ドッペルゲンガー
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ドッペルゲンガー(独: Doppelgänger 自己像幻視)は、「生きている人間の霊的な生き写し」を意味する。ドッペルケンガーと発音する場合もまれにある。単純な和訳では「二重の歩く者」となる。
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[編集] 概要
ドイツ語: doppel(ドッペル[1])とは、二重という意味である。
以上の意味から、自分の姿を第三者が違うところで見る、または自分で違う自分を見る現象のことである。自ら自分の「ドッペルゲンガー」現象を体験した場合には、「その者の寿命が尽きる寸前の証」という民間伝承もあり、未確認ながらそのような例が数例あったということで、過去には恐れられていた現象でもある。
ドッペルゲンガーの特徴として、
- ドッペルゲンガーの人物は周囲の人間と会話をしない。
- 本人に関係のある場所に出現する。
等があげられる。
死期が近い人物がドッペルゲンガーを見るという事から、「ドッペルゲンガーを見ると死期が近い」という民間伝承が生まれたとも考えられる。また、自分のドッペルゲンガーを見た人はそのドッペルゲンガーによって殺されるという言い伝えもある。
- なお、もしも運悪くドッペルゲンガーに遭遇してしまった場合は、どういう言葉でもいいのでそのドッペルゲンガーを罵倒すれば助かるという。
アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンや芥川龍之介、帝政ロシアのエカテリーナ2世等の著名人が、自身のドッペルゲンガーを見たという記録も残されている。
[編集] 自己像幻視
医学においては、Autoscopy[2](AS 自己像幻視)といい、例えばスイス・チューリッヒ大学のピーター・ブルッガー博士などの研究によると、脳の側頭葉と頭頂葉の境界領域に脳腫瘍ができた患者が自己像幻視を見るケースが多いという。この脳の領域は、ボディーイメージを司ると考えられており、機能が損なわれると、自己の肉体の認識上の感覚を失い、あたかも肉体とは別の「もう一人の自分」が存在するかのように錯覚することがあると言われている。カナダ・マギル大学のワイルダー・ペンフィールド博士がおこなった実験によって、正常な人でも、ボディーイメージを司る脳の領域に刺激を与えると、肉体とは別の「もう一人の自分」が存在するように感じられることが確認されている。ドイツ・アーヘン大学のクラウス・ポドル博士は、自己像幻視は脳腫瘍に限らず、偏頭痛が発生する原因となる脳内の血流の変動による脳の機能の低下によっても引き起こされるとしている。
しかし、これらは依然、仮説の域を脱していない。「第三者によって目撃されるドッペルゲンガー」の事例もあり、上述の脳の機能障害では説明できないケースが認められる。いずれにしろ、しばしばオカルト的な捉え方をされる場合もある。
[編集] ポピュラー・カルチャーの中のドッペルゲンガー
ドッペルゲンガーは、サイエンス・フィクションやファンタジー小説などにもよく登場する。そこでは、不埒な目的のために、特定の人や生き物になりすますシェイプシフターとして描かれている。また、前述の民間伝承にある「死の予兆」を反映させて、なりすました人物を殺害して、周囲の人に知られずにすりかわるというものも存在する。ただし、ドラえもんのように、同一人物がタイムトラベルによって、同じ時間軸で存在するのはドッペルゲンガーと呼ばれる事はない。また、科学的なクローンも、同じく当てはまらない。
1990年代に流行したテレビドラマシリーズ、ツイン・ピークスにもドッペルゲンガー現象が描かれている。
[編集] 文学
- ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』
- ウラジミール・ナボコフの『ロリータ』
- フョードル・ドストエフスキーの『分身』
- メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』
- エドガー・アラン・ポーの『ウィリアム・ウィルソン』
- ロバート・ルイス・スティーヴンソンの『ジキル博士とハイド氏』
- オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』
- J・R・R・トールキンの『指輪物語』
- スティーヴン・キングの『ダーク・ハーフ』
- ポール・オースターの『ニューヨーク三部作』
- チャック・パラニュークの『ファイト・クラブ』
- H・H・エーヴェルスの『プラーグの大学生』
- 書物の王国=編『分身』
- マイケル・リチャードソン=編『ダブル/ダブル』
- 村上春樹の『スプートニクの恋人』
- 平井和正の『地球樹の女神』
- ジョン・ミンヒの『ルーンの子供たち』
[編集] 映画
テレビドラマの映画化は、#テレビドラマを参照。
- アンドレイ・タルコフスキーの『惑星ソラリス』
- アルフレッド・ヒッチコックの『見知らぬ乗客』
- デヴィッド・クローネンバーグの『戦慄の絆』
- スタンリー・キューブリックの『シャイニング』、『アイズ・ワイド・シャット』
- クシシュトフ・キェシロフスキの『ふたりのベロニカ』
- ブライアン・デ・パルマの『ボディ・ダブル』、『スネーク・アイズ』
- スティーブン・ソダーバーグの『ソラリス』
- デヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』
- ポール・バーホーベンの『トータル・リコール』
- 黒沢清の『ドッペルゲンガー』
- アヴィ・ネッシャーの『ドッペルゲンガー/憎悪の化身』
- 柴田一成監督、清水崇監修の『もうひとりいる』
[編集] テレビドラマ
- ツイン・ピークス
- ウルトラマンコスモス
- 仮面ライダーシリーズ
- 仮面ライダーアギト
- さそり座が十字架状に並んだ時、さそり座の人間達が、自分と同じ姿の人間を目撃し、次々と謎の自殺を遂げていく。
- 仮面ライダー龍騎(仮面ライダー龍騎 ハイパーバトルビデオ 龍騎vs仮面ライダーアギト)
- 仮面ライダーアギトと同じ姿をした悪のバーニングフォームが登場。
- 仮面ライダー555(仮面ライダー555 パラダイス・ロスト)
- スマートレディが園田真理の姿になっている。
- 仮面ライダー剣(仮面ライダー剣 超バトルビデオ ブレイドVSブレイド)
- アンデッドの1人が剣崎一真に擬態。
- 仮面ライダーカブト
- 人間に擬態する能力を持つ地球外生命体・ワームが登場する(仮面ライダーディケイドでも同様の設定でワームが登場)。
- 仮面ライダーアギト
- ブルーもしくはブルー
- 関ジャニ∞青春ドラマシリーズ ダブル(複体)
- 上を向いて歩こう〜坂本九物語〜
- 木曜の怪談 怪奇倶楽部
- この作品ではCGで滝沢秀明が2人になった。
[編集] 漫画・アニメ
- 地獄先生ぬ〜べ〜
- HUNTER×HUNTER
- ロザリオとバンパイアseasonII
- スプリガン
- ボーマン教官(主人公に戦闘技術を教えた人物)。もう一人の自分を作り出す「二重身(ドッペルゲンガー)」という特殊能力を持つ。
- モノクローム・ファクター
- あさりちゃん
- 劇場版クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!
- 学園アリス
- 黒神
- CLANNAD
- NEEDLESS
[編集] ゲーム
- コナミの『悪魔城伝説』
- カプコンの『レッドアリーマーII』
- 『魔導物語』・『ぷよぷよ〜ん』
- 『カスタムロボV2』の偽主人公
- アスキーの『moon』
- 『ラグナロクオンライン』のBOSS
- 『.hack//G.U.』
- 架空のオンラインゲーム「The World R:2」に、プレイヤーの影として登場。
- 『ファイナルファンタジーII』
- 『デビルメイクライ3』
- ボスのひとつとして、またそれを倒すと得られるスタイルアーツとして登場。
- 日本ファルコムの『ソーサリアン』
- データイーストの『デスブレイド』
- ベホロイ。プレイヤーキャラクターの外見や技を完全にコピーし、オリジナルを上回るポテンシャルを発揮する強敵として描かれている。
- コナミの『メタルギアソリッド4』
- リキッド・オセロット。オセロットは、自らへの薬物投与と自己暗示によって、リキッド・スネークのドッペルゲンガーとして振る舞っていた。
- 大宮ソフトの『カルドセプトDS』
- 同社の『カルドセプト』『カルドセプト エキスパンション』『カルドセプト エキスパンション・プラス』にも登場する。
- 『テイルズウィーバー』
- ソニーの『ワイルドアームズシリーズ』
- 『MU -奇蹟の大地-』にクエストとして登場
- ナムコの『スプラッターハウス』
- ミラーリックと言う名前で登場し、鏡のステージで本物のリックに襲いかかってくる。
- ブローダーバンドの『プリンス・オブ・ペルシャ』
- シャドーマンと言う名前で登場し、攻撃すると自分にダメージがあり、倒してしまうとゲームオーバーという仕様になっている。