ハン・ソロ

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ハン・ソロ (Han Solo) は、映画『スター・ウォーズ・シリーズ』に登場する架空の人物である。アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)が企画した「AFIアメリカ映画100年シリーズ」では、『アメリカ映画のヒーローベスト50』で14位[1]、彼のセリフ「May the Force be with you」(「フォースと共にあらん事を英語版」)が『アメリカ映画の名セリフベスト100』で8位にランク入りしている[2]

生涯と作中での活躍[編集]

ハン・ソロは惑星コレリア出身の人間で、コレリアの路上で孤児として育つ。海賊ギャリス・シュレイクに拾われ、窃盗など数々の悪事を強要され"ワル"としての頭角を示す。主人の船であるトレーダーズ・ラック号で奴隷同然の扱いを受けながら育つも、母親代わりであったウーキー族の女性のおかげもあり、辛うじて完全に荒みきることはなかった。学校へ通うことは許されなかったが、時折忍び込んでは必死に勉強をしていたという。また、主人の命令で出場させられたスゥープレースでは、抜群の反射神経と天性の才を見せサーキットを沸かせた。19歳で船を脱走。己のパイロットとしての技量だけを頼りに、惑星イリーシアに赴き海賊を討伐するなどの活躍を見せるも、ハットの所有物であった奴隷女性と恋に落ち、危うく持主の逆鱗に触れるところを逃走した。その後、コルサント経由で惑星カリダの帝国アカデミーに在籍。各種トレーニング課程を、群を抜く好成績で修了。持ち前の操縦技術が高く評価され、後に彼の愛用となる軍服コレリアン・ブラッドストライプの着用を許される。このように、士官候補生としての華々しい出世コースを歩み、ゆくゆくは帝国軍の将校となる道が開けていたが、奴隷だったウーキー族のチューバッカに出会い、彼の逃亡を助けたことからその将来を失った。軍事法廷で有罪判決を受けたため、軍籍を剥奪され永久追放。「命の借り」を返すべくつき従い、以後苦楽を共にすることとなる相棒兼副操縦士のチューバッカと共に、ゼロからの再スタートを余儀なくされた。

その後は、悪名高い密輸団の一員に加わり、密輸を生業としていた。この頃、ならず者仲間のランド・カルリシアンにカードゲーム「サバック」で勝ち、後に、幾度もの改造を重ねることとなる愛機ミレニアム・ファルコン号を手に入れた。密輸の主な取引先は、ジャバ・ザ・ハットなどの犯罪王であった。彼らの抗争に巻き込まれながらも、ケッセル産のスパイスをさばき、しのぎを得ていた。しかし、これらの積み荷を輸送中、帝国軍の検閲に遭遇。何とか積み荷を宇宙空間に捨て難を逃れるも、依頼主ジャバに対し多額の借金を作ってしまった。さらにソロに掛けられるであろう法外な賞金を狙ってやって来た彼の使用人であるグリードを撃ち殺すなど、返せる範囲を超えた借りを背負ってしまったため、それらを返済しようと途方に暮れていた矢先、モス・アイズリーの酒場で出会ったルーク・スカイウォーカーオビ=ワン・ケノービを惑星オルデランに運ぶ仕事を莫大な報酬金で請け負ったことから、反乱同盟軍の側に引き込まれることとなる。

最初は反乱同盟軍への参加に乗り気ではなかったが、旧3部作を通じて中心的な人物へと変わり、賞金稼ぎボバ・フェットに追われ、ジャバに身を拘束されるなど、絶体絶命の危機に遭遇しながらも、愉快な伊達男として、主人公ルークの兄貴分として、物語において重要な役割を演じた。レイア・オーガナとは、反発を抱きながらも惹かれ合う仲となる。最終的に反乱同盟軍の将軍に任命され、部隊を率いて衛星エンドアの「月の森」にあるシールド発生施設を攻撃し破壊するという功績を挙げた。

経歴が示す通り、数々の修羅場を機転と持ち前の大胆さで切り抜けており、ブラスターの早撃ち技術、戦闘機の操縦技術なども非常に高い。

スピンオフ作品では、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』後の出来事について描かれている。

エンドアの戦いから4年後、ハン・ソロは職を辞して結婚し、レイアとの間にジェイナジェイセンアナキンの3人の子供をもうける。

その後も様々な戦いで英雄的な活躍をし、ソロを題材にしたドラマが多く作られるほど有名になるが、大半が事実に基づかない創作されたストーリーであり、本人はそうした虚像で見られることを嫌っている。

配役[編集]

俳優ハリソン・フォードが演じた。当初ジョージ・ルーカスは主役の3人には無名の俳優の起用を希望していたため、既に前作「アメリカン・グラフィティ」で評価を得ていたフォードは候補には含まれていなかった。しかしレイア役のオーディションの相手役を務めた際の演技が認められ、ソロ役に抜擢された。

日本語吹替え版の声優は以下の通り。

長年C3PO役を担当した声優の野沢那智はハン・ソロ役で参加していた津嘉山正種が、本国から派遣された監修スタッフが日本語と英語の演技の違いを考慮せず延々ダメ出しを繰り返した事に激怒、降板したエピソードを『ごきげんよう』で語った。いずれのヴァージョンかは不明だが当初のキャスティングが変更になった、或いはお蔵入りになった音源が存在する事になる。

関連項目[編集]

  1. ^ AFI's 100 GREATEST HEROES & VILLAINS” (英語). AFI.com. 2014年8月17日閲覧。
  2. ^ AFI'S 100 GREATEST MOVIE QUOTES OF ALL TIME” (英語). AFI.com. 2014年7月15日閲覧。