プロダクトプレイスメント
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プロダクト・プレイスメント(Product Placement)とは広告手法の一つで、映画やテレビドラマの劇中において、役者に特定の商品を絡ませるやり方。現在はCM飛ばし等の流行により、テレビ番組だけでなくCMの効力そのものが急降下している為、新たな宣伝手段として日本でもようやく活発化し始めた。P.P.とも呼ばれる。
[編集] 歴史
- 誕生は1955年公開のハリウッド映画『理由なき反抗』と云われる。劇中でジェームズ・ディーンがポケットからクシを取り出し、整髪するシーンが何度も出て来るが、これを観た当時のアメリカの若者たちから「ディーンと同じクシはどこで買えるのか?」と映画会社ワーナーブラザーズに問合せが殺到。これが新しい宣伝ビジネスモデルになると気づいた映画会社は、以降、一般企業との「劇中広告でのタイアップ」を始める。これがプロダクト・プレイスメントと呼ばれ、一般化した。現在、アメリカではPP専門の広告代理店が数十社存在する。
- 韓国ではテレビ番組内でのプロダクトプレイスメントは禁止されている。[要出典]
[編集] 効果・逆効果
- 最近の新技術により、CMを飛ばして見られるハードディスクレコーダー等、広告業界や放送業界を悩ます潮流ができているが、番組内や劇中に商品を入れる事により、視聴者側の都合で削除や飛ばし見などをさせない様にする利点がある。
- アメリカではプロダクト・プレイスメント専門の代理店も数多く存在する。それに動く金額は数億円、数十億円単位であると云われており、実際、映画監督スティーブン・スピルバーグ作品『マイノリティ・リポート』や『ターミナル』では各作品、数十社と契約[要出典]。劇中の各シーンに実際存在する店舗や商標を出しており、この広告費で製作費が100億円とも云われる両作品でかなりの部分のコストを補ったと分析されていて、映画スタジオにとってのもう一つのリスクヘッジとしても注目されている。
- 映画のテレビ放映のCM枠と比べ、宣伝劇中に挿入する事で、比較的削除、カットされる事がなくなったが、これが逆効果を生む事がある。10年〜20年後にテレビ放映されても、その時にはその商品が既に存在しない場合が多く、全く効果を生まない場合もあり、デザイン等を変えた新製品の場合だと、それを10年後にCGで差し替える事も出来ない。
- 時代劇やファンタジー映画でのPPは通常有り得ない。『ロード・オブ・ザ・リング』等では実世界の話ではないのでこの手法は使えない。時代劇の場合は時代考証に反しない範囲であればPPも可能と考えられるが、通常日本の時代劇は江戸時代以前を題材としているためPPにそぐわない。しかし『ロード・オブ・ザ・リング』の映画の1シーンがフォード社のトラックのCMに逆使用される等の「逆PP」と云う裏技も存在する。この「逆PP」はテレビやスマートフォンなどのCMでたびたび使用される。
- 2006年公開の映画『サンキュー・フォー・スモーキング』では、タバコを劇中に押し込もうとする広告代理店と映画会社トップのPPに関する台詞がある。
- アニメーション映画では『秘密結社鷹の爪』で採用された。バジェットゲージが上昇して回復するというシステムである(世紀の大発明バジェットゲージ・システム紹介 YouTube)。
- 日本においても、一部ドラマではあからさまなプロダクトプレイスメントが見られる。特に過去放送されていたアクション刑事ドラマの西部警察においては、ドラマの中で「爆破する建造物の建造費」と、他のドラマの制作費の一本の「総額」が同じなことがあるくらい、制作費がかさむことから、各種スポンサーの商品やブランドがストーリーと無関係なところで登場したりしていた。
- 通常のアニメでも広告や話に絡む形での実商品を登場させるなどする事で登場している。特に毎日放送製作のアニメでは、2000年代以降頻繁にこの手法が用いられている。
- ゲームソフトでも、スポーツゲームでスタジアム内に実在する企業の広告を入れたり、ゲーム中のアイテムとして特定企業の商品を登場させたりすることで広告費を得る手法がある(詳しくはゲーム内広告を参照)。
