ドラゴンボール

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ドラゴンボール』 (Dragon Ball) は鳥山明による漫画作品とこれを原作とするアニメ作品のシリーズ、及びこれらの作中に登場する架空の道具の名称。

本項はこのうち漫画作品と関連作品全般について述べる。


注意以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概説

本作は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1984年51号から1995年25号までの間、全519話が連載された。タイトルの正式表記は『DRAGON BALL』。各話数はそれぞれ「其之○○」という通し番号になっており、数字は漢数字で表される。

単行本は集英社より新書版で全42巻、一回り大きなA5版でカラーページと追加描き下ろしが収録された完全版全34巻が発行されている。

七つ集めるとどんな願いでも叶う玉・ドラゴンボールを軸に、ライバルや凶悪な敵との闘いを通して、主人公孫悟空とその仲間や家族の成長を描く漫画で、孫悟空の少年時代から最終回までに作中で35年以上の歳月が流れる。

初期は冒険要素が強いが、後期になると格闘要素の色合いが濃くなった。

[編集] ストーリー

七つ集めれば、どんな願いでも一つだけ叶えてくれる「神龍(シェンロン)」を呼び出すことができる、ドラゴンボール。それに関わる様々な冒険物語で、人里はなれた山奥に住む尻尾の生えた少年・孫悟空がドラゴンボールを求めて西の都から来た少女・ブルマと出会うところから物語は始まる。

やがて亀仙人の下で修行し、天下一武道会レッドリボン軍ピッコロ大魔王等との闘いを通じてたくましく成長した悟空は、兄ラディッツにより、自分が惑星ベジータ出身の戦闘民族サイヤ人であることを知らされる。その後サイヤ人の王子ベジータと死闘を繰り広げ、永遠のライバルとなる。さらにサイヤ人をも支配する宇宙の帝王フリーザナメック星で激突、伝説の超サイヤ人に目覚める。

地球帰還後、未来から来た少年トランクスから、かつて悟空が少年時代に壊滅させたレッドリボン軍の生き残りである博士ドクターゲロの存在、彼が作り上げた2体の最強の人造人間が3年後に現れること、その脅威、そして悲惨な未来を知らされる。悟空をはじめとする戦士達はそれらを未然に防ぐのではなく、戦うことを選択。 しかし事態は未来のトランクスが知っている歴史とは大きく違うものとなり、トランクスさえ知らなかった人造人間16号・19号・20号(ドクターゲロ本人)、さらにはドクターゲロのコンピューターが作り上げた生命体セルが登場。 悟空はこの戦いで命を落とす。

その後主人公は成長した孫悟飯に変わる。悟飯は平和な学園生活の最中、宇宙最強最悪の生命体魔人ブウとの宇宙存亡をかけた戦いに巻き込まれていく。

[編集] 背景

[編集] 連載開始までの経緯

『ドラゴンボール』は連載が始まるまでに様々な紆余曲折があった。当時連載中であった『Dr.スランプ』のアイディアが尽きかけていた鳥山は連載を終わらせたがっていたが、読者アンケートが良好であったため終了しにくかった。「すぐに次の連載を始めること」という編集部の条件の下、『Dr.スランプ』の連載を終えた鳥山は、以前に描いた二つの読み切り作品『騎竜少年(ドラゴンボーイ)』(「フレッシュジャンプ」1983年8月号・10月号)と『トンプー大冒険』(「週刊少年ジャンプ」1983年52号)が好評だったことを受け、次の連載はこの2つの作品の特徴である中国風の世界観と、「カンフー映画」の要素を更に膨らませたものにしようと考えた。そうして生まれたのが『ドラゴンボール』である[1]。実際、『騎竜少年』と『トンプー大冒険』には初期の『ドラゴンボール』の雰囲気が色濃く感じられ、その原型とも言える作品である[2](両作品とも『鳥山明○作劇場VOL.2』に収録)。

当初は鳥山版『西遊記』を目指しストーリーを進めようとしていたため、初期稿では主人公の孫悟空は猿の姿をしていた。しかし、第二稿(西部劇、ウェスタン風)、第三稿(現行の『ドラゴンボール』にかなり近い設定)と変更が加えられ、最終的には『西遊記』の要素は孫悟空の名前やしっぽ、いくつかのエピソードのみにその名残を留めるのみとなった[3]。また、タイトルは『燃えよドラゴン』から取られている[4]

[編集] 連載終了までの経緯

連載開始前からアニメ化が内定、5週連続カラーという大々的な扱いで始まった本作だが、先の展開が読めないギャグ路線は、人気が芳しいものではなかった。担当の鳥嶋に「主人公が地味だ。だから人気がないんだ」と指摘された鳥山は、以後「強さを追い求める主人公」というテーマを作品に持たせることになる[5]。その発想から天下一武道会が始まり、主人公孫悟空のキャラクターも確立され、人気を獲得する。

鳥山自身は、当初マジュニアとの決着をつけたところで物語の終了を考えていた(連載終了後のインタビューでは、「ピッコロ大魔王編が描いていて一番楽しかった」とも語っている)[5]。第23回天下一武道会編は、悟空の成長、成長したチチの参戦と結婚、天津飯との決着等それまでの総決算的内容が多かった。しかし、当時すでにアンケートで不動の1位であった『ドラゴンボール』の終了を編集部がそう簡単に認めるわけもなかった。そのため、鳥山は当初の予定を変更しフリーザとの戦いで最後にする事にした。これにより、悟空の出自などが描かれることとなった。

だが、フリーザ編が佳境になる頃には、『ドラゴンボール』の人気および経済効果はそれ単体で一大産業と呼ばれるまでに拡大しており、また規模も国際的なものに発展していた。その一方で、人気と経済効果の大きさゆえに鳥山や編集部の意向だけでは本作の連載の有無をコントロールすることが不可能な状態になってしまうという巨大なかつてない規模の漫画作品となっていた。集英社にしてみても、自身は言うに及ばず、この作品に関連したビジネスを行っている企業の業績や株価へ与える影響を考えた場合、もはや鳥山の意向も二の次にして、とにかく物語を連載させ続けなければならない、終わらせてはならないという状態であった。

本作の終了については、鳥山の強い要望によるものであったとはいえ、最終的には関係各社のトップ級会議などの調整や各社の上層部による経営判断すらをも必要とし、関連企業の業績への影響を最小限に抑えるべく様々な配慮を行い、その上でようやく連載を完結終了させるという、日本漫画史上でもある意味前代未聞の事態となった[6]

こうした背景もあって、結局『ドラゴンボール』は約10年間に渡る長期連載となった。最終回はまだ新たな展開を思わせる形で終わっているが、最終ページで鳥山本人が完結の経緯を説明するなど、最後まで波乱含みの展開であった。

[編集] 近年の漫画誌における展開

連載終了から暫くは、「もうドラゴンボールは描きたくない」とインタビュー等で語っていた[7]鳥山だが、2002年にアメリカ版『SHONEN JUMP』(VIZ Media)でのインタビューにて、「(週刊連載は)辛かったが、今はドラゴンボールを最後まで描き切って良かったと思っている。でなければ、ここまで長くみなさんに愛される作品にはならなかったでしょうから」と語っている。そうした心境の変化からか、近年は『ネコマジン』等の短編作品にパロディとして本作のキャラクターがよく登場するようになった。

また2006年9月には『超こち亀』(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』連載30周年記念本)に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とのコラボレーション漫画、『こちらナメック星ドラゴン公園前派出所』が掲載。

同年12月には『ONE PIECE』と本作のコラボレーション漫画『CROSS EPOCH』(週刊少年ジャンプ2007年04・05合併号、2006年12月25日発売)を発表した。ちなみに『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎は、鳥山明と『ドラゴンボール』のファンの一人である。

[編集] その他

アニメ版では、アニメ進行が原作進行を追い抜かないようすることも兼ねて、原作で語られなかったアニメオリジナルのスピンオフストーリーが多く手がけられた。 ただし、鳥山自身は『ドラゴンボール』世界のかなり多くの詳細設定を頭の中に描いていたことを明らかにしている。しかし「説明臭くなるから描きたくなかった」とのことで、18号とクリリンの恋愛劇なども頭の中には出来上がっているが「恥ずかしい」という理由で作品にはしなかったという[8]。鳥山が頭に描いていた構想と、鳥嶋和彦・ジャンプ編集部・アニメスタッフ等が考察し鳥山に進言したりして出来た、各キャラクターの裏設定については、ドラゴンボールの登場人物を参照。

一方で、悟空の父・バーダックパイクーハンを初めとするアニメオリジナルの人気キャラクターも生まれ、バーダックにいたっては原作版でもフリーザの回想シーンで登場を果たした。

[編集] 歴代担当編集者

初代担当 鳥嶋和彦(とりしま かずひこ)
前作『Dr.スランプ』からの担当編集者で、23回天下一武道会終了まで担当。『Dr.スランプ』のDr.マシリトのモデルとして有名。ラブコメ好きで、『ドラゴンボール』でも悟空とブルマを恋愛させようとして、ラブコメが苦手な鳥山は困惑していた[9]。担当を外れた後もチチ、ランチ、天津飯などの作中の扱いが、自分の思惑と大きく違ってた事もあり、あまりに酷いと判断した時はアドバイスを続けた(例えば人造人間19号、20号登場時に鳥山に電話し「ジジイとデブじゃないですか」とケチをつけ、仕方なく17号、18号を出したら「今度はガキですか」と言い放ったなど)[10]
二代目担当 近藤裕(こんどう ゆう)
ラディッツ登場から完全体セル登場まで担当。少女誌で実績を上げ、「週刊少年ジャンプ」移籍後いきなり鳥山の担当になった。冷静沈着な性格で、少女誌にいた経験から、常に女性読者を意識したアドバイスを心がけ、ベジータやトランクスの登場で女性ファンが急増した。前述の理由で鳥山がセルを出したところ「かっこ悪いですよ。もちろん変身しますよね。」と言われ、第2形態にすると「今度の奴、馬鹿みたいじゃないですか、早く完全体にしましょう。」と言われたので「完全体セルは近藤さん好みのかっこいいキャラにした」と鳥山は述べている[10]。また鳥山が画集表紙用に気合を入れてドラゴンのウロコを一枚一枚塗った渾身のイラストを、表紙としてのインパクトに欠けるという理由で全て描き直させた[11]。ちなみに口癖は「ぜんぜん駄目」らしい。(『犬マユゲでいこう』より)
三代目担当 武田冬門(たけだ ふゆと)
完全体セル登場から最終回まで担当。上記二人に比べると穏やかな性格なのか、鳥山も比較的自由にやらせてもらっていたようで、特に文句はないようである。また、ミスターサタンに対し「このキャラ良いですね」と言った事により、当初はチョイ役で終わらせる予定だったサタンを、その後も登場させることになったと言われている[12]
鳥嶋はピッコロ大魔王、近藤はフリーザ、武田は魔人ブウのモデルであるという説もあるが[11]、鳥山自身は「あまり意識した覚えは無い」と語っている[13]

[編集] 完全版

『ドラゴンボール 完全版』は集英社より2002年12月から2004年4月まで全34巻が刊行された。番外編『TRUNKS THE STORY -たった一人の戦士-』は34巻に収録されている。

完全版では、最終巻となる34巻で魔人ブウ編の終盤数ヶ所と最終話に鳥山本人が4ページ分加筆している。そのため、先に発売されている通常版と完全版とでは最終話のニュアンスが微妙に変わっており、鳥山が本来込めた意図が完全版ではより明確になっている(「連載終了までの経緯」で触れた、通常版最終話にあった作者による完結の経緯の説明は、完全版では削除されている)。

完全版34巻の追加部分
  • 183頁1コマ目 魔人ブウのカット
  • 184頁6コマ目 ベジータの表情とセリフ変更
  • 185頁 悟空のコマ拡大、ベジータのカット追加
  • 229~231頁 悟空とウーブのやり取り変更
  • 232頁 作者の挨拶がベジータのカットに変更
その他の変更点
  • 原画の紛失により2色カラーの扉絵が一部CGで塗り直されている(其之五、其之八十六)。
  • 其之五の扉絵のブルマのくわえタバコが削除。
  • 巻末に掲載されている扉絵のアオリ文の削除(だが紛失した白黒ページのトビラ絵はジャンプ掲載時のものを使っているため線が荒くアオリ文がそのまま掲載されている)。
  • 完全版25巻91頁3コマ目のセリフが「オレ」から「オラ」に修正。
  • セルゲームの日付が「Mの17日」から「5の26日」に変更。

[編集] 日本及び世界での人気

[編集] 日本での人気

日本での単行本の発行部数は2005年11月の時点での原作は単行本と完全版を会わせて日本国内公表発行部数は1億9000万部[14]、全世界では3億部を超える。[15]日本だけで2億部との報道もある[16]。完全版だけで2000万部を超える[17]。フリーザ編の頃にジャンプの1000票アンケートで815票を獲得する[11]など、ジャンプの看板作品であった。

テレビアニメはシリーズ放映期間11年の内、原作部分のアニメ化作品である『ドラゴンボール』と『ドラゴンボールZ』は平均視聴率20%超を維持した[18]。劇場版映画東映まんがまつり東映アニメフェアの中のメイン作品として17作が製作され、総動員数4900万人を記録した[19]。2003年に発売された完全予約限定生産のDVD-BOXが3万セットを超える[20]テレビゲームは1986年9月にスーパーカセットビジョンでゲーム化されて以降、40本以上発売されている他、フィギュアなどのキャラクターグッズも数多い。カードダスが1995年に20億枚を突破するなど関連商品も大きな売り上げを記録した[21]

完全版・DVD・ゲームが発売された2002年頃から、リバイバルブームが起きている[22]。そのため本作品が連載・放映されていた時期には生まれていない世代でも知名度が高く、2007年に0歳から12歳の子供を持つ保護者を対象にバンダイが行ったお子様の好きなキャラクターアンケートの男女総合では常に上位に入っており[23]、2007年現在新作として放送されていないにもかかわらず児童向けの文房具などのグッズも多数発売されている。 また2005年末より、『ドラゴンボールZ』を収録した全ページオールカラーのフィルムコミックが刊行されている。「漫画全巻ドットコム」を運営する株式会社TORICOによると、2007年度(2007年4月~2008年3月)、漫画全巻ドットコム内約1300タイトルから最も読まれた漫画全巻セットのランキングベスト5になった(海外含む)[24]。また2006年度には東映の版権事業トップににもなった[25]

2002年より発売されているDVDシリーズは総売上140億円を超えるヒットとなり[要出典]、月刊ビデオ・インサイダー・ジャパンの主催するビデオ・オブ・ザ・イヤー2006の最優秀アニメ賞を受賞。月刊DVDナビゲーター主催のDVD・オブ・ザ・イヤー2006」でも、作品はTVアニメ・OVA部門第3位を受賞した。

Oricon Styleが「ヒーローの必殺技といえば何か?」を1000人の中・高校生から40代までの男女を対象にリサーチを行ったところ、かめはめ波が1位となった[26]。 また同アンケートの「漫画史上最強キャラクター」では孫悟空が1位となった[27]。2008年4月、オリコンが行った「今まで面白かったテレビアニメ」のアンケートで1位であった[28]

芸能界にもファンが多い。タレントの中川翔子[要出典]眞鍋かをり[29]香取慎吾[30]。や歌手の松浦亜弥[要出典]次長課長井上聡[要出典]インパルス板倉俊之[要出典]ウエンツ瑛士[29][31]えなりかずき[32] など。また、歌手の和田アキ子もDVDや単行本を買い込んだ[29]山本耕史は、作中のキャラを役作りの参考にしているという[要出典]。 お笑い芸人のR藤本とその相棒であるぴっかり高木はべジータとナッパになりきりモノマネを披露している。 またK-1ファイターのマーク・ハントはK-1グランプリ2001年の大会で金髪に染めてきた。その理由を聞くと「スーパーサイヤ人さ」と答えていた。 フランスの歌手アリゼは、ドラゴンボールに夢中だった。[33]。 その一方、総合格闘家ジョシュ・バーネットは嫌いな漫画の1つとしてドラゴンボールをあげており、ストーリーや設定について辛口なコメントを残している[34]

またドラゴンボールをビジネス論に例えたり[35]、野球の打法に生かすなど[36]、ドラゴンボール関連のものが一般名詞としても使われている。

カヤックのラボ「ブッコミイレブン(BM11)」が提供するアイディア提供サービス「元気玉」[37]が登場。2006年にはサイトの戦闘力を計測する「Web Scouter」(英語版有)がインターネット無料ツールとして登場[38]

また2008年4月現在、有料携帯アニメサイトで、最もアクセスが大きいのは、東映アニメが運営する「ドラゴンボール☆ANIMO」という単体のチャンネルである[39]

[編集] 世界での人気

欧米諸国や東アジア東南アジアオセアニアなどのアジア諸国をはじめ、モロッコトルコなどのイスラム圏に至るまで認知度は高く[要出典]、世界40ヶ国以上でアニメ放映[17]、コミックスが発売され世界中でファンを獲得している。海外の市場規模は欧米での数年間で1兆円以上[要出典]。 米国だけで4000万ドル(約44億円)[16]。アメリカでは、"dragonball" のキーワードが米LYCOS検索ランキングで2年連続第1位を獲得[40]。 また米Yahoo!の検索ランキングでも3位になった[41]。中国や韓国などアジア各国では海賊版が多数出回り、版権元を悩ませている。

フランスでは1987年9月からアニメ版『ドラゴンボール』が放送されるとたちまち人気を博し、最高視聴率は67.5%に達した[42]。1988年にはアニメ雑誌『PIFジャーナル』のテレビフィルムアニメーション部門アニメグランプリ「金のトリュフ賞」受賞、1991年にはTF1局の番組『クラブドロテ』の優秀アニメーション賞第1位、1995年には『ドラゴンボールZ』が再び同賞第1位を受賞した[43]。 また在仏日本大使館が毎年行っている『フランスで最も有名な日本人はだれか』という調査では、鳥山明がトップになることもあった。 原作コミックスは2003年6月時点で1500万部以上発行[44]、フランス語版の完全版も出版されている。 ドイツでは日本には無いハードカバーの豪華版が出版されている。また、少林サッカーカンフーハッスル等で知られる映画監督のチャウ・シンチーは、自身の映画制作において影響を受けたものとして、ドラゴンボールを挙げている[45]ことに加え、ハリウッドによる本作の実写映画にも製作として名を連ねている。

アメリカには1996年に進出したが、日本アニメの地位の低さ及び『Z』に関しては暴力的とみなされた事から当初は大手放送局ではなく、ローカル局で週一回、深夜や早朝5時台での放送を余儀なくされ、インターネット上ではカルト的人気を得ていたものの視聴者数は思うように伸びなかった。しかし1998年ケーブル局カートゥーンネットワークで週5日の放送が始まると、放送直後から爆発的人気を獲得し、局の視聴率記録を塗り替えるまでになった[46][47]。 2002年にはINFOGRAMES(現ATARI)社が欧米でのゲーム化権を獲得、北米開発のソフトが発売されると100万本を超えるヒットとなり、これを機に日本でのゲーム化権を持つバンダイも世界展開を視野に入れたドラゴンボールのゲームソフトを次々に企画、2003年までにはドラゴンボール計27本のゲームソフトの総売上数は日本国内だけでも1150万本を記録[48]。2003年以降もPS2ソフト『ドラゴンボールZ』だけでも2003年時に世界で売上200万本を突破している[48]。 2004年~2006年の3年間では『ドラゴンボールZ2』『ドラゴンボールZ3』『ドラゴンボールZスパーキング!』の3タイトルだけでも売上数は150万本以上[49][50][51]

ATARIは2005年度にはドラゴンボール関連で8500万ドルの売上を記録するなど、ドラゴンボールが収益の柱となっていた[52]。日本でのリバイバルブームのきっかけともなった。 米国のポップカルチャー業界情報会社のICv2の調査によると、2008年初頭に北米で最も注目されたアニメDVDの2位になった[53]

また、アメリカのニールセン・ビデオスキャンの分析データによると、アニメ版ドラゴンボールZ・シーズン1は、2007年のアメリカのアニメDVD売上でトップを記録。 同社の社長は「ドラゴンボールZは絶え間なく増え続けるファンベースを持つ非常に人気の作品です。根強いファンと次世代のファンのおかげで、ドラゴンボールZはアメリカで最も人気のある作品の一つとして君臨し続けます。」と感想を述べた[54] 。 アメリカでのドラゴンボールのビデオ、DVDはこれまでに合わせて2500万枚を売り上げている[55]

ニュージーランドの首都ウェリントンのTSBバンク・アリーナで開催されている、SFとコミックの祭典「アルマゲドン・パルプ・カルチャー・エキスポ」では、「かめはめ波コンテスト」が毎年開催されている。参加者は実際にかめはめ波を出しているかのようなパフォーマンスをし、それを競う大会である。ちなみに、この「かめはめ波コンテスト」は2001年から開催されていて、すでに7年の歴史がある[56][57]

[編集] 構成

次の一覧に記する話数は原作のものである。話数表示は本来原作では其之○○と漢数字で記されているが、ここでは第○話と記す。 物語は大きく別けて三つに分かれており、更に細かく分類すると10の章に分ける事ができる。

詳細はドラゴンボールの世界における年表を参照。

[編集] 第一部

少年時代編 - 第1話~第134話
悟空の少年時代の物語。ブルマとの出会いから始まり、天津飯との対決まで。ドラゴンボールを探す話と「天下一武道会」とが交互に展開される。さらに細かく分類すると次のようになる。
ピッコロ大魔王編 - 第135話~第194話
悟空の仲間であるクリリンや亀仙人がピラフ一味によって蘇ってしまったピッコロ大魔王に殺され、悟空が敵討ちのためにピッコロ大魔王と闘う。3年後には第23回天下一武道会で、後に仲間となるピッコロ大魔王の子供(マジュニア)が現れる。この頃から格闘要素が色濃くなっていく。

[編集] 第二部

サイヤ人襲来編(ベジータ編) - 第195話~第241話
悟空は、満月を見ると大猿に変身する宇宙最強の戦闘民族「サイヤ人」だったことが明らかにされ、地球の戦士達は3人のサイヤ人と闘う事になる。このシリーズで悟空が実の兄:ラディッツとの戦闘で命を落とすが、約一年後にドラゴンボールによって生き返る。悟空の息子・悟飯と後に悟空の永遠のライバルとなるベジータはこのシリーズから登場する。このサイヤ人編から次のナメック星の中盤までにかけて強さの数値化「戦闘力」が頻繁に登場する。またアニメ版ではここから「ドラゴンボールZ」になる。
ナメック星編(フリーザ編) - 第242話~第329話途中
サイヤ人の生き残りであるベジータとナッパによって殺された仲間を生き返らせるため、舞台を地球からナメック星へと移し、宇宙の帝王と恐れられるフリーザ一味とフリーザを裏切ったベジータとの間でドラゴンボール争奪戦を繰り広げる。なお「超(スーパー)サイヤ人」はこのフリーザ編で初登場する。
人造人間編(セル編) - 第329話途中~第420話、番外編
未来からやってきたブルマとベジータの息子であるトランクス(青年)から伝言を聞いた悟空達は、レッドリボン軍の生き残りであるドクターゲロが作り出した人造人間と闘う。このシリーズで悟空だけでなく、ベジータ、悟飯も超サイヤ人となる。セルが登場。そしてラストではセルゲームで悟空が死んでしまい、悟飯がその仇を討った(この闘いで、悟飯は「超(スーパー)サイヤ人2」に覚醒する)。また、419話、420話はシリーズ唯一のアナザーストーリーとなっている。

[編集] 第三部

魔人ブウ編 - 第421話~第519話(最終話)
久しぶりの天下一武道会で悟空たちは界王神から魔人ブウ復活の話を聞き、地球戦士たちはブウを相手に闘う。激闘の10年後、悟空がブウの生まれ変わりであるウーブと共に、修行の旅に出るところで原作は終了する。超サイヤ人3、フュージョン、ポタラが登場。セル編の最後で悟空が死んで息子の悟飯が主人公のような扱いとなったのだが、結局最後はやはり悟空が主人公としての扱いを受けていた。なお完全版では最終回が一部追加されている。

[編集] 作品設定

[編集] 登場人物

ドラゴンボールの登場人物を参照。

[編集] 主な技

ドラゴンボールの技一覧を参照。

[編集] 道具

ドラゴンボールの道具を参照。

[編集] 用語

[編集]

体の中を流れるエネルギーの比喩であり、これを操作して飛行することや、凝縮、放出してエネルギー弾を作ることもできる。“気がゼロになる”事は死を意味するが、逆に致命傷を負っても、気が残っていれば助かる可能性がある。[要出典]気の弱っている者に別の者が気を送ることも可能。また、訓練すれば相手の気の強さや位置を感じることが可能で、数億キロ離れた相手の場所さえ分かってしまう。さらに、気の強さをコントロールすることで気配を隠したり、強さをカムフラージュすることができる。訓練次第でゼロまで下げることができる。気を完全に消した(ゼロまで下げた)場合、肉眼で探すしかない。戦闘に用いる場合、気功波として放つ以外にも、体の一部分に込めることで、攻撃力や防御力を上げたり、気を具現化させて手や体を作ったりと、用法は様々である。敵として登場したキャラクターの大部分は気を探ることができないが、中期であればフリーザ編でのベジータ、後期であればブウ等、パワーアップ時に気を探ることができるようになるパターンも多く、戦闘に関する学習能力の高さを表現したり、知性の高まりの表現としてしばしば用いられる。気の総量の差が強さの差という風に思われているが、気を高めるのと引き換えに大幅にスピードが落ちて、総合的に弱くなったとする表現もあり、力量を測る指針にはなるが絶対的なものではない。

[編集] 気功波

体内の気を体外にエネルギー化して発射する技。孫悟空をはじめドラゴンボールに登場する多くの戦士達が使用する。作中では「エネルギー波」および「エネルギー弾」などとも呼ばれているが、すべて同系統の技である。また、気の使用量により、大きさや威力が異なる。かめはめ波や気功砲のような光線型と、元気玉のような光球型の2種類のタイプが存在し、光線型も先の球が大きければ爆発系、小さければ貫通系と分かれる。光球型は主に爆発型だが稀に貫通型のものもある。他にも変化させて円盤状にしたり、操作したりできるものもある。セル編以降は、一般人にはトリックだと思われていた。

[編集] 戦闘力

スカウターによって気の強さを数値化したもの。強さを表す一つの指標で、サイヤ人編から取り入れられた概念。直接気を感じる技術よりは具体的に力量を著わしているが、その時点で見えている要素でしか計算出来ないために正確性は低い。ごく一部の「気のコントロール」が出来る戦士達は、戦闘時に気を爆発的に高めることで戦闘力を上げる事が出来たり、気を消す事で戦闘力をゼロに近い数値まで下げ、探知されにくい状態にする事が出来る。
スカウターは気を感じることのできなかったフリーザ一味をはじめ、サイヤ人などが使用していた。劇中ではサイヤ人編(アニメではドラゴンボールZ)において、ラディッツが初めて使う。初めて計測した銃を持った農夫の戦闘力は5。戦闘力1500ほどのラディッツからすればゴミのような存在であった。なお、このラディッツの数値もベジータエリート戦士から見れば大したことはなく、例えばベジータの基本戦闘力は18000で、さらに大猿に変身すれば10倍にまで高められると公言している。ちなみにフリーザの戦闘力は530000。この数字は、敵味方とも数千から数万前後であった当時としては強烈なインパクトを残すと共に、フリーザが如何に強いかを読者に示すこととなった。[要出典]このように読者にわかりやすく敵の強さを伝えた戦闘力もその直後からの凄まじいインフレによりを超えてしまい、それ以降はほとんど使われることはなくなった。以降の戦闘力は、物語中では特別な単位は語られていないが、ブウ編において魔導士バビディは上記のものとは異なる「キリ」という単位を用いている。その時の測定によると、超サイヤ人の悟空は「3000キリ」であり、スカウターによる戦闘力数値よりも単位の幅が大きいものと思われる。ただし、これは物語上ではほとんど使われていない。
当時発売されたカードダスやRPGゲームでは「BP(Battle Power)」と表記された。余談であるがカードダスでは人造人間編より廃止され、「DP(Destroit Power=破壊力)」に変更された。

[編集] 魔族

魔界で生まれた種族やピッコロ大魔王のように悪の気を持つ種族。この種族に殺された者の魂は、成仏できずに永久に空中を彷徨うことになる。また、魔族の攻撃は筋斗雲を消滅させる働きも持つ。自身の産み出す卵によって増えるようで、産んだ物と同じ姿とは限らないようである。また、若返ったピッコロ大魔王によって作られた魔族は生まれてすぐでも高い戦闘力を誇った。

[編集] 精神と時の部屋

神の神殿にある修行のための部屋。真っ白な空間が延々と広がっており、広さは地球と同じぐらい。部屋の外に比べて時間の進む速さが極端に緩やかで、この部屋の1年は外の世界の1日に相当する(この部屋で1年過ごしても外の世界では1日しか経っていない)。空気が薄く、部屋の重力は外の10倍、気温は50度からマイナス40度に常に変化する。外界の情報は一切伝わらない(悟飯はセルの気も感じなかった)。孫悟空、孫悟飯、ベジータ、トランクス(青年)、ピッコロ、トランクス(少年)、孫悟天が使用した(悟空は少年時代、初めて部屋に入ったとき、部屋の過酷な環境のために1ヶ月いられなかった)。初登場時から登場する度に幾つかの制限が追加されている。一生のうちに48時間しか使用できず、それを超えた場合は出口の扉が消えて出られなくなる、一度に入室できるのは二人まで、等。しかし、後のシナリオにはこの制限事項と幾つかの食い違いがある。魔人ブウが入った際には4人が入室していた。また、外部の情報は一切伝わらないとされていたが、ピッコロはテレパシーで悟天達と交信できた。作者によると、ブウ編までに、何度か改良されたためとのこと。[要出典]

[編集] 舞台

  • 地球
    • パオズ山
    • カメハウス
    • 中の都
      この都を中心に東西南北に分かれて5つの都市が存在している。
      • キングキャッスル
    • 東の都
      • サタンシティ
        ミスターサタンが生まれ育った町。
    • 西の都
      • カプセルコーポレーション
    • 南の都
    • 北の都
    • パパイヤ島
      天下一武道会会場(武道寺)
    • ペンギン村(Dr.スランプより)
    • 聖地カリン
      武道の神がいるとされる地。
    • マッスルタワー
  • 異星

世界観としては、『Dr.スランプ』や『ネコマジン』の世界が、『ドラゴンボール』のパラレルワールドとして存在していることが、『超こち亀』の打ち合わせで明かされた。

[編集] アニメ

すべて、製作は東映動画(現・東映アニメーション)、放映テレビ局はフジテレビ系列、放映時刻は毎週水曜日19:00~19:30(日本時間)であった。

基本的には原作漫画をそのまま踏襲しているが、一部アニメのオリジナル設定もあり、その最たるものとしてはドラゴンボールはもともとは一つの球で、神殿に飾られていたが人間たちが欲深くなったためにそれを神様が7つの球に分割し、各地に散らばらせたということがアニメ第33話の後半パートで亀仙人の口から語られていた。

『ドラゴンボール(無印とも呼ばれる)』、『ドラゴンボールZ』、『ドラゴンボールGT』の3作が製作されて、TVシリーズ全508話+スペシャル3話+劇場版17作という長期シリーズになった。

いずれも次回予告は、悟空を演じた野沢雅子による「オッス、オラ悟空!」の台詞で始まるのが基本。初期には、たまに崩しとして他のキャラクターの声優が類似したセリフを言うこともあったが、後半になると悟空が登場しない回でさえ、このセリフが登場するまでに浸透した。ちなみに予告の最後は『無印』は悟空の「絶対見てくれよな」、『Z』は悟飯のコメントでしめていた。

ナレーターは一貫して八奈見乗児が務めた。

ドラゴンボール

詳細はドラゴンボール (アニメ)を参照。

1986年2月26日1989年4月19日。全153話。原作のうち、連載開始から2代目ピッコロ大魔王編までの部分のアニメ化に当たる。シリーズ初期は秘宝「ドラゴンボール」を集める冒険活劇だったが、徐々に格闘バトル路線へとシフトしていく。
ドラゴンボールZ

詳細はドラゴンボールZを参照。

1989年4月26日1996年1月31日。全291話 + スペシャル2話。原作のサイヤ人編から原作ラストまでがここに当てはまる。シリーズの中ではもっとも爆発的な人気を博し、人気の面で絶頂を迎えたといえる作品である。タイトルの「Z」には鳥山の「これで最後にしたい」という思いが込められている[58]
ドラゴンボールGT

詳細はドラゴンボールGTを参照。

1996年2月7日1997年11月19日まで、アニメ版ドラゴンボールZの続編としてフジテレビ系で放送された。原作漫画および『ドラゴンボールZ』共通の最終話から5年後の世界が舞台の完全オリジナル作品。前半は初期『ドラゴンボール』のような冒険主体のストーリー構成となっていたが、後半に進むにつれて次第にバトルの色合いが濃くなってきた。本作で作品世界を完結させる最終回を迎える。
劇場版
上記の作品は、東映まんがまつり東映アニメフェアの中の一作品として上映。
その他
約10分の防災ビデオ作品。
  • ドラゴンボールZ あつまれ!悟空ワールド
てれびっこ用ソフトウェアとしてVHS形式でリリースされた。
ファミリーコンピュータで発売された同名作品の攻略ビデオ。
アニメと実写の合成による、悟空と山田邦子の共演。第38回放送(1990年7月18日)。
孫一家が一年の放送をダイジェストで振り返る。1993年12月31日放送。
  • '94新年アニメスペシャル(正式タイトル不明)
毎年正月の朝に放送していた劇場版だが、この年は劇場版の導入部分に悟空とちびまる子ちゃんが映画を紹介するオリジナルアニメが挿入された。
  • お台場冒険王2003「アトム・悟空・ルフィの球体パニックアドベンチャー!」
鉄腕アトム』、『ドラゴンボールZ』、『ONE PIECE』のアニメ3作品と実写の合成によるオリジナル作品。2003年。フジテレビ球体展望室で上映。
  • お台場冒険王2004「両さん・悟空・ルフィの球体パニックアドベンチャーリターンズ」
こちら葛飾区亀有公園前派出所』、『ドラゴンボールZ』、『ONE PIECE』のアニメ3作品と実写の合成によるオリジナル作品。2004年。フジテレビ球体展望室で上映。
鏡像による間違い探し「IQミラーまちがい7」用オリジナルアニメ。2006年3月25日放送。
  • 日本偉人大賞2007 歴史を変えた超エライ人SP』「伝説の最強偉人賞」
聖徳太子卑弥呼武蔵坊弁慶天草四郎の4人の偉人が日本一を賭け戦う『ドラゴンボール』のパロディアニメ。悟空も解説役として登場。2007年4月7日放送。

その他、「ロート子どもソフト」「ドラゴンボールグミ」等 数多くのCM用にアニメが製作されている。そして、ジャンプスーパーアニメツアーで新作アニメーションの上映が決定している。

[編集] ネット局

全シリーズ通して。※印は時差ネット

[編集] DVD-BOX

全三部作となるアニメと劇場版すべてが、DRAGON BOXの名でDVD化された。Z編はVol.1とVol.2に分けられ、それぞれ価格が105,000円と高額であるにもかかわらず6万セットも売れた。[要出典]

[編集] 玩具

キン肉マン消しゴム(略称キン消し)時代の無色タイプのガチャポンフィギュア、ゲーム、カード関連は数え切れぬというほどでているがアマダ(天田印刷工業の愛称。現エンスカイ)、バンダイバンプレストエポック社等高クオリティのフィギュアは珍しい。

97年あたりになり、無色でないフルカラーのガシャポンHGシリーズが発売されたが、そこでしばらく関連商品は停止された。海外ではちょうど放送を始め玩具が充実し一時期スポーンブームと並行して輸入品のフィギュアが、フィギュアショップに並び日本でも売れていた。どれも日本ではとてもこのサイズのフィギュアで発売されないであろうキャラも発売された(亀仙人等)。

コミックスの完全版と平行してテレビゲームがいくつも次々と出され再ブームとなり、コスパ等で大人サイズのTシャツ衣服も各種発売されるほどで、亀仙流等の胴衣関連はとくに人気商品。特に変わった物では、ウーロンの「ギャルのパンティーをおくれ」と願う(作中における、神龍への最初の願い)シーンまで販売されている。掲示板などでも多数紹介。DVD発売では海洋堂制作によるフィギュアも、BOX封入商品、単発版DVD連続購入応募期間限定特典等として販売された。

[編集] ゲーム