MAJOR

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MAJOR
ジャンル 野球漫画
漫画
作者 満田拓也
出版社 小学館
掲載誌 週刊少年サンデー
発表期間 1994年 - 連載中
巻数 72巻
テンプレート使用方法 ノート
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MAJOR』(メジャー)は、満田拓也野球漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ

テレビアニメ版のタイトルは『メジャー』とカタカナ表記される。

目次

[編集] 概要

1994年から週刊少年サンデー小学館)に連載中。第41回(平成7年度)小学館漫画賞受賞。2001年に『GS美神 極楽大作戦!!』の39巻を抜き少年サンデーコミックス最多巻数を記録、2009年現在も更新中である(現在は72巻)。

テレビアニメは2004年から放送が開始され、2009年に第5シリーズまで放映。2008年冬には劇場版が公開された。

5歳から19歳(作中、米国挑戦2年目現在)までの長編であり、本作は主人公・茂野吾郎の半生記と言える。成長に応じて吾郎の所属チームは変遷するが、吾郎がその情熱でチームメイトの心を動かし、チームが一丸となって前進していくのが本作の基本的なスタイルと言える。「友情」や「努力」といった少年漫画として普遍的なテーマを扱いながらも、それに加え「家族」「逆境」もまた本作の重要なテーマである。

「逆境」が主要テーマの一つであるため、吾郎の入団するチームは何かしらの問題を抱えた弱小チームであることが多い。また、作中では本塁打による得点が多いなど現実的な野球から隔離した野球描写もある。

斎藤佑樹が本書を愛読し野球を始めるきっかけとなったことで知られる他、桑田真澄井川慶岩村明憲田中将大ら、現役・元プロ野球選手にもファンが多い[1]

[編集] 構成

本作は内容から以下のように分けることが出来る。本稿および関連項目においては、便宜的にこれを用いる。

  1. 幼稚園編(アニメでは保育園) ― 単行本1巻第1話〜3巻第6話
  2. リトルリーグ編 ― 単行本3巻第7話〜14巻第5話
  3. 三船東中学校編 ― 単行本14巻6話〜24巻第2話
  4. 海堂学園高校編 ― 単行本24巻第3話〜33巻第2話
  5. 聖秀学院高校編 ― 単行本33巻第3話〜46巻第10話
  6. マイナーリーグ編 ― 単行本47巻第1話〜54巻第2話
  7. W杯編 ― 単行本54巻第3話〜65巻第10話
  8. メジャーリーグ編 ― 単行本66巻第1話〜

作中において、幼稚園編とリトルリーグ編の間には3年、リトルリーグ編と中学編の間には4年の空白がそれぞれある。これらの空白期間を除けば、作中で1年から1年半経つと作品の舞台が代わり、新編へと移っているのが特徴である。リトルリーグ編から急に中学編へとんだことについて作者は、「この漫画は三船リトルの物語ではなく、吾郎の物語だから」とコメントしている[2]

[編集] 登場人物

MAJORの登場人物」を参照

[編集] 現実との関わり

[編集] プロ野球球団

本作では実在するプロ野球球団をモデルとした球団が登場する。ストーリーと大きく関わりがあるのは次の2球団である。

横浜マリンスターズ
吾郎の実父・本田茂治や義父・茂野英毅、眉村健らが所属。アニメでは横浜ブルーオーシャンズ。モデルは横浜ベイスターズ。ベイスターズと同じくチームカラーは青。アニメ版ではデザインが異なるが、原作ではユニフォームもほぼ同じである。
成績はあまり良くない球団として描かれており、眉村が入団した年(マイナーリーグ編時)はリーグ最下位であった。舞台として横浜を選んだ理由について作者は、交通の便も良く、東京と違って海や山が出てきてもおかしくないからとコメントしている[2]
東京シャイアンズ(巨仁)
ジョー・ギブソン、佐藤寿也、イ・スンナム、松居らが所属。アニメでは東京ウォリアーズで、チームカラーは赤。モデルは読売ジャイアンツ。なぜ東京シャイアンズを巨仁(きょじん)と言うのかは作中ではわからないが、読者にすれば現実でのモデルがわかっているので巨仁は東京シャイアンズのことであると理解できる。
原作ではユニフォームも現実の巨人軍そっくり。ジョー・ギブソンが「金がいいから来た」と来日会見で言っていたり、吾郎のドラフト指名打診時の金額提示に対し茂野英毅が「さすが金持ち球団」と発言するなど、金銭勝負に強いイメージもそのままである。ちなみに、さだやす圭の漫画『なんと孫六』でも同名の球団が登場する。

[編集] プロ野球選手

ワールドカップ編には実在のプロ野球選手をモデルとした登場人物が多数登場する。このことについて作者は、作品の性質上現実に活躍する選手を無視できなかったとコメントしている[2]。実在の選手をモデルとした登場人物についてくわしくは、MAJORの登場人物#W杯日本代表を参照。

[編集] アニメ

メジャー (アニメ)」を参照

[編集] 映画

劇場版MAJOR メジャー 友情の一球」を参照

[編集] ゲーム

i-MODE用ゲームコンテンツ「メジャードリーム」
2007年7月21日に株式会社T2iエンターテイメントより、ドラマティック・ベースボール・ゲームサイトと銘打って「メジャードリーム」がリリースされた。webによる対戦カードゲーム「ドリームメーカー」と、iアプリによるリアルタイム通信対戦ゲーム「ドリームステージ」が楽しめる。また、待受け画面等のダウンロードもできる。開発と運営は、株式会社アールフォース・エンターテインメント。
Wii用ソフト「メジャーWii 投げろ!ジャイロボール」
2008年2月7日にタカラトミーより発売。7,140円(税込)。開発元は六面堂。アニメ第3シリーズがベース。操作説明をスキップ出来ない、一球ごとにムービーが挿入されるなど、過剰演出のせいで試合のテンポが悪く1試合のプレイ時間が非常に長くなるなどの点がプレーヤーに不評だった。
Wii用ソフト「メジャーWii パーフェクトクローザー」
2008年12月11日にタカラトミーより発売。7,140円(税込)。開発元はドリームファクトリー。アニメ第4シリーズがベースで「投げろ!ジャイロボール」の続編にあたる。「打者と審判が背を向ける」「捕手しかボールを拾わなくなる」(基本的に守備はフルオートで投手、捕手以外動けず、捕手、投手、遊撃手の3人しかゴロを捕球できない。一、二、三塁手はベースカバーとフライの捕球しか出来ない)、「野球のルールにそぐわない判定がなされる」、「試合展開、結果を無視してストーリーが進行する(特に最終戦では9回終了時点で点差が付いていても延長戦に突入し、試合に負けても、勝って優勝を決めたということにされてしまう)」などのバグ、ルールの誤解などのシステム上の問題、不具合がいくつも見られ[3]ファミ通のクロスレビューでも低評価を受けた(15/40点、最低点は12点)[4]
ニンテンドーDS用ソフト「メジャーDS ドリームベースボール」
2008年7月31日にタカラトミーより発売。5,040円(税込)。開発元はアメディオ。アニメ第3シリーズおよび第4シリーズがベース。

[編集] ルール等についての補足

  • 現実のリトルリーグトーナメント戦では、1人の投手は6イニングまでしか投げられない。さらに、次の試合では、前の試合で1イニングまでしか投げていない投手しか出られない。
  • リトルリーグでは、投手が投げたボールがホームベースの上を通過するまで、ランナーは離塁できないルールである為、投球モーション中の盗塁は出来ない。
  • 横浜リトル戦で、吾郎が放った打球がワンバウンドで外野ポールに当たった後もプレーが続けられているが、通常ポールはフェンス外に立てられており、フェンスの高さより上部のポールに打球が当たれば「明らかにプレイングフィールドの外へ出た=スタンドに入った」ことになるので、ルール上はボールが当たった時点でボールデッド(バウンドした打球がスタンドに入った時と同じ扱いになりプレーは止まる)になり、打者には二個の塁(いわゆるエンタイトル二塁打)が与えられる。
  • 聖秀学院対久里山戦で、9回に聖秀の田代が打った大飛球を外野手が捕球した後スタンドに落ちたプレーを本塁打としているが、ルール上は捕球後に野手がスタンドに落ちても打者はアウトである。
  • 現実の高校野球においては、大会中に選手の背番号が変更されることは許されていない為、アニメもこれを受け第3シリーズ第10話よりOPの吾郎の背番号が1から10に変更された。

[編集] その他

書き下ろしイラスト
ヤクルトスワローズの情報無料雑誌「ondo」のvol.5の8ページ〜9ページでの「message to swallows MY OPINION」の第1回目で満田拓也がゲスト対談し、9ページにヤクルトのストライプのユニフォーム(背番号は56)を着た吾郎が書き下ろし掲載された事がある。
ミズノとの契約
スポーツメーカーのミズノが2005年3月から1年間、吾郎に対し独占的に野球用具を提供する契約を結んでいる。金額は未公表。漫画では吾郎のグラブやバットが全てミズノ製として使用されており、脇役にもミズノ製の道具が使われている。尚、この契約はミズノが出版元の小学館に契約金を支払い、作者の満田拓也にその一部が渡されている。
ワールドカップ
作中でメジャーリーガーが出場する世界大会としてワールドカップが春に開催しているが、その後で現実でも2006年春にワールド・ベースボール・クラシック第1回大会が開催された(W杯編開始時点ではWBC開催が決定していなかった)。しかし、本作のW杯と現実のWBCやIBAFワールドカップとはルールなどが若干異なる。WBCの日本優勝が決定したときのWEBサンデー上での作者のコメントによると、あくまで『MAJOR』はフィクションであるので、実際の結果が漫画に影響を及ぼすことはないとしている。ただし、W杯会場の決勝トーナメントは第1回WBC準決勝・決勝の球場となったペトコ・パークがモデル。また、WBCの連投制限ルールも作中に取り入れられている。
球道くん
剛球投手、エースで四番、幼少期の父の死、血のつながりのない義父母、父・義父ともにプロ野球選手、福岡での幼少期、主人公の永遠のライバルが捕手、養父母の実子が野球をするも有名野球選手である父や兄と比較されることで苦悩する場面があるなど水島新司の『球道くん』と類似するところが多いが、関連性などは不明。ちなみに主人公である中西球道茂野吾郎は身長180cm、体重75kgと全く同じ。
作者は、水島の漫画家生活50周年記念の寄せ書きで、「もう一度読み返してみたら、当時好きだった水島先生の漫画の球道くんに思いがけず似ていた」とコメントをした。
俺たちのフィールド
競技は違うものの同誌でかつて連載されていた、村枝賢一の「俺たちのフィールド」にも主人公の生い立ちから後に仲間となるライバルの存在までオーバーラップする点が幾つかある。さらに以前、同じく同誌の人気連載だった「がんばれ元気」も、「MAJOR」「俺たちのフィールド」と同様の骨子を持っている。
連載600回記念
連載600回記念の際、メジャーリーガーの井川慶岩村明憲桑田真澄からお祝いのコメントが来ていた。

[編集] 関連書籍

[編集] 脚注

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  1. ^ CIRCUSMAX 2009年4月号 57頁 ベストセラーズ
  2. ^ a b c キャラクター名鑑の作者インタビューより →#関連書籍
  3. ^ 後ろを向いてバットを振る!! お粗末野球ゲームにネット騒然(J-CASTニュース、2008年12月19日)
  4. ^ 週刊ファミ通 2008年12月19日号(No.1044)43ページより

[編集] 外部リンク

小学館漫画賞少年部門
第40回 平成6年度
SLAM DUNK
井上雄彦
第41回 平成7年度
MAJOR
満田拓也
第42回 平成8年度
め組の大吾
曽田正人