ハリウッド

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ハリウッドサイン

ハリウッド英語:Hollywood)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市にある地区。映画産業の中心地。アメリカ映画界のことを指してハリウッドとも呼ばれる。

目次

[編集] 地名

Hollywood とは 「holly の木」 という意味だが、この場合の holly はモチノキ属の総称としてのものではなく、セイヨウヒイラギ(European holly または English holly)のことでもなく、ハリウッドの丘陵地帯 (Hollywood Hills) に多く植生している California holly のことである。California holly (学名:Heteromeles arbutifolia)はナシ亜科 Heteromeles 属に分類される。漢字表記の「聖林」は、Holly- を Holy- (聖)と誤読して訳され、それが定着してしまったものである

[編集] 映画の中心地・ハリウッドの歴史

ハリウッド・ブールバード

1903年、当時農村だったハリウッドは市制を施行するが、1910年にロサンゼルス市と合併した。20世紀のはじめのこの頃、映画の中心地はニューヨークニュージャージー州フォート・リー)とシカゴであった。特許をめぐる争いが発端となり、当時の大手映画製作者や映画関連機器製造業者、製造業者ら9社はそれぞれの特許を持ち寄って管理するモーション・ピクチャー・パテンツ・カンパニー (w:en:Motion Picture Patents Company)を1908年に設立した。これに参加しない映画関連業者にはカンパニーから高額の特許料が請求された。参加が認められなかった中小の制作者らは一斉にこれに反発。特許料を払わずに買えるヨーロッパ製の機器やフィルムを使って撮影を続行した。カンパニー側は探偵を雇って違反者を片端から摘発したため、独立系の制作者はカンパニーの目のとどかぬ土地に出かけて映画を制作した。中でもロサンゼルス一帯は気候もよく、映画の撮影には理想的で、クリエイターが集まり始めた。また、この地はメキシコに近く、カンパニー側の追っ手がやってくることを察知して国境を越えて逃げることができた。なお、カンパニーは1912年反トラスト法違反であると指摘され、1915年には連邦裁判所で反トラスト法違反であるとされた。カンパニーは1917年には消滅し、これに前後してカンパニー参加業者らも次々にハリウッドに拠点を移した。

当時アメリカ経済の中心だった東海岸は天候が悪かった。当時の映画は、フィルム感度の問題から屋外のような明るい場所でしか撮影できなかった。電球などの照明はあったが、映画撮影を行うには十分な明るさを確保できなかった。そのため映画会社は、日が長く、地中海性気候のため夏にまばゆい太陽が輝くカリフォルニア州に次々に移っていった。

最初のハリウッドの映画スタジオは、1911年にネストール社が建てたものである。同じ年に、さらに15のスタジオが建てられた。

まだ民族差別の激しかった時代の出演者やクリエイター達は、出自を偽ることが多かった。当時はまだワスプがアメリカの支配層であり、イタリア系やユダヤ系などの真の出自を表に出してはスターにはなれなかったからである。

[編集] ハリウッドサイン

  • ハリウッド地区を象徴するサインHOLLYWOODは世界的に有名である。晴れた日には40~50キロ離れたところからでも見える。
  • このサインは、1923年に「HOLLYWOODLAND」という不動産会社の広告として、一文字が高さ14m(45フィート)、幅9m(30フィート)もある「HOLLYWOODLAND」という文字に、4000個の電球が取り付けられ、当時の金額で21,000ドルをかけて製作されたものだった。
  • 広告の保守・管理が1939年にやめられたため、長年風雨にさらされ「LAND」の部分が破損、美観を損ねるということで1949年に地元の商工会議所が一般からの寄付を募り、4,000ドルを費やし破損した部分を撤去した。やがて残された部分も傷みがひどくなり、1973年に28,000ドルの寄付を募ることにより全面改修を計画。
  • 1978年にはハリウッド・サイン基金 (Hollywood Sign Trust) が設立された。同年ヒューズ・ヘリコプター会社、パシフィック・アウトドア広告会社、ヒース看板会社が共同で元々のサインを解体、同じ場所に鉄骨造りで、現在見ることが出来る「HOLLYWOOD」のサインを建てた。

[編集] エピソード

  • 最初は「HOLLYWOODLAND」だった。しかし、映画「Thirteen Women」の製作決定したが後に取り消しとなったことに悲観し、1932年9月18日の夜「HOLLYWOODLAND」の「H」に立てかけてあった作業用の梯子を使い、その上まで登り飛び降り自殺した。その後不吉の原因は「HOLLYWOODLAND」の13文字にあるとみなされ、「LAND」の4文字が撤去され、現在の9文字になった。
  • 特別なイベントなどがある時は、サインの文字を隠したり板を付け足したりして別の意味の言葉に変えることがある。
  • 1991年公開の映画「ロケッティア」では、クライマックスでティモシー・ダルトン演じる映画俳優ネヴィル・シンクレア(実はナチスのスパイという設定)が、背中に背負ったロケットパックの燃料漏れに気付かずに点火して飛行し、ロケットの炎が漏れた燃料に引火しバランスを崩して落下した先が「HOLLYWOODLAND」の「LAND」の4文字の上だったため、爆発して焼失したというオチとして用いられている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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