タイムボカン

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タイムボカンシリーズ > タイムボカン
アニメ:タイムボカン
原作 タツノコプロ企画室
総監督 笹川ひろし
脚本 鳥海尽三ほか
キャラクターデザイン 天野嘉孝
メカニックデザイン 中村光毅
製作 フジテレビタツノコプロ
放送局 フジテレビ系列
放送期間 1975年10月4日 - 1976年12月25日
話数 61話
テンプレート - ノート 

タイムボカン』(英語表記:Time Bokan)は、フジテレビ系で1975年10月4日から1976年12月25日まで毎週土曜18時30分 - 19時00分に全61話が放映された、タツノコプロ制作によるテレビアニメ。この作品のヒットにより、『タイムボカンシリーズ』が誕生した。

また、BSフジ2012年4月7日から2013年3月30日まで毎週土曜朝8時00分 - 8時30分で放送された。[1]

目次

概要[編集]

本作の企画は、ミニカーを売るためのアニメという発想で、1966年のアメリカ映画『グレート・レース』の影響を受けたカーレースものが源流である[2]1972年頃には「時空を超えた善悪のタイムマシンによるコミカルな競争」という本作の企画が決定。『タイマー大混戦』とタイトルがつけられて、その時点でメカブトンのデザインは出来上がり、15分のパイロットフィルムを制作。このパイロットフィルムは第1話やオープニングに一部流用された。パイロットフィルムでの淳子は金髪だったため、本編では青の髪だった淳子の髪はその流用されたカットで金髪になっている。

タツノコプロでは当時、ハードなアクションものが続いたためギャグものを、ということだったが、ギャグにしてはタイムトラベルやメカの要素などが盛り込まれた本作は、監督の笹川ひろしによると中途半端な印象を与えたといい、スポンサーがつかずに放映決定まで3年を要することになった。主人公の名前は当時の人気アイドルから取られ、野口五郎天地真理から五郎と真理だったのが、放映が決定するまで3年の間、アイドルの人気の変遷から、真理が桜田淳子から取った淳子になっており、放送の決定後、タイトルが『タイムボカン』と改められた。

丹平と淳子及びマージョは2つの山形の隆起がついたヘルメットを常に着用している。この隆起のモチーフは、キャラクターデザインを担当した天野嘉孝によれば、ブラジャーである[3]

マージョ、グロッキー、ワルサーの「悪玉トリオ」には決まった名称は無いが、後年の出版物では便宜上「マージョ一味」と呼ばれている。木江田研究所での会話をあの手この手で盗聴し、丹平達が出た後を追跡し、木江田博士からダイナモンドの場所を聞き出す事を狙う。

当初2クール26話を予定していたが、好評のため2クール、その後さらに1クール延長され、最終的に全61話となった。当初の目的の一つだった木江田博士と中盤で再会するのはその名残である。

ダイナモンド[編集]

本作の探査対象であるダイナモンド(Dynamond)は、「宇宙一高価で、ウラン以上の爆発力を秘める宝石」とされている。名前の由来はダイナマイトダイヤモンド。また、dyna-は「力」を意味する接頭語でもある。

第25話においてマージョ一味はダイナモンドを利用したダイナモンド光線銃で、シャーウッドの森を一瞬にして大爆発させている。そんな力を秘めたダイナモンドだが、正体は隕石。しかも空気に触れる事で力を失ってただの石になっていく弱点があり、最終回で探し当てたダイナモンドも、長年の空気との接触でただの石になってしまった。

なお、常にカットされた宝石で登場しており、原石では出てこない。

また、最終回のサブタイトルは正しくは「ダイモンドを発見だペッチャ」だが、本放送時の番組表では誤植のため「ダイモンドを発見だペッチャ」と書かれていた。

ストーリー[編集]

木江田博士はカブトムシ型タイムマシンタイムボカン」の試運転に出かけたが、行方不明となってしまう。帰ってきたのはオウムのペラ助と世界最高級の宝石「ダイナモンド」だった。木江田博士の孫娘・淳子と博士の助手の丹平はコンビを組み、どこかの時代に消えてしまった博士をタイムトラベルしながら探すが、ダイナモンドを狙う悪玉トリオがその道中で邪魔をする。

その後、木江田博士は現代に帰還し丹平たちと再会する(第27話)。それ以降は、悪玉トリオのダイナモンド入手の阻止や、ペラ助の故郷探しなどの旅をする。

登場人物[編集]

善玉[編集]

丹平(たんぺい)
声 - 太田淑子
本作の主人公。木江田博士の助手として働く少年。中学1年生の13歳。メカに強く、運動神経も抜群であり、博学多才で歴史にも強い。勇敢な熱血漢で純真だが、美少女に弱く、少しおっちょこちょい。淳子、チョロ坊、ペラ助からは「丹平ちゃん」と呼ばれている。破損したタイムボカンを修理することが出来るらしく、台詞の中にもそれを思わせるものがある。親兄弟などの背景は描かれておらず、通学する様子も見受けられないため、人物像としてはタイムボカンシリーズにおいて最も謎が多い主人公。
淳子(じゅんこ)
声 - 岡本茉利 (第34 - 36話は横沢啓子が代役)
本作のヒロイン。木江田博士の孫娘。小学5年生の10歳。博学多才な大和撫子。祖父思いの優しい娘である。面倒見が良くみんなから慕われている。泣き虫だが芯は強い。美少女に弱い丹平を諌めることもしばしば。名前の由来は桜田淳子から。家族は祖父以外は登場せず、小学校に通う様子や丹平以外の交友関係も描かれなかった。また、丹平と共にいつも二つのコブがある独特な形状をしたヘルメットを被りながら、専用のスーツを着ており、最終回まで二人の私服姿を見る事は無かった[4]。27話では歌も披露している。
淳子の代役を務めた横沢は第3話でのゲスト出演がデビュー作となった。
チョロ坊(チョロぼう)
声 - 桂玲子
丹平が作ったロボット。知能は幼稚園児並み。初めはペラ助を敵対視していたが、次第に仲良くなった。動力源は背中のゼンマイ。ただし、ゼンマイが切れても歩行出来なくなるだけで本体は動作可能だが、肝心な時に必ずゼンマイが切れるため、ペラ助並みに丹平や淳子の足を度々引っ張る。体長は低いものの、手足は伸縮可能で、口吻部はガスバーナーになっている。
木江田博士(きえたはかせ)
声 - 槐柳二
淳子の祖父。60歳。世界的な科学者でタイムボカンの試運転に出かけた際にペラ助にタイムボカンを奪われてしまい、第27話で生還するまで消息不明だった。帰還後は丹平たちと冒険に同行し、ダイナモンドを追うものの、時々ダイナモンド調査を丹平たちに任せて留守番することもある。
ペラ助(ペラすけ)
声 - 滝口順平
オウム。博士の消息を知る唯一の存在だが、いい加減な証言が多い。唯一怖いのは妻のオタケさんで、彼女から逃げたい一心でメカブトンを奪った。しかも、かなり食いしん坊であり、シュークリームが大好物。とにかく自由になりたい、もしくは料理を食べたいだけという、とんでもない理由で嘘の証言をして、丹平たちに無駄足を踏ませるほど引っかき回す。後半に入るとマージョ屋敷に潜入し、マージョ一味がダイナモンド探しに出ようとする一部始終を見聞きして丹平たちに知らせることがよくあった。語尾は「〜だペッチャ」。タイトルの読み上げ、次週予告のナレーションも担当。
オタケさん
声 - 遠藤晴
ペラ助の妻。いつも夫・ペラ助をこき使って楽をしていたが、内心は夫を愛している。ペラ助がいなくなった後は博士と共に共同生活をしていた。

悪玉[編集]

マージョ
声 - 小原乃梨子
悪玉トリオの女ボス。30歳。容姿端麗でスタイル抜群。後のこのポジションのキャラクターと違い、ペルソナの類は着用せず常に素顔である。色っぽく、男などを騙し続ける。ダイナモンドの独占を最優先しており、そのためなら如何なる手段も選ばず、とりわけ丹平達に対しては殺意さえ持っているなど、後のシリーズにおける女ボスよりも若干過激な性格。自分の障害となる人物をロケットで放逐したり、第27話では実際に、後のタイムボカン2号となるドタバッタンの元来の所有者である昆虫人を3体も、アルマジロメカの光線で射殺するなど、歴代の三悪史上で唯一殺戮を行った女ボスである。しかし、根は意外と純真でお茶目。最終回ではダイナモンドが空気に触れて石化、腹いせにタンペイ達に最終決戦を挑むも敗れ去り、元の世界に戻った後ショックで発狂してしまう。嫌いなものはヘビ、お化け、ジェットコースター、ネズミ。髪の色は金髪で、腰までかかるロングヘアー。丹平たちと同じく2つの大きな隆起のついたフードを着用している。名前の由来は「魔女」から。なお、小原は第60話ではシンドバットの声も兼任した。余談だが小原がシンドバットを演じた「アラビアンナイト シンドバットの冒険」はタイムボカンとほぼ同時期の放送である(ただし放送終了は一足早かった)。
グロッキー
声 - 八奈見乗児
マージョの手下。25歳。優秀な頭脳を持っており、木江田博士の所で筆頭の助手として働いていたが、実はマージョの命令によりタイムマシンのノウハウを盗むためにスパイをしていた。一味の元に戻った後はメカの開発を担当する。一人称は主に「私」だが、稀に「俺」になる事がある。無類の女子高生好きだが、本心ではマージョと結婚したいと思っており、一味に入った理由もマージョに一目惚れしたからである。逆三角形型の輪郭に足先の長いのような赤っ鼻と大きな出っ歯がトレードマークでワルサーからは「ヒゲらっきょう」と呼ばれた事がある。この容姿の特徴は後のタイムボカンシリーズの三悪の頭脳系キャラ全般に、おおよそは受け継がれている(ボヤッキー等)。名前の由来は、いつもマージョにこき使われてフラフラになる意味の「グロッキー」(正しくは「グロッギー」)から。また、何時の間にかメカを開発するその速度の速さから、「クロッキー」からもきている。他の三悪のこのポジションの中で、彼だけ背が高い為(ジュリーコケマツを除く)痩せのっぽの印象がある。
ワルサー
声 - 立壁和也(現・たてかべ和也
マージョの手下。35歳。語尾に「〜まんねん」と付けるなど関西弁風の台詞を使うが、本当に関西出身かどうかは不明。時々関西弁調の語尾をつけないこともある。一味では持ち前の馬鹿力を生かし、善玉との肉弾戦や力仕事を担当。外見とは裏腹にヘビやお化けを怖がったりする一面もある。トンズラー等後年の歴代三悪における怪力系キャラの礎はこの時点で既にほぼ完成されている。また、メカの操縦にも積極的に関わる。グロッキーとともに極端な猫背。名前の由来は「悪さばかりしているから」もしくは銃器メーカーの「ワルサー」から。

その他[編集]

ナレーター
声 - 富山敬
後のシリーズでのスタンダードスタイルは確立されておらず、「みんな、○○は知ってるかな?」「来週も丹平君たちを応援してね!」などのフレンドリーな語りとなっている。また、富山は劇中のゲストキャラの声も演じていた。

登場メカ[編集]

善玉[編集]

タイムボカン(タイムメカブトン/タイムドタバッタン/タイムクワガッタン)
木江田博士が作り上げた、昆虫を模したデザインのタイムマシンメカ群。第1話で丹平が「タイムボカンはメカブトン、ヤゴマリン、テントウキの3機から成る」と説明していた通り、メインとなる大型(母艦)メカの中に2機の小型(機動)メカが搭載されたスタイルが基本である。
物語前半は専らカブトムシ型のメカブトンが活躍していたが、木江田博士帰還後にはメカブトンに加えて、元々昆虫人が過去の人間界を征服するために乗っていたメカを改良したバッタ型のドタバッタンと、帰還後に木江田博士が作り上げたクワガタムシ型のクワガッタンの3種の中から目的地により、最適なメカをコンピューターが自動的に選択して出動するようになった。
「タイムボカン」の名前はいずれのメカも航時機能使用時に時空に穴を明ける為に相当な爆発を引き起こすという特徴がある事から、爆発音に由来するものだが、他にも大型メカに小型メカを複数格納している事から母艦という意味も持っている。
タイムメカブトン(タイムボカンI)
カブトムシ(雄)型メカ。ボディーは青色。ツノの先は回転させることが可能で、ドリル状に使用して地中を掘り進める。他の二台とは異なり足の類は無く、通常は機体下部から展開する車輪によって地上を移動する。飛行時にはオープニングの1シーンにも見られる通り車輪を機内に収納後、本物のカブトムシの様に前翅を展開し、羽の下の本体より翼を出して飛行する。背中にはテントウムシ型の小型飛行機・テントウキ、腹部にはヤゴ型の小型水中探索機・ヤゴマリンが搭載されている。
製造直後はコクピットを含めた機内全体が重力異常状態に陥ってしまい、乗員及び搭載物に強烈なGがかかる上機内を無軌道に移動させられることになった。これはオープニングで毎回の様に描かれたので非常に印象強い。木江田博士の帰還後に機体が整備されると共に重力異常状態が改善されたらしく、この様な描写は無くなっていった。ちなみに動力源は後部エンジンユニットに搭載される巨大乾電池状のエネルギーパック2本らしい。主な武装は回転させた角と角の基部か発射するミサイルなどがある。戦闘では主に羽と角が破壊される事が多い。
搭載機であるテントウキは、機体の下から円筒形のパーツを展開、その基部に備え付けられた車輪によって陸上走行も出来る。この部分は、テントウキの飛行中は機体内に収納されているものと推測される。その他、羽の星の部分からマニピュレーターをはじめとする様々な道具、あるいは武装を展開する事が出来、タツノコの名作『ガッチャマン』におけるG-4号の様な玉手箱メカ(ガッチャマンの企画書の記述より)振りを発揮した。テントウキは同番組の前身企画における主役機「タンマータンク」のデザインを流用したもの。母艦であるメカブトンの登場回数が多い事もあり、各機に搭載されたメカの中でも活躍度および印象度は随一。OPにて単体でのタイムワープが可能な様な描写があったが、本編ではその様な機能はないとされた。
メカブトンの呼称は作品中ではほとんど使用されず、単に「タイムボカン」とか「タイムボカンI」と呼ばれることが多かった。
タイムドタバッタン(タイムボカンII)
ショウリョウバッタ型のメカ。ボディーは緑色。第27話で木江田博士をさらった昆虫人が現代に残したタイムマシンを博士が改良し、第29話よりタイムボカンメカ2号として使用した。飛行する際には足を後ろに伸ばす。主な武装として、頭部に当たる部分から発射するレーザー砲を装備している。
シャクトリムシ型の小型偵察機・シャクトリン、ホタル型の小型作業用ヘリ・ヘリボタルが搭載されている。マージョには「タイムドッタリバッタリ」と呼ばれている。
物語後半では数多く使用され、最終回で使用されたマシンもドタバッタンだった。
バッタを模しているためか、戦闘においては脚部が必ずと言っていいほど敵のターゲットにされ、破壊された。ただし本体腹部にはキャタピラが内蔵されており、脚が折れても移動に支障は無い。
51話では宇宙()に飛行したこともあり、その際はブースターとしてドタバッタンの本体上部に装着された、ドタバッタンと全長がほぼ同じ小型ロケット(木江田博士によると「サターン」という名前)を補助的な動力として、博士の屋敷の窓面を半開にした部分から宇宙空間まで飛び出していき、適度なところで切り離してからタイムトラベルに入った。
宇宙空間でのタイムトラベルは通常のタイムトラベルに比べて大変なことが多いらしく、メカブトン初期のようなことにはならなかったが、若干の重力異常(丹平曰く「いつもよりすごい振動」)と思しき状態になっている。
タイムクワガッタン(タイムボカンIII)
クワガタムシ(雄)型のメカ。ボディーは赤茶色。現代に帰還した木江田博士が製作した。第29話で配備され、第33話で初出動した。ドタバッタンの様な脚を持ち、脚先にはメカブトンの様に車輪も搭載している。飛行時には前翅が展開し、竹とんぼ状のローターを持つ大型ヘリコプターとなる。ハチ型の小型偵察メカ・ビーチクリン、ダンゴムシ型の小型地上進行用メカ・ダンゴロリンが搭載されている。
ナレーターも「パワーが強い」と言及しており、仕様からも判る通り、他のタイムボカンのノウハウが全て注ぎ込まれた高性能メカの筈だが、移動の要である四肢とプロペラが貧弱であり、戦闘ではよく破壊される。戦闘では巨大な顎を武器として使用しており、マージョ一味に逆襲する際にもこの顎によって何度も窮地を脱した。
知名度も含めて今一つ他機に及ばない印象が強いものの、回を追うにつれてクラッシュが激しくなったメカブトンやドタバッタンよりも外部の損傷が少ない。
竹とんぼを模しているからか、ローターは前翅が展開した一つしかないが、後部に噴射ノズルがあるのでちゃんと飛行出来る。
マージョからは「クワガッタッタンコン」「クワバッタリ」、ワルサーからは「クワガタリンコンコン」「クワベッタラヅケ」と間違われ、しまいにはナレーターまで「タイムクワガタガタリ…いや失礼」(第59話)と間違われる様となる。

悪玉[編集]

タイムガイコッツ
グロッキーが木江田博士の所から盗んだタイムボカンのデータを元に作られた。このメカは毎回、巨大メカニマルである悪玉メカの頭部になっていた。時間跳躍の際、なぜか部品などが取り残されるのがお約束だった。
メカニマルが破壊された後、タイムガイコッツがエゼクションポッドとしての役割を果たす。次作『ヤッターマン』以降のメカニックデザイナーである大河原邦男が後にデザインした『機動戦士ガンダム』のコア・ファイターのルーツとの事[5]
コクピットの座席配置は2座パラレルで、マージョはその後ろにソファを置いて寝そべっている(コックピットが3座パラレルになるのは『ヤッターマン』から)。
毎回メカニマルの爆発に晒されながら、最終回で爆発の衝撃でマージョ屋敷に直撃して真っ二つに割れて破壊してしまった事を除けば、60回も爆発に耐えている。
ガイコッツは悪玉メカの通称であると共に、その爆発後に残る骨型のメカの名前でもある。また、最終話でグロッキーがタイムボカンに止めを刺そうとする場面で「次回から『タイムガイコツ』」と言う場面がある。
メカニマル
悪玉トリオが使用する巨大メカ。由来は「メカ」+「アニマル」(本作に限らず、実際の機械工学でも動物の動きを模した機械の呼称として使われる)。基本的に生物をモチーフにしているが、鬼やオロチ河童などの架空の生物をモチーフにしたものも登場した。
破壊された直後にタイムガイコッツを頭部とした骨格が残る(たとえ無脊椎動物がモチーフになっていても、骨格が存在する)。
ドクロファンファーレ
グロッキーの「今週のハイライト!」という叫び声に反応して現れるメカで、初登場は第18話。三体一組で登場し、ファンファーレを鳴らして3人の気分を盛り上げる。なお、第16話ではおもちゃの兵隊のようなコックピットメカがファンファーレを鳴らしていた。また、33話ではラッパでなく笛(この回のメカニマルがコブラを模したものだった)を吹くコックピットメカが登場した。後のシリーズにおいて、コックピットメカはおだてブタやコーラスカラス、オシイ星人、オロカブ、女子高生メカ等へと発展していく。
今週のハイライト
毎週メカ戦の決め手として、タイムボカンにとどめを刺すべく繰り出される兵器や作戦。必ず失敗してガイコッツメカの自爆につながる。
やられ方は、タイムボカンに搭載されているメカや、ボカン自身によって兵器を返されて爆発するのが定番だが、第38話のカエルメカ(オタマジャクシ爆弾が口につかえて自爆)などの様に、ボカンが何もやらずに自爆する事も稀にある。また第54話では、オケラメカの発射したミサイルを返して爆破と思いきや、オケラメカは脱皮して地底を移動し、空中から第2のミサイルを投下した2段作戦だったが、地底王族の念力で返されて爆発。そして第60話では、「爆弾を使うと我々が爆発する」という理由で、ペリカンメカに搭載した速乾性コンクリートをドタバッタンにぶちまけるが、ドタバッタンの足蹴りでペリカンメカに降りかかり、結局「脱出」という理由で自爆するという、様々なパターンが有った。
更に中盤以降、とどめのボタンを押した者にマージョが八つ当たりする様になる事が多くなったため、じゃんけんやうどんの早食いなどで誰が押すかを決める事をする様になる。しかしマージョやワルサーが押すことになってもグロッキーに押させたり、仮に押して爆発しても、「製作者」という責任でグロッキーが八つ当たりされる事が多い。またその「グロッキーへの八つ当たり」も、当初は蹴り飛ばす程度だったが、第46話では口や鼻や耳に火のついた花火を押し込んだり(この回のハイライトが花火入り爆弾だったため)、第56話では饅頭を口の中に押し込んだり(戦勝祝いにと皆で饅頭を食べていたら爆発したため)と、次第にエスカレートしていった。

スタッフ[編集]

※「フジテレビ タツノコプロ」とクレジットされたのはEDのみで、OPは「タツノコプロ」のみのクレジットだった(制作局がクレジットされなかったのは、タイムボカンシリーズにおいてこの作品のみ)。

主題歌[編集]

オープニングテーマ - 『タイムボカンの歌』
作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - 山本正之、サカモト児童合唱団
第1話で歌詞の順番が実際の歌唱と入れ替わって表記されている箇所がある。
エンディングテーマ - 『それゆけガイコッツ』
作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - ロイヤルナイツ
悪役のテーマをエンディングに起用したのはアニメ史上初。なお番組内では三悪が何度かこの替え歌を歌い、更に第38話では鬼ヶ島の鬼たち、第41話では竜宮城の魚達がこの替え歌を歌っていた。また『逆転イッパツマン』第26話でも、鬼ヶ島の鬼達が替え歌(前の物とは違う歌詞)を歌っていた。またトヨタシエンタCMで、替え歌を元宝塚歌劇団はいだしょうこが歌っていた。
挿入歌
『チュク・チュク・チャン』
作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - 山本正之、サカモト児童合唱団
第13話で初使用、その後何度か戦闘シーンで使用している。
『ペラ助のぼやき節』(第9話)
作詞 - 小山高男 / 作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - 滝口順平
『花ごよみ』
作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - 太田淑子岡本茉利
本編では使用されず、LP版『タイムボカン』でのみ使用された。
『うしろすがた』(第27話)
作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - 岡本茉利
『天才ドロンボー』(インストゥルメンタル版)
作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明
最終回のみのエンディング。この曲に合わせて次番組『ヤッターマン』第1話のハイライトシーンを映し、三悪が会話をしながら、『ヤッターマン』の予告をする演出がなされた。その後の再放送やビデオソフトでは、曲だけが『それゆけガイコッツ』に差し替えられ、三悪の会話はカットされたが、LD版とDVD版では収録されている。

各話リスト[編集]

※リストが多いため、伸縮型のメニューとして表示する。

なお第42話と第43話の間の3週分は、「夏休み傑作集」と銘打ち、過去放送した中から3本を選んで再放送した。

スキャニメイト[編集]

エンディングのクレジットではスキ・アニメ(ート)(Scan Animateの略)と表記される。東洋現像所(現・IMAGICA)に導入された画像を走査線変形する当時の最先端CG。NHKの番組で使用されたのが国内初のテレビ番組使用例とされている。当時の最先端技術ゆえに相当に高価なシステムだった様だが、過去の作品において密接な付き合いのあったタツノコプロは実験の名目でこのエフェクトを安価に使えたという。メカのタイムトラベルシーンなどに使用された。

OPの変更話数[編集]

タイムボカンのオープニングは2種類存在する。前期と後期の相違点は、前期にあったテントウキが単独で時間移動を行うスキャニメイト映像と、ガイコッツを操縦するワルサーを中心としたマージョ一味の映像、ペラ助が一匹で逃げる映像が、後期はドタバッタンとクワガッタンが時間移動を行うシーンに差し換えられた。2004年に発売されたDVDシリーズではOPの差し換えが行われた話数が不明であるとして、全編のオープニングを後期のものに統一して収録されており、[6]前期のオープニングは最終巻に映像特典として収録された。ちなみにオープニングの差し替えは第29話から行われた[7]

映像ソフト[編集]

  • VHS
第16話、第18話を収録。
  • 竜の子TVアニメ・シリーズ タイムボカンシリーズ(ポリドール
1989年5月25日発売。1巻に第1話。3巻に第19話、4巻に36話を収録。
  • タイムボカン 発進!タイムボカンだペッチャ編(パイオニアLDC
  • タイムボカン ダイナモンドを発見だペッチャ編(パイオニアLDC)
1998年9月25日発売。それぞれ、1-2話、60-最終話収録。なお最終話のED映像(『ヤッターマン』第1話ハイライトシーン)は不変だが、曲は「それいけガイコッツ」に差し替えられ、三悪の会話はカットされた。
  • タイムボカン プレミアムセレクション(ワーナービジョンジャパン)
1巻(1998年10月25日発売) 5、27話収録
2巻(1998年10月25日発売)33、53話収録
  • LD
  • タイムボカン パーフェクトコレクション(ポリドール
1992年12月10日発売。
  • DVD
  • タイムボカンDVD-BOX(パイオニアLDC)
BOX1(2002年12月21日)
BOX2(2003年2月21日)
本放送当時の最終話ED(曲が「天才ドロンボー」、三悪の会話付き)が初収録されている。
  • タイムボカン ブルーレイBOX(松竹
2013年10月30日発売予定。

LPドラマ版『タイムボカン』[編集]

1975年12月21日にLPドラマ『タイムボカン』が発売している。A面は海賊船を舞台にした「おじいちゃんどこにいるの」、B面は桃太郎をモチーフにした「鬼ヶ島の決斗!!」。脚本はどちらも小山高生で、特にA面は同じく小山が脚本を担当した第6話に通じる構成である。なお、本編では第38話で同じく桃太郎を題材にしているが、こちらは無関係である。

タイムボカン用に作曲された主題歌及び挿入歌が全て織り込まれているなど、ストーリーだけでなく音楽面にも力が入れられている。また、桃太郎役の声優は主題歌を担当した山本正之であり、『ゼンダマン』以降の声優参加に先駆けたデビュー作でもある。余談だが、脚本の小山もA面において海賊の手下役で一言だけ喋っている。

後にCDで復刻された他、『ぶたBOX タイムボカンこれっきり』にも収録された。

日本国外輸出[編集]

各国への輸出例がある。アメリカ合衆国へも輸出されている。その際の英名タイトルは「TIMEFIGHTERS」だった[8]。その他、欧州各国・韓国・香港・中国などに輸出されたという。ただし、「日本の物語を扱った作品の扱い」、「悪玉メカ攻撃による主人公のメカの破損」、「爆発でマージョ一味の衣服が破れること」などについては、各国の放送コードで若干変更されたと考えられる。しかし、他のタイムボカンシリーズの作品に比べると格段に広い範囲にわたって輸出され、多くの人々に受け入れられたようである。

その他の作品での登場[編集]

  • 1981年3月に『東映まんがまつり』内で上映された『タイムパトロール隊オタスケマン アターシャの結婚披露宴!?』で、アターシャの結婚式に『ヤッターマン』のヤッターマンとドロンボー一味、『ゼンダマン』のゼンダマンとアクダマンと共に、本作から丹平たちとマージョ一味が出席(すべてトンマノマントによる幻影)、劇中ではメカブトンの出撃シーンと、第18話でのブタメカとメカブトンの戦いがインサートされた。
  • 1981年放送の『ヤットデタマン』第40話「六周年だよ! 舞台中継」で、観客の歴代善玉・悪玉に、本作から丹平・淳子・チョロ坊・ペラ助・マージョ一味が登場、マージョとグロッキーは台詞を喋っていた。
  • 1993年に製作されたOVAタイムボカン王道復古』の第1話ではマージョ一味が登場。他の3悪と同じく、「オール3悪メカメカ猛レース」に出場。搭乗メカはメカゴリラ(何故かゴリラガイコッツと呼ばれるシーンがある)。終盤元祖の意地を見せるべく残っていたドロンボー(ヤッターマン)とアクダマン(ゼンダマン)を罠にかけるが、とどめのミサイル発射でいつものように押し付け合いをした挙句、アクダマンチームは脱出に成功し、ようやく発射したミサイルもボヤッキーによって跳ね返されてしまいリタイア。
  • 2000年に発売されたプレイステーション用ゲーム『ボカンGoGoGo』ではタイムガイコッツが自機として登場。元祖の意地を見せるため、不思議な力を持った花・シュヤクノザを巡るレースに参加。しかしレース勝利後、シュヤクノザの価値に目が眩み、ドクロベエから奪うも、むやみに摘んだためシュヤクノザを枯らしてしまう。

脚注[編集]

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  1. ^ ただし、第47~51、54、55、57、60話は放送されなかった。この際、BSデジタルの番組表の「第●話」という表記とオリジナルの話数との間に誤差が生じた。
  2. ^ Darts編「スタッフインタビュー シリーズ構成/小山高生」『タイムボカン大全集2 悪の華道』ソフトバンク、1998年6月30日、ISBN 4-7973-0562-2、82頁。
  3. ^ Darts編「スタッフインタビュー 天野嘉孝」『タイムボカン大全』ソフトバンク、1997年9月29日、ISBN 4-7973-0366-2、80-81頁。
  4. ^ 但し、淳子は8話でモンゴルの花嫁衣装を着ており、12話では『モナリザ』のモデルになった時は絵画と同じ衣装を身に着けている。その時はヘルメットを脱いでおり、大和撫子らしい深緑色の長髪を確認する事ができる。
  5. ^ 『タイムボカン王道復古』ドラマCDによる
  6. ^ 再放送においては、オープニングの映像は当初は前期のものと後期のものの両方が使われていたが、後に後期のものに統一された。
  7. ^ なお、初期オープニングには歌詞が誤記されているものが存在する。Bメロからサビ(Aメロ)に戻る部分がそれである。後期オープニングでは修正されている。また、初期のうち、第1話には滝口順平によるサブタイトルコールがなかった。
  8. ^ 『テレビアニメ25年史』

参考資料[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

フジテレビ 土曜18時台後半
【当番組よりアニメ
前番組 番組名 次番組
18:30 FNNニュース6:30
18:50 サンケイテレニュース
※ローカルニュース枠
18:55 冒険ロックバット
タイムボカン