君のいる町

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君のいる町
A town where you live
ジャンル 恋愛漫画少年漫画
漫画
作者 瀬尾公治
出版社 講談社
掲載誌 週刊少年マガジン
発表期間 2008年26号 - 連載中
巻数 既刊5巻
テンプレート使用方法 ノート
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君のいる町』(きみのいるまち、A town where you live)とは、瀬尾公治による日本漫画作品である。略称は君町

目次

[編集] 概要

講談社『週刊少年マガジン』2008年第26号(2008年5月28日発売)誌上より連載が開始された。単行本は、2009年6月19日時点で第5巻まで刊行。『マガジンSPECIAL』(講談社刊)2008年第11号にて番外編も掲載されている。

『週刊少年マガジン』と広島県の名菓であるもみじ饅頭の老舗店との共同企画により、「君のいる町」のパッケージキャラクターとなっている商品が2008年11月より期間限定で発売された[1]

作者の故郷である広島県庄原市がその舞台となっており、登場人物の多くは地元の方言で会話している。前作『涼風』が「主人公の少年が東京の高校に進学するため広島から上京する」設定であったのに対し、本作品は「ヒロインの少女が広島の高校に入学するため東京からやってくる」という逆の設定になっている[2]。 また、作品各所に『涼風』の登場人物とおぼしき人物が登場しており、世界観を共有している可能性がある。

[編集] あらすじ

舞台は広島県の田舎町。春から高校へ進学する主人公・桐島青大の家に、父親の知り合いの娘という、過去に一切面識のない枝葉柚希という少女が突然居候として東京からやってくる。

青大は、クラスメイトである神咲七海に中学時代から好意を寄せていたが、同じ屋根の下で都会的で奔放な柚希と接していく中で、徐々に彼女が気の置けない存在となっていく・・・

[編集] 登場人物

桐島 青大(きりしま はると)
出身:広島県、誕生日:10月30日、身長:175cm、体重:64kg、血液型:O型
この物語の主人公。舞台である田舎町の一軒家に両親、祖母と猫(ドラ)と共に暮らす。地元の高校に入学する直前、柚希が桐島家に突然居候することになり、柚希が自転車に乗れなかったことから、一緒に通学することになった。
運動部には興味がないらしく、得意な料理を活かして調理部に所属する。しかし、中学時代調理部に所属していた七海が兄に無理やり野球部(マネージャー)に所属させられ目論見が外れてしまったことから、部活動の参加意欲は失せ、実質参加していない。なお、毎日の弁当作りや姉の歓迎会等、周りの期待に応える料理技術は確かにある。
趣味では釣りもある。近所での専らコイやフナなどのようである。なお、神ノ瀬川でのウナギは見事に玉砕し、仕掛けで獲った成海に柚希の眼前で譲り受ける屈辱を受ける。また、マガジンSPECIAL特別編でのひょうたん池では、餌のミミズに驚いた柚希に池に落とされてしまい、散々な結果であった。
人見知りする性格であるが、真面目で責任感が強く世話好きな面があり、風邪を患いながらも柚希を迎えに行ったり、月の恋に協力したり、柚希の手を引いて共に東京行きの新幹線に乗り込んだり、葵の下宿先の掃除、柚希の妹・懍と共に柚希の捜索等々それを物語るエピソードは非常に多い。柚希に対しては、東京での深刻な家族事情を目の当たりにし衝撃を受けるが、柚希を家族として励まし、一緒に広島に戻る。
音楽室で告白以降、中学から一途に想いを寄せる七海とは東京から戻ってから急接に関係が進展した。しかし、誘われた市内の買い物をドタキャンし行った東京での件がきっかけで、夏祭り時での行動もあって、最終的に七海からは付き合えないと返事されてしまう。
夏休みが明けた後、柚希、氷室、菊川とともに文化祭実行委員となる。七海とは気まずい状態が続いていたが、氷室の助言もあり、なんとか会話できるようになる。
七海への未練を捨てきれずにいた青大は、振られた理由を七海に直接聞いたが、振った理由が柚希にあること、にもかかわらず柚希を気遣う発言を見せた青大に対し激昂する。最終的に「桐島くんが本当に好きなのは柚希ちゃんじゃない…」と言われてしまう。この発言以降、自分自身の気持ちを見直した結果、本当は柚希が好きなのだという気持ちに初めて気づく。それ以降、青大はどうしても柚希を意識してしまい、「手つなぎ事件」もあって、柚希との関係がギクシャクしてしまう。
一方、同じ文化祭実行委員となった菊川からは徐々に好意を持たれ、とあるきっかけで両想いであると勘違いされる。それ以降、菊川は青大に対し積極的にアプローチを続ける。
枝葉 柚希(えば ゆずき)
出身:東京都、誕生日:8月3日、身長:155cm、体重: ?kg、血液型:AB型、3サイズ:B80/W57/H83
この物語のヒロイン。柚希の父親は青大の父親と地元で友人関係にあり、その願い出によって、東京から突然桐島家に居候することになり青大と同じ高校に進学する。
明るく爛漫な性格で、親しみやすい性格。月と共にテニス部に所属する。当初、自転車に乗ることが出来ず青大の後ろに座って一緒に自転車通学していたが、1学期終業式の日に初めて一人で乗れるようになった。
幼い頃に一度この町を訪れたと語り、今までに青大との面識はないような素振りであったが、青大は、葵の指摘によって、小学生時の夏祭りのスナップに青大たちと収まる柚希に酷似した少女を思い出す。その少女は、柚希本人であることを柚希は認めたものの、彼女から未だその真相は語られていない。
身内の葬儀に参列するため東京に帰省した際、同行した青大に対して、父親は再婚しており、兄と妹はその連れ子であるという複雑な家庭事情を告白する。特に懍には強い拒否感を抱かれており、身の置き所のない境遇に一時失踪するも、その後青大に家族だと励まされて、枝葉家に戻る決意をする。
兄妹で一夜を過ごした過程で、懍は柚希を誤解していたことに気付き、翌日青大と広島に帰る際には、二人に生じていた確執は一定の解決がなされた。その後、夏休みに兄妹で桐島家に遊びに来ている。
青大が七海に思いを寄せていることを知って当初は協力的だったが、青大に突然キスをし、その後告白する。なお、東京から戻ってからは、青大に七海との仲を応援すると宣言し、青大が七海にフラれた夜も献身的に励ます。夏休み明けに青大とともに文化祭実行委員に名乗り出る。
2年次からは東京の高校に転校しようと思っていることを青大にだけ打ち明ける。
「手つなぎ事件」以降、青大との関係がギクシャクしてしまい、代わりに成海と親しげにしているシーンが目立つ。
神咲 七海(かんざき ななみ)
出身:広島県、誕生日:12月25日、身長:161cm、体重: ?kg、血液型:O型、3サイズ:B87/W58/H85
青大が中学から思いを寄せるクラスメイト。料理好きで特にお菓子作りが得意。弁当作りの参考にと青大に料理本を貸すほどである。本人は中学と同様に調理部を希望していたが、兄の成海の強い勧誘で野球部のマネージャーとなった。
大人しく控えめな性格。青大、尊、月の幼馴染メンバーに人懐っこい柚希を加えた中に、距離を感じつつもなじもうと努力している。青大の必死の説明も柚希のことが好きだと早とちりしてしまう天然な一面も持つ。
月のことを相談するため、音楽室に呼び出した青大にその場で告白される。以降は、徐々に彼女から青大に積極的な姿勢が見られるようになり、君町メンバーで海水浴に行った際には、青大に夏祭りには2人で行こうと誘う。
夏休みに広島に来た懍との会話から、柚希が東京に戻った際、買出しデートをドタキャンした青大が同行していたことを知る。それは青大に伏せられていた事実であり、青大の中での柚希の存在にどうしても不安を拭い去ることができずにいた。告白の返事していない状況を懍から”キープ”だと言われたことをきっかけとして、行かないつもりだった夏祭りに向かい、青大に直接付き合えないと返事をする。
夏休み後、振った理由を聞いてきた青大に対し、正直な気持ちを打ち明ける。しかし、それでも柚希を気に掛ける青大の発言に激昂し、それ以来青大には冷たい態度をとり続ける。
加賀 月(かが あかり)
出身:広島県、誕生日:3月9日、身長:167cm、体重:49kg、血液型:B型、3サイズ:B89/W59/H88
青大の保育園時代からの幼馴染。前髪を常に2本髪留めしている。性格は明るくて親しみやすく、柚希を誘ってテニス部に所属する。勉強は不得意で、尊とほぼ同じレベル。毎年青大の元に尊とともに宿題を写しに来るのが恒例となっている。
中学時代から七海の兄の成海に想いを寄せており、青大と柚希を誘ってキャンプ場でWデートを決行するも、逆に成海は柚希を気に入ってしまう。後に兄が柚希のことを好きだと聞かされたショックで学校を休んでしまうが、すぐに持ち直し翌日には普段どおり登校する。なお、それ以降は、成海に対する行動は見られない。
由良 尊(ゆら たかし)
出身:広島県、誕生日:4月1日、身長:174cm、体重:66kg、血液型:B型
月と同様に青大の幼馴染。眼鏡をかけている。野球部に所属している。体育以外の教科は苦手である。
柚希に初めて会って一目惚れするも、現在まで、柚希に対し積極的な行動は見られなかった。なお、初恋の相手だった葵に振られた過去があり、また、夏祭りでは広島に遊びに来た懍にも振られていることから、惚れやすいものの、良い結果が伴わない状況となっている。
乗り物酔いしやすい体質で、遠足の際の船やロープウェイ、成海の運転する車で激しく酔っている姿が見られる。
神咲 成海(かんざき なるみ)
出身:広島県、誕生日:4月17日、身長:183cm、体重:74kg、血液型:A型
七海の2つ年上である高校3年生の兄。野球部に所属しており、調理部希望だった七海を強引にマネージャーとして入部させた。
妹や後輩に対して厳しい人物であるが、最近自動車の運転免許を取得した関係で、青大たちを車で海に連れて行くなど面倒見の良いところもある。
中学時代から成海に片思いだった月に協力して青大と柚希は成海をWデートのキャンプ場に誘うが、成海は月ではなく、柚希を好きになってしまう。それから、積極的に一時期下校時に誘うものの、柚希は成海を恋愛対象として関心を示すことはなかった。
青大と柚希がウナギ釣りで訪れた神ノ瀬川では、成果が出なかった青大に対して強烈なダメ出しをするものの、獲ったウナギや鮎を親切に分け与えている。
桐島 葵(きりしま あおい)
出身:広島県、誕生日:1月6日、身長:163cm、体重:47kg、血液型:B型、3サイズ:B84/W57/H87
青大の姉。実家から離れて東京の大学に通っており、教員免許取得のため一時帰省して、青大の高校で教育実習をしていた(数学を教えている描写あり)。
見た目はかなり美人でスタイルも良く、自宅内では青大の目を気にせず下着姿でいる開放的な性格。なお、片付けが苦手でだらしのない面もあり、青大に世話を焼かれることが多い。柚希の東京行きに同行した青大に、自分の下宿先の清掃を依頼する。なお、その下宿先は、作者の前作「涼風」での舞台、スーパー銭湯兼レディースマンションの旭湯に酷似する。部屋番号は303号室。
桐島家では唯一標準語を話す。父親に内緒で喫煙している。青大の作る料理はお気に入りだが、ピーマンが嫌い。
初めて柚希を見て、過去の夏祭りの際に青大たちとのスナップに収まる、彼女に酷似する少女を思い出す。
枝葉 懍(えば りん)
出身:東京都、誕生日:12月20日、身長:148cm、体重:ヒミツ、血液型:AB型、3サイズ:成長中
柚希の一つ年下の妹。ショートヘアーで左目下にほくろがある。
柚希が帰省した際に、失踪した柚希を探して青大の前に現れる。 柚希の告白によって、懍と兄の樹は、血の繋がっていない兄妹(後妻の連れ子)であることが判明した。
柚希との間に生じていた深刻な確執の原因は、兄への強いブラザーコンプレックスから抱いた歪んだ危機感からであった。東京にて青大と関わった過程で柚希が実家に戻った際に、柚希に抱いていたものは誤解であったことに気付くが、本質的な性格の差異(根本的に性格がひねくれてる点もあるが)もあって、彼女との解消は表面的な部分に留まっている。
その容姿に似使わしくない二面性から、兄妹で広島に来た際も、青大たちを個々に煽る場面もあった。しかし、メンバーそれぞれが大人な対応をとったことで逆に自らを省みる。最終日の広島駅では、見送りに来た青大とかなり打ち解けた雰囲気で楽しく過ごしている。
枝葉 樹(えば いつき)
柚希の2つ年上である高校3年生の兄。優男風で眼鏡をかけている。失踪した柚希を青大が連れ戻した葵の部屋に突如尋ねてくる。
柚希とは血の繋がっていない兄妹であるものの、懍とは違い兄としての接し方に問題はない。しかし、懍が樹自身に抱くブラコンを含め、柚希を取り巻く家族の状況を理解していながら、柚希が枝葉家から厄介払いされた形となってしまったことへの家族としての危機感がなく、激高した青大に殴られてしまう。
氷室(ひむろ)
青大たちのクラスメイト。本作品では二学期から登場した。尊と同じ野球部に所属している。長髪でイケメンな風貌。
文化祭の実行委員に立候補する。七海との気まずい関係に悩んでいた青大にアドバイスをする。
菊川 琴音(きくかわ ことね)
青大たちのクラスメイト。本作品では氷室と同じく二学期から登場したが、青大たちとは中学から顔馴染み。
三つ網お下げで黒縁メガネ、そばかすがトレードマーク。かなり控えめな性格で声も小さい。
文化祭の実行委員に(控えめに)立候補する。柚希の主張するメイド喫茶を実現するため、柚希に強引にメイドのモデルをやらされてしまうが、その変貌振りに青大たちは驚愕し、柚希の目論見どおりクラスの出し物はメイド喫茶店と決まった。
徐々に青大に好意を抱き始め、とあるきっかけで青大が自分と両想いなのだと勘違いし、それ以降、青大に積極的にアプローチをしていく。

[編集] 単行本

少年マガジンKC

[編集] 脚注

  1. ^ 君のいる町:「もみまんのように甘い恋を…」 美少女の絵入り「もみじ饅頭」で広島の町おこし毎日新聞、2008年10月29日付)
  2. ^ 担当編集に質問状:「君のいる町」 “大事件”の積み重ねを丁寧に 三角関係の行方に期待して (毎日新聞、2008年11月10日付)

[編集] 外部リンク

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