肝付兼太

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きもつき かねた
肝付 兼太
本名 肝付 兼正
(きもつき かねまさ)
生年月日 1935年11月15日(73歳)
出生地 日本の旗日本鹿児島県鹿児島市
民族 日本人
血液型 AB型
ジャンル 俳優声優
活動期間 1954年 -

肝付 兼太(きもつき かねた、1935年11月15日 - )は、日本の男性俳優声優演出家。本名は肝付 兼正(きもつき かねまさ)。劇団21世紀FOX主宰。鹿児島県鹿児島市出身。血液型はAB型。星座はさそり座。帝京高等学校卒業。身長171cm,体重50kg。

アニメでの出演作には『ドラえもん(テレビ朝日版)』(骨川スネ夫役)、『銀河鉄道999』(999号車掌役)、『忍者ハットリくん(テレビ朝日版)』(ケムマキ役)、『怪物くん(テレビ朝日版)』(ドラキュラ役)、『おそ松くん(1988年版)』(イヤミ役)、『元祖天才バカボン』(本官さん役)などがある。

目次

[編集] 経歴

アニメ創世記から活躍するベテランの1人。独特の枯れた声質を生かし、こまっしゃくれた少年や老人、人間以外の役もこなす。ディズニー作品において、2種類もの動物役を演じている、数少ない声優である。高校生の時に、演劇部で木下順二の『夕鶴』を上演したのがきっかけで芝居の道へ進む。当時の役者の仕事は映画かラジオが主で、本人曰く「ルックスに自信がなかった」ため、顔出しよりもラジオドラマで声のみで出演する「声優」の仕事を目指すようになる。高校卒業後は、劇団四季の前身である『劇団七曜会』に入団し、当時この劇団がNHKの仕事に積極的に取り組んでいたため、それが縁でNHKのラジオドラマに出演するようになる。

映画デビューは1956年公開の『こぶしの花の咲くころ』(家城巳代治監督)であり、当時は本名の「肝付兼正」として床屋の青年役で出演した。

ラジオドラマデビューは、NHKの『婦人の時間』という主婦向けのお昼の番組(今で言うワイドショーのようなもの)で、クリーニング屋の御用聞きの役。台詞は二言だけだったが、当時は全てが生放送だったこともあり、その時の緊張感と二言の台詞はいまだに忘れないという。

アテレコデビューは『地方検事』(TBS)という海外ドラマでの暴走族の役。

国産のアニメが登場してからは『0戦はやと』、『ビッグX』、『エイトマン』等にチョイ役で出演するようになるが、1965年、30歳直前にTBS版の『オバケのQ太郎』のゴジラ役でアニメのレギュラーを獲得する。その後は、ほとんどの藤子不二雄作品に出演するようになる。『ドラえもん』(テレビ朝日版)の骨川スネ夫役は、1979年の放送開始以来26年間務めた。肝付は日本テレビ版の『ドラえもん (1973年のテレビアニメ)』でもジャイアン役をつとめたが、自身はあまり記憶には残ってないと語っており、同作のことは白黒作品であったと勘違いしている。

キャストの高齢化に伴う改変のため、2005年3月18日をもってスネ夫役を降板するが、その後も『トリビアの泉』の影ナレーターなどの企画でスネ夫を演じた。また『それいけ!アンパンマン』のホラーマンや『トムとジェリー』の新作でトムを演じるなど、声優としての活動を続けているほか、『東京アニメーター学院』で声優科の講師も務めている。自身の俳優・声優業以外に自らが主宰する劇団21世紀FOXでは演出、構成を手がけるだけでなく、若手俳優の育成指導にもあたっている。2006年には、文学座代表の戌井市郎や演出家の瓜生正美らとともに「パラダイス一座」を結成するなど、70歳を越えた現在も精力的に演劇活動を行っている。アニメでは子供向け作品への出演が多いが、『銀河英雄伝説』(ホアン・ルイ役)のような大人向け作品もこなしている。

1985年に喉の手術のため入院した。(1980年頃からかなりのアニメ作品でキャラクターの声で出演していたため)そのため『ドラえもん』(テレビ朝日版)のスネ夫、『オバケのQ太郎』(テレビ朝日版)のハカセ役は『Q太郎』で木佐キザオ役で共演していた龍田直樹が代役を務めた(龍田とはその後、『キテレツ大百科』及び『21エモン』で共演)。

2004年ニトロプラスから発売されたドラマCD鬼哭街』では「ディレクション」(演出)としてクレジットされている(出演はしていない)。

2006年11月、第11回アニメーション神戸で、大山のぶ代らオリジナルレギュラー陣(テレビ朝日版)4人と共に特別賞を受賞。

2007年3月東京国際アニメフェア2007で、大山らオリジナルレギュラー陣(テレビ朝日版)4人とともに第3回功労賞を受賞。

2008年3月15日放送の『ナンボDEなんぼ』(関西テレビ)に大山のぶ代と共にゲスト出演。「声優のナンボ」をテーマに、ドラえもん収録時のエピソードや、今まで演じてきたキャラクターへの思い入れなどを語っていた。

2009年1月10日に放送された「あつまれ!キッズソング50~スプー・ワンワン 宇宙の旅~」で久しぶりにふくろこうじ・じゃじゃまるの声を担当した。

[編集] 人物・逸話

趣味はスポーツ全般(主にゴルフ)、落語。学生時代は落語家を目指していた時期もあったという。機械の類にも強く、かつて劇団が赤字になった際には、自分でビデオを編集し、それを売って赤字を埋めたと野沢雅子が著書で語っている。野沢とはかつて共演の機会も多く、夫婦以上に一緒にいる時間が長い時期もあったという。共演作は『銀河鉄道999』や『怪物くん』(テレビ朝日版)、『ドロロンえん魔くん』等。

アイディアマンとしての一面も持ち、80年代に開催された当時の若手声優イベント『声優フェスティバル』は彼の発案である。

『ドラえもん』(テレビ朝日版)で共演したジャイアン役のたてかべ和也とは、現在でも非常に仲の良いことで知られているほか、現在でも新人俳優や声優の卵を発掘した場合、相互に弟子として斡旋紹介をするなど、若手を2人3脚で育てるなどの活動も活発に行っている。

俊足の持ち主であり、50歳のときにテレビ朝日の『ビートたけしのスポーツ大将』に出場し、100m走で優勝している(タイムは11秒2)。さらにカールくんと対決して勝ったことがあるほど脚が速い(正確には90m走だったという)。

50歳頃までは酒が全く呑めず、番組の打ち上げなどでもコーラを飲んでいただけだったそうだが、現在では少量程度なら呑めるようになったという。

声優としてデビューした後もしばらくは食べられなかったため、旅行会社の添乗員をやっていた経験がある。

山口勝平の師匠にあたり、彼の「勝平」という芸名や彼と関智一高木渉のユニット「さんにんのかい」(2009年現在活動休止中)の名付け親でもある。

大隅地方の戦国大名肝付氏の末裔にあたる。

[編集] 出演作品

太字は藤子作品

[編集] テレビアニメ

1960年代

1970年代

1980年代

1990年代

2000年代

[編集] OVA

[編集] 劇場版アニメ

[編集] 吹き替え

[編集] ゲーム

[編集] 特撮

[編集] 実写

[編集] 人形劇

[編集] ラジオ

[編集] CD

  • FIRE BALL『999 MUSICAL EXPRESS』(M-1、M-16)
  • 鬼哭街ドラマCD『反魂剣鬼』(ディレクション)
  • Devil May Cry(ルドラ)

[編集] 舞台

  • 劇団21世紀FOX作品に多数出演。現主宰。
  • パラダイス一座旗揚げ公演「オールド・バンチ~男たちの挽歌」(2006年12月6日 - 12月13日、 ザ・スズナリ)
  • パラダイス一座公演「続オールド・バンチ~復讐のヒットパレード」(2007年12月12日 - 12月21日、 ザ・スズナリ)
  • 指揮者とは何か(2008年2月13日 、大阪市いずみホール)
  • 爆笑活劇 パタリロ西遊記2007年版(孔子)
  • パラダイス一座最終公演「続々オールド・バンチ~カルメン戦場に帰る」(2009年2月8日 - 2月15日、 下北沢 本多劇場)
  • 劇団K-Show第8回公演客演「今日の終電明日の始発」(2009年5月18日 - 5月24日、 新宿 スペース107)

[編集] 音響監督

[編集] 著書

[編集] その他

  • ゴルゴ13(実写版)外国人の声の吹き替え

骨川スネ夫の声で出演

※「影(副音声)のナレーター」(スタッフロールでは初登場のみ「影のナレーター:???」となっていた。

  • ファ見る! 2008年3月号の諜報員(スネ夫、ドラキュラ、車掌の声)

イヤミの声で出演

声で出演

[編集] 参考文献

  • 『声優界一刀両断!悟空とスネ夫の辛口トーク』(スクウェア・エニックス)P96~P116
  • 『演声人語 ベテラン声優が語る役者人生』(ソニー・マガジンズ)P78~P88
  • WEBアニメスタイルミニインタビュー「肝付兼太とギャートルズ」


[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク