スピード・レーサー
| スピード・レーサー | |
|---|---|
| Speed Racer | |
2007年のコミコン・インターナショナルで展示された映画用「マッハ号(マッハ5)」。
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| 監督 | アンディ・ウォシャウスキー ラリー・ウォシャウスキー |
| 脚本 | アンディ・ウォシャウスキー ラリー・ウォシャウスキー |
| 製作 | ジョエル・シルバー グラント・ヒル アンディ・ウォシャウスキー ラリー・ウォシャウスキー |
| 製作総指揮 | デヴィッド・レイン・セルツァー マイケル・ランバート ブルース・バーマン |
| 音楽 | マイケル・ジアッキーノ |
| 主題歌 | 「Go Speed Racer Go」 Ali Dee and The Deekompressors |
| 撮影 | デヴィッド・タッターサル |
| 編集 | ロジャー・バートン ザック・ステンバーグ |
| 製作会社 | シルバー・ピクチャーズ ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ |
| 配給 | ワーナー・ブラザーズ |
| 公開 | |
| 上映時間 | 135分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | 1億2000万ドル[1] |
| 興行収入 | 9394万5766ドル[1] |
『スピード・レーサー』(Speed Racer)は、2008年公開のアメリカ映画。
目次 |
概要 [編集]
日本のテレビアニメ『マッハGoGoGo』が原作。ウォシャウスキー兄弟にとって『マトリックス・レボリューションズ』以来、5年振りの監督作品となった。アメリカでは2008年5月9日、日本では2008年7月5日に、いずれもワーナー・ブラザーズ配給で封切られた。製作はワーナー・ブラザーズとシルバー・ピクチャーズ、ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズが共同製作した。視覚効果はデジタル・ドメインが担当した。
映像はCGを多用。原作のイメージをほぼそのまま映像化しており、日本のアニメ版の主題歌やオートジャッキでジャンプした際の効果音にアニメと同じものを使用するなど、原作のエッセンスをふんだんに盛り込んでいる。
ワールドプレミアは2008年4月26日にロサンゼルスのノキア・シアターで開催され、日本ではスーパープレミアを開催、6月29日東京ドームで3万5000人を招待し、世界最大級のスクリーンで試写会が行われた。同会場で試写会が行われるのは『パール・ハーバー』以来のことである。
2009年の第29回ゴールデンラズベリー賞の最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞にノミネートされたが、受賞はしなかった。
あらすじ [編集]
父はレーシングカーデザイナー、兄は天才レーサーというレーシング一家育ちのスピード・レーサー(人名)は、レース事故死した兄の跡を追ってレーサーになり、レース大会で優勝する。スピードの才能に目をつけたロイヤルトン・インダストリーズ社は高額な契約金を用意して契約をオファーするが、スピードは断る。するとロイヤルトン社はスピードに対してさまざまな妨害工作を始める。そして、ロイヤルトン社の陰謀を知ってしまったスピードは父がデザインしたレーシングカー「マッハ号(マッハ5)」に乗り込み、兄が事故死したレース大会に出場する。
キャスト [編集]
役名:配役(劇場公開・DVD版日本語吹き替え)
- スピード・レーサー:エミール・ハーシュ/幼少時代:ニコラス・エリア:(赤西仁 / 小林由美子)
- トリクシー:クリスティーナ・リッチ/幼少時代:アリエル・ウィンター:(上戸彩 / 矢島晶子)
- レーサーX:マシュー・フォックス:(小杉十郎太)
- ママ・レーサー:スーザン・サランドン:(藤田淑子)
- パパ・レーサー:ジョン・グッドマン:(内海賢二)
- スパーキー:キック・ガリー:(松山鷹志)
- スプライトル:ポーリー・リット:(田中真弓)
- ローヤルトン:ロジャー・アラム:(玄田哲章)
- テジョ・トゴカーン:Rain(ピ):(小野大輔)
- ミスター・武者:真田広之:(古澤徹)
- ベン・バーンズ:リチャード・ラウンドトゥリー:(森功至)
- ディテクター警部:ベンノ・フユルマン:(桐本琢也)
- ミスター・トゴカーン:伊川東吾:(小林清志)
- ハルコ・トゴカーン:ユー・ナン:(林真理花)
- クランチャー・ブロック:ジョン・ベンフィールド:(たてかべ和也)
- ジャック・“キャノンボール”・テイラー:ラルフ・ハーフォース:(押切英希)
- スネーク・オイラー:クリスチャン・オリバー:(檀臣幸)
- レックス・レーサー:スコット・ポーター(小西克幸)
- レース・アナウンサー:ピーター・フェルナンデス
スタッフ [編集]
- 脚本・監督・製作:ラリー&アンディ・ウォシャウスキー
- 製作:ジョエル・シルバー、グラント・ヒル
- 製作総指揮:デイビット・レーン・セルツァー、マイケル・ランバート、ブルース・バーマン
- 撮影:デヴィッド・タッターサル
- 美術:オーウェン・バターソン
- 編集:ロジャー・バートン、ザック・ステンバーグ
- 衣装:キム・バリット
- 音楽:マイケル・ジアッキーノ
- 視覚効果監修:ジョン・ゲイター、ダン・グラス
- 主題歌「ゴー・スピード・レーサー・ゴー (フィルムバージョン)」:アリ・ディー&ザ・ディーコンプレッサーズ
登場マシン [編集]
詳細は「en:Mach Five」を参照
主人公であるスピードが搭乗するマシンのうち、マッハ・ファイブは原作であるマッハGoGoGoのマッハ号と機能・デザインともにほぼ同じものである。但し、本作のマッハ・ファイブは「パパが設計した5番目のマッハシリーズ・レーシングカー」という位置付けであり、前身及び後継のマシンが登場する点が原作とは異なる。
マッハ・ファイブ [編集]
カーナンバーは5で、助手席の存在する2シーターの車体である。原作同様にステアリングパッドにあるボタンにより特殊機能が発動する。しかし、原作のマッハ号に存在した機能の内、フロッガーモードとイブニングアイは削除され、各機能のボタン配置も若干変更されている。元々はスピードの兄、レックスが所有していた車体で、レックスの死後も普段はレーサー家の自家用車として公道走行の為に使用されていたものである。マッハ・シックスがシリーズ序盤のレース中に破壊された為に、急遽マッハ・ファイブがラリー車両として改装され、シリーズ中盤のラリーレイドに投入される事になる。
- コントロールA:ジャンプジャッキ(原作での呼称はオートジャッキ) - 下部にある特殊ジャッキ。路面を蹴ることによってジャンプすることが可能。
- コントロールB:防弾ポリマーディフレクター(原作でDボタンに配置されたディフェンサーに相当) - 座席上部の防弾仕様のキャノピーが閉じる。
- コントロールC:タイヤシールド - 原作にはない新機能として追加。タイヤを他車からの攻撃から防御する為の防盾を作動させる。運転席からリモート操作が可能。
- コントロールD:Hexodyne緊急スペアタイヤ - 原作にはない新機能として追加。タイヤの損傷が起きた際に破損したタイヤを即座に再生する機能。マッハ・ファイブの4本全ての車輪に対して機能する。
- コントロールE:ジルコンチップ・カッターブレード(原作でCボタンに配置されたカッターに相当) - 丸鋸が車前面に2本出てくる。他車との接近戦の際には車の側面まで伸びて相手を攻撃出来る。
- コントロールF:タイヤ・クランポン・グリップ(原作でBボタンに配置されたベルトタイヤに相当) - 凍結路や悪路、急斜面などでグリップ性能を高めるスパイクタイヤが出現する。
- コントロールG:ホーミング(原作のギズモ号に相当) - 偵察用の小型飛行メカ。機能として配置はされていたが、劇中で使用される事はなかった。
マッハ・シックス [編集]
パパが設計した6番目のマシンで、カーナンバーは6。カラーリングはほぼマッハ・ファイブに準じたシングルシーター車で、マッハ・ファイブより進化した空力形状と走行性能を持つ純然たるレーシングカーでもあるが、特殊機能は作中ジャンプジャッキ以外は使用されていない[2]。ステアリングも近代的なフォーミュラカーに類似した形状となっており、マッハ・ファイブと同等の特殊装備がされているかは不明である。スピードのレース界デビューに合わせて投入されるが、一度はレース内で破壊されてしまう。後に修復されてシリーズ後半のレーストラックに復帰する。
マッハ・フォー [編集]
パパが設計した4番目のマシンで、真紅のボディに白いMマークを持つシングルシーター車である。カーナンバーは4。スピードの兄、レックスが事故死に至るまで搭乗したマシンでもある。劇中、スピードが兄の持つコースレコードに迫る周回時間を記録した際に、兄の幻影(ゴーストカー)としてスピードの駆るマッハ・シックスと併走するように登場する。そのままのペースで走行し続ければ兄の記録を破る事は確実であったが、スピードはチェッカーフラッグを受ける直前に自ら減速、兄のコースレコードを破る事はなかった。
キャッチコピー [編集]
- 『マトリックス』の監督が描く革新のスピード世界
- GO! 7・5
- あなたは0.01秒を目撃する
- この夏、人類が初めて目撃する可視速度の限界―劇場を出た時、きっと世界は止まって見える。
興行収入 [編集]
北米では3606館と極めて大きな規模で公開されたが、週末3日間の初週興行収入成績は、速報値で2021万ドル。公開2週目の『アイアンマン』の半分以下となり、初登場2位として世界に報じられた。更にその後の確定値では1856万ドルに下方修正されたため、『ベガスの恋に勝つルール』をも下回る3位が確定した[3]。日本での初週興行成績も1億0500万円の初登場5位にとどまり、最終的な全世界興行収入も IMDbPro の集計で1億ドルに満たない、配給元の期待を裏切る興行成績となった。
その他 [編集]
アメーバニュースによれば、テジョ・トゴカーン役のピは撮影の際に「俺は韓国人だし、韓国人が日本人を演じるのはおかしい。つまり、俺の役の国籍を日本から韓国に変更してほしい」と監督に直談判したという[4]。これには監督のウォシャウスキー兄弟も苦悩したらしいが、あまりのピの熱意に負け、ピの演じる役の設定を韓国人に変更したとされる[4]。さらに、ピは監督にハングルの格好良さを語ったとされ、韓国を誇示するために、元々文字を入れる予定のなかったレーシングスーツやヘルメットにハングル文字を入れさせた。しかし、妹の名はハルコで日本国籍としか考えられず、矛盾が生じている。[4]。
関連商品 [編集]
オリジナル・サウンドトラック [編集]
詳細は「スピード・レーサー (サウンドトラック)」を参照
2008年6月25日、『スピード・レーサー オリジナル・サウンドトラック』がジェネオン エンタテインメントより発売された。2,625円(税込)。
映像ソフト [編集]
2008年11月19日、DVDビデオ版とブルーレイビデオ版のセル販売及びレンタル販売が開始された。ワーナー・ホーム・ビデオより、DVD2枚組みの「特別版」が3,980円、ブルーレイ版は4,980円(いずれも税込)。
メディアミックス展開 [編集]
2008年6月18日、ノベライズ版が扶桑社から発売された。文庫本サイズで580円(税込)。
2008年7月24日、家庭用ゲームソフトとしてWiiとニンテンドーDSに対応した同名ソフトがアクティビジョンから発売された。ジャンルはレースゲームで、Wii版は6,090円、ニンテンドーDS版は5,040円(いずれも税込)。Wii版はWiiハンドルに対応している。
そのほか、映画公開と同時期にマテルやタカラトミーからそれぞれマッハ号の玩具が発売された。
関連項目 [編集]
脚注 [編集]
- ^ a b “Speed Racer (2008)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年12月12日閲覧。
- ^ IMDb Video: Speed Racer
- ^ 『スピード・レーサー』米で予想を下回るスタート - VARIETY JAPAN
- ^ a b c 映画『スピード・レーサー』の韓国人は反日? - アメーバニュース、2008年5月27日
外部リンク [編集]
- 公式ウェブサイト (日本語)
- 公式ウェブサイト (英語)
- Movie Review Query Engine: Speed Racer (2008)
- スピード・レーサー - allcinema
- スピード・レーサー - KINENOTE
- Speed Racer - AllMovie(英語)
- Speed Racer - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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