を放つ。小型鬼程度であれば瞬時に葬り去る力を持ち、大型鬼の身体部位も一撃で破壊できる。攻撃方法は使用武器により異なる。
鬼千切・極
『極』より追加。仲間との共闘で魂の力を結び合わせ、強力無比な一撃を放つ究極の鬼千切。その威力は通常の鬼千切を遥かに凌駕し、大型鬼の身体の複数部位を一撃で破壊する。これを放つには共闘ゲージを溜める必要があり、味方と同じ部位を攻撃、味方の救助等で溜めることが可能。共闘ゲージが最大の状態の時、味方が近くにいて且つ青い線で結ばれている際に発動可能で、結ばれている人数と同じ数の部位を破壊することができる。攻撃方法は使用武器により異なる。
鬼祓い
鬼を祓う浄化の力。Rボタンを押し続けることにより使用。光の陣を作り出し、陣の中にある破壊した鬼の身体部位を浄化してこの世から放逐する。身体部位の浄化に成功すると鬼の素材を入手できる他、鬼はその部位を再生することができなくなる。その他、体力がゼロとなった仲間は即時撤退とならず、魂の穢れを鬼祓いを行うことにより浄化し復活させる事が可能。これらの能力は複数人が同時に祓えば効果が上がり、達成時間は短縮される。また、小型の鬼や身体部位に対する鬼祓いは中断しても祓った分が蓄積・固定されるが、仲間の浄化は中断すると浄化ゲージが再び減り続ける仕様となっている。
鬼ノ目
真理を見抜く四眼の力。セレクトボタン(PS Vita版は画面タッチでも可能)を押すことで使用できる。使用中は気力を消費し続けるが、鬼の残り体力、表層体力、破壊可能な部位及びその状態、通常時には視認出来ない地祀石(回復ポイント)や拾得物の確認と獲得、レア素材を持つ特殊な鬼を見つける事などが可能となる。

武器[編集]

モノノフが使用する武器はよろず屋で購入する他、任務で入手した拾得物や鬼の素材を利用して生産・強化される。また任務で使用し続ける事により「馴染み度」という数値が蓄積され、一定値に達すると「鍛練」という素材等を使用しない強化が可能である。

太刀
すべてのバランスがよい、オーソドックスな武器。 敵の攻撃を避けながら攻撃できる「翻身斬」や、力を溜めて衝撃波を放つ「真空斬」などを使い分けることで、多彩な立ち回りができる。その他の技は、刃に気力を込め斬りつけた敵に「刀傷」を刻み(同じ箇所を攻撃し続ければ刀傷は深くなる)、 刻まれた刀傷の数と深さによって納刀した際に追加ダメージを与える「残心」。
手甲
攻撃速度は遅いがそれを十分に補うほどの威力を誇る重量武器。「赤熱打撃」は攻撃をヒットさせるとその部位が一定時間「赤熱状態」となり、その部位に与えるダメージを上昇させる効果を持つ。その他の技は、ダメージ軽減と共に吹き飛びを防ぐガード技「不動の構え」や、攻撃がヒットするほど速度が上がっていく連続攻撃「百烈拳」。
鎖鎌
鎌攻撃と分銅攻撃を併せ持つ武器。近距離用の鎌攻撃、中距離用の分銅攻撃という風に近〜中距離を自在に動き回りながら攻撃を繰り出すことができ、また分銅を射出することで飛びかかり状態になり空中での攻撃も得意とする。その他の技は、分銅射出と共にバックステップする技「飛び退き打ち」や、気力を集中して身軽になり様々な攻撃の後から隙なく分銅を射出できるようになる「瞬迅印」。
遠距離攻撃が得意な武器。溜めるほどに威力が上昇する通常攻撃と、番える回数で性能が三種類に変化する「番え攻撃」を使い分けることで、小型から大型までのあらゆる鬼に幅広く対応することができる。その他の技は、その場にしゃがんで放物線軌道の矢を放つ「印矢」や、ロックオンして狙いをつけた部位に、ホーミングする矢を放つ「呪矢」。
双刀
両手に持った小太刀を操り手数でダメージを稼ぐ武器。素早い攻撃以外にも空中での攻撃手段も持ち合わせているため幅広い立ち回りが可能となっている。その他の技は、双刀を両手に構えたまま走る「疾駆」や、独楽のように回転して周囲を斬り裂く「回天」。
中距離戦を得意とし間合いをとって立ち回れる武器。主力となる突き攻撃は、溜めることが可能な上、溜め時間も短いので高威力の攻撃を連続で放つことができる。その他の技は、突進してきた敵を怯ませる突きを放つカウンター技「槍衾」や、高くジャンプしてからの強烈な突きを浴びせる「鷹襲突」。
金砕棒
『極』より追加された、重さと長さを活かした攻撃を得意とする重量武器。振りは遅いが、先端で当てると「豪打」となり威力が上昇し、更に豪打を当て続けることで一定時間「豪腕状態」となり、攻撃速度の上昇と共に溜め時間が短縮される。その他の技は、敵の攻撃を受け止めて弾き返す「発止」や 、各攻撃に3段階の計9段階の溜め攻撃が可能な三連撃「破潰」。
薙刀
『極』より追加された、攻撃範囲と速度に優れた武器。敵の攻撃を受けずに攻撃を当て続けることで一定時間「連舞状態」となり、一度の攻撃で複数の部位にダメージを与えられるようになる。その他の技は、敵の攻撃を受け流す「流転」や、連舞状態だと攻撃速度が上昇する連続攻撃「繚乱」。
『極』より追加された、遠距離攻撃が得意な武器。銃を構えると、鬼の弱点である「霊脈」を視ることができ、霊脈を撃ち抜くことで威力が上昇する。また、攻撃範囲や威力などが異なる複数の弾種を装填することができるが、装填できる弾種は銃ごとに異なる。その他の技は、弾で撃つことが可能な爆弾を投げる「擲弾」(弾種に応じて異なった効果が発動)や、魂の力を込めた強力な弾を撃ち出す「霊弾射撃」(弾種によって強化される効果は異なる)。

ミタマ[編集]

ミタマとは日本史上に名を残す英雄達の魂である。モノノフはミタマを武器に宿すことで、戦闘中“タマフリ”という特殊な力を発動させることができる。各ミタマには固有の戦闘スタイルが設定されており、大きく以下の種類に分類される。使用できるタマフリは戦闘スタイルごとに固定であり(1つの戦闘スタイルにつき4種類ずつ)、自分の体力を回復させるタマフリは全スタイル共通で使用できる。タマフリにはそれぞれ1回の任務中の使用回数と使用後のインターバルが設定されており、強力なタマフリほど使用回数が少なく、インターバルが長い。

ミタマはレベルを上げる事により様々なスキルを1体につき3つまで習得出来る。4つ目以降は何れかのスキルを消去しなければならないが、消去したスキルは、任意でレベルを落とす「魂鎮」により再度習得可能。最初はレベルを3までしか上げられないが、ストーリー進行に合わせてレベル上限が増加する。

【攻】
攻撃を得意とする戦闘スタイル。自身の攻撃力などを上昇させるタマフリを持ち、構え中は気力を急速回復できるようになる。
【防】
挑発や被ダメージ緩和など守備・自他の生存に特化した戦闘スタイル。タマフリ構えを行う事でダメージを肩代わりしてくれる「防御ゲージ」を溜める事ができる。
【癒】
自分や仲間の回復を得意とする戦闘スタイル。回復効果を持つタマフリ以外にも、自身の回復効果の上昇及び攻撃を当てた味方の状態異常を回復する事もできる。
【隠】
特殊な立ち回りを得意とする戦闘スタイル。設置型のタマフリなどを持ち、背後から敵を攻撃すると会心率が上昇する特性を持つ。
【迅】
素早い行動が可能となる戦闘スタイル。あらゆる行動の気力消費が減少する。
【魂】
遠距離攻撃を得意とする戦闘スタイル。タマフリ構えの持続時間に応じて「魂ゲージ」が溜まり、それにより最後に武器攻撃を当てた鬼に発動するタマフリによる攻撃の威力が上昇する。
【空】
空間を操り、戦いを補佐する戦闘スタイル。タマフリ構え中は、自身の鬼祓いの陣中にいる味方のタマフリ使用間隔を短縮させる事ができる。
【賭】
運任せの戦闘スタイル。鬼祓いに成功すると、いずれかのタマフリの使用回数が回復する。
【献】
『極』より追加された、味方の支援を得意とする戦闘スタイル。自身の武器ゲージが上昇する際、エリア内の味方にも一定分付与する効果がある。
【壊】
『極』より追加された、部位破壊に特化した戦闘スタイル。鬼を倒すか部位破壊することで攻撃力が一定時間上昇する。

鬼との戦闘について[編集]

主な討伐対象である大型の鬼は驚異的な生命力と再生力を宿しており、通常の状態ではダメージを与える事ができなくなっている。大型の鬼にダメージを与えるためには、「マガツヒ」という体の内部に宿す生命力が剥き出しとなった状態にする必要があり、体の一部を「部位破壊」し、剥き出しとなった生命力に攻撃を行うか、一定の攻撃により「表層体力」をゼロにし一時的に全身をマガツヒ化させた状態でなければ、ダメージは与えられない。

破壊した部位は時間経過や特殊攻撃に対する被弾等により再生してしまうが、鬼祓いによる浄化を行い再生をできなくすれば浄化した部位については常時マガツヒ状態となり、いつでもダメージが与えられるようになる。また、脚部二箇所の破壊によりジャンプ攻撃を行う敵が着地に失敗する、尻尾の破壊で叩きつけ攻撃をしなくなる等、鬼の動きは部位破壊が反映、抑制される。破壊した部位を祓い常時マガツヒ状態の部位を作る、再生を始めた段階で別部位をさらに破壊し動きを止める、破壊した瞬間から始まる全身マガツヒ状態の鬼を攻撃する、強力な動きを抑制するため一部を重点的に攻める等、随時プレイヤーによる選択が行われる。

部位破壊と鬼祓いによる各部位の回収においては、物語を進めるにつれ追加される武器や防具の素材、依頼達成のために必要となる物もあり、全部位を破壊・回収した際の追加報酬なども含め、積極的に部位破壊を狙ってゆく事が攻略の鍵となる。

登場キャラクター[編集]

プレイヤーキャラクター[編集]

主人公
声 - 荒井聡太新井良平大空直美大坪康亮岡本寛志陰山真寿美金本涼輔佐々木愛佐々木智代塩山由佳鈴木賢津田美波滑川洋平平井啓二藤本たかひろ前田綾香南山裕希宮坂俊蔵宮崎寛務山中まどか山本圭一郎
ウタカタのモノノフに新しく入った人物。あずまの地出身。プレイヤーは性別・外見・声をカスタマイズ出来る。通常その身に一つしか宿す事が出来ないミタマを複数宿す事が出来る特殊な力の持ち主。

モノノフおよびその関係者[編集]

桜花(おうか)
声 - 浅野真澄
武器:太刀 ミタマ【防】
年齢:22歳 身長:170cm
実戦部隊の中軸を担うモノノフであり、エース。霊山出身。新人の頃より進んで過酷な任務に赴き剣の腕を磨いてきた。守るべきもののためには自身の命さえ投げ出す信念の持ち主。妹である橘花を何より大切にしている。
那木(なぎ)
声 - 佐藤朱
武器:弓 ミタマ【癒】
年齢:24歳 身長:165cm
モノノフの一人。霊山出身。学問全般に深い造詣を持っており、鬼の研究を生業としている、冷静かつ柔和な人格ながらも面白いことがあると無邪気になる時があり、時には説明魔となることも。かつては医者だったが、ある出来事がトラウマとなり、現在は医療行為ができなくなっている。
富嶽(ふがく)
声 - 福原耕平
武器:手甲 ミタマ【攻】
年齢:23歳 身長:191cm
モノノフの一人。ホオズキの里出身。生粋の喧嘩好きで言動も粗暴だが面倒見のいい一面を持ち、周囲からは兄貴分として慕われている。とある理由で「鳥の姿をした鬼」を探している。
初穂(はつほ)
声 - 野中藍
武器:鎖鎌 ミタマ【迅】
年齢:15歳 身長:155cm
ウタカタの里の最年少のモノノフ。ウタカタの里出身。子ども扱いされることを嫌ってお姉さんぶろうとしたり、大和を子ども扱いする等言動の端々に妙な違和感がある。
速鳥(はやとり)
声 - 中尾良平
武器:双刀 ミタマ【隠】
年齢:20歳 身長:180cm
モノノフの一人で、忍者のような姿をした男性。忍びの里出身。主に単独で任務をこなし、必要なこと以外は話さない寡黙な仕事人タイプ。動物好きで天狐に興味津々という意外な一面もある。
息吹(いぶき)
声 - 野島健児
武器:槍 ミタマ【魂】
年齢:26歳 身長:182cm
モノノフの一人。ウタカタの里出身。一見すると軽薄でいい加減な色男。だが実際は冷静かつ慎重な性格であり、実戦経験も豊富。仲間を必ず生かして返す事を信条としている。
暦(れき)
声 - 津田美波
武器:薙刀 ミタマ【空】
年齢:18歳 身長:158cm
『極』より追加。幼さが残る外見のモノノフだが、質実剛健で冷静さも持ち合わせている。会津出身。シラヌイの里より派遣され、百鬼隊に協力している。
相馬(そうま)
声 - 緑川光
武器:金砕棒 ミタマ【壊】
年齢:32歳 身長:174cm
『極』より追加。百鬼隊の参番隊隊長を任される男で、かつて大和と共にオオマガドキで戦ったモノノフ。
ホロウ
声 - 照井春佳
武器:銃 ミタマ【献】
年齢:20歳 身長:165cm
『極』より追加。記憶を失っており突如となくウタカタの里に現れた女性で、事も無げにモノノフとして鬼討伐に参加することになる。

ウタカタの住人[編集]

大和(やまと)
声 - 高塚正也
武器:太刀 ミタマ【攻】
年齢:51歳 身長:179cm
ウタカタの里のモノノフの代表者。かつては英雄とも呼ばれたほどの凄腕のモノノフだったが、八年前のオオマガドキで左目を失い、現在は引退している。鬼の府(モノノフ)の皆からは“お頭”と呼ばれ、彼らを指揮統括している。
泰然自若を旨とし、基本的に自他に一切の甘えを許さないが、仲間の身や心情を案じて励ましたり、時折笑顔を見せる事もある。木綿の父親。深い愛情を抱いているがそれを表に出す事はほとんどない。
秋水(しゅうすい)
声 - 赤羽根健治
年齢:18歳 身長:168cm
鬼の研究に没頭する眼鏡をかけた青年。北の地出身。冷静かつ物静かで口調も丁寧。彼に話しかけると鬼や作中用語などに関する資料を閲覧できる。八年前にオオマガドキが発生した北の地出身。
実はモノノフとは別の組織に所属する構成員であり、ある計画を進めている。主人公に対しても「鬼の駆逐にはもっといい方法があると思う」と暗に話している。
橘花(きっか)
声 - 庄司宇芽香
年齢:18歳 身長:155cm
ウタカタの里の「神垣ノ巫女」で、桜花の妹。霊山出身。結界を張り続ける事によって命を削り、里を守っている気丈な少女。主人公は彼女に頼まれて天孤を預かることになる。
木綿(ゆう)
声 - 斉藤佑圭
年齢:17歳 身長:157cm
大和の実の娘で、モノノフでは受付を務める。笑顔を絶やさず人気の高い少女だが、父の存在故、彼女へのアタックは少なく、桜花は手紙で主人公に「死にたくなければ木綿に手を出すな」と忠告している。
たたら
声 - 川津泰彦
年齢:65歳 身長:157cm
モノノフたちに武器を提供している頑固者の鍛冶屋。製作を頼まれた物は必ず作り上げるのを信条としている。
樒(しきみ)
声 - 牛田裕子
年齢:19歳 身長:160cm
祭祀堂を管理する巫女。ミタマの強化及び鎮魂を行う事ができる。神垣ノ巫女である橘花でも難しいミタマ達の声を(日常的に)聞く事が出来る。
世捨て人の様な達観した振る舞いを見せるが、どんな時でも生活の為に金を集める等のちゃっかりとした一面を持ち、確信を突く言葉も多い。八年前のオオマガドキの事を「パンドラの箱」に例えている。
凛音(りんね)
声 - 小松由佳
武器:槍 ミタマ【賭】
年齢:29歳 身長:171cm
『極』より追加。ウタカタの里の北に位置するシラヌイの里を統率する代表者。冷静さと強靭な意志を併せ持ち、部下達から絶対の信頼を寄せられている。オオマガドキで見捨てられたシラヌイの里に入り、霊山の許可を得ずお頭となった経緯を持つ。
九葉(くよう)
声 - 増谷康紀
年齢:48歳 身長:172cm
『極』より追加。霊山を守る精鋭「百鬼隊」を指揮する軍師。軍略の天才だが非情な現実主義者で、かつてオオマガドキの戦いを指揮し、北の地を見捨てる作戦を立案したことから「北を見捨てた鬼」と呼ばれる。北の“鬼”討伐のために、百鬼隊の参番隊と共にウタカタの里を訪れる。
虚海(きょかい)
声 - 前田愛
年齢:?歳 身長:165cm
『極』より追加。半身を“鬼”に侵食され、半人半鬼の姿をした謎の少女。

天狐(てんこ)[編集]

ウタカタの里に生息する狐に似た不思議な生き物。非常に賢く、人語を解する。作中ではそのうちの一匹が主人公の家に住み着き、以降は主人公の指示した領域に赴いて素材を集めてきてくれる。なお、ウタカタの里の規則では天狐に乱暴を働く事は禁じられている。

[編集]

“鬼”とは、この世とは異なる世界から現れる異形の存在である。人や生物の魂を喰らって、己の生命力に変えて活動する。魂を喰らい続けた大型の“鬼”になると、失った身体部位を再生するほどの驚異的な生命力を宿す。

小型鬼[編集]

ステージ上を徘徊する鬼達。いわゆる雑魚敵。中には「不浄」「黄泉」や、鬼の目でしか見られない「朧」と付く色違いの変異種が存在する。

ガキ/餓鬼
鋭い爪と突き出た腹を持つ小型の鬼。異界の至る所でで見かけられる。常に群れで行動し、人間を見つけると一斉に襲い掛かってくる。
サザガニ/細蟹
蜘蛛に似た姿の小型の鬼。局所的に大発生する事がある。猛毒を吐き出す為、新米モノノフにとっては注意を要する相手となる。
ノヅチ/野槌
長大な体を持つ鬼。人に興味を示さず、異界をのんびり徘徊している。時折、地面を租借し、正体不明の物質を吐き出しているが、これは世を異界に作り変える行為とされる。
オニビ/鬼火
燃え盛る炎に包まれて宙を漂う鬼。普段はあまり動かず、周囲を伺う様子を取ることから、物見のような役割を担っていると考えられる。
オンモラキ/陰摩羅鬼
大きな耳で羽ばたき、飛行する小型の鬼。距離を取れば雷球を吐き出し、近づけば鞭のような尻尾で攻撃する。
ドリュウ/土竜
地中に潜む鬼。音や振動で獲物の接近を感知し、突如、足元から襲い掛かる。普段は地中の魂を喰らうが、異界化が進む領域では、積極的に地上の生物に襲い掛かる。
モノイワ/物岩
亀のような姿をした鬼。水辺を好んで徘徊している。甲羅は岩石のように強固で、あらゆる攻撃を跳ね返す。腹甲は比較的柔らかいので、転倒させたうえで攻撃を加えるのがよい。
ヌエ/鵺
猿の頭、虎の胴体、蛇の尾を持つ鬼。小型鬼の中でも上位の種類とされている。動きが素早いうえに、鋭い牙と爪を駆使した、強力な攻撃を持つ。経験の浅いモノノフにとって脅威となる存在。
ワイラ
赤い甲殻に覆われた、巨大な鉤爪を持つ鬼。地面を滑るように動き、火炎の息を吐き出す。獰猛な性質で、人間を見ると襲い掛かってくる。小型の鬼でも上位の種類とされている。「新米狩り」と呼ばれるほど経験の浅いモノノフの犠牲者が多い。
キンキ/金鬼
金属質の皮膚を持つ鬼。脚部を持たず、腕で這うように移動する。そのため、動きは遅いものの、腕部が極端に発達している。大きな右腕から繰り出される一撃は、強固な鎧をも打ち砕くほどの威力を持つ。
ナキサワ/鳴沢
蝦蟇(がま)に似た姿を持つ鬼。鈍重そうな外見に似合わず攻撃的で、人間を見かけると襲いかかってくる。猛毒の霧を吐き出し、獲物の動きを鈍らせてから、棘のある舌で絡めとる。
マフウ/魔風
つむじ風と共に現れる、翼を持った鬼。小型と分類される鬼の中で、最上位の種類と目される。知能が高く、力も強い。空を舞いながら、巧みに間合いを取り、モノノフを翻弄する。

大型鬼[編集]

ステージ上で立ちはだかる大型の鬼。いわゆるボス敵。各鬼にはそれぞれの鬼に似た変異種と呼ばれる上位の鬼が存在し、名称や外見の色彩、属性などが異なっている。

ミフチ/深淵
蜘蛛の様な身体と獅子のような頭を持つ大型の鬼。民間において牛鬼と呼ばれ恐れられる存在と同一のものと考えられている。鎌状の鋭い鉤爪は、幾多の獲物の血で濡れている。大型鬼の中では最もポピュラーな種であり、このミフチを討つことが、一人前のモノノフの証となる。通常時の行動は大型鬼にとって最も基本的なものであり、突進や薙ぎ払い、鉤爪で切り裂くといったもの。糸を吐くことでモノノフの動きを止める事が出来る。タマハミ時には、足全てを軸にして自身をコマのように回転する攻撃をする。腹部に存在する塊にはサザガニが入っており、前述の回転攻撃後に放出される。
マフチ/真淵
ミフチの変異種。外殻は純白。爪はより巨大になり、血に染まったように赤い。
カゼキリ/風切
四足獣のような姿をした大型の鬼。風を切って疾駆する姿から、この名が付けられた。俊敏な動きから繰り出される一撃によって多くのモノノフが命を落としている。力で小型の鬼を使役しており、モノノフ達が疲弊したところを狙うなど、「狩り」と呼べる知能的な行動を取る。通常時の行動は、主に突進や爪で切り裂くといったもの。尻尾を振るう事で衝撃波を出したり、回転する事で周囲を薙ぎ払う。タマハミ時には、鬣の一部がブレード状に変形し、攻撃パターンも一部変化する。
アマキリ/天切
カゼキリの変異種。天すら切り裂く刃を持つ鬼。タマハミ時に現れる長大な刃は天属性の力を宿している。
クエヤマ/崩山
山のごとき体躯を誇る大型の鬼。知能が高く、だまし討ちをするなど、狡猾な行動が報告されている。一方で、圧倒的な巨体から放たれる攻撃は、脅威の一言。突進や跳躍攻撃は、まともに受ければ、骨まで砕かれる。基本的な行動パターンは巨体を生かした攻撃や岩飛ばしだが、急に腕を振るったり、カウンターなどの予測しにくいものが多い。タマハミ時には、突き出た腹が裂けて内部の口が露呈し、攻撃パターンも捕食を思わせるようなものになる。この姿に嫌悪と恐怖を煽られる者が続出している。
ワダツミ/海神
クエヤマの変異種。水氷の力を身に宿しており、その一撃は霧氷を生み出す。
ヒノマガトリ/火凶鳥
四つの羽を持ち、空を自由に舞う大型の鬼。炎の力を身に宿し、灼熱の吐息で獲物を焼き焦がす。異界の領域を飛び越えて飛来する事があり、突然の襲撃を受けて滅びた村もある。また、小型の鬼を呼び出して使役する姿が目撃されており、鬼の社会性についての研究に一石を投じている。鳥を思わせる姿をしている為、富嶽の探していた「鳥の姿をした鬼」と思われていたが、後に探していた鬼とは別種であることが分かった。通常時の行動は、主に炎ブレスを使った範囲攻撃を行い、接近された時も尻尾を振ったり、全身を回転させてから飛行するといった攻撃を行う。タマハミ時には、炎ブレスなどの一部の攻撃がなくなるが、上体を起こすことで人間のような体格になり、上翼と下翼が入れ替わって上翼が鞭のような腕に変形する。行動パターンも鞭を振るう様なモーションに変化する。
アメノカガトリ/天輝鳥
ヒノマガトリの変異種。風雷の力を身に宿しており、紫電を放って敵を焦がす。
ツチカヅキ/土潜
巨大な腕鰭を持つ大型の鬼。本来は地面を掘り進むために使われると思われる腕鰭は、力強く発達しており、振り回されるだけで驚異的な破壊力を発揮する。また、地面に突き立て、身体を制動する目的にも使われ、「地面を滑る」という特異な突進攻撃も可能にしている。よってツチカヅキとの戦いでは、腕の破壊を狙うことが推奨される。普段の動作は鈍いものの、地面を滑るといった攻撃は機敏かつ俊敏である。タマハミ時には、破壊された部位が前よりも強靭なものに再生し、背中の刀鰭が扇状に変形する。常時地下に潜るようになり、地上に打ち上げるには部位破壊を行い、潜れなくする必要がある。
ホムラカヅキ/炎潜
ツチカヅキの変異種。外殻の隙間に溶岩を蔵しており、攻撃の度に炎が弾ける。一説に、ツチカヅキは年を経ると溶岩の海に向かい、力あるものがホムラカヅキに生まれ変わるらしい。
タケイクサ/建軍
猛々しい武将のごとく威圧感を放つ大型の鬼。四本の腕を持ち、それぞれに炎と氷の力を宿している。脚部に相当する器官を持たないため、移動は遅いものの、遠距離、広範囲の属性攻撃は危険極まりない。周囲に高濃度の瘴気をばら撒く危険な存在だが、八年前のオオマガドキ以来、目撃情報が途絶えていた。が、再び見かけられるようになった。右半身が氷属性、左半身が炎属性を持ち、遠距離では氷を飛ばしてきたり、地面から炎を噴出させてくる。また近距離にいると腕で様々な攻撃をしてきて、前方にいるモノノフには容赦極まりない攻撃をしてくる。タマハミ時には、腕4本を足のようにして移動するようになり、一転して機動性が上がる。この時に炎と氷が混ざった光線を放つことがあり、ダメージを受けると炎上と氷結の状態異常を同時に受けてしまう。
マガツイクサ/禍ツ軍
タケイクサの変異種。凄まじく濃い瘴気を身に宿し、右半身に風雷、左半身に大地の力を宿す。モノノフ達の間に流れる風説によると、かつては二本の脚があり、伝説のモノノフによって断たれ、封印さたのだという。
ミズチメ/水蛇女
女性のような姿をした大型の鬼。脚部が蛇のような形状をしていることから、この名がついた。知能が高く、呪術に長けており、水氷の力を自在に操る他、相手を眠らせる攻撃や、脚部の蛇を使った攻撃を仕掛けてくる。奇病「夢患い」の原因とされる。眠りに落ちたまま目が覚めないという症状の者が出た際は、周辺「領域」でのミズチメ捜索を推奨する。タマハミ時には背中の殻を分離する。この時、殻に覆われている部位が露出し、攻撃可能になる。また、タマハミ時に脚部の部位を鬼祓いしてあると、最初のタマハミ解除時にその部分が強化されて再生されるが、再度この部位を破壊して鬼祓いをすれば、それ以降は再生されなくなる。殻は鬼祓いができるが、成否にかかわらず、タマハミ状態が解除される度に再生される。放っておくとタマハミ解除時に、ミズチメが爆発させる。
カガチメ/巨蛇女
ミズチメの変異種。呪術に長け、風雷を自在に操る。「かがち」の名は、巨蛇(かがち)の事とも、風霊(かざち)の事とも言われる。
ダイマエン/大魔縁
巨大な鳥の姿をした鬼。その翼は岩のように硬く、刃のように鋭い。羽ばたける構造ではないことから、鬼特有の力によって、巨体を飛行させているのだと考えられている。また体内に爆発性の岩石を蔵し、上空から地上を攻撃する。結界がもっとも脆くなる直情より爆撃を受ければ、モノノフの里も無事では済まない。羽部分は破壊可能だが、岩を喰らって何度でも再生する。富嶽の故郷「ホオズキの里」を滅ぼした元凶で、長らくその所在が判明しなかったが、ホオズキの里の巫女と交わした約束の双子石によって、ようやく見つけ出す事に成功する。他の鬼と違ってタマハミ状態になっても変形や変身を行わず、攻撃パターンも接近戦に絞られている。しかし、攻撃力が格段に上昇し、飛び掛かる際に地面を隆起させたり、翼の一部をブーメランのように飛ばしたりするようになる。
『極』では一部のモーションが改善され、羽飛ばしや再生をしなくなった。しかし、羽の呪部解体の条件が変わり、個別で破壊できた翼が一括りにされている(全ての羽を呪部解体するには五回も破壊する必要がある)。
インカルラ/陰迦楼羅
ダイマエンの変異種。紺碧の翼を持ち、水氷の力を身に宿した。一説に、空の彼方、星の海へ飛び去ったダイマエンは、インカルラとなって戻ってくるという。
ゴウエンマ/業焔魔
獄炎をまとった大型の鬼。圧倒的な体躯に、すさまじい力を宿している。下位の鬼を支配して、組織的な行動を取らせる、指揮官のような存在と思われる。ゴウエンマの存在を許せば、鬼の勢力が拡大し、やがてオオマガドキが発生する。発見次第、必ず討伐すべき鬼である。通常時は二本足で移動し、炎の力を操り、尻尾を振ったり、腕に炎をともして地面を殴るなどの攻撃をする。動きは驚くほど速いわけではないが、タマハミ状態になると手足でトカゲの様な体勢で機敏な動きをしてくる(四肢、尻尾は破壊していると再生される)。
ダイテンマ/大天魔
ゴウエンマの変異種。蒼黒の身体には、恐ろしいほどの力が満ちている。
クナトサエ/岐塞
「塞ぐもの」の名を持つ鬼。強大な力を持つ上位鬼のうちの一体。すさまじく硬い甲羅を背負い、驚異的な防御力を誇る。その名の通り、強力な結界を張る能力を持っており、鬼たちの本拠を守る役目を負っているという。通常時はモノイワに似た圧し掛かり攻撃や背中の角から落雷を発生させたり、尻尾を振って風を起こしたりする。タマハミ時には背中から「甲殻主砲」「甲殻砲」と呼ばれる突起が五つ出現し、回転しながらの砲撃などを仕掛けてくるようになる。
ヨミトサエ/黄泉戸岐塞
クナトサエの変異種。生者と死者の国を分かつ巨岩の名で呼ばれ、その甲羅は現世と異界全ての物質の中で最も硬いという。
ヤトノヌシ/夜刀主
蛇に似た身体に四本の腕を持つ上位鬼。圧倒的な腕力と絶大な呪力を誇る。また知能が高く、タマフリに似た能力を使いこなす。自らが発する濃密な瘴気を周囲に振り撒き、「瘴気の巣」と呼ばれる危険地帯を作り出すことがある。タマハミ時には蛇の様な体勢となり、腕を地面に叩き付けたり、ジャンプしてからの圧し掛かり攻撃など、機動性と攻撃力に優れた攻撃を仕掛けてくるようになる。
オカミヌシ/淤加美主
ヤトノヌシの変異種。腕力、呪力ともにヤトノヌシを凌ぎ、炎と氷の力を身に宿す。
トコヨノオウ/常夜王
王の名で呼ばれる最上位の“鬼”。異界の彼方より降臨し、この世にオオマガドキを告げる。圧倒的な力の前に人はただ絶望し、ひれ伏すしかないという。クナトサエとヤトノヌシに類似した鬼が融合した姿をしている。上半身の鬼は右腕から多彩な呪力を放ち、左腕の大刀で薙ぎ払う。下半身の鬼は口から火を噴き、長大な尻尾で薙ぎ払うが、何よりも強靭な足で領域を走り回る。タマハミ時には背中の翼が巨大化し、空をも駆ける。
『極』では行動パターンが改善され、前作での一番の問題点であった何往復もの突進攻撃が少なくなった。
トコヨノオオキミ/常夜大王
トコヨノオウの変異種。その力はトコヨノオウをも凌ぎ、人々の胸に本物の絶望を刻む。それでも希望を捨てずに戦い抜く者だけが、常世に朝をもたらす真のモノノフとなる。
ケルベロス
ソウル・サクリファイス』とのコラボで登場する。PS Vita版限定。この世とも鬼の世とも異なる世界から現れた「魔物」。鬼に匹敵する凶暴性を持った禍々しい存在であり、モノノフの討伐対象に加えられている。
イミハヤヒ/忌速火
『極』より追加。巨大な尾を持つ、獣のような姿の大型“鬼”。しなやかな身体には、凶暴な本能と圧倒的な力が満ちている。北の地に現れた未知の“鬼”のうちの一体であり、その来歴、生態は一切不明。
オラビ/叫
『極』より追加。極彩色の翼で天を駆けるヒノマガトリと似た姿の大型“鬼”。女性の叫び声にも似た甲高い声を上げることから、この名が付けられた。その機動力と声によって、“鬼”同士の連絡役を担っていると推測される。攻撃パターンはヒノマガトリとほぼ同じだが、ブレスには気絶属性が付与されている。タマハミ時も形状は同じだが、攻撃がよりトリッキーになっている。
カゼヌイ/風縫
『極』より追加。猫のような姿をした、女性型の大型“鬼”。愛らしい外見とは裏腹に、その性質は狡猾かつ残忍。背後から音もなく忍び寄り、鋭い爪でモノノフを斬り裂く。動作の全てが他の鬼と比べて早く、モノノフの背後を取ろうとする傾向がある。タマハミ時には周囲の風を操り、自身を透明化する(一定の動作時には姿を現す他、纏う風が背景と比べて少し派手なので見分ける事は容易)。
オンジュボウ/怨樹坊
『極』より追加。しなやかな体躯を持った大型“鬼”。山林に潜むことが多く、その身に異界の植物を寄生させている。敏捷で身軽、知的能力が高く、モノノフたちの意表を突いた攻撃を仕掛けてくる。カゼヌイ並みの速さで行動し、攻撃もプロレスラーの様な接近戦が殆どである。タマハミ時には背中から異界の植物を取り出し、植物から漏れ出る毒液で攻撃してくる。タマハミ終了時は投げ捨てた植物からガキが出てくる。
ウロカバネ/虚屍
『極』より追加。漆黒の外殻で全身を鎧った巨大な“鬼”。その姿はクエヤマに酷似する。一説によるとクエヤマの骸を侵食して操る未知の“鬼”だという。クエヤマとよく似た攻撃パターンを持ち、雷球や竜巻などの攻撃も追加されている。タマハミ時はクエヤマと同じく腹部が裂けるが、息を吐き出して後方に飛ぶ等、より行動的になっている。
イテナミ/凍波
『極』より追加。美しい女性の上半身と蛇体の下半身を持った大型“鬼”。水や氷を身体の組成に利用しており、それらを自在に操る。氷上での安定性を図るため発達したと見られる巨大な爪を持ち、その一撃も脅威となる。戦闘では爪による切り裂きや氷塊飛ばしなどの攻撃を行う。タマハミ時には後頭部の蛇が迫り出し、行動も蛇に近くなる。この事から女体は相手を欺く為の疑似餌ではないかと考えられている。
ヤチギリ/八千切
『極』より追加。巨大な二本の牙が特徴の、獅子に似た“鬼”。その牙によって、獲物を千々に切り裂く姿から、この名が付けられた。逞しい体躯には、どこか王者の風格が感じられる。攻撃パターンはカゼキリに近いが、牙で地面を掘り返したり、横にタックルをすると言った違いがある。タマハミ時には牙と尻尾が再生・巨大化し、攻撃範囲も広まる(破壊してある場合は再生する)。

作中用語[編集]

鬼ノ府(モノノフ)
千年以上の昔から、歴史の影に跋扈する異形の敵“鬼”を討伐してきた組織及びそこに所属する戦士達の通り名。
“鬼”を討つ鬼、金眼四ツ目
モノノフが自らを象徴して使う呼び名。追儺の儀式で悪鬼を追い払う役目を持った方相氏が金眼四ツ目の鬼であったことによる。モノノフの文様の由来にもなっている。
オオマガドキ/大禍時
八年前に起きた鬼の大量発生事件。七日七晩に渡る戦いの末にモノノフにより一旦は鎮圧される。
この事件によって日本のほとんどが異界に飲まれ壊滅状態に陥り、その結果モノノフは人の世を守り治める存在として、やがて人々から広く認識されるようになっていった。
ミタマ
日本史における英雄たちの魂。その殆どが鬼たちに「喰われ」囚われてしまっている。鬼に解放された後は、祭祀堂に祀られている。
中つ国
現在の人類の勢力圏。霊山を中心に各モノノフの里で構成されている。
霊山
各モノノフの里を統括する組織であり、地名。神垣ノ巫女の養成機関もここに存在しており、精鋭中の精鋭のモノノフを要する百鬼隊が霊山の守護を行っている。
神垣ノ巫女
各モノノフの里に1人だけ存在する巫女。鬼の侵入や瘴気を防ぐため里に結界を張る、鬼の部位から残留思念を読むなどモノノフとは違う能力を有している。

異界の領域[編集]

古(こ)
古代日本に似た領域。土器や土偶が異常に巨大化している。
また絶え間なく砂塵まじりの風が吹きつけており、荒廃も進んでいる。
雅(みやび)
奈良〜平安時代の日本に似た領域。
常に夕暮れのような欝金色の光に包まれており、石化した巨大な蓮がいたるところに屹立し水を滴らせている。
武(ぶ)
鎌倉〜室町時代の日本に似た領域。
深山のごとき、神秘的な静寂に支配されていると同時に、植物の生育が異常に促されており、武士たちの手による建物もまたその森に沈んでいる。
戦(せん)
戦国時代の日本に似た領域だが、活火山がいたるところに存在し、戦火を想起させる不気味な赤光に包まれて建物も大地も崩壊している。
安(あん)
江戸初期〜中期の日本に似た領域。
そこかしこに桜が咲き乱れ、常に花びらが舞っているが、あたりはつねに開けることのない夜に覆われている。
乱(らん)
幕末の日本に似た領域だが、その一面が雪と氷におおわれている。

脚注[編集]

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  1. ^ コーエーテクモホールディングス、4期連続で増益”. GAME Watch. 2013年5月7日閲覧。
  2. ^ 『討鬼伝』アクション体験版を先行プレイ!開発陣のトークもお届け”. ジーパラドットコム. 2013年3月30日閲覧。

外部リンク[編集]