ギャラガ (アニメ映画)
『ギャラガ HYPER-PSYCHIC-GEO GARAGA』(はいぱーさいきっくげお ぎゃらが)は、1989年にアスミック配給により東京、大阪の単館での劇場公開後に発売された長編OVA。御厨さと美原作の未完のSFコミック『惑星ギャラガ』のアニメ化。
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[編集] 作品解説
当初は前後巻からなるOVAとして企画されたが、劇場公開を念頭に100分の長編にスケールアップされ制作された。監督を務めた窪秀巳は当時、『サンダーキャッツ』等の海外合作の演出で知られた俊英で、本作が国内本格監督第1作とい触れ込みであり、異色な演出リズムは賛否を分けるところであるものの、その手堅くも軽妙なタッチは往年の海外ドラマを想起させた。
キャラクターデザイン・作画監督に起用された、谷口守泰はサンライズ制作の話題作『蒼き流星SPTレイズナー』を終えたあとの充実期にあたり、主宰する作画スタジオアニメアールから自らが育てたスターアニメーター陣を惜しみなく投入している。しかしアウベック作品全般にいえることだが動画、仕上げの弱さが顕著で、随所に冴えを魅せてはいるものの、全般に谷口の筆致を存分に反映しているとは言い難い。
音楽を担当した矢野立美にとっては以後の平成ウルトラマンシリーズの劇伴で人気を博す前夜作でもあり、主題歌の作編曲も手がけた。また作画陣とならび豪華なのは、主役クラスを揃えた絢爛な声優陣である。
小粒なOVAが主流であった80年代終盤にあって、このような大作感は異彩を放ち本作は、販売元のアスミックに好セールスをもたらした。
[編集] 物語
西暦2755年、人口冬眠した状態の人物を2名運ぶ為だけに急遽集められたクルー達。ネメシス星圏シティ・オブ・ネメシスを出発した最新型宇宙船ジーベック号はワープ航法の際の事故で予定外空域へゲートアウト!惑星ギャラガに不時着する。
未調査の辺境星域で人類が初めて目にする謎の地球型惑星上、一行を待ち受けていたのは原生巨大植物と攻撃武装猿人の群れ。クルーの一人、科学調査員のジェイとその補佐ロボットのオンブーは、周辺調査に乗り出したが、そこで目にしたものは、地球人と形態が同樣でありながらサイキックを用いるラーの民と、アンドロイドに指揮された武装猿人との戦いだった。
そして惑星ギャラガを巡ってうずまく疑惑と陰謀が、次第に明らかになっていくのだが…。簡単なやっつけ仕事かと思われていた航海と、そしてその事故が、実は数々の策謀により周到に計画されていた事だったとは。
[編集] メインスタッフ
- 監督・脚本・絵コンテ:窪秀己
- 原作:御厨さと美「惑星ギャラガ」
- 企画:椎名 保(アスミック)、酒井康雄(エー・ブイ・エヌ)
- 製作:天谷修身
- プロデューサー:奥田真平(アスミック)、松浦賢子
- トータルビジュアルディレクター:谷口守泰
- 構成:谷田部雄次
- 原案協力:内田美奈子
- キャラクターデザイン・作画監督:谷口守泰
- メカデザイン・メカ作画監督:吉田徹
- 原画:谷口守泰、吉田徹、加瀬政広、柳沢まさひで、沖浦啓之、逢坂浩司、小森高博、大島康弘、木村貴宏、他
- 美術監督:宮前光春
- 撮影監督:遠藤公祐
- 音響監督:松浦典良
- 音楽:矢野立美
- 制作協力:アニメアール
- 制作:アウベック