ロストワールド (ゲーム)
| ジャンル | アクション |
|---|---|
| 対応機種 | アーケード[AC] メガドライブ[MD] PCエンジン[PCE] プレイステーション2[PS2] |
| 開発元 | AC:カプコン |
| 発売元 | AC:カプコン MD:セガ PCE:NECアベニュー PS2:カプコン |
| 人数 | 1人~2人 |
| メディア | AC:CPS-1 MD:ロムカセット PCE:SUPER CD-ROM2 |
| 発売日 | AC:1988年12月 MD:1989年11月21日 PCE:1992年3月27日 PS2:2006年3月2日 |
| 価格 | MD:6,000円 PCE:7,980円 |
『ロストワールド』 (Lost Worlds) は1988年にカプコンから稼働されたアーケードゲームである[1]。ジャンルは、多方向強制スクロールのシューティングゲーム。日本国外版のタイトルはForgotten Worlds。
目次 |
世界観 [編集]
本作のストーリーは、ダストワールドと呼ばれる廃墟の世界に現れた青いコスチュームの白色人種風の1P、赤いコスチュームの黒色人種(髪型はモヒカン)風の2P、二人の超戦士が、文明を滅ぼした破壊神・天帝バイオスに戦いを挑むというものである[1]。全9ステージはダスト・ワールド、ピラミッド・ワールド、天空界の三世界に大別され、8邪悪神と天帝バイオスが超戦士を待ち受ける。
非常に細かい部分にまで設定が行き届いており、雑魚からボスに至るまで全ての登場キャラに名前が存在するのだが、 何故か主人公の二人にだけは名前がつけられていない[1]。 そのため他作品に登場する時は「超戦士」「名も無き超戦士」「名無しの超戦士」などと呼ばれ、さらにその後ろに「1P」「2P」と付け、性能差のある二人を区別して呼ぶことがある。ちなみにメガドライブ版の広告チラシでは1Pが「名無しの超戦士」、2Pが「モヒカン野郎」となっている。
本作の話の流れは、ステージ間に挿入される台詞入りの静止画アイキャッチで説明される。その際、開発スタッフによる台詞の朗読音声が挿入されるのだが、「パラメシウムごときで俺を止めることはできん!」「クレオパトラとのデートが台無しだぜ!」[1]といったセンスある独特の文面に比べ、その朗読の演技があまりに稚拙な棒読みだったため、そのギャップがゲーメストなどのゲーム専門雑誌で頻繁にネタにされていた[要出典]。『NAMCO x CAPCOM』では、大塚明夫と玄田哲章が声をあてている。
ゲームシステム [編集]
8方向レバーと1ボタン(ローリングスイッチ)で自機を操作する。残機無しのライフ制。自機はサテライトと呼ばれる子機を一機従えている。サテライトは、特殊弾による攻撃や、敵弾に対する防御に用いられる。敵を倒すと出現する通貨・ゼニーを集め、ステージ内にあるショップで装備を購入してパワーアップしつつ進行する。二人同時の協力プレイが可能[1]。
ローリングスイッチ [編集]
本作には、ボリュームレバーとボタンスイッチを組み合わせた独自の入力デバイス『ローリングスイッチ』が導入されている。大きさは直径5cm・高さ2cmほどで、上部には指を置くための3つの窪みが付いている。ボリュームを左右に回転させることによりショット方向を360度、16方向に動かし、スイッチを押し込むことで攻撃を行う[1]。
- ローリングスイッチを押す - ショット(フルオート連射)
- ローリングスイッチ連打 - メガクラッシュ(自機の耐久力を消耗して画面上の全ての敵にダメージを与えるボンバー)
- ローリングスイッチを押しながら回す - ショット方向の回転。サテライトは自機との相対位置を固定したまま、その場で自転する。
- ローリングスイッチを押さずに回す - ショット方向の回転。サテライトは自機の周囲を公転する。
なお、自機とサテライトは常に同じ方向を向く。
攻撃とパワーアップ [編集]
攻撃は自機による通常のショットと、サテライトから発射される特殊ショットによって行われる。上述のとおりショップでアイテムを購入することでパワーアップが可能であるが、プレイヤー自身に対する攻撃力、防御力の向上アイテム、体力回復アイテムなどだけではなく、サテライトについても、武装を購入する形でのパワーアップが可能である。敵を追尾するミサイルやビーム、ワイドショット、壁で跳ね返るバウンドショットや火炎放射器など、11種類の武装が用意されている[1][2]。
解説 [編集]
- 同社開発の業務用システム基板CPシステム用ソフトの第一弾である。BGMは河本圭代が作曲している。
- 1980年代中期から末期にかけてのアーケードゲーム業界には、特殊なインターフェースを採用した作品が数多くリリースされたが、本作のローリングスイッチはその中でも取り分け異色の存在であり、発売当初から話題を集めていた。しかし、ボタンの根元に大きく負担がかかる構造だったために故障が頻発、そのため以降の作品にこのデバイスが採用されることはなかった。1994年に同社が発売した『アルティメット エコロジー』には、サブボードでローリングスイッチに対応するバージョンも制作されていたが、実際に出荷されたのは3ボタンバージョンのみだった。
- 旧バージョンと新バージョンの2種類の基板が存在している。旧バージョンはバウンドサテライトとバルカンサテライトの威力が入れ替わっており、新バージョンは一部敵の耐久力や攻撃パターンが変化している。
移植 [編集]
- 容量の関係でアーケード版と異なる部分があり、ステージが2つカットされているほか、ボイスがなかったり、文字がカタカナであるなどの違いがある。またメガドライブにはスタートボタンの他にA,B,Cの3ボタンがあるが、2ボタンで時計回り、反時計回りにサテライトを回転させ、残りの1ボタンがショットとなっている。6ボタンパッドでプレイする場合は、MODEボタンを押しながらソフトを起動させ3ボタンパッド互換モードにしないと、1面開始デモ終了直後に強制的にゲームオーバーになる。
- セガ・マスターシステム版『フォゴットンワールド』(1990年発売 セガ)
- 海外のみで発売。一人プレイ専用でステージ数も少なくなっている。2ボタンの為ショットは常にオート連射でサテライトの移動は公転のみ、両ボタン同時押しでメガクラッシュが発動。
- PCエンジンのSUPER CD-ROM2で発売。PCエンジンのノーマルパッドの2ボタン仕様による操作性の関係で、本作はボタン数を3つに増設した「アベニューパッド3」とのセットで発売された。2人同時プレイはカットされたものの、ゲーム内容はアーケード版をほぼ忠実に再現した移植となっている。
- CD-ROMの大容量を活かし、メガドライブ版ではカットされたステージやボイスなどがそのまま再現されているほか、BGMは生音によるアレンジしたものが収録された(セガの『カルテット』などのサウンドコンポーザーとして有名な林克洋が担当[3])。また、ゲーム中のボイスによる台詞の朗読を、アーケード版のカプコン社員のものと、新規に録音されたプロの声優によるものとをオプションで選択可能となっている。
- 余談だが、本作は発売までにメディア媒体が、Huカード、PCエンジンスーパーグラフィックスへの対応(2人同時プレイが可能になる)、SUPER CD-ROM2と紆余曲折し変更され、移植の制作の発表から発売までに2年以上の時間を要した。
- PlayStation 2版『カプコン クラシックス コレクション』(2006年3月2日発売 カプコン) - 「フォゴットンワールド」を収録。
関連作品 [編集]
- クイズゲーム『アドベンチャークイズ カプコンワールド』及び『アドベンチャークイズ カプコンワールド2』に「名無しの超戦士」として登場。
- MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES - スペシャルパートナーとして名無しの超戦士1Pが登場。
- SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズシリーズ(トレーディングカードゲーム版も含む) - 1作目と2作目のアクションカード「メガクラッシュ」にP-38&名無しの超戦士が登場。又、1作目のみゲーム中にある施設「ロストワールド」のカードの店員にシルフィー、置物としてダストドラゴン[4]があり、1作目と2作目に『フォゴットンワールド』の名前が由来のオリジナルキャラクター[5]が登場する。
- NAMCO x CAPCOM - 名無しの超戦士1P、名無しの超戦士2P、取引役のシルフィーがプレイヤーキャラクターとして登場。
- セクションZ
- サイドアーム