ストライダー飛竜
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『ストライダー飛竜』( - ひりゅう)とは、1989年3月7日に稼動開始した、カプコンのアーケード用の横スクロールタイプアクションゲームである。日本国外でのタイトルは『Strider』。
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[編集] ストーリー
西暦2048年。世界を支配する冥王「グランドマスター」を討たんと、酷寒のキエフ帝都に一人の男が降り立った。
彼の名は「飛竜」。古来、歴史の裏で常に暗躍してきた戦闘・諜報のプロフェッショナル集団「ストライダーズ」に所属するエージェントであり、最年少で特A級ストライダーの資格を持つ最強の暗殺者である。
極限まで鍛え抜かれた体術と、プラズマエネルギーによってあらゆる物を切断する光剣「サイファー」を武器に、飛竜はシベリアを、アマゾンを、そして冥王の本拠地「第三の月の都」を駆け抜ける。
[編集] 解説
近未来SF+忍者、悪の帝王に挑む暗殺者という、世界観・ストーリーが特徴的。パッケージのイラストは本宮ひろ志プロダクションが担当している。
急斜面を高速で駆け下ったり、空中で反重力装置に振り回されながら戦ったりといった斬新かつ大胆なアクション、ステージ間デモでの独特の言い回しを持つ無国籍な掛け合い、1面あたりに3~4曲ほどの音楽が用意され場面ごとにめまぐるしく変化するBGM[1]など、演出面に大きく力が入れられており、後進にも大きく影響を与えた一方で、ゲームとしてはパターン色 が強く、またプレイヤーキャラ(飛竜)の性能が非常に強いため、ゲームを大味なものにしている感がある。
1999年、カプコンより続編『ストライダー飛竜2』が発売された。また、1996年にはミッチェルで本作の企画者(四井浩一=ISUKE)による同様のゲーム内容を持つ作品『キャノンダンサー』が発売されている。
[編集] システム
ボタン1でサイファーを振る。サイファーは連打が可能であり、歩きながら振ることも可能。低位置にいる敵に対してはしゃがんで振らなければ攻撃が当たらない。ボタン2でジャンプする。ジャンプの飛距離は調整できない。ジャンプ中もサイファーによる攻撃が可能で、地上と変わらず連打できる。ジャンプ着地時、飛竜の足に小さな攻撃判定があり、敵を踏み倒す事が可能(狙ってやるのは難しい)。
壁に向かってジャンプすると、壁に張り付くことができる。この状態でレバーを壁の逆に入れると、壁を掴んだまま逆側に攻撃が出来る。レバーを逆に入れたままジャンプすれば、壁から更に高い位置にジャンプできる。ジャンプボタンを押したまま壁に着く前に逆側に入れると、壁をキックしてジャンプできる。このテクニックを利用し、壁に挟まれた狭い空間を連続して駆け上がっていく操作を使わなければクリアできない場所が数多くある。また、天井に張り付くこともできる。斜めジャンプ中に天井を通過するか、垂直ジャンプにより張り付ける。天井に張り付いた状態でレバーを左右に入れると、そのまま天井を伝って移動可能。レバーを下に入れるか、ジャンプボタンを押すか、敵からダメージを受けるまで天井から離れることはない。天井に張り付いている間も攻撃は可能だが、地上にいる時に比べると連射速度が下がる。
ライフ制+残機制+時間制となっている。ダメージを受けた後は一定時間無敵状態となり、ライフゲージがなくなると消滅して1ミスとなる。ミス後はエリアの進行状況に応じて特定の場所まで戻される。この際、パワーアップは全て消滅するため、ミスをしたエリアによってはクリアが辛くなる場合がある。時間がなくなると無条件で1ミスとなる。時間はエリア内の特定のポイントを通過すると一定量増加する(大抵の場合、音楽が変わる場所が、そのポイントである)。この他にも、自分自身が画面の外に出てしまう状況になると、強制的に1ミスとなる。主に地面のない場所への落下、自動スクロールに追従しない乗り物に乗った場合が挙げられるが、例外的にスクロールしない画面外に自身で移動した場合もミスになってしまう(ジャングル面や最終面であるバグ技を使うと発生する)。
ライフは設定により変えられるが、初期値は3。特定のアイテムを取ることで、最大値を5まで増やすことができる。回復アイテムは1回復と全回復の2種類。最大値を増やすアイテムは「竜」の文字、1回復は「飛」の文字、全回復は「飛竜」の文字になっているため、見た目で判断できる。アイテムは決まったポイントに設置されているため、運に左右せず攻略を立てることができる。
[編集] 武器
- プラズマ光剣 「サイファー」
- 非常に長い射程(前方2mくらい?)と、異常な連射速度(最速で連射すれば前方に攻撃判定を出しっ放しに出来る)を誇る、飛竜のメインウェポン。射程のパワーアップアイテム(剣の形のアイテム)があり、それをとるとさらに射程が長くなる(4mくらい?)。ザコ兵は一振りでまっ二つにする。光剣であるが、いわゆるビームサーベルではなく、実体の剣身を持っており、それがプラズマを纏うことで光剣となる。
- キノコ型ロボット(オプション A)
- 最大2体までつけることができる、いわゆる「オプション」。通常は飛竜の周りを周回し、リング状のビーム(?)を飛竜の向いている方向に発射する。通常弾(丸いドットで表される)は弾いて防御することができるが、2体付けていても間を抜けてくる弾があるので過信は禁物。画面内に敵が現れると自動でつきまとい、ダメージを与え続ける。
- ジャガー型ロボット(オプション B)
- 自律行動型サポートロボット。全自動で敵につきまとい、ダメージを与え続ける(プレイヤーからの指示は出せない)。3面の空中面では、飛竜についてこられずに画面下でジャンプし続けるなど、お茶目な面を見せることも(そのまま置いてけぼりになってしまう)。出現条件があり、キノコ型ロボットを2体つけた状態で、規定場所のカプセルを破壊することで登場する。ジャガー型ロボットが登場するとキノコ型ロボットはどこかへ消えてしまうが、ダメージを1発でも受けるとジャガーが消え、キノコが2体戻ってくる。
- タカ型ロボット(オプション C)
- 一定時間飛竜の上空を旋回し、上方の敵を撃破する。追尾はしない。かっこいいがあまり役に立たない。
[編集] 移植
日本国内で発売されたもののみ挙げる。
- ストライダー飛竜(メガドライブ用、セガより1990年9月29日発売)
- ストライダー飛竜(X68000用、カプコンより1992年発売)
- ストライダー飛竜(PCエンジンアーケードカード用、NECアベニューより1994年9月22日発売)
- ストライダー飛竜1&2(1と2のカップリング、プレイステーション用、カプコンより2000年2月24日発売)
[編集] 漫画作品
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角川書店『コミックコンプ』1988年5月号(創刊号)から同年10月号まで、ファミコン版に用意されていたストーリーをベースにコミカライズ作品が連載された。作画は和田たつみ。時系列はアーケード版の数年後、飛竜がストライダーズを引退した後の物語となっている。飛竜以外のストライダーが多数登場するなど、ストライダーズのディティールが明らかとなった。しかし最終的に国内でのファミコン版発売は中止となり、海外のNESのみでの発売となった。
[編集] その他のゲームへの出演
- ストリートファイターZERO2
- ケンステージ(フロリダ湾)の背景に飛竜の姿が確認でき(仮装の可能性有り)、スーパーコンボが発動するとぬいぐるみを投げ上げる。
- MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES
- MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES
- SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ全シリーズ(トレーディングカードゲーム版も含む)
- NAMCO x CAPCOM
この他、開発中止になった『カプコンファイティングオールスターズ』にも登場する予定であった[2]。
[編集] 脚注
- ^ 業務用で多く出回ったバージョンでは、3面と5面の曲などが全て1面冒頭の曲に差し替えられている。後期に出回ったバージョン、メガドライブ、X68000などで発売された家庭用版ではサウンドトラックに収録された曲が使用されている。
- ^ 以下の外部リンク先を参照。GAME Watch『JAMMAショーに先がけて公開!「CAPCOM新作対戦格闘(仮称)」』


