リボルバー・オセロット

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リボルバー・オセロット (Revolver Ocelot1944年 - 2014年) は、コナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)のゲーム作品群「メタルギアシリーズ」に登場するキャラクター。本名はアダムスカ

概要[編集]

1944年誕生。ソ連のアフガン侵攻に参加した際、敵対するムジャーヒディーン(アフガンゲリラ)に、シャラシャーシカの異名で恐れられていた[1]マカロニ・ウェスタンが趣味で、射撃拷問が特技。

幼少の頃から「賢者達」と呼ばれる組織によって育てられ、シリーズを通して二重・三重スパイとして暗躍している。「弾の気持ちが分かる」と豪語し、その言葉に偽りなく、跳弾をコントロールして障害物の裏に隠れた敵を銃撃するほどの腕前を持つ。

声優は戸谷公次(『メタルギアソリッド』 / 『メタルギアソリッド2』 / 『メタルギアソリッド4』のワンシーン)、山崎たくみ(『メタルギアソリッド3』 / 『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』)、銀河万丈(『メタルギアソリッド4』)、三上哲(『メタルギアソリッドV』)。英語版の声優は Patric Zimmerman(『メタルギアソリッド』 / 『メタルギアソリッド2』 『メタルギアソリッド4』)、Joshua Keaton(『メタルギアソリッド3』 / 『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』)。
メタルギアソリッド バンドデシネ』では、戸谷の逝去に伴い沢木郁也が声優を担当した。

経歴[編集]

1964年のスネークイーター作戦以前からソ連軍特殊部隊に所属し、ソ連崩壊後はオモン(OMOH, 民警特殊任務部隊)を経てロシア税務警察の突撃部隊に籍を置く。その後は、KGB第一総局を前身とするSVRの特殊作戦部門に所属したという経歴を持つが、これは偽装である。後にスカウトにより、アメリカ特殊部隊FOXHOUNDに入隊する。

来歴・関わった事件[編集]

バーチャスミッション・スネークイーター作戦[編集]

1964年。階級は少佐で、黒い軍服に赤い軍帽で身を包むGRU「山猫部隊」隊長を務めている。早撃ちや跳弾を自在に操る射撃技術はこの頃から習得しているが、実戦や技術よりも見た目を重視する若者だった。ブーツに拍車を着ける、銃を回転させるガンスピンを見せるなど、すでにマカロニウェスタンマニアの傾向がある。バーチャスミッションでネイキッド・スネーク(後のビッグ・ボス)と初めて対峙するが、慢心により惨敗した。マカロフ PMを隊の制式採用銃として使っていたが、中近東で見られる、初弾排莢を手動で行う癖によって、弾詰まりを起こしてしまい、ネイキッド・スネークに「聞きかじっただけの行為を実戦で試した結果」として指摘され、シングル・アクション・アーミー(SAA)を携行するようになった。その後もスネークとの決着をつけることに執着するが、敗北を繰り返している。だが、スネークに最後の勝負を挑んだ際には短期間の内にCQCを習得しているなど、格闘術にも長けている。

実はコブラ部隊隊長ザ・ボスと同部隊のザ・ソローの息子であり、生後間も無く賢者達によって奪われ、そこで育てられたことが示唆されている。EVAの話では実際に育てたのはGRUとヴォルギン大佐だとされている。後にADAMのコードネームでアメリカの賢者達(後の愛国者達)のスパイとなり、劇中ではスネークをサポート、利用して「賢者の遺産」を奪うために送り込まれたGRU←KGB←CIAの三重スパイとして暗躍した。

シリーズの過去を描いている本作でオセロットを殺害すると、タイムパラドックスを発生させたことになり、ゲームオーバーになってしまう。このため、劇中でオセロットと戦った際の結末は、決着がつかないか気絶させての戦闘終了となる。

サンヒエロニモ半島事件[編集]

1970年。本作の舞台であるサンヒエロニモ半島には登場しないが、条件を満たすとスネークとの無線会話シーンがあり、デモシーンで多く登場する。 階級はGRUの少佐。引き続きリボルバーを愛用している。

何者かの後ろ盾を得て活動しており、CIA本部の核シェルターに避難しようとしたCIA長官を待ち伏せし殺害。賢者達のリストと遺産を奪う。

最後の電話シーンでは、オセロットの協力者はゲノムを利用したある計画を企てており、自分がその計画に手を貸すにはビッグボスの協力が必要だと述べている。 この協力者はオセロットから「ヌル(ゼロ)と同じコードネームを持つ男」と呼ばれておりゼロ少佐であることが示唆されている。

シャドー・モセス事件[編集]

2005年。シャドーモセス島におけるリキッド・スネークのFOXHOUND武装蜂起に参加する。アームズ・テック社のケネス・ベイカー社長をワイヤーとC4爆弾で縛りつけ、潜入したソリッド・スネークを待ち受けるが、サイボーグ忍者(グレイ・フォックス)に利き腕である右腕を斬り落とされて逃走した。

シャドーモセス島陥落の際にはメタルギアおよび新型核弾頭の演習データを持って脱出。当時のジョージ・シアーズ大統領(ソリダス・スネーク)にデータを渡している。ロシアのゴルルコビッチ大佐の私兵部隊との合流を目指し、ソ連再建が目的とも語っていたが、これは方便の偽りだった。

劇中では、DARPAの局長ドナルド・アンダーソンを拷問中の事故で死亡させている(ラストで、口封じのために拷問中の事故と見せかけて暗殺したと語られている)。また、本当に優性遺伝子を受け継いでいたのはリキッドで、劣性遺伝子を受け継いでいたのはソリッドであることを知っていた。

マンハッタン沖タンカー沈没事件(タンカー編)[編集]

2007年。シャドー・モセス事件以降、ブラックマーケットメタルギアの情報を流し、メタルギアの亜種の発生に暗躍する。さらに、海兵隊の水陸両用メタルギア「RAY」を奪取する計画を立案し、ソリッド・スネークたちの偽装タンカー潜入を影で演出した上でゴルルコビッチ大佐とその私兵部隊と共に偽装タンカーを占拠する。その後、スコット・ドルフ海兵隊司令官を殺害、さらにゴルルコビッチをも裏切って殺害し、RAY試作機を強奪、タンカーを爆破、沈没させて逃走した。この時点でオセロットが「愛国者達」のスパイであることが判明した。

シャドー・モセス事件で切断された右腕はリキッド・スネークの腕を移植しており、右利きだったのを左利きに矯正している。劇中ではリキッドの意思がオセロットの意識を乗っ取ろうとする描写がある。腕を移植した理由として「早撃ちの名声を失いたくなかったため」とリキッドに解釈されている(『バンドデシネ』)。

『バンドデシネ』では作中にリキッドの幻影が現れ、彼によって肉体を徐々に支配され、オセロットがそれに葛藤する描写が存在する。また、リキッドと共に、『メタルギアソリッド3』に登場したコブラ部隊のメンバーのザ・ソローが登場し、オセロットを酷評する描写が存在する。腕にリキッドの意思が宿っていたことに関しては、リキッドが「俺たちは普通の人間の肉体とは違う」とビッグボスのクローンであるが故の現象だと説明している。

ビッグ・シェル占拠事件(プラント編)[編集]

  • 『メタルギアソリッド2』(2001年発売)

2009年。ソリダス・スネークらと共に武装蜂起に参加するが、実はこの蜂起そのものが「愛国者達」の演習であり、オセロットはそのデータ収集を任されていた。最終的にリキッドに精神を乗っ取られたかのような言動を見せ、「愛国者達」を葬りに行くと言い残し、メタルギアRAYに乗って海中に姿を消した。

アウターヘイブン蹶起[編集]

2014年。移植した右腕の持ち主であるリキッド・スネークに意識、精神、人格を完全に乗っ取られたかのような言動をとり始めており、リキッド・オセロットと名乗り民間軍事会社を率い、「愛国者達」への蹶起を企てていた。リキッドのものを移植していた右腕は、機械式の義手に交換している。

しかし、実際には精神を乗っ取られたのではなく、「愛国者達」に抗するため、腕の移植や自己暗示などによって、オセロットがあえて自分を洗脳してリキッドのドッペルゲンガーとなったものである。なお、この洗脳技術は「愛国者達」のS3計画から生まれた物。

最終的にソリダスの遺伝子コードを利用して戦場監視システムSOPを完全掌握し、ソリッド・スネークが「愛国者達」の代理AI、J.D.(ジョン・ドゥ)を破壊したことによりビッグボスの解放を実現する。その後、ソリッド・スネークと最後の対決を行い、スネークの新型FOXDIEによって息を引き取った。

脚注[編集]

  1. ^ シャラシャーシカ (Sharashka) とは、旧ソ連の実験設計局の名称である。