韓国映画

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韓国映画(かんこくえいが)は、韓国国籍を持つ者または韓国の法人によって製作された映画で、ほとんどの場合、韓国人の映画スタッフと俳優で構成され、主に韓国国内の映画館等で公開される映画を指す。

歴史[編集]

日本統治時代の映画については日本映画#朝鮮を参照のこと。

ニューウェーブ[編集]

韓国の映画史において重要な出来事が3つあった。1992年、サムソンが出資した en:Marriage Story が初の政府出資でない映画として制作された。1999年、『シュリ』が公開され、韓国における興業収益の50%以上を獲得して大成功を収めた。3つ目の出来事として2001年の『猟奇的な彼女』が韓国映画史においてもっとも人気を収め、海外でも成功をおさめた。

映画祭[編集]

アジアでも有数の規模である釜山国際映画祭は、国内の映画振興にも大きな影響を及ぼしている。そのほか全州国際映画祭、富川国際ファンタスティック映画祭など韓国国内各地で中小規模の映画祭が開かれている。

世界三大映画祭の受賞歴としては

などがある。

映画賞[編集]

以下4賞が代表的な映画賞といわれ、授賞式は主催または後援するテレビ局で生中継される。(カッコ内は授賞式の開催月)

政府と映画の関係[編集]

映画製作への公的資金援助も行われている。国立の芸術家養成施設である韓国芸術総合学校の映像院や、公的機関である映画振興委員会付属の映画学校である韓国映画アカデミーなどを経てデビューする映画人も映画界を支えている。国内の映画館に、年間一定日数以上の韓国映画上映を義務づけるスクリーンクォータ制度が実施されている。検閲は廃止されたが、映像物等級委員会により行われるレイティングは日本より厳しく、小学生も鑑賞できると判定される映画はファミリー映画など一部の作品に限られる。

スクリーンクォータ制度是非論[編集]

韓国の映画会社は中小規模のものが多く、経済的基盤が脆弱である。ハリウッド映画などの大資本の映画作品が韓国国内に流入すると、韓国映画が廃れるという危機感を映画関係者や俳優などは持っている。「映画は文化」の大義のもとスクリーンクォータ制が導入され維持されている。

アメリカ合衆国からかたたびたび廃止、自由化を求められていたこと、韓国政府による韓米FTA締結推進目的から、韓国政府は2006年、年間上映日数の40%を韓国映画とする保護を緩めて、半数に減らすことに決定。この決定を受けてイ・ビョンホンチャン・ドンゴンをはじめとした韓国の俳優陣は韓国映画の保護を求めて「映画人リレー一人デモ」をしたり、座り込みをするなどをして反対運動をおこなった[4][5]

韓国映画興行成績ランキング[編集]

韓国[編集]

(配給会社、公開年度共に韓国公開時のもの。作品名は邦題。) 以下を参考に編集

  • 2001年まで公開の作品の観客数:スポーツKHAN(スポーツ京郷) 2009-01-09 22:11:29

   (http://sports.khan.co.kr/news/sk_index.html?cat=view&art_id=200901092211293&sec_id=540401&pt=nv

  ※2001年まで公開の作品は全国動員数の統計がないため推測値や概算となる

                                               

順位 作品 配給会社 公開年度 観客動員数
1 グエムル-漢江の怪物- ショーボックス 2006年 13,019,740人
2 10人の泥棒たち ショーボックス 2012年 12,983,330人
3 7番房の奇跡 ネクストエンタテインメントワールド 2013年 12,810,776人
4 王になった男 CJエンタテインメント 2012年 12,319,542人
5 王の男 CJエンタテインメント 2006年 12,302,831人
6 ブラザーフッド ショーボックス 2004年 11,746,135人
7 TSUNAMI -ツナミ- CJエンタテインメント 2009年 11,453,338人
8 シルミド シネマサービス 2003年 11,081,000人
9 スノーピアサー CJエンタテインメント 2013年 9,341,747人
10 観相 ショーボックス 2013年 9,134,463人
11 怪しい彼女 CJエンタテインメント 2014年 公開中
12 国家代表!? ショーボックス 2009年 8,487,894人
13 D-WARS ディー・ウォーズ ショーボックス 2007年 8,426,973人
14 過速スキャンダル ロッテエンタテインメント 2008年 8,245,523人
15 友へ チング コリアピクチャーズ 2001年 8,181,377人
16 トンマッコルへようこそ ショーボックス 2005年 8,008,622人
17 神弓 KAMIYUMI ロッテエンタテインメント 2011年 7,470,633人
18 サニー 永遠の仲間たち CJ E&M Pictures 2011年 7,362,467人
19 光州5・18 CJエンタテインメント 2007年 7,307,993人
20 ベルリンファイル CJエンタテインメント 2013年 7,166,177人
21 密かに偉大に ショーボックス 2013年 6,959,083人
22 タチャ イカサマ師 CJエンタテインメント 2006年 6,847,777人
23 グッド・バッド・ウィアード CJエンタテインメント 2008年 6,686,912人
24 私のオオカミ少年 CJエンタテインメント 2012年 6,654,837人
25 カンナさん大成功です! ショーボックス 2006年 6,619,498人
26 シュリ サムスンピクチャーズ(提供) 1999年 6,209,893人
27 アジョシ CJエンタテインメント 2010年 6,282,774人
28 チョン・ウチ 時空道士 CJエンタテインメント 2009年 6,136,928人
29 マイ・ボス マイ・ヒーロー2 リターンズ CJエンタテインメント 2006年 6,105,431人
30 JSA CJエンタテインメント 2000年 5,830,228人
31 弁護人 ネクストエンタテインメントワールド 2013年 5,686,919人
32 家門の危機 ショーボックス 2005年 5,635,266人
33 かくれんぼ ネクストエンタテインメントワールド 2013年 5,604,104人
34 ザ・テラー・ライブ ロッテエンタテインメント 2013年 5,579,125人
35 義兄弟 SECRET REUNION ショーボックス 2010年 5,507,106人
36 監視者たち ネクストエンタテインメントワールド 2013年 5,506,770人
37 ワンドゥギ CJエンタテインメント 2011年 5,310,510人
38 花嫁はギャングスター コリアピクチャーズ 2001年 5,260,451人
39 殺人の追憶 CJエンタテインメント 2003年 5,255,376人
40 ザ・タワー 超高層ビル大火災 CJ E&M 映画部門 2012年 5,181,014人
41 マラソン ショーボックス 2005年 5,148,022人
42 大変な結婚 シネマサービス 2002年 5,089,966人
43 チェイサー ショーボックス 2008年 5,071,619人
44 同い年の家庭教師 CJエンタテインメント 2003年 4,937,573人
45 風と共に去りぬ!?~THE GRAND HEIST ネクストエンタテインメントワールド 2012年 4,909,937人
46 猟奇的な彼女 シネマサービス 2001年 4,882,495人
47 朝鮮名探偵:トリカブトの秘密 ショーボックス 2011年 4,786,259人
48 悪いやつら ショーボックス 2012年 4,719,872人
49 新しき世界 ネクストエンタテインメントワールド 2013年 4,682,418人
50 トガニ 幼き瞳の告発 CJエンタテインメント 2011年 4,662,822人
51 僕の妻のすべて ネクストエンタテインメントワールド 2012年 4,598,583人
52 ヨンガシ 変種増殖 CJエンタテインメント 2012年 4,515,833人
53 風林高 シネマサービス 2001年
54 公共の敵1-1 シネマサービス 2008年 4,300,670人
55 おばあちゃんの家 CJエンタテインメント 2002年 4,193,826人
56 建築学概論 ロッテエンタテインメント 2012年 4,110,645人
57 タイフーン/TYPHOON CJエンタテインメント 2005年 4,094,395人
58 7級公務員 ロッテエンタテインメント 2009年 4,088,799人
59 セックス イズ ゼロ ショーボックス 2002年 4,082,797人
60 ダンシング・クイーン CJエンタテインメント 2012年 4,057,546人
61 私たちの生涯最高の瞬間 サイダスFNH 2008年 4,044,582人

日本[編集]

(配給会社、公開年度共に日本公開時のもの)

    

作品 配給会社 公開年度 興行収入  観客動員数
私の頭の中の消しゴム GAGA USEN 2005年 30億円  
四月の雪 UIP 2005年 27.5億円 270万人
僕の彼女を紹介します ワーナー 2004年 20億円 137万人
シュリ アミューズ 2000年 18億円 130万人
ブラザーフッド UIP 2004年 15億円  
JSA アミューズ 2001年 11.6億円  
ボイス ウォルト・ディズニー・スタジオ 2003年 10億円  
誰にでも秘密がある 東芝エンタテインメント 2004年 9億円  
スキャンダル シネカノン松竹 2004年 9億円  
甘い人生 角川映画 2005年 6.5億円  
シルミド 東映 2004年 6億円 50万人

脚注[編集]

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  1. ^ (朝鮮語)公式サイト。映画、テレビの2部門がある。テレビはドラマ、教養番組、芸能番組(娯楽番組)が対象。授賞式はSBS系列で中継放送される。第37回(2001年)までは演劇部門もあった。第1回は1965年。第39回(2003年)までは韓国日報社が主催していた。(朝鮮語)第39回公式サイト参照。
  2. ^ (朝鮮語)公式サイト。第1回は1962年。
  3. ^ (朝鮮語)公式サイト。第1回(2002年)はMBC映画賞として開催。
  4. ^ 2006年7月2日 Innolife.netイ・ビョンホン、「スクリーンクォーター問題は、映画界だけの問題ではありません。」
  5. ^ 2006年2月9日JANJAN映画俳優チャン・ドンゴンが国会で1人デモ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]