ルーク・スカイウォーカー

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ルーク・スカイウォーカーLuke Skywalker)は、ジョージ・ルーカス映画スター・ウォーズ・シリーズ』に登場する架空の人物。旧三部作(エピソード4-6)の主人公。俳優マーク・ハミルが演じた(エピソード3ではエイダン・バートンが演じた)。

概要[編集]

成長してからジェダイになるという珍しい経歴の持ち主で、父譲りの強力なフォースの素質が窺える。ライトセーバーを初めて扱った日からわずか数年でシスの暗黒卿を圧倒する実力に成長しており、数多くのジェダイの中でも最も短期間に成長した人物である。作中でも、シスの暗黒卿ダース・ベイダーに、「お前ならやがて皇帝(=ダース・シディアス)すら倒せる」と言わしめるほどの高い潜在能力を秘める。

ルークはその才能はもちろん、性格においても基本的には父親とよく似ているが、幼少時代に奴隷生活を強いられた[注釈 1]父と違い、普通の家庭において善良な養父母に育てられるという牧歌的な家庭環境だった。その為、性格は父親と比べると温厚で、心が激情や憎悪といった負の方向へ進む要素が少なかった。またレイア・オーガナハン・ソロランド・カルリシアンをはじめとする多くの友人や仲間、そして家族に恵まれたことや、父親の轍を踏ませまいとするオビ=ワン・ケノービヨーダという優れた師の強力なバックアップがあった[注釈 2]こともその大きな助けとなった。

衣装の色が、シリーズが進むごとに白(エピソード4)→灰色(エピソード5)→黒(エピソード6)と変わっていく。これはルークが徐々にフォースの暗黒面に近づいていることを暗示している。しかし結果は上記の通り、皇帝の誘惑に屈することなく、父親のように暗黒面に転落しなかった。そして、父親を暗黒面の呪縛から解放することにも成功した。

名前の「ルーク」はルーカス自身の愛称に因む。また企画段階での名前は「ルーク・スターキラー」であり、これは後にゲーム『スター・ウォーズ フォース・アンリーシュド』の主人公・スターキラーに流用された。

経歴[編集]

エピソード3/シスの復讐[編集]

アナキン・スカイウォーカーダース・ベイダー)とパドメ・アミダラの息子であり、辺境の惑星ポリス・マサレイア・オーガナと共に双子[注釈 3]として生まれる。しかしその直後にアナキンの怒りのフォースグリップに苦しめられたパドメが絶命。「ルーク」の名は生まれたその瞬間に母が名づけたものである。 ジェダイ抹殺を企てる銀河皇帝パルパティーンの目を逃れるために、誕生後すぐ、オビ=ワン・ケノービによって惑星タトゥイーンに住む父の親戚筋[注釈 4]にあたるラーズ夫妻に預けられて育てられた。ヨーダの指示で、オビ=ワン・ケノービはタトゥイーンに残って銀河の最後の希望、ルークの成長を見守った。

エピソード4/新たなる希望[編集]

辺境の惑星タトゥーウィンにて、機械いじりとスピーダーの操縦が得意な青年に成長した[注釈 5]が、友人の多くが田舎であるタトゥーウィンを出て行く中で年相応の焦りも感じており、ルークも憧れの宇宙戦闘機パイロットになるべく、アカデミー(帝国士官学校)への留学を希望していた。しかし様々な口実を毎年作っては[注釈 6]ルークを引き止めるオーウェン・ラーズとルークのことを心配するベル・ホワイトスンによって、不本意ながらも彼はタトゥーウィンに留まっていた。ある時、オーウェンがジャワから購入した2体のドロイド(C-3POR2-D2)をルークが整備していると、R2にオビ=ワンへのメッセージが入っているのを見つける。ルークがオーウェンに「オビ=ワン・ケノービとは郊外に住む老人ベン・ケノービのことではないか」と尋ねると、オーウェンは「オビ=ワンはルークの父親と同じ時期に死んだ」と言い、それ以上は語ろうとしなかった。

その夜、R2はメッセージを届けるため単身ラーズ家を脱走し、翌朝、追いかけたルークと3POがR2を発見するが、砂漠の盗賊サンドピープルの襲撃に遭う。気を失ったルークを助けたのはベン・ケノービだった。ルークがオビ=ワン・ケノービについて尋ねると、ベンは自分がオビ=ワンだと伝え、ルークを家に招く。

オビ=ワンは、自分がルークの父親と同じジェダイの騎士であることや、かつて自分の弟子だったダース・ベイダー銀河帝国へ寝返り、ルークの父を含む多くのジェダイが殺されたことを語り、父親のライトセーバー[注釈 7]をルークに渡した。R2からのメッセージは、「レイアがR2に入力したデス・スターの設計図を、オルデランにいるレイアの父ベイル・オーガナへ届けて欲しい」というものだった。オビ=ワンは、一緒にオルデランへ行き、反乱同盟軍に加わるようルークを誘うが、ルークは「帝国は憎いけど…[注釈 8]叔父が許してくれるはずがない」と断り、オビ=ワンを宇宙港のあるアンカーヘッドの街まで送ろうとした。だがその道中、ルーク達にドロイドを売りにきたジャワ達が、帝国軍のストーム・トルーパーにより惨殺されているのを発見する。帝国軍の意図を察したルークは自宅へ急ぐが、そこで目にしたのは襲撃された農場とラーズ夫妻の無残な姿だった。全てを失ったルークは、父親と同じジェダイの騎士になることを決意し、オビ=ワンに同行することにした。

ルーク一行は、モス・アイズリーに到着すると航宙船のパイロットを探すために酒場に赴き[注釈 9]ハン・ソロチューバッカに出会う。その後ソロの宇宙船ミレニアム・ファルコン号を破格の値段[注釈 10]でチャーターする。ファルコン号は帝国軍の襲撃に遭うも、ハイパースペースにジャンプし、惑星オルデランへ向かう。その間、ルークはファルコン号船内でオビ=ワンからフォースの手ほどきを受けていた。僅かな時間で潜在能力の片鱗を見せ始めるルーク。だが、到着前にオルデランはデス・スターによって既に破壊されており、ファルコン号はデス・スターのトラクタービームにより拿捕されてしまう。

ルークとソロはストーム・トルーパーに変装し、ファルコン号船内から脱出して発着場司令室を占拠した。オビ=ワンはトラクタービームのスイッチを切りに向かい、ルークとソロとチューバッカはレイア姫が処刑寸前であることを知り[注釈 11]救出に向かう。ルーク達はレイア姫を発見するが、すぐに乗り込んできた追っ手に出口を塞がれたため、レイアの機転でダスト・シュートからゴミ処理場へと逃れた。ゴミ処理場ではルークが怪物ダイアノーガに襲われた上、ゴミ圧縮装置が起動したため、危うく潰される寸前であったところを3POとR2に助けられる。何とかファルコン号が置かれている発着場までたどり着いた4人と3PO、R2。その時、突然見張りが移動を始めたため、好機とばかりファルコン号に乗り込もうとした瞬間、ベイダーと激しくライトセーバーを交えるオビ=ワンの姿を見つける。最後のジェダイ騎士と目される2人の実に十数年ぶりとなる決闘は、容易に決着が付くようには見えなかった。だが、ルークに気付いたオビ=ワンは安堵の笑みを浮かべると、突如、剣の構えを解いた。この機を見逃さなかったベイダーが斬りつけた瞬間、オビ=ワンは自分の肉体をフォースへと昇華させ消えてしまった。それを見たルークはショックを受けるが、オビ=ワンの声がルークに走れと告げ、ルークはファルコン号に乗り込み、デス・スターから脱出した。

オビ=ワンの死を悲しむ暇も無く、すぐに追撃してきたTIEファイターを何とか撃退するとファルコン号はハイパースペースにジャンプし、反乱同盟軍の基地があるヤヴィン第4衛星に向かった。同盟軍はすぐにR2に入力されているデス・スターの設計図を調べ、デス・スターの弱点を中央原子炉の排熱口と断定、攻撃計画をスタートさせた。ルークは同盟軍に加わることになり、再会したタトゥイーンの親友ビッグスの推薦[注釈 12]もあり、デス・スター攻撃隊として長年の憧れであった宇宙戦闘機パイロットに[注釈 13]選ばれる。デス・スターからの脱出行を通じて、ルークが兄のように慕うようになったソロが作戦に参加しないと知り憤るが、レイアは優しく彼を励ました。

デス・スター攻撃作戦が開始され、ルークとR2が搭乗するXウイングは善戦するが、同盟軍は迎撃に出たベイダー専用機TIEアドバンストX1の前に大苦戦する。最後の攻撃部隊となったルーク率いる小隊だが、ウェッジが被弾し離脱、ビッグスが撃墜され、攻撃部隊はルーク1機になってしまう。ベイダー機が次の獲物をルークに定めた瞬間、フォースと一体になったオビ=ワンの声がルークに届く。

師の教えに従い爆撃照準装置を切ると、ルークは迫る爆撃ポイントに向けて意識を集中させる。その時ルークが発揮した強いフォースは、追撃するベイダーを驚愕させる程だった。しかし、ついにベイダーはルーク機を照準に捉えた。R2が被弾し、あわや撃墜されるかと思われた時、突如ファルコン号が援護に現われる。ソロがベイダーの小隊を蹴散らした次の瞬間、フォースの赴くままにルークが放ったプロトン魚雷は、直径わずか2mの排熱口に飛び込み、デス・スターは大爆発を起こして宇宙の塵となった。帰還したルークと仲間達はレイア姫から勲章を授与され、同盟軍の英雄として迎えられるのであった。

エピソード5/帝国の逆襲[編集]

デス・スターの破壊から3年が経った。一躍反乱同盟軍のヒーローとなったルーク[注釈 14]だが、帝国軍はすぐさま反撃を開始し、同盟軍はヤヴィン第4衛星の秘密基地を追われ、氷の惑星ホスに落ち延びると秘密基地を建設し、新たな拠点としていた。一方、デス・スター戦で辛くも生き残ったベイダーは、デス・スターを破壊したパイロットの名がスカイウォーカーであると知るや、銀河中に無数の探査ドロイドプロボット」を放ち、血眼になってルークを捜索していた。

ある時、基地周辺で多発していた隕石の調査に出たルークは、突如ホスの原住生物ワンパの襲撃を受け昏倒してしまう。ワンパの洞窟にさらわれたルークは危うく喰い殺されるところであったが、フォースの力でワンパを退けると、命からがら洞窟から脱出した。だがホスの極寒の吹雪に巻き込まれ、雪の中で気を失って倒れてしまう。そこに霊体となったオビ=ワンが現れ、ルークに惑星ダゴバへ向かい、自らの師であるジェダイ・マスター「ヨーダ」からフォースを学ぶよう告げた。捜索に来たソロがルークを発見し、原住生物トーントーンですら耐えられない死の吹雪を凌ぐと、翌朝にローグ中隊によって救出され九死に一生を得た。ルークは傷の治療を受け回復したが、ついに帝国軍がホスの同盟軍基地を付きとめ、AT-ATスノーウォーカーをもって総攻撃を開始。ルーク率いるローグ中隊は、味方の脱出の時間を稼ぐためスノースピーダーで迎撃に出る。しかし、ルークの後部砲手ダク・ラルターが戦死し、その後さらに被弾したルーク機はついに墜落。地上に降りたルークは単身AT-ATを1機破壊するも及ばず、ホスは陥落し、ルークはXウイングでR2-D2と共にホスを脱出した。

ルークはオビ=ワンの教えに従い、同盟軍艦隊には合流せずに謎の惑星ダゴバへ向かう。そこで出会ったヨーダに当初は面食らうものの、オビ=ワンの助言もあり、ルークは遅咲きながらジェダイの本格的な修行を開始した。フォースの強さだけでなく、気の短い性格も父から受け継いでいたルークは、説教臭く、過酷な修行を課すヨーダに幾度と無く反発するが、不思議な体験や、ヨーダの実力を目の当たりにしたルークは、ヨーダを偉大なるジェダイ・マスターと認め、修行に打ち込むようになる。しかし、修行によって強力になったフォースの力が、ルークにソロやレイアの未来の危機を予知させたことによって、ルークは彼らの救出を決意。ヨーダとオビ=ワンの制止を振り切り、修行半ばでダゴバを後にすると、雲の惑星ベスピンのクラウド・シティに向かう。その様子を見たヨーダは「我慢のない子だ」と嘆息した。ヨーダには、かつてその気性と思いやりの強さゆえに道を踏み外したルークの父と同じ危うさが、その姿に重なって見えたのである。

ヨーダの懸念通り、ルークはベイダーとの一騎打ちに敗れ、ライトセーバーを持った自身の右手を切り落とされてしまう。クラウド・シティの排気シャフトの連絡橋に追い詰められ、さらに帝国軍総司令官でシスの暗黒卿、父の仇であるはずのベイダーから、「私がお前の父親だ。」(I am your father.)と衝撃の事実を知らされたルークは、絶望のあまり絶叫する。必死にベイダーの言葉を否定するルークだったが、ベイダーのフォースは無情にもそれを事実と告げていた。ベイダーは「仲間になれ。さすれば、銀河系を父と子で支配することができる。」(Join me, and together we can rule the galaxy as father and son.)とルークをフォースの暗黒面(ダークサイド)に誘惑するが、これまで信じてきた全てを打ち砕かれ、絶望に支配されたルークには自ら死を選ぶ道しか残されていなかった。自決するように排気シャフトに身を投げたルークだったが、偶然にもクラウド・シティの外部に引っかかり、落っこちそうな彼の叫びをフォースで感じ取ったレイアのファルコン号に救出された。なおもベイダーはルークを捕らえるべく、スタン・ブラスター(麻酔弾)にてハイパードライブ故障中のファルコン号を拿捕・制圧する準備を進めていたが、間一髪、R2の機転によってファルコン号はハイパースペースにジャンプし、ルークは再び同盟軍に合流を果たした。切り落とされた右手に機械の義手を装着したルークは、ボバ・フェットによって悪名高いジャバ・ザ・ハットのもとに連れ去られたハン・ソロ救出に向かうランド・カルリシアンチューバッカを、残ったレイアとともに見送るのだった。

エピソード6/ジェダイの帰還[編集]

ダース・ベイダーに敗れ、絶望に沈んだ日から1年が過ぎた[注釈 15]。しかし、未ださらわれた親友ハン・ソロは取り返せないでいた。先にジャバ・ザ・ハットのアジトに用心棒として潜入していたランド・カルリジアンに続き、交渉に赴いたC-3POとR2-D2、チューバッカを囮に賞金稼ぎに扮したレイア・オーガナからも連絡が途絶えたため、ついにルークは単身ジャバの砂漠の宮殿に乗り込んだ。

高貴なジェダイとしての実力と威厳を備えつつあったルークは、悪名高い宇宙ギャングの親玉であるジャバに対しても臆することなく交渉を進めていくが、ジャバも余裕の姿勢を崩さない。ジェダイのマインドトリック(心理操作)は、ハット族には通用しなかったのだ。一瞬の隙を突いて強硬手段に出たルークだったが、ジャバの方が一枚上手だった。罠にかかり、床下に突き落とされたルークは、そこでジャバのペットである巨大モンスター、ランコアに襲われる。ライトセーバーを持たず、あわや喰われる寸前だったルークだが、咄嗟の機転で怪物を仕留め、窮地を脱出する。だが、一息つく間も無くジャバに捕まったルークは、ソロとチューバッカともども、翌日の処刑を宣告される。それは砂漠に潜む怪物サルラックの穴に放り込まれ捕食された後、1000年続くという消化の苦しみを味わうというものであった。

翌朝、砂漠の巨大遊覧ヨット「セール・バージ」で処刑場であるサルラックの巣に繰り出すジャバ一行。炭素冷凍状態からの解凍から間もないせいか、いつもの威勢の良さも無く悪運もここまでと開き直るソロに対し、必ず助けると請け負うルーク。いつまでも純真で、坊やと呼んで可愛がってきたルークの短期間での成長[注釈 16]ぶりに、ソロは驚かされる。

いよいよ処刑の開始が宣言される中、事ここに及んでルークはジェダイの流儀にのっとり、ジャバに降伏を勧告した。この状況下では当然聞き入れられるはずもなく、サルラックの巣上の渡し板に乗せられるルーク。だが突き落とされる瞬間、華麗に身を翻すと、R2-D2に隠し持たせていた新たなライトセーバーを受け取り、反撃を開始する。大混乱に陥るジャバのセール・バージ。ジェダイとなったルークを止められる者は無く[注釈 17]、次々とジャバの手下をサルラックの餌食にしていく。その最中、ジャバは奴隷にしていたレイアの反撃で息の根を止められていた。ルーク達が脱出した瞬間、セール・バージは大爆発し、銀河に名を響かせたマフィアであるジャバの一味を壊滅させたことでルークの実力は誰からも認められるようになった。

その後ルークは、かつて修行を途中で切り上げてしまった惑星ダゴバヨーダの元を訪れ、約束していた修行の再開を請うが、偉大なるジェダイマスターは病床の身であった。ヨーダはルークの成長を認め、もはや教えることは無いが、本当のジェダイになる為には皇帝とベイダーを絶対に倒さねばならぬと言い残すと、死の間際にオビ=ワンと同じく肉体を捨て、フォースと一体となった。実の父であるベイダーは殺せないと悩むルークの前にオビ=ワンの霊体が現われ、もはやベイダーは悪の機械であり、救う術は無いと告げるのだった。同時に、ルークとレイアが実の兄妹であり、妹を守るようにと告げられる。ルークは重い事実に苦悩するが、1年前クラウド・シティでの対決時に敗れたルークを殺さず、手を差し伸べて自分の下に来いと言ったベイダーの事を思い返し父にはまだ善の心が残っているのではないかという希望を持ち、彼を暗黒面から救う決意をする。

第2デス・スター破壊のため作戦行動中の反乱同盟軍に合流したルークは、レイアに兄妹である事、そして自分達の父親がベイダーであることを告げると、単身帝国軍の捕虜になり、ベイダーの説得を試みる。だがベイダーは、息子が作り上げたライトセイバーを手にしてその出来栄えを素直に称賛しながらも、もはや全てが手遅れであり、皇帝には逆らえないと答えるのみであった[注釈 18]。ルークはベイダーによって皇帝の謁見室に連れて行かれると、いずれ滅ぶ同盟軍を捨て、強大なパワーを持つ暗黒面を学べと皇帝から誘惑を受ける。それはかつてアナキン・スカイウォーカーに道を踏み外させた言葉そのものであったが、ルークは静かに拒否する。だが、今回の同盟軍によるデス・スター攻略作戦、そのきっかけとなったデス・スターの弱点の漏洩が全て、反乱軍を一掃せんと皇帝が仕掛けた罠であると聞かされ、さしものルークも大きく動揺する。

ついに反乱同盟軍の総攻撃が開始された。だが皇帝の予見通り、罠にかかった同盟軍は苦境に陥る。仲間の危機を察知し、暗黒面の源である怒りに震えながらも必死に耐えるルークだったが、皇帝の「自分を討ち取れば全てが終わる」という挑発に負け、ついにライトセーバーを手に取り皇帝に襲いかかる。すかさずベイダーも剣を抜き、再び父子の決闘が始まるが、ルークは戦いの最中においてもなお、ベイダーの説得を試みる。しかし、妹レイアを人質にしようとする言葉に怒るルークは、怒りにまかせた凄まじい爆発力を見せベイダーを圧倒、ついにはベイダーの手を切り落した。ルークは湧き上る怒りと憎しみによって暗黒面に取りこまれつつあり、その状態を好機と見た皇帝は、ベイダーにとどめを刺し、父に代わって皇帝の弟子になるよう、フォースの暗黒面へと誘い込もうとする。だが、切り落とした父の腕が自分と同じ機械の義手であったのを見た瞬間、ルークは自らの精神が暗黒面に入りかけている事、父と自分がいかに似た存在であるのか、そして父もまた悲しい運命の犠牲者であった事に気付き、落ち着きを取り戻していく。

ルークは強靭な意志で自分の中に沸きあがろうとした暗黒面の精神を克服すると、自ら自身のライトセーバーを投げ捨て「僕はダークサイドには入らない。お前の負けだ、皇帝陛下。」(I'll never turn to the dark side. You've failed, Your Highness. )と皇帝に出張し、「僕はジェダイだ、かつて父がそうだったように。」(I am a Jedi like my father before me.)と父の良心を信じるために発言する。暗黒面に引き込めないルークは脅威以外の何者でもないと、皇帝はフォース・ライトニングを浴びせかける。憎しみや闘いというフォースの暗黒面につながる事を放棄したルークはなす術も無く皇帝から一方的に攻撃を受け見る見る衰弱していくが、父であるベイダーの良心に必死に呼びかけ続ける。フォースの暗黒面の誘惑と甘言に負けジェダイを裏切った若き日の自分とは全く違う、ルークの確固たる意志を示した騎士としての決断と、父の良心を信じる必死の叫びが、ついにベイダーの心を強く打ち抜き、その善なる魂を呼び戻す。ベイダーは捨て身の覚悟で皇帝を抱え上げると、電撃で自身の生命維持装置を破壊されるのも構わずデス・スターの反応炉に投げ落とし、皇帝を葬り去る。「クローン戦争」以来続いた銀河の戦乱はこれによって終止符が打たれ、ベイダーはフォースの暗黒面に囚われた「シスの暗黒卿」から、「ジェダイの騎士」へと帰還する。ルークは善なるジェダイ騎士、アナキン・スカイウォーカーとしての心を取り戻した父の願いでベイダーの黒いマスクを外すと、戦傷と火傷で傷付いた素顔で息子の顔を見ることが出来たアナキンは、と娘への思いを告げ、満ち足りた様子の穏やかな表情で息を引き取った。ルークは打ちひしがれながらも、父をもう孤独にさせまいという一心で、その亡骸を運び出す。

同盟軍の決死の攻撃によりデス・スターは破壊され[注釈 19]、銀河系の各地は歓喜の叫びに包まれていた。緑の衛星エンドアにおいて同盟軍が勝利を祝う中、ルークはただ一人、父の亡骸をその身に纏うベイダーの仮面・鎧と共に火葬する。悲しみに包まれつつも勝利の祝賀会に姿を見せたルークは、無事だった仲間達、そしてオビ=ワン、ヨーダの霊体、加えて同じく今や聖なるジェダイの霊体となった父アナキンとも再会し、ついに迎えた平和を共に喜び心安らがせるのであった。

スピンオフ小説[編集]

小説上の設定では、エンドアの戦い以降は帝国時代に崩壊したジェダイ騎士団を復興すべくジェダイ・アカデミーを設立。かつて自分を狙った暗殺者であったが、最愛の妻となったマラ・ジェイドと共に、レイアとソロの子供ジェイナジェイセンアナキンやチューバッカの甥ローバッカなどジェダイの資質がある多くの子供たちを指導している。

マラとの間に息子が誕生し、オビ=ワンが隠棲していたときの名前をもらって「ベン・スカイウォーカー」と名付けられた。

またエピソード4以前の時期に触れた作品もあり、潜在的なフォースの強さからくる敏感さや、父親譲りのメカニック・スピーダーの運転技術を有していたことが描写されている。

主な功績[編集]

以下、スピンオフ小説・コミックのオリジナル

  • ムーニリンストで行われたポッドレースに参加。
  • フォースを増幅させる「伝説のカイバー・クリスタル」の発見と保護。
  • 惑星ホスの発見。
  • 犯罪組織ブラック・サンの本部・組織データの破壊と、首領プリンス・シゾールの打倒援護。
  • 人間をバトル・ドロイドのエネルギー源にするために辺境にあるバクラを襲った爬虫類エイリアン、シ=ルウク迎撃戦に司令官として参加し、バクラの銀河帝国軍と反乱同盟軍の休戦条約締結に寄与する。
  • ダソミアを支配していたダークサイドの魔女、及び帝国軍の大将軍ズンジの打倒援護。また、古代のジェダイ教育施設船「チェーンソア」を発見し、ジェダイの教育データを引き継ぐ。
  • スローン大提督との戦いに参加。
  • 蘇った皇帝パルパティーンが使用した巨大な惑星破壊兵器、ワールド・デヴァステーターの動きをR2-D2と共に止め、破壊に寄与する。
  • 蘇った皇帝パルパティーンをレイアと共に撃退する。
この時、フォースのダークサイドに堕落しかけるが、レイアの助力によりライトサイドに復帰、よりジェダイ・マスターとして成長する(コミック『ダーク・エンパイア』)。
  • 他のフォースへの適性を持つ者や、ジェダイ騎士エンパトディオス・ブランドと共に、パルパティーンの魂とダークサイドの力を根絶する。
  • ジェダイ・アカデミーの設立。
  • 蘇った古代のシス卿エグザ・キューンの魂をジェダイ候補生達と共に倒す。
  • 銀河帝国軍の巨大戦闘ステーション、アイ・オブ・パルパティーンの破壊に寄与。
  • 50年前に未知領域で消息を絶った、旧共和国時代の外宇宙航行船団「アウトバウンド・フライト」を、チス・アセンダンシーと共に探索する。
  • ホイルス銀河を侵略したユージャン・ヴォングの最高大君主シムラを倒し、銀河に平和をもたらす。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 一般的に奴隷と聞いて想像されるほど過酷な生活ではなかったが、当然ながら不自由は多く、アナキンの攻撃的な性格や強い所有欲など、ジェダイとしての素養に支障をきたす原因となった。
  2. ^ 対照的に、アナキンは師のサポートに恵まれなかった。戦争が始まりジェダイ全体が多忙を極めていたことも一つだが、当時のジェダイ幹部内では、身近な人物がシスにもなり得るなどという実感がなく、アナキンから悩みの相談を受けても形式的な助言に終始したこともあり、後の裏切りにつながる不信感を増大させていった。
  3. ^ 無論ルークは自分に双子の妹がいることも、父親がダース・ベイダーであることも知らずに育った。ベン(オビ=ワン・ケノービ)からは、自分の父親はベイダーに殺されたと聞かされていた。
  4. ^ 正確には、父方の祖母が奴隷から解放された後に結婚した、父の義父の家族であり、ルークとは血縁関係はない。
  5. ^ 初期稿では、ルークはタトゥーインに友人はいるものの、「ワーミー(芋虫)」などというあだ名をつけられるいじめられっこ(ビッグスが良き親友なのは変わらない)であり、実際に撮影もされていた。冒頭20分間に主人公のルークが出ないことに配給会社がクレームをつけて作り弱虫な少年の成長をより強調した内容だったが、ルーカスは当初から使う気は全く無かったという。
  6. ^ 養父母は農家であるため、「収穫に人手が要るから」というパターンが多かった。
  7. ^ 形は一緒ながらもエピソード3でアナキンが持っていたライトセーバーとは大きくデザインが異なる物(オビ=ワンが改良していたと思われる)。
  8. ^ 前述の通り、ルークが希望していた進路は「帝国アカデミーへの入学」である。
  9. ^ 通常のオルデラン行きの定期便を探さなかったのは、とにかく急いでいたという事情もさることながら、機密データを積んだR2が帝国軍の“お尋ね者”にあたるためである。
  10. ^ 実際には、ハン・ソロがふっかけた常識外れな高額の料金(ルーク曰く、「船が買える」)にさらに上積みした契約であり、ルークもオビ=ワンもそんな大金は持ち合わせていなかったが、オルデラン到着後に王室から支払ってもらうつもりで、料金の大半を到着の後払いという形で話をつけている。だがそれでも前金にすら事欠く所持金だったため、オビ=ワンはルークに乗ってきたスピーダーを売るよう指示している。
  11. ^ 当初は用件を知らなかったハン・ソロが救出に強く反対したが、オビ=ワンへのホログラムを見ていたルークは、レイア姫が反乱同盟軍のリーダーであり、オルデラン王室の王女(金持ち)であり、美人だということを知っていた(レイアに対して憧れを抱いていたようである)ため、「金持ち」であることを特に強調してハン・ソロを説得した。
  12. ^ ビッグスとはタトゥーウィンでスピーダーを乗り回したストリートレーサー仲間であり、新米のルークを心配する隊長に、「故郷一のパイロット」と請け負っている。
  13. ^ ルークに戦闘機の操縦経験は無いが、所有していたインコム社製T-16エアスピーダーが同じメーカーの練習機とも言える機体であったため(XウィングはインコムT-65)、操縦技能を認められた。
  14. ^ この時点での階級は「中佐(Commander)」であり、前作でのレッド中隊から派生したローグ中隊の飛行隊長を務めていた。また惑星ホスを発見して同盟軍基地建設に尽力している。
  15. ^ この間、ルークは1人タトゥーウィンに戻り、かつてのベン(オビ=ワン)の隠れ家に篭ると新たなライトセーバーの製作と、ジェダイの修行に励んでいた。
  16. ^ ソロは炭素冷凍されていたため1年間の意識が無く、ルークと会うのはホス脱出の前に言葉を交わした時以来だった。
  17. ^ 甲板にいた衛兵の一人が不意にルークを狙撃して右手を負傷させている。
  18. ^ ベイダーは皇帝をデス・スターに迎えた際、べスピンで皇帝を裏切る発言をしていたこともあり、「この件(ルークの事)について他意は無いであろうな?」と皇帝からクギを刺されていた。
  19. ^ ルークは父の亡骸とともに間一髪、シャトルでデス・スターを脱出した。

吹き替え版の声優[編集]

関連項目[編集]