科学忍者隊ガッチャマン

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科学忍者隊ガッチャマン
ジャンル SFヒーローアクション
アニメ
原作 吉田竜夫
監督 鳥海永行
音楽 ボブ佐久間
アニメーション制作 吉田竜夫、タツノコプロ
放送局 フジテレビ
放送期間 1972年10月 - 1974年9月
話数 全105話
映画
監督 鳥海永行
制作 タツノコプロ
封切日 1978年7月
上映時間 110分
テンプレート使用方法 ノート
ウィキプロジェクト アニメ
ポータル アニメ

科学忍者隊ガッチャマン』(かがくにんじゃたいガッチャマン)は、タツノコプロが制作したSFアニメ。世界征服を企む秘密結社ギャラクターと戦う、5人の少年・少女で結成された科学忍者隊の活躍を描いた作品である。

以下の5作品がある。

このページではテレビアニメ第1作『科学忍者隊ガッチャマン』、そのリメイク版となるOVA作品『GATCHAMAN』について扱う。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


目次

[編集] 作品解説

テレビアニメ版は1972年10月1日から1974年9月29日までフジテレビ系で毎週日曜日18時00分から18時30分に全105話が放送された。2年間の平均視聴率は約21%(タツノコプロの保存資料によると平均視聴率17.9%、最高視聴率26.5%)。本作品の成功により、『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』『宇宙の騎士テッカマン』といったヒーローものが続き、タツノコプロの一つの路線を構築した代表作である。人気や知名度の高さからその後、映画版や続編、OVAも制作された。

タツノコプロ企画文芸部の鳥海尽三と陶山智によって企画が練られた。鳥海によると、『忍者部隊月光』、『世界少年隊』といった吉田竜夫漫画は特に意識した訳ではないというが、結果的に少年少女によるチームが敵と戦う構成は踏襲することになった。一方、プロデューサーの九里一平は、前述の2作をベースにしたとし、太平洋戦争が舞台の『忍者部隊月光』では夢がないので科学忍者としたと述べている[1]。吉田竜夫と九里一平のデザインによる斬新なコスチュームと劇画タッチで個性溢れるキャラクター、SF作家小隅黎柴野拓美)によるSF考証、さらには中村光毅のデザインしたメカニックとそれを演出した本作が監督デビューになる鳥海永行によるメカ描写が当時としては未来的でリアルな物であったため、その後のSF・ヒーローアニメの方向性に多大な影響を与えている。

当初は巨大メカと戦う低年齢向けのアクションものとして開始したが、公害科学戦争などの現実的でシリアスなテーマ、肉親の情や過去といったドラマ性など、子供向けアニメの枠に収まらないエピソードが人気を呼んだ。PCB原子力船など当時の社会問題を素材に用いた回もあるほか、敵組織ギャラクターが科学忍者隊を出し抜き勝利を収めたり、作戦そのものは失敗するも1つの都市を壊滅させたりなど、通常なら考えられない展開も多かった。視聴率は高かったため当初1年間の放送予定が2年に延長され、タツノコプロを代表するSFヒーローアクションものとなった。

当時のタツノコプロには実写用カメラが装備されており、実写映像やオプチカル合成のシーンも随所に採用されている。オープニング冒頭に登場する地球は、質感を出すため調理器具のボウルを紙粘土で覆い、その上にを描いたものを撮影している(発案は撮影の細野正、描いたのは美術設定の中村光毅[1]

連続テレビアニメでありながら、1話あたりのセル画枚数は平均5千から6千枚に及び、1万枚を超えた驚異的な回もあった。第1話「ガッチャマン対タートル・キング」は特に秀逸とされ、怪獣映画のスケール感があると評価された[2]。後のオリジナルビデオアニメ版でこの回のリメイクが試みられている。作画面では同じく劇画タッチだった『アニメンタリー 決断』から引き続き、作画監督の宮本貞雄をはじめ、須田正己湖川友謙、井口忠一らが参加。さらに前番組の『いなかっぺ大将』から二宮常雄らが加わり『決断』での経験も活かされ、リアルタッチの作画でタツノコプロの名を高めた。

本作の仮タイトルには「科学忍者隊バードマン」や「科学忍者隊シャドウナイツ」があったが、広告代理店読売広告社の松山貫之専務による発案により『ガッチャマン』に決定[2]。松山によると、メカが合体するときの「ガッチャン」という擬音から発想したというが、「まるでギャグものだ」とタツノコプロのスタッフ側からは不評であったという。何となくフィーリングでつけたため、「ガッツとマンでガッチャマン」と説明される[3]こともあった。別説では吉田竜夫ら主要スタッフが企画会議という名目の飲み会を行っていた際、誰からともなく「ガッチャマン!」と叫び、それがそのまま決まってしまったというのがある[4]。よく間違えられるが作品内の設定では、「ガッチャマン」とは、組織の名前ではなく科学忍者隊のリーダーの称号である。正確に呼ぶならば、リーダーの大鷲の健以外の四人は「ガッチャマン」ではなく、単に科学忍者隊の隊員、ということになる(実際、エンディングのキャスト紹介においては、健のみ「ガッチャマン」という役名になっている)。敵方の「ギャラクター」は過去のタツノコプロ作品『宇宙エース』に登場するSF作家の広瀬正が名付けた敵キャラクターの名前を再利用したもの。山猫からつけられた「ベルク・カッツェ(独:Berg-Katze)」などというネーミングともども、インパクトの強さを狙って、スマートすぎない名前にした、との関係者との回想がある。

また、熟慮の上キャスティングされた声優陣も好評で、南部博士役の大平透は、当時タツノコプロ作品では『ハクション大魔王』などギャグアニメの印象が強い声優だったが、本作ではシリアスな役柄にもかかわらず、あえて起用に踏み切り成功した。ベルク・カッツェのキャラクターは最初から細かく設定されていたわけではなく、カッツェを演じた俳優・寺島幹夫の独特な演技にスタッフが影響を受け、あとから肉付けされた部分が多いという。

タツノコプロの金字塔とも言うべき作品に仕上がったにもかかわらず、企画の鳥海尽三は、ガッチャマンの設定について「(後から思うと)あまりにもずさんで荒唐無稽だった」と後悔し、この思いが、鳥海が『小説・科学忍者隊ガッチャマン』(1989年発表)を書く動機になった。

[編集] 登場人物・キャスト

ガッチャマン―大鷲の健/G-1号
声:森功至
18歳。本名・鷲尾健。科学忍者隊のリーダー。ガッチャマンとは「科学忍者隊の5人」を指すのではなく、科学忍者隊のリーダーである彼の称号である。身長180センチ、体重60キロ。普段はテストパイロット。変身後の武器は鳥の形をしたブーメラン。一般的には「バードラン」という名前で呼ばれているが、これは武器の名称ではなく、変身時の「バード ゴー!」同様にブーメランを投げる際に言う掛け声である("Bird, run!" - 「鳥よ、走れ!」)。なお、本編中では本名は必要最小限のみしか出てこず、専ら名のみ、若しくは通り名で呼ばれている。普段はあまり金がないらしく、ジュンの経営するスナックでしばしばツケで飲み食いをし、甚平に支払いを求められている。ジュンに恋愛対象としての好意を持たれているのだが、科学忍者隊の任務を最優先する気持ちと、色恋沙汰にまるっきり疎いため、そのことに全く気がついていない。100話では、20年後の世界にタイムスリップして、ギャラクターに完全に支配された世界(というよりは、ギャラクターが作り上げた嘘の世界である)を目の当たりにして絶望してしまうが、ある機転によって正体を見破った。リーダー然とした冷静沈着な性格であるが、父親であるレッドインパルスこと鷲尾健太郎が死亡した際にはギャラクターに激しい憎悪を抱き独断専行に走ったが逆に冷静さを欠けたことが災いしてギャラクターの罠に嵌ってしまう。
コンドルのジョー/G-2号
声:佐々木功
18歳。本名・ジョージ浅倉。日系イタリア人。身長185センチ、体重60キロ。科学忍者隊のサブリーダー。メンバーの中で一番大人びていて、無鉄砲で皮肉屋。健と何かと対立することが多い(特にバードミサイルの発射に関して)が、お互いの力は認め合っている。また、皮肉屋といっても性格は明るく、人付き合いはよい。ギャラクター隊員(父ジュゼッペ、母カテリーナの浅倉夫妻)の子として生まれるが、逃亡を図った彼らはギャラクターに殺害され、自身も南部に助けられた過去がある。普段はレーサー。変身後の武器は羽根手裏剣と、ワイヤー弾、信号弾など様々な種類の弾を撃つことができる拳銃、エアーガン。なお、本作に於いては羽根手裏剣は他のキャラクターも使っており(健とジュンがそれぞれ一度ずつ)、必ずしも彼専用の武器というわけではない。アイキャッチの「ガッチャマン!」と言う声は佐々木が担当しており、次作『II』以降もアイキャッチで使用されている。
白鳥(しらとり)のジュン/G-3号
声:杉山佳寿子
16歳。アメリカ人と日本人のハーフ。身長160センチ、体重45キロ。普段は“ゴーゴー喫茶・スナックJ”を経営している美少女。だが、料理は苦手(目玉焼き程度しかできないらしい)なので、専ら甚平が担当。このスナックJは、ジュンと甚平の家であると同時に、忍者隊メンバーの溜り場兼情報交換の場になっている。孤児院で育った少女のためかどうかは解らないが、苗字は作品中では明らかにされていない。しかし、自分の生い立ちをある程度ジュン本人が覚えている(ハーフであることなど)ので、実際には苗字はあると思われる。変身後の武器は刃が仕込まれたヨーヨー爆弾のプロでもある。健に人知れず恋愛感情を持っている。甚平にはたびたびそのことでからかわれている。しかし、なかなか健本人にはそれが伝わらず、そのことで悩んでいたりもする。
燕(つばくろ)の甚平/G-4号
声:塩屋翼
推定年齢11歳。身長120センチ、体重30キロ。一人でジュピタ山をさまよっている時ジュンに発見された孤児で、ジュンと同じ孤児院で育った。そのため、ジュンを姉のように慕う。健を常に「兄貴」と呼んでいる。ジュンと同じく苗字は不明。スナックJのウェイター料理人で、普段もジュンと一緒に暮らしている。第1話などでは伊賀忍者一族の末裔と自称している。変身後の武器はアメリカンクラッカー。打撃を加えたり、敵に投げつけて動きを封じたりする。担当声優の塩屋はこの頃はまだ子役声優で、自身もまさに変声期に差し掛かった時期であったため、第1話と最終話では、声色が全く変わっているし、登場人物(竜)に声変わりを指摘される場面もある(第87話)。本当の誕生日は不明だが、ジュンと出会った日を誕生日と決めていて、「甚平」という名前もジュンが付けたという設定。なお「甚平」という名の由来は企画の鳥海尽三いわく「ぼくのおじさんの名前」とのことである。
みみずくの竜/G-5号
声:兼本新吾
17歳。本名・中西竜[5]。身長170センチ、体重80キロ。日本の東北地方漁師の息子。普段はヨットハーバーの管理人。のんびりしているが海で鍛えた怪力を持ち、水中戦や船の操船で活躍する。ゴッドフェニックスのメインパイロットも務める。メンバーの中で唯一明確に肉親(両親と弟)が健在である(父の声:辻村真人、弟誠二の声:野沢雅子[6]。そのため、南部博士の配慮で戦闘に直接加わることは少なく、G-5号で待機していることが多いせいで目立たない。本人も留守番役に文句を言う描写が多い。しかし、一度戦闘に参加させようとした際はG-5号で居眠りをしていたため、そのことに落ち込みチームをやめようとした。ジョーと同様のエアーガンを持たされているが、ほとんど使われず、白兵戦時は専ら怪力一本で戦う。
南部考三郎博士[7]
声:大平透
48歳。科学忍者隊生みの親で、彼らの親代わりでもある。科学技術庁の中でいち早くギャラクターの存在を察知した人物でもある。オックスフォード大学ケンブリッジ大学の両方で学んだ天才的な科学者で、科学技術庁長官。のちに国際科学技術庁の最高幹部。その若さで東京大学名誉教授でもある。それゆえアンダーソン長官からの信頼も厚い。独身。モデルは芦田伸介
レッドインパルス
声:吉沢久嘉
中盤より登場。もう一つの南部博士直属部隊、深紅の戦闘機隊レッドインパルスチームを率いる謎の男。操縦や格闘ではガッチャマン以上の腕を持ち、ギャラクターに苦汁をなめさせるベルク・カッツェの仇敵である。
その正体は幼い頃行方不明になっていた健の父、鷲尾健太郎。53話で健に正体を明かした後、V2計画阻止の為に我が身を犠牲にして有人ミサイルで特攻。ヴァンアレン帯を押し戻して地球を救った。後に3作目「F」では細胞破壊に苦しむ健の夢に登場する。
ベルク・カッツェ
声:寺島幹夫(女性に変装した時の声は主に沢田敏子此島愛子が担当) 
ギャラクターの「首領」で、自称「次期総裁」。総裁Xの忠実な配下として、ギャラクターの実働部隊を指揮する。特技は変装・変身で女性に化けること。これはカッツェ女性説の一因ともなった。他に、時に仕草や言葉尻が女性のようである、濃い色の口紅を好んで付けている、感情の起伏が激しくヒステリー、等が挙げられた。彼の正体を探るのも番組の伏線の1つであった。その実態は総裁Xによって、男女の双子として生まれるはずの二人の人間を掛け合わせた雌雄同体ミュータントである。幼少期は細胞が安定せず、ほぼ一年ごとに性別が入れ替わっていたため、奇異や嫌悪する人目を避け、隠れるように生きてきた。思春期が過ぎ、成長が安定した頃には自分の意思で性別を入れ替えることが出来るようになっていた。IQが280と相当に高いのも、二人分の脳細胞を持つから、という説明がなされている[8]
望まぬ姿でこの世に生を受け、奇異の目や揶揄に晒され続けたために強い劣等感を抱き続けてきた。己の運命を受け入れるためには「自分は選ばれた特別な存在なのだ」と信じ、思い込み、それを肯定・証明する必要があった。その意思は正義ではなく悪の道に向けられ、悪の組織ギャラクターの一員となり、類い稀な頭脳を用いて幹部に昇進。やがて首領の地位に就いた。
「デブルスター」という円盤に乗り指揮を執る[9]。概して作戦を立てたり、メカを考案したりする「軍師」的存在であり、作戦の実行は「隊長」と呼ばれるギャラクター隊員の比較的優秀な者に担わせているが、初期には全く別の扮装をして自ら隊長として行動することもあった。7話では骸骨怪人の扮装でカッツェンベルヒと名乗り、10話でも蟻怪人の扮装で(エンディングクレジットではベルク・カッツェのまま)隊長として指揮を取る等している。第7話で自ら鞭を振るってロケットや飛行機を破壊したり、16話でガッチャマンと取っ組み合いをしたり、第35話で乗っ取った国の大臣を宮殿の窓から投げ飛ばすなど、若干の格闘戦を演じたものの、その後は銃器に頼るようになり、素手での格闘力は影を潜めてしまい、ガッチャマンに対しては殆ど無抵抗でボロボロにやられてしまうようになるまで弱くなる。そして定番となっている逃げ足の早さはどの悪役にも負けないほどであり、ガッチャマン達もカッツェの逃げ足の早さには舌を巻いている(メカには必ずカッツェ用の脱出ポッドがある)。ギャラクター隊員を持ち駒・消耗品ぐらいにしか考えておらず、保身の為ならばと躊躇いもなく切り捨てる。そのような所業が度々あるにも関わらず、隊長や隊員達からは「カッツェ様」と呼ばれ、追従されている。
自らの生みの親である総裁Xの評価を異常なまでに気にしており、作戦が失敗したり一言多かったりして総裁Xに叱責されるのが定番だった。たまに褒められて有頂天になることもある。特に中盤以降になると、ギャラクター隊員達との掛け合いが笑いをとる方向に進むようになり、シリアスな物語中でのコミカルさを演出していた。しかしただの間抜けな悪役ではなく、最後の最後でその総裁Xに見捨てられ、騙されていたことを知り、自暴自棄の半狂乱になる場面がある。己の呪われた運命を嘆き悲しみ、それまで自身を支えていた全てを失ってマグマに投身自殺する場面に、ミュータントにされた者の悲哀が強く打ち出されていた。名前の由来はドイツ語で「 (Berg)」+「 (Katze)」(山猫そのものに相当するドイツ語の単語はWildkatze)。
総裁X
声:田中信夫
200万光年離れたアンドロメダ星雲の中にあるセレクトロ星からある命令を受けてやって来た正体不明の、ギャラクターの総支配者。本作では21話で登場したヘンジンマン博士によって暴露させそうになるが最後まで正体は不明であった。宇宙最高の頭脳を自認しており、次々と高度な科学力を背景にした作戦を立案するが、尽くガッチャマンによって阻止される。本部からは動けないらしいが、姿を現して、ガッチャマンの手中に落ちたベルク・カッツェの危機を救った事がある。
その正体は4年後の次作『ガッチャマンII』にて明らかになる。
企画段階では「総裁Xは実在せず、ベルク・カッツェを操っていた幻だった」という設定案があったが、アニメではわかりにくいということで採用されなかった。このアイデアは後に『タイムパトロール隊オタスケマン』で陽の目を見ることになる。
ギャラクター隊員
牙と長髪付きのマスクを被り、オリーブドラブの制服を着たギャラクターの戦闘員。デブルスターやブラックバード等の精鋭部隊に属さない、いわゆる一般隊員達である。
鉄獣の乗組員として戦ったり、出動してきた忍者隊に対し支給されている拳銃やサブマシンガン、手榴弾で応戦するが、歯が立たない場合がほとんど。多くはギャラクターの勢力拡大で各地の組織が吸収合併された際に隊員へ編入されたため、一部を除いて士気や能力、組織に対する忠誠度は低く、規律も緩い。非番の時には飲酒が許可されているなど、一応の福利厚生も存在する。劇中ではしばしばコミカルに描写されることもあった。またカッツェの命令で着替えた際など、私服を所持していることが描写されたこともある。
ギャラクター隊長
鉄獣メカの指揮官や基地司令を務めるギャラクターの中間管理職。主に一般隊員からの叩き上げで「勲章を20個貰うと隊長」との台詞が劇中に出て来る。なお、隊長に昇格するまでは何個勲章をもらっていようとも、服装や徽章などの特別待遇はなされないが、隊長になると独自の衣装が許される。隊長には金髪のアフロヘアなどかなり奇抜な格好をした者が多いが、中には「10年間働いて隊長になった」者など隊員服のままだった者もいる。能力は玉石混淆で科学忍者隊の正体をロボットだと誤認した者のような無能者から兵器の性能に頼ったとはいえ、一度は忍者隊に勝利したアルケオ隊長(この表記は登場回にレッドインパルス隊長も登場していたという事情によるものである)など忍者隊に匹敵する者まで存在する。なお、階級的には隊長の上にはベルク・カッツェら幹部が、下には「チーフ」と呼ばれる小隊長が存在し、彼らは色違いの隊員服を着用している。「司令官に抜擢してやる」というカッツェの台詞もある。また、彼らが不信を抱いておりカッツェの地位が危なくなっているという総裁Xの台詞もある。
ナレーター
声:木下秀雄

[編集] 登場メカ

ブレスレット
忍者隊員が腕にしている。トランシーバー、緊急時のバードスクランブルなどの機能の外、各人の「バード・ゴー!」という声紋に反応して3,600フルメガヘルツという高周波を発し、各人が普段着ている服をバードスタイルに変化させ、同時に偽装したG-1 - 4号のメカを本来の忍者隊仕様に変化させる。バードスタイルに変身するために普段着る服は特殊加工をしているらしく、メンバーは胸に1から5の字をあしらったTシャツにベルボトム調(ジュンと甚平はストライプ調)のパンツ、決まった靴の姿でしか描かれていない。これは後のシリーズでも同様だが、デザインは各シリーズで異なっている。因みに「II」では、Tシャツの数字が小さくなり、ボトムは時代を反映してか、スリムジーンズになっていた(「II」ではジュンと甚平もボトムはストライプカラーからそれぞれ白とブルーの単色になった)。物語途中でジュンのブーツが脱げてギャラクターに確保され、変身の秘密が暴かれたりもしている。この時の資料を基にギャラクターは研究を重ね、後に浴びせただけでバードスタイルを解除する大型銃・メガナイザーを開発し、実戦に使用している。
なお、変身中、ブレスレットを外しただけでは変身は解けないが(バードスクランブルの電波受信のため、外す場面がある)、壊れた時には変身は解けてしまう。
ゴッドフェニックス
G-1号機からG-5号機の5台のマシンが合体した大型偵察・攻撃機。メインのパイロットは、留守番役を兼ねることが多い竜。コクピットは機体のほぼ中央、ドーム部の下にあり、キャノピーは無く専らモニター映像を頼りに飛行・航行する。外を映すカメラがどこに配置されているのかは不明。武器は機体上面に内蔵された連装式のバードミサイル。67話から機体下面に超バードミサイルを二発、追加装備した。最高速度は飛行時マッハ5・水中潜航時40ノット。必殺技は、高速飛行することで大気との摩擦熱により「炎を纏った鳥」の状態となって、敵メカ鉄獣の胴を体当たりで撃ち抜く「科学忍法・火の鳥」だが、これは必殺の技であると同時に空中分解の危険性も孕んだ諸刃の剣である(火の鳥の際には、全ての座席は対Gなどのために前向きになる)。バリエーション技として、火の鳥を発動させた後、各Gメカの合体を解除し、各機が炎に包まれた状態で体当たりを行う、「火の鳥・影分身」がある(58話で初使用)。なお、火の鳥をはじめとするゴッドフェニックスの武装は、G-1 - 4号までの全てがG-5号と合体しないと使えないのだが、1機不在の機体があった時に、ジュンのヨーヨーで短絡して無理矢理にバードミサイルを放ったことがある。
当初、忍者隊はギャラクターの本部発見が最優先事項とされており、任務中の積極的な戦闘は厳しく禁じられていた。そのためバードミサイルの発射スイッチにはカバーが取り付けられ、発射するにはゴッドフェニックスに5人とも搭乗している状態で、かつ南部博士の許可が必要だった。しかしギャラクターの破壊活動は次第に激しさを増し、攻撃開始の判断が遅れることで生じる都市への被害や忍者隊自体の危険も大きくなっていったため、まもなく忍者隊の独断で攻撃を行えるようになった。カバーを叩き割って発射ボタンを無理矢理に押すのはたいていジョーの役だが、普段は止める役の健もたまにやっている。
だが、その後もギャラクターの鉄獣メカは強力化し続け、ゴッドフェニックスが撃墜されることも度々起きるようになってきた。そして67話『必殺! ガッチャマンファイヤー』ではついにゴッドフェニックスが大破炎上してしまう。そして新たに二号機建造の際、ゴッドフェニックスと各Gメカに武装の追加・装甲強化が行われた。
このように、「正義の味方」が操るメカ物としては意外にも弱い部類に入る。シンプルなデザインで、無敵の強さを持っているわけでもないが、メンバーの勇気と機転で数々のピンチを乗り越え、「科学忍者隊の相棒」という言葉が最も似合う、独特の存在感を放つ人気の高いメカである。
なお、続編『ガッチャマンII』ではニューゴッドフェニックスに役目を譲って引退し、南部博士の別荘に保管されていたが、第47話ではパンドラ博士の操縦で再度登場、新旧ゴッドフェニックスによるダブル火の鳥を披露している。
G-1号機
単座の可変翼ジェット機。ただし、翼の稼動はゴッドフェニックスへの合体時のみである。大鷲の健が搭乗。最高速度はマッハ4。普段は健の自家用セスナの姿に偽装しているが、健がガッチャマンに変身すると共にG-1号に変身する。ゴッドフェニックスの尾部に合体し、垂直尾翼・副エンジンを兼ねる。当初は固定武装がなく、専らカメラなどで空からギャラクター基地を探すのが主任務だったが、67話から操縦席の後ろにガッチャマンファイヤーという連装熱線砲を内蔵し、戦闘機として機能するようになった。なお実際には活かされなかったが、設定上は潜行もできる。
G-2号機
レースカー型の高速マシン。コンドルのジョーが搭乗。ガスタービンエンジンを搭載し、最高時速1000km。フォーミュラカー状の車体だが、フロントウィングに相当する箇所にはライトが装備されている。普段はジョーの自家用レーシング車の姿に偽装しており、ゴッドフェニックスの機首部に収納される。先頭部に様々な機材を取り付けることができ、ゴッドフェニックスに合体した状態で使用されることもある。空は飛べない上に水中や水上では使えず(本来は、フォーミュラカー状のマシンにこういうシチュエーション下での運用を求めること自体が酷な話なのだが)、雪山を走るにもG-3号とは違い特殊仕様が必要、と、4機の中では意外にも一番活動範囲が狭い。他の機体と同様に、当初はギャラクター隊員を跳ね飛ばすしか闘う術がなかったが、67話から先頭部にコンドルマシンというガトリング砲を内蔵。
他の機体は作品によって違いがあるものの、G-1号が飛行機、G-2号がフォーミュラカー状のマシン、という点だけはシリーズ作全てで共通している。
G-3号機
オートバイ型マシン。白鳥のジュンが搭乗。最高時速700km・水上最高時速200km。普段は大型バイクの姿に偽装しておりゴッドフェニックスの左翼端部に収納される。自力飛行はできないが、オープニングに見られるように水上を走ったり、劇中では雪山を走ったりと、「一見オンロード仕様に見える」二輪車としては驚異的な運動性能を見せている。67話からはジュンロケットという連装ロケットランチャーを装備した。なお、このジュンロケットは車体から外し、単体で射撃することが可能。
G-4号機
水陸両用装甲車。ヘリコバギーとも呼ばれる。燕の甚平が搭乗。最高時速200km。普段はバギーに偽装している。ゴッドフェニックスの右翼端部に収納される。装甲車だが偏向式ジェットを装備しており飛行も可能。陸空だけでなく水上、水中や、場合によっては地中での活動もこなす万能ぶり。口状の部分からドリルや回転ノコギリなど様々な機材や武器を繰り出す、何が出てくるかわからない「玉手箱メカ(当時の企画書より)」である。なお、この口状の箇所はそのまま乗降口も兼ねている。67話より甚平爆弾を装備したが、前述の通り武装強化以前から武装を出していたので、他の機体の追加武装ほどは目立たなかった。
G-5号機
大型のホバー輸送機。みみずくの竜が搭乗。他の機体のように偽装機能はなく、普段は竜の家のそばにある漁港の海底に隠されている。G-5号自体がほぼゴッドフェニックスの本体そのものなのだが、他の4機を合体させ、回路が繋がっていないと全く本来の性能は発揮できず、火の鳥はもちろん、バードミサイルの発射すらできない。忍者隊の前線基地として機能する最も重要なパーツであり、また単体では戦闘にあまり向かないため後方で待機させられていることが多く、竜はよく不満を漏らしていた。ただし竜が留守番役となっているのは、家族が健在である竜になるべく任務中の危険が少なくなるよう南部博士が配慮したからとされる。
他の4機は後に武装が強化されたが、G-5号時に武装が使えないのは変わらなかった。
三日月サンゴ礁
次第に激しくなるギャラクターの攻勢を予想して、南部博士が極秘裏に建造した移動秘密基地。三日月型の天然珊瑚礁を模した人工島の下に基幹部分があり、海中からでないと基地だとは容易には見破れない。ゴッドフェニックスを収容可能なドック及び補給/整備施設があり、第92話でギャラクターの攻撃により破壊されるまで科学忍者隊の本拠地として用いられた。移動要塞ではなく、あくまで研究ラボ兼ゴッドフェニックスの支援施設であり、武装は施されていない。
レッドインパルス戦闘機
深紅に塗装された双発の高性能単座ジェット機。レッドインパルスチームが使用する戦闘機で機動性も高く、科学忍者隊の危機を度々救っている。ミサイルとバルカン砲が主な武器。
鉄獣メカ
ギャラクターの作戦に用いられる巨大メカの総称。単に「鉄獣」とも呼称される。なお当初は「怪獣ロボット」後に「怪獣メカ」と呼ばれ、本作ではサブタイトルに使われることはあるものの、本編では90話で「メカ鉄獣」と呼ばれたのみである。『ガッチャマンII』以降では、本編中および主題歌(『ガッチャマンF』ED)に、この語が用いられた。例外もあるが操縦には多数の乗組員が必要で、感覚的には機動兵器と言うより戦艦に近い運用がなされる。
主にアルケオやモスコーンと言った動植物をモチーフにした形状が多いが、ミイラ、ネオン、マグマ等の一連の巨人シリーズや、シャッターキラーやコマキング等の「タイムボカンシリーズ」に登場しそうな、身近な道具類の寄せ集め的なデザインの鉄獣も登場している。他のロボット物の敵役のようなやられ役と思われがちだが、ゴッドフェニックスを撃退した機体も少なくはない。第1話での、雨をバックに登場した鉄獣メカタートルキングの格好よさは語り草にもなっている。
鉄獣メカを手がけた人物の1人として劇中にオガワラー博士なる、大河原邦男に因んだキャラクターが登場し、「私が折角いいメカを作っても、あなたがめちゃくちゃに…」という趣旨で、ベルク・カッツェに毒ついたシーンが描かれてもいる。なお、番組中にはナカモーラというオガワラーの助手も登場している。こちらも番組のメカデザインを手がけた中村光毅が名前のモデル。
デブルスター
ベルク・カッツェ専用機。空飛ぶ司令室的に運用され、円盤形の本体を中心に、地上走行も可能な特殊戦闘機を放射状に5機接続してある。カッツェ=女隊長(デブルスター指揮官)であるためか、機体と同名の特殊部隊「デブルスター」の旗艦として用いられ、乗組員は全てデブルスター部隊の女性隊員である。本体が戦闘に使われた事例は皆無だが、その特殊戦闘機は南部博士暗殺に使用されている。

[編集] スタッフ


[編集] 主題歌

「ガッチャマンの歌」
作詞:竜の子プロ文芸部、作曲:小林亜星、編曲:ボブ佐久間、歌:子門真人コロムビアゆりかご会
第1話 - 第22話エンディング、第23話 - 第105話オープニング
子門自身によるカバー版(「谷あきら」名義、コーラスはヤング・フレッシュ)も存在する。
「倒せ! ギャラクター」
作詞:竜の子プロ文芸部、作曲:小林亜星、編曲:ボブ佐久間、歌:コロムビアゆりかご会
第1話 - 第22話オープニング、第23話 - 第105話エンディング

[編集] 放送リスト

話数 サブタイトル 脚本 演出 美術設定
1 ガッチャマン対タートル・キング 鳥海尽三 鳥海永行 中村光毅
2 魔のお化け空母現わる 陶山智
3 嵐を呼ぶミイラ巨人 酒井あきよし
4 鉄獣メカデゴンに復しゅうだ 西牧秀雄 野々宮恒男
5 地獄の幽霊艦隊 松浦健郎
曽田博久
案納正美
6 ミニ・ロボット大作戦 永田俊夫 中村光毅
7 ギャラクターの大航空ショー 松浦健郎
曽田博久
西牧秀雄 伊豆島君江
8 三日月サンゴ礁の秘密 鳥海尽三 鳥海永行
9 月よりの悪魔 松浦健郎
曽田博久
10 地底怪獣大戦争 西牧秀雄 中村光毅
11 謎のレッド・インパルス 鳥海尽三 鳥海永行 野々宮恒男
12 大喰い怪獣イブクロン 永田俊夫 西牧秀雄
13 謎の赤い砂 松浦健郎
曽田博久
黒川文男 伊豆島君江
14 恐怖のアイス・キャンダー 陶山智 大村節夫
15 恐怖のクラゲ レンズ 松浦健郎
曽田博久
笹川ひろし 野々宮恒男
16 無敵マシン メカニカ 黒川文男 伊豆島君江
17 昆虫大作戦 陣野修 西牧秀雄 野々宮恒男
18 復讐!くじら作戦 松浦健郎
曽田博久
鳥海永行 伊豆島君江
19 地獄のスピード・レース 陶山智 黒川文男 野々宮恒男
20 科学忍者隊危機一発 [10] 酒井あきよし 大村節夫 伊豆島君江
21 総裁Xは誰れだ 松浦健郎
曽田博久
西牧秀雄 野々宮恒男
22 火の鳥対火喰い竜 陶山智
鳥海永行
鳥海永行 伊豆島君江
23 大暴れ メカ・ボール 鳥海尽三 山田勝久 大河原邦男
24 闇に笑うネオン巨人 西牧秀雄 中村光毅
25 地獄の帝王マグマ巨人 松浦健郎
曽田博久
黒川文男 野々宮恒男
26 よみがえれゴッドフェニックス 永田俊夫 棚橋一徳 伊豆島君江
27 ギャラクターの魔女レーサー 大村節夫 野々宮恒男
28 見えない悪魔 梅谷卓司 鳥海永行 伊豆島君江
29 魔人ギャラックX 久保田圭司 西牧秀雄 野々宮恒男
30 ギロチン鉄獣カミソラール 梅谷卓司 案納正美 中村光毅
31 南部博士暗殺計画 永田俊夫 鳥海永行 野々宮恒男
32 ゲゾラ大作戦(前編) 鳥海尽三 案納正美
33 ゲゾラ大作戦(後編) 西牧秀雄 中村光毅
34 魔のオーロラ作戦 梅谷卓司 野々宮恒男
35 燃えろ砂漠の炎 永田俊夫 鳥海永行
36 ちびっ子ガッチャマン 松浦健郎
曽田博久
案納正美 小杉光芳
37 電子怪獣レンジラー 落合茂一 鳥海永行 野々宮恒男
38 謎のメカニックジャングル 松浦健郎
曽田博久
西牧秀雄 小杉光芳
39 人喰い花ジゴキラー(前編) 梅谷卓司 鳥海永行 岡田和夫
40 人喰い花ジゴキラー(後編) 野々宮恒男
41 殺人ミュージック 松浦健郎
曽田博久
西牧秀雄 小杉光芳
42 大脱走トリック作戦 案納正美 岡田和夫
43 悪に消えたロマンス 徳増正彦 黒川文男 野々宮恒男
44 ギャラクターの挑戦状 鳥海尽三
陶山智
案納正美 小杉光芳
45 夜霧のアシカ忍者隊 鳥海尽三 西牧秀雄 岡田和夫
46 死の谷のガッチャマン 陶山智 鳥海永行 野々宮恒男
47 悪魔のエアー・ライン 梅谷卓司 黒川文男 小杉光芳
48 カメラ鉄獣シャッターキラー 西牧秀雄 新井寅雄
49 恐怖のメカドクガ 陶山智 案納正美 岡田和夫
50 白骨恐竜トラコドン 鳥海永行 野々宮恒男
51 回転獣キャタローラー 鳥海尽三 西牧秀雄
52 レッドインパルスの秘密 鳥海永行 小杉光芳
53 さらばレッドインパルス 陶山智
鳥海尽三
鳥海永行 大沼敏孝
54 怒りに燃えたガッチャマン 酒井あきよし 案納正美 野々宮恒男
55 決死のミニ潜水艦 永田俊夫 黒川文男
56 うらみのバードミサイル 徳増正彦 西牧秀雄 大沼敏孝
57 魔の白い海 松浦健郎
曽田博久
鳥海永行 中村光毅
58 地獄のメカブッタ 松下幹夫 小杉光芳
59 怪獣メカ工場の秘密 鳥海尽三 黒川文男 野々宮恒男
60 科学忍者隊G-6号 酒井あきよし 西牧秀雄 大沼敏孝
61 幻のレッドインパルス 永田俊夫 案納正美 野々宮恒男
62 雪魔王ブリザーダー 久保田圭司 西牧秀雄 小杉光芳
63 皆殺しのメカ魔球 多村映美 野々宮恒男
64 死のクリスマスプレゼント 松下幹夫 案納正美 小杉光芳
65 合成鉄獣スーパー・ベム 松浦健郎
曽田博久
西牧秀雄 中村光毅
66 悪魔のファッションショー 鳥海尽三 黒川文男 大沼敏孝
67 必殺!ガッチャマンファイヤー 陶山智 鳥海永行 中村光毅
68 粒子鉄獣ミクロサターン 鳥海永行
69 月下の墓場 鳥海尽三 案納正美 小杉光芳
70 合体!死神少女 多村映美 中村光毅
71 不死身の総裁X 陶山智
鳥海尽三
鳥海永行 野々宮恒男
72 大群!ミニ鉄獣の襲来 久保田圭司 黒川文男 小杉光芳
73 カッツェを追撃せよ! 西牧秀雄 野々宮恒男
74 バードスタイルの秘密 小杉光芳
75 海魔王ジャンボシャコラ 案納正美 野々宮恒男
76 あばかれたブレスレット 陶山智 西牧秀雄 小杉光芳
77 成功したベルクカッツェ 酒井あきよし 案納正美 中村光毅
78 死斗!海底1万メートル 松下幹夫 鳥海永行 小杉光芳
79 奪われたガッチャマン情報 徳増正彦
陶山智
案納正美 野々宮恒男
80 よみがえれ!ブーメラン 柳川茂
陶山智
西牧秀雄 小杉光芳
81 ギャラクター島の決斗 久保田圭司 鳥海永行 野々宮恒男
82 三日月サンゴ礁を狙え! 陶山智 案納正美 小杉光芳
83 炎の決死圏 松下幹夫 西牧秀雄 中村光毅
84 くもの巣鉄獣スモッグファイバー 徳増正彦
85 G-4号はあいつだ 鳥海尽三 野々宮恒男
86 ギャラクターの買占め作戦 久保田圭司 小杉光芳
87 三段合体鉄獣パトギラー 案納正美 野々宮恒男
88 鉄獣スネーク828 鳥海永行 小杉光芳
89 三日月基地に罠を張れ 久保田圭司 西牧秀雄 野々宮恒男
90 装甲鉄獣マタンガー 陶山智 鳥海永行 小杉光芳
91 三日月基地爆破計画完了 鳥海尽三 案納正美 野々宮恒男
92 三日月基地の最後 [11] 鳥海永行
陶山智
鳥海永行 小杉光芳
93 逆襲!地中魚雷作戦 久保田圭司 西牧秀雄 野々宮恒男
94 電魔獣アングラー 小山高男 鳥海永行 中村光毅
95 合体忍者大魔人 久保田圭司 小杉光芳
96 ギャラクター本部に突入せよ 陶山智 西牧秀雄 野々宮恒男
97 明日なき宇宙船レオナ3号 小杉光芳
98 球形鉄獣グレープボンバー 酒井あきよし 鳥海永行 野々宮恒男
99 傷だらけのG-2号 久保田圭司 案納正美 小杉光芳
100 20年後のガッチャマン 陶山智 中村光毅
101 狙撃集団ヘビーコブラ 西牧秀雄 野々宮恒男
102 逆転!チェックメイトX 鳥海永行
103 死を賭けたG-2号 鳥海尽三 案納正美 小杉光芳
104 魔のブラックホール大作戦 陶山智 西牧秀雄 野々宮恒男
105 地球消滅!0002 鳥海永行 小杉光芳

[編集] 終了後の展開と影響

九里一平によると、当時人気だったテレビ特撮ものではできないことをやろうとの意図で、メカの合体や変形、金属質の表現に挑んだというが、別の形で影響を残している。それはキャラクター構成において「ニヒルな脇役(あるいは主人公のライバル)」「紅一点の戦うヒロイン」「ムードメーカー(あるいは三枚目担当)」「少年(紅一点またはムードメーカーとコメディなシーンを演じることが多い)」をヒーローに加え、後年の特撮・アニメ作品で多く見られるようになった「5人組」像を確立した点である。本作品以前にも5人組チームというモチーフを用いたアニメ・特撮作品は散見されるが、各人のキャラクター設定の明確さから、本作品が、このパターンを強く認識されるようになった一つの契機と思われる。これは後に続く『ゲッターロボ』『超電磁ロボ コン・バトラーV』といったアニメや、『秘密戦隊ゴレンジャー』に始まるテレビ特撮(「巨大ロボットアニメ」「スーパー戦隊シリーズ」など)の作風に影響を与えたものと思われる。そのコンセプトをモチーフにした作品が『鳥人戦隊ジェットマン』で、ある意味本作の実写版とも言えよう[12]

人気を博した事により『宇宙戦艦ヤマト』に始まるアニメブームで、1978年7月にアニメ映画として公開。テレビ版の再編集だったが、音響面では「超立体音響フェニックスサウンド4ch」を謳い、音楽はすぎやまこういちが新たに担当し、NHK交響楽団が演奏を行うという力が入ったものだった。NHK交響楽団が映画のサウンドトラックを演奏したのはこの時が初めてで、音楽業界ではちょっとした事件のように言われた。また、興行上の要請から岡本喜八が名目上の総指揮にクレジットされているが、長年の岡本ファンだった鳥海は岡本に会えるという嬉しさからこの条件を了承したという。さらに 同年10月から続編『科学忍者隊ガッチャマンII』、『科学忍者隊ガッチャマンF(ファイター)』の制作が開始された。

1989年にプロ野球球団福岡ダイエーホークス発足に伴い採用された三宅一生デザインのヘルメットが「ガッチャマンヘルメット」の愛称で呼ばれた[13]

1994年には『新造人間キャシャーン』に続いて、タツノコ作品ファンというアニメーター梅津泰臣により、キャラクターデザインを現代風にアレンジして、オリジナルビデオアニメ (OVA) で3話が製作されている。

2000年秋には、アイドルグループSMAPがガッチャマンに扮するNTT東日本のテレビCMが放映(CM演出は「下妻物語」などの中島哲也)。それと連動してWebサイトでは、さとうけいいち監督、羽山賢二がキャラクターデザインと作画監督を務めた新解釈によるアニメ版が公開された。なお、SMAPでの配役は、同じ「リーダー」の位置である事から中居正広がケン、クールなキャラが売りの木村拓哉がジョー、最もフェミニンな雰囲気を持つと思われる稲垣吾郎がジュン、純粋さ・少年らしさの漂う草彅剛が甚平、巨漢で豪快なイメージからか香取慎吾がリュウであった。

2007年春に日活製作で実写映画化されるとの報道があったが、大予算が必要になるとして三池崇史監督の提案でヤッターマンに企画が変更され、2009年3月7日実写映画化が公開された[14]

香港のCGアニメ製作会社Imagi Animation Studiosが日本のオリジナル版を元に全編CGの劇場版アニメ「GATCHAMAN」を製作している。製作予算は4000万ドルで、2009年に全米公開予定。監督と脚本はKevin Munroeが担当する[3]。しかし、資金難等で制作が遅れに遅れ、2010年5月現在、公開は2011年とされているが、詳細は不明。

株式会社デアゴスティーニ・ジャパンより2008年2月5日から2010年8月31日まで、本作を含むシリーズ3部作、全205話を毎号3話ずつ収録したDVD付きマガジン「隔週刊 科学忍者隊ガッチャマンDVDコレクション」が全68号で刊行された。

[編集] その他

  • 「みみずくの竜」「大鷲の健」「燕(つばくろ)の甚平」の3人の名前は、タツノコプロ創業者・吉田三兄弟―吉田竜夫・吉田健二・九里一平(本名・吉田豊治)の名前をアレンジして名付けたといわれている。
  • 1989年にエニックス文庫から発行された『小説科学忍者隊ガッチャマン-コンドルは飛ぶ』の時代設定は、2010年となっている。
前後番組 
フジテレビ 日曜18:00枠
前番組 番組名 次番組
科学忍者隊ガッチャマン

[編集] OVA版

GATCHAMAN
ジャンル SFヒーローアクション
OVA
原作 吉田竜夫・タツノコプロ
監督 福島宏之
アニメーション制作 タツノコプロ
発売日 1994年
話数 全3話
テンプレート使用方法 ノート

ガッチャマンの英語表記である『GATCHAMAN』のタイトルで映像化。従来のイメージを残しつつ、メカ、キャラクターデザインを一新している。キャストも総裁X役の田中を除いて一新された。総裁Xの映像にはCGが使われている。

朝日ソノラマソノラマ文庫から小説版も出版されており、小説版はOVAの初期プロットに基づいて柿沼秀樹が執筆している[15]。挿絵は梅津泰臣。

スタッフ
声の出演
主題歌
「ガッチャマン'94」
作詞:竜の子プロ文芸部、作曲:小林亜星、編曲:つのごうじ、歌:水木一郎
テレビアニメ第1作のテーマ曲「ガッチャマンの歌」を、メロディや歌詞は原曲に忠実なままで、曲の調子をハードロック風にアレンジしたもの。

[編集] 短編アニメ

2011年4月18日から日本テレビ系列で放送されている『ZIP!』のコーナーである「あさアニメ」において、『おはよう忍者隊ガッチャマン』が放送されている。

[編集] ラジオドラマ版

文化放送の制作により、1978年4月9日から9月3日にかけて毎週日曜日の17時30分から18時00分の時間帯にラジオドラマとして放送された。

キャストと主題歌はテレビ版と同一。ドラマの内容はテレビ版のエピソードを数本ピックアップし、ラジオドラマ台本として再構成したもの。同時刻に放送されていた笑点のパロディ回や、ベルク・カッツェが主題歌の替え歌を歌う回などもあった。

挿入歌 「さらば友よ」、「一緒に歩こうこの道を」
作詞、作曲、歌:ささきいさお、編曲:横山菁児
ネット局

[編集] パチンコ・パチスロ

パチンコ
  • CRガッチャマン(2002年・2006年、サミー
  • ぱちんこCR科学忍者隊ガッチャマン〜運命の絆〜(2010年、サミー)
パチスロ

[編集] 日本国外での放映

[編集] アメリカ 

アメリカでは1978年10月から『Battle of the Planets』というタイトルでシンジケーション販売で各地のテレビ局で放送された。ガッチャマンは宇宙の諸惑星で戦うG Forceという設定になり、暴力描写などのアメリカでは問題がある映像が一部削除されてセブン・ザーク・セブン(アメリカ版オリジナルのロボット)が登場して説明するシーンが追加された。その他、独自の要素を盛り込むなどの改変・編集が加えられ、全85話のシリーズとなっている。1986年になって新たにケーブルテレビチャンネルのターナー・ブロードキャスティング・システムから『G-Force Guardians of Space』のタイトルでも全85話が放映されている。こちらは『Battle of the Planets』よりも原版に忠実であるという。

2005年ADVフィルムから原版に極めて忠実な英語吹き替え版DVDが制作され、1年余りをかけて全105話がリリースされた。こちらは日本語音声も収録された改変なしの完全版で、人物名もオリジナルに忠実だが、鉄獣メカの名前は動物名などの部分が英訳されたものになっている(ナマズラー→キャトフィシュラー等)。

[編集] 台湾 

台湾では「科学小飛侠」ke-xue-xiao-fei-xia(ケー・シュエ・シャオ・フェイ・シャア)というタイトルで1977年から始めに数回放送。子供達の人気モノに、巷ではシールや玩具が爆発的に売れたという。小飛侠とは、ピーター・パンの中国語タイトルでも描かれているような、空を飛びながら戦闘をするイメージで付けられたと考えられる。

主題歌については、日本版原曲をそのままで中国語(北京語)に作詞変更され、児童合唱団が歌っていた。

[編集] 韓国 

독수리 오형제(Doksuri Ou-Hyungjae)=イーグル5兄弟(Eagle-5)』というタイトルで放送された。

  • 1980年 - :TBC (1部だけ放映?)主題歌は日本の原曲のようなメロディーに少し翻案された歌詞
  • 1990年 - :KBS (1部だけ放映)
  • 1996年 - :SBS (2、3部放映)
  • 2003年 - :MTV (音楽専門ケーブルチャンネル)(1部だけ放映)主題歌を当時人気グループだったチェリーフィルターがロック音楽に編曲した曲を使用

2006年ファーストパーソンシューター (FPS) の体裁をとったオンラインゲームのガッチャマンが開発されていることが明らかとなっている。

[編集] 他作品への客演

[編集] 映像作品

1994年に製作されたOVAでは、科学忍者隊の5人と南部博士がタツノッコン王国の住民として登場している(ただし、台詞があるのは大鷲の健と白鳥のジュンのみである。オリジナルと同じ森功至(テッカマンと二役)と杉山佳寿子が演じている)。正義の味方であるはずが、6人揃ってボヤッキーの経営するそば屋でコロッケそばを堂々と食い逃げする。ドロンボーメカ「ロリコンダー」(のち「セーラームンムン」に変身)がタツノッコン王国に現れたときはこれをギャラクターと勘違いしている。原作ではあれほど無敵の強さを誇った科学忍者隊だったが、ジョー・甚平・竜の3人は台詞が無いことに嫌気が差し、途中で戦線離脱。残った健とジュンはセーラームンムンの猿芝居が原因で痴話喧嘩を始め、それにからんだポリマーともども、ドロンボー一味にあっさり吹っ飛ばされ敗れてしまう。セーラームンムンに吹っ飛ばされた後の健(とポリマー)の行方は不明だが、ジュンはかろうじて無事だった。しかし、爆風で科学忍者隊の服がボロボロになり、セーラームンムンに握られてセクシーな悲鳴を上げたため、ドロンジョに妬まれそのまま遠くに投げられたが、ヤッターマンに救われる(しかし新婚ボケに陥っていたヤッターマンの二人はジュンをうっかり落としてしまい、地上のオモッチャマに受け止められる)。このように、健よりもジュンの扱いが大きい上に、作品中ではギャグキャラ扱いだった。
  • 『世紀末伝説ワンダフルタツノコランド 円盤星人UBO(ユーボー)』(1999年12月31日放映)
TBS年末長時間特別番組超える!テレビ」の中の1コーナー。タツノコキャラが総登場する年末特番。特にハクション大魔王やドロンジョ一味がメインキャラとなっていて、ガッチャマン達はボケキャラ担当。
  • 『ヤッターマン限定版 今夜限りのドロンボーVSみのもんた! アナタも一緒に脳力対決! ガッチャマンもマッハ号も登場スペシャル! だコロン!』(2008年5月5日放映)
ヤッターマン(2作目)限定版第1弾でみのもんたの知人という設定の元、助っ人として登場。唯一、健のみ台詞も用意されており、オリジナル版と同じ森功至が担当。同じくゲスト出演したマッハGOGOGOの三船剛との二役。森はこちらでもオリジナル版で声を担当していた。劇中の、みのもんたの番組には南部博士も出演していた。
本作ではドロンボーを圧倒していたことから奇しくも14年前の王道復古でのリベンジを果たしたとも言える。
不思議アニマル・たちゅまるとして、ペンギンの姿をしたガッチャペンというキャラクターが登場。
OPのゲストナレーションで主演の5名が声の出演をする。元からひょうきんな竜・甚平、ひょうきんになろうとする健・ジュンに、クールなジョーは1人苦悩する内容だった。

[編集] ゲームソフト

大鷲の健、白鳥のジュン、ベルク・カッツェの3人がプレイヤーキャラとして参戦。
各ステージのプレイヤーキャラとしてガッチャマンの4人(みみずくの竜を除く)が登場するシューティングゲーム。開発は
大鷲の健、白鳥のジュンの2人がプレイヤーキャラとして参戦。本作をモチーフにしたステージ「ギャラクター基地」ではベルク・カッツェ、ギャラクター兵、総裁Xも登場している。
上記ソフトのマイナーチェンジ版。上記2人に加え、コンドルのジョーもプレイヤーキャラとして参戦。

[編集] 脚注

  1. ^ デアゴスティーニ『科学忍者隊ガッチャマン』DVDコレクション No.1 P.08
  2. ^ DARTS編『科学忍者隊ガッチャマン全書 増補改訂版 1972~2000』朝日ソノラマ、2000年、p.6
  3. ^ 後、ガッチャ(米:gotcha)とは、「アメリカの俗語で"格好良い"と云う意味。」と云う追加理由も成されている。又、ガッチャマン達の慣用句「ラジャー(了解)」もいわば、ガッチャ:gotcha→(分かった!)という調子良いスラングではある。"I've got you!"(got you→got ya→gotcha)
  4. ^ 月刊『OUT』増刊『ランデヴー』創刊号(1977年発行)の「吉田竜夫追悼特集」より
  5. ^ 本名で電話に呼び出されるシーンが第94話にある。
  6. ^ 第75話に登場。
  7. ^ カッツェが「なんぶ こうざぶろう?」と姓名を確認するシーンが、第81話にある。
  8. ^ IQの定義からいうとこの説明には無理がある。また、学生時代及び女性体である時はIQ250を誇り、男性体の時はやや劣るという描写も不可解である
  9. ^ 一方、女隊長が女忍者のひとりを「デブルスター2号」と呼ぶシーンも、第31話にある。
  10. ^ ママ。四字熟語ではふつう「危機一」と書くが、本編冒頭のサブタイトルに「発」の字で書かれている。GATCHA-DATA 20 BOARD
  11. ^ ママ。この前後関係ではよく「最」と書くが、本編冒頭のサブタイトルにはこう書かれている。GATCHA-DATA 92 BOARD
  12. ^ 氷川竜介「ガッチャマンと0テスター 巨大ロボットの出ない巨大ロボットアニメ」『動画王』1号、キネマ旬報社、1997年
  13. ^ NewEra59FIFTYコラボキャップに新しいデザインが新登場ダ! 福岡ソフトバンクホークス公式サイト 2011年8月16日
  14. ^ 『映画秘宝』2009年4月号
  15. ^ 柿沼秀樹『ガッチャマン2 シンデレラ作戦』朝日ソノラマ、1995年。あとがきより。

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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