新造人間キャシャーン
| 新造人間キャシャーン | |
|---|---|
| ジャンル | SFヒーローアクション |
| アニメ | |
| 原作 | 吉田竜夫、タツノコプロ企画室 |
| 総監督 | 笹川ひろし |
| キャラクターデザイン | 吉田竜夫、天野嘉孝 |
| 音楽 | 菊池俊輔 |
| アニメーション制作 | タツノコプロ |
| 製作 | 吉田竜夫 |
| 放送局 | フジテレビ |
| 放送期間 | 1973年10月2日 - 1974年6月25日 |
| 話数 | 全35話 |
| OVA:キャシャーン | |
| 原作 | タツノコプロ |
| 監督 | 福島宏之 |
| キャラクターデザイン | 梅津泰臣 |
| アニメーション制作 | タツノコプロ |
| 製作 | タツノコプロ、日本コロムビア |
| 発売日 | 1993年 |
| 話数 | 全4話 |
| テンプレート - ノート | |
| ウィキプロジェクト | アニメ |
| ポータル | アニメ |
『新造人間キャシャーン』(しんぞうにんげんキャシャーン)は、タツノコプロが制作した吉田竜夫原作のSFアニメ。1973年-1974年に放送された。全35話。 リメイク作品として1993年のオリジナルビデオアニメ(OVA)「キャシャーン」、2004年の実写映画「CASSHERN(キャシャーン)」、2008年のテレビアニメ「キャシャーン Sins」がある。本稿では1973年のテレビアニメと1993年のOVAについて解説する。日本コロムビアよりテレビアニメ版全9巻、OVA版全1巻でDVD化されている。
目次 |
1973年のテレビアニメ[編集]
テレビアニメ版は、1973年10月2日から1974年6月25日まで、フジテレビ系で毎週火曜日19時00分 - 19時30分に、全38回(35話+再放送3話)にわたり放送された。
オリジナルビデオアニメ(OVA)のキャラクターデザインと作画監督を務めたアニメーターの梅津泰臣はタツノコプロ作品の長年のファンだったといい、本作品だけでなく、『科学忍者隊ガッチャマン』と『破裏拳ポリマー』のOVA版でもキャラクターデザインと作画監督を務め、実写版「CASSHERN」の監督紀里谷和明もまた本作のファンであり、成長してクリエイターになった者の手によりリメイクが行なわれた。
背景[編集]
オイルショックによるスポンサーの宣伝費の削減や、メインスポンサーの文具メーカーの倒産などが原因で、当初の予定よりも短い9か月(3クール)で放送が打ち切られることになり[1]、終盤はやや性急な展開になってしまった。しかし、タツノコプロ特有の劇画タッチのキャラクターと、主人公の悲劇性、きわめてシリアスなストーリーを持つ本作品は、テレビアニメの放映終了から約40年も経った今でも根強い人気と支持を集め、最終回のラストシーンは希望と共に皮肉な笑いを持つものとして知られる。
同社作品『科学忍者隊ガッチャマン』に続くSFヒーローものとして企画され、当初はガッチャマンの後番組として日曜日18時の枠で放映される予定だった。しかし、ガッチャマンが大人気を博し、放映期間が予定よりさらに1年間延長されることになったため、同時並行で別の放送枠で放映されることになった。なお、コロムビアミュージックエンタテインメントから発売されていたDVD-BOXの解説書には、予算的な事情から最低限度の作画枚数を確保するために、従来は35mmフィルムでの撮影が当然だったのに対し、本作は16mmフィルムでの撮影を選択したという、制作スタッフの証言も掲載されていた。
本作の仮タイトルは『ネオロイダー』だったが、読売広告社の松山貫之専務のアイデアで『新造人間キャシャーン』となった。企画書では「未来への財宝(キャッシュ)を捜す者」という意味を込めてキャシャーンと名付けられていたが、監督の笹川ひろしは、これをガラスが割れた音と捉え、ガラスが割れて二度と元に戻れないことを意味すると解釈。人間に戻れなくなった主人公像を重ね合わせた。また、当初の企画では、主人公・東鉄也の名前は「南譲次(みなみ・じょうじ)」になる予定だったが、『ガッチャマン』の登場人物に「南部博士」がおり「南」を使いすぎるとの理由で変更された。なお、「南譲次」の名前はその後、漢字表記を「南城二」に変えて『宇宙の騎士テッカマン』の主人公の名前に転用された。
傾向[編集]
放映が決まったフジテレビ火曜日午後7時の時間帯は当時、『樫の木モック』『けろっこデメタン』と続くタツノコメルヘン路線が敷かれていた枠である。そのため本作にもその影響が残っており、企画書においてもメルヘン性を盛り込むことが謳われている。舞台は明確な国籍は設定されていないものの、北欧がイメージされて背景美術が描かれ、古城や宮殿、石畳の歩道が登場する中を主人公が流浪する。また、主人公がいつかは人間に戻ることを望むというピノキオとも通じる要素を持ち、母親が白鳥に姿を変えるというファンタジー色を持つのも一つの特徴である。その一方で重厚なドラマとハードなアクションが魅力となっている。
同時期のヒーロー番組では、毎回個性ある敵(怪獣、怪人、ロボット等)が登場し、その能力と任務・作戦を打ち破り阻止するヒーローの戦いがストーリー展開の軸となっていたが、本作では大半のエピソードで、毎回共通して登場する数種類の量産型の戦闘用ロボットが攻撃の主体であるという、当時としては画期的な演出を行っている。これにより、「ロボット軍団」にふさわしい無機質な不気味さを表現するのに成功していると同時に、ロボットが没個性的な分、ロボットの攻勢にさらされる人間側の生き様(毎回これを象徴する「ゲストキャラ」が登場する)、また、作品の前半部分は人間として民衆のヒーロー的な声援を受けていたが、後半ではアンドロ軍団により民衆の前で機械の身体であることを暴かれ、それ以降は民衆からも虐げられるようになったキャシャーン自身の内面の葛藤が描かれた。これらのことはガッチャマンが集団にて敵に立ち向かうヒーローなのに対し、キャシャーンは人間側を助けるヒーローでありながら人間側からも支持を得られない孤独のヒーローとして涙を誘い、結果として、現在でも評価の高い人間ドラマを生み出すこととなった。しかし反面、毎回目新しく個性ある敵ロボットの登場がなかったことで、とりわけ低年齢層の視聴者にはややとっつきにくい印象を与えたことも否めない。但し、途中からは不死身と称する「人間」キャシャーン対策に特化したロボットが登場するようにはなっている。
本作を監督したのは、これまでギャグものを多く手がけて来て、前番組『けろっこデメタン』を担当していた笹川ひろしである。本格的なSFアクションものはこれが初めてという笹川は、ターザン映画をイメージして、主人公のアクションを描いたという。ロボット犬フレンダーは、笹川が漫画家時代に「少年キング」に連載した漫画『魔犬五郎』から引用したもの。フレンダーの遠吠えは音響効果スタッフの加藤昭二自らが演じたものにエコーをかけたものだが、この遠吠えもターザンの雄叫びを意識したものである。また、荒野を彷徨う流れ者というヒーロー像はタツノコプロの先行作品『紅三四郎』があり、声優のオーディションで神谷明[2]とともに残った西川幾雄がキャシャーン役に決定したのも、『紅三四郎』で主人公役を西川が演じた経験をタツノコプロ社長吉田竜夫が買ったものだった。
ストーリー[編集]
東(あずま)博士の開発した公害処理用ロボットBK-1が落雷の衝撃を受けて自我を持ち、公害の元凶となっている人間を処理すべきであると考えるようになり、「ブライキングボス」を自称し戦闘ロボット軍団「アンドロ軍団」を作り上げて世界征服を開始した。東博士の息子鉄也は、人間としての生活と引き換えに、人間と融合して完成する不死身の「新造人間」(ネオロイダー)キャシャーンとなり、ロボット犬・フレンダー、恋人のルナとともにアンドロ軍団に立ち向かう。
ストーリーには当時の日本が高度成長期であり、そのため公害が度々問題となっていた背景がある。
登場人物[編集]
主要人物[編集]
- キャシャーン / 東 鉄也(あずま てつや)
- 声 - 西川幾雄(一部ゲームでの客演では小野大輔)
- 東夫妻の息子。アンドロ軍団に対抗すべく自ら新造人間となった。新造人間[3]とは人の身を捨てた存在だが、完全なロボット(人造人間)でもない為、時としてそのジレンマに陥る事もある。主要な技としては、パンチ・キック・チョップ等の格闘技(主題歌においては『キック!アタック!電光パンチ!』と表現される)の他、額から発した光が台風のように変化する『超破壊光線』がある。但し、超破壊光線の使用はキャシャーン自身の体力・生命をも奪いかねない為、本編における使用回数は数回のみに留まる。その他、戦闘時の『自動開閉マスク』[4]や腰部に固定されているピストル型の推進装置=パルサー[5]によるごく短時間の飛行能力も有する。人間たちがアンドロ軍団に支配されているため、初めは彼までロボット(人造人間)だと目の敵にされるが、やがて改心し協力し合ったり温かく迎えてくれた者もいた。最終決戦では超破壊光線によりボスを撃破し大勝利を収め、家族も含め人々は平和に戻っていくが、しかしやはり元の身体に戻る術はなく、彼自身の平和は訪れないまま、父の技術開発を待つという形でエンディングを迎える。
- 東 光太郎博士(あずま こうたろう)
- 声 - 山内雅人
- 鉄也の父親である科学者。公害問題に悩み、環境改善を願って製造したブライキング・ボス(BK-1)の反乱により世界的な非難を浴びてしまう。アンドロ軍団に対抗すべく息子の鉄也の依頼で新造人間キャシャーンとして生まれ変わらせる。妻のみどりと共にアンドロ軍団に拉致され、ボスに無理矢理協力させられ、対キャシャーン用兵器ロボットエースまで完成させてしまう。第34話では、やっとキャシャーンの元へ戻ることができ、最終話でスプレーザー(ホーレー彗星の元素を利用した秘密兵器。凄まじい威力だが彗星が通過してしまえば使用できなくなる)を完成させ、ボスを除き地球上のアンドロ軍団を全滅させることに成功した。
- 東 みどり(あずま みどり)
- 声 - 武藤礼子
- 光太郎の妻。夫と共にアンドロ軍団に捕らわれの身となる。白鳥ロボットのスワニーに生体データの全てが記録されており、ブライキング・ボスの元を飛び出してはキャシャーンとなった息子を助けていた。キャシャーンとなった鉄也とは違い、人間として復元が可能だったため最終話では実体を持った母としてキャシャーンとの再会を果たした。
- 上月 ルナ(こうづき ルナ)
- 声 - 塚田恵美子
- 本作のヒロインで鉄也の幼なじみの少女。電子工学の世界的権威である上月博士(声 - 北村弘一)の一人娘で、父が遺した「MF(マグネチック・フィールド)銃」(ロボットの機能を停止させるが人間や動物には無害)を武器にキャシャーンを支援する。だが、そのMF銃が逆にアンドロ軍団の手に渡ってしまい、彼らの武器にされたこともある。気の強さから必要以上に事件に関わり、アンドロ軍団に人質にされることも度々。第4話では彼女の強がった挑発でアクボーンを怒らせたうえ単なるショックで済んだが、かなり危険な目にも遭っている。
- フレンダー
- 声 - 加藤昭二(イシダサウンドプロの音響効果スタッフ)
- 元々は鉄也の可愛がっていたペットの犬・ラッキーがモデルとなった変形ロボット犬。ルナを助けるために命を落としたラッキーのすべての機能を記憶した電子頭脳が組み込まれ、四形態(ジェット、カー、タンク、マリン)に多段変形してキャシャーンをサポートする。変形後の質量変化等に謎が多い。高い戦闘力を秘めており、鋼鉄を砕く牙と鉄の爪、口からの高熱の火炎で敵ロボットを一蹴。時速200kmで駆け、50mの跳躍力、1km先の物音や匂いを嗅ぎ分けられる鼻と耳で、キャシャーンを助け縦横無尽に活躍する。
- スワニー
- 元々は東博士に作られた白鳥ロボット。ブライキング・ボスのペットとして飼われている。最高速度は水上:30ノット、飛行距離:200キロメートル。武器は装備されておらず、くちばしや羽根を使って相手に抵抗する程度である。頭脳に東博士の機転により移植したみどりの生体データの全てが記録されている。月光を浴びると両目から光を発して、みどりの姿を投影しキャシャーンとの対話が可能となる。密かにキャシャーンと連絡を取り合いながらアンドロ軍団に出入りしている。そのことがボスに気付かれそうになったため、破壊されかけたり、人質にされたことがある。
アンドロ軍団[編集]
- ブライキング・ボス
- 声 - 内海賢二
- アンドロ軍団の団長[6]。本名はBK-1。
- 元々は東博士が開発中のロボットだったが、落雷によるショックで世界浄化の為に世界征服に燃える独裁者になった。人間には容赦ないが、ロボットには甘い面も持ち、いつも手元には白鳥ロボ・スワニーを置いておく程。スワニーの中にみどりそのものが隠されていることや、キャシャーンと鉄也が同一人物であることは終盤まで気付かなかった(第6話や第26話ではその秘密を疑いかけたが、最終話でそのことを知ってしまいキャシャーンに最後の決戦を挑むことを決意する)。また人間の文化そのものには強い関心と興味を抱いているらしく、葉巻を愛用したり絵画や着替え道楽をたしなむ等の描写が随所で見られる。彼らの帝国はそれなりの効果を上げており、支配下となった所では自然が回復しつつあるという人間に対する皮肉も持つ。組織での掛け声や敬礼は「ヤルッツェブラッキン!」と叫ぶ。一人称は「俺」だが、時には「儂(ワシ)」も使っていた。
- 怒ると「鉄圧」が上がるらしく作中バラシン、サグレー、アクボーンに窘められていた。
- 最終話ではキャシャーンの超破壊光線によって撃破され、完全に最期を遂げた。その翌日、彼によく似た現場監督ロボットが存在し街を再建していた。
- EDクレジットには「ブラキン」という省略で表記されていた。
- バラシン
- 声 - 立壁和也
- ブライキング・ボスの側近であるアンドロ軍団の軍事部長。前線で軍団の作戦行動を指揮する。
- サグレーやアクボーンを含め三体ともブライキング・ボス同様に東博士によって作られたロボットだったが、ボスの手によって幹部になった(三体ともそれぞれの任務を遂行する)。
- 幹部の中では巨体を持つが、性格は粗野でガサツ。フレンダーによく手足を噛み砕かれてしまい、すぐに退散してしまう。
- 最期は東博士の開発した秘密兵器・スプレーザーの破壊光線によってアンドロ軍団もろとも全滅に巻き込まれた(最終話)。
- サグレー
- 声 - 加藤修
- ブライキング・ボスの側近であるアンドロ軍団の情報部長。謀報用ロボットを使って、敵の情報を集める[7]。
- 小柄で頭の回転が早く、悪知恵を持つ小悪党。バラシンとも行動して指揮をとる。目的のためなら手段を選ばない惨忍な性格。第26話では、キャシャーンが単なる人間ではなく新造人間であることをボスに知らせる大役を果たす。
- 最期はルナのMF銃で倒された(第34話)。それを知ったボスは彼の仇を討つことも決意する。
- アクボーン
- 声 - 仲木隆司[8]
- ブライキング・ボスの側近であるアンドロ軍団の製造・技術部長。
- 幹部の中では一番背が高く、優秀な頭脳を使って次々とロボットを開発する[9]。東博士に「バカボーン」と呼び間違えられてしまう。
- バラシンやサグレー同様、時にはドジ振りな失敗をするコミカルな一面を見せてしまうこともある。特に彼は気弱な性格で一見紳士的にも見えるが、弱い者虐めは誰よりも楽しくそのやり方は残忍で卑怯の一言につきる。
- 最期はバラシンやアンドロ軍団もろとも東博士の開発した秘密兵器・スプレーザーの破壊光線によって損傷し唯一生き延びたが、ボスの名を叫びながら爆発した(最終話)。
- ワルガーダー
- 第8話から登場。ブライキング・ボスがフレンダーに対抗すべく、黒豹をモデルに造った用心棒ロボット。
- ボスの護衛ロボットでもあり、目から破壊光線、鼻先のドリル、鋭い爪や牙が武器。特殊鋼の権威である羽賀根博士がアンドロ軍団対抗用に発明したマーケン鉄[10]を悪用し、製造された。フレンダー同様に変形可能だが、こちらは三形態(ガードラー、モグラーカー、ヘビータンク)。ブライキング・ボスの「ガードラー!」の合図で変形するが、やはり変形後の質量変化等に謎が多い。その強さはフレンダーに匹敵し、最終話でやっと決着が着き、フレンダーに敗北した。
- ロボット兵
- アンドロ軍団があらゆる市街地を征服するために用いた量産型ロボット。東博士の研究所であった古城がボスに占拠アンドロ軍団の本拠地となり、その地下工房で大量生産され、ツメロボットを始め大砲ロボット、火炎放射ロボット、監視ロボット、鞭ロボットなど多数のバリエーションがあり、全てのコントロールが行われている、頭部のコントロール装置が弱点で、破壊されると心臓部が点滅し爆発する。中には人間の愛情で心が安らぎ、アンドロ軍団を裏切る者もいた。
- ツメロボットの特徴である腕部の爪はワイヤーで連結されており、遠方にいる相手に爪を射出し攻撃する武器となり、また、爪からは高圧電流を流し相手を感電死させることも可能である。円盤状に変形し、高速回転することで相手を斬りつけるなど、通常形態と比べ、運動性や殺傷能力が飛躍的にアップされている模様。一体の巨大ロボットとなって合体することが可能(第1話)。
- 大砲ロボットは、両手がバズーカー砲になっており、砲撃で街を破壊する。大砲といっても遠距離は望めず、中距離戦闘用の兵器として多用された。別型機の大砲ロボットも量産されている。
- 火炎放射ロボットは、口と両手から放つ強力な火炎で数々の街を焼き尽くす。軍団の量産型侵略機として活躍しており、主に支援攻撃用として使われていた。
- 監視ロボットは、眼部がサーチライトの働きをする見張り及び探索用ロボット。サーチライトの役目で狭い場所にもスポットを当てるように設計されている。軍団本部や各要塞基地にも配備されていた。両手からマシンガンのような弾を放つ。
- 鞭ロボットは、右手の鞭から高圧電流が流し相手を感電させたり、捕らえたりすることができ、左手に盾もしくは武器が装備されている。奴隷労働用にも使用されていた。
- 自爆ロボットは、相手に目掛けて飛び掛かり、道連れに自爆するように作られている。
- スパイロボットは、サグレーに情報を流す謀報用ロボット。目玉型・昆虫型・小型などそれぞれ違った型のロボットが多用されていた。
- その他にも、アクボーンの試作品として毎回違ったロボットを大量に製造されていた。最期は東博士の開発した秘密兵器・スプレーザーの破壊光線により全滅した(最終話)。
- ナレーター
- 声 - 納谷悟朗
スタッフ[編集]
- 原作:吉田竜夫、タツノコプロ企画室
- 企画:鳥海尽三
- SF考証:小隅黎(柴野拓実)
- 文芸担当:小山高男
- 音楽:菊池俊輔
- 美術監督:中村光毅
- 総監督:笹川ひろし
- キャラクターデザイン:吉田竜夫、天野嘉孝
- 作画監督:林政行、川端宏、井口忠一
- 美術設定:中村光毅、岡田和夫、多田喜久子
- 原動画:西城隆詞、池ノ谷安夫、森中正春、福田健一、岸義之、塩山紀生、黒川豊、須田勝、田中享、清川滋崇、水村十司、山口聡、沼尻東、上梨壱也、野田拓実、石黒篤、坂元政弘、高木清、鈴木信一、大鹿日出明、古川達也、岡迫亘弘、中村明、菊地城二
- 背景:プロダクションわーと、アップルズ
- 仕上:向井稔、村上篤美、斉藤弥生、近江美樹子、野村千恵子、串田清美、秋山まゆみ、村上幸栄、奥秋英子、関根史子、西嶋敏子、須永友子、池宮隆
- 特殊効果:朝沼清良、山崎雅典、嶋崎吏之、鈴木絢子
- 撮影:天平フィルム、モビッシュハウス
- 編集:森田清次、三木幸子、尾形治敏、神田博史、羽場武
- 進行:千田正芳、長谷川徹、横尾潔、高山幸直、サイケ・吉岡
- 効果:イシダサウンド・プロ
- 録音:棚岡元、水本完、高橋久義
- 現像:東京現像所
- プロデューサー:吉田健二、九里一平
- 制作担当:栃平吉和(タツノコプロ)、津田義夫(読売広告社)
- 制作協力:フジテレビ
- 制作:タツノコプロ
補足[編集]
OPの制作クレジットは前期は「タツノコプロ」のみで、そのクレジットの仕方は、タツノコマークが吐き出した物が「タツノコプロ」のロゴになる演出だったが、後期は「フジテレビ タツノコプロ」に変わり、「吐き出し変化」は廃止された。またこれに伴い、EDの「制作協力 フジテレビ」のクレジットも廃止された。
主題歌[編集]
- オープニングテーマ - 「たたかえ!キャシャーン」
- 作詞 - タツノコプロダクション企画文芸部 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお[11]
- ささきいさおのアニメソング・デビュー曲。
- エンディングテーマ - 「おれは新造人間」
- 作詞 - タツノコプロダクション企画文芸部 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお
挿入歌・イメージソング[編集]
- 番組放送中の主題歌・挿入歌LPに収録。
- 「キャシャーンアクション」
- 作詞 - 丘灯至夫 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお
- 「キャシャーン危機一髪」
- 作詞 - 丘灯至夫 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - コロムビアゆりかご会
- 「キャシャーン讃歌」
- 作詞 - 丘灯至夫 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - コロムビアゆりかご会
- 「キャシャーンマーチ」
- 作詞 - 丘灯至夫 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお
- 「ゴーゴーキャシャーン」
- 作詞 - 丘灯至夫 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお、コロムビアゆりかご会
- 「さすらいのキャシャーン」
- 作詞 - 丘灯至夫 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお
- 「スワニーよ」
- 作詞 - 丘灯至夫 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお
- 「戦え少女ルナ」
- 作詞 - 丘灯至夫 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 嶋崎由理
- 「ぼくらのフレンダー」
- 作詞 - 丘灯至夫 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお、コロムビアゆりかご会
- 「われらのキャシャーン」
- 作詞 - 丘灯至夫 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - コロムビアゆりかご会
放送リスト[編集]
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 不死身の挑戦者 | 鳥海尽三 | 笹川ひろし |
| 第2話 | 月光に勝利をかけろ | 鳥海尽三 落合茂一 |
|
| 第3話 | 廃虚の中に明日を呼べ | 酒井あきよし | 原征太郎 |
| 第4話 | MF銃に怒りをこめろ | 小山高男 | 富野喜幸 |
| 第5話 | 戦いの灯を消すな | 福井忠 | 布川郁司 |
| 第6話 | 疾風フレンダー | 鳥海尽三 | 富野喜幸 |
| 第7話 | 英雄キケロへの誓い[※ 1] | 福井忠 | |
| 第8話 | 野獣ロボが吠える | 鳥海尽三 | 布川郁司 |
| 第9話 | 戦火に響け協奏曲(コンチェルト)[※ 1] | 福井忠 | 原征太郎 |
| 第10話 | 死の砂漠に命をかけろ | 岡迫和之 | |
| 第11話 | 悪魔の巨像 | 若松はじめ | 布川郁司 |
| 第12話 | 鉄の悪党列車 | 鳥海尽三 | 富野喜幸 |
| 第13話 | 裏切りロボット五号[※ 1] | 酒井あきよし | 布川郁司 |
| 第14話 | キャシャーン無用の街 | 原征太郎 | |
| 第15話 | 復讐に小犬は駆ける | 岡迫和之 | |
| 第16話 | スワニー・愛の翼 | 多村映美 | 富野喜幸 |
| 第17話 | ロボット子守唄 | 鳥海尽三 | 布川郁司 |
| 第18話 | 巨象対アンドロ軍団 | 三宅直子 | 原征太郎 |
| 第19話 | 恐怖のピエロボット | 福井忠 | 富野喜幸 |
| 第20話 | 死刑台のキャシャーン | 多村映美 | 布川郁司 |
| 第21話 | ロボット・ハイジャック | 酒井あきよし | 富野喜幸 |
| 第22話 | 脱走ロボット・ロメオ | 武末勝 | 原征太郎 |
| 第23話 | ロボット工場大脱出 | 多村映美 | 布川郁司 |
| 第24話 | バウンダーロボの挑戦 | 石井喜一 | 岡迫和之 |
| 第25話 | 不死身のキャシャーン | 鳥海尽三 小山高男 |
笹川ひろし |
| 第26話 | キャシャーンの秘密 | 鳥海尽三 | 布川郁司 |
| 第27話 | 消えたMF銃? | 三宅直子 | 笹川ひろし |
| 第28話 | 怒りの騎馬隊 | 福井忠 | 富野喜幸 |
| 第29話 | 高熱ロボ・ネオタロス | 永田俊夫 | 布川郁司 |
| 第30話 | ロボ退治ナンバーワン | 松浦健郎 石原久夫 |
笹川ひろし |
| 第31話 | 新造人間を造る街 | 酒井あきよし | 富野喜幸 |
| 第32話 | 涙の電光パンチ | 福井忠 | 布川郁司 |
| 第33話 | スワニー危機一髪 | 酒井あきよし | 笹川ひろし |
| 第34話 | キャシャーン対ロボットエース | 小山高男 | 布川郁司 |
| 第35話 | 地球最大の決戦 | 鳥海尽三 |
再放送[編集]
| フジテレビ系列 火曜19:00枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
新造人間キャシャーン
【当番組までアニメ】 |
おらあガン太だ
(ドラマ番組) |
|
1974年の映画[編集]
1974年3月21日、『東宝チャンピオンまつり』内で第1話のブローアップ版が上映された。
併映は『ゴジラ対メカゴジラ』『ウルトラマンタロウ』『侍ジャイアンツ』『アルプスの少女ハイジ』『ハロー!フィンガー5』の、6本立て。
1993年のOVA[編集]
タイトルは『キャシャーン』。アルファベット表記は「CASSHAN」で、後年の映画版『CASSHERN』とは異なる。タツノコプロ創立30周年記念作として、1993年に発表された。全4話。従来のイメージを残しつつ、メカ、キャラクターデザインを一新している。キャストもブライキング・ボス役の内海を除いて一新された。
ストーリー[編集]
ブライキング・ボス率いるアンドロ軍団はついに世界征服を果たし、人間は奴隷としてロボット工場などで強制労働を強いられていた。しかし、人々の間には一つの伝説があった。それは、ロボットと戦う、人間の姿をした「キャシャーン」という名の救世主が、いつか人類を解放してくれる、と言うものだった。ある日、アンドロ軍団の最大のロボット工場に少女・上月ルナが潜入し、捕虜たちの脱走を企てるが失敗。しかし、ルナが処刑される寸前、ついにその伝説の救世主が現れた。
登場人物[編集]
- キャシャーン / 東 鉄也
- 声 - 草尾毅
- 東 光太郎博士
- 声 - キートン山田
- 東 みどり
- 声 - 高木早苗
- 上月 ルナ
- 声 - 冬馬由美
- ブライキング・ボス
- 声 - 内海賢二
- バラシン
- 声 - 菅原淳一
- サグリア
- 声 - 天野由梨
- アクボーン
- 声 - 二又一成
- ドクターレスター・モンゴメリー将軍
- 声 - 掛川裕彦
- 長老アサリ
- 声 - 緒方賢一
- ナイマン
- 声 - 飛田展男
- トーク隊長
- 声 - 小杉十郎太
- パイロット
- 声 - 森川智之
- 副長
- 声 - 高木渉
- オペレーター
- 声 - 千葉一伸
- ナレーター
- 声 - 沢木郁也
スタッフ[編集]
- 原作:タツノコプロ
- エグゼクティブ・プロデューサー:永見暁彦、九里一平
- 企画:成嶋弘毅、鈴木敏充
- スーパーバイザー:柿沼秀樹
- 制作プロデューサー:木村健吾
- プロデューサー:木村裕史、吉田陸、大倉宏俊
- 監督:福島宏之
- 脚本:會川昇、有井絵夢、柿沼秀樹
- 演出:福島宏之、阿部雅司、渡部高志
- キャラクターデザイン:梅津泰臣
- 作画監督:梅津泰臣(第1・2・4話)、湖川友謙(第3話)
- オープニングアニメーション:佐々木守
- 美術監督:福田和矢
- 音楽:大島ミチル
- 制作協力:アートミック、東京キッズ
- 制作:九里一平
- 製作・著作:タツノコプロ、日本コロムビア
主題歌[編集]
- 「キャシャーン~風の墓標~」
- 作詞 - そのべかずのり / 作曲 - 松澤浩明 / 編曲 - 松澤浩明 / 歌 - 影山ヒロノブ&BROADWAY
- 「STAND ALONE~涸れ果てた心に~」
- 作詞 - そのべかずのり / 作曲 - つのごうじ / 編曲 - つのごうじ / 歌 - 影山ヒロノブ&BROADWAY
- 「希望子午線~ホライズン・ブルー~」
- 作詞 - 麻生香太郎 / 作曲 - 大島ミチル / 編曲 - 大島ミチル / 歌 - C.A.S.(コロンビア・アニメーション・スターズ)
- C.A.S.(大杉久美子 / 水木一郎 / 大倉正丈 / 堀江美都子 / 山野さと子 / 橋本潮 / 内田順子 / 斉藤小百合 / 石田よう子 / 沢靖英 / 宮内タカユキ / 影山ヒロノブ)
- 「IN MY HEART~夢のままで~」
- 作詞 - 里乃塚玲央 / 作曲 - 大島ミチル / 編曲 - 大島ミチル / 歌 - 堀江美都子
作品リスト[編集]
- 神話からの帰還
- 過去への旅立ち
- 鋼鉄の戦場
- 復活のキャシャーン
テレビ放映[編集]
- 2006年 - NHK BS2の「BS夏休みアニメ特選」枠内にて、8月1日10時22分-11時18分・8月2日10時47分-11時46分に放送された。
- 2008年 - TOKYO MXの「TOKYO MX アニメスペシャル」枠内にて、12月15日・12月17日20時00分-21時00分に放送された。
テレビ放送時所謂ポケモンショックを防ぐために、一部暗く処理され放送されたが、断りは無かった。
旧作とリメイク版との相違点[編集]
- 旧作ではブライキング・ボスが世界征服に乗り出す所から物語が始まるが、OVA版では世界征服が完了した所から始まる。
- サグリアの名前の由来は原作に登場したサグレーで、女性という設定になっている。
- フレンダーの変形が原作のようなモーフィング変形では無い。
2004年の映画[編集]
詳細は「CASSHERN」を参照
2008年のテレビアニメ[編集]
詳細は「キャシャーン Sins」を参照
ゲスト出演[編集]
- 『タイムボカン王道復古』
- 1994年1月1日発売のOVA第2巻『ヤッターマン タツノッコン王国で同窓会だコロン』に出演。
- 『世紀末伝説ワンダフルタツノコランド 円盤星人UBO』
- 1999年12月31日放送のTBS年末特番『年越し38時間生放送 超える!テレビ』内で放送されたタツノコキャラ総出演のテレビ特番。
- 『たちゅまる劇場』
- 不思議アニマル・たちゅまるとして、ネコの姿をしたニャシャーンというキャラクターが登場。同様にSD化したフレンダーもニャシャーンのお師匠さまとして登場している。
関連作品[編集]
ゲーム[編集]
- タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES
- TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL-STARS
- 2008年12月11日より稼動のアーケード用格闘ゲーム。プレイヤーキャラとしてキャシャーンが登場。声は小野大輔が担当。Wii移植版は2008年12月11日に発売。
パチンコ[編集]
- CR新造人間キャシャーン
- 西陣より2010年4月発売。劇変パチンコ、2分割デュアルチャンスが特徴。アニメーション部分はフルCGポリゴン。
パチスロ[編集]
- 新造人間キャシャーン(2006年・2008年、JPS)
Webコンテンツ[編集]
- タツノコベイビー
- 「キャッチ」というベイビー化されたキャラとして登場。
関連項目[編集]
- フランケンシュタイン - 敵であるブライキング・ボスの誕生シーンと、造物主である人類へ反逆するフランケンシュタイン・テーマの系譜。
- 菅沼実 -柏レイソルの選手。チャントの元ネタはこの主題歌である。
- 牧野修 -改造人間となった少女アン・フラジャーイル(直訳すると「華奢なアン」)が「輝王・慕頭」(ブライトキング・ボズ)に率いられ人間を滅ぼそうとする人造生物たちと戦う著作『乙女軍曹ピュセル・アン・フラジャーイル』は『新造人間キャシャーン』を元に書かれている[12]。
- 世界笑える!ジャーナル -2010年4月からTBS系列で放送。テーマ曲はこの主題歌。
脚注[編集]
- ^ メインスポンサーの倒産の関係で打ち切られる例としての作品は『スーパーロボット レッドバロン』、『小さなスーパーマン ガンバロン』、『合身戦隊メカンダーロボ』、『超攻速ガルビオン』等がある。
- ^ 第13話『裏切りロボット五号』でアンドロイド5号(ジョージ)役としてゲストに出演している。
- ^ ブライキング・ボスでも「新造人間」という意味を知らなかった。アクボーンの調査によると「ロボット(人造人間)よりも精巧でより強靭である」とのこと(第26話)。
- ^ それをモチーフにしたか否かは不明だが、同様の描写が『キン肉マン』にも見られる
- ^ ジェット噴射機とも呼ばれる
- ^ 組織の首領でもある
- ^ 最終話では、彼の亡き後アクボーンが後任として兼任していた。
- ^ 第4話のみ田口昴が担当。
- ^ ただし、アンドロイド5号(第13話)とは違い、キャシャーンのような人造人間を精巧に作ることはできない(第26話)。
- ^ 通常の鋼鉄よりも頑丈である
- ^ 本来、レコード用フルサイズにはナレーションが入っていなかったが、1978年発売のドラマ入り主題歌・挿入歌LPにはテレビ版と同じナレーション・イントロ(「たったひとつの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体...」)が付いたヴァージョンが収録された。2004年発売の全曲集CDにはナレーション付はアルバム・ヴァージョン、ナレーションなしはシングル・ヴァージョンとして収録されている。「レコード用フルサイズの主題歌の前にナレーションまたはセリフを入れる」という手法は第二次アニメブームの時期に日本コロムビアから続々と発売されたアニメのドラマ編LP(『宇宙戦艦ヤマト』、『海のトリトン』、『科学忍者隊ガッチャマン』等)でよく使われた。
- ^ 『アシャワンの乙女たち 』後書きより
外部リンク[編集]
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